日頃の生活の中でふと感じたことなど、とりとめもなく、書いてみました。
随想録、というほど大げさなものではありません。どんな内容になるかは普段の出来事次第・・・。
そんな、風まかせ、的に書いてゆこうと思います
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凧祭り、警備員さんの苦労   2012/05/21

先日富山県の越中だいもん凧まつりに参加した。天候にも風にも恵まれ、非常に楽しめた2日間だった。

大門は、会場の管理がしっかりしていて、プログラムに従ってきちんと進められている。最初は子ども凧揚げ、各地からの参加者、企業、最後に町内会の凧が揚るが、たとえば町内会の凧が時間前に揚るようなことはない。ちゃんと時間まで待っている。もちろん、朝からじっと待っているわけではなく、凧絵のコンテストもあるし、テントの下でしっかりと飲み食いして(こちらが目当ての人も?)凧揚げに備えている。
そして、会場内には参加者以外が入らないように運営されている。これは事故を減らすためにも重要である。そして、そのために警備員さんが数人、会場内で注意をしている。会場内では凧も販売しているので、一般の人も凧を揚げることがあるが、その場所は別に決めてある。だけどメインの会場に入り込んでしまう人もいる。危険もあるため、たえず注意しなくてはならない。また、この日いくつも凧が落ちていたが、その時も笛で合図、注意されていた。

さて、警備員さんが迷うのは、実は私のような人間のようだ。私は正式に参加の申し込みをしているので、会場に入るのは問題はない。もっとも、自分の揚げるべき時間外はどうか? ということもあるが、子供の凧揚げのときは絡んだときに手伝いもしたりするので、まあ問題はないと思う。
しかし、私の服装は普通の人と同じである。だから警備員さんから見ると一般の人と見分けが付きにくい、となる。他の参加者は、法被を着たりと一目で分かることが多い。だけど私は普通の服装なのである。しかも、カメラをぶら下げていたりするから余計分かりにくいと思う。
私もこの点は気に留めていて、名札は必ず付けている。前夜祭があればそのときの名札をそのまま使うし、前夜祭不参加などで名札がないときは名詞を名札代わりにするときもあるし、別の大会の名札をそのまま使うこともある。名札は、参加者であることを明確にし、一般の人にアドバイスなどで話しかける場合にも安心感があると思う。

今回、丁度参加者が入れ替わるときで揚っている凧がなかったときに警備員さんに話しかけられた。凧のことなどいろいろ聞かれ、そのときの雑談でのことである。私自身、一般の人と区別が付きにくいな、と思って名札はつけていたけど、それが裏付けられたことになる。もっとも、服によっては名札は目立ちにくい。でも、洋凧中心の私には法被は合わないと思う。夏の時期にウインドブレーカーは暑いし・・・。いっそこのこと、目立つ金箔貼りの名札でもつけようか? なんて思っているところである。

部分日食   2012/05/21

全国的には金環日食で盛り上がっているが、金沢では部分日食であった。
月曜の朝で、丁度出勤する時刻あたりがピークになるので、家を出る前に日食グラスで見て、写真を撮ってから会社に向かった。写真は、コンパクトカメラでは暗すぎてピントが合わせられなかったので一眼レフを持ち出すとレンズのごく一部のみ観測用のフィルタで光が通りために非常に暗く、感度を上げて何とか写った。まあ、素人の写真だからこれでも良いと思う。

さて、出社時がほぼピークなので、晴れているのに暗く、不思議な感覚だった。私の車はオートライトで、付け忘れ防止に普段OFFの割りにAUTOにして李宇野だけど、一度日陰に入ると日向に出てもライトが点灯している状態だった。見た目では晴れのつもりで、そんなに暗くなっていないと思っていたのだけど、夕方くらいの明るさしかなかった、ということなのだろう。
一番印象的だったのは、木の陰で木漏れ日が細長い三日月状になっていたことである。木漏れ日はピンホールカメラ的に働くので太陽の形が写ることになり、日食時は当然細い三日月型なのでそのように写ったのである。細い線の集まりみたいで、非常に面白い形だった。

写真、シャッター速度が遅かったので手ぶれしたようである

何が起こるかわからない美術館   2012/05/19

ここで紹介する八十山雅子・和代美術館は、石川県小松市にある個人経営の美術館です。画家、八十山和代さんとお母様の故雅子氏の作品を展示しています。展示作品は少なめですが、定期的に展示替えがあります。また、展示室の奥は和代先生のアトリエになっていて作成中の作品なども見ることが出来ます。何枚も描きかけの絵があり、中にはずーっと進んでいる様子のない絵もあってちょっと心配になりますが、時々嫁いで行く(絵が収められる)そうです。余談ですが、私の行く休日は見学者も多いですし、Webで見ていると平日も見学者がいるようです。和代先生はいつ絵を描かれているのだろう? と、とても気になります。夜に描かれているようですし、時々お客さんの前でも描いているらしいですが・・・。

さて、”何が起こるかわからない美術館”と紹介するくらいですから、普通の美術館とは全くイメージが違います。普通の美術館、話声はもちろん足音も控えるようにして見学するのが普通ですね。でも、ここは違います。まず入り口の扉を開けてはいると窓側に銅鑼が置いてあります。受付で”叩いてみてください”と言われることもあります。小さな館ですから、銅鑼の音は展示室中に響き渡ります。でもうるさい、なんて思う見学者はいないでしょう。銅鑼、叩き方によって音がずいぶんと変わってくるので、何度も鳴らす人もいます。この音は非常に素敵です。
展示室はフローリングで、スリッパに履き替えての見学になります。早速入ってみましょう。入館料は大人200円、高校生以下は無料です。美術館ですからまず絵の鑑賞、となりますが、絵を見終わる前に、多分奥にいる髪の長い女性にコーヒーを勧められることでしょう。先客がいたら奥のテーブルでお話が弾んでるかもしれません。ここで遠慮などしてはいけません。絵は後回しにしてコーヒーを熱いうちに頂きましょう。テーブルにはお菓子がおいてあり、これも勧められるでしょうから、これも遠慮しないで食べましょう。ここはそういう美術館です。コーヒーはブラジル産の酸味のほとんどないもの。もちろん和代先生のお好みです。日によってはハーブティーを勧められるでしょう。庭のハーブを使った新鮮なものです。とても香りが良いです。

さて、もうお分かりかと思いますが、髪の長い女性は和代先生ご本人です。そして受付のおじさんは実は館長さん。和代先生のご主人です。館長さんは今はお勤めなので土日中心ですが、7月頃からは常勤になるそうです。ここでもうひとり(?)、大地君も紹介しておきましょう。美術館の看板犬です。見学者、特に子どもたちに大人気です。看板犬ではありますが、見学者には犬が苦手な人もいるのでいつも出ているわけではありません。子どもが集まりそうな時間などには出ていることもありますが・・・。いないときは”大地君は?”と言うと、多分呼んでくれるでしょう。この写真は子どもたちと遊び疲れてちょっと眠そうな時に写しました。お休み用のふとんの上です。大地君、人見知りはしないので誰にでも飛びついてくるでしょう。手を出せば甘噛みされます。痛くはないのですが、最初は驚くかもしれませんね。

大地くんの話になってしまいました。ちょっと話を戻しましょう。コーヒーなどを飲みながら先生とお話をしていると面白いことも聞けます。現役の画家と直接お話ができることなど滅多にないのですから遠慮なくいろんなことを聞いて見ましょう。中には自作の絵を持参してアドバイスを求める人もいるそうです。お話をしているとそのうち写真を撮られることでしょう。そして、写真をWebに公開されてしまいます。お忍びで来ているときは一言断ると良いでしょう。
このテーブル、隅の棚に色鉛筆と画用紙があります。時には絵を描くことを勧められるかもしれません。百円均一の画材だそうですから気軽に書いてみましょう。画家の先生の前だからといって遠慮はいりません。でも、描いた絵で性格判断をされるかもしれません。当たっていてもいなくても笑って聞き流しましょう。
いろいろとお話をしていて迷うのは先生を何とお呼びすればよいか? ということです。私は遠慮して”先生”と呼んでいますが、もっと気楽に呼ぶ人も多いです。実は、美術館のご近所でお雛様を展示している、と聞いて寄ったとき、ちょっと入りにくかったので”八十山先生に紹介されて寄って見た”というと、”和代ちゃんか!”と。御近所の人にとっては小さい時からご存じなので”ちゃん”付けなんでしょうね。実際のところ、私が訪問するときはエプロン姿のことも多く、画家のイメージには程遠いです。でも、美術館の隅にはイベントなどで着物姿の写真もあるのですが、これは素敵です。
こんな感じで、美術館に絵を見に来たはずなのに、絵を見終わらないうちにコーヒーを勧められ、話をしているうちに時間が過ぎてゆきます。飲み終わって絵を見よう、と思ってもお代りが出ます。仕方ないから絵はコーヒーの合間にでも鑑賞しましょう。

変わったところもありますがここは美術館ですから、絵の話も書いておきます。和代先生は”竹画家”と自称されているので絵はほとんど竹の絵です。なので、洋画なのに日本画の雰囲気があったりもします。あと、すずめの絵も。竹とすずめ、というのが多いですね。竹、身近な植物ですが、改めて見てみるととても美しいです。ここで和代先生の作品を見て、改めて竹を眺め、写真に撮ってみると竹の美しさを再認識しました。それ以来、竹林が木になってしょうがないです。
そして一緒に展示されているお母さまの雅子さんの作品、これはこれはいろいろです。女性の絵や動物、風景など。温かみを感じる絵です。子犬やひよこなどもあります。
ついでに展示室の様子も。天井には古い民家から移された太い木が使われています。これもまた良い感じです。

今の展示では、他の美術館では絶対出来ないことが可能です。1枚だけ、触ってよい絵があるのです。竹とお月様に銀河が書かれた1枚です。他の美術館の中には触ってよい彫刻のあるところもありますが、絵はここだけではないでしょうか? 油絵なので、キャンバスのやわらかい感じが手に伝わってきます。でも触ってよいのはこれ1枚。他の作品には決して触らないでください。さて、お勧めの通り絵を触ると和代先生に性格診断されることもありますのでご注意を。(といっても変なことは言われませんからご安心を)

お客さんの話もしておきましょう。訪問される人は様々です。展示室の隅が井戸端会議場所みたいになってしまい、そのため近所の方も非常に多いようです。当然リピータも多く、中には週3回以上という方もいるそうです。私も多い方? と思いますがそれでも月に1,2回程度です。子どもたちも多く、お菓子目当てで来る子もいるようですね。リピータ率は調べていないでしょうけど、美術館としては最高になるのでは? と思います。これも和代先生のお人柄でしょうね。

これだけでも美術館としては普通ではないですが、”何が起こるかわからない”には程遠いですね。私が経験したことを書いてみましょう。多分、これ以上にエピソードも多いことでしょう。

・いきなり踊りが始まる
 ”やっちん踊り”保存会の方が見学にこられたとき、和代先生が踊りと見てみたい、と言われ、踊りが始まりました。約10人が館内で踊りを披露しました。偶然私も居合わせたので写真を撮影、お送りしました。保存会の代表のお宅にはその写真が飾ってあったそうです。撮影者としてはとても光栄です。

館内で凧揚げ
 これは私が持ち込みました。凧と言っても手のひらより小さいものです。無風の館内では走って揚げることになります。軽く走る程度十分ですし、そのくらいならば十分可能です。ですが、美術館の館内で凧揚げ、というのは世界中探してもここだけでしょうね・・・。子どもも大人も楽しんでもらえたので、凧作りのセットを作って持ちこみました。凧で楽しんでもらえる、これもうれしいです。


・食事も出来る?
 これは私は未経験ですが、お稲荷さん(稲荷ずし)を出したとき、お花見に出かける予定だった見学者がおにぎりを出したそうです。コーヒーの飲める美術館は他に知ってはいますが、さすがに食事の出来る美術館はないのでは? と思います。


とんでもない紹介文になりましたが、絵は素敵ですから是非お越しください。その際、時間は十分とっておいてください。なにが起こるかわかりませんから。
最後にご注意を。臨時休館もあります。Webにスケジュールがありますが、臨時休館まで書かれていません。当日電話して聞くのが一番確実かもしれません。下記のWebに乗っています。絵の見学にお話、是非お楽しみください。

 http://www.yasoyama-museum.jp/


スピーチが長い・・・   2012/05/05
内灘の大会、残念ながら強風と雨で凧はほとんど揚げられなかった。
初日は朝から風が強めで、昼前から風が強まり、凧を降ろすように案内があった。この頃から砂が舞い上がっていた。凧も上げられないので参加者は大体2時ごろには引き上げ始めていた。それもそうだと思う。髪も服も砂だらけ。さっさとお風呂にでも入ってさっぱりしたいところである。
そして前夜祭。定刻前から歓迎の踊りが始まり、続いてお決まりのご挨拶。昨年の中止のいきさつなども加わり、非常に濃い内容。その間多くの人は立ちっぱなしである。終わりごろの某新聞社の代表は、”皆さんの視線がビールに向いているようですから”と短く切り揚げた名演説であったが、その時点で帝国から30分が経過していた。

翌日は雨。といっても強くはなく、雨が見えない程度の細かな水滴ではあるが、それでも長い間外に出ると濡れる。そんな中、開会式での名演説が続く。話すい人は屋根があるところにいるけど聞く人は雨の中。傘のない人もいる。内灘闘争に関連しての平和宣言が日本語に加えて英語でも。これを雨の中で聞くのは大変である。申し訳ないが、私は雨のかからないところに避難させてもらったが、いろんな事情でぬけられない人もい多数いたと思う。
ここで思い出したのが以前参加した出初め式。来賓のご挨拶は30秒程度。それでも心のこもった力強い挨拶だった。
晴れている中であっても長すぎると思うこの開会式。多分冷たい雨で体調を崩した人もいると思う。天候を考慮できないこと、とても残念に感じた。

大会の写真は準備中です。
スターウォーズ   2012/04/28
スター・ウォーズ エピソード1が3D化され、公開されたので見に行った。

スター・ウォーズは、実は私には特別な映画である。最初に公開されたスター・ウォーズ、後にエピソード4と言われるようになったものであるが、これは私が自分の意思で見に行った最初の映画であった。それ以前にも見に行ったことはあるが、それは親と一緒に見に行ったものであった。更に言うと、一人で見に行った最初でもある。スター・ウォーズは、その頃の宇宙への憧れや内容の面白さもあり、何回も見に行った。そして、それ以降映画を良く見るようになったのだが、実はこれが結構大変であった。その頃は高校生でもあり、こっそりと見に行ったのだが、地方の小さな市に住んでいたこともあり、近くに映画館はなくなってしまったので列車に乗って金沢や富山へ見に行かなくてはならない。国鉄の時代なので列車の本数も少なく、そこから更にバスなどを乗り継ぐことになるため結構な時間が必要であった。しかも映画は2本立ての時代である。時間の調整は結構大変であった。それでも部活動その他を言い訳にして何とか時間を作って見たものである。時には時間が取れず、2本立ての1本だけ見ることもあったし、更にどうしても見る時間がなくてパンフレットだけ買って小説を読んで我慢した映画もあったくらいである。

その後大学生になってからは当然、こっそり行くことはなくなり、見る数は多くなった。月に2,3回程度行ったと思う。ほとんどは2本立てなのでその倍、見たことになる。中には繰り返し見たくなる映画があったが、今のようにDVDなどで映画を所有できる時代ではないから何度も映画館に足を運んだ。
スターウォーズのエピソード5が公開されたとき、私は静岡に住んでいたのだが、東京などより公開が約2週間も遅かったので、待ちきれず公開に合わせてわざわざ東京まで見に行った。今はもうなくなったテアトル東京で、ここで初めて”並んでの入館待ち”を経験した。館の外にも非常に多くの人が並んでいて驚いた。奇跡的座れたのだが、通路にも多くの人が座っていた。ここのスクリーンは非常に大きく、湾曲しているために前の方の席では視界を越えそうな感じで、首を振りながら見るようになる。しかし、それだけに画面に入り込んでしまうような迫力であり、スターウォーズでは雪原の低空飛行の場面で実際に飛んでいるような感じになった。テアトル東京は、視野を越えるような大スクリーンの魅力ゆえか、最前列には必ず誰かが座っていたと思う。最前列だけ一杯であることも少なくなかった。その魅力を知ったのもスターウォーズのおかげである。これだけのスクリーンで見ることはもう無理と思うと非常に寂しい。

その後、エピソード6,1,2,3と公開され、見続けているが、家庭を持つようになってか、複数回映画館に見に行くことは変わりないが、その回数は減った。公開がまもなくDVD化されたりすることもあると思う。

スターウォーズは今も私には重要な映画であった。テレビで放送される度に見るし、たまにDVDなどでも見たりする。つまり、繰り返し見るけどスクリーンではなく、家庭でテレビで見るものになってしまったのである。しかし、久しぶりにシネコンのそれほど大きくないとはいえ、スクリーンで見ることが出来たのは非常に新鮮であった。3Dも後から処理したものではあるが、不自然さもなく見ることが出来た。3Dはともかく、やはり映画はスクリーンで見るものだと思う。今年から毎年、3D版が公開されるという。あと5年。初公開から40年になる。これだけ長くスクリーンで見続けられる映画も他にはないと思う。

ところで、この日は金曜の夕方ということで貸し切り状態(他にお客なし)になってしまった。これもまた贅沢なのだが・・・。

美術館で凧を揚げる?   2012/04/14
小松にある、八十山雅子・和代美術館、ここは和代氏のアトリエを兼ねた美術館です。入場料は200円ですが、美術館の片隅でコーヒー(ちゃんと豆から淹れたものです)が飲めますから、非常に安く感じます。多くの常連さんもいます。そして、高校生以下は無料なので近所の子供たちもよく来ています。ここで絵を書いたり、お菓子を食べたり(こっちが目当て?)しています。”ここは託児所?”なんて冗談が出るくらいです。

今日、子供たち向けに用意している小さな凧を出してみました。コピー用紙で作って折り曲げ、毛糸の尻尾をつけただけの簡単なものですが、よく揚がります。軽く揚がるところをお見せしたところ、館長さんが面白そうに揚げていました。その後で、子供たちも”揚げてみたい”と言って揚げはじめました。館内なので当たり前ですが無風です。当然走って揚げる、となるのですがここは美術館です。そう広くはない(失礼!)上に、一部の絵は額にガラスも何もない、むき出し状態です。絵を痛めないかとひやひやしました。
館内で凧を揚げられる美術館なんて世界中探してもここだけでは? 今日お渡ししたのは色鉛筆の形の凧ですが、先生の絵を題材にした凧をリクエストされました

写真は館長さん。
 

ポッププカン   2012/04/8
久しぶりに新凧を揚げた。といっても買ったもので、名前はポップカンである。ポップカンは、円筒形の凧で、以前持っていたのだが一部の骨が折れてしまったための再購入である。

ポップカン、円筒形で円周部分の端に糸目がある。糸目が下にあれば、水平に置いた状態で糸を引けば揚がる。ところでポップカン、円筒形なのだからコロコロ転がせば糸目が下に来るタイミングがある。だから、芝生などであれば、ポンと放り投げておけばコロコロ転がって糸を伸ばし、適度なところで引けば揚がる。公園でこれをやッた場合、傍から見ると風でなにかが転がってきた、と思ってみているとそれが空に舞い上がるので驚かれる。
また、普通の凧は落としてしまうと再度揚げるのが大変だが、ポップカンなら転がせば良い位置になるので落ちても構わない。というより、意図的に落としたりして楽しんでいる。ポップカンを回転させるように揺らすと揚力を無くせる。鈍い喧嘩凧程度にはコントロールできる凧である。落とした時、弾むこともあってなかなか面白い。

今日は久しぶりの晴れ空であり、公園は人も多かった。そんな中で喧嘩凧に続いてのポップカン揚げ。なかなか楽しかった。

正しいpopKan揚げ方もご覧下さい。

博多うどん   2012/04/3
博多で麺類というとラーメンがとても有名である。とんこつの比較的こってりしたラーメンである。私はラーメンが好きなので博多に行くと大抵1杯は食べている。博多ラーメンにもいろいろあり、観光客向けにややおとなしいところもあるが、最近はそのような店では物足りなく感じてしまうため、地元の人が行くような店を探すことが多い。
さてうどんである。残念ながらラーメンの影に隠れているような気がするが、博多はうどんも非常においしい。地元の人もそういっている。ここでは博多のうどんについて書いてみようと思う。

博多のうどん、麺の腰は弱く、汁の色が非常に薄いのが特徴だろうか? 私の住む北陸は関西のうどんの影響が強く、関東の醤油の濃い色の汁に比べると色は非常に薄い。それに慣れた私の感覚でも、更に色が薄く感じる。関東系の濃い色の汁に慣れた人から見るとただのお湯に見えるかもしれない。私が初めて食べたとき、あまりの色の薄さに驚き、テーブルに醤油があったのを見て、”これを掛けて食べるのだろうか?”と思った位である。もちろんそんなことはなく、そのまま食べられるのだが、関西系に慣れていた私でさえそう感じたくらい色が薄い。

最初に食べた博多うどん、実は東京にある店だった。その後、何度も行っている。関西風に近い味付けでもあり、非常においしくて安いのも魅力であった。若い頃はうどんだけでは足りなかったが、稲荷ずしもあり合わせて注文することが多かった。種類は月見やキツネなど一般的なもののほか、とろろ昆布や丸天(大きなさつま揚げのような感じ)、ゴボウ天などもあり、自然と他にはないものが増えていった。
もう一つ、テーブルには大きな鉢に刻みねぎが山盛りにしてあった。好きなだけねぎをかけて食べるのだが、これもまた魅力だった。私はネギはあまり食べないのだが、ここでは適宜かけて食べていた。

博多ではごく普通の店で回かうどんを食べたが、どこもおいしかった。博多はうどん、と私は言いたいのだがあまり知られていないようで残念でもある。でも、実のところこう書いている私もうどんを食べる回数はラーメンの半分以下である。
それは・・・酒の締めはやはりラーメン、だからだと思う。

金箔凧の作り方   2012/03/3
2011年に向けて昨年始めて干支凧といえるものを作った。雪ウサギのデザインで、黒いリップストップに金/銀箔を貼った。箔は非常に美しく、揚ると目立たないものの地上での美しさは格別であった。箔は揚げると多少の痛みも出るので、2つ作って作って揚げるためのものと飾り用とした。

干支凧、作りはじめたからには一回り、つまり12種類は作らねば・・・。ということで今回も竜にちなんだものを作ってみた。作るとなると人に配ってみたくもなる。しかし、リップストップにカーボンの骨ではどうしても時間もかかるし高くつく。ここは和紙を使い、数を作ってみようと思った。つまり、量産型金箔干支凧である。凧としては飾り凧に徹することにした。
まずデザインである。雪ウサギに似た、シンプルなものにしたい。目と髭と角。何とか竜に見える? 少々苦しい感じはある。デザインはパソコンで作った。ベースとなる色は今回も黒にしたい。その紙を専門店で探す。さすがに専門店なので揃っているが、黒となると限られる。その中でよさそうな和紙を2種類買ってみた。1種類は高価なので1枚のみ。安い方は5枚用意した。
外側の型は昨年の、既にできているものをそのまま使う。絵の部分はパソコンで印刷し、新たに作成した。これを印刷して下絵とし、カーボン紙で紙に写す。ここで紙を細かく見ると、良いと思った高価なものがいまひとつで、小さな穴もある。手漉き故の欠陥かもしれないが、これでは使いにくい。安い方は意外とよさそうなのでこちらだけ使うことにした。最初に下絵を写す。量産だから一度に3枚、カーボン紙で転写する。ベースがやや厚い上にカーボン紙も挟み、一部はカーボン紙も重なる。結構厚いのでボールペンで力を入れて写す。下絵が破れそうに感じるが、ちゃんと転写できた。

次はいよいよ箔貼りである。
ここで金箔の簡単な貼り方を紹介しておこう。金箔は比較的簡単に貼る方法がある。金沢の金箔を扱う店では箔貼りの体験もあり、作品は持ち帰ることができるので、で観光としてもお勧めしたい。で、手順としては次のようになる。
 (1) 糊を塗る
   素材に合わせて糊を選び、箔を貼りたい部分、形に糊を塗る。その際、必要に応じて型紙を使って貼りたい形に糊を塗る。
 (2) 箔を載せる
   糊を塗った部分に箔を載せ、軽く押さえて箔を貼る。
 (3) 余分な箔を取る
   糊以外の部分の箔を刷毛で払うなどして除く
 (4) 必要に応じ、保護用の塗料を塗る
   箔は糊でしっかりとくっつきはするが、ぶつけたときなどに剥がれることもあるので、保護するために必要に応じて透明な塗料などを塗る。

糊、これは素材別に何種類かある。今回は和紙なので紙用となる。箔の販売店で相談してみると紙用には2種類あるが、筆で使える方は扱いにくいとのこと。今回は型紙を使う際に楽な方を使うことにした。木工用接着剤と同系である。私の行く金箔の販売店、この店は家から車で5分程度なので非常にありがたい。合わせて金箔と着色銀箔を買う。竜の目の色のほかに角が欲しいのだが、この色がいまひとつピントこない。2色ほど使い分けてみることにした。なお、糊であるが、専用のものではなくてもスティック糊なども使えるそうだ。

さて作り始めである。まず型紙を作る。箔は、実は非常にくっつきやすいので糊を塗っていない部分に付くこともある。以前リップストップに貼ったときは、糊がはみ出さないようにマスキングテープを型にしたので、わずかに残ったマスキングテープの糊に箔がくっついてしまった。また、箔を除く際に銀箔などは厚いので糊を塗った部分も一緒に剥がれることもある。といった細かな注意などは別にして、手順としては上記の通りである。型紙は今回はコピー用紙を切り抜いて作った。簡単ではあるが、何度も使うと糊でふやけて波打つなどしてはみ出しやすい。今回も少々はみ出しがあった。
木工用接着剤、接着には良いが、面積が広いと塗るのに手間がかかるのと型紙が要るのが欠点かもしれない。用途によっては筆で塗れる接着剤の方が便利だろう。
続いて箔貼りである。プロは簡単に貼るが、素人には箔を扱いやすい便利な道具がある。それは”あかうつし紙”である。箔は風などで飛んでしまったりするし、飛ばなくてもしわが寄ったり折れ曲がったりする。少々扱いに気を使う。あかうつし紙は、箔を吸い付けて安定させてくれる。貼ると非常に扱いやすくなる。貼り付けた状態で、あかうつし紙ごと箔を鋏できることもできる。箔は約10cm角なので小さなものなどでは大きすぎる。小さく切って張れば無駄がない。細長く貼りたいときなどにも便利である。特に素人レベルの近い私にはとても便利である。あかうつし紙そのものは何度も使えるのだが、箔よりもあかうつし紙の方がはるかに安いのだから、小さなものに貼るときは箔ごと切ってしまうので、たとえば3〜4cm位のものに貼りたいときは貼る前に4等分して使うと無駄なくまた貼り易い。
箔はあかうつし紙に付いた状態で糊の上に載せ、軽く押さえ、あかうつし紙を除く。これで箔はくっついてくれる。もし貼りのこりがあれば再度箔を載せれば貼ればよい。重ねて貼っても境目はわからない。

箔貼りの次は余分な箔を落とす。紙の場合はすぐに張り付いてくれるが、念のため少し間をおく。余分な箔は刷毛や筆で除けるが、飛び散らせると掃除が面倒である。何しろ金箔は薄いので飛び散ってしまう。なので私は掃除機をすぐそばにおいている。掃除機のノズルを近づけておき、筆で剥がすようにする。重ねて貼ったときは箔の上も払う。銀は箔が厚いので折り曲げるような方向に掃ったりする。薄い薄い箔とはいえ金に銀である。もったいない気もするが、飛び散らせるとやはり厄介である。余談ながら飛び散った箔は、机などのちょっと粘りやすいところなどに貼り付いてしまう。うちの掃除機の先、金銀で蒔絵みたいになっている。
なお、糊が更に落ち着いた頃にもう一度掃うと良いと思う。一度掃った箔の小さな破片が紙にくっついてしまうこともあるので、改めて掃うと良い。そして、はみ出した分はカッターで削るようにして除く。これは紙ならではのことである。

掃った後に保護用の塗料を塗る。専用のものも売られているが、普通にホームセンターなどで売られているものでもよい。私は水性の透明なスプレー(クリア)を塗っている。クリアにはつやのあるなしの両方があるが、和紙の凧にはつやなしの方が良いと思う。つやなしのクリアを塗っても金箔の光沢は十分である。紙につやが出すぎるのも違和感があるので、つやなしのクリアは良いと思う。和紙の質感も保てると思う。
クリアを塗ってしまうと何かぶつかった際の痛みは少なくなる。もともと箔は結構しっかりしているが、上に塗ったほうがより安心できる。なお、紙を曲げるなどすると箔に亀裂が入ることもある、これはこれで別の良さもあるが、気になるなら厚めの紙の方が良いかもしれない。

さて・・・箔張りは素人ゆえのミスも多数あった。ひとつはあかうつし紙に貼り付ける前に形が崩れてしまうことである。箔は風などで折れ曲がることもある。そうなると素人では戻すのは困難である。職人さんは竹のピンセットで押さえて軽く吹いて直すのだがそれは難しい。一方、銀箔では箔が厚くて重いのであかうつし紙へのくっつきが悪くてはがれてしまいやすい。ひっくり返そうとして落ちてしまうこともある。ピンセットなどでうまく押さえるとよいと思うのだが、難しい。
そして、指などへの張り付きである。汗などですぐにくっついてしまう。付くと貼るのは難しい。

失敗もあるし、高価な素材であるが、光沢や色は他のものでは得られない。特に縁起物である干支凧には最適だと思う。全面に貼るのは高価だが、部分的に使うのは良いと思う。ひとついかがだろうか?

参考価格

 金箔    2500〜3800円(純度による)
 銀箔   約400円
 着色銀箔 約900円

 他に銅や錫、アルミなどの箔もある。
 箔は約10cm角、10枚での値段

 あかうつし紙  10枚で 約170円
 竹のピンセット 約800円
 
 入手先例: 今井金箔
屋さんのコロッケ   2012/02/27
私の職場には単身者もいる。昼食は会社の食堂で済ませられるが夜はない。なので、外食か惣菜を買って食べるか外食になる。そこで話題になったのがあるスーパーで売っているコロッケである。そこではコロッケひとつ18円で売っているそうだ。

私は18円のコロッケは食べたことは無いが、同じスーパーで25円のコロッケは食べたことがある。おそらく、それを更に値下げしたもかな、と思う。25円のコロッケは、不味いわけではないが上質とはいえないものであった。いうまでもなく中身はじゃがいもばかりでひき肉などは入っていない。値段相応といえる。でも夕食に知らずに出されたら文句を言わずに食べてしまうと思う。
コロッケ、安くておいしいものである。でも、18円はさすがに安すぎでは?と思う。別のスーパーには30円のコロッケと98円のコロッケが並んでいるが、私は98円を選んでしまう。

さて、コロッケは肉屋にもある。安くておいしいことが多く、ふらりと買って帰ることもある。私が時々行く店は街あるき中に偶然見つけたのだが、安くてとてもおいしい。まず値段がとても細かい。野菜コロッケの60円から100円の肉コロッケまで10円刻みで3,4種類ある。スーパーなら揚げ物バイキングとか言って95円均一などとしそうである。原価に忠実なのだろう。私はコーンコロッケと肉コロッケが好きでこの2つはいつも買っている。肉コロッケはひき肉入りでしっかりとした味をしている。コーンコロッケはとうもろこしがたっぷり入っていて甘みと衣のバランスも良い。25円のコロッケはもちろん、多くの100円以上で売っているスーパーのコロッケでは太刀打ちできない。そのくらい味の差は明確である。

この店の揚げもの、当然とんかつもあるし、メンチカツや天ぷらなどもある。とんかつは肉が大きいので高めではあるが、そのほかはどれも安くておいしい。すごくまじめなお店で、ご主人の自信ある売り方も好感が持てる。私の実家の近くにあった肉屋さんもおいしいコロッケを作っていたのを思い出した。安くておいしい、コロッケの本質だと思う

雪国の境目   2012/02/26

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった、というのはあまりにも有名な表現である。これは東京から新潟に向かうときの表現らしい。では、他の場所ではどうか? というとこのような劇的な変化には必ずしもならない。たとえば名古屋や京都から北陸に向かうと、峠で変わるような明確な境は必ずしもない。いつのまにか雪が積もり始めていた、と言う感じになる。

では実際にはどのような感じか? 先日愛知県一宮市の凧揚げ大会に車で向かっ時のことを書いてみよう。金沢から名古屋方面に向かうルートは2つある。北陸自動車道と東海北陸自動車道である。距離は東海北陸自動車道が少々短いが片側1車線の部分が長いため、時間は少々長くなる。しかし、山の中を走る区間が長いのでなので景色が良い。だから夏などはよく利用するのだが、冬の時期は雪や凍結が心配なので北陸自動車道を使う。こちらは金沢から福井、敦賀を経由して琵琶湖の北に出る。福井から琵琶湖に至るまでが雪の多い場所であるが、米原や関が原なども結構雪が積もる場所である。
では、実際にはどんな感じか? 出発時の金沢の積雪は25cm程度であった。量としては少なくは無いが、金沢では生活に支障があるほどではない。景色はというと、田畑は完全に覆われて真っ白になり、屋根にも雪が残っている。木々の雪ははすぐに溶けるから、木は真っ白ではなく、建物の壁はも見えるが、市街地を外れると真っ白、に近い。この日の北陸自動車道は全線50km/h規制で木之本ICより北がチェーン規制となっている。チェーン規制といってもこれは普通タイヤ車が対象で、スタッドレスなど冬用タイヤであえばチェーンは要らない。実際、チェーンを付けた車を見たことは皆無である。
金沢から南に向かう途中、小松付近で雪が少なくなった。ここはもともと少ないことが多く、海岸近を走るからでもある。田畑でも雪に覆われていないところが見える。しかし、これは一時的ですぐにまた白くなり、福井あたりは再び真っ白になる。その後山越えとなり、更に雪が増える。途中の杉津パーキングエリア付近が非常に景色が良い場所であり、敦賀湾が一望できるが、道路からは道路わきの雪が邪魔になって肝心の海が良く見えない。そして、敦賀を過ぎて再び山越えとなり、雪がまた増える。道路わきに除雪の雪が高く積もっているし、中央分離帯も雪が溜まっている。防音壁みたい見えたりする。ここまで来ると木之本はもうすぐである。カーナビには木之本ICまでの距離が表示されている。あと10kmとなっても雪は多いまま。5km,4Kmとカウントダウン状態になっても雪は相変わらず多く、消える気配は無い。そして、木之本ICを過ぎても一面雪に覆われたままである。これでは金沢と大差ないように思える。少なくとも小松あたりより確実に雪は多い。これでチェーン規制解除? と不思議になる。実際のところ、速度規制があればそれで良いかもしれない。だいぶ前、名神高速で路面が完全に真っ白になっていたことがあったが、チェーン規制は無かったようだ。ほとんどの車は20Km/h以下でのろのろと進んでいた。そんな中、私はスタッドレスだったのでそれらの車を追い越しながら走ったこともある。チェーン規制か否かには別の判断があるのかもしれない。
実際のところは、これだけ雪があれば高速道路より除雪が悪い一般道をスタッドレスやチェーンなしでは走れないのだから高速に入る車はそれなりの備えをしているとは思う。現実に危険は少ないのかもしれない。

さて、雪国との境目である。北陸には積雪があってもこれから向かう愛知県には雪が無い。これはよく分かっているのだが、実際に積雪で真っ白なところを走っているとこの雪が消える、というのがとても不思議に思えてくる。本当に雪が消えるのだろうか? と感じてしまうのだ。車に限らす電車であっても同じである。雪は、木之本から先、長浜を過ぎ、米原に入ってもまだ残っている。更に名神に入って関が原も雪が積もっている。が・・・気がつくといつの間にか消えていた。運転していると景色を見続けることは出来ないから仕方が無い。もっとも、電車であっても本を読んだりしていると気がつかないから似たようなものである。
ここで境目であるが、飛行機から見るとはっきりと見えることがある。雪が降るか否か、積もるか積もらないかは微妙なものなので空から見ると境目がよく分かることがある。一度石川に下りるとき、等高線に沿うような感じで雪の境目が伸びていた。関が原も空から見ると境目がはっきり見えることと思う。
さて、東海に出てしまうと雪の無い景色が普通に思えてしまう。逆に北陸に向かうと本当に雪が積もっているのだろうか? と思ってしまうから不思議である。帰りは・・・関が原の手前で、やはり気が付いたら雪が積もっていた・・・。


降る雪の境目   2012/02/19
北陸の天気は変化が激しいです。厚い雪雲に覆われての降雪で昼なのに暗い、と思っていたら晴れて青空になったりします。
さて、その天候の境目は? これは実は時々見ることができまして、雲の下が白く明るく見えることもあります。雲によってはカーテンのようにも見えることがあります。それに近い写真、紹介します。
写真の左側は空や雲がはっきり見えますが右側は霧がかかったように白くなっています。右側は雪が降っています。この写真では雪雲は雪の陰ではっきりしませんが、見えることも良くあります。。

雲の下には雨や雪がある。言ってみれば当たり前かもしれませんが、北陸ではそれが実際に見ることができます.


