カイトフォトグラフィー展

東近江 大凧会館にて開催(2012年10月11日-11月26日)


滋賀県の東近江市にある、東近江大凧会館でカイトフォト展が開催された。写真展、多くの人にカイトフォトを見てもらう非常に良い機会である。今までに数回、展示会に参加しているが一般の人に解説したりするのは非常に楽しいし勉強にもなる。会期中、講演会があるのでその応援も兼ねて行くことにした。

金沢から東近江までは車で約2時間45分。朝出かけて大凧会館には9時30頃に着いた。駐車場には丁度本日の講師、Uさんが待っていた。挨拶後、軽く講演の打ち合わせをして会館に入る。
写真は、会館の1階に展示されている。約100枚とのことであるが、過去3回分程度の中から選んだ写真である。それを横目で見ながら事務室にお邪魔する。もしお客様がいれば解説したいところであるが、朝はお客が非常に少ないそうだ。土曜日の朝から博物館に行く人、混雑しそうな特別な展示でもなければ少ないかもしれない。私みたいに朝一番から博物館訪問する人は非常に少ないのだろう。


 100畳大凧のフロア内にカイトフォトの写真が展示されている。
 中央にはカイトフォト用の六角凧が展示されている。




さて、昼前になって少しお客様が増えてきた。名札(といっても名刺をホルダに入れただけのもの)をつけて写真の前に出てみる。博物館の人も解説しているので重ならないようにする。興味を持つ人はこちらより話しかける前に質問してきてくれる。もっとも、その人たちの中には講演会に参加される方も混じっている。
質問された内容・・・。
 ・高度の判定方法
 ・写りこんでいるラインの太さ
 ・凧の大きさや種類
などなど。

いよいよ講演である。申し込まれた方々を案内して会場に向かう。会場では、プロジェクタのスクリーンの隣に講師席があり、私もそこにと言われてしまった。私は補助なので非常に恐縮する。もっとも、講演が始まった後はすぐに離れたが。
講演はまず実演から始まった。実際に撮影するところを見てもらった方がわかりやすいだろう、とのことである。大凧会館の隣には空き地があるものの街中であり、しかも敷地の上を送電線が走っている。条件としては非常に悪いが、サポートに一人入れば安全は確保できる。実演開始時は風が弱かったものの揚げるころには風もでてきてカメラが揚がった。送電線が近いので私は凧の下で待機し、距離を確かめる。十分余裕のあるところで凧を抑え、撮影する。高度は低めだけど、10mは超えている。これだけ高さがあれば空撮を十分楽しめる。しかし、送電線至近距離での凧揚げはちょっと緊張する。もっとも、私も喧嘩凧を揚げたことがある。糸の長さを十分余裕をもっていれば安全である。


 実演風景。カイトフォト用の凧を揚げる。揚げ始めはやや風が弱かった。


 カイトフォト中。写真中央にカメラが写っている。


続いてプロジェクタを使っての講演。ここで用意にちょっと時間があったのでその間に私が代わって質問等を受けた。実演を見ているので質問も多い。適度に時間をつないて講演開始。講演も、ただプロジェクタの図や言葉で説明するだけでなく、実際の凧や装置を見せながらなので非常にわかりやすいと思った。
最後は写真展の会場での説明。2時間のスケジュール、長いのでは? と思ったけれど丁度良かったようだ。

講演の様子。

カイトフォト用の機材の説明中。


写真展会場での写真の解説です。



久しぶりの写真展、楽しめました。カイトフォトに多くの人に興味を持ってもらうこと、これはとてもうれしいですね。
”滋賀県の写真はないの?”と聞かれたので、大凧祭りの写真を引き伸ばして寄贈しました。展示される予定なので、これから行かれる地元の人にはより興味深くなったと思います。