空撮には最悪の風?   2012/02/14
カイトフォトは凧を使うのだから風が非常に重要である。無風であれば引っ張って揚げることが出来ないわけではないけれどちょっと難しい。逆に強風は? というとこれもまた難しいことが多い。単に強いだけなら小さめの凧を使えば良いが、今日封じは変化が多いのでやっぱり難しい、となる。
先日の一宮での凧揚げ大会、これが強風であった。その中で空撮してみたのだが、これが非常に難しい風であった。強風なので凧はカメラを載せて軽々と軽々と揚って行く。しかし、変化があった。その影響で横方向に傾き、一時逆さになりそうになった。急いで糸を緩め、傾きを直した。安定の良いときにラジコンを操作してカメラの向きを調整しよとするけどその余裕もあまりない。カメラより凧ばかり見ていた。
そして、2度目の傾きを直した直後、今度は強さの変化があった。この場合、デルタ系は風上に移動することがある。天井凧を通り越して揚げ手より風上に行くのである。デルタ系は凧が無くなった場合、グライダーのようになって急に落ちることはないが、このために風上に向かうことがあるのである。この場合、無風になったのではないが、速さの変化でこうなってしまうのである。風上に行ってしまうと揚げ糸が効かなくなる。弱風であれば反転することもある。強風で反転したら最悪で、急いで風上に移動するが河川敷ゆえ斜めに移動することになる。それで、多少斜めから引く感じになる。そして、グライダーのようになるとはいえ、揚げ糸がないのだから浮力は落ちる。糸の張りを維持しないといけないので速やかに糸を引く。ラジコン送信機が邪魔になるのでアンテナを縮め、足元に注意して移動しながら引く。なんとかカメラを回収し、ほっとする。凧単体であえばたとえ落ちても人に怪我をさせるようなことはほとんどない。

さて写真は? カメラが風に押されていたこともあり、角度が決まらず出来はいまひとつ。構図が良いのが何枚かあったけれど、ブレが大きかった。残念ながら良い写真はゼロであった・・・。

道路の雪と除雪   2012/02/08
新潟や東北では大雪だそうだ。石川県は幸いなことに積雪は平年並みのように思える。多少の支障はあるにしても大したことではない。ここで、道路の雪の様子と除雪について紹介しようと思う。雪の降り初めから大雪までの様子を書いてみる。


1.弱い雪
金沢の街中の道路には融雪装置がある。これは地下水を道路に流すものである。最近は雪によって自動で動き始めるようだ。水を流すことで雪を溶かし、積もらないようにする。普通の雪程度であれば有効に機能し、雪はそれほど積もらない。街中でも裏通りとなると融雪装置が必ずしもないが、15cm程度までなら、通行に大きな支障はない。郊外の幹線道路も融雪装置がないが、これは雪が強くなり始める頃に融雪剤が巻かれる。これは塩みたいなもので、雪を溶かしてくれる。

ここまでであれば、特に交通に大きな支障もない。この程度の雪であれば、気温が上がったときなどに溶けてくれるので、除雪等はしなくてもよい。ほとんどの雪はこの程度で収まる。とはいえ、これはスタッドレスなどの対策をしている車ばかりだからである。積もったばかりの雪、溶けやすい雪は滑りやすい。普通タイヤでの降雪経験があるが、弱い雪でも滑る。少量の雪だからと油断は禁物である。


2.強い雪、そして低温
融雪装置も融雪剤も有効ではあるが、1時間に5cm以上の強い雪になってくると追いつかなくなる。融雪装置は、水が均等に流れてくれないので水が少ないところに雪が残り始める。雪がそれほど強くない間は、走る車などで撒き散らされて溶けてくれるが、強くなるとそれも追いつかず、道路に残り始める。踏み固まってしまうとこれもまた溶けにくくなる。また、道路の端は融雪装置の水温が下がってしまうからか、雪が残ってしまう。気温が低いと雪は徐々に増えてゆく。融雪剤を使う郊外の道路でも同じである。こちらは雪が押し固められ、氷のようになり始める。

ここで除雪車による除雪が始まる。融雪のない道路から始まるが、一部融雪装置のある街中でも行なう。除雪と言うのは、要は邪魔になりにくいところに雪を移動する、ということである。道路で言えば、まず道路のわき、歩道と車道の間である。除雪車は前方に付けた斜めの板で雪を中央部から道路わきに雪を溜めてゆく。雪が溜まるのは歩道も同じこと。同じように除雪が行なわれるが、これは人力である。この場合も雪を捨てる場所は歩道と車道の間の歩道側にすること多い。また、歩道の内側に駐車場があると車の出入りのために道路わきの雪を除ける必要がある。これは両側の道路脇の除けることになる。駐車場の多いところでは、捨てるところが減るので雪が山のように積みあがってしまうこともある。

この段階になると交通にも支障がでてくる。強く降っているときは道路に雪が残ってしまう。道路に雪が残るとブレーキの効きが悪くなるのでスピードが出せない。また、歩行者が道路を横断するのも時間がかかる。だから、どうしても渋滞気味になる。
そして、道路脇に雪が溜まるので車道が狭くなる。駐車する車は減るが、乗降のための停車があるとそこで流れが止まってしまう。また、2車線であっても外側車線が狭くなり、ラインを若干ははみ出すこともでてくる。追い抜きがしにくくなるなど、これもまた流れが悪くなる。

郊外の融雪のない道路では、圧雪で氷のようになってくる。更に凸凹になったりもする。ブレーキが効かなくなるのでスピードが極端に落ち、車間距離も長めにする必要があるので、通勤時は激しい渋滞になる。私の場合では、通勤に要する時間が約2倍になった。カーナビの渋滞情報を見ると、一部の国道はかなりの部分で渋滞の印で真っ赤になっているのがわかる。混雑の黄色も非常に多い。

ここで、駐車場のことも書いておこう。除雪が必要なことは駐車場も同じである。大型店では土木用の重機で除雪することが多い。雪を駐車場の端に積み上げるのだが、3m位の山になることも少なくない。余談だが、この除雪で、歩道に雪の山を築くような不心得な店もあるし、除雪がなくて真っ白な店もある。除雪のない駐車場に入るのは困難だし、歩道に雪を捨てるような店には当然入りたくはない。逆に、街中で歩道も含めてきちんと除雪している店には好感が持てる。
で、除雪である。店は重機を使ったりするが、個人宅ではそうはいかない。小型の除雪機を持っている家もあるが、稀である。だから、多くは人力で除雪する。道路と同様、邪魔にならないところに捨てる。通路を狭くしたり、道路脇に積んだり、となる。ここで私のマンションのことを書いてみる。駐車台数は約30台。建物の下と、屋外屋根付きの立体駐車場、同じく屋外の屋根なしとなる。ほとんどが屋根があるので、駐車場所の除雪はそれほど心配はない。問題は通路である。通路は結構長いが、約30軒でかかれば大したことはない、となるのだが実際はそうはいかない。平たく言えば、やらない人が多いのである。通勤に必要な人は朝早い時間に車を出すので前夜や朝に除雪を行なう。しかし、買い物など遅めで良い人は除雪するにしてもゆっくりである。つまり、もう除雪されているのである。自分の車の前と共用部分の約30分の一であれば、せいぜい車2台分の面積しかないのだが、実際は数人しか作業しない。結果として、割当量(?)の数倍を行なっている。


3.大雪
強い雪が降り積もると、除雪は次の段階となる。これは滅多にないことで、十数年に一度と言う感じである。道路脇の雪、気温が高くなれば溶ける。次の雪までに溶ければよいが、続くと道路脇などの雪が更に増えて捨てる場所がなくなる。これでは道路が狭くなりすぎるため、次の除雪が行われる。ロータリー除雪車である。ロータリー除雪車は、雪を遠くに投げ捨てることができる。これを使って、ダンプに積み、河川敷きなどに捨てる。この段階での雪の量は多く、大型のダンプといえども数mの除雪で満杯になる。だから、ダンプが何台も、何往復もして捨てることになる。大変な手間である。捨てた雪は、山のようになる。先週の土曜日で河川敷には10m近い高さになっていた。これだけの量になると簡単には解けない。雪山とはいえ、土砂も混じる。真っ白ではなく、黒く汚れた雪である。

以上が除雪のあらましである。実際の除雪は雪の状況などによって異なるが、だいたいこんな感じである。現在の金沢は2番目の段階である。支障は多少あるが、普通に生活できる。新潟や東北では大雪だそうだ。石川県は幸いなことに積雪は平年並みのように思える。多少の支障はあるにしても大したことではない。ここで、道路の雪の様子と除雪について紹介しようと思う。


1.弱い雪
金沢の街中の道路には融雪装置がある。これは地下水を道路に流すものである。最近は雪によって自動で動き始めるようだ。水を流すことで雪を溶かし、積もらないようにする。普通の雪程度であれば有効に機能し、雪はそれほど積もらない。街中でも裏通りとなると融雪装置が必ずしもないが、15cm程度までなら、通行に大きな支障はない。郊外の幹線道路も融雪装置がないが、これは雪が強くなり始める頃に融雪剤が巻かれる。これは塩みたいなもので、雪を溶かしてくれる。

ここまでであれば、特に交通に大きな支障もない。この程度の雪であれば、気温が上がったときなどに溶けてくれるので、除雪等はしなくてもよい。ほとんどの雪はこの程度で収まる。とはいえ、これはスタッドレスなどの対策をしている車ばかりだからである。積もったばかりの雪、溶けやすい雪は滑りやすい。普通タイヤでの降雪経験があるが、弱い雪でも滑る。少量の雪だからと油断は禁物である。


2.強い雪、そして低温
融雪装置も融雪剤も有効ではあるが、1時間に5cm以上の強い雪になってくると追いつかなくなる。融雪装置は、水が均等に流れてくれないので水が少ないところに雪が残り始める。雪がそれほど強くない間は、走る車などで撒き散らされて溶けてくれるが、強くなるとそれも追いつかず、道路に残り始める。踏み固まってしまうとこれもまた溶けにくくなる。また、道路の端は融雪装置の水温が下がってしまうからか、雪が残ってしまう。気温が低いと雪は徐々に増えてゆく。融雪剤を使う郊外の道路でも同じである。こちらは雪が押し固められ、氷のようになり始める。

ここで除雪車による除雪が始まる。融雪のない道路から始まるが、一部融雪装置のある街中でも行なう。除雪と言うのは、要は邪魔になりにくいところに雪を移動する、ということである。道路で言えば、まず道路のわき、歩道と車道の間である。除雪車は前方に付けた斜めの板で雪を中央部から道路わきに雪を溜めてゆく。雪が溜まるのは歩道も同じこと。同じように除雪が行なわれるが、これは人力である。この場合も雪を捨てる場所は歩道と車道の間の歩道側にすること多い。また、歩道の内側に駐車場があると車の出入りのために道路わきの雪を除ける必要がある。これは両側の道路脇の除けることになる。駐車場の多いところでは、捨てるところが減るので雪が山のように積みあがってしまうこともある。

この段階になると交通にも支障がでてくる。強く降っているときは道路に雪が残ってしまう。道路に雪が残るとブレーキの効きが悪くなるのでスピードが出せない。また、歩行者が道路を横断するのも時間がかかる。だから、どうしても渋滞気味になる。
そして、道路脇に雪が溜まるので車道が狭くなる。駐車する車は減るが、乗降のための停車があるとそこで流れが止まってしまう。また、2車線であっても外側車線が狭くなり、ラインを若干ははみ出すこともでてくる。追い抜きがしにくくなるなど、これもまた流れが悪くなる。

郊外の融雪のない道路では、圧雪で氷のようになってくる。更に凸凹になったりもする。ブレーキが効かなくなるのでスピードが極端に落ち、車間距離も長めにする必要があるので、通勤時は激しい渋滞になる。私の場合では、通勤に要する時間が約2倍になった。カーナビの渋滞情報を見ると、一部の国道はかなりの部分で渋滞の印で真っ赤になっているのがわかる。混雑の黄色も非常に多い。

ここで、駐車場のことも書いておこう。除雪が必要なことは駐車場も同じである。大型店では土木用の重機で除雪することが多い。雪を駐車場の端に積み上げるのだが、3m位の山になることも少なくない。余談だが、この除雪で、歩道に雪の山を築くような不心得な店もあるし、除雪がなくて真っ白な店もある。除雪のない駐車場に入るのは困難だし、歩道に雪を捨てるような店には当然入りたくはない。逆に、街中で歩道も含めてきちんと除雪している店には好感が持てる。
で、除雪である。店は重機を使ったりするが、個人宅ではそうはいかない。小型の除雪機を持っている家もあるが、稀である。だから、多くは人力で除雪する。道路と同様、邪魔にならないところに捨てる。通路を狭くしたり、道路脇に積んだり、となる。ここで私のマンションのことを書いてみる。駐車台数は約30台。建物の下と、屋外屋根付きの立体駐車場、同じく屋外の屋根なしとなる。ほとんどが屋根があるので、駐車場所の除雪はそれほど心配はない。問題は通路である。通路は結構長いが、約30軒でかかれば大したことはない、となるのだが実際はそうはいかない。平たく言えば、やらない人が多いのである。通勤に必要な人は朝早い時間に車を出すので前夜や朝に除雪を行なう。しかし、買い物など遅めで良い人は除雪するにしてもゆっくりである。つまり、もう除雪されているのである。自分の車の前と共用部分の約30分の一であれば、せいぜい車2台分の面積しかないのだが、実際は数人しか作業しない。結果として、割当量(?)の数倍を行なっている。


3.大雪
強い雪が降り積もると、除雪は次の段階となる。これは滅多にないことで、十数年に一度と言う感じである。道路脇の雪、気温が高くなれば溶ける。次の雪までに溶ければよいが、続くと道路脇などの雪が更に増えて捨てる場所がなくなる。これでは道路が狭くなりすぎるため、次の除雪が行われる。ロータリー除雪車である。ロータリー除雪車は、雪を遠くに投げ捨てることができる。これを使って、ダンプに積み、河川敷きなどに捨てる。この段階での雪の量は多く、大型のダンプといえども数mの除雪で満杯になる。だから、ダンプが何台も、何往復もして捨てることになる。大変な手間である。捨てた雪は、山のようになる。先週の土曜日で河川敷には10m近い高さになっていた。これだけの量になると簡単には解けない。雪山とはいえ、土砂も混じる。真っ白ではなく、黒く汚れた雪である。

以上が除雪のあらましである。実際の除雪は雪の状況などによって異なるが、だいたいこんな感じである。現在の金沢は2番目の段階である。支障は多少あるが、普通に生活できる。雪、金沢ではほとんどはここまで。これ以上はあまり増えてほしくない、というのが本音である。
アトリエの凧   2012/02/05
昨年秋、石川県に画家個人の美術館がオープンした。半月ほど後に行ってみたところ、これが非常に良かった。個人の美術館は全国に意外と多くあり、同じ人の作品を展示しているので好き嫌いはあるかもしれないが、良いところが多い。今回も、私の好みにあった絵が展示されていて、また美術館も古い建物の木材を生かした広い空間があり、とても良かった。そして、画家の先生ご本人が美術館によくおられ、美術館の片隅でコーヒーと御菓子が用意してあり、井戸会議的に雑談ができるのも大きな特徴である。近所や絵が好きな人が集まって話が出来たら、という意図もあってのことだそうだ。ここのコーヒーもおいしく、絵が良くて先生の人柄に惹かれて何回か行ってしまった。入館料は払うものの、コーヒー代で消えてしまいそうな感じもあるので、最近はお菓子などを持参したりしている。入館料よりも高いけれどそれでも楽しめる場所である。

さて、ここには常連さんが多数いて、中には自作の絵を持参されたりする人もいるそうだ。この美術館で絵を見て、先生とお話していると絵を書きたくなるのもよくわかる。私は、というと凧と空撮の趣味を話したこともあり、後に今年作った干支凧を持参したところ、気にいっていただけた。Webで写真でも紹介した、黒い紙に金箔と着色銀箔で単純な竜を描いたものである。絵柄が竜であり、空にあがる凧ということで縁起物として飾っていただけた。アトリエの隅にあるので、来館のお客様にも”あれは?”と聞かれたこともあるそうだ。先生にも、そして来館者にも見て頂けて作った側としては非常にうれしい。

私の凧、工芸品としてはとても未熟であり、またデザインもまだまだで、画家のアトリエに飾っていただけるなんて、とんでもないことになると思う。それだけに非常にうれしい。
さて、竜の凧ゆえ有効期間は1年間・・・。次は蛇の干支凧を作らねば・・・。今からデザインを悩んでいる。
スピン練習?   2012/01/29
雪国の車、タイヤはスタッドレスである。雪や氷の上では普通タイヤは無力であり、スタッドレスは必須だけど、ではスタッドレスなら安心か、というとそうではない。スタッドレスであっても結構滑る。だから、スピードをちょっと出しすぎるなど不用意な運転をするとスリップや空転をしてしまう。ブレーキの時なら止らない、カーブの時なら曲がれずに道路の外に飛び出す、となることもある。空転時に対処を誤るとスピンしてしまうこともある。

しかし、タイヤが空転したとき、適正な操作を行えばスピンを防ぐこともできる。この操作は車に寄っても違う。私の車では、アクセルを抑え、ハンドルを外側に向けて切り、スピンを抑える。と、理屈ではそうでも、実際に行うのは簡単ではない。ということで、安全な状況であれば練習することもある。意図的に空転させるなら対処もしやすいからである。
で、先日の帰宅時、広めの交差点で周囲に車も少なかったのでちょっと試しに滑らせてみた。あらかじめ”VDC”のスイッチを切っておく。そした、早めにハンドルを切り、アクセルを少し踏む。思った通りタイヤは空転し、後輪だけが外側に滑りはじめた。ここでアクセルを戻し、ハンドルを切ってスピンを起こさないように操作する。路面の凸凹などでちょっとぎこちない感じはあったがスピンは止められ、交差点を余裕を持って曲がることができた。こういうスピン、意図的に行うなら押さえやすいので練習にはなるが、コントロールできなくなることも実はある。安全な場所で、というのが大原則である。


さて、VDCというのは、車のスピン等の予兆をとらえ、スピンをしないようにタイヤごとにブレーキの操作を行い、安定させる装置である。空転も押さえてくれる。便利な装置であるが、スピン防止の動作確認まではまだやったことはない・・・。


雪の駐車場にて   2012/01/25
私の自宅の駐車場は、立体駐車場なので止めるのは結構厳しい。上下に動くトレイに乗せるのだけど、タイヤの位置が溝に沿うような感じでタイヤとトレイの間には片側15cm程度しか余裕がない。だから、まず後輪がトレイに正確に乗らなくてはいけないし、傾きが修正が可能な範囲内に収まらなと止められない。更に、駐車位置の前も狭いので、余裕がなくなかなかうまくとめられない。ほぼ同条件で止めている人は過去何人もいるけど、大抵は1回以上切り返して入れている。
しかし、1発で止める事が可能である以上、何回も切り返えさないでスマートに止めたいと思う。もちろんそうなるようにしてはいるが、時にはだめなこともある。駐車前の位置、ハンドルの切り始めなど、許容範囲は狭く、少し外れると1発では入らない。

さて、雪のときである。積雪が多くなると滑ったり、車の動ける範囲が狭くなるなどして、どうがんばっても切り返す必要があるがこれは仕方ない。だけど、うっすらと積もった程度であれば何の支障もなく止められる。そして、その場合、タイヤの跡がくっきりと残る。だから切り返すとそれが分かってしまう。更に、据え切りや急なハンドル操作の跡も残る。理想の駐車の場合、タイヤの跡が無駄なく滑らかなカーブを描く。これは芸術的とも思えるが、なかなかそうはいかない。急なハンドル操作をすると前輪がカクッと曲がった跡が残るし、ハンドルを細かく操作しているとやはり前輪の跡がうねうねしてしまう。跡の有無に関係なく、理想的な駐車と言えるのは月に1度か2度程度である。

雪の駐車、タイヤの跡は言ってみれば成績表みたいなものである。昨夜も跡が残る状態だった。最初の動きは滑らかて、1発で止めはしたけど駐車位置が途中右に寄りすぎて戻しながら止めているのが分かるし、途中2度ハンドルを早く回してカクッとなっている。右にはみ出しで15点、ハンドル操作が各5点。75点、というところだろうか・・・。
正月、やはり凧あげ?   2012/01/23
昨日は暖かく、曇り空も午後には晴れた。風はなかったのだが、2時を過ぎた頃には少しでてきたので凧を持って公園に行ってみた。玩具のデルタを上げている若いカップルがいた。初めは微風だったが徐々に強くなった。私の凧を見て揚げ始める人もいて、気がついたら合計7つの凧があがった。やはりお正月は凧、となるのだろうか?
さて、子どもがぐにゃぐにゃ凧を揚げ始めたのだが、いまひとつ良く上がらない様子だった。そこで(若いお兄さんのところではなく)私のところに”どうやったら揚がるの?”と。この凧、素材がやや厚くて重く、更に骨を留めるテープも重いものだったのでこの風ではぎりぎりだったようだ。とはいえ揚がるはず。まず”風はどっちから吹いてる?”と聞き、次いで”必ず風を背にして立ち、最初はゆっくり下がりながら糸を伸ばす”と言ったところ揚がりはじめた。屋がり凧は揚がってこそ、と思う。が、次は私の凧と高さを競いたがっていた。私のは無風用の喧嘩凧に30ポンドの糸のような細い揚げ糸。競うこと自体が無理なのだが、揚がり方が違うので絡みそうになる。子どもには悪いがさっさと逃げさせて貰った。が、なかなか楽しい冬の一日だった。
フロッピーディスク   2012/01/23
フロッピーディスク(FD)、もう製造は中止されているが、使うことはまだある。自宅では、必要なときにUSBでFDのドライブを接続して使っている。大容量のUSBメモリなどが非常に安くなっているので、新たに使う必要はまずないだろう。
さて、あるFDを読もうとしたところ、読み取り不能であった。ひょっとしたら1.2MBでのフォーマットかもしれないと思い、古いドライブなら読めるかも? と思って古いFDDを引っ張り出してみた。普段使わないノートPCが2台有り、見てみたところどちらもフロッピードライブが付いていなかった。1台は携帯用の小型なので付いていないのは当たり前ともいえるが、もう1台は実家から貰ってきたものだが、普通のA4ファイルサイズなのでてっきり付いているものと思っていた。とすると・・・自宅のPCでは、とっくにフロッピードライブのついているPCはなくなっていた、ということなる。
販売中止になるのも当然か…と改めて感じてしまった。

低価格化の影で   2012/01/11

大手牛丼店で販売していた”豚丼”(名称は店により異なるが、牛丼で豚肉を使ったもの)、販売を中止するとなったところ、インターネット上で”なぜ!”の声が上がったそうだ。
豚丼、BSEでアメリカから安価な牛肉が輸入できなくなった際、やむなく作った感じが強かったが、豚肉の味を好む人もいて、また安価なことからそれなりの注文もあったようだ。それでも売れる量としては全体の5%以下だそうで、売れ筋の牛丼などの低価格化のために中止となったそうだ。

ところで、現在あらゆるものの低価格化が進んでいる。安くなるのは良いことのようだけど、私はそうではない、と考えている。豚丼も、5%弱ではあっても需要はあるわけで、チェーン店全体では結構な量だろう。しかし、それを切らなくてはならないのは牛丼を安くするためでもある。もし牛丼の値下げをしなくても良い、あるいは豚丼も少々高くても良い、となれば十分存続できるだろう。
他にも低価格化による原価低減のしわ寄せと思えるものは少なくない。以前より安くなったものの中には質が落ちていると思うものが結構ある。その中には過剰品質だったものもあると思うが、以前の品質の方がよかったと思うものも少なくない。多少高価でも従来の方が良い、と感じる物である。

今、非常に多くのものが安ければよい、と言う感覚で作られているように思える。それを望む人が多いのも事実だろうけど、全てがそうでもないと思えてくる。その陰で失っているものも少なくないのではないだろうか?
コーヒー、味と値段と   2012/01/10

私ははコーヒー好きである。コーヒーは豆で買って挽き、ペーパーフィルターで自宅で淹れて飲むことが多い。コーヒー豆は近所の専門店で買っている。その店は自家焙煎で、非常に上質のコーヒー豆を売っている。たまに焙煎しているときに寄ることもあるが、非常に神経を注いで加減を見見ているのが良く解る。この店にはもう25年近く通っていて、その間に店長が代替わりしたが、通い続けている。

この店で売っているコーヒー豆、価格は100gあたり300-800円程度で普通の店より少々高い。しかし、仕入れた豆(当然検査済み)を再度手作業で選別するなど、味に気を使っている。未熟な豆や割れたもの、虫食いなどである。これらは雑味の元になるそうだ。それらを一粒一粒確認するようにして除いている。だから味がすっきりしている。高いのは納得して買っている。
私の場合、600円前後の豆を買うことが多い。好きなのはセラードであるが、そのほかにクラッシックモカなどいろいろと買っている。良く買う中ではハワイカウアイが高めで、700円を越す。そんなに多く飲むわけではないから、この値段程度のものを買っている。

さて、高価なコーヒー豆といえばブルーマウンテンだろう。コーヒー豆の種類に詳しくない人でも知っていたりする。しかし、高いし生産量が少ないから、ブレンドも多いそうだ。なじみの店でもブルーマウンテンはもちろん売られている。3種類あり、一番高いものは100gあたり約1600円である。
ブルーマウンテン、私はごくたまに買っている。その場合、一番高いものを20gだけ買う。20gというのは2杯分であり、私が普段淹れる単位でもある。20gというとほんのわずかで、袋に入れると隅っこにちょっとだけ入っているようにみえる。それでも300円を超えるのだからやはり高いと思う。
ブルーマウンテン、大抵は手動の機械で挽き、注意深く淹れる。豆だけで1杯約160円。喫茶店で出すとすれば1000円以上になるかと思う。味、やはりおいしいと思う。でも、高いからおいしいと感じるのでは? と言われるとそうかもしれない、と思ってしまう。私の舌に対する自信はその程度である。


干支凧 2011/12/31

今年一年、多くの皆様に大変お世話になりました。ここにお礼申し上げます。来年もまたよろしくお願いいたします。

さて、昨年の雪うさぎに続いて今年も干支凧を作ってみました。龍、非常に書きにくいので手軽に龍らしい絵柄をにしてみました。ただ、金箔と着色銀箔を貼っています。今年の干支凧は量産型なのでリップストップではなくて和紙、骨も竹を使いました。何人かにお渡しする予定です。これは私には初めてのことです。

箔、それ自身が美しいのですが、それを目立たせるために黒い紙を使ってみました。和紙に箔を貼るのは初めてですが、w和紙には和紙の貼りにくさもありました。うさぎと龍、作りはじめた以上は最低12種類・・・。さて来年は?

名古屋地区の博物館にて   2011/12/25
博物館/資料館、公設は”仕分け”なんて発想で数は少ないけど閉鎖されることもでてきている。そして、企業の資料館でも経費の問題から買閉鎖するところもあるし、母体の企業そのものが倒産してしまったところもある。博物館はもともと利益を出しにくい施設であり、教育的効果もはっきりしないこともあるから評価も難しい面もあると思う。せめて見学者が増えれば、といった感じだろうか? これに関連し、軽い提案をしたこともあるが、それが2つも実現したのでついうれしくなった。 

名古屋地区には産業に関連した博物館がいくつもあり、その中で私がすくなのが産業技術記念館である。織機と自動車の設計生産に関する展示があり、機械などが実際に動くので非常に興味深い施設である。私は名古屋地区勤務のとき、年に2回以上行っていたと思う。入館料は500円で、内容を考えると決して高くないのだが、何度も来たくなる施設なので年間パスポートがあれば、と思っていた。で、館の人に”年間パスポート的なものがあればもっと来るのに”と話したことがあった。それが先日行ったときに実現していた。年間1200円。通常の入館料の2回半というのは非常に妥当な料金である。ちょっと迷ったが、名古屋地区勤務を離れた今となっては、年に1回も苦しい。でも、損得を抜きにして買うべきだったかな? とちょっと後悔している。

そしてもう一つはリトルワールドである。ここは博物館的ではあるけれどテーマパークに近い。そして、経営は名鉄系であり、他に明治村などもある。どちらにも年間パスポートがあり、リピータも多い。私はリトルワールドのパスポートは持っているが、明治村はない。が、年に1回程度は行っていた。さすがに2館のパスポートは・・・という感じである。で、何かのついでに”同じ系列なのだからパスポート所有者は割引したらお客が増えるのでは? 1000円、できれば500円では?”と言ってみた。明治村もリトルワールドも、食事などの食べ物が楽しみの一つであり、また園内は広く、バスなどにも乗りたくなるのでその料金も必要になるので入館料が安くても利益を出しやすいこともある。また、変わったお土産品もあるのでつい買いたくなる。その上での提案である。先日、ダイレクトメールがあり、4施設で冬季限定でワンコイン、との案内があった。私の提案を上回るものであった。明治村、凧上げで愛知に行く可能性もある。冬の間に1度は行きたいな、と思っている。

この2つ、私が立ち話的に話したような内容なので、私の意見が採用されたとは思っていない。でも、結果として提案通りになったことで非常に嬉しい。そしてどちらも入館者増につながるかな、と思う。私が持っている年間パスポートは2館。いろいろとメリットはあるし、自分の別荘感覚で入館できる。可能なら増やしたいと思っている・・・。

メモリ増設   2011/12/23
私の常用のPC、Windows7 64Bitで、メモリは6GBだった。6GB以上のメモリを載せているPCはそう多くないと思う。実際、普段使うメモリは3GB程度で多い時でも4GB程度。画像処理で複数の画像を開く一番メモリを使うときでも5GB弱だった。6GBあればメモリ不足なる心配もなかったと言える。実際、一度も6GBに達することはなかった。
しかし、常用の画像処理ソフトがバージョンアップし、64Bit対応になった。このソフトでは、一眼レフで写した写真や空撮撮影で作品を仕上げるのに使っている。64Bit化で処理速度が早くなったのは非常にうれしいが、メモリも使うようになった。Windows自体は64Bitでもアプリケーションは32Bitで動くものが多く、その場合アプリケーションが使えるメモリは2GBで押さえられてしまうようだ。今まで使っていたアプリケーションはほとんど32Bitだったのと、Office系のソフトはそれほどメモリを使わないので実装量に対して十分余裕があったわけである。

画像処理は、アプリケーションの中でメモリを多量に使う。64Bit化されたことで制限がなくなり、メモリを大量に使えるようになった。これもまた高速化に有利である。そして・・・複数枚の画像を開くととうとう6GBを使い切ってしまったのである。その瞬間、オーバーするメモリはハードディスクに書き込み、一時停止してしまった。複数枚の画像を同時に開いて比較しながら編集することは珍しくないが、メモリがオーバーすることはそう多くはないと思う。でも・・・メモリを増設した。+3Gでも良いかと思ったが、+6Gで倍増させた。メモリが安くなってきていることもあるが、今後64Bitアプリケーションが増えると予想してのことでもある。複数のアプリケーションを同時に動かすのは普通のことだし、異なる画像処理ソフトを2つ同時に動かすこともあるくらいである。その場合は結構メモリを使うこともあるかと気になる。

で、増設した結果である。画像を複数開いたとき、メモリ使用の総量は約9GBまで増えた。+3Gではぎりぎりであったことになる。今後のことを考えるとまあ妥当な選択だったかと思う。価格は約4400円。最初に買った時の1/4位まで下がっている。これなら手ごろな値段だと思う。
ところで、同時に年賀状印刷用にプリンタのインク一式を買った。特売で4980円。メモリの方が安いのである。そういえば、ハードディスクは今急騰しているがちょっと前までは5千円程度で結構買えた。パソコンの部品より消耗品の方が高い・・・。

味噌汁   2011/12/17
先日、愛知県にある会社に出張に行き、社員食堂を利用した。定食に近いのだが、小鉢など一部は選択だった。
小鉢、メイン料理、と選択して次いで味噌汁とご飯、となるのだが、味噌汁はお椀に具が入っているだけだった。お客に合わせてここに熱い汁を注ぐ? と思っていたらそうではないようで、支払い後に味噌汁のサーバみたいなものがあってそこから汁を注ぐのだった。ファミリーレストランのフリードリンクにあるような機械が近いだろう。その汁が3種類、赤味噌と白味噌、そして減塩。好みのところにお椀を置いてボタンを押せば注がれる仕組みである。

味噌、愛知といえば赤味噌だけど、飲食店の味噌汁が全てが赤味噌ではなくて白味噌の店も結構ある。ひょっとしたら白味噌の味噌汁が好きな人も結構いるのかもしれない。私が愛知にいた時は、良く行く店は白味噌が多かったけど、赤味噌も何軒かあった。好みでいえば白味噌であるが、赤味噌を避けるようなことはない。愛知も意外と白味噌好きがいるのかもしれない。それで社員食堂も2種類あるのだろうか? この仕組みは非常に面白いと思った。
ところで、うどんやそば、私は関西風に近い味付けが好きだが、もちろん関東風が好きな人もいる。その境目に近いところでは両方置いてある店もあるそうだ。とすると、うどん用のサーバがあっても良い? なんて思ってしまった。でも、需要は少ないだろうな・・・。
OHP   2011/12/11
OHP、知らない人も増えてきたと思う。
これは、オーバーヘッドプロジェクタの略で、透明な薄いシートを使ってスクリーンに投影するものであった。資料はA4程度の透明なシートで、機器の上に置いたシートを下から照らし、上にある鏡で反射し、大きなスクリーンに投影するものであった。シートは手書きでも良いし、後にはコピー機やプリンタも使われるようになった。今でもインクジェット用のOHPシートが売られている。
私が小学生の頃に使われ始め、一時はかなり広く使われていた。学校ではもちろん、企業でも広く使われていたし、学会のプレゼンテーションにも使われていた。教育やプレゼンテーションには必須の時代もあった。資料作りは手書きでも良いし、カラーの油性ペンを使ってカラフルなものが作れたし、同じ資料を何度も使えるので教育にも便利であった。扱いやすいから小学校でも広く使われたし、学会ではスライドを使うこともあったけど、投影はともかくスライド作りは大変で高価になったので写真が必要な医学関連で見た程度で一般的ではなかった。

しかし、主流はプロジェクタに写ってしまったと思う。PCにプレゼンテーション用のソフトを入れて資料を作り、そのままプロジェクタで投影する。ノートPCは広く使われているし、プロジェクタも5万円程度以下、会社で使うようなものでも10万円少々で買えるので、OHPを使うことはまずなくなってきたと思う。PCとプロジェクタならば写真はもちろん、動画も写せるし、スピーカ等を使うなら音楽なども一緒に流せる。プレゼンテーション用のソフトをつかい、録音もして自動再生も可能である。

先日、久しぶりにOHP本体を見て、懐かしく感じた。もう使うことはほとんどないと思う。というより、知らない人も多いだろう。しかし、昭和後期の学校を博物館で再現するなら必須の機器だと思う。懐かしい機器である。

黒背景写真   2011/12/2
写真は引き算である、との言葉がある。これは、極力余計なものが写らないように、というのが理由である。たとえば写したい花の隣に札や杭が立っていることもある。絵ならば余計なものは書かなければよいけれど写真だと写ってしまう。札や杭ならば角度などを変えれば写らないようにもできるが、背景はちょっと面倒なこともある。花の後に人が写ってしまうと邪魔と感じたりする。写しているときはついうっかり、あるいはこのくらいなら、と思って写してしてしまうが、写真なってみると意外なほど目立ったりする。ここでは背景を単純化する極限ともいえる黒背景写真について書いてみる。

背景を単純にする方法の一つは、望遠レンズなどを使って絞りを開放にして背景をぼかして目立たなくすることである。高価な明るい望遠レンズが必要であり、的確なピント合わせが必要など難しさがあるが、背景を単純化できるし、ぼかし方によっては場所の雰囲気が適度に見える効果もある。そして、その延長としての目立たない背景の究極、これは黒一色だと思う。黒っぽい被写体では逆効果だけど、写真の例にある紅葉など鮮やかな色であれば黒背景は非常によく引き立ててくれる。
ではどのようにして真っ黒にするか? いくつか方法はあると思う。屋内なら黒い紙などを離して置くのも一つの方法かもしれない。では屋外では? これは簡単ではないが、可能である。離れて望遠で思いきり切り取って狙い、背景の範囲が狭くなる)、角度を変えて何か黒っぽいものを背景にすることである。黒いものの例では、陰になった建物の黒い壁、影になって木の幹・・・。かなり限られるけれど利用可能なものは多い。それをうまく使うことである。
ただし、背景を選ぶだけでは完全に黒くすることは難しいこともある。その場合、画像処理ソフトの部分的な補正に頼ることになる。この作業が大げさであれば”画像を作る”になるかと思うが、私の場合は撮影時にだいたい写したい写真にしているので”補正”の範囲内だと思う。少なくとも、被写体を切り抜くような操作はしていない。その程度の処理で黒背景写真は作成可能である。
空などを背景にすれば単色のスッキリした背景は可能である。しかし、被写体によっては黒背景は究極の目立たない背景だと思う


予想外の強風での凧降ろし   2011/11/27
先週は雨がちでしたが、週末は晴れました。ならば空撮をと昨日は内灘の放水路の再撮影に行きましたが凧があがる程度の風でカメラは無理でした。今日も午前は無風でしたが午後にちょっと外に出てみると風が出てきました。まだ弱そうだけどぎりぎり撮影できるかな、と今日も出かけました。が、海岸はかなりの風でした。小さな凧でも大丈夫、と思うほどですが今日は通常の凧しか用意していなかったので揚げたのですが、引きが強く一気に150mの糸が全て伸びました。
しかし、問題はその先。風が強くてなかなか降ろせません。普通に糸を引いてはとても無理なので、近くにあった鉄柱に腰に揚げ糸を固定しているロープを結び、それを支点に糸を引いて何とか降ろしました。糸固定用の金具に糸を通し、歩いてて引きました。足で引くならばなんとか可能、一度引いて引いた糸を持つ位置は支点に向かって歩きながら支えて行きました。これ位の引きは3度目。幸いアンカーの代わりになる鉄柱があったのが幸いしましたが、これが使えなければ相当苦労したと思います。
それでも・・・あちこちに糸が擦れたりして、小傷とやけどが何か所も・・・。

写真は海岸の波です。この時期の日本海、波の白さが目立ちます。この日の波も防波堤で高くしぶきがあがったり、また海岸からも白くなっているのが分かりました。

私の定番-3 「バーバリのトレンチ」   2011/11/20
実は1着しかない。だけどもう20年以上使っているので定番と言っても良いと思う。
トレンチコートを初めに見たときは単なるデザイン優先かな、と思えたのだが、実は古くからのデザインで非常に合理的と分かって以来、気に入ってしまった。
トレンチはもともとは軍服からきていて最初に作ったのがバーバリとアクアスキュータムだそうだ。どちらもコートのブランドとして今も続いている。いま使っているのはバーバリのものだが、アクアスキュータムブランドも好みに合う。が、高価なコートなのでもう1着はとても買えない。
私が持っているのは丸善が輸入したもので、日本人の体型に合わせてあり、またサイズも豊富である。クリーニングも扱っていて、何回か預けたことがある。

さて、トレンチは複雑な形でいろんなものがついているが元々軍服だから無駄なものは何一つ着いていない。たとえば・・・
 ・背の上が2重になっているのは、一番雨の当たる部分の防水のためである。
 ・ダブルになっているのは雨が吹き込みにく異様にするために、左右どちらも前にできるのは風の向きによって変えられるようにするため。
 ・肩にあるベルトは双眼鏡や水筒の紐を掛けるため。
 ・右肩の前に当て布があるのは、銃のベルトで布が傷まないようにするため。
 ・袖のベルトは絞って風などが吹き込まないようにするため。
 ・腰のベルトは保温や動きやすいように
 ・腰のベルトにある小金具は手榴弾などをぶら下げるため。
 ・襟が大きく留めらるようになっているのは、首筋に雨が入るのを防ぐため。

と、全てに意味がある。もっとも、手榴弾などを持ち歩く人はいないから、本来の目的では使わないものが多いし、きちんと作られていない偽トレンチも多数ある。腰や肩のベルトはみんな付いていつと思う。だけど、ダブルになってはいるけれど、上まできちんとボタンが留められないものもあるし、、左右逆にできないものもある。更に、襟が立てられないとか、腰のベルトに手榴弾用の金具がないものは非常に多い。残念ながら偽トレンチは結構多い。
また、実用面でも、ベントが箱襞になっていなくて雨が吹き込みやすいとか、手が内側に入らないなど、細かな部分で使いにくいものも結構ある。やはり本来のものは着やすいと思う。

高いけれど、修理もしてくれるし、痛みやすい袖や裾を上げてもくれる。だから、少々痛んでも長く使えるものありがたい。また、防水もほぼ完璧である。良いものを長く使う、そんな選択にはぴったりである。

メガネの話   2011/11/20
メガネの度が合わなくなってきたのと数年が経過して傷も増えてきたので、新しく作ることにした。
メガネの値段、今2種類に大別できる。ひとつは昔ながらのフレーム○円、レンズ1枚○円というものである。もうひとつは全て込みにして○円となっているものである。前者は高く、後者は安い。店によってはどちらかのみのこともあるけど、両方の売り方をしている店もある。単品でまとめると4万円以上だけど、全て込みのセットは単品で買うのに比べると半額から1/4位の安さである。ずいぶんと安い、とも思える。

さて、金沢近辺のメガネ店、不思議なことに買いに行くのは今回が初めてだった。今までに何回もめがね店に行っているけど壊れたりしたのはなぜか遠地勤務中であった。ということもあり、何軒か回ってから店を決めたのだが、その中の1軒で値段の差を聞いてみた。安い売り方のメガネ、”この値段ですから、(当然)国産品ではありません”と明快な回答があった。また、フレームとレンズ、別々に売る国産の製品、”昔から値段はそれほど変わっていません”とも言われた。これもその通りかな、とも思えてくる。
ということで、単品もセットもどちらもだいたい妥当な値段なのだろう。選ぶのは購入者であるが、内容を納得していればどちらでも良いと思う。ただ、後でちょっと気になったのは、レンズである。レンズ、度数のほかに乱視もあり、私の場合遠近両用も入る。近視と乱視だけならよく出る組み合わせはある程度既製品で対応可能かもしれないが、ここに遠近両用などが入るとなると組み合わせは無限ともいえる。国産品はもともとこういうレンズはオーダーメイドになるが、海外製では、レンズ1枚を都度海外から輸入して値段が折り合うのか? と気になる。

さて、私が選んだ店は、昔から続いている店で、単品の組み合わせで買った。なんとなく安心できるのと、フレームの材質もよかったためである。


私の定番-2 「クレインの便箋」   2011/11/12

私は悪筆である。でも、手紙は一時多く書いていた。学生の頃、今ならメールも携帯電話もあるが当時そのような便利なものはなく、また電話も専用のものを引く贅沢をしている人は私の周囲にはほとんどいなかった。なにしろ、”下宿”の時代である。通信手段としての手紙は非常に重要であった。
手紙を書くとなると、筆記具に便箋である。”弘法筆を選らばず”と言うが悪筆の私はその逆で、ほどほどの万年筆を使っていた。そして、その頃見つけたのがアメリカ、クレイン社の便箋である。非常に上質のもので、一般の文具店にはなく、銀座の伊東屋で見つけた。高価であるが、買いたくなる美しさと気品があった。

クレインの便箋、パルプではなく綿を原料にしたコットンペーパーである。当初数色あり、最初に買いそして一番使ったのがECRUWHITEだった。落ち着いたクリーム色である。万年筆のインク、その頃使っていたブルーブラックにもよく合った。ECRUWHITEは、後にプリンタに使ったがこれもきれいにプリントできた。黒の文字にもぴったりで、印字のきれいさは万能の紙、ともいえるものであった。当時非常に色が豊富であった。買ったのはクリーム色の他は、白にグレー、水色である。高価なので一度には何種類も買えず、少しずつ増やしていった。大きさはA4より一回り小さく、A4より正方形に近い比率であった。A4に慣れていると違和感があるけれど、これも使いやすい比率である。後には封筒の内側に模様が入ったり、縁に色がついたりしたが、私が買ったのは全て無地のものである。シンプルではあるけれど厚手であり、透かしも入っている。紙の質がよいので、他の紙とは全く違う風格があった。この便箋を手にすると手紙を書きたくなる、そんな紙であった。
色は、一番良く使ったのは前に書いたとおりECRUWHITEであるが、もう一つ好きだったのがCAMBRIDGEBLUEである。水色ではあるけれど便箋にしては濃い青である。秋のぬけるような快晴の空が近いかもしれない。濃い目ではあるけれど、万年筆のブルーブラックで書いても読みやすい色であった。軽快な感じがあり、重厚なECRUWHITEとは対照的であった。これも用途に応じて使い分けていた。

もう一つ重私にとって重要だったのはシーリングワックス、封蝋である。蝋といってもプラスチックに近い感じだったりする。溶かして封筒の合わせ目に垂らし、最後にスタンプを押す。並みの封筒ではシーリングワックスに完全に負けてしまうが、クレインの封筒だと一層風格が増す。ECRUWHIEには濃い目の赤。CAMBRIDGEBLUEには紺またはクリーム色、白やグレーには緑も使った。これもまた気分に応じて使い分けていた。
更に、切手にもこだわった。定型内なので当時60円でよかった。だけど、70円の切手がECRUWHITEにぴったりの暖かみのある色だったのでそちらを使っていた。10円無駄なのだけど、そこまでこだわりたくなる封筒だった。

しかし、残念ながら全て過去形で書いている。残念なことに豊富な色のほとんどは製造中止になってしまったのである。現在無地で手に入るのはECRUWHITEのみという感じになってしまった。唯一とはいえ、一番好きな色なのでこれが残ったのはありがたい。その後、メールの使用で、便箋を使うことは以前に比べると非常に少なくなった。でも、重要な手紙にはクレインも封筒と便箋は在庫分で細々と使い続けている。購入してから20年以上経過しているものもあるのに変質はない。一番痛む封筒の糊の部分も大丈夫である。白は特徴が薄いからかまだ残っていて、グレーとCAMBRIDGEBLUEも少し残っている程度である。。

先日、伊東屋に行ったらキャビネサイズの写真がぴったり入る封筒があり、早速購入した。これも使い続けたい封筒である。これを書いているとなんとなく手紙を書きたくなった。普通の便箋もほとんど無い。(といっても2,3年分はある?) そろそろ次のために補充をしておこうか、と思っているところである。


風力発電   2011/11/9
電力会社の発電施設を見学する機会がありました。原子力発電所も面白く、津波対策の説明は詳細で興味深いものでした。

でも、意外と面白かったのが風力発電でした。見た目は大きなプロペラですが、羽の長さは約45mで直径は92mなのだそうです。でも、高さがあるから? そんなに大きくは見えないです。でも、大型旅客、たとえばB777の幅は約65mだそうですからそれより長いわけです。翼より細いということはありますが、大型旅客機が回っているようなものなのですね。そう考えるとものすごい大きさです。
また、この日の風速では全速ではなかったのですが、それでも風切り音が大きかったです。一番早い時の羽根の先端の速度、時速約200Kmになるそうですから、相当のものです。今回の見学では塔の下まで入れてもらえましたが、真下で見る風車、さすがに迫力がありました。なにしろ至近距離、頭の上25m位のところで羽根が回っていることになります。羽根の速さは100Km/h程度でしょうか?

この風力発電、風車一つで1200軒分の電力を賄えるそうです。それだけの電力を作り出す規模の風車なのですからこの大きさになるのでしょうね。すごい、の一言です。

私の定番-1 「ドライバ」   2011/11/6
個人的な定番、というか○○を買うならこれ、と決まってしまっているようなものがいくつかある。安心して使える良質なもの、といった明確な理由があるものもあるけれどその一方でいつのまにか固定されてしまったものもある。選んだ理由はさておき、私の定番を紹介したいと思う。最初はドライバである。



○ドライバ

ドライバのサイズ比較 上から150,100,38.

ネジを回すドライバである。ドライバは値段の幅が広く、10本組みで100円から1本3000円以上まである。あまりにも安いものは先端の精度が足りずネジにぴったりと合わなかったり痛みやすかったりして安心して使えない。さりとて1本3000円だと何本も要るものだけにすぐに1万円を超えてしまうのでさすがに買いにくい。やはり、高品質だけど高すぎないものが欲しい。
その条件に合い、私が使っているのがVESSELのものである。値段は手ごろで300円位からある。値段は大きさによって違い、小さなものは安く大きなものは高い。VESSELのドライバはホームセンターなどでも売っているので入手しやすいのもありがたい。大きさなどが合わなくて急に必要になるときなど、要るときにすぐ買えることも家庭用では重要である。
ここで品質である。白状すると3000円クラスのドライバは使ったことがない。だから、安いものとの比較になってしまうのだが、使った感じでは十分と感じる。先端は削って整形してあり精度は高い。ネジにほとんど隙間なくぴったり合ってくれる。素早く回せ、ネジの頭をつぶしてしまうこともない。また、硬度も十分でドライバ側が傷つくこともない。Webでの評価もよく、プロでも使っている人が多いそうだ。私の使った感じと合わせ、家庭用や趣味の使用であれば十分すぎる品質だと思う。
ドライバ、軸や柄に種類がある。単なる見た目の違いではなくて用途に合わせて使い分けることになる。たとえばドライバの軸が柄の先まで貫通しているものは、硬いネジなどで叩いて使うことを想定したものである。全体に丈夫であるが高価になる。家庭用ではこれが必要になる人は少ないだろう。
さて、その中の私の定番である。まず軸は一番シンプルな安いものである。そしてもうひとつ、”短いもの”である。軸も柄も短い。軸には”38”と書かれていて、柄の長さと軸から先端までどちらも約38mmである。全長が約8cmで手に持つと隠れてしまうほどである。一般的なサイズは100あたりだと思うが、並べるとずいぶんと短く見える。しかし、使う上では短くて困ることはほとんどない。ごく一部の奥まったネジで回しにくいことがあるが、家庭ではそのようなネジは非常に少ないので、短いものでも困らないと思う。では利点は、というと短いので安定して持つことが出来るし、手に包むように持てるのでこれもまた回しやすい。更に、小さいから持ち運びや工具箱に入れるにもかさばらない。安いので余分に買いやすい。だから、私はこのサイズでプラスの1番と2番を2本3本と多めに用意している。一人で同時に使うことはないが、誰かと一緒に作業するときに多いと便利である。

続いてドライバの先端の太さのことも書いておく。最近はプラスドライバだけでほぼ足りるが、大きさが数種類あり、No.xで表示されている。一般的なサイズはNo.2である。3mmから5mmのネジに使える。一つ細いNo.1は2-2.6mmの小さなネジ用で、最近は小さいネジも多く、使う機会が増えてきた。この2種類があれば家庭用ではほぼ足りる。メガネなど用に更に細いネジもあるが、これは専用の精密ドライバをお勧めする。逆に太い方、6mm以上のネジはNo.3になる。これは結構太いネジで、家庭ではまず使わない。大型のスチールラックなどで使うこともあるが、この太さになるとスパナが中心になる。ということで、No.1とNo.2を揃えておけば良いと思う。
ここでプラスネジのサイズの違いに関する注意を。プラスネジはひとサイズ小さいものを使っても気がつかないこともある。つまり、No.2のネジにNo.1のドライバを使ってもそんなにがたついた感じがしない。なのでうっかり使ってしまう。しかし、一回り小さいため、硬く締まったネジを緩めるときや最後の一締めなど力を入れすぎるとネジの中央部にのみ力がかかるのでネジの頭をつぶしやすくなる。ネジを壊してしまう原因の多くはこれである。逆にひとサイズ大きなドライバは決して入らないので間違う心配はない。迷ったら大きなドライバを使ってみて入らなければ細いのに替えるとよいだろう。

ドライバ、家庭で使う工具の中では一番よく使う。それゆえ、使いやすいものを数本、揃えておきたいものである。

はやぶさのカプセル  2011/11/5
小惑星いとかわまで往復したはやぶさのカプセルが今日と明日、金沢で公開されているので見てきました。(正確には昨日もですが、学校向けで一般公開はしていませんでした)

場所は金沢郊外ですが、そこに向かう道はいつもは車は少ないのに、交差点の右折で列があり数回待つ位の渋滞(ちょっと大げさか?)でした。その先も数台の車の列が続きました。いつもは前後に車が見えないのですけど。駐車場が心配でしたが、草原を開放していて、十分余裕がありました。でも、100台以上はとまっていたと思います。会場も見学待ちの列はありましたが、十数分程度で心配したほどではありませんでした。もっと多くの列を想定していたようですが、雨だからかもしれませんね。

さて、カプセルは模型と合わせて展示されていました。カプセルとその制御用の電子機器、パラシュートでした。全体の大きさは直径40cm位のそろばん玉見たいな感じです。これが宇宙の長旅をしてきたのか、と思えるほどささやかのものですが、これは当たり前ですね。衛星本体のごく一部で他は燃え尽きてしまっているのですから。
他にはいとかわの写真や、そこで採取した微粒子の電子顕微鏡写真もありました。はやぶさの模型もありましたが小さなものでした。(以前JAXAで1/2の模型を見でます)
あと、ビデオでの紹介もあり、大気圏再突入中の映像もありました。テレビなどで何度も紹介されているものですが、その中の点一つがカプセルなのですね。あと、大気圏突入時の速度が秒速約12Kmだとかスペースシャトルの1.5倍ですね。

ところで、普通の人が実際に宇宙に行って帰ってきたものを見るのはほとんどないですね。そういう意味で非常に貴重な展示でした。


蛇足として・・・
石川県の羽咋市には、旧ソビエトの宇宙からの帰還カプセルが展示してあります。これも宇宙に行って帰った本物です。

秋季大会  2011/10/30
東京、晴海で開催の日本の凧の会の秋季大会に参加しました。心配された天候は晴れ、終了直前に曇りになりました。ただ、風は非常に揚げにくく、風が弱くて時々強くなるものの2,3分しか続かず揚げるのに多くの人が苦労していました。

でも、そんな中、空撮を試みました。風が吹いたときに高度を揚げるのですがその後維持が出来ず、また風向きの変化があって凧が向きを変えてしまい、撮影は非常に難しい状態でした。3回程度揚げましたが10m程度までしか上げられませんでした。
その中の写真がこれです。旅客ターミナルとレインボーブリッジ、だいたい狙った通りの角度です。もう少し高度が欲しいですね。旅客ターミナルよりはるかに低いですから。角度ですが、実は今回固定式の機材しかなく、しかも風向きが変わるので向きが定まらず、苦労しました。でも、会場にある凧が見え、少しは大会の雰囲気を感じられます。
反対側も写していますが、傾いたものが多く、整理中です。

会場や凧の写真などは明日以降、用意してゆきます。


車での旅行記  2011/10/23
飛行機に続いて自動車での旅行記風の文書を書いてみたいと思う。

車で出かけるときも大抵朝は早い。凧揚げの大会に行くとき、多くは1泊であるがその場合も初日は博物館周りをすることが多い。折角の交通費を有効に、ということである。そして、博物館回りとなると早起きは必須である。どの位に出かけるかというと、6時すぎあたりが多い。青春18切符のときは5時ごろだから大抵はそれより遅い。理由のひとつ、なるべく睡眠時間を確保したいからである。電車はただ乗っていれば良く、居眠りしても平気だけど車は自分で運転するのでそうはいかない。

さて、青春18切符のときもそうだけど、この時間に出かける場合朝ごはんは出来ていない。凧揚げに博物館、いずれも”遊び”に行くのだから女房に、それにつき合わせて朝ご飯を作れ、というのはさすがに言いにくい。それに、朝起きてすぐにご飯、というのもお腹にきつい。その分早く起きるとなると睡眠時間が圧迫される。2つの事情で、朝は外食にしている。といってもこの時間は24時間営業の店などに限られる。具体的に言うとハンバーガーか牛丼店である。私はいつもハンバーガー店に行っている。これは、私は朝は多くの場合パンとコーヒーだからでもある。
朝の6時半頃のハンバーガー店、意外と人は多い。混んでいるわけではないが、がら空きではなく他に3組ぐらいは入っているし、多いときは5組を超えていたりする。そして、それ以上にドライブスルー客が入ってくる。ハンバーガー店、いつも行くチェーン店(というより他に選択がない)では、朝のメニューになっていてソーセージ、ハム、目玉焼きあたりの組み合わせが主である。ソーセージといっても見た目はハンバーグと同じ形である。安いのはソーセージのみであるが、私には塩辛いので、目玉焼きを加えたものが多い。時には目玉焼き+ハムを選んだりする。本当はベーコンが欲しいのだが、ベーコン入りは甘いパンになってしまうのでこれは好みではない。飲み物は必ずコーヒーである。朝の食事をゆっくり、というの旅行中の理想である。が、貧乏性で早くから博物館等を回りたくなり、つい急ぎ気味になる。一泊旅行のホテルなどでの朝食は時には時間があり、人や車の流れを見ながらの朝食は最高なのだがなかなか実行できない。朝のハンバーガー店、行き先に応じて2軒を使い分けていてどちらも外の見える席に座るが、ここは郊外、そしてインターに向かう大きな道で周囲は店なども多い場所で、休日の朝歩いている人は少ない。だから主に車を見ながらの食事となる。ここのコーヒー、というより最近の店では使い捨てのカップに蓋がついていて、蓋のまま飲めるようになっていて、ホットコーヒーでも同じである。が、私はこの飲み方は嫌なので蓋を外して飲む。蓋があると冷めにくいなど利点があることは良くわかっているのだが・・・。

さて、食事を済ませてインターチェンジに向かう。関西方面へは北陸自動車道の金沢西インターから、富山方面に行くなら金沢森本インターからとなる。富山方面へは、以前は街中を抜けて金沢東インターだったが金沢の南を抜ける山側環状道路に合わせて金沢森本インターができてからはそちらを利用している。今回はこの金沢森本インターから名古屋方面に向かうときのことを書いてみようと思う。名古屋へは、実は富山から東海北陸自動車道を抜けるより北陸自動車道で米原を回る方が早い。距離は東海北陸自動車道の方がわずかに短いのだがほぼ全線が80km/h制限で片側1車線のところも多いので時間はやや長くなる。しかし、変化をつけるなどのためにこちらを選ぶことも少なくない。
朝の市内、さすがに車は少ないのだが、休日の早朝はそれなりに走っている。5時台だとがら空きと思えるがこの時間はそんなことはない。さて、外側環状道路を東に向かうとすぐに山の中となる。トンネルも多く、あっという間に日常から離れるような気持ちになる。そのまますぐに金沢森本インターに着く。高速道路は入ってしまえば早いが、街中の道路に意外と時間がかかることが多い。幸い、この経路は早い。ETCゲートを抜けて本線への分岐となる。ここ、金沢森本インターは実は分岐がほとんどのインターチェンジと逆なので注意が要る。インターチェンジは料金所から上下それぞれの方向に分岐することが多く、目的地の方向の道に分岐が大原則である。たとえば東名高速に静岡県あたりで、料金所を北向きに抜け、分岐するとする。東京方面と名古屋方面に分かれるわけであるが、北向きだから東の東京は右に、西の名古屋は左側にある。分岐もそのとおりの方向に行くと良い。ほとんどのインターなどではこのようになっているので、地理が分かっていれば自然に分岐できる。が、金沢森本インターは逆なのである。谷の部分に作られていて複雑な形だからだろう。本来なら右にある富山方面の分岐が左になってしまっている。いつも違和感を感じながら分岐し、その先で高架で本線を超え、大きく2度曲がって合流する。ジェットコースター並みの道路である。
本線に合流、ここは軽い緊張がいつもある。加速車線でなるべくスピードを上げて合流するが、本線への道はどこも急カーブなので加速車線時点に入るときはせいぜい60km/h程度である。一部のパーキングエリアではもっと遅くなってしまうこともある。合流前から本線を見ておき、ここで後方を確認しながら一気に加速しする。加速車線を使えば乗用車なら楽に120km/h位まで加速できるはずだが、遅いままいきなり本線に入る車が結構いる。本線側でも合流車に配慮するけど、なるべく加速して入って欲しいと思う。もっとも、加速車線で見ると合流部の最後が壁みたいに見え、それが迫ってくるのだから、合流できなかったらどうしよう、と怖く感じるかもしれないが、そう難しいことではない。速度が同じであれば車間距離が3m程度でも合流は可能である。もちろん合流後すぐに車間は開けなくてはならないが。

北陸自動車道の石川−富山県境付近は山道で、制限速度も80km/hに制限されている。金沢森本インターから入るといきなりこの山道になる。ここまで金沢市街から十数分であっという間に抜けた感じである。これが金沢西インターだとインターまで時間がかかる上に市街地が延びているし、高速に入ってからも見える景色が平野部で家などが多く見えるのですんなりと気持ちが切り替わらない。そういえば書籍の紀行文でも似たようなことが書いてあった。鉄道の中央線は八王子を過ぎるとすぐに山になって東京を抜けた気分になるけど、それ以外の東海道線や東北線などは走っても走っても市街地が切れない、というのと同じかもしれない。規模はずいぶんと小さいが。いずれにしろ山の高速道路である。カーブも勾配も大きく、トンネルもある。注意の要る道である。が、山道はすぐに抜け、富山に入る。遠くに100mのクロスランドタワーが見える。このあたりは散居村とよばれ、家が田んぼの中に散在している。この理由の一つはフェーン現象の際の乾いた強風時に火災の延焼を避けるため、と言われている。フェーン現象のというのは、湿った風が山を越える際に雨を降らし、その後の山おろしの風が乾燥した温かい風になるものである。延焼防止は、家同士は離れているからその効果はあると思うが、台風に伴うフェーン現象では強風のために100m位離れた家にも次々と延焼してしまったこともある。家が点在するの様子は高速道路からでは分かりにくいが、クロスランドタワーや近くの山から見るとよくわかる。
この付近、小矢部IC、小矢部川サービスエリア、小矢部砺波ジャンクションと似たような名前の施設が続く。分岐して能越道に向かうと小矢部西ICもある。小矢部市は小さな市だけど、インターチェンジが2つに加えてサービスエリアとジャンクションと一通り揃うのはある意味すごいと思う。
名古屋方面に向かう場合、小矢部砺波ジャンクションから東海北陸自動車道に向かう。ジャンクションは分岐する道路がクローバーのような形とタービンのような形が半々になっている面白い形なのだが、走っていると形が分からない。金沢側から岐阜方面に向かう場合、クローバー形の道路で、大きく270度回転して合流する。結構急なカーブである。合流後、道路はここから片側1車線になる。そして、山に向かって登りながら進む感じになる。方向は東から南に変わっている。朝から午前のこの時間、太陽に向かうような感じで進むことになる。夏なら日の出が早いが、それ以外では太陽が低くて眩しい。サンバイザーは太陽がそれより低いので効果はない。対策として、私はサングラスを使っている。ついでに言うと、サングラスは喧嘩凧が風向きによっては太陽に重なるように揚がってしまうので、用意していることが多い。が、そう使うものでもないので忘れてしまうことも少なくない。この先、トンネルが多いのでサングラスは不向きになるのだが、私のサングラスは度入りでオーダーメイドになる関係で、色のバランスなども良いのでトンネルでも見やすい。本当は外した方がよいのだが、頻繁に出入りし、時には太陽に向かうので外さないこともある。トンネル数はこの先60近くあるが、この富山と岐阜の県境付近はまるでモグラみたいな感じである。トンネルが多いことでは、北陸自動車道の親不知付近も多く、トンネルは26ある。東海北陸道は山の中なので抜けたときの木々や谷、ダム、更に橋脚が100m以上の高速道路としては最も高い橋もある。景色は非常に良いが、運転中は見とれるわけには行かない。

山の中を進むと金沢から1時間以上になり、そろそろトイレも心配になってくる。以前は道路わきの標識で先のパーキングを確かめながらタイミングを判断していた。しかし、今はカーナビで次のパーキングエリアの順番と距離がわかるようになってのでありがたい。私の場合、サービスエリアではなくてパーキングエリアそれも小さめのところを使うことが多い。トイレと飲み物を買うだけならその方が空いているからである。
更に進むと反対側が混んでくることもある。これは名古屋や大阪などのからの行楽客だろう。金沢から出ると都市部からの流れと逆行することが多いので渋滞は少ない。なので、このように渋滞を横目で見ながら、ということが結構ある。とはいえ、自分自身も渋滞に巻き込まれることも少なくないので、渋滞の苦しみはよくわかる。特にこういうトンネルの多いところは嫌である。
片側1車線の道路は、当然追い越しはできないために遅い車がいるとその後に列が出来る。追越が全く出来ないわけではなく、インターチェンジの前後は2車線になっているところが多く、追い越しは可能である。この場所で、遅い車の後ろは一斉に追い越しをかけようとする(”一斉”は大げさか?)。制限速度は70km/hだけど、追い越方は結構早そうである。危険を感じてしまう。その片側1車線も途中で解消される。そこから先は普通の高速道路となる。ここから谷も広くなってきたように思えてくる。

東海北陸自動車道のよさは、山岳路線であることだろうか? 緑が豊富で山や高原などを眺めながらの走りになる。ダムを眺める橋、橋脚が100m超の橋もある。残念ながら乗用車を運転しながらでは景色は楽しめないが、良い路線である。途中、美濃白鳥に向かう道路が分岐する。山の中腹に白い橋が見える。道路を走る分には気持ちが良い景色だけど、山好きから見れば邪魔に見えるかもしれない。
山を抜けるといきなり広い平地に飛び出すように感じる。中央道や東名に向かう環状道路が分岐するあたりである。電車の場合、先頭からの景色は見えない。横方向からだけなので、平地に飛び出す感覚はない。これは自動車特有の景色だと思う。空が広く明るくなったようにさえ感じる。もっとも、この地点で分岐する場合はそれに備えて車線変更を、となるので気分的には余裕はない。この感覚もまた、自動車固有のものかと思う。
この先、138mのタワーや大観覧車も見える。間もなく名神に合流する。朝とはいえ交通量は多い。運転でも緊張が高まる。名古屋都市高速に入ると更に緊張感は高まる。路肩に余裕がなく、交通量も多く、合流も多い。都市高速、防音壁があるので景色はビル中心となる。それでも、防音壁の低いところもあり、その一つが名古屋空港の近くである。短い時間であるが、滑走路も見える。しかし、景色を楽しむ余裕はない。
緊張は、名古屋市内の一般道路では更に高まる。車が非常に多い上に車線が多かったりするので早めに車線変更しておかないと目的地に向かえなかったりする。カーナビで以前より楽にはなったが、それでも緊張することに変わりはない。そして、駐車場探しも一苦労である。これもカーナビに駐車場情報が出るのだが、情報の受信が間に合わないことも多く、空き情報は分からないことも少なくない。慣れないこともあり、とにかく入りやすいところにとめる、と言う感じになる。

ここで戻りに先を進める。
名古屋方面からの帰りは北陸自動車道に進む。早いのと走りやすいのと、慣れているからでもある。夜間は慣れた道の方がなんとなく安心できる。この場合名神高速を進むが、交通量は多い。ただ、渋滞もあるのだが、名古屋から米原ジャンクションまでは大抵は順調である。京都付近や彦根付近での渋滞が多い。これは、北陸自動車道から関西方面への車の合流もあるからかと思う。渋滞はないが交通量は多い。米原ジャンクションで北陸自動車道にはいると交通量は激減する。ジャンクションで関西方面からの車と合流し、部分的に詰まった車間距離が解消するとほっとする。ずいぶんと走りやすくなったように思える。
ところで高速道でつい気持ちよく走るとうっかり制限速度を超えることもある。速度取り締まり機もあるが、パトカーによる取り締まりもある。実は、私が以前乗っていた車、覆面パトカーにも使われていた車両であり、それも同色の覆面パトカーが多かった。前から見ると赤色灯になる大きめのライトが追加されている程度で見分けはつきにくい。なので覆面パトカーと間違えられたこともある。これは実は非常に面白い。以前、同型同色の覆面パトカーが路肩に止まっていたことがあり、その後しばらくは私の車も警戒されていた。追い越し車線を走る車に追いついた直後、あわててスピードを落として走行車線に戻るのを見かけたし、追越中に減速して後に戻った車もいた。また、追い越された後に追跡の動きを真似てみるとこれまた減速して戻ったりと、何回も楽しませてもらった。

北陸自動車道、比較的海に近いところを走る。米原から金沢に向かうと杉津パーキングあたりが絶景である。敦賀湾を見下すことができる。ここは旧北陸本線の線路跡でパーキングは駅のあとでもある。景色が良い、ということは難所でもあり、北陸本線は北陸トンネルに移って廃線となった。運転中ならパーキングで一休みを兼ねて、と言うのもよい。私は米原方面への高速バスでここの景色を何度も見て楽しんでいたのだが、実はセダンなど背の低い乗用車ではガードレールが邪魔になって海が良く見えないのである。また、この付近、上下線が大きく離れているのも特徴である。走っていると思いがけない方向に反対側の高速が見えたりする。そして、反対車線が見えない、というのもまた面白い。

北陸自動車道も進むと後は単なる帰宅道になる。運転の楽しみはあるが、だんだん早く帰りたくなる。これは車だけでなく、電車でも同じである。大抵は南条サービスエリアあたりで帰宅予定時間連絡の電話を入れる。ここは高速バスの休憩場所でもある。ここで敦賀のかまぼこを買うことも少なくない。その後はもう帰宅一直線。行き先までの距離表示に金沢が出て、県境を超える。気持ちはもう家に飛んでいる。

安定強風時の空撮  2011/10/11
3連休の中日、日曜日空撮をしたいと思って外に出たけど風がほとんどなかった。自宅付近ではそれなりに風があり、近くのビルに上っている旗がはためいていたので出てきたのだが、目的地付近は無風であった。
で、月曜日に出ようとしたところ今度は強風である。近くにある神社の木は、枝が大きく揺れている。午前中に出ようかと思ったけど強いので午後にしてみた。が、強さはほとんど変わらない。行くだけ行ってみようと思い、小型の凧も用意して撮影に出ることにした。最初の目的地は先週写した健民海浜公園の近く、金石の港である。
この場所は少々分かりにくく、近くにたどり着いたがその先が分からない。海岸まで道はあるようだけど大きな水溜りが連続する道である。この先、大した距離ではないので歩くことにした。この水溜りでは車が泥だらけになりそうである。凧を2つと機材一式を持ってゆく。連続する水溜りの一部は相当深そうだ。
すぐに着いた河口付近は結構広く、広場のようになっていて防波堤も見える。防波堤は立ち入り禁止で、その手前で釣りを楽しんでいる人たちがいる。余談だが、凧は細長いので釣竿に間違えられることがよくある。以前、機材入れに四角い工具箱を使っていたが、これはクーラーボックスと同じような大きさなので釣り人そっくりであった。今は銀色の工具箱なので少しは違って見えると思うが・・・。
広さは十分、凧の角度をイメージして河口と漁港、林の方向などを確認、写真をイメージした上で、ここで揚げることにする。まずは小型のデルタボックスを上げる。既製品で幅2m弱である。実は凧遊び用に買ったものである。但しカイトフォト用にラインは250lbを使う。100kg以上の強度がある。小型の凧ではあるけれど、カメラを軽々と持ち上げた。デルタボックスらしく高い角度で上る。風は予想以上に安定していて、不安は全く感じない。港を中心にカメラを向けて撮影し、降ろし始める。そのときに釣り人を写そうとして真上に持ってゆく。凧の高度が低くなってきているのでちょっと動きがある。また、手前に灯台に向かう電線があり、電線ぎりぎりまで寄るがなかなかカメラを思うように向けられない。高度が高すぎと思うが、それでも写して次に向かうことにした。

次は金沢港である。目的の一つはからくり記念館であるが、その裏にはドックがあり、思った以上に雑然としている。もちろん立ち入り禁止で入れない。しかし、対岸が意外と近い。それに灯台もあるのでここに決める。但し、空き地は駐車場のようになっている。その海側は埋立地で立ち入り禁止、近くに橋がかかっていて距離は十分ではないが、先ほどの凧の安定性から見て危険はない、と判断して上げ始めた。さきほどよりちょっと風の変化があり、時々凧が横に移動する。しかし、橋までの距離はその変化に比べて十分なので危険はない。目的の被写体、からくり記念館と港、そして灯台とカメラを向けて撮影した。

強風とはいえ、海岸沿いで風を乱すものがないので、非常に揚げやすかった。デルタボックスは高い角度で揚って安定している。非常に撮影しやすいと思った。強風時は風の変化で危険を感じることもあったので空撮を控えていたけど、これなら十分写せると思う。この風を生かすと今まで難しいと思っていた場所も写せるかな、と感じた。
ただ、風でカメラが流されたのか、思った以上に角度がずれていた。カメラに対して真後ろから風を受けたときの上下角が浅いのである。ラジコンのレバーを一番上にした場合でほぼ水平になるに調整しているのに、水平線より上が写っている写真が何枚もある。風でカメラが流れ、傾いてしまったのだろう。これは注意が入りそうだ。
凧祭り参加の記  2011/10/11
凧のイベントへの参加は多いが、今回参加した豊橋への凧揚げ記を書いてみようと思う。

凧のイベントの情報、これは日本の凧の会のホームページにもあるし一度参加すると案内が送られてきたりする。参加の際は申し込んでおいて、となるけれど前夜祭に参加しない場合、申し込まずに行くこともある。申し込みがなくても参加は可能だけど、弁当が用意されないなどの不都合はあったりする。でも大会参加自体は何とでもなる。今回は直前の台風の影響が気になったので開催確認の電話の際に”参加します”と言っただけである。正式に申し込んだわけではないので、飛び込み参加である。金沢から豊橋の場合、日帰りも可能であるけど、今回も1泊することにした。ホテルは早めに刈谷の駅前のビジネスホテルを予約しておいた。最近はWebで早めに予約すると割引になることが多いので利用している。4900円で、通常より安くはあるが、別に駐車料が必要なので支払いは約6000円になってしまう。ここまでが事前準備である。

当日は当然? 早朝に出かける。凧は前の晩に車に積んであるので、カメラとパソコンの入ったかばんを2つ持ってゆくだけである。朝ごはんは作ってくれないので、今回もハンバーガーにする。インターにゆく途中にある店でいつものように注文したけど妙に安い? 店の人が注文を聞き違えたようだ。特別安いセットがあるので、多分それと勘違いしたのだろう。店は今日もほどほどにお客が入っている。その後いつものように金沢森本インターに向かい、高速に入る。日差しはもう秋でまだ低いのでサングラスを使う。
前日に早く出るのは博物館訪問のためであるが、今回はリトルワールドに寄ることにしている。愛知県での参加は大抵ここに寄っている。リトルワールドの魅力、表現は難しいのだが、家庭的な温かみのある展示施設で、なんとなくまた行きたくなってしまう。博物館的テーマパークであるが、働いている人との会話もあり、それも魅力の一つではある。そのためか、リピーターも多いそうだ。しかし、春と秋に公演のサーカスに非常に大きな魅力があることは間違いないだろう。サーカスは普通に見ると入場料が結構高いがここでは入館料だけで見ることが出来る。ただ、場所が屋外ホールなので高さや広さに制限があるため、空中ブランコは長さに制約がでてしまうし、綱渡りなども高さはそれほどでもない(と言っても低いわけではないが・・・)。しかし、その一方で距離が非常に近いなど別も魅力もある。時には客席に飛び込んでの演技もあったりする。今回も南米のサーカス団が公演している。ここのサーカス、実は写真撮影が可能なのである。通常のサーカスは撮影不可なのでこれはうれしい。但し、フラッシュ撮影は禁止。演技者の安全のために当然のことである。他の場所では、フラッシュ禁止と言っても破る人が非常に多いのだけど、ここでは滅多にいない。ごく稀に禁を破るいても見学客同士で注意したりしてすぐに止まる。撮影に関していえば、半屋外なので通常のサーカスよりは明るいけれど、十分ではない。だから、ここでよい写真を撮るにはそれなりの機材と技術がいる。
リトルワールドの開館は9:30なのでそれにあわせて着くようにしている。今回は南米ペルーの特別展があるのでまずそれを見る。インカの金の装飾品、織物、そしてミイラや脳外科手術のあとの残る遺骨など興味深い展示があった。普通の博物館なら企画展にして別料金にするところだろうけど、ここは通常料金のまま。割安感がある。
休日は、サーカスは11時、13時、15時の3回である。いつもは3回とも撮影するけど今日はちょっと名古屋近辺で買い物をしたいので2回で切り上げる予定である。昼食はここではいつも早めに10時ごろに食べる。非常に早い時間だけど、朝食自体いつもより1時間近く早いのだから腹時計はその時差を補正すると11時。だからちょっと早い程度の感覚である。ここにはいろいろとおいしいものが沢山あり、それも魅力の一つである。車でなければドイツビールとソーセージというのが最高だけど今日は飲めない。久しぶりにイタリアの店に行くことにする。イタリアの展示は一番端っこなので園内バスを使う。1日500円で乗り放題である。イタリアの店、イタリアの民家の建物の中に店があり、スパゲッティやピザがある。もちろん? アイスクリームもあるが、今日は食事目的である。ここの料理は普通の1品前なので、グループで行くといろいろ分けて食べることも出来るが、一人ではそれは無理。今回はクリームソースのスパゲッティを選ぶ。お店はまだ一部準備していたりするが、注文は受けてくれる。番号札は1番。この時間だから当然1番目だろう。それでも比較的早い時間に出てきたのだから茹でるお湯の準備は出来ていたのだろう。
サーカスの野外ステージには30分ほど前に入った。幸い、中央をやや外れた一番前が空いているのでそこに座る。すり鉢状の席だから2番目以降でも撮影は可能だが、私は最前列が好きである。視線が低くなるのと、距離が近くなるからである。私の機材で明るい望遠レンズは200mmまでなので離れるとアップにしにくい事情もある。開演までの約30分、本を読んで待つ。その間に前の方からだいたい席がふさがってくる。今日は満席ほどではないようだ。席が一杯になると隣においているかばんをどけなくてはならないが、今日は必要ないようだ。だいたい3分ほど前にカメラの準備をする。カメラを首から掛け、望遠レンズに替える。続いて撮影する可能性のある範囲に一通りカメラを向け、明るさを確認する。屋根のみの半屋外とはいえ暗い。ISO200で、開放のf2.8ではシャッター速度は足りない。暗めのところでも1/250以上になるようにISOを上げる。今日はISO400が最低である。このとき合わせて撮影の角度も見ておく。空中ブランコが正面近くになる。但し、人の向きがどちらが多くなるかは演技次第である。サーカス、タイミングをうまくあわせるには、一通り演技を知っていないと難しい。そして、それぞれに良い場所が異なるので、より良い写真を撮るには何度も足を運ばないと難しい。逆に、同じ演技をしてくれるから予測の難しいスポーツよりは撮り易いともいえる。今回の演目は空中ブランコや玉乗り、綱渡りなどがある。激しい動きは比較的少ないのだが、演者の良い表情を捉えるのはなかなか難しい。
今回、女性の演者が多い。これは嬉しい。スピード感もあって今回も面白い。撮影は2度目も狙ってみる。2回目、若干正面寄りにして席を早めに取っておく。目印として文庫本1冊を置く。これなら万一盗まれても金額的は損失は小さい。以前、席取りに一眼レフカメラがおいてあったのを見て驚いたことがあった。これは私の感覚では信じられないことである。カメラは無事席取りの大任を全うしたが・・・。2回の撮影、残念ながら出来はいまひとつである。サーカスを至近距離で撮るのはある程度動きは知っていても簡単ではない。

いつもなら3回目まで見るのだが、今回は2回目まで。遅くとも16:30頃までに刈谷のホテルに入りたいのだが、最終回は15:45までかかるのでそれでは遅いためである。しかし、2回目終了の13:45では逆に少々早い。時間ぎりぎりなら中央道から東名、名二環に入るのが良いが、今回は都市高速のみで行こうと思う。この場合、小牧インターまでが混雑するのだが、この時間ならまだ渋滞は少ないと思う。それに高速料金が安くなる。と思って小牧インターに向かう途中、ふと思いついた。ここに以前空撮した古墳があった、ということである。場所は確か牛丼店のある交差点を曲がって・・・と思ってカーナビの設定を変えたけど表示されない。チェーン店だけどファミリーレストランでもファーストフードでもないから? それでもその店が見えてきた頃には古墳の位置がカーナビの地図で確認できた。
この古墳、大型の前方後円墳である。以前も空撮を行い、そのなかでまあまあの写真を置いてきたことがある。撮影前に展示室を見ると写真が飾ってあったのはうれしい。今回も風が手ごろなので空撮をしてみる。古墳の周囲が芝生で公園になっているので揚げることはできるが、風はあまりよくない。周囲などに家があるのでそれで乱されてしまう。あと、距離がとりにくいので全景が写しにくい。以前はワイドコンバージョンレンズを使ったが、今回はその用意がない。全景は無理でも・・・と、行なってみることにした。
風はぎりぎり。2回途中で弱まって降りてきてしまったが、3回目に一時の強い風を受けて凧は上空に上がった。しかし、ときどき風の変化がある。この変化が大きいと凧が真っ逆さまになる可能性がある。公園が広ければ移動して対応可能であるが、この広さでは限界がある。また、近くに電線もあるので無茶はしたくない。速やかに巻き取れるようにラインの長さは押さえる。となると距離が取れないので全景を上からは無理だろう。
凧はだいたいは安定はしている。が、揚げられる位置と風向きの関係でカメラの向きがちょっと難しい。古墳が大きいのと位置が多少変わることもある。多少確度を変えて写し、切り上げることにした。周囲の写真も写しておくが、これは付け足し程度である。この場所、凧を公園外に落とすと回収がすごく面倒になるし、車も走っているので風の大きな変化がないうちに終わらせた方がよいとも思う。結果は、やはり全景はむりだったが、後円部を捕らえたまあまあの写真があった。

その後都市高速で刈谷に向かう。刈谷は約1年ぶりになる。ほぼ予定どおりの16:30頃についた。駅前のホテルに入り、荷物を置いてすぐにJRの駅に向かう。列車時間も見ないでまず改札を抜ける。ICカード乗車券の新習慣である。列車時間を見ていると多少時間がかかる。それをするよりさっさと改札を抜けた方が多少なりとも早いからである。改札口の残高が400円で片道ぎりぎり。電車が入るまで間があることを確認してチャージしておく。往復+αで1000円追加しておく。私の持っているカードはSUICAである。東海のTOICAも持っていたが、名鉄には使えなかったので東京に出たときにSUICAにしてTOICAは払い戻した。JRだけ使うならSUICAでも良いし、SUICAなら東京の地下鉄も使え、JRだけのTOICAより有利である。
名古屋での目的、ひとつは味噌カツである。店は駅前の地下街とデパートにあるので、デパートに行くことにした。エレベータを降りると行列が見えた。まさか? と思ってゆくと幸いこれはひつまぶしの店の列だった。目指す店は? こちらも10人ぐらいの列が。でも、店の人がいたので声を掛けると、一人ならカウンターがある、とのことで待たずに入ることができた。カツはカロリー少な目のヒレにしたいところだけど値段が少々高いのでロースにする。ご飯を半分、といって頼み、ビールも注文する。ビールは料理と一緒に出してもらうことにした。私は何も食べずに飲むのが無理なのでこういう注文をする。付け出し代わりに豚肉のしぐれ煮がでてきた。これがおいしく、先にこれとビールが出てきたらもう1本飲んでいたかもしれない。ビールで味噌カツの約半分を食べ、のこりはご飯とみそ汁で。丁度良い量? 実は昼食を軽くして早め、夕食も早くしたのはお菓子を買って帰って食べようとしたから・・・。名古屋はおいしい洋菓子なども多数ある。それにしても、うなぎに味噌カツ。まだ17時を過ぎたところなのにすごい列である。味噌カツを食べて帰ろうとしたときはうなぎ店の列は更に長く40人近く並んでいた。この時点でもまだ18時前である。
さて、買い物である。東急ハンズに寄り、シーリングワックスを見たけど残念ながら好みの色がなかった。手持ちのものが少々古くなって使えないからであるが、この色では封筒に合わず、ちょっと使えない。これは買わずに、空撮材料に使えるものはないかと金属素材を探したり、凧になりそうな樹脂などをぶらぶらと探しながら、もうひとつ探したかったネクタイを探しに行く。最近、タヌキの柄のが出ていたのである。キツネとタヌキの柄をいつもチェックしているのだが、キツネはたまに出ているけれどタヌキは非常に少なく滅多に出ない。20年ほど前に三越がオリジナル柄として出していたのが、マージャンをしているタヌキ。これはちょっと・・・。それ以来、タヌキと思っても尻尾に縞のあるアライグマだったりしてタヌキは見つけていなかったのである。実は同じものが金沢にもあったが、色が2色しかなく、一度見送って名古屋にある同じブランドを扱う店を見てみたのである。このブランド、少量生産だからか店によって品揃えが多少異なり、同じ柄でも色のそろえ方が違ったりする。店員さんに”色違いは?”と聞くとカタログには合計7,8種類あるようだけど、入荷はほとんどないようである。結局、金沢にもある色を買ったのだけど、カタログも見比べてのことなのでまあ良い買い選択だったと思う。
洋菓子とお土産も買ってホテルに戻る。名古屋からの帰り、ホームには行列が出来ていた。階段付近はかなり長いがこのくらいでは驚かない。座れる自信があってのことである。まずホームの端に向かう。どちら側が空いているかは駅などによるが、端が混むことは比較的少ない。(地下鉄などで例外はある) 行ってみると各ドアに6人くらい。これなら座れる確率は高い。一番端っこは多少列が短くても椅子が少ない。しかし、列がそれ以上に短ければ座りやすくなる。それも考えて並ぶ位置を決める。幸い降りる人は多かったが、それでも判断を誤ると座れない。ベストを狙わず確実に椅子を確保することである。手前の4人席が空いていたのでここを確保する。お見合いになってしまう席で、前が若い女性なので斜めに座る。しかし、次の金山でどっと乗るので結局は向かい合わせになった。金山と名古屋では混む位置が違うのでこうなることが多い。


さてようやく凧揚げ当日である。凧揚げ会場には早く着くのが原則。8:30あたりに到着するいは7時すぎに出るのが目安になるが、少々遅れて車に乗ったのは7:30近かった。それでも8:45位には着くかな?と思いながら走らせる。カーナビは9:15着と言っているが、そんなに遅くはならない。私のカーナビは一般道路は30km/h位で計算しているようで、街中ではこれより少し遅れ、郊外では少し早くなる。今回は途中まで信号が全くないバイパスなので制限速度の60km/hで走り続けれられるはずである。この場合、1km進むのにカーナビは2分で計算するけど実際には1分なので相当早く着く。実際、走り始めるとすぐに予定時刻が早まり、9:05位になった。が、渋滞が見えた。この道、以前にも何度も走っていて平日は通勤渋滞があるけど休日の朝は渋滞などなかった。今では混むようになったのかな? と思いつつ進む。もう迂回路はないのでこのまま行くしかない。時には止まる寸前までスピードが落ちるので到着予定時刻は進んだり遅れたりを繰り返し、若干早まっただけである。そして、バイパスの次の道に渋滞マークが見えた。結構長い。再検索する操作もできないので、地図で迂回路らしい道を見てそちらに向かう。山の細い道、と思っていたのに一方向のみ2車線の道で車がやや多く、驚いたことに歩行者が結構いる。不思議に思っているとその先にある自動車部品メーカの工場に入っていった。時刻は8時を少し過ぎたところ。休日出勤にしては多い。多分、勤務日なのだろう。とすると途中の渋滞も同じ理由だったかと思う。その先はいつもの休日と同じ程度の混雑で比較的順調に進み、途中のコンビニで昼食用のパンとお茶を買い、会場には9時少し前に着いた。手前から凧がいくつも揚がっているのがみえる。

会場について車を止める。気は急ぐが、あわてず靴を履き替える。凧揚げ向きの靴では車を運転しにくいのでいつもこのようにしている。旅行用の靴で歩きやすい靴ならそのまま揚げるが、靴の傷み、足の保護を考えると履き替えた方が良いと思う。
まずは受付へ。途中で会う参加者に挨拶しながら向かう。そこで参加申し込みをし、500円払って記念品などを受け取る。1000円でお弁当つきになるのだが、パンを買ってしまったこともあり、弁当なしとした。これならパンを買わなくても良かったかな、と思うのだが、必ずしも余分があるとは限らないのが難しいところである。記念品はバッジである。これは大会に参加しないともらえないので、数が多いということはそれだけ多く活動している証にもなる。いつもなら早速凧を揚げて、となるが今日は風が非常に強い。風が強すぎると喧嘩凧はコントロールが難しいし、私の凧はやや弱めの風向きが多いので、あまり揚げずに、まず他の凧の写真を撮ることにする。
いろいろ変わった凧も揚がっているし、その中には見慣れた凧もある。参加者はまず凧で分かることも少なくない。時には本人より凧で気がつくこともある位である。ここで、前回までに写していた写真があればお渡しする。凧を揚げている姿はもちろん、自分の凧も写すのが難しいから結構喜ばれたりする。自分でまあまあだと思った写真は大き目のキャビネサイズでプリントする。会場をうろうろしながら写真を写してゆく。時には写して欲しい、と頼まれることもある。私の場合、Webに載せることが多いので、それを依頼されることもある。人物を載せるのはいろいろと難しい面もあるが、凧はそれほど気を使うこともないので気が楽である。
凧の写真は、実はコンパクトカメラでは非常に写しにくい。凧は大きいものもあるけれど高く上がると小さい。最近はコンパクトカメラでも300mm相当まで使えるカメラもある。私のカメラは一眼レフだけど望遠は300mmまで。300mm相当あれば大きさとしてはこれで結構写せるのだが、同じ300mmでもコンパクトカメラの液晶ファインダーでは凧は見えにくいことが多いのである。凧の小ささもあるけど、画面では空に溶けこんでしまったりして見えないこともある。また、明るい空に向かっていると液晶が見えにくい。そして、動きが激しいので液晶の反応遅れがあってタイミングが非常に合わせにくい。更に、腕を伸ばして構図を決めるので、素早い動きが難しいこともある。だから、凧が画面に収まっていなかったりする。その点、光学ファインダーを持つ一眼レフは非常に見やすい。光学ファインダーはリアルタイムだし、シャッターに対するカメラの反応も早い。だから非常に写しやすくなる。ただ、カメラ自体が大きくなるため、凧を揚げながらカメラを持ち歩くのは難しい。私の場合は揚げるか撮るかどちらかになってしまう。”撮る”場合、普通の服装でカメラと機材の入ったカメラバッグを持って歩くので見た目はアマチュアカメラマンと同じ姿になる。凧仲間は私を知っている人が多いのだけど、アマチュアカメラマンから見れば参加者には見えない。一応名札だけはつけているけれど、目立たない。だから、どいてくれ、と言われたこともある。今なら”参加者に余計な指図をするな。”と反論すると思うが・・・。ついでに凧向きのレンズについて書いておく。凧は小さいのでやはり長いレンズが欲しい。500mm相当以上が理想であるが、私のように35mmフルサイズを使っていると、300mmを超えるレンズが非常に高いのである。APS-Cであれば300mmは450mm相当なのでまあまあである。一方、人を撮るには50mm相当が欲しいところである。そして、会場を撮るには28mm相当が欲しい。で、私のレンズは70-300mmである。人を撮るにはちょっと長いし会場全体は撮れない。今なら28-300mmなんてレンズが売られているからこの1本で全て写せることになる。しかし、新たに買うには高いし、高倍率ズームだけに画質の限界もあると思う。なので、70-300mmを約1.5万円で買って使っている。こんな安いレンズなら画質もそれなり? 確かもう1本持っている望遠、80-200mmf2.8より画質は落ちるけど、一般用には十分だろう。70-300mmなら高倍率でないだけに無理もしていないと思う。人と凧が大体写せるので、凧の会場ではこれだけでほとんど写している。会場によっては砂埃があるのでレンズ交換は控えたいこともある。
写真ついでに、私自身写されること、凧と写させて欲しい、と言われることもある。極力希望を聞くが、時には凧のコントロールが必要でできないこともある。凧が地上に降りていればどんな撮影でもかまわないので、どんどん声を掛けてくれれば、と思う。

開会式に続いて、小学校の連凧が上がる。写真を撮りながら寄る。今日の強風で比較的低い角度で揚る。凧も一部は回転したり尻尾が揚げ糸に絡んだりしている。だけどよく揚っている。一度強風で糸が切れた凧もあったらしい。連凧は一つが小さいのだけど枚数があるから引きが強くなる。
連凧が降りた後は揚げるべきなのだが、風が強い。喧嘩凧を揚げるが緩めがぎりぎりである。コントロールもしにくい。ということで凧はあまり揚げずにカメラを持って回っていた。が、コンテストの時間、ということで一応金の風神切り絵凧を出して見る。が、3本糸目なのでこの風では安定しない。この凧、素材が重いので少しでも軽くしたいのと強度の関係で紙に穴をあまり開けたくなかったので糸目糸を最低限の3本にしたのである。普通の風ならこれで十分上がるのだが、この強風には耐えられない。ところで審査員はどう回っているのか? 多くの場合よく分からないのがこの大会に限らずいつものことである。凧自体は良くても上がりが悪ければどうにもならない。
ここでちょっと早めの食事にする。大抵は弁当であるが今日はコンビニのパンのみである。食べ物などは車の中におきっぱなしになることもあるので少々暑くても痛みにくいものにする。9月後半なのでトランクに入れ、凧の出し入れなどで時々開けるとそんなに高温にはならないのだが、念のためである。暑くなりそうなときはカメラのかばんに入れて持ち歩くこともある。コンビニのパン、それもよくあるパンなので非常に寂しい昼食である。でも、凧の大会ではいろいろと頂くことも少なくない。以前の奈良の大会でもパンを用意していったけどそうめんをたっぷりいただいたので食べずに帰った。今回も梨を頂いたので2個用意したパンは1つしか食べなかった。(残った分は自宅で無駄なく食べている) 飲み物も凧の大会では必須である。今回はペットボトルのお茶にしたけどパンの分だけコーヒーがあっても良かったかな? と思ってしまう。凧の大会では動き回るので、特に暑いときはたっぷりと飲まないといけない。但し、糖分の多いものは注意がいる。お茶や水以外の、ノンカロリーではない普通の飲み物では糖分が多すぎる。500mL1本で35gになる。夏など2L位飲むのこともあり、その場合は140gもの糖分を飲むことになる。これは恐ろしい量である。いわゆるスポーツ飲料も糖分が多いものが少なくなく、注意が要る。激しい運動ではないので私はお茶を飲むことにしている。結構飲んでもその全てが汗になってしまうようで、朝トイレに行った後は1回も行かないことが多い。

午後になり、ここでちょっと凧を揚げてみる。フローフォームである。この凧は風が強いと引きはものすごく強い。降ろせなくなることさえある。なので糸は短めにして揚げた。予想通り引きは強く、空撮用の腰のロープを使って固定しておく。こうすると手は疲れない。傾きがあるとの指摘で、みんなが手を出してあちこち見ているうちに、糸目の長さが違う、とのこと。揚げているうちに狂ってきたのかもしれない。

閉会式となり、大会としては終了である。だけどここで空撮をしてみることにした。風が強いと凧が絡んだときにちょっと怖い。凧はまだ揚っているが少ない。風は強く、ダブルデルタボックスを使うとカメラの重さが全く苦にならないような感じで勢いよく揚ってゆく。ここから海岸沿いと前夜祭の開かれるホテルの方向を撮りたいと思っていた。多少の揺れはあるが撮影可能な範囲である。上空は予想以上に強く、凧がおろせないのではと思うくらいの引きになることもある。カメラを海岸とホテルの方向に向けて写す。ここから海は全く見えないから勘である。でも、地図で地形は分かっているからあてずっぽうでもない。ホテルも位置は分かっているので方向を決めやすい。適宜そのほかの方向にもカメラを向け、撮影を終わる。さて、デルタ系の凧の弱点は横骨である。強風時に無理に引くと折れることもある。カメラが落下すると危険なので慎重に降ろす。無理はしない。カメラも凧も無事回収できた。早速結果を見るが、大体撮れていそうである。
今回、もう一人空撮を行なっていたが、それは動画であった。少々揺れが大きいと思うが、小凧で軽快な空撮であった。

ここで引き揚げであるか、凧仲間とコーヒーを飲んでからとした。
そして帰り、今回は予想どおり渋滞に巻き込まれた。東名高速、このあたりの渋滞情報を見るのはいつも週末だけど、朝も夕方も岡崎付近はいつも渋滞している。ここを迂回するのはちょっと遠回りだし、一般道路も渋滞している。だから、渋滞でもさっさと高速に入ってしまう方が速い。経験上、自然渋滞などであれば時速20-40km/hで流れているので信号のある一般道路と大差ない。なので、音羽蒲郡ICから入ることにしたのだが、そこまでも結構渋滞していた。凧の大会からの帰り、だいたい19時ごろには帰ることにしているのだが、今回は渋滞分だけ遅れそうだ。カーナビの渋滞マークは音羽蒲郡以東から始まっていて、いきなり渋滞の中に合流となる。渋滞中の合流はちょっと気を使うのだが、先行車に続いてスムーズに入れた。ここから岡崎インターの先まで渋滞。嫌だがしょうがない。地方暮らしが長くなると渋滞への耐性がなくなり、ものすごく嫌になる。ついでに言うと、飲食店で列に並んで待つというのも私には非常に苦痛である。
渋滞中は・・・結局早く抜けることを祈るだけである。残り距離と進む時間から抜ける時刻を予想するなどしながらゆっくり進む。予想時間がだんだん早まっていれば良いけど伸びるとがっかりする。などとやっているうちに渋滞は抜ける。その後は米原ジャンクションまで渋滞はない。こうなると帰宅時間も予想しやすい。養老サービスエリアで軽い休息を取り、自宅に帰宅予定を連絡する。カーナビより早めの時刻、20:30頃と伝えておく。お土産に天むすを買い、ふとめについたカレーパンも買う。さすがに昼にパンひとつと梨ではおなかが減るのも早い。

豊橋の大会を一例にしたけれど、泊りがけで行くときは大体こんな感じである。凧仲間の多くは、泊まる場合は前日にも凧を揚げるのだが、私は前日は揚げないことが多い。凧揚げ半分博物館半分である。折角遠くに行くのだから、という感じである。貴重な交通費と宿泊費、有効に使っていると思う。

真下撮影の難しさ  2011/10/10
カイトフォト、真下に近い角度での写真は他の撮影方法では非常に難しく、カイトフォト独特の撮影になるが、失敗も多い。被写体がうまく中央付近にとらえればよいが、はずれるとなにも写っていない写真になってしまう。これは、真下に向けた場合、写る葉にが非常に狭いからである。もちろん高度を上げれば写る範囲も広くなるが、被写体が小さく写ってしまう。被写体を適切な大きさで正確に写すこと、これが非常に難しい。実際の撮影、カメラは揚げ糸についているのだから、揚げ糸を被写体と重ねるように揚げていればあとは距離を合わせれば真上にもってゆけることになる。が、その距離感がなかなか合わせられない。

今日、港で空撮をし、目的の写真を写し、凧を降ろし始めたところ、入港して来る舟が2隻いた。丁度凧の真下あたりを通りそうなので狙ってみることにした。インターバルタイマ撮影なのでタイミングに合わせてシャッターを切ることはできないが、舟はそう速くはないから大丈夫かと思う。距離はこのあたり、と思って待ち構えた。あとは真下付近でシャッターが切られることを願うのみである。2隻目は若干距離を変えて撮影してみた。
で、結果である。見事に外れた。かろうじて1枚かすっただけであった。距離感、非常に難しい。もう一人助手がいれば横から見てもらって正確に撮れるのだけど・・・。

写真下の端に写っているのが狙おうとした舟

ある空撮の記  2011/10/04
旅行記的な文書を書いたので、空撮記も書いてみようと思う。ひょっとしたら空撮仲間の参考になることもあるかもしれないし、逆にこういう方法もある、などのアドバイスも出てくるかもしれない。ということで、これは先日新しい場所で空撮したことの記録である。

まずは空撮の場所探しである。凧による空撮の場合、凧が揚げやすい場所であることが重要である。多少の広さがあり、周囲に危険なものがなく、かつ写したいものがあることである。なので場所は限られる。記憶で見当を付けた後に地図で確認、あるいは地図でいろいろ探す、などいろいろある。今回は、”このあたりは?”と思って見当をつけたあとで地図により確認を行なった。
地図は、空撮の場所探しにはWebの地図を使う。凧を揚げやすい場所であることの確認のほか、駐車が可能か否かも合わせて確認する。今回候補に選んだのは金沢市の海辺にある健民海浜公園である。プールもあるし、公園もあり、海辺も近い。Webの地図では、航空写真も表示できるので、これで地上の様子も確認できる。木と芝生(草)の区別はつきやすいから、公園でも揚げられそうか否かが判断しやすい。もっとも、航空写真が古いこともあるし、現地でないと分からないこともあるが、それでも大いに参考になる。地図と航空写真でみると、十分揚げられそうな広さがありそうである。撮影してみることにする。

現地についてみると、駐車場は複数あるけど一部は閉鎖されていた。夏のプールの期間などだけ使うものだろう。公園だけでは人は少ないだろう。夏は駐車も有料なのかもしれない。入り口の駐車場でもよいけど奥の別のところに駐車している車が見えるので別の入り口があると思い、裏から行ってみるが入れなかった。全然別の入り口なのだろう。そこまで遠回りしても時間とガソリンの無駄なので歩くことにする。
凧と機材を持ち、まずは海岸近くで揚げるつもりで進む。通路の左に簡易サッカー場があり、子どものチームが練習している。右は簡易ソフトボール場で空いている。ここで揚げられそうであるが、海岸まで出てみることにする。その先は簡易野球場があり、3人ほど練習している。ここも十分揚げられる。位置的にもプールが至近である。そのすぐ先が海岸で、今日は風が強くて砂が飛んでカメラなどを痛める恐れもある。少し沖に護岸があるので雰囲気としてはいまひとつである。ここは簡易野球場がプールに近くて最適と考えて戻った。ここについさっきまでいた家族がいなくなっていた。ちょっと残念に思う。子どもがいると大凧を揚げると驚いてくれたりするので張り合いがあるのだが・・・。
気を取り直して撮影準備をする。まずは機材の組み立てである。組み立てといってもネジを1本差し込んで止めるだけである。経験上、メンテナンスフリーは空撮にとても重要である。以前は組み立てそのものを不要にしてたが、それでは荷物が大きくなるので分解式にした。軸にパイプを差込み、開けてある直角方向の穴に細いネジを差し込む。1.7mmの細いネジで落とすなど失敗もするのでネジは予備を十分に用意している。組み立てはネジが地面に落ちないように運搬用ケースの上で行なう。それでも落とすことはあり、極力回収するのだが、米粒よりはるかに小さいナットは無理なときもある。このため、錆びて自然に帰りやすい鉄のネジを使っている。余談だけど、ナットを紛失するのは自宅が圧倒的に多い。落としたのに見つからないのである。小さい上に弾んで転がってゆくからだろう。
機材の組み立てが終わるとカメラを取り付ける。ここでカメラのインターバルタイマの設定をしてしまうとよいのだが、忘れることも多い。カメラはネジ1本でつけるので慎重に締める。付けたあとはクリップを使って落下防止の処置もしておく。私の場合、空撮用のカメラは一般用を兼ねているのでストラップが付いている。そのまま揚げると下に向けたときにストラップが写ってしまう。だから、ストラップをどこかに固定する必要があるが、これをクリップで留めることで万一の落下防止としている。実は先日クリップがはずれ、ストラップがぶらぶらしてしまったこともあった。この場合、水平方向の撮影に支障はないが真下に向けられない。
私の機材はラジコン式なので手元の送信機からカメラの向きを変えられる。ここでスイッチを入れ、動くことを確認する。送信機はメータがあるので電池の消耗を確認できるが撮影機材側はわからない。パイロットランプがLEDなので少々電圧が下がっても光っていることもある。一度、揚げてしばらくしたら動かないことがあり、電池の消耗だった。(このときもランプは点灯していた) で、スイッチを入れようとすると機材側のスイッチを切り忘れていたのに気がついた。前回から1週間。ランプも付かないので即電池交換である。以前はモーターでカメラの向きをかえていたので消耗が激しかったので長持ちする高価な電池を使っていた。だけどサーボ直結で持ちも良くなったので今では安いものを使っている。こういうミスでの交換の際にも損失が少ない。と言うことで今の電池は4本で100円以下のものである。そして、送信機と機材のどちらも必ず予備電池を用意する。ちなみに送信機を切り忘れると単3電池8本が消える。ここでもし機材が誤動作するような場合は他のラジコン機との混信になる。こちらはカメラが動くだけだけど相手はコントロール不能になる。注意が必要である。わたしのラジコン機器は上空用なのでおもちゃのラジコンなどと混信する心配はない。

次は凧の組み立てである。ダブルデルタボックスを用意した。畳むと1.2m程度の細長い棒状になるので持ち運びは楽である。幅が約3mで安定も揚力も十分な凧である。市販品であるが、横骨以外は骨が木なので翼部分の骨だけはカーボンに交換している。端が痛んできているのと時々骨が揚げているうちに動くこともあるで、次はスポーツカイト式にゴムで張ることも考えている。今の組み立ては翼部分の骨をずらし、横骨を張るだけですぐに終わり、続いて揚げ糸も結ぶ。今日は風が強めなので腰に揚げ糸固定用のロープを巻く。このロープには糸を通す金具と登山用のロープをゆっくり送る金具、糸を固定する金具、更に非常用のナイフがある。続いて凧単独で揚げるが、この場所は周囲に木があるので地上の風は弱く、乱れていて揚げにくい。上空の風の向きは浜辺の風で推測できるが、それから左右に60度位揺れ動いている。つまり、左右どちらからでも吹く。風が強まった瞬間に揚げ始めるが、その直後に変化して落ちたりする。3度目に揚ったけれど高度が足りなかったか、機材を取りに行ったときに落ちてしまい、再度揚げなおしとなる。次はすんなり揚ってくれた。木の高さを超える20mまで揚ってしまえばだいたい安定する。ここで機材を揚げ糸に固定、シャッターを切る。今回はインターバルタイマ撮影なので次の5秒後の自動撮影まで確認する。これをやらないとカメラは揚ったけど未撮影、という悲劇になりかねない。フイルムのときは低高度で一度シャッターを切って音で確かめたりした。だいたいこのあたりでラジコンの送信機を首から下げる。揚げる分には良いけど急に引かなくてはならないときには送信機が邪魔になる。なので、時には送信機を地面に置きっぱなしにすることもある。
続いて糸を送る。野球の練習をしている人の一人が時折凧を見上げている。何かぶら下がっているが?? と言った表情にも見える。風を確かめながら高度を上げ続ける。風が強めなので一気に伸びてゆく。今回はまず100m送る。ここで一度撮影、カメラの向きを変える。ラジコン送信機の右のレバーで向きを変えられる。前後方向か高度、左右方向が水平方向である。サーボの回転は速いので一気にレバーを動かすと激しく動く。サーボにも良くないだろう。極力ゆっくり動かす。レバーは、通常は左右は離すと真ん中に戻るのだが、ばねを抜いてフリーストップにしてある。シャッターは左のレバーでで切れるようにしているが、今回はインターバルタイマのみで写すことにした。林超えなのでひょっとしたら風の変化があるかもしれない、と思ってのことである。この場合、写したい方向に5秒固定すると少なくとも1枚はその方向が写せることになる。が、揺れもあるので一番写したい方向には15秒以上、なるべく長く向けることにしている。
さて、地上でカメラの向きが分かるのか? これは慣れで分かる。カメラを回転させて真横になると薄くなるのでこれで判断ができる。このとき、糸に対してカメラは右か左、直角方向に向いていることになる。ここで上下角を45度位に傾けるとカメラの傾きで前後がわかる。もっとも、私の機材は水平方向には380度位の回転なので一番振り切ったときの方向を地上で、あるいは低高度で覚えておけばカメラが真横を向いたときの前後はわかる。一時期双眼鏡を持っていったこともあるが、安定していないと見えにくいし晴れていると太陽を見てしまう恐れもあるので注意が要る。この状態でゆっくり向きを変えると回転方向もわかる。四角くみえるときはこちら向きか反対側向きであるが、動かし方で区別はできる。いずれにしても糸を100m送ってしまうとカメラは見えにくい。ある程度は勘で調整することになる。
カメラの向きで、水平方向は目視確認でだいたい程度正確に向けられるようになったが上下角は難しい。カメラを真横から見てもいまひとつ分かりにくい。ラジコン送信機のレバー、一番上でほぼ水平になり、一番下でほぼ垂直になる。多少誤差もあるが、これも参考にはなる。あとは勘である。ついつい手前に下げすぎてしまうようで、初期の頃はフイルム1本全て手前を写してしまったこともあった。こういう失敗も多いのでなるべく細かく変えて枚数を多く撮影する。写したいのはプールの方向と海岸である。その方向に向けてしばらく固定。プールは見えないから角度は勘。少しずつ変えながら写す。枚数は多かったけど理想に近いのは1枚2枚。そんなものである。続けて水平方向の向きもを変えながら写してゆく。更に大きく変えるが、これは何があるか分からないのでおまけ的なものである。今日は凧はある程度安定しているが曇り気味でやや暗い。シャッター速度は遅めになる。もともと手振れ補正がないカメラだけどが、手振れ補正があっても効かないこともあるから風の安定が原則である。以前のラジコン式の撮影では揺れの少ない瞬間にシャッターを切っていたがインターバル式ではそれは出来ない。失敗が増えたと思う。
撮影場所、簡易野球場から海岸への道に面しているので、時々人が通る。凧を見上げて行くのだが、声を掛けてくる人はいない。凧のイベントでは一般の人も、”上がっているのは何?”などと結構質問してくるのだが、道路とグランドとで少々離れているからか、声はかからなかった。ちょっと寂しくもある。が、こちらから歩く人に話しかけるわけにもいかない。

ここでもう少し高度を上げてみる。糸は既に120m位出ているが更に伸ばして150m一杯まで伸ばした。カメラは凧の下約20m。だからカメラまでは糸の長さで約130mになる。角度は60度位で揚っているから、カメラの高度は約110mになる。角度は凧を見上げては分かりにくいので横から見て判断する。角度は60度位だけど、強弱で多少変わる。でも、50度でも100mだからここは110mと言い切ってよいと思う。正確に測るにはそれこそ測量して角度と距離を求めないと無理だろう。GPSを載せる手もあるが、高度は誤差が大きいのと海抜ではないので補正も要る。と言うことで今は糸の長さと角度の目測で行なっている。なお、私の揚げ糸には10m単位で距離の印が、その中間の5mにも点が打ってあるのでそれを使うと5m単位でわかる。この高度では一番写したいプールの方向で上下角を少々変え、水平角も少々変えて移し、撮影終了とする。

撮影が終われば降ろすだけ? この降ろすのか結構大変である。下手なことをすると糸がもつれて始末に終えなくなるし、風が強いと糸巻きを飛ばす危険もある。変な巻き方をすると糸がねじれてしまうし、糸に気を取られていると凧が落ちたりもする。それに強風では引きが強くて降ろせないことさえある。
ここで安全のため、糸を金具に通す。これでもし手を離しても糸巻きは体から離れない。風がもっと強いときは常にこの状態にするのだが、今日はそこまでする必要はなかった。この状態では糸を操るのがやりにくい欠点もある。今日は場所が広いので、歩きながら糸を引いてゆく。糸は地面に這わせてゆく。重ねなければ絡む心配はない。ある程度溜まったところでまとめて巻く。私の糸巻きはリング型なので糸を回しながら巻くとねじれてしまう。10回巻くごとに向きを反対にして防いでいる。
40mほど降ろしたところで一度巻き取り、もう一度降ろし始める。このとき凧を見ながら降ろさないと凧が風上に行ってしまうことがある。これはデルタ系共通する特性で、降ろすときや風の変化で揚げ手よりも凧が風上に行ってしまうことはよくある。ここで強引に引き続けると浮力を失うこともある。風上に余裕があるときは移動することで対応できるし、ちょっと待つと戻ってくれる。但し、左右に大きく振れない様に注意が要る。ここで一度巻き取ろうかと思ったがカメラが近くなってきたので一気に降ろすことにする。カメラを回収して高度が下がってしまえば少々風が悪くなっても大丈夫である。カメラがあると錘になって糸を引くので操作に限界があり、コントロールがしにくくなる。引くにしてもカメラが上がるまではたるみを取るだけで引きの効果は薄いし、糸を緩めてもカメラの重みで引き続けることになる。カメラを外してしまえば非常にコントロールしやすくなる。
機材をケース上に置いて巻き続ける。高度が低いので木々による風の乱れの影響を受けてしまう。凧は木よりも高いのだが、風の乱れはその上に及ぶこともある。一気に高度を失ったのでそのまま降ろして巻き続けた。糸の撚りが残っていることもあるので、揚げたままの方が実は都合が良い。これは、揚げ糸と凧の間にベアリング入りの撚り戻しを入れてあるからである。が、風の強いときはそのまま降ろしてしまうこともある。糸を巻くこと。これがなければ凧揚げの楽しみは倍増するのにと思う。が、これはカイトフライヤーの義務である。
回収が終われば撤収であるが、その前に軽く画像を確認する。背面の液晶、外では見難いのだが、それでもまあまあに見える写真があるとほっとする。もっとも小さな画面では”ぶれ”の有無までは確認できないから、良い写真と思ったものがぶれが大きくて使えないこともよくある。ともあれ、この時点でまあまあの写真があるようなので気持ちよく(?)引き上げる。

その後は自宅での写真確認である。曇り空だから”ぶれ”も少々あり、また傾きもあった。海岸は、西向きは太陽や空の明るさ、そして海への反射もあって陸が露出不足のものが目立った。これはある意味仕方ないことでもある。海岸も思ったほど面白くない。また、プールと海をと思って撮ったが、海と陸の比率、空との比率がいまひとつのものが多い。プールの真正面なので斜めから狙った方が面白いかもしれない。また、高度は高めの方がよかった。このあたり、撮ってみないとわからないこともある。
写真で海岸線を追うと、犀川河口があるのだが、そのあたりにも揚げられそうな場所が見つかった。次回はこの場所が良いかな、とも思う。
また近いうちにここで写したいものである。

飛行機の旅行記-2  2011/10/02
前回飛行機の旅行記を書いたけど、ちょっと違う内容を追記したいと思う。

今回は出張である。ちょっと早めに着けたので余裕を持ってチェックインをする。セキュリティチェックの前に売店を少し覗く。今回は何も買わないのだけど、新しい品があったりすると参考になる。が、今回は特別なものはなかったので、早めに切り上げてセキュリティチェックを抜ける。携帯電話や鍵、小銭入れなどをかばんに入れるが、携帯電話は以前切り忘れたことを思い出してこのときにもう切ってしまった。
中に入ると修学旅行の団体がいた。この日、珍しくラウンジに入ったのだが、混雑とのアナウンスがあったので出てみるともう優先搭乗は終わっていた。私は優先搭乗の対象外なのだが、その次が一般? とおもっていたら次の搭乗はこの修学旅行の団体だった。以外だったけど考えてみれば団体は通常一番後ろの席なので、先に乗せるのが合理的なのかもしれない。その意味では、前方にある上位クラスの席、先に乗せると荷物を棚に入れる際に通路を塞ぐのだから最後の方が良い、となるのだけどさすがにそれは出来ないだろう。飛行機、席は前と後とでは前の方が良い。後方は乗り降りに手間がかかって遅くなるし、エンジンの排気音でうるさい。そして、景色も排気でもやっとして見えてしまう。更に揺れの際に不自然になる。だから、上級席は前の方に設置してある。そして、ビジネス客は少しでも早く降りられる前方を好むので、団体客は大抵後ろである。その方がまとまった席を取りやすい利点もある。余談だけど、接続の遅れで団体客がごっそり乗り遅れ、機体のバランスが狂ったこともあったそうである。なお、機体中央の席は揺れでは問題ないけれど、窓側でも翼が陰になるなど別の意味で望ましくない。もちろん、通路側を選ぶなら中央も良い。
では、右か左か? これは景色の差、となると思う。小松−羽田便では、左は富士山側となる。右が海が多いが名古屋市街が見える。また、羽田への降り方によってはディズニーリゾートやお台場が見える。今回、久しぶりに右にしたかったけれど残念ながら取れなかったのである。更に補足すると、今回の機は旧JASの機体で、3クラスだった。前2列が旧スーパーシート席だったのでここを押さえたのである。レインボーシートなら右も空いていたけどスーパーシート席の方が・・・。座席だけの違いだけど。

小松空港、滑走路は基地と共用である。だから、平日には多くの自衛隊機が離着陸している。運が悪いと待たされることもあるが、最近は少なくなった。待っているときなどに戦闘機が離陸しているのを見ると、音が大きいと思う。飛行の様子が見られることもあるけど、有事を想定した訓練だから、短時間で減速して着陸する動きが見られたりする。離陸準備で滑走路の端に行くと、F15などが駐機しているのが見える。また、その先にはスクランブル用の格納庫もあるが、今日はシャッターが下りている。F15の奥で、練習機が1機、補助翼を動かしているのが見えるが、離陸準備中なのだろうか?
さて、今回は南に向かって飛び立ち、加賀温泉駅の巨大な観音様見えた。が、飛び立ってすぐ左に旋回した。以前は福井近くまで行っていたのだが今日は早い? と思った。GPSで機の場所が地図上に表示されているのだが、小松から豊橋に向けて直行するようなコースであった。途中細かく2度ほど左に曲がったが、以前のコースより北よりであった。でも、少し前に見えた景色、雲が多くてちらりと見えたゴルフ場が今回と似ていたので最近はこのコースなのかもしれない。ここでもう富士山が大きく見えていた。位置は岐阜県の南である。このあたりで右を見ると名古屋市街が見えると思う。つい先日名古屋に行ったばかりで見たかったと思うが残念である。
その先、浜松に近づくと新東名高速が見えてきた。道路としてはほぼ出来ている。今日の高度は6100mで、いつもより少し低い。でもこの高度では車の動きは注意しないと見えない。高速道路の車はほとんど止まって見えるのである。さすがに距離がありすぎ、となるのだろう。では新幹線なら? 動きが分かりそうなものだが、残念ながら今日は見えなかった。
以前より北寄りなので静岡市街も大きく見えた。大雨の影響が残るのか、安部川から海に流れ込んだ水が濁っているのがよくわかる。海流は西から東のはずだけど、濁った水は西に向かっている。不思議に思えるが、こういう日もあるのだろう。ふと市街地を見ると白い点が動いている。どうやら小型機かヘリコプターのようだ。これはさすがに動きが早い。海の上、富士山を眺めながら伊豆半島へ。大室山が良く見える。明るい緑なのはいつもの通り。前回、周囲も草の色、と書いてしまったが木々の濃い緑が散在している。勘違いだったかと思う。
大島の上辺りから高度がゆっくり下がり始め、房総半島で3000mほど。だけどずいぶんと低くみえる。ここまで降りると車が楽に見分けられる。内陸を旋回しながら木更津へ。これでC滑走路への着陸が決まったようなものだ。陸に近いA/B滑走路への着陸、初めてのD滑走路への着陸を期待したがいつものコースであった。ここからは通常の出張コース。モノレールで浜松町に出てやや早めの食事をする予定である。浜松町着は11時過ぎ。まだ昼の混雑まえで席に余裕があるから入りやすいし店もゆっくり探せる。以前は小さな中華料理店をよく利用した。比較的安く、ランチではあるけれど注文を受けて作ってくれるので出来立ての熱い料理が出てくる。他のランチは、あらかじめ用意した料理を組み合わせるので冷えているものも混じったりするのと比べるとおいしかったのだが、残念ながら閉店してしまった。
モノレールからは富士山が見える。今日は夕方も含め、ずーっと見えていた。やはり良い景色である。

次は帰りのことも軽く書いておこう。
今回、余裕を持って最終便を予約しておいたけど、急げば早い便にのれそうな感じである。とすると、やはり少しでも早く帰りたい。幸い、予約変更可能な航空券だから電話をしてみる。予約は出来たが座席指定はできないとのこと。私は窓側が最優先だが、さすがに便を遅らせても窓側にはこだわらない。通路側でも、と思いながら変更する。次は羽田へ急ぐ。希望する席を取るには少しでも早い方がよい。カウンターに行ってチェックインすると、幸い窓側が取れた。席を確保した次はおみやげである。家にも何か欲しいし会社にも・・・。会社の場合、個別包装が大前提で、安くて数があるのがよい。更に目新しいものが理想だがこれは難しい。空港で売っているものはもう買われてしまっている。デパートなどで探すと良いのだが、高いものが多い。それに今回はその時間もなかった。しかし、幸いなことに新商品があった。しかも最近多い簡易包装がある。これは安く数がそろえやすいので助かる。2つ買い、余る分は家庭用に回す。でもそれだけでは少ないのでもうひとつ小さいのも家庭用に買っておく。家に持って帰るお土産を買う基準、これは単純明快、”自分が食べたいもと思うもの”である。
おみやげは、整理可能ならかばんに入れてしまう。このあたり、人によって違うと思うけれど、私は荷物を減らしたいと思う方である。ひとつが大きく重くなるのは仕方ない。その逆の人も多いのであるが・・・。今日は日帰り用の小さなかばんなのと、かさばる便箋を買ってしまっていたので入りきらないから小さな袋がひとつ残る。次に寄ったのは文房具の店。ここにはいろいろと面白いものがあるが、良い品が揃っているけど高い。そういう品はつい買いたくなるのだが、今回は財布が軽いので見送る。中ではカップラーメンの蓋をおさえるカップメン、この新しいものが出ていた。スカート姿の女性版である。が、既にカップメンを買ってしまっているのでこれも見送りである。空港には面白い店もあるので、時間があれば店をうろうろするのも楽しい。国際線ターミナルには海外のお土産によさそうな店もあり、これも楽しい。ちょっと離れているけれど途中に寄るならそれほど時間がかかるわけではない。また、第一第二ターミナルも離れてはいるけど、動く歩道が設置されているのでこれもそんなに時間がかかるわけでもない。だから、時間があれば時々行ったりしている。但し、飲食店は高めなので利用することは少ない。なお、飲食店は、出発到着両方にある。到着側は軽食中心で安めである。(それでも高めではあるが・・・) なので、最終便で帰るのにちょっと空腹を感じるときなどは到着ロビーで食事をすることもある。
今日はここで時間の余裕がなくなった。ラウンジで少し時間をつぶし、搭乗口へ。今回も優先搭乗が終わっていて丁度乗り込めるタイミングだった。入ってすぐ、内装がB777そっくりなのに気がついた。機体はB767である。椅子もB777のものと似ている。改装されたのだろうか? と思いながら見渡す。乗って待つ間もなく扉が閉じる。定刻の5分前である。すぐに動くか・・・と思ったがそれからがちょっと遅い。数分で動き出し、A滑走路に向かう。これは非常に遠い。途中、高速道路の上を橋で渡る。見ているとD滑走路に向かうらしい機もいる。D滑走路での離着陸はまだである。ここで南を見ると、着陸機が続いている。同時に約5機見える。すごい混雑・・・と思っていると滑走路の手前で止まり、順番待ちで7分以上かかるとのこと。ならば本を・・・と思ったが新座席で読書灯のスイッチが分からない。隣の人も客室乗務員に聞いていた。幸い機内誌にスイッチの図があったのでそれを見て操作する。ちょっと見、でサインは良いけど、こんなに文字が小さくてはわかりにくすぎると思う。窓の外を見ていると、1機ずれている? と思うと離陸用の滑走路に降りたりする。相当混んでいるようだ。羽田空港、平行して2本の滑走路があり、離れているので同時に離着陸ができる。以前隣接して2本並んでいたときは同時はできず、滑走路端で待機し、着陸完了と同時に離陸、というのがあった。が、何かのミスか、着陸中に離陸してしまうのも見たこともある。今回、離陸は結局動き出してから25分位後だった。離陸後40分位で着くことを考えるとかなりの待ち時間である。でもまあ仕方ないかとも思う。夕方の地方発の便では、上空の待ち時間を抑えるために出発時間を遅らせることもある。
離陸後、右に旋回して一度千葉県の東京湾岸近くまでゆき、再度左旋回してゆくようだけど、場所を調べようとしてもいまひとつ分からない。昼なら太陽の位置や遠景などで方位が分かるけど夜間では無理。どれだけ旋回したとかも分からない。高速道路や川が見えたりするけど、それ以外の特徴あるものが見つからず、場所は不明のままである。しかし、今日の夜景はきれいである。富士山が見える位だから空気が澄んでいるのだろう。明かりがひときわ輝いて見える。私の後席の人も夜景を堪能しているようだ。
その後、甲府あたり、松本方面などが見えていると思うのだが、いまひとつ分からない。日中であれば山や盆地、河川などの地形で推定できることもあるし、少なくとも方位はだいたい分かるから参考になるので判別もしやすいし、一度分かれば夜でも推定しやすいが、飛ぶルートが変わって以来、日中の飛行がないのでいまひとつわからない。出張が減って日帰りも増えているからなかなか機会はなさそうである。

安定した飛行になり、飲み物のサービス。私は大抵ホットコーヒーをお願いする。夜景を見ながらのコーヒーも良いものである。今回は特に熱かったような気がする。なのでゆっくり飲む。揺れがあるときは気になるけどその心配が少ないときは急ぐことはない。以前はスーパーシートはビールなども無料だったので車の運転をしないときに飲んだこともある。また、機内食もあったけどそれもない。もっとも、東京ー小松のように飛行時間が短いとあわただしいので食べにくい。機内食と言えば・・・一度羽田が雪で飛べないときがあり、機の除雪の順番待ちで出発前に時間がかかる、との案内があり、スーパーシートでは機内食が出されたことがあった。そのときは小松から自動車だったので飲めなかったが、周囲では何人か飲んでいた。そのときは結局運休になったのでお弁当を只で食べられたことになる。ビールと言えば・・・銘柄を聞かれ、まだ入手が非常に限られていたオリオンビールを頼んだところ、すぐにそれが出てきて驚いたこともあった。沖縄とは無関係の便だったのだが・・・。
今回はコーヒーだけ飲み、夜景も途切れて少し本を読んだ頃には高度が下がり始めている。間もなく着陸。本を読んでいてどこから進入するか気がつかなかった。景色を見てもいまひとつ位置が分からない。石川県の夜景ですぐに位置が分からないのだから東京が分からないのは当然かもしれない、と思う。今回は高速道路を見て位置の確認ができた。南側からである。続いて片山津温泉が見える。滑走路はすぐそこである。

封筒とシーリングワックス  2011/10/01
便箋と封筒、以前から愛用しているブランドがある。アメリカのクレイン社のものである。便箋に封筒、当然紙であるが、これはコットンペーパー、つまりパルプではなくて綿を材料にしているものである。といっても見た目は普通の紙と大きな違いはない。クレインの製品は非常に上質であり、学生の頃に見つけて以来、大切な手紙に使い続けている。

クレインの製品を最初に買ったのは25年ほど前、買った色はECRU WHITEで、落ち着いたやや赤みの強めのクリーム色である。これは今も使い続けている。万年筆では数色使い分けているけどいろんな色であわせやすい、万能の色である。そして、プリンタなどない頃からの紙なのにレーザープリンタやインクジェットプリンタにも何の不都合もなく使える。当初、他にいろいろな色があり、白とブルーも使っていたけど他の色も合わせて多くは製造中止になってしまった。なかでもやや濃い青、ケンブリッジブルーは好きだったので残念である。白とケンブリッジブルーの併用もしたりした。
手紙、ECRU WHITEには必ず70円切手を貼っていた。料金でいえば60円でよかったのだけど、60円切手より暖色系の70円切手がぴったりだったのである。10円無駄? その通りなのだけど便箋が2枚に封筒を合わせて120円以上だったので、切手の10円の違いより見た目を重視したのである。70円切手を貼った封筒、とても落ち着いた感じで非常に良い感じであった。
ここでシーリングワックスである。これは、封筒の合わせ目にする封の一種である。専用の蝋を溶かして落とし、固まる寸前に判子のようなスタンプを押す。封を剥がすとこの蝋が壊れるので、国家レベルの重要な書類には今も使われているところがあるそうだ。もっとも、私は単なる見た目の良さで使っている。シーリングワックス、この色も当然? 封筒の色に合わせて数種類用意していた。

手紙、その後はE-Mailを使うことが増えたことと、プリンタを使うことが増えたのでクレインの封筒とシーリングワックスを使うことは減ってしまった。手紙も写真を同封することが増え、しかもキャビネサイズなどを使うようになったのでそれまでのクレインの封筒には入らなかったこともある。それでも、特に大切な手紙はクレインのものを使っていた。英文など、一度PC上で日本語で書き、それを翻訳し、再度手書きにするなど手間を掛けたけれどそれが必要な手紙には使ってきた。
しかし、先日久しぶりにシーリングワックスを使おうとしたら古さからか溶けがおかしかった。なので新しいものを、と思って名古屋に出たときに探してみたが好みの色がなく、しかもものすごく高かったので買うのを見送った。そこで出張の際に伊東屋を覗いてみるとシーリングワックスは多少品揃えは変わり、新しいブランドも増えていた。シーリングワックスには芯があるものとないものとがあり、以前は芯付きを使っていたが今回は芯無しにした。芯があると燃えるときに煤が混じることもあるからである。芯なしは削ってスプーンなどの上で溶かすことになる。芯がある方が手間がかからないが、今回は煤が入らない方を選んだ。
合わせてクレインの製品を見てみた。売れ筋の? カード中心の品揃えになっている。結婚式の案内などに使うのだろう。それでも便箋などもまだあり、その中で大きめの封筒があった。キャビネサイズの写真の入る大きさである。最近写真を送るときは事務用封筒ばかりになっていた。というよりそれしかなかったからである。それが、クレインのがあったのでうれしくなって買った。

手紙、回数は以前よりだいぶ減ってしまった。でも、手紙のよさも捨てがたい。写真を送るとなるとなおのこと、である。
凧の写真、以前は郵送もしていたけど最近は次に会うときに渡すようになってきた。この機会に郵送を復活したくなるような封筒である。
飛行機での旅  2011/09/19
旅行記で、移動中の乗り物に関する記述が詳細なものがある。極端な話、乗ること自体が目的の一部になっている旅行記もある。しかし、その乗り物と言えば鉄道や船で、一部にローカルバスなどがあるような気がする。自動車や高速バス、飛行機は少ないように思えてくる。もっとも、これは読み手である私の好みが多いに影響していることとは思う。しかし、その裏にあるのは、乗ることが楽しいか否か、楽しめるか否かが多いに影響してくると思う。高速バスはとにかく安く目的地へ、という人も結構多いと思うし、飛行機は早く目的地へ、というのが重要になる。車の場合、渋滞や運転での疲労もある。運転を楽しむことが目的、となるとこれは旅行記ではなくなってしまう。では私は? というといろんな乗り物で相当楽しんでいる。鉄道での旅が好き、と何度も書いているけど高速バスも楽しんでいるし、飛行機も車も楽しんでいる。鉄道の旅行記で、飛行機は仕方なく乗る、みたいな記述があったりするけど、私は全て楽しんでいる。

ということで、まず飛行機での旅行記を書いてみようかと思う。(どうせこういうものを期待する人はいないのだし)
飛行機の旅を楽しむ人が少ないこと、この理由はいくつもあると思う。まず機内は一般に非常に狭く、窓の景色も楽しみにくい。食べ物や飲み物を自由に楽しむ雰囲気でもない。となると、旅を楽しむ雰囲気にはなりにくい。でも、それなりに楽しめると私は思っている。一例として、小松から朝羽田に向かうことを例に書いてみる。
私は小松空港には車で行くことが多い。朝乗るときは時間の余裕はそんなにない。幸い道路から駐車場が見えるため、入口に入る前にどこに空きがあるかちらりと眺めて確かめておいてとめる。駐車後は空港ビルの、航空会社のカウンターに急ぐ。時間があってもつい急ぎ気味になる。今は航空券なしで、航空券のカードのみで搭乗できるのだが、搭乗券がある方が安心できるのでチェックインついでに発券して貰う。私の場合、幸いなことに優先カウンターが使えるのでそこに行って発券して貰う。一時期出張が多く、年間50回に達しそうになったので利用を1社に集中し、更に溜まったマイルを利用券に変え、年間50回に達したので特別のカードに乗り換え、専用カウンターやラウンジの利用が出来るのである。搭乗券を発券して貰うのはやはり不安を感じるからである。早めにセキュリティチェックを済ませる。面倒をさけるため、身の回りの引っ掛かりそうなものを全てかばんに入れてしまう。携帯電話、鍵、小銭入れ、時計などである。最近はチェックが厳しいので一度引っ掛かると細かく確認されてしまう。なので、余計なものは初めから持たないようにする。
小松はセキュリティチェックを抜けるとほとんどすぐに搭乗口である。待合室内のラウンジがつかえるけど朝の時間がない時に入っても仕方ない。搭乗口近くでウロウロして待つ。ここにいれば早めに乗り易い。席は決まっているけれど、荷物を置くことなどを考えるとやはり早い方がよい。それに、席はほとんどすべて窓側を取っている。この場合、通路側の人よりも先に乗った方がよいからである。希望の座席を取る方法であるが、予約時に窓側を撮れればもちろん指定しておく。しかし、それも無理なことがあるので、そういうときは早めにチェックインし、その時に空いていれば窓側に変えてもらう。余談であるが、休日に東京などから帰るとき、夕方の便であっても朝のうちにチェックインして座席を確保することもある。いちいち空港まで行かなくても浜松町などにチェックインカウンターがあるのでそこを利用する。
ここでようやく機内である。まず読みかけの本を座席に置き、荷物を上に乗せる。棚の電車との違いは落下しないように収納されることである。電車はほとんどはただの棚なのだが、飛行機は蓋などがあるので落下しないようになっている。当然機によってデザインに差がある。B−767あたりまでは天井があって必要だから棚をつけた、という感じでいまひとつなのだが、B−777は初めから棚を一体化してデザインしたような感じになる。全体が滑らかな曲線になっていて気持ちが良い。棚が空いているかどうかどうかも重要な関心事になる。普通席では3人に1m位のひと区画になる。少々狭い。棚に入りきらない荷物を持つ人も結構いて、足元に置く人もいる。狭いだけならその人本人の問題だけど、下手すると脱出の妨げにもなる。そんなとき、”(荷物で動けない)あなたを踏み越えて逃げますよ”と言いたくなる。なので、私はもちろん、家族がいたらなるべく荷物を預けるように言っている。。
荷物を乗せると次に座ってベルトを締めておく。ただ、まだ緩い状態できつくは締めない。その後、他の乗客が次々に乗ってくる。J社の場合、上位クラスとの差額が1000円で、出張で会社から予約すると無料になることもあるので、大抵はそちらを選ぶ。航空会社間の競争も激しく、顧客獲得にいろいろ努力しているようだ。この場合、前方なので乗り降りも楽になる利点もある。
全員が乗り終わると扉が閉まる。出発の準備が完了したことになり、ドア閉まるのを見ると緊張が高まる。出発、という意味では電車なども同じなのだが、そちらでは緊張感のようなものはない。やはり飛行機だから、ということだろうか? 機は押されてバックし、滑走路に向かう誘導路に出る。その直前にエンジンが始動される。誘導路に出て一度止り、ここで全てのエンジンが始動する。向きによっては、窓から出発準備を終えた地上の作業員が整列、手を振ってくれる。やはり気持ちが良いものである。
小松空港は、朝は南向きに飛び立つことが多い。ターミナルは北寄りなので短時間に滑走路の端に付く。小松空港は自衛隊の基地の兼用なので時には自衛隊機の着陸で待つこともある。これも見ていると面白いと思うが、その一方で早く飛んで、とも思う。
滑走路に入る直前、シートベルト着用のサインが鳴る。ここでシートベルトを一杯に締める。飛行機の事故のほとんどは離着陸時に起きる。万一の時、シートベルトが緩いと体が滑り、ベルトが腹部に食い込み致命傷になりかねない。事故は滅多にあるものではないが、万一のためにベルトは一杯に締める。機は滑走路に入り、離陸体制に入る。羽田では離陸が続くために一旦停止することも多いが、小松では止らずに離陸することも多い。エンジン出力があがるのが音と振動で感じられ、一呼吸おいて最大出力になり加速が始まる。体がシートに押しつけられるのを感じ、緊張が更に高まる。交通機関で、自分で運転しないで緊張感を感じることはそう多くない。しいて言えば高速バスで高速道路に加速車線から本線に入る瞬間かもしれない。しかし、離陸の瞬間はそれよりはるかに強い。車輪の振動が強まり、30秒ほどして機種が浮くのを感じる。その直後、なんとなく不安定な感じになる。移動方向と機首の向きが一致しないから? 説明はできないが不思議に思う。離陸してまもなく車輪があがる。私はここでベルトを緩める。飛行機の事故は離着陸時が大半である。もう少し詳しく言うと離陸後3分、着陸前8分で9割近いといわれている。車輪が上がるのは3分より早いが、もし事故があるならこの頃からもう兆候があるだろうから、この時点で大丈夫だろう。ついでながらベルトは飛行中も締めておいた方が事故予防の観点で望ましい。

小松空港離陸直後は加賀温泉郷などを見ながらの上昇となる。高度はまだ低く、地上の様子がよくわかる。福井県にはいり、名古屋方面に向きを変える。晴れていれば、地上は山になる。私にとって、飛行機での楽しみといえば”景色”である。私には決して見飽きることのない光景だけど、そうでもない人も少なくないようである。小松ー羽田便の高度は約8000mで、この高度から見ると意外なほど地上が良く見える。高層ビル、橋、高速道路などは見分けやすい。鉄道は、線路は見えにくいが列車は分かる。普通の道路は分かりにくいけれど夜は外灯や車のライトで分かることもある。数が少ないけれど一番目立つのは空港である。これは、大きな滑走路ですぐに分かる。地形で言えば、海岸線は非常に分かりやすい。特徴ある半島などはすぐにわかる。湖もよくわかる。川は大きなものは分かりやすい。山は、上から見るので森の緑などはわかるが、山の形のようなものは区別がしにくい。特に山が連続していると特徴が分かりにくいことが多い。場所の特定は、見えている景色で特徴あるものを結びつけると分かることもある。私が景色を楽しんでいるのは場所を把握しながら見ていることもあるかもしれない。場所を意識して見ると小さなものも分かったりする。たとえば野辺山の電波望遠鏡や、乗鞍のコロナ観測所である。これは地形などで場所を意識して見たので分かったと思う。
さて、小松発の機は名古屋の北から浜松に向かうように飛ぶ。大体同じではあるが、日によって多少違ってくる。このあたりで目立つのは右側の席から見える各務原の自衛隊基地と名古屋空港である。どちらも滑走路でよくわかる。また、東海北陸自動車道も良く見える。道路が大きく蛇行し、住宅密集地を裂けているのが空から見るとよく分かる。以前は名古屋空港へ離着陸する旅客機が多く、空からも時々見ることができた。滑走路にいる機は上空からも分かるけれど離陸して建物の上になると建物にまぎれてしまって一度見失うともう見つからなかったりする。このあたりからは遠く名古屋駅前の高層ビルも見えることがあるし、名古屋港近くまで見えることもある。これは飛ぶコースによって変わってくる。
このあたりでは、東京と大阪を結ぶ航空路を斜めに横切るような感じになる。飛行機の高度は、高い方が燃料の効率は良い。しかし、短距離便では上昇するのに燃料が必要なので小松−羽田便では8000m弱になることが多いようだ。国際線では12000m以上になり、地上の景色も違ってくる。国内線でも羽田−福岡便など少し遠くなると高めの高度になる。だから、この付近ではより高いところを飛ぶ飛行機がいるわけで、その機の飛行機雲が見えたりする。平行していると分からないけど横切るので良く見える。見た目は地上からと同じだけど高さの差が少ないのですぐ近くに大きく見える。細長い綿菓子の下をくぐるような感じになる。雲と言えば、夏の入道雲も良くわかる。高く大きな雲の塊で、比較的低いところから機の飛ぶ高さ以上に伸びているのが遠くからでもよくわかる。朝はまだ成長していないけれど、これがいくつも立っているのが見えたりする。これがあると機は必ず迂回する。

機はその先、豊橋の北から浜名湖上空へ飛ぶ。右側の席なら渥美半島も良く見える。浜松は上空を飛ぶので町は見えにくい。ここでも浜松基地が見える。このあたり、地質の関係か地面が赤い。茶褐色である。だから、雲の上を飛んでいきなりこの景色になってもすぐにわかる。昼だと一般道路もわかる。浜松駅あたりを起点にして、平行ではなくてやや広がるような感じに伸びている。また、天竜川も見える。二俣での蛇行、上流のダム湖もみえる。以前、第二東名の工事が見え、橋脚から橋げた工事と、進んでいるのが見えた。しばらく見ていないが今はほとんど道路になっていることと思う。続いて静浜基地になるのだか、これも目にすることは少ない。大井川は上空から見ても水が非常に少ない。そして伊良湖岬を右に見て、遠く北に静岡、清水を見ながら伊豆半島先端に向かう。浜松も静岡も大学のときに住んだ街である。静岡はちょっと遠いけれど安部川や日本平の山、そして美保の松原のある半島が見える。日によっては霞んでしまうのがちょっと残念である。天候によってはこのあたりで富士山も見えてくる。冬以外、新幹線から富士山が見えることは少ないのだが、空から見ても同じである。雲に覆われていたりする。ただ、山頂付近だけ雲から出ているときもあったりするので、地上からよりは見える回数は多いと思う。富士山は遠く駿河湾越し、伊豆半島越しに見ることになる。
伊豆半島先端は、海岸線が非常に複雑になる。浜松や静岡あたりは砂浜が多いし、山が迫っていたりするけど海岸線は緩やかに弧を描いている。が、伊豆半とは細かな入り江が多数ある。小さな湾の奥に砂浜があるのも見える。浜松の直線的な海岸と対照的である。よく見ると下田も分かる。下田しか書かないのは、伊豆の先端あたりで行ったことがあるのは下田と石廊崎ぐらいだからである。観光でも行ったことのある地はわりとよく分かる。石廊崎が分からないのは地形が複雑すぎるからか? 機がやや北を飛ぶと大室山も分かりやすい。木々の緑とは違った明るい緑で、丸い山も火口もよくわかる。回りが草地なのも分かりやすい理由だろう。その先、大島の上を飛ぶ。窓から下を見るとかろうじて島と、ここでも滑走緒が見える。以前、一度熱海あたりの花火を見たことがある。花火は地上からと同様、円形に見える。大きさは腕を伸ばしたときの指先ほど。距離があるのでとても小さい。当然、音も分からない。しかも地上の明かりと重なることもあるので、意識して地上を見ていないと気がつかないと思う。やはり花火は地上かあみるものと思う。
この付近は、羽田と東京を結ぶ航空路である。だから非常に多くの機が飛んでいる。密度が高いからすれ違いなどもあるのだが、これは気がつかない人がほとんどだと思う。飛行機の速さは約900km/h。同じ速さですれ違うのだから、見えるのはほんの数秒である。そして、見えるときは距離が離れているので小さい。気がつかないことがほとんどだと思う。また、同じ方向に向かう機が見えることもある。この場合、ほぼ同じ位置に長い間見え続ける。但し、こちらも小さい。そして、滅多にない。

このあたりから下を見ると東京湾に向かう船が多くなる。船自体は小さいけれど白い波が目立つ。また、風が強い日はところどころ波が白くなるのも分かる。船の波と違ってあちらこちらにポッと白く見え、すぐに消える。海が目立つのあたりで高度が下がり始める。エンジン音が静かになり、機種が下がるのがわかる。海の上なので高度の感覚がないが、その後羽田空港へは房総半島を横切るようにして進入する。ここまでくると高度は相当下がっていて地上の様子がよくわかる。毎回同じようなところを飛ぶと思うのだが、この付近の景色はほとんど覚えていない。ただ、海岸線のコンビナートなどは分かる。山など木々の間にある町並みなどはほとんど覚えていないのは特徴が少ないからだろうか?
ここでの関心事は、羽田空港にどの方向から降りるか、である。羽田へは3つの方向から着陸する。南からと東から、そして北からである。海岸線あたりから、”今日はどこから入るかな?”と気になる。朝のこの時間、多くは南からである。木更津付近から羽田に向かう。東京湾の真ん中で、海が多いのと回数が多いから、このコースに向かうとちょっと残念に思ってしまう。ただ、東京湾横断道路や海ほたるが見える。東からの場合、千葉市あたりの海岸線を飛び、新木場あたりから羽田に向かう。ディズニーランドに一番近いコースである。ディズニーランドが見えるとやはりうれしくなる。そして、北からの場合、非常にダイナミックな着陸になる。こちらもディズニーランドが近いが、海越しである。距離があるが、ディズニーシーの船が良く見える。その後、お台場の南を旋回しながら降りる。レインボーブリッジなども見えるし、ちょっと遠くに東京タワーも見える。そして、地上にはコンテナやキリンのようなコンテナクレーンが並んでいるのをすぐ近くに見える。旋回しながらの着陸なので緊張感が高い。旋回が終わったと思うと滑走路が真正面に見える。以前はもっと近く、直前まで滑走路が見えなかったが今は余裕があるように感じる。それでも地面すれすれの旋回なので非常に面白いコースである。
どの滑走路い降りるか? これは風向きによる。飛行機は原則、風に向かって降りる。横風だと限界が低い。以前、瞬間最大風速27m/sec.という台風並みの強風時に降りたことがあった。時速にして100km/h近い。幸い滑走路と同じ方向の風なので降りることが出来た。着陸時の速度は250km/h前後なのでこの風の瞬間に着陸すると対地速度は150km/hになる。いつもの2/3の速さである。このとき、東側から降りたのだが、着陸直前にぐっと沈み込むこともあり、海がすぐそばに見えるので怖かった。このときは向かいに客室乗務員が座るお見合い席であり、しかも2人だったのだけど、顔が不安そうなのが分かったくらいである。着陸後滑走路で左右に振られ、客室乗務員も足を開き気味にして耐えているのが分かったくらいである。この日、横風用の滑走路で着陸は出来るけれどここからの離陸はコンビナートの上なので飛行禁止だそうで、降りられるけど飛べない、という不思議な状態で飛行機があふれていた。風に向かって横方向に止まったこともあり、停止しているのに横揺れしていた。

着陸するともう気持ちはターミナル外に向かってしまう。なぜか電車よりその気持ちが大きいようにも思える。空港は出発と到着とで流れがはっきり分かれているからかもしれない。駅なら改札口は同じ場所から出入りできることがほとんどで、改札をでても出札窓口や券売機が見える。だけど、空港は到着口を出てしまうとお店も少なく、出口に向かうのみ、みたいに思えてしまう。羽田から目的地に向かう場合、モノレールか東急である。行き先によって選ぶが、時にはバスもある。バスは高いけど比較的早く、快適である。が、渋滞という難問もある。仕事の場合、モノレールか東急かである。気持ちはだんだん仕事(またはレジャー)に向いてくる。


次に戻りの旅行記も書いておこう。単純に戻るのではなく、飛ぶルートは全く別になる。羽田−小松であれば、上りは名古屋付近から浜松、伊豆半島を経て飛ぶことは書いたとおりで、下りは甲府、諏訪あたりを飛ぶ。ほとんど小松に直行するルートである。だから、上りより下りのほうが早い。下り、これはこの便でよく乗る夜の便を中心に書いてみる。

羽田空港、ターミナルが2つあり、更にその中でも行き先別にカウンタなどが分かれている。私の場合第一ターミナルとなる。だけど、余裕があれば第二ターミナルの店にまで行くこともある。出発カウンタへは長いエスカレータで進む。ここでも窓口にてチェックインする。幸い、カードのおかげで専用カウンタが使える。チェックイン後はセキュリティチェックとなるが、時間があればここでお土産を買う。(買わなくてはならない?) 会社用、自宅用。いろいろ口うるさい人もいるので迷う。好みの関係で洋菓子が多い。荷物を預ける場合、ここでお土産を中に入れてしまうことが多い。国際線なら乱暴に扱われることもあると言われているけど、国内線では箱入りならつぶれたことはないのでまず大丈夫だろう。荷物を整理して、必要なら荷物を預ける。
時間があるとき、待つ間に屋上に出ることもある。目的はもちろん飛行機を見るためである。屋上には同じ目的で来ている人は多くはないが、いつも何人かは見かける。出張帰りの人もいる。駐機場のすぐ近くなのでエンジンの排気ガスのにおいがすることもある。これもまた楽しみといえる。時間によっては軽食も食べられる。飛行機を見ながらソーセージとビール、となれば最高だが空港からの帰りは車であれば飲むわけにはいかない。
また、第1ターミナルの地下には航空機関連の豊富な書店がある。狭い店だけどその半分以上が航空機関連の書籍で占められている。なかなか手に入りにくい本もあったりする。なので、立ち寄るとつい買ってしまうことも少なくない。飛行機事故関連の本もある。機内で読むには相応しくない、と思われそうだが私は機内で事故関連の本を読むことも少なくない。私自身は平気だが、他人は気にするだろう。なので、読む場合は本の内容が分からないように表紙や写真が見えないように読む。他にも私の好みの店もあるので、少々時間があっても退屈することはない。

さて、時間がくればセキュリティチェックに進む。時間によっては結構待たされるのだが、夜はそんなに混んではいない。それに、専用ゲートも使える。その先にはラウンジがある。前にも書いたけど常連扱いなのでラウンジが使える。高いクレジットカードとぺアで維持しているが、幸い毎年最初の利用でボーナスマイルが付くので年会費分はだいたい取り返せるような感じになる。航空会社、競争が激しいので、常連客の囲い込みに積極的でこのような特典つきで客引きを行なっている。私も常連扱いだけど、実績は少ないので、2種類あるラウンジの下位のものしか使えない。ラウンジでは飲み物が飲み放題で、ビールやウィスキーもある。が、これも飲めない。ちなみに小松でも夜乗るときは大抵夕食を取るが、このときはビールなどを飲む。食事をかねてのことなので定食とビールである。ゆっくり食べて続いてラウンジで飲むこともある。空港でのお酒は非常に気持ちが良い。羽田なら窓から外が見えるけど小松は窓はない。なので本を読むことが多い。時刻、はやめに切り上げて列の先頭付近になるようにする。
離陸、夜はちょっと違う緊張感もある。照明が暗くなるのである。万一の際に目が暗さになれているように、とのことであるが、本を読むなら読書灯を、と案内される。読書していたら目が暗さに慣れるわけがないので矛盾していると思う。万一のことは滅多にない(あったら困る)はずだけど、念のため、読書は控える。
夜の便の楽しみは夜景である。以前は富津岬の手前で横浜方面に向かっていた。このときはベイブリッジや江ノ島が見えたものだが、最近は東京の上空を飛ぶようになった。夜ばかりなのでルートがいまひとつ見えないけれど、千葉と東京の境目付近から北に向かっている。東京スカイツリーもみえる。だから、東京の夜景がきれいである。展望台の夜景と違うのは動きながら見ていることである。だから、ビルなどの陰になったりして点滅するなど変化があって楽しい。夜景は函館や神戸で楽しんでいるが、規模から言えば東京がはるかに大きい。スカイツリーが出来ると夜景も楽しめると思う。このあたりから高度も上がって場所がとらえにくくなる。日中なら比較的分かりやすいが、夜では限られる。川は黒く抜けることで分かる場合もあるが、山なども黒く抜けるのだが、それ以外のものもある。しかし、場所は分からなくても夜景は楽しめる。でも、このあたりで本を読むことも少なくない。それは、室内が明るくなって外が見えにくいこともある。本を読むけどちょくちょく外は見ている。これはこれで楽しい。
さて、夜は分からないが、着陸前には白山の近くをとおる。このあたりが一番の見どころかと思う。白山は約3千mの山である。高度を下げると山の方が高くなる。遊覧飛行のような感じで楽しめる。写真を取ったこともあるが、丁度接近する直線にシートベルト着用のサインが灯る。そうなると電子機器は使用禁止。重いフイルムカメラを持ち込む価値のある光景である。ここを抜けると石川の町が見えてくる。夜は山を抜けた直後急に明るく感じられる。しばらく飛んで空港上空を通って海にでる。空港は、地上から見ると標識灯などが明るいが上空から見ると滑走路などは意外と暗い。ほとんど見えなかったりする。ここは基地も兼ねているだけに防空上のこともある? と思うけれど羽田なども同様である。機は海に抜けると左右どちらかに向かう。これも風向きによってである。海は真っ暗であるが、時期によっては漁船の漁火が見える。これが明るくて数も多いので、山の中に散在する明かりと区別がつかないこともある。真っ暗なことでは山も大差ないからである。南から進入する場合、高速道路と並行するように飛ぶ。こちらは着陸寸前でも250km/h位あるから自動車では太刀打ちできない。逆に言えば新幹線はこれより早いから、着陸直前であれば新幹線に抜かれることもありうる。実際、それに近い景色を新幹線側から見たことはある。どちらから降りるにしても夜は最短距離で降りることが結構ある。日中は自衛隊機殿関係か、遠くから滑走路に正対するような感じである。

さて、飛行機は天候の影響も受けやすい。私の場合、なぜか下り便でその被害に何度もあっている。その例も紹介しておこう。悪天候での引き返しは何回か経験した。そのときは小松上空でゆっくり旋回していたようだ。雲の上だったが、ほんのりと西の空が明るいのが3回は見えた。旋回はゆっくりで、多分外を見ていないと旋回しているのは分からないと思う。降りれない下人は雪や雪雲が多いと思う。これは富山空港でのことであるが、しばらく回復を待った後に降りたのだが、雲を抜けた直後に地面がすぐ近くに見え、機外風景を写すカメラでも滑走路が目の前に大きく見えた。直前まで雲しか見えない状態での着陸、私からすれば怖いかな、と思えてしまう。あと、落雷も1度経験している。このときはGPSで機の位置が地図上に表示されていたが、雲を避けてか、白山の手前で方向を変え富山県に抜けた。ここでゆっくりと旋回して一回りし、再度石川に向かったときに窓の外が光った。すごく近かったのは分かり”落雷?”と思ったけど何も異常のようなものは感じられなかった。それを忘れかけた頃に機長から”落雷がありましたが異常はありません”と放送があった。多分、窓の外を見ていなかった人は機が付かなかったと思う。
最後に着陸のやり直しである。これは何百回と乗っている中でたった1度だけ経験した。それ以前に横風で流されたか、機の前方を写すカメラで滑走路が見えないまま進入したことがあったがそれでも降りたこともある。結構条件が悪くても降りられるようだ。で、着陸のやり直しである。そのときは”着陸灯、まだ付いていないな?”と思いながら外を見ていて、いつもと違う場所を飛んでいる? とぼんやり思っていたらすぐ下に空港のターミナルと駐車場が見え、そのまま上昇を始めたのがわかった。”あ〜あ”とつい思ってしまった。出張で時間に余裕があるなら、遊覧飛行気分で飛んでも良いのだけど、このときは夜で帰宅するだけであった。やはり、早く家に帰りたい、というのが正直なところである。再度の着陸まで約10分。次の景色はいつもと同じで、着陸灯が点いたときは今度は降りるな、とほっとしたのを覚えている。

無事に着陸後は荷物を受け取るなどして到着口に進む。私が乗るような夜の便では出迎えの人はほとんどない。そのまま出口に向かって駐車場へと進む。あとは帰宅するのみ、である。
飛行機での旅行記、いかがだろうか? 飛行機の旅にも魅力がある、と少しでも思ってもらえれば幸いである
過剰性能?  2011/09/14
ホッチキス、これは本当はステープラというのが正しいようだけど、ホッチキスの方が一般的で商品にもホッチキスとかかれていたりするので、こちらを使うことにする。
会社で使っているホッチキス、実は私物であった。会社で用意しているものもあるけど、遠地勤務中に自分で用意した使いやすいものをそのまま戻っても使っていた。ホッチキスは、基本的な構造は変わらないけど閉じたときの針の膨らみがないものや軽く閉じられるものなども出て来ている。当然、機構が複雑になる分高くなるので、会社ではそこまで考慮した品を用意はしてくれない。
で、そのホッチキス、情けないことに2回ほど机から落としてしまった。落としても壊れず、案外丈夫? と思っていたらその後2回目の使用で樹脂の部分が折れてしまった。文房具好きとしては情けないことである。壊れてしまった以上、代わりのものが要る。社品でも良いけどやはり使いやすいものを・・・と思って買いに行った。一番安いものは300円位からあり、高いものは1200円ほどになる。安いものはシンプルなものであり、高いものは前述のとおり、針が平らに綴じられたり軽く綴じることが出来たりするものである。ではどれを選ぶか? 最低限針が平らに綴じられるものが欲しい。社品だけど3ヶ月に1度くらい、会報を作るときに家で(針を変えて)使っているのでこの2つは必須である。で、まず目に付いたのが約1200円のものである。40枚綴じられる、と書いてある。通常は多くて20枚なのでこれは魅力的に思えた。目に付いたのがこの機種だけど良く見ると26枚まで綴じられるものが約900円であった。それ以外は軽く綴じられる、とは書いてないのでこの2つのどちらか、となる。40枚は魅力なのでそちらに心が動いたが・・・よくよく考えれば40枚綴じる必要はまずない。多くて20枚である。業務ではそれを超えることはあるけれど、その場合より大きな針を使うものがある。自宅では10枚程度までである。とすると、40枚は過剰性能、となる。ということで約900円のを選んだ。色はいくつかあるけど、落とさないように? 目立つオレンジにした。
一見便利そうな高機能だけど、必要か否か、必要な性能か過剰性能なのか? 考えてみるのも必要かな、と感じた次第である。このホッチキス、後日談がある。あとで偶然知ったのだが、これは別規格の針を使うものだった。通常はNo.10だけど新規格のNo.11。もし買っていたら、会社で用意している針は使えなかったことになる。もっとも、針はそう高くないので必要なら自分で買っても良い。シャープペンシルは1.0mmを使っていて自前なのだし・・・。


ところで壊してしまったホッチキスは廃棄しなくてはならない。ホッチキスは外側は樹脂だけど内部は強い力がかかるから鉄などで出来ている。廃棄の際は分別がいる。本体の説明書きに従って分解すると意外と簡単に分けられた。しかし、新しいものは分解手順が書いてない。どうなるのかな? と今から心配している。
目的のない列車の旅  2011/09/04
旅、大抵の場合は何か目的があると思う。私の場合、博物館周りなどが多く、他趣味の人からは不思議に思われるかもしれないけど一応目的があっての旅である。中にはもっと不思議な、鉄道に乗るためだけに旅をする人もいる。だけど当人には、たとえば全線完乗など非常に重要な目的があっての旅である。
しかし、ほんとに目的もないような旅を好んだ人もいて、内田百闔≠フ「阿房列車」がその一例かと思う。目的らしいものがなく、単に鉄道にのる紀行記である。曰く、行きは目的がないけど帰りは戻るという明確な目的があるから面白くない、のだそうだ。しかも一等を使うなどものすごい贅沢でもある。3等級制の一等だから今のグリーン車以上である。今の世の中で言えば、国際線のファーストクラスに乗るようなものだろう。
もっとも、傍目から見て意味のなさそうな旅行は結構見かける。おばさまのグループなど、旅行先とは全く関係がないような雑談を続けていて、これなら山手線を何周もしている方が良いのでは? と思えたりする。また、お酒を飲むだけが目的のような旅行も見かけたりする。まあ本人が御満足ならそれど良い、とも言えるが・・・。

しかし、今回9月3日に、ほとんど意味のない鉄道旅をやってしまった。理由は青春18切符と台風である。青春18切符、有効期限は9月10日まで。まだ何日もあるけれど平日は仕事で使えない。9月10日は予定があるし、9月4日は日曜なので早朝から出かけるのは避けたい。ということで、9月3日に使わなければほとんど紙切れになってしまう。もちろん当初これを有効に使う予定があり、神戸の洋館や博物館を回ることにしていた。ところが週末の台風である。9月2日に見た予報では岡山あたりを通るようになっている。これでは関西に行くのは無謀である。それに、天気予報も雨になっていた。博物館訪問であれば天候は関係ない? そう思えるかもしれないが、電車で行くとなると雨は嫌である。それに、今回のプランでは相当歩く予定になっていた。だから雨は嫌である。では、台風から離れる新潟方面は? これも考えたが戻りは夜になる。予報ではこのときに台風は接近していることになる。とすると、最悪帰り着けなくなる可能性がでてくる。男一人だから不測の事態でもなんとかなるが、宿泊費に加えて帰りの切符を別途買わなくてはならない。これは少々高くつく。こういう事態はなるべくなら避けたい。ということで、石川と富山のローカル線に乗ることにした。早く帰ることになるし、何かあっても近いから何とでもなる。この区間には未訪問の博物館もないから、ほとんど目的なしに車窓を楽しみながら車内で本を読んだりお酒を飲んだりするつもりで出かけることにした。お酒と本、それだけなら別に電車に乗らなくてもよさそうに思えるだろうけど、車内で景色を見ながらのお酒と読書は格別である。乗る予定の路線、石川県の七尾線と富山県の氷見線、そして城端線である。ローカル線なので時刻表の確認まで行った。と、考えたところである記事を思い出した。七尾駅には駅弁があり、そのひとつ卵焼きで巻いた太巻きが非常においしいのだそうだ。行くなら買ってみたくなった。目的なし、と言いながらもう一つ出来たわけである。

金沢駅へはバスで行った。お酒も楽しみたいのだから当然である。駅に着いてみると、関西/中京方面の特急が全滅である。始発から午後まで全て運休になっている。普通列車は動いているけど敦賀から先の保証がなさそうな記述がある。幸い、金沢から東方向は影響がない。
金沢では朝食とお酒をゆっくり買って乗るつもりだったけど、ウィスキーはバス停前のコンビニで買ったので時間は十分ある。ひとつ前の電車にも乗れるけど、久しぶりにお店で朝食? と思って探したけど駅の中はわりと混んでいるので、パン屋さんのサンドイッチを買って予定より早い電車に乗ることにした。
4人のボックス席を占有できたので快適である。電車でサンドイッチ、というのはいつものことだけどパン屋さんのなので美味しい。食べ終わった後はウィスキー。これは旅の至上の楽しみともいえる。ビールではトイレに行きたくなるのと温まったり炭酸が抜けたりすると呑めないのでせかされているようでゆっくり飲めない。
七尾線、乗るのは久しぶりである。30年ぶりだろうか? 改めて景色を見るととても新鮮である。比較的海に近いところを走るのだが、砂丘の陸側ということで海は見えない。その代り、というと変だが反対側の山はきれいである。お客は少なく、ボックス席にひとりふたり。扉付近のロングシートも座っているもののいっぱいではない。一方、ときどきすれ違う金沢行きは満席である。買い物その他で出かける人だろうか? と思いながらウィスキーをちびりりびり飲んでいると、高校生も増えてきた。といっても多くはない。隣のボックスの女子高生、聞こえてくる話声では授業ではなく部活のようである。予定の電車に乗り遅れたとか? 実はこの先、ずーっと高校生の多めの電車に乗り続けるとはこの時思ってもみなかった。
七尾線、乗っていると気になる駅名の駅がいくつもある。そのひとつは”高松”。高松というとだれもが四国の高松市を思い浮かべるだろう。しかし、七尾線にも高松駅がある。JRでは駅名が重なるときは旧国名を頭につけるのだが、高松はどちらにも国名はつかず、全く同名の駅となる。だから、高松から高松行きの切符も買えるのだか、紛らわしい場合などは路線名が付記されるそうだ。その先少し走ると”宝達”。宝に達するとは縁起が良い? その割には知られていないと思う。実はここは父の実家の最寄り駅、何度か降り立ったことがある駅である。その隣の敷浪も響きのよい駅名である。
羽咋で女子高生が降りる。その先でふと車窓をみると見慣れた景色が広がっていた。実は線路のすぐ隣を道路が走っていて、ここはたまに走ることがある。だから、景色は見覚えがある。とはいえ、車と電車とではやはり違いはある。駅名であるが、この付近には”ちじ”がある、放送でどんな漢字? と思って待ちかまえていると”千路”であった。これもまた意外でおもしろいと思う。
などと思っているうちにすぐに七尾についた。ここは古くからの港町として賑わった地である。和倉温泉もあり、海産物などで観光客も多い地である。が、ここではお寿司を買う以外に目的はなかった。お寿司は・・・すぐに見つからなかった。駅にある売店は今はやりのコンビニ風になっている。お弁当類は10時前のこの時間はまだすくなく、おにぎりのほか少量あるのみ。駅弁らしいものはない・・・。ひょっとして和倉温泉だったか? と思いながらもう一度探すと別のところにあった。要冷蔵ではないので別棚だったのだ。目的の”玉宝”小と中がある。小は5切れで550円。中は7,8切れ入っているようだ。消費期限を確かめるとは19時。予定通り帰れば十分夕食に間に合う。小を2つ買った。玉宝は、太巻き寿司で、周囲の海苔の代わりに卵焼きで巻いたもの。卵の甘さが程よく、非常においしいものであった。”また買ってきて”と言われたのには弱った・・・。
ここで目的は達したのですぐ引き返してもよいのだが、駅の中をうろうろしていると加賀藩の前田家ゆかりの寺があることが分かった。宝物殿もあるそうだ。これは行かねば・・・。駅からは徒歩で20分、タクシー5分とある。折り返しまで1時間弱。タクシーで向かうことにした。山門のある細い坂道を登るとクモの巣が顔に・・・。つまり今朝、まだ誰も登っていないことになる。まず藩祖前田利家公の両親の墓にお参りし、お寺に向かう。入るとチャイムがなり、すぐに声がかかった。ここは檀家がいないため、こういう拝観料収入が頼りだそうだ。が、観光客は少ないことだろう。お賽銭10円で山ほどお願いをする人も多いようだから檀家の少ないお寺の維持は大変だと思う。それなりのお布施をしてくれる人ばかりだと拝観料など明示しなくてもよいだろうに、といつも思う。宝物殿には前田家ゆかりの肖像画などが展示されている。重要文化財に指定されているなど貴重な品もある。博物館として、宝物殿もチェックしている私のリストにもなかったのだから、ほとんど知られていないことと思う。とても残念である。お寺をゆっくり見学して歩いて駅に向かうと、目的の列車はもう入っていた。列車はいつも余裕をもって乗るのだけど、今日はどういうわけかこの後もぎりぎりが続いた。
七尾でも特急の運休の掲示を見ながら改札を抜ける。幸い、座席は余裕があった。行きとは逆の、山側の席を確保する。なぜか隣のホームにも待つ人がいて、不思議に思っていると運休だと思っていた特急が入ってきた。本来は大阪行きなのだが、金沢まで運転するらしい。待っていた母娘が向かい合う窓の席に座った、と思うとその後ろの人がカメラを向けてきた。被写体はもちろん私ではなく、乗っている電車である。温泉のキャラクタの絵などがあるので、それを写すのが目的だろう。温泉卵をイメージしたキャラクタで、なかなかかわいい。
来た通りのルートを逆戻りして津幡で乗り換える。ここで待ち時間は40分近くある。昼食にうどんでも? と思って外に出るがコンビニさえない。あきらめて駅の売店(コンビニ風)でおにぎりとサンドイッチを買い、待合室で食べる。津幡駅、子供のころに何度も通っていて、駅に止まると”あんころ〜”とよく通る声が聞こえてきたものである。あんころは金沢のちかく、松任などが有名だけどここでも作っているらしい。これは今も売店に売っている。そして、ホームにも立ち食いのそば屋もあったのだが、今はない。七尾線への乗り換え之駅から完全に郊外の住宅街の駅になってしまったようだ。と思いながら待合室でサンドイッチなどを食べる。
7分ほど前になって改札を抜けようとすると、目的の電車がもう入ってきた。どうやら特急の待ち合わせらしい。降りてきたお客をかき分けるように階段を下りて乗る。ボックス席はいっぱいなのでロングシートに座る。ここから先は時々乗る北陸線である。倶利伽羅を過ぎて県境のトンネルを抜けると石動(いするぎ)駅に着く。ここは私の実家の最寄り駅である。ここも駅の施設などは簡略になり、駅前もさびしくなっているけれど、駅のうどん屋がまだあるのはうれしい。何度か食べているけれどおいしい。店そのものは改札の外だけど、ホーム側にも窓があいていてそこで食べることもできる。そうおもっていると女子高生が多数のってきた。もちろん男子高校生もいるはずだがそちらは見ない。続いて福岡駅。この”福岡”も不思議な駅名である。私には福岡というとここだけど、世間一般には九州の福岡県福岡市だろう。しかし、そちらのJRは博多駅。はやりのWebでのルート検索で博多のつもりで”福岡”と入力、富山県にあるのを知った人も少なくないそうだ。また、博多駅にゆくつもりで福岡駅に着いてしまい、途方に暮れた外国人旅行客などもいるそうだ。ここでも多数の高校生が乗ってきて立つ人も多くなった。

高岡駅で氷見線に乗り換える。すぐ近くに住んでいながらこの線は初めてである。2両編成の1両目はボックス席が満員。心配しながら次の車両に行くと海側の席が確保でき一安心。待つ間もなく発車すると録音の車内放送が流れ、一般的な放送の直後、アニメのキャラクタの声が? 実は乗ったのが「忍者ハットリくん列車」であり、放送にもその声による案内があったのである。忍者ハットリくん、富山県高岡出身の藤子不二雄氏の作品で、それにちなんだものである。この種の列車、わざわざ乗りに行くことはないけれど、偶然乗り合わせると面白いと思う。隣の”越中中川”で、やはり高校生がどっと乗ってくる。ここには2校あり、その帰りなのだろう。私の前にも2人組のうちの一人が座った。なぜかもう一人は通路を挟んだ反対側である。男子高校生であるが紙のカップ入りのカキ氷を食べている。このカップ、どうなるかな、と思っているとちゃんと持って帰った。当たり前だけど感心していたら、終着で降りるときにペットボトルやごみがみえた。これも別の高校生かな・・・、とつい思ってしまう。(そのあたりにすわっていたようなので)
さて車窓である。越中国分駅を過ぎるといきなり海に飛び出すようになる。線路の隣にコンクリートの護岸があり、その先は海。やってはいけないが、車窓がら何か投げたら軽くであっても海に落ちる。つまりすぐ下が海である。これほど海に近い線路はそうないと思う。海岸線も岩が多く、海に立つ岩(しかも松らしい木が立っている)など景色は非常に良い。晴れていれば立山連峰などがきれいに見えるはずだか今日はちょっと無理である。海岸の景色を楽しんでいるとじきに”雨晴”(あまはらし)駅につく。これも不思議な駅名であるが、義経一行の雨宿り伝説がある。

氷見線の車窓から。


終着の氷見駅、降りようかと思っていたがホームに多くの人がいるのでそのまま乗っていることにした。乗り放題の切符だから何の問題もない。ただ、進行方向に合わせて反対側の席に移った。ホームにいた人は多かったけど満席にはならなかった。隣のボックス席、2つは空いたままだった。が、ご夫婦があえて私の前に、奥様が一声かけて座った。旅行者で、やはり海が見たくてのことだろう。が、ご主人はあまり関心がなさそう・・・。途中から広い反対側の空席に移ってしまった。奥さまの方は観光地図を広げるなど熱心である。一番のポイントで、”立山が見えなくて残念ですね”と話しかけてみると同意する返事が。ついで、”あの橋は?”と。これは富山新港にかかる橋、手元の地図で説明する。詳しく地元の人しか知らないようなことをご説明、と思ったけど隣にご主人がいるのでちょっと抑えた。あまり話し込みすぎると御主人も面白くないだろうと思う。一緒に聞いてくれればよいのだけど、どうも関心は深くないようだ。
間もなく終着の高岡である。予定では城端に行くつもりだったけど、方向を変えて富山にしようと思う。ちょっと富山で買い物をしたくなった。それに、久しぶりに富山の路面電車にも乗りたくなった。高岡駅はつい最近駅自体は新しくなったが間もなく取り壊される古い駅ビルはそのまま。入ってみたけど非常に寂しい。お客も少ない。子供の時のビルのまま。嬉しい気もするけどこれはあまりにも寂しい。駅前の商店街もシャッターばかりが目立つ。新幹線開業時、ここではなく少し離れたところに新駅ができる。新幹線には城端線にも駅が出来るそうだから、氷見線も合わせて直通列車など考えないとますます寂しくなりかねない。

ここで乗り換えて富山駅へ。ここへは車で時々きている。繁華街で買い物を済ませて路面電車で駅に戻ろうとついいつもの癖で西町の電停に向かった。が、電車は今まさに出ようとするところで間に合わない。ここで新しくできた環状線を思い出し、そちらの電停を見るとこっちも電車が到着するところで間に合わない。結局次の電車に乗って富山駅につき、時刻を見るとあと3分。改装中の富山駅は改札からホームまでが遠い。急いでホームに向かい、なんとか間に合った。何ともぎりぎりが多い日である。この電車も高校生などがいて、少々混んでいた。席に空きは少なく、高校生の前に座った。予想どおり2駅で空いた。
席が空いたところでウィスキーをもう1杯。台風が近いのに雨もなく風もほとんどない。あとは帰宅という目的だけが残る。百闔≠フ名文を思い出した。

旧型電車の旅  2011/08/31
北陸線の電車、特急用は比較的新しい電車が走っているが、普通列車用は非常に古かった。旧急行用あるいは寝台特急を改造した電車が使われていた。北陸線は交流電化で、しかも直流電化区間に隣接しているため、高価な交直両用電車が必要、ということも理由のひとつだろう。だけど、ようやく昨年あたりから新型車両が導入されはじめた。新型車両は関西などを走る新快速と似た電車で、座席は転換式の2人席である。利用する側から言えばようやくの新型、と歓迎したい。しかし、この新型車両が導入されたのは北陸線の金沢以西である。おそらく・・・金沢以東の北陸線は北陸新幹線の開業後に経営分離が予定されているからJRとして投資を抑えたい、つまり移管後の会社に新型電車を買って欲しいのでは、と思えてくる。ということで、この区間の普通列車は相変わらず旧型電車が使われている。

さて先日、青春18切符を使って金沢から長岡まで行った。青春18切符を使っての博物館訪問を夏に続けているが、行き先は主に関西方面であった。電車での新潟方面は初めてである。そして、この区間はまさに北陸線の金沢以東であり、旧型電車に乗る旅となる。
北陸線の2011年時点の旧型電車といえば旧急行型である。この電車、以前は北陸から関西方面などへの急行電車にも使われていた。当時の急行は、現在の特急と同様、指定席もあり、グリーン車はもちろん軽食の食堂車まで連結していた。寝台急行も多数あった。特急(特別急行)は、大衆化が始まったとはいえまだ特別な列車であり、急行も中長距離の主役であった。しかし、私には急行はありがたみがなかった。当時の北陸線の普通列車は客車が多く、一部電車が使われていたが、座席はどちらも4人掛けのボックス席であった。特に電車、これは快速などにも使われていたが、これが急行用の電車であった。つまり、普通列車も急行列車も同じ電車なのである。だから、停車駅は少ないものの同じ電車だからありがたみはなかったのである。もちろん電車が同じであっても景色は違うし、旅行に出かけるということで乗っていて楽しいのだが・・・。

ここで新型電車である。前述の通り関西の新快速とほぼ同等ある。新快速は青春18切符の恩恵を一番享受できる電車である。比較的長い距離を走ってくれるので座席を確保してしまえば長い時間安心して乗れる。以前の急行並みの快適さである。電車は2人がけの転換式、つまり進行方向に向く座席で、ドアは3箇所。ドアに近い端の席だけは固定で4人席になる。ドア脇には補助席もある。2人席に座れると他人の目はあまり気にならないのが利点である。隣の席が空いていれば駅弁を食べることもできる。もっとも、京都付近から神戸など混雑する区間が多く、立っている人がいるときはもちろん満席に近いと実際に駅弁を食べるのは少々苦しい。が、ウィスキーを飲む位のことは簡単である。実際、比較的空いている区間では缶ビールを開ける音が時々聞こえてくる。個人的にはトイレのことがあるのでビールは控えたいが・・・。新快速、座席などは非常に快適ではあるけれど、混雑していることが多かったりするので長距離を走っても旅情の薄い電車であった。
北陸線での新型車両を見るとつい新快速を思い浮かべてしまう。新型は2両単位で走ることができるため、2両の短い電車が増えてしまい、新快速並に混雑することも増えてきた。私の利用する休日では、立っている人のいる区間は少ないものの座席は結構埋まっている。なので、新快速に似ている感じが強くなってしまい、旅情が薄れたように思えてしまった。

で、旧型電車の旅である。青春18切符での旅は関西方面が続いたため、北陸線でも2人の転換式が増えたため4人のボックス席は久しぶりだった。幸い、混雑する区間はすくなく、多くの区間でボックス席を独占できた。この場合、非常に快適である。2人席の場合目の前に前の席の背もたれがあるが、ボックス席は広々としている。靴を脱いで足を前の座席に乗せることもできる。急行用だったので小さいながらもテーブルがある。
ボックス席、以前は東海道線でも結構使われていた。但し、形は同じだけど近郊用ということで座席の幅も間隔も狭かったが、この電車で浜松から東京まで乗り続けたことも思い出した。たしか5時間ちかく、鉄道好きでも長く感じた旅で、懐かしさを感じてしまった。

しかし・・・当たり前だけど内装は古い。一部交換は/補修はされているし、座席も張り替えられ、以前の紺から茶に変わっている。だけど、古さは隠せない。長い間使われているのだから仕方ないとも言える。懐かしさ、旅情は感じるものの、新型と旧型どちらを選ぶかといえば、私も新型になりそうな気がする。たまには旧型も良い、と思うだうけど・・・。
ともあれ、今後の電車は新型が引き続き導入され、ボックス席の電車は消えるだろう。それは北陸新幹線の開業直後かもしれない。ボックス席での旅を楽しめるのももうしばらくの間かもしれない。

583系の最後  2011/08/21
JRの金沢総合車両所の一般公開があり、見学してきた。車両や鉄道の部品などの展示のほか、整備用のクレーンで車両を持ち上げて移動する作業の実演もあり、非常に楽しめた。しかし、その敷地内にはかって活躍した寝台電車583系が廃車の解体作業中であった。
583系は、電車の高速性能を生かし、昼間の特急電車だけではなくて夜間の寝台特急としても使おうという、画期的な電車であった。昼間の特急としてみた場合の一番の特徴は、向かい合わせの4人席であることで、特急列車は2人席で進行方向向き、という原則から外れている。しかし、寝台としても使うために座席の間隔は広く、座り易い座席だった。だけど、4人席ということで人気はいま一つであった。また、寝台としても、3段式であり、客車の寝台が2段が中心になって狭さを感じるようになってきた。

この583系、後に改造されて普通列車用として北陸線を走っていた。北陸線は交流電化であり、その前後が直流電化なので高価な交直両用の電車が必要になるのだが、583系は交直両用なので都合が良かったこともある。通勤利用に一部ロングシート化されたが、中央部は以前のシートのままであった。この電車、行楽用に乗る分には非常に良いところもある。なにしろ特急用のシートである。間隔もひろくてゆったりしている。18きっぷで長時間乗ってもあまり疲れない。しかし、通勤用には苦しいことだろう。この改造された電車がその後20年以上使われ、最近新型電車に置き換えられ、廃車になったのである。
廃車になった電車、金沢総合車両所に留められ、解体が始まっている。遠目には分からないが近くに寄ってみると既に窓ガラスが外され、シートなどがなくなっている。もう電車とは言えない状態である。時代の流れであり、寂しいけれど新型の方が良いところが多数ある。

一般公開で帰る途中、写真を写した際、近くにいるJRの人に話しかけてみた。”良い点もある電車だった・・・”というとそれには同意もしてくれた。でも、通勤用途での狭いドアなど、いろいろ苦労することは多かったようである。

注: 583系、まだ急行きたぐになどに使われています。全て無くなったわけではありません。


金沢総合車両所にて。白い電車が旧583系です。

コーヒーの味  2011/08/19
私はコーヒー好きである。だいたい1日1杯は飲む。コーヒーは豆で買い、自宅で挽いてドリップで入れている。自分で言うのもなんだけど、うちのコーヒーの味は良いと思っている。コーヒーの味の良さ、もちろん淹れる技術もあるだろう。しかし、私のような素人の場合、技術以上に豆の良し悪しが大きな要素だと思う。つまり、良いコーヒー豆を売っている店を見つけることが美味しいコーヒーを飲む秘訣だと思ってる。

コーヒー豆はいつも同じ店で、25年ほど前から買い続けている。その間、店は私の家の近所の越してきて更に店主も代替わりしたが、東京などへの赴任中を除いて買い続けている。ここの豆、安くはない。というより高い。どのくらい高いか? といっても種類や質が同じではないので単純に比較はできないが、単に価格だけ見ると倍近いものさえある。しかし、好みの豆があり、更に焙煎してすぐの豆ばかりなので買い続けている。いつも2種類を200g程度買っている。だいたい3週間分になる。

さて、今はお盆で夏休み、ということもあって今回は平日の昼過ぎに行ってみると、生豆の寄り分けの作業をしている最中だった。長い間買い続けていたけどこの作業を見たのは初めてであった。原料の豆、出荷前に検査をしてちゃんと通った品なのだが、それでも虫食いや未成熟などの豆が混じっているそうだ。それを再チェックして寄り分けているのである。”最低限の検査は通っているのだからこのまま焙煎して売ってもそれなりに通用するのだけど・・・”と言いながら結構な量の豆を除いていた。こういう豆が混じると、雑味などが入ってしまい、どうしても味は落ちてしまうそうだ。そういえばここのコーヒー豆、挽く前に見てもほとんど揃ったものばかりだった。こういう地道な豆の選別をやっている結果なのだろう。そして、焙煎後にも火が通り過ぎた豆などを除いているのを見たことがある。

ここのコーヒー豆、いつ買っても満足するものだった。それを支えるこういう作業があるとは知らなかった。豆をこまめにチェックする。作業の大変さはよくわかる。
焙煎は主に御主人の作業。豆の状態を確認しながら秒単位で調整するという。味を支える地道な作業と技。味の良さの裏付けがとれたようでとてもうれしく感じた。


喧嘩凧の真剣勝負?  2011/08/17
夏休みである。なので、平日だけど公園に凧揚げに行った。まだまだ観光客が多いのだが、休みが明けた会社もあるからか、人は少なかった。ここでは、尻尾を付けた喧嘩凧を主に揚げているが、これは子供に受けが良いからでもある。その子供が少ないので、ここは久しぶりに尻尾なしで揚げることにした。

尻尾は普通安定を増すために付けるのだが、私の場合糸目中心の裏側に付けるから、喧嘩凧の操縦性は保ったまま尻尾を付けられる。とはいえ、敏捷さには欠ける。これは仕方ない。それ以上に長い尻尾の面白さがあるから、公園では尻尾を付けて楽しんでいる。
で、尻尾がないとどうなるか? 回転が速いのである。普段はくるーりと回っているが、尻尾なしであげるとくるっと回る。時間、測ってはいないが、1.x秒が0.x秒で回るような感じである。そして、特殊な技が使える。

喧嘩凧の操縦方法、基本は糸を緩めて回転させ、思うような向きになったときに引く、となる。実際にはそんな細かいことを考えていては追いつかない。ほとんど無意識に手が動くようにならないと間に合わない。そして、無意識の技の一つが一瞬の緩めと引きである。これはインディアンファイターなどで、揚げ糸が比較的短い時に使える方法である。私は右手に糸巻きを持ち、左手に揚げ糸を掛けている。(なので、ときどき左利きと誤解されたりもする) ここで、左手と右手を素早く閉じて再び開くのである。糸は一瞬緩んで素早く引かれる。これを行うと、凧の端を指で弾いたように一瞬で回転する。先ほどの表現では、”くるっ”が”くっ”と回る。半回転するのだが、右回りか左まわりかも分からないかもしれない。子の速さでは向きを見て引く暇もなく、経験でどれだけ緩めて引けば半回転するか分かっているような感じである。もっとも、風によっては多少回転が足りなかったり多すぎたりもする。
普段の尻尾付きの凧揚げはデモンストレーション。これはこれで難しいが、尻尾なしの瞬間の向き変えは全く別の揚げ方となる。手を動かす回数は数倍。しばらく操ると息が切れる。凧との真剣勝負のように思えてくる。

乗りつぶしと博物館訪問の類似点?  2011/08/17
実家に帰ったところ、リビングの本棚に目立つところに宮脇俊三氏の”時刻表2万キロ”が置いてあった。これは何度も読んだ本であるが、久しぶりのこと、手にとって読んでしまった。
時刻表2万キロは、宮脇氏が国鉄約2万Kmを全て乗車する、最後の過程を紀行文にしたものである。この本に寄り、乗りつぶし、あるいは国鉄の完乗などが一般に広まり、後に国鉄公認の完乗、”チャレンジ20,000km”も始まった。内容も鉄道ファン向けでは決してなく、旅の描写としても非常に面白いものであった。

時刻表2万キロで書かれている乗りつぶしであるが、もともと宮脇氏は国鉄の完乗を目指していなかったこともあり、当時未乗の路線が全国に散らばっていた。極端なのはローカル線の末端1駅だけ乗り残していたところも何か所かあった。これは、末端1駅だけが列車本数が極端に少ないところなどで、完乗を目指していなかったから引き返したことによるものだそうだ。そんな乗りにくいところが散在しているため、時刻表を駆使していかに効率よく回るか、が乗車プランの重要なポイントであった。
乗車のプラン、これは非常に難しく、不満のあるプランもあったようだ。といっても、時刻表に精通した氏のプランなので不出来というよりは解のない難問みたいなものである。逆に、そんな難関を乗り越えてスムースに乗り継ぎ、未乗の路線を効率よく乗車して週末の限られた休日で乗ることが出来た時は至上の喜びみたいに書かれている。時刻表を読み、青春18きっぷなどで安く博物館訪問をしようとしている私にも共通するところがあるように感じられる。

さて博物館訪問との類似点である。共通するのは、いかに効率よく多くのところを訪問するか、だけである。車を多く使う私の場合、時間の制約は鉄道乗車とは全く違う。鉄道は決まった時間にしか運転されないが、博物館訪問の場合は開館時間内であればいつ行っても良い。車や徒歩で行くのであれば、順番も自分の都合で決められる。しかも、氏の完乗と違って、未訪問の博物館は数多くある。それらの中から自由に行くことができる。だから、効率面しか共通性は実はない。
それでも完乗と共通性を感じるのは、プランを立てるときの効率面が非常に大きいからだと思う。数はできれば8館位は回りたいし、その中には魅力ある館も入れておきたい。となると効率よく回るのは少々難しくなる。散在する博物館をカーナビに入力し、移動距離を考え、更に開館閉館時間を考慮しながら順序を入れ替えてプランにしてゆくのはどこか完乗のプラン作りと共通するものを感じる。
そして、面白そうな館をいくつかくみいれ、効率よく回れそうなプランが出来た時はこれは非常に嬉しく、わくわくする。逆に、数が今一つだったり落ち穂拾い的に小さな館ばかりになると気分は高揚しにくい。乗りつぶしの場合でも、面白い路線とそうでない路線があるようで、乗りつぶしのプランと似てくるかもしれない。

さて・・・今年の訪問数は43。あと30位は回りたいところである。

博物館訪問の目標と記録の話  2011/08/14
博物館訪問、これは私の趣味で、記録を取りはじめてから約2350館になった。全館制覇が目的・・・といいたいところではあるが、残念ながらこれは不可能である。日本に博物館に相当する施設がいくつあるのか総数がわからない、ということも理由だけど実際のところ数が非常に多いので無理、となる。

では、博物館に相当する施設、どのくらいあるのだろうか?
政府の社会教育調査によると、
 登録博物館および博物館相当施設:      1,248館
 博物館類似施設(美術館、動物園など含む): 4,527館
で、合計 5,775館となっている。
私の場合、対象は博物館に相当する施設ということで、博物館のほかに資料館や美術館、記念館、動物園、植物園なども含めている。展示施設があれば図書館も含めている。また、公設だけではなく、企業や個人など私設も含めている。
ここで、私の記録と社会教育調査の数を比較してみると、

       社会教育調査  私の訪問記録+訪問予定   比率
 富山県:   107館       187館        175%
 石川県:   134館       227館        169%

この両県は、私の地元ということでほぼすべての館を押さえていると思う。私の記録している館の方が7割くらい多い。これは、国の調査が漏れているのではなく、対象とする範囲の違いになると思う。とすると、総数は5775館の7割増し つまり、上記資料の約7割増し、つまり約1万館はあるのでは? と推測できる。私の訪問数はその約2割となる。まあまあいい数字かな、と思えてくる。

ここで当面の目標である。博物館訪問のペース、記録を取り始めた頃はのんびりしたもので、旅行その他で行った館の記録、という感じだった。だから、旅行が多い年は増えるけどそうでなければ年30館位、という感じだった。でも数が増えると攻めて地元ぐらいは全て、という気持ちになり、また増えてきた。そのうち、訪問総数が増えるとそれが気になってペースも増え、単身赴任となったとき赴任地の周辺には未訪問の館が多数有り、また週末は比較的自由にできたことからペースは一気に上がり、年300館近くにまで増えた。もちろんそれは一時的であり、単身赴任があけた現在は元のペースに戻ってきていて、年70館程度である。
ここで目標である。このまま年70館のペースを維持すると、2020年頃に3000館に達する。まずはこの3000館が目標かな、と思う。そして、定年退職後にのんびり回れるなら、車中泊などを繰り返して最終的に5000館行けたら・・・と思っている。つまり想定している総数の約半分になる。このあたりが最終的な目標だろう。
当面の目標、年間70館、これは月に7館位になる。7館、これは1日に回ることも出来る数である。だから、月に1回出かければ達成できてそう難しくなさそうに思えてくる。が、実はそう楽ではなくなってきた。私の住む石川県、そして隣接する富山県と福井県はかなり行き尽してしまい、滋賀や岐阜の北部も結構行っている。更に、単身赴任先の愛知もほぼ全て行っているし、静岡県西部、三重県、奈良県もかなり行っている。つまり安くいける日帰り圏は行き尽くしてきたのである。その先は1泊圏で、移動にも時間がかかるしお金もかかる。その結果として2日で10館位だろうか? 費用もかかるのでそうそうは行けない。もちろん、凧の遠征を利用するなどしているが、それも開催場所付近はかなり行っているので増やすのは難しくなくなってきている。だから、今後の年70館のペースは結構厳しいことになる。それでも大阪や京都、岐阜、長野、新潟にはまだ結構残っているから、3000館まではなんとかなりそうである。

ところで現状の2350館、普通の人と比べるとどんな数なのだろうか? 私は、記録を取る以前から博物館には多く行っていた方だと思っている。旅先で博物館を見かけると大抵入ったし、旅そのものも多い方だと思う。で、記録を取り始めた後で、参考として以前行ったところを加えたらどのくらい増えるかな? と思って数えてみた。記憶に頼るので不確かではあるが、それでも100は増えそうである。既に改めて訪問しなおして記録に加えられている館もあるのでそれを加えると200館程度であったと思う。とすると旅の経験が豊富でかつ博物館に良く行く人でもせいぜい500館位かな? と推測する。そうでない人だと・・・100館も行っていないように思う。1000館以上行っている人、やはり博物館関係者以外では博物館訪問を趣味にしている人ぐらいかな、と思う。もちろんそういう人の中には3000館以上回った人もいると思うが、残念ながら具体的な人と数は不明である。

ここで博物館訪問の確証について書いておく。私はここで2350館行った、と言っているけれど、それは私の個人的な台帳によるものである。証人がいるわけでもなく、明確な証拠もない。似たような例で、鉄道の全線乗車で有名な宮脇氏も著書に確証のことを書かれていた。全線乗車を目指していると話したところ確証を聞かれ、”なにもない”と答えて以来、どこか引っかかるものを感じてしまって入場券や乗車券を残すようになったそうだ。私の場合も当初はなにも残していなかった。記録は取っていたけれど入館券やパンフレットを積極的に残していなかったのである。現在は全て残していて、クリアファイルに保存している。また、Webに載せる関係で多くの場合館の写真も撮っている。もっとも、これらは確証というには不十分で、入館券などは人から貰うこともできる。また、写真は館の写真であり、私がそこに立っている写真ではない。仮に写真が確証になるとしてもそこに行った確証であって入館の確証ではない。そして、入館券も写真もないこともある。明確な確証という意味では、博物館の一部では記帳を求められるし、感想などを書けるノートがある。そこに記入すれば入館の証明になるが、それはごく一部である。
ということで、”行った”ことを明確に証明できるものはない。まあ、このあたりはコレクションとは違うので、”行った”といえばそれでお仕舞、それ以上追求されることもないだろう。結局のところ、”紳士的な申告”となると思う。実際には展示などの感想を聞かれることもあるので、それで分かるのだが、印象の薄い館もあるので正直全ての館を覚えている自信はない。また、入館しても展示をほとんどみないで素通りすることもできるわけで、このあたりも含めて紳士的に、と言うことになるだろう。ちなみに私の博物館の入館券等のクリアファイル、約40冊になっている。これだけで小さな本棚があふれている。

博物館、ほとんどの市町村に1館はある。そこには、その土地の歴史や民俗に関する展示がある。それらを見ていると、その地への知識、多少は身に着くようで、テレビのニュースその他で地名がでるといろいろと思いだしたりする。行ったのは博物館だけ。通ったのは博物館への道だけ、ということになるのだけど、それでも少し知っている、というだけでも違う。博物館訪問、結構面白い趣味だな、と実感する。さすがに博物館だけでは浅い知識となるけど、複数の地を回ってつながりなども感じられるとまた違ってくる。早いうちに県立の歴史系博物館だけでも全県行けたら…と思っているところである。


奈良  2011/08/03
奈良で開催の、関西地区合同の凧揚げ大会に参加した。場所は平城京跡の公園である。奈良での凧揚げ、実はこれが最初である。

奈良、久しぶりである。奈良でまず感じるのは、”歴史”である。以前の名古屋地区勤務の際、比較的近いこともあり、奈良県の博物館に何度も行った。そのとき、道を走っていてちょっとした山や平地の中の木々を見つけてカーナビに目を移すとそれは古墳、それも天皇陵だったり、あるいは万葉集などに出てくる山だったりする。それらは書物などで何度も見聞きしているものばかり。なんだかとんでもないところを走っているような気分になった。また、古い民家を公開しているところで話を聞くと、”表の道路の先の道、聖徳太子が通った太子道で・・・”などと言われたりする。これほど歴史を感じる地はそう多くないだろう。京都も歴史的な建物などは非常に多いのだが、私の場合”文化”をより強く感じる。ちなみに大阪は”食”、名古屋は”産業”である。東京は・・・残念ながらすぐに思いつく単語がない。

今回行ったのは平城京跡。京都方面から近鉄で行ったので、普通に言う奈良市街の手前で引き返したことになる。普通なら前日早めに行って資料館などを回るところであるが、今回は前日は夜に到着している。それでも凧揚げの後に復元した大極殿や遺構展示館を見学しているので、凧揚げだけに行ったわけではないが、いつもになく凧の比重の多い旅であった。
凧揚げ、残念ながら風が弱くて続かず、短時間揚げては降ろす、を繰り返した。平城京跡で揚げる、なんとも歴史的な、すごい場所だな、と感じる。ちょっと見渡すと大極殿などの復元した建物が見えるし、遠くには五重塔などが見える。そして、足元には柱の復元礎石があったりする。そんな中での凧揚げである。そして、近鉄の特急が見えるのもまた関西らしくていいな、と感じる。写真好きとしては、大極殿などを背景にした写真を撮りたいところであるが、風向きの関係で難しかった。

平城京での凧揚げ、私の感覚ではとんでもないところ、と  格別であった。次は、空撮を試みたいものである。



切手  2011/07/18
手紙、メールの普及により以前よりかなり減ったけれど少ないなりにも受け取りまた出している。手紙を受け取る、というのはメールとは違った嬉しさがある。

さて手紙と言えば切手。最近は普通に郵便局で出すと消印不要のその場で印刷したスタンプようなものを貼られてしまう。実用上はこれでも良いのだけどとても寂しい。でも、最近受け取っている手紙はほとんどが切手、それも記念切手が多く、これもまた楽しみの一つである。現在手紙にこだわる人は切手にも気を配ってくれる、ということなのだと思う。たまに受けとる海外からの手紙、意図的に少額の切手を複数枚貼ってあり、これもまた非常に気持ちが良い。

となると返信、やはり記念切手をと思う。標準的な料金の切手はあるけれど、少し写真などを入れると不足になる。料金確認のために郵便局で重さを測ってもらうと不足分、大抵は例のスタンプ式になってしまう。折角記念切手を貼っていてもその横にスタンプ式のを貼られては台無しである。だから”不足分は切手で”と言ってお願いし、対応はしてくれるところもあるけれど、不安な場合は切手を買って自分で貼ったりしている。または、初めから自分で選んだ多めの切手を貼ることもある。
郵便局からすればスタンプ式のが楽で確実なのだろうけど、切手は立派な文化だと思う。特に海外の凧仲間に出す時、以前は凧の切手を良く使ったが、残念ながらなくなって補充できていない。

さて、先日郵便局で見かけた切手のことを女房に話したら翌日買ってきた。それは”ベルサイユのばら”の切手。これも立派な名日本の文化である


髭剃り  2011/07/16
先週出張に行った際、うっかりと髭剃りを忘れてしまった。

髭剃り、私は主に電気式の髭剃りを使っている。旅行用にもひとつ用意していて、これは携帯用の小型のものである。
ついでに、安全カミソリも持ってゆく。これは自宅で使っているものと同等の、使い捨てではないタイプのカミソリ、輸入品で、G社のものである。わざわざ両方持ってゆくのは、携帯用の電気式は手軽ではあるけれど長い髭などが剃れないことがあるからである。自宅で使う電気式髭剃りは大丈夫だけど、それは重くてかさばるから、出張には持ってゆけない。なので、電気式と安全カミソリ両方持ってゆく。旅行で、少しでも軽くしたいときは安全カミソリだけにすることもある。

さて、安全カミソリ、ビジネスホテルでも使い捨てのものが置いてある。(最近は部屋ではなくてロビーに、というところも増えたが) だからわざわざ持ってゆかなくても良いとおもわれそうだが、私の場合、髭が濃い上に肌が柔らないので、使い捨ての安全カミソリが使えないのである。切れないわけではなく、痛くて使えないのである。実は、一度国産の使い捨てではない安全カミソリを使ったときも同様に痛くて使えなかったことがある。そのとき、父が使っていたのが輸入品のS社のもので、これは痛くもなく使うことが出来た。それ以来、安全カミソリは輸入品を使っている。最初はS社、後にG社に変えたが、こちらも快適である。2社数種類使ったけれど全く痛みはない。ということで、旅行にもカミソリは持参している。多少荷物にはなるが、仕方ない。

しかし・・・髭剃りを忘れたとすると、なんとか剃らなくてはならない。コンビニに少しマシなのがあるかも? あるいは以前電池式の小型のもの(安いもの)がある、と思いはしたが、久しぶりに使い捨てのものを使った。そのままでは痛くて剃れないから、髭を一度石鹸で洗って滑りを良くし、やわらかくして改めて石鹸を多めに使って剃った。痛いことは痛いけれど、なんとか業務に支障のないだけに仕上げた。

カミソリ、旅行でも持ち歩いている、というとすごいこだわりのように思えるかもしれないが、実はそんな理由があってのことである。
ブルーレイへの嘆き  2011/07/03
先日、ブルーレイの映画を買った。早速再生を・・・と思ったらパソコンでは再生できなかった。専用のプレーヤーでは何の問題もなく再生できる。これは、私のパソコンに入っているDVD/ブルーレイの再生ソフトの問題(?)であった。類似の現象は多数発生しているようだ。再生ソフトがアップデートされれば解決するかとおもったのだが、調べた範囲ではすぐに(無料で)対応できる解決策はないようである。

私のパソコンでは、というより多くの人のパソコンでは、DVD/ブルーレイのドライブが付いているが、そのドライブで市販の映画等を見ようとするとDVD再生のためのソフトが必要になる。しかし、ほとんどの人はDVD再生ソフトは買わずに、パソコンやDVDドライブについてきた再生ソフトを使っている。私もそうであり、これで今まで問題なかった。
しかし、最新の市販のブルーレイ。セキュリティ対策が厳しくなったので再生できないことがあるようだ。今回、まさにそれにあたってしまった。映画など、じっくりと見たいときはリビングの大きなテレビで見る。ちゃんとしたオーディオ機器もあるので音も良い。このときは専用のプレーヤーを使う。だけど、既に何度か見た映画であれば、パソコンで何か作業をしながら見ることもある。特にテレビ放送の録画など、吹き替えはこういう見かたをよくする。こういうときにパソコンでの再生は便利である。それが出来ないことになる。
多分、機器にバンドルの再生ソフトもそのうち更新がされると思う。だけど、再生ソフトのメーカは、お金を出して買ってくれた人をまず優先するだろう。実際、今売られている市販の再生ソフトは対応しているらしい。私のPCの、バンドルのソフトも時期的には市販のソフトが対応した時期以降になるのだけど、現実には未対応であり、追加のパッチ等もないようだった。

解決策、手っ取り早いのは市販のDVD再生ソフトを買うことである。しかし、安くはない。DVD再生ソフト、同じメーカの製品でも特上/上/並など2〜3種類あったりするが、ブルーレイに対応しているのは一番高いものだけだったりする。定価、1万円以上である。ブルーレイのドライブ、今安いものでは1万円以下だからそれより高いことになる。すごく割高感がある。
でも・・・結局買ってしまった。今後購入する映画等、やはり高画質のブルーレイにしたい。そして、パソコンでも見たいとなると、今後のバージョンアップへの対応は市販品の方が早くて安心できると思う。ドライブのバンドル品のサポート、これがいまひとつはっきりしないことも理由である。そして、丁度今、ダウンロードでの割り引き販売があったのも理由のひとつである。最初考えていたソフトはバージョンアップなので安いけど、いまひとつ評判が良くないのと、問題になっている映画のブルーレイが再生できることがWebでは確認できなかったこともある。もう1本、こちらは少々高いけどWebで実績があるのが確認できた。幸い、ある店でのダウンロード販売で割引があり期日ぎりぎりだったので急いで購入した。約8千円、定価から見れば割引ではあるけど結構高く、どうもスッキリしない再生ソフトの購入であった。
ランドセル  2011/07/02
ランドセル、言うまでもなく小学生のかばんの代表である。施設への寄付も話題になったし、震災でランドセルを失った子供たちに中古のものを送ることも話題になった。低学年の子供には大きく重過ぎるのでは、などと改善の話もあるし、ランドセル以外を指定する学校もあるけれど、まだまだ小学生といえばランドセル、というのは金沢で見る限り変わってはいないように思う。両手が使えるなど利点もあるのでかばんとしてはまあ妥当なのかもしれない。

さて、通勤時、ふとみかけた女の子のランドセルがピンク色だった。他の子は? と思ってあらためて信号待ちの際に見てみると赤と黒以外のランドセルが意外と多かった。女の子ではピンクのほか水色も目立ったし、男の子でも紺やこげ茶のランドセルがあった。一番多いのは赤と黒だけどそれ以外の色の割合も低くはない。ずいぶんとカラフルになったものと思う。低学年だけではなくて少し大きな子も使っているので、少なくとも数年前から増えてきているのだろうと思う。全く気がつかなかった、というのが正直なところである。
私のイメージ、ランドセルはいうまでもなく赤と黒である。というより私が小学校の頃はそれ以外はなかった。その後赤と黒以外色が相当前から出ていたと思うけど、その当時は売れている様子は全くなかった。ランドセルはやはり赤と黒なのかな、と思っていた。色が増えなかった理由、長く使うものなのでどうしても保守的になってしまうのかな、と想像する。以前に見たWebの掲示板でも”子供がカラフルなものを欲しがっている”との書き込みに対し、”赤や黒が無難では”との答が目だった。また、祖父母が贈る割合も少なくないようで、その場合はやはり保守的に赤と黒になることも多いかな、と思う。ランドセル、お店などが多色化を進めようとしているように思えたけど、実際にはなかなか進まなかったようだ。で、ようやく赤と黒以外が増えてきた、ということなのだろうか?
ピンクや水色のランドセル、あらためて見てみるとかばんとしては何の違和感もなく、なかなか良い。これなら赤や黒に拘らなくても良いと思う。ひとつ気になるとすれば、汚れが目立つかもしれない、ということくらいだろうか?(実際には汚れた感じのは見ていないので大丈夫なのだろう)

うちの子供、長男の学校はランドセル禁止だったが、次男のランドセルは壊れることなく6年間がんばってくれた。買うときは黒以外は考えもしなかったし、求めたデパートにも男の子用は黒のみだったと思う。役目を少し前の終えたランドセル、いまは押入れの隅で一休みしている。次に使うことはないのだが、簡単には捨てられない。そういえば、実家の古い家、物置の目立つところに母やおばさんのらしいラドセルが残っていたのを思い出した・・・。ランドセル、やはり特別なもの、となるのだろうな・・・。すぐに捨てるには忍びない。


スターウォーズの話  2011/06/25
映画、Alienに続いてSTARWARSのことも書いてみたい。
STARWARS、実は私にとっては非常に意味深い映画である。最初のSTARWARS、後にエピソード4と呼ばれるもの、これを見たのは高校のときであった。この映画、実は自分ひとりで見に行った最初の映画である。その頃あった宇宙へのあこがれ、冒険、映像としての面白さ、そして関心を持ち始めていたコンピュータ。それらの魅力に惹かれ、その後少なくとも3回は見に行ったと思う。お小遣いの少ない頃、よく行けたものと思うが、なぜか行っている。そして、STARWARSがきっかけになって他の映画も見るようになったので、その意味でも、私にとって重要な映画である。

STARWARSでは、まず宇宙船に惹かれた。それまでのテレビ番組やSF映画などで見たものと大きく違い、とても精密で現実的に見えた。戦闘機などピカピカではなくて実戦を潜り抜けたような汚れがあることも現実的に見えた理由だろう。そして、コンピュータをはっきりと意識した映画であった。それまでの映画にもコンピュータは出てきたがどこか現実味に欠けるものだったけど、ここでは適度なリアルさがあった。映画の中にもコンピュータグラフィックスが多様されていて、線画による今から見れば非常に簡単なものではあるけれど初めて見る映像であり、とても新鮮であった。それらの映像が単なる飾りではなく、ちゃんと意味を持っていて理解できることでもリアルさを感じた。丁度この頃からマイクロコンピュータが使われ始め、個人でもコンピュータが使えるようになり始めた時期であった。ただし、テレビ等に映像を出すのは個人では高価でちょっと難しい時期でもあった。それでも新しい世界を見たような気持ちになった。

続くエピソード5帝国の逆襲は、公開が大学のときであり、そのとき静岡に住んでいたのだけど、上映が東京に比べて2週間ほど遅かったのでわざわざ3時間半ほど掛けて(お金がないので高速バス利用)東京まで見に行った。そのとき入ったのがテアトル東京だった。少し早めにと思って1時間前に行くともう列が長く伸びていてびっくりした。地方では、映画を並んで待って見るなんて感覚が全くなかったのである。これも初めての経験であった。入場まで外で待ち、一人だったこともあってかろうじて座れた。テアトル東京は非常に大きな映画館だけど、座席はもちろん満席で、多くの人が立ち見、更に通路に座ったりして大混雑であった。テアトル東京はスクリーンが非常に大きい上に、比較的前の席だったこともあり、雪原を低空で飛ぶ場面では本当に飛んでいるように錯覚し、体が自然に動いてしまったことを覚えている。この作品もまた、その後何回も見に行っている。
続く作品も公開直後に見ているのだが、就職したり家庭を持ったりし、またLDやDVDを所有したこともあり、映画館に何度も見に行くことはなくなったけれど、それでも2回は見に行っていたと思う。ついでだけど、今でも2度3度見に行く映画はある。そして後にエピソード4-6が特別編として手直し、再上映されたがこれも映画館に見に行っている。郊外型のシネコンがない頃であり、街中の映画館に土曜日の夜などに出かけ、(駐車場がないので)最終のバスに間に合うようにで飛び出して帰ったことがあった。今なら夜の映画は割引になるところが多いが、この頃は夜も定価だった。

そして、全作品を通してみたとき、後から作られたエピソード1−3からエピソード4へのつながりに違和感がなく、同時に”皇帝”の戦略に感嘆してしまった。いろいろと策略を立て、権力を徐々に拡大してゆき、最終的には絶対的な強い力を手にする。そこに至るまで、細かな計画をたて、そして実行してゆく。ここまで精密に考えられるものなのか、と感心してしまった。現実の政治家が大成するのもまた、似たようなところがあると思うが、現在の日本の政治家とはスケールがあまりにも違う、というのが正直なところである。

さて、映画とは別に、”スターウォーズ展”も開催されている。最初の開催は京都国立博物館であった。京都は金沢から比較的近いので、2回開催された両方、見に行っている。映画の小道具、スケッチ、そして模型などが展示されていた。まず最初に感じたのは、エピソード4の衣装、特にパイロットの服が妙に安っぽいつくりに思えたことである。これならそこらの博物館にある記念撮影用の宇宙服の方がよっぽど本物らしい、と思ったりした。が、映画で見て要る分には何の違和感もない。つまり必要な品質はある、となる。その一方で、エピソード1の女王の服の上質さにも驚いた。これは工芸品、と感じるようなものであった。
また、撮影用の模型も多数展示されているが、細かな仕上がりに感心した一方で、コイルの線の間に塗料が溜まって幕のようにくっついているのも目に付いた。そして、別の模型では必要のないところは簡略になっていたりした。もちろんこれらは実際の映画撮影には何の支障もないものである。

STARWARS、最初の航海から既に30年以上経過している。ずいぶんと年月が経ったものと思う。その間に映画もずいぶんと変わってしまった。SFは模型中心からコンピュータグラフィックスが多様されるようになった。当初は模型をコマ撮りで撮影し、光学合成であった。これは、後にはデジタル合成になっり、また模型もコンピュータグラフィックスに取って代わるようになった。最初は数機の宇宙船を飛ばすのがやっとだったのに、後には数百になり、撃たれて爆発した破片まで映像化している。人形を使った異星人やロボットも、コンピュータグラフィックスで人とは全く違うものも作られるようになってきた。実在しない生物がごく自然な映像として描かれている。同じ技術ずいぶんと変わったものと思うが、おそらくこれはSTARWARSが大きな役割を果たしていると思う。近代的なSF映画の進展、そのものになるのかもしれない。

もうひとつ、映画館もずいぶんと変わった。エピソード4を見た映画館はもうない。テアトル東京もなくなった。静岡で見た映画館ももうないだろう。単独の古いタイプの映画館はほとんど消滅し、シネコンに替わってしまった。施設が新しくなったのは良いのだけど、店の人と接するような感じはなくなってしまった。以前の映画館で館の人と話すようなことはもともとほとんどなかったのだけど、シネコンではアルバイトの事務的な応対、と思えてしまい、温かみがなくなってしまった。スクリーンが増えて柔軟な上映が可能になったと思いきや、どこも人気作品が中心の上映で人気の薄い映画はどの館でもさっさ終わってしまい、より見難くなってしまった。
また、上映形態も変わった。以前は入れ替え無しの2本立て。STARWARSなどごく一部が1本立てだった。だから、その気になれば2回でも3回でも見ることが出来た。途中から見てもよければいつでも入ることができた。そして、座席予約など地方にはなかった。それが、今ではほとんどが指定席になってしまい、上映時間に合わせて入るようになった。当然、何度も見ることはできない。
そして、見方が均一になってきたように思う。以前の映画館では、最前方はさすがに開いていたけど最近は後方に偏重しすぎているような気もする。余談だけど私は前方が好みである。前方は疲れる、なんて人もいるけど、大スクリーンで飲み込まれるように見るのが映画の楽しみだとおもっている。テアトル東京では、巨大な円筒形のスクリーンを最前列で見る人が必ずいたものである。ここまで近いと視野を越えてしまい、首を振りながら見なくてはならないのだが、他では味わえない迫力であった。ここは特別ではあるけれど、それ以外でも中央より後で見る人が圧倒的に思える。
シネコンになって有難いこともある。まずは駐車場である。以前は街中だったから車では行きにくかった。車になったおかげで見に行く自由度は高まった。そして割引である。夜間や早朝は割引で見られることが多くなった。単身でいたときは金曜の夜、良く見に行った。土日の昼に博物館などに行くにはとても都合がよくありがたかった。
そしてLD/DVDである。エピソード4の頃、ビデオテープはあったけど映画作品は少なく、また非常に高価で買えなかった。それが、LDになって8000円弱になり、所有することが可能になった。後にはテープも安くなり、更に高画質のDVD/BluRayもでてきた。映画が所有できるようになったのである。その一方で、映画が上映されてからすぐにDVDなどが販売されるようになり、売られるともう映画館では上映されない。同じ作品を見るにしても、やはり映画館の方が、と思うことも少なくない。エピソード4の頃、そのときは父が単身赴任で東京にいて持って帰った夕刊を見ていると半年以上経過してもどこかで上映していたのが懐かしく思える。

さて、STARWARS、エピソード4を改めてみてみると新しい作品に比べて見劣りするところもある。技術的な限界もあったと思うし、それ以上に予算の限界もあった。エピソード4だけでも、現在の技術でリメイクしてくれたら・・・と思う。

消耗品の交換時期  2011/06/23
電気髭剃りの刃を交換した。メーカの指定は1年半だけど、それをだいぶ上回っての交換になる。交換が遅れたのは、やはり高いからである。電気髭剃り一式が1万円少々。これに対して替刃のセット(外刃と内刃)が6千円少々。非常に割高に思えてしまう。なので、ついつい遅れ気味になっていたのである。

消耗品など、後で利益を出そうとするもの、これは他にもある。プリンタのインクもそうだし、コピー機もメンテナンスを含めたサービスで利益を出している。以前の携帯電話、これも本体は非常に安く出してあとで通話料で利益を出していた。利用する側としては、特にプリンタなどでは若干不満もあるが、ビジネスモデルとしては良い、となるかと思う。

さて、消耗品の交換である。プリンタのインクのように無くなってしまうものは嫌でも交換しなくてはならない。しかし、髭剃りの刃のように徐々に性能が落ちてくるものはずるずると使い続けてしまう。極端な話、破れるなどしない限り、相当長い間使い続けることも出来る。なので、メーカは○年などと交換時期を示している。
でも、考えてみれば一律○年というのも乱暴である。髭の濃さは人によって違うし、量も違う。毎日使う人もいれば3日に1回でよい人もいる。剃る量で見れば10倍以上違うと思う。だけど、剃った量は分からないし、何分使ったかも分からない。そういう意味で○年というのは把握しやすい、よい基準化と思う。もっとも、この期間は髭の濃い人が使ってのことで更に余裕を見ているだろうから、多くの人はこれより長くても大丈夫だろう。だから私はそれを大きく超えて使っていたことになるのだが・・・。

さて、刃を替えてみると、切れ味が良くなった。剃る時間が短くて済むし、剃り残しも減った。交換は価値があったことになる。私の髭剃りでの交換時期の指定は1年半。6000円をとすると月あたり約330円。安全カミソリに比べて特別高いわけでもない、となるか・・・。
公園、凧での鯉のぼり揚げ  2011/06/22
私の凧のホームグラウンド、車で10分少々のところにある公園である。広い芝生があり、手入れも非常に良くて揚げやすい。そして、駐車場もある。とても広いので凧を揚げられる場所も取りやすい。時々グランドゴルフのイベント? で広く場所が占有されることもあるけど、それでも場所は残っている。ただ、鉄道が近いので風向きによっては注意がいる。
ホームグラウンドということで私は頻繁に揚げている。特段の用事がなくて天候がよければ毎週日曜日、午後に1時間くらい揚げている。いつも揚げているのは尻尾をつけた喧嘩凧。これは子供受けが非常に良い。子供が集まってきて、時には子供が”凧を揚げたい”と声をかけてくる。しかし、残念ながら喧嘩凧は、特にこの場所では無理である。

さて掲題の凧揚げである。この日、フローフォーム30に鯉のぼりをつけてみようと公園に行った。鯉のぼりといえば5月なのだが、5月は凧のイベントなどで揚げられず、その後も雨などでなかなかできなかったのである。
公園について凧と鯉のぼりを持って空いている場所を探して公園の中央付近に行く。袋を邪魔にならないところに置き、腰に巻くロープを用意、ついで揚げ糸をと手袋を出し、凧に結ぶ。フローフォームは骨がないので万一落ちても危険が少ない利点がある。風が強めなら勝手に膨らんで上がるのだが、ぎりぎりに近いと膨らみが悪く揚りにくい。私はこのようなときは凧を横にして揚げ糸の片側を持ち上げて膨らませ、その後に糸を送って向きを変えながら揚げている。
地上の風が弱いので数回試行したのち、ようやく向きがうまく変わって上に向きはじめた瞬間、膨らみを維持しながら後ろに下がり、同時に糸を伸ばす。適度に伸びたところで送りを止めて高度を上げる。その瞬間、男の子が”なにあれ!”と声を上げた。この揚げ方だと凧が一気に高度を上げるので人目を集めやすい。そのほかの人も手を止めて凧を見ているのがわかる。引きが適度にあることを確認して鯉のぼりを結ぶ。風が心配なので小さいのをまず繋いだ。ここで更に糸を送る。さっきの男の子が”あ! 鯉のぼり!”と続いて声を上げてくれる。意外と揚るので一度糸を手繰り、大きな鯉のぼりも繋ぐ。凧は大きいけれど鯉のぼりに比べると目立たない。なので鯉のぼりだけが上がっているようにも見えて面白い。ただ、風がぎりぎりなので時々角度が浅くなり、鯉のぼりも低くなる。

さて、鯉のぼりを揚げる場合、引きは強いけれど揚げるのに技術はいらない。なので、親と一緒に寄ってきた子供には”引いてみる?”と声をかけてみた。引きが強いから、”手に巻き付けないこと””滑らせないでしっかり握ること”これだけは安全のために注意し、やって見せる。そして引いて貰う。小さな子には支えきれない引きだけど、風の力などを感じ、子供は楽しんでくれる。そしてお父さんやお母さんの方がもっとうれしそうである。
短時間だけど凧を楽しんでくれたと思う。これもまた、公園凧揚げの楽しみである。

映画が思うように見られない頃の思い出  2011/06/20
BSで映画、Alienを放送していた。だいぶ前の映画であり、何度もテレビなどで見ているが、今回も最初のところを少し見た。Alien、これは主に航行中の宇宙船内部が舞台となる。宇宙船ゆえ、その外は真空中であり、逃げようのない狭い空間で、しかも酸素も限られているため、時間の制約もある。そんな中で、圧倒的な力を持ち、また宇宙船に穴を開けるほどの強力な酸の血液を持つ異星人との戦わなくてはならない。仲間が一人、また一人と殺されてゆく。今までにない種類の怖さを感じた映画であった。
また、この映画ではコンピュータがでてくる。この少し前の、STARWARS以来、コンピュータ画面がさりげなく出てくるようになったように思う。Alienのコンピュータ、決して未来的ではなく、公開当時の基準でもずいぶんと古く感じてしまった。コンピュータへの入力はキーボード、表示は文字と線画。その頃、今と比べればものすごく非力なコンピュータでもなんとか出来たと思えるものだった。

前置きが長くなった。映画Alien、これは私にはちょっと変わった思い出がある。当時高校生だったが、地方で都市部を外れたところに住んでいたため、映画は見に行きたくても簡単には行けなかった。電車とバスを乗り継いで行くのだが、昔の地方の国鉄のこと。電車の本数が少ないので乗る時間以上に待ちが長かった。映画はいつでも入ることができたが、2本立てで、両方見ようと思うと半日以上かけて見に行くことになった。実は・・・ALienの頃は映画はこっそり見に行くことも多かったので、2本立ての1本だけ見て帰ることもあった。
こっそり映画を見に行くこと。これは夏休みなどは何とでもなった。部活動を隠れ蓑にして、午前中に見に行って部活は午後から、ということもあったと思う。部活のない日にあるように装って出ることも出来る。買い物を口実にすることも可能である。しかし、それ以外の時期ではまず無理である。映画の約2時間はともかく、往復の2時間+待ち時間、合計約5時間。これはあまりに長い。なのでAlienは、映画を見るのはあきらめて本で読み、エイリアンなどの姿は映画館まで行ってパンフレットだけ買って見たのである。(そのくらいの時間はなんとかなった) 映画館でパンフレットだけの購入・・・。ちょっと恥ずかしくてすぐに出ようとしたのだけど映画館のおばさんはとても親切で帰ろうとするのを引きとめ、次の映画の割引券もくれた。大学生になって毎週のように映画館に行くようになったのはこのときの反動かもしれない。

一眼レフ、絞り優先? シャッター速度優先?  2011/06/15
カメラ、フイルムもデジタルも明るさに合わせて露出の調整が必要である。露出は、絞りとシャッター速度の調整で行なうが、コンパクトカメラでは自動的に調整してくれる。つまり自動露出である。絞りもシャッター速度もカメラが決めてくれる。一眼レフでもこのカメラ任せの撮影は可能であるが、絞りとシャッター速度をあえて調整すること可能である。この場合、絞りまたはシャッター速度を指定する。前者が絞り優先AE、後者がシャッター速度優先AEである。絞り優先AEでは絞りを指定すると明るさにより適切なシャッター速度を自動で調整しくれる。シャッター速度優先AEではシャッター速度を決めると絞りを決めてくれる。また、マニュアル撮影は、露出計を参考にして、撮影者が絞りとシャッター速度を決めることになる。そして、完全にカメラ任せにしてしまう方法はプログラムAEといわれ、絞りもシャッター速度もカメラが決めてくれる。
ほとんどの人は、方法は別にして、自動露出がだろう。私も普段は自動露出であり、マニュアル撮影はマニュアル専用のカメラのみになってしまった。ただ、自動露出でカメラ任せにしてしまうとちょっと困ることもあるので、AEロックを使って補正している。しかし、それは一眼レフの場合のみで、コンパクトカメラの場合はカメラ任せである。ただ、手ぶれ防止のためにシャッター速度だけは注意する。たとえば1/15だから手振れしにくいようになにか台に載せようか、という感じである。(コンパクトカメラで三脚を使うつもりはない)

自動露出、どの方法を使うか? 私は絞り優先AEを使っている。これはフイルム時代から変わっていない。一番初めに使い始めたのはマニュアル一眼レフカメラであるが、自動露出が可能なカメラになったときからずーっと絞り優先AEで変わっていない。現在では、これは私の写し方に非常によく合っている。ボケを意識して絞りを開けて写すこと、デジタル一眼レフではゴミ対策で絞り過ぎないこと、そして暗めのところでシャッター速度を極力早くしたいとき。これらの撮影では非常に都合がよい。実際に写すとき、シャッター速度が遅すぎると思えば絞りを開けて調整する。だから、絞り優先でもとんでもないシャッター速度になることは無い。もっとも、急いで写し、シャッター音から遅すぎと気がつき、撮り直すこともある。撮り直せる限り大きなミスは少ないのだが、それでも絞りを開きすぎるミスはあり、空などで周辺光量の低下が目立ってしまうことはある。

さて、絞り優先AE、これは絞りを中心に考えて写すから? 今は確かにその傾向もあるのだが、思い出してみると絞りを意識するから絞り優先AEを使うようになったのではないような気がする。実際のところ深く考えないで絞り優先を使い始めたような気がする。自動露出カメラを使い始めたとき、絞り優先AEのほか、シャッター速度優先AEとプログラムAEが可能だった。このなかでプログラムAEは使う気はなかった。全てカメラに勝手に決められるようで面白くなかったからである。では絞り優先か? シャッター速度優先か? ここでなんとなく絞り優先AEになったような気がする。
考えてみれば不思議なことで、マニュアルではある程度シャッター速度優先的な感覚で使うことが多かったのである。明るさに応じてシャッター速度を決め、微調整は絞りを使っていた。撮影中に明るさがちょっと変わったときなどもまず絞りで加減した。だから、シャッター速度優先的な使い方だったことになる。ではなぜ絞り優先になったか? ひとつには、シャッターダイヤルより絞りリングの方が回しやすかったからかと思う。カメラを構えたとき、右手の人差し指はシャッターに添えっぱなしになる。シャッター速度を変えるとき、最初の自動露出一眼レフではその人差し指を使う必要があるので、撮影がちょっと中断してしまうような感覚になってしまう。一方、絞りリングはレンズにあるから左手で動かすことになる。マニュアルカメラのときはピント合わせで距離リングに指がかかっていたので、それをちょっとずらせば絞りリングになる。いずれにしてもメラを構え、シャッターボタンの指もそのままに適正な組み合わせに調整できる。絞り優先になったのは、最初の自動露出カメラでは絞りの方が変えやすかったから、になるような気がする。そして、逆に絞り優先AEを使ったから絞りをより意識するようになったのかもしれない。

ところで、絞りの設定方法である。今のデジタルカメラでは、絞りはカメラ本体にあるダイヤルで変えるのが普通である。このダイヤル、大抵は2つあり、ひとつはカメラ前面のグリップの上端と、そしてもうひとつは背面のシャッターボタンのすぐ後ろあたりにある。最近の人はこの2つでシャッター速度と絞りを変えている。中指と親指で回すのでシャッターボタンに人差し指を乗せたまま素早く操作できる。そもそもレンズに絞りリングのないメーカも多い。だけど、私は昔ながらのレンズにある絞りリングを使っている。この方が慣れていて回しやすい、ということもある。左の手の平でカメラの底を支え、指をレンズにかけて絞りリングを回す。望遠ならばレンズ本体またはズームリングを使って支え、薬指や小指などで絞りリングを回す。(他の指はズーム調整に使う) そのやり方が身についてしまっているからだろう。
ところが、私のカメラメーカ、ニコンの製品でも最近は絞りリングの無いレンズが増えてきた。ニコンは比較的絞りリングが残っている方だけど新製品はほとんど無い。手持ちの中でも2本がそういうレンズである。この場合、カメラ側のダイヤルで行なう。不慣れ、などと言いながらもそれなりに動かしている。多分・・・プログラムAEを常用している人よりは自然に指が動いていると思う。
実は、絞りリングのあるレンズでもこの方法で絞り設定が可能なのである。これを使わないのは、一つにはたまに併用するマニュアルカメラでは絞りリングが必要になることもある。また、レンズを交換すると絞り設定がそのままなので便利でもある。そして、単焦点レンズで、オートフォーカスで使うと左手はカメラを支えるだけで指を使うことが無くなってしまい、なんとなく寂しいから? という気もする。マニュアル時代、左手は距離リングも動かすため、右手以上に細かく動かしていたものである。そう考えると、左手がなにもしない、というのはなんだかもったいないように思える。もっとも、今はズーム時代。ほとんどの人は左手はそれなりに動いているのだけど。

さて、前に書いた、少しでもシャッター速度を早くしたいときには絞り優先AEと書いたことを補足しておく。近距離で動きが早い被写体をやや暗いところで写すとき、シャッター速度は少しでも速くしたい。最低でも1/250、できれば1/1000位は欲しい。その一方で感度はぎりぎりまで低くしたい。こういうとき、絞り優先AEで絞りを開放にして写している。カメラを撮影する範囲で動かし、一番暗いところでシャッター速度をみて感度(ISO)を調整する。最低でも必要なシャッター速度を確保するためである。
こうしておくと、その条件での最速のシャッター速度で常に写せることになる。シャッター速度優先にしてしまうと、暗すぎると露出不足になることもある(カメラによっては感度を上げてくれるらしいが・・・)し、少々明るいところではより早いシャッター速度で写せる。感度を最適にしながら動きのあるものを撮影する方法の一つとして紹介しておきたい。
なお、屋外の明るい場合は、一番明るいところでオーバーにならないことを確認しながら適正な絞りを決める。念のため。

凧祭り、愛好家の役割は??  2011/06/7
先日、滋賀県で開催の八日市大凧祭りに参加した。ここでは百畳の八日市大凧が毎年揚げられる。この百畳大凧が祭りの主役であることは言うまでもない。そして、地元の人たちの八日市凧のコンテストもあり、そのデザインと飛翔の審査もある。これに加えて各地からの愛好家も参加する。私も愛好家として参加したのだけど、凧のイベントでの凧愛好家の役割って何だろう? とふと思ってしまった。これについて書いて見たい。

八日市大凧祭り、観客は言うまでもなく百畳大凧が揚るのを見るのが目当である。が、大凧は常に揚っているわけではない。それ以外の時間、愛好家の凧が揚るので、それを見学、となる。私もこの日、風が吹いたわずかな瞬間に尻尾付きの喧嘩凧を揚げた。
この凧、20m程度の長い尻尾をつけ、喧嘩凧して操るものである。尻尾はいつもは30m位にするが、凧画多いから少し短くしたのである。長い尻尾を引きながら自在に飛び回るので低空でやると目立つ。なので、観客になるべく近い位置で揚げたい。更に、他の凧がいない場所で、となる。この日、幸いにも大凧揚げの場所すぐ近くに凧の少ない場所があった。見物の人も多い。ここで揚げること、簡単ではない。特に揚げる瞬間が難しい。まず尻尾を人のいない場所に置く。そして、凧を手元でくるくる回して風を待つ。タイミングを見て糸を引き、高度をあまり上げずに糸を伸ばしておいてある程度伸びたところで糸を引き、凧を一気に上空に上げる。これを観客の中で行なうから、人の隙間を走り抜けるように糸を伸ばすこともあった。これをやると、観客のすぐ近くで長い尻尾の凧が急に揚るので驚き、その凧が自在に飛び周り、また急降下したりするので大いに人目を引く。だから、歓声も上がる。それを楽しみながら揚げる、という感じである。また、操る時の手の動きもまたパフォーマンスとなる。私の場合、右手に糸巻きを持ち、揚げ糸を左手に掛け、両手を瞬時に開いて糸を引いたり、また戻して緩めたりする。手の動きは単純でも良いのだけど、ここはなるべく優雅に動かしたい。左右に動かすだけでなく、わざと手を上下にも動かしたり、凧の動きに合わせて回すように動かしたりする。その手の動きもまた、観客に見せているのである。
そして、子供が降りた尻尾に手を伸ばそうとするとわざとその近くに尻尾を降ろし、飛びつく瞬間に引き上げたりもする。凧を見ている人がいると、その人から動きが見えやすいようにすることもある。誰が凧を見ているのか、人が多くても実は私には分かる。尻尾をつけた喧嘩凧、これはもともと周囲を完全に把握していないと安全に揚げられない。揚げ糸や凧、尻尾の先端まで他の凧や糸に絡まないように、また地上のテントに引っかからないように、もちろん人にぶつからないように、操る必要がある。更に、揚げるときに動きまわる必要もあるだから、周囲の人の位置をこまめに見ている。とくに子供とぶつかったりしないように、常に周囲を確かめている。だから、地上から上空まで常に細かく把握しながら操っているのである。他の凧の動きも読んでいるので、子供は時には揚げながら走ってくるけどそれも避ける。その上でわざと子供の凧に近づけることもあるし、人のすぐ近くに凧を急降下させたりもする。周囲の人の視線を確かめるくらいのことはそのついでに出来るのである。

さて、凧愛好家の役割である。これが他のイベント、たとえば凧のコンテストなら目的は入賞すること、となるのだろう。だけど、凧の祭りでは違う。愛好家の場合、やはり”観客を楽しませること”となるのかな、と思った。大きな凧や連凧もそうである。奇抜な凧も観客は喜んでくれる。その延長、私のような凧の曲芸も観客を楽しませている、となるだろう。私の場合、創作凧も揚げるけど、これもお客を楽しませるという意味では同じである。
もっとも、私の凧は観客受けはよいけど、審査員受けは実はよくない。審査員から評価が高いのは、安定して高く揚がる凧である。私の創作凧、変わっていることを見せるためにわざと高度は落としているし、安定も実はいまひとつである。また、風速の変化に弱く、風速の変化ですぐに高度を落としてしまう。揚がりが悪くて高度も低いので遠くから見えず、目立たない。また、喧嘩凧も低空で操っているのだから遠くからは目立たない。だから審査員受けはよくないのだろう。
だけど、今回の八日市では予想以上の驚きの声が上がった。単純に観客を楽しませることに徹するのも良いな、と思ってしまった。もっとも・・・大会によっては隙間が少なくて揚げにくく、動きも制約されてしまうのが難しいところである。
古い考え?  2011/05/25
漫画の「サザエさん」、ご存知だろうか? 日曜夕方の番組は多くの人が知っていると思うが、原作は新聞の4コマ漫画であった。私は、それをまとめた書籍で数冊読んだことがある。その内容、現在のテレビ放送と重なるものもあるが、その一方で非常に古い内容のものもある。友人のお父さんがシベリア抑留からまだ帰らない、というものもあり、読んだ当時はいまひとつ意味が出来なかった。
その中に、小学校での家庭科授業のことがあった。サザエさんの弟、カツオが学校でみそ汁を作ったことを話すと、”男がそんなことでは大成しない”というような返事があり、それに対して”古い考えの人はそう言う、と先生が言っていたよ”と反論される、というものである。

さて、私の子供の一人、今年から中学に入った。その授業で使う道具類をそろえた。というより、学校で希望するものを一括購入、という形であった。私は家庭で必要な工具類はだいたい揃えているが、偏りもある。たとえば鋸は横引き用の片刃である。縦引きを使うことはないので横引きだけにして、その分良い刃にしている。が、授業では基本どおり両刃である。また、金槌は今の家庭ではまず使わない。木に打つのは木ネジである。だから電動ドリルドライバはあるが、金槌はなかった。ドライバも、手元で作業するのに便利な軸の短いものであった。
で、ほぼ一式買ってしまった。まあ、私としては必要なときに子供の工具袋から持ってゆくのは、(子供が)忘れる元だからそのほうがありがたい一面もある。それに、将来単身暮らしをするときにドライバなどはあったほうが良いとも思う。
そのときの女房の言葉・・・”女子もこれ、使うの?”。答えはもちろん”使う”である。私の世代、中学では技術・家庭で、男女別であった。だから鋸などを使うのは男子のみであった。今は全て共通である。
これ、サザエさんと全く逆のパターンだけど、やはり古い考え、なのだろうな・・・。

不意の自然渋滞  2011/05/25
今朝の通勤、カーナビを見るといつも通る道が渋滞の印で真っ赤になっていた。渋滞しているのは市街地をやや外れて走るバイパス的な道路である。信号が比較的少なく、中央分離帯のある片側2車線の道路である。幸いここは迂回可能で、元の道を抜けて渋滞の先にでた。渋滞の先頭付近だったようだけど、特に事故など渋滞の原因になりそうなものは見えなかった。しいて言えばいつもはいない警察官が立っていたことくらいかと思う。

不意の渋滞で思い出したのは、5月の連休中に実家に帰るときの渋滞である。石川県から富山県へ、通常は国道8号線を使う。金沢からの8号線、最近道がよくなり、金沢の市街地の端からほとんど信号もなく富山県に抜けられる。ここで、能登方面への道が分かれて8号線単独になった直後に渋滞となった。今までこの道で渋滞となったことはなかった。
さてどうするか? 迂回路はあるが、信号もあるし距離も伸びる。なので、この先渋滞が短い距離で解消するなら、そのまま進む方が早い。しかし、渋滞が伸びているならさっさと迂回した方がよい。この道、数Km先に信号があるが、その先は県境を越えるまで信号はない。次の信号が原因? それとも事故? カーナビ、渋滞検知のセンサーがこの道路には設置されていないので情報はない。 こういうとき、バイパスは迂回するのは不便である。降りられる場所が少ないため、渋滞していてもしばらくそのまま走らなくてはならない。次の信号が先頭としてもまだ距離があるな・・・と思って迂回路を探そうとしていたらすぐに出口にたどりついた。今までここに出口があることすら気がつかなかった。即座にそちらに向かう。信号待ちのときにカーナビを動かして旧道までの道をさがす。それを参考に(時には無視しながら)少々細い道を通って旧道に出る。ここはバイパスが出来る前まではメインの道だったので走りやすい。久しぶりである。1店あったコンビニが閉店している野に気がついた。交通量が非常に少ないので仕方ないだろう。今日通らなかったところには飲食店がいくつもあったけど閉めたところもあるだろうな、と思いながら走る。
途中、ここまでくればなら大丈夫かな? とおもって戻ろうとすると立体交差の本線に車がつながっているのが見え、引き返して県境のトンネルが出来る以前の峠越えの旧道に向かった。結局・・・県境を越えて渋滞していたようだ。峠の手前でも渋滞しているのが見えたし、トンネルの先も流れは悪かった。原因は不明で、次の新聞にも事故などの記事はなかった。今回、旧道経由でいつもより時間はかかったけれど、渋滞よりは早く抜けられたと思う。

これらの渋滞のように、事故など明確な原因がないことはよくある。それは、通行可能量を超えたときに起きる。たとえば通行可能量が500台/時間のところを600台/時間に相当する車が来たとすると100台分があふれその分が渋滞になる、ということである。通勤の道はもともとぎりぎりに近いようだから何かあって通行可能量が減るとその分渋滞になってしまう。今回はカーナビの渋滞情報で気がついたけれど、途中全ての場所にセンサーが設置されてはいないし、情報には遅れもある。更に渋滞が拡大しているのか解消に向かっているのか、ここまでは表示されない。結局は今までの経験で自分で判断しなくてはならない。

さて、久しぶりに走った峠道。ここは私が子供の頃にトンネルが出来るまでの間、父の運転でなんども抜けた道である。その頃は広い道と思っていたけれど自分で走ると狭い。センターラインはあるけどバスなどははみだしそうに思える。カーブもきつく坂も急。ヘアピンカーブの連続もある。走りにくい道である。それでも・・・ひさしぶりに通ると懐かしく思えた。以前はこんな道だったのだな、とうれしくも思った。
思い出はさておき、疑問に思ったのは、バイパスがあれだけ渋滞していても旧道に回る車はいない、ということである。峠越えの道はともかく、そこまでの道は数年前までは皆が普通に走っていた道である。地元の車もいるだろうに、迂回する車が皆無に近いのはとても不思議に思えてしまった。そういえば、トンネルの工事で片側交互通行になったとき、トンネルは長いので交互通行となるとかなり待たされる。それなら峠越えの道に誘導してもよさそうなのにそれはない。つい最近も工事があったけど、旧道は案内していなかった。たしかに大型車には旧道は走りにくいけど、乗用車なら支障はない。せめて”旧道もあります”ぐらい言ってもよいものを、と思った。狭い道なので事故を気にしてのことかもしれないけど。

渋滞回避、うまくいけば気持ちがよいが、かならずしも成功しないのが常である・・・。

猫間障子と雪見障子  2011/05/22
岐阜県飛騨市、旧神岡町江馬氏の館跡が復元されたので行ってみた。
室町の武家の館で、土塀と堀、庭園のほか、3つあった建物の中で”会所”が復元されていた。会所、それほど大きな建物ではないが、当時の建築を細部まで復元していて非常に興味深い建物である。これらは埋もれ、田んぼとなっていたのだが、その中に散在する石には言い伝えもあり、不便ながらもい移動させたりはしなかったらしい。庭は木々の根っこなどが発掘されていないことから、池と石だけだったらしい。それでも枯山水を思わせる風流な庭である。土塀越しに見える山々も借景としていたことだろう。庭の限られた木よりも山の木々の方がより生き生きとして美しかったかと思う。

ここでタイトルの猫間障子である。会所の庭に面した控えの間、細長く廊下のような作りにもなっているのだが、庭側には障子がある。もちろん開け閉めできるのだが、これがちょっと変わっていて、溝が1本しかない。障子の開け閉めの溝、普通は障子が2枚だから溝も2本なのだが、それが1本しかない。1本で2枚の障子、どうやって開け閉め可能か、言葉での説明は難しいので写真を見てほしい。障子の一端に出っ張りがあって広い溝の中で位置が決まり、その隙間を別の障子が走る。そんな構造である。複雑に見えるが開閉はスムーズである。
これと同じ障子、奈良の今西家書院で見たことを思い出した。こちらも室町時代の建物である。Wrbで調べてみると、この障子、”猫間障子”と呼ぶことが書かれていた。猫は前足と後ろ足が、1本の線をなぞるようにあるくから、とのことである。この構造、当時は溝を切るのか大変だったため、1本で済ませられるこの構造も使われたらしい。そういえばこの障子の上、今なら溝を切って作るのだが、細い木を別に打ちつけるようにして作ってあった。溝は、鉋が使えれば切ることは可能だけど、台鉋が出来たのは室町後期以降らしいから、それ以前はちょっと大変だったことと思う。とはいえ、溝が必要なことには変わりない。1本にするとよりすっきりとするし、その構造も面白い。当時の匠が技巧遊び的に考えだしたのかもしれない、と思ってしまう。

さて、Webで”猫間障子”を検索すると全く別のものが多数検索される。障子の一部を開閉できるもの、である。1本の溝で開け閉めするものは”子持ち障子”とも言うらしい。で、一部が開け閉めできる障子というと、私は雪見障子を思い浮かべる。これは、障子の下の部分が上げられるもので、現在のものは風などが入らないように開いた下の部分はガラスになっている。ガラスが使われているのだから、比較的新しいものだろう。猫間障子と雪見障子の違いは、ガラスの有無や開け閉めの仕方などになるらしいが、猫間障子でもガラスがあったりするし、雪見障子とほとんど同じものもあったりする。地域の違いがあるらしいことも書かれている。逆に雪見障子で調べると、開閉できずに下がガラスになっているものを指す場合もあるらしい。

猫間と雪見、言葉の違いだけど、私としては1本溝が猫間、開け閉めが雪見、という方が言葉として面白く、風流に感じてしまう。雪見障子、どこか”香炉峰の雪”に似た雰囲気があるように思えるからだろうか? 


猫間障子の下の溝
幅の広い溝が1本である。奥の障子の左端が幅が広い。



上の部分。黒い木が打ちつけられている。黒いのは漆を塗ってあるからだそうだ。


道路の障害物、そしてカラス  2011/05/20
高速道路を走っているとき、標識等で”落下物注意”を見ることがある。でも・・・実際のところ、障害があることはほとんどなかった。
この日、夜の高速道路を走っていたとき、落下物の注意がでていた。そして、道路わきに箱らしいものが落ちているのを見た。これは後から考えると前後していたかもしれない。そして、その先、追い越し車線を走っていたとき、目の前に段ボール箱が落ちていた。もう回避できないのでそのまま乗り越えた。軽い音だけで衝撃もなかった。念のため、その直後のサービスエリアには入り、下部を確認したけれど何の異常もなかった。油漏れなどもなかった。

これは・・・やはり後から考えると、注意が足りなかった、となると思う。このときも標識を見て、落下位置の目安を走行距離の数値を覚えて確認する。このときも行なったのに途中で忘れてしまっていて、そのまま追い越し車線を走ってしまっていた。そのため、車線変更が出来なかった。それに、速度も高かった。走行車線であったなら、もしそこに落下物があっても路肩もあって回避しやすいし、更に速度を落としていたなら避けやすかったと思う。今まで大したものが落ちていなかった、というのが慢心になっていたのだとつくづく思った。これが、空箱ではなく重いものは入っていたなら、車に損傷が合った可能性が高い。

さて、カラスである。これはその翌日のことで、金沢郊外のパイパスでのことである。この道、制限速度は60km/hであるが、それを超えて流れていることも少なくない。この部分は片側1車線であった。
そこを走っていると、前方で対抗車が1台、こちらの車線にまではみ出しているのが見えた。居眠りでもしてはみ出したか? と思ったがもう一台、同じようにはみ出してきた。障害物? と思って減速、路肩に寄って走ると反対車線に動物の死骸らしいものがあり。そこにカラスが1羽、餌としてついばんでいた。それを避けるために反対車線にでたのである。これはちょっと間違うと正面衝突である。最低でも時速60km/h同士、これは大きな事故になる。そして事故で停車すると信号のないバイパスで交通量の多い道のこと。追突等も発生しそうである。
これ、反対車線ならどうするべきだったか? これはカラスを撥ねるのが正しい選択だろう。ひょっとしたら傷は付くかもしれないが、この道路で対向車線にはみ出すのは危険である。止まるほどの減速もまた、追突の危険が大きい。カラスがいなければみんなその上を走るだろうに、と思ってしまう状況だから、あえてカラスは撥ねるのが安全だと思う。次善の策、カラスぎりぎりに寄って対向車線にほとんどはみださないことだろう。私ならそうしたと思う。
実は、飛び出した動物を撥ねたことがある。これは冷静に回避が危険、と判断してほとんど減速もせずあえて撥ねた。そこは首都圏の制限速度が80Km/hで3車線の交通量が非常に多い道路。止まること自体命の危険があり、更にそこを歩くのは自殺行為といえるような道であった。急なことで対処の仕様がなく、仕方なくそのまま走り続けた。胴体を踏んだらしいやわらかい感触は運転していて罪悪感を感じるものであった。とても嫌なものであるが、でも・・・事故防止のためにはやむないことと思う。カラス、避けると思って車を甘く見ているのかも?

タバコの不思議  2011/05/19
まずお断りしたいのは、私はタバコは吸わない、ということである。その上でタバコに関して不思議だな、と思ってしまうことを書く。もし、タバコ好きな人から心理上の補足があれば非常にありがたい。

で、本題である。タバコ、いろんな銘柄が売られている。しかし、愛煙家は好みの、同じ銘柄のみ吸う人がほとんどだと思う。ある日、話をしていて、好みの銘柄が売り切れで、別の店に行ったけどそこにもなく、結局買わず仕舞いだった、とのことである。タバコ、嗜好品だら当然好みはあると思う。でも、他の商品で、いつも買うものが品切れだから買わない、というものは私にはない。たとえば同じ嗜好品であるお酒。好みのビール、○社の□がないから買わない、というのは聞いたことがない。唯一の例、コーラだろうか? アメリカでは、コーラは(たとえば)Cでなくてはだめ、という人もごく少数いるらしい。
そして、愛煙家の何人かに、よく買う銘柄にたどり着くのにどれだけ吸ったか、というとそんなに多くの種類を吸ったわけではないような答えが返ってくる。つまり好みの銘柄、いつのまにかこれに決まった、なんとなく、といった程度との答えである。この中には、”好みの銘柄がなかったから買わなかった”人も含まれている。

嗜好品などでの好み、これに関しては私もそんなに多くのものを試して決まるわけではない。メーカや商品のイメージにも左右されると思うし、身近な人の評価にも左右されると思う。そんな中でいくつか試した中で一つに落ち着くことが多いと思う。だから、いつのまにか、というのも分かるし、なんとなく、というのもよく分かる。
似ているようで違うもの、これは私の場合はコーヒー豆である。私の場合、3-4週間で使いきれる量、2種類を買う。実は私には好みのものが一つある。セラードマウンテンである。苦味と酸味のバランスのよい品である。ほぼ毎回、これを買っている。これが定番になるのは、一瞬で決まってしまった。なじみのコーヒー豆屋でこれを新しく仕入れたときに薦められ、それが好みに合ったからである。品質も安定しているので安心して買える品である。だからほぼ毎回、これを買っている。
ではもう一つは? これがばらばらなのである。酸味の強いもの、苦味の強いもの、個性的なもの・・・。一定しない。逆に、続けて同じのを買わないようにしていたりもする。その中には、好みに合うけれど毎回入荷していないようなものもある。だから、入手しにくいものが重なると定番のセラードマウンテンを外して買うこともある。

こう考えてくると、タバコの銘柄、不思議に思えてしまう。違いは? と聞いても納得のゆく答えは帰ってこない。ただ、明確な違いがあるわけでもないようだ。ならば、好みは好みとして、品切れなら違うものを買ってもよいのでは、と思えてしまう。もしそうではなく、違うとすればタバコだけ特別なのかな・・・となると、タバコを吸わない私には分からないことなのかな?

自動車、日常の燃費向上策  2011/05/14
私の車に燃費計が付いていることは以前書いたとおりである。ガソリン消費、たとえば山道みたいなところのドライブを楽しむなら、これは遊びなので少々多くなってこれは仕方がない。だけど、普段の通勤や買い物、ではなるべくなら無駄にガソリンを使いたくはない。同じように考える人、あるいは少しでもガソリンを節約したい人もいると思うので、ガソリン節約の一例を紹介したいと思う。

ここで一般的な走行を考えてみる。たとえば信号待ちなどで止まった状態から発進するとき、最初はアクセルを踏んで加速し、速度が上がるにつれてアクセルを徐々に緩め、最後はアクセルも速度も一定の状態になる。一定尾速度になっても、他の車との関係で速度を上げたり下げたり、また上り坂や下り坂でアクセルを踏んだり緩めたりすることになる。だけど、ある程度流れの良い平坦な道路では、アクセルがだいたい一定になる。その後、停止信号などでブレーキをかけ、減速、停止する。街中だと課減速ばかりになるが、郊外などでは一定速度の時間も長くなる。

このサイクルで、低燃費走行にはいくつかポイントがある。
・加速でのガソリン節約
・一定速度での節約
・ブレーキでの節約
それずれに分けて書いてみる。

●加速時のポイント
加速でのガソリン節約、というとゆっくりゆっくり加速、と思われるかもしれない。が、必ずしもそうではない。加速の度合いと燃料消費であるが、ゆっくりした加速と流れに乗る程度の普通の加速とでは、案外差が少ない。燃費計で見ていると6Km/lと5km/l程度の差に見える。加速が遅いと一定速度になるのに時間がかかる。それだけガソリンを消費する時間が長いことになる。一定速度では、速度にもよるが、14-20Km/l位になるので、加速の際の燃費に差がないなら、さっさと加速して一定速度にしてしまった方がガソリンを節約できることになる。
もちろん必要以上の加速はガソリンの浪費である。私の車では全開加速するとものすごい消費になる。流れに乗る程度の加速で十分である。


●一定速度でのポイント
一定速度でのアクセルであるが、加速から徐々に緩めた状態では、実は踏みすぎのことがある。速度が一定の状態でほんの少しアクセルを緩めてみて欲しい。緩める量、車にもよるが、1mmあるいはそれ以下かもしれない。もしわずかに緩めても速度が落ちなければ、そのわずかな分、アクセルを踏みすぎだったことになる。もし、アクセルをほんの少し緩めただけなのにちょっと間をおいてみると速度が落ちていた、とするとそれは適正なアクセルであった、ということになる。この差、非常に微妙な違いで、ちょっと戻しすぎるとじわーっと速度が落ちてくる。加減が車によっては難しいかもしれない。

このわずかな差、私の車の瞬間燃費で見ると3Km/L程度以上の差となる。燃費で言うと、13Km/Lと16Km/l程度の差だったりする。速度によってはこの差は更に大きくなる。これは長距離になると相当大きい。100km走るのに7.7Lいるか6.3Lで済むか、値段にして220円位の差になる。実際には、アクセルが一定、と言うわけには行かないので一定速度の部分だけでこれだけの差にはならないが、それでも違いは出てくる。逆に、一定速度から少しアクセルを踏み込んでもほとんど加速しない。しかし、これはかなり燃費が悪くなる。10km/l位に落ちたりする。こうなると100km走るのに10l必要であり、570円位高くつく。
また、私の車では、ほんのわずかに減速する状態はものすごく燃費がよい。20km/lあるいはそれ以上になる。但し、多少減速してしまうので再加速が必要になることもある。逆に、街中はすぐに減速がいるのでこれでも良い、といえる。

私の車、以前はターボ車でブースト計が付いていたのでその表示を参考に無駄なアクセルを抑えていた。今は燃費計が参考になっている。一度アクセルを離して再度踏みなおして燃費計を見て、ということもあるが、これは燃費計などを見ているから出来る操作だと思う。実際の最低限のアクセル、これは今お乗りの車で試してみて欲しい。一定速度をかろうじて維持できる、あるいはほんのわずかに速度が下がる状態のアクセル位置である。車によってはエンジン音が微妙に変わったりもする。
また、逆に先行車との間隔が開いてほんの少しだけ加速したいとき、ほんのちょっとアクセルを踏んでも無駄、ということになる。だったらやや大目に踏んで加速、アクセルを戻して一定速度にする方が燃費はよいこともありそうだ。

実はこの最低限のアクセル、相当まえにJAFの雑誌で紹介されていたものである。既に実践していた方法なのだが、燃費計でその差を見て効果に驚いた。

●減速でにポイント
減速、今の車は走行中にアクセルを離すと燃料供給が止まる。つまり、ガソリン消費はゼロである。従って、いかに早くアクセルを離すかがポイントとなる。
先の信号が赤なのにぎりぎりまでアクセルを踏み続け、急減速するのは最悪の運転である。走行のガソリンに加え、停車中のアイドリングのガソリンも必要になる。そして、待ち時間が長いだけで所要時間も同じである。信号と流れを見ながらアクセルを離し、ゆっくりと減速する。待ち時間が減るのでアイドリングのガソリンも要らない。更に停止しないで再加速できるなら燃費はより良くなる。私の場合、通勤の帰宅時は他車が少なく、信号パターンを読みきれることもあり、500m以上アクセルを離して走ることもある。もっとも、後続車がいらつくこともあるので、先ほどのほんの少しの減速を続けることでガソリンを低減させたりもしている。もっとも、他の車も信号パターンを熟知しているので無駄に追い越す車は比較的すくないのだけど。

また、加減速自体を止めることも重要である。一定速度と加速状態とではガソリン消費に大きな差がある。多少車間を開け、前車がブレーキを踏むようなときでもアクセル操作だけで車間を調整できれば再加速分などを抑えることができる。私の場合、通勤でもブレーキを踏む量が非常に少ない。前乗っていた車、前輪が8万Km,後輪は14万Km,ブレーキパッドの交換が不要だった。


さて、これらのこと、なにかヒントになっただろうか? 数年前、ガソリンが200円/L近くになったとき、これと似たような運転をする人が増えた。遠い信号が赤になったとき、私はアクセルを離して減速すると並行する車はアクセル分先行したものだったが、そのときは同時にゆっくりと減速することが多かった。その後、以前と同様にアクセルを踏む車が増えてしまった。
今後ガソリンの節約は更に重要になると思う。これがヒントになれば、と思っている。ちなみに私の燃料消費、朝の通勤時で8.5Km/l、通勤帰宅時で9.5km/l、市街地への買い物のみの場合は7km/l、高速道路/郊外のバイパスでは14Km/l程度である。

IE9  2011/05/11
ブラウザーをInternetExplorer9変えた。新しいものは少々心配であるが、IE9はかなり高速化している、とのことなのでおかしなことが起きれば戻すつもりで変えてみた。
使った結果であるが、なかなか動きが早い。写真の多いページなども早く開いてくれる。一度開いたところは更に高速に表示される。いまのところ目立った不都合はないので、このまま使おうと思っている。動きが早いのは、マルチコアとGPUに対応したからなのだそうだ。マルチコア対応は少々気になるが、Webを見るだけでは処理時間が短いのでCPUの使用率自体はそれほどにならないが、4つ分同時に動いていたりするので、マルチコアへ対応しているのかな…と感じる。GPUは、グラフィックボードの機能を使って表示を高速化するものである。今ならどちらも有効に機能するPCが少なくないと思う。

IE9、現在の私のHPのWeb解析ではIE9はカウントされない。その他に分類されてしまうようで、利用している人の数はわからないが、その他が20%近いので、IE9も案外多く使われているのかもしれない。

ディスプレイ調整中  2011/04/24
ディスプレイの色調整、写真を補正してプリントするには非常に重要である。というのは、画面上でイメージ通りに調整してもプリントすると違って印字されることがよくある。そうなると、何度もプリントを繰り返しながら調整、となる。
しかし、ある程度一致させることはできる。そうなるように、定期的に測定器を使って調整している。これはその様子の写真である。この調整を行うことでプリンタとほぼ色が一致し、画面で色補正したのと同じ写真をプリントすることができる。
もっとも、プリントして多少の手直しが必要になる。そこはプロ用ではない、家庭用のディスプレイの限界である。

測定器による測定。


ディスプレイと写真を重ねてみた。反射で見る写真と光るディスプレイなので完全に一致は難しいが、ある程度は一致させられる。




新聞記事、見解の相違?  2011/04/24
地元の新聞に海外観光客の減少の記事が出ていた。団体客が減っているそうだ。記事では、十数台のバスがいたのがゼロになったとか・・・。そして、観光客のほとんどいない写真が掲載されていた。
でもこれ、嘘ではないけど正しくもないかな、と思えてならない。確かに外国の団体客は減っているのだろう。でも、韓国や中国のグループは何組も見ている。そして、先週末は桜のピークだったので見学客は非常に多かった。(多くは日本人だけど)
ニュースとしてはほとんどいない、ということを伝えたいのだけど、私としては減っている、日本人観光客はまだ多い、みたいな記事にしてほしかったのだが・・・。

Blu-ray導入記  2011/04/23
ようやくBlu-rayを入れた。パソコン用とテレビ用、2台同時である。

パソコン用、当然光学ドライブとしてDVDが入っていた。書き込みも可能なものである。大抵の用途はこれで十分なのだけど、最近はパソコンをテレビ番組の録画に使うことも増えてきて、地上デジタル化で必要な容量が大きくなってきた。録画番組をDVDには書き出すには容量が不足し、画質を落とさないと入らない。せっかくの高画質なのにもったいない気がしていた。もうひとつ、DVDは以前はデータのバックアップに使っていたが1層のものは4G少々しかなく、200Gを超えるデータのサイズを考えるとバックアップは非現実的であり、DVDでのバックアップは止めてしまっていた。Blu-rayの大容量は魅力であったけれど、出始めは3万円程度と高価だったので見送っていたのである。ドライブ、一番安いものが1万円を割ったのでようやく買ったのである。ただ、大容量のBD-XL対応のドライブは、パソコン用はまだ高価なので2層までのものを選んだ。もっとも、BD-XLの4層は100Gとはいえ媒体がものすごく高く簡単には使えない。
テレビ用、実は録画はいまだにテープを使っていた。もちろんアナログ放送専用で、今年の7月で使えなくなる。買い替えが必須ではあった。DVD再生機器は持っていたけれど古い機器のため、パソコンで録画した番組をDVDにしてテレビで見ようとしても再生できない、という不便な状況にあった。これも買い替えを抑えていたのはやはり高価だからであった。

さて、Blu-rayである。DVDに比べて容量が大きくなっただけであるが、映像を扱う上ではやはり便利である。パソコンのTV録画用のソフトでの書き込み、DVDでは変換も含めて2時間以上かかっていたのが10分少々でできるようになったのは意外であったけどこれは非常にありがたい。これでTVの録画が非常にやりやすくなった。
バックアップ、私の場合、ハードディスクに2重3重に格納してバックアップとしている。これを更にBlu-rayに、となる。これは2層の媒体が高価なので割安な1層(25GB)を使っているが、それでも容量が大きいのでまだバックアップ対応が可能である。写真などは非常に容量が多いので必要な枚数は多いけれど、写真は原則全て残しておきたいので、1枚分が溜まったところで格納してゆけば足りる。

パソコン用はドライブを入れ替えるだけなので比較的簡単であるが、TV用となるとこれがものすごく面倒であった。Blu-rayを入れるため、TV周りの配線を大幅に変える必要があった。TVとBlu-rayに加え、AV用アンプ、DVD/LDプレーヤー、CD/MD(もう使っていないが・・・)があり、ビデオテープの2台もしばらくは外せない。これにパソコンも相互に接続している。このため、切り替え器を使っていた。テレビには4台つなげるし、AVアンプも数台、機器をつないで切り替えることが出来る。
これをどう使って繋ぐか・・・。当初は切り替え器に集中することで網の目みたいだけどある意味シンプルに接続できていた。が、今回は更に複雑な要素がある。デジタル音声とデジタル映像である。AVアンプには5スピーカで後からも音がするようになっているのだが、そのためにはデジタルで繋がなくてはならない。その入力が2つのみ。一つは旧DVD/LDの同軸ケーブル。もう一つは光。これはBlu-rayにしなくてはならない。テレビの5.1ch放送がただのステレオになってしまうが、もともの5.1chの放送はほとんどないからこれは諦めることにした。結局、録画はBlu-rayに絞り、古いテープなどの録画も限定することで複雑だけど配線は余るような繋ぎ方となった。配線換え、これもまた大変だった・・・。

Blu-rayの導入で録画環境など非常に便利になった。最近は新しいものは値が落ち着いてから、というのが多かったけど、Blu-rayはもっと早く入れても良かったかな、と感じた次第である。

ところで・・・TV用のBlu-rayである。
家族が2番組同時録画可能なものがどうしても欲しい、というので対応機を選んだ。2番組対応、メーカにもよるが5千円‐1万円ほど高い。でも、結果論だけど、パソコンでも2番組録画できる。そもそも2番組同時に録画したいことはそう多くない。パソコンから簡単に、短時間にBlu-rayに書き込めるなら、2番組対応機でなくても良かったかな? と思えてきた。


老舗菓子店にて  2011/04/02
続いて和菓子屋の話。といっても全く別の店である。
金沢には非常に多くの和菓子店があり、今日寄ったのもそのひとつである。店、古い建物で風格があり、気になっていたのだけど寄ったのは初めてである。現在の主人は5代目だそうで、長く続く店ではあるけれど、金沢ならもっと古い店がいくつもあるかな、と思う。だけど、古くからのやり方を守っているそうで、とても頑固な職人さんだそうだ。
午前中に寄ってみると、売られているお菓子の種類は非常に少ない。ゆず饅頭と花見団子、桜餅、六方焼。この四種類位だった。最近の店は小さなところでも十数種類はあると思うのでとても少ない、と思う。日持ちのしないものばかりなので、作り置きができないのだろう。この中から桜餅と六方焼を求めた。
ガラスのケースから六方焼が出た時、香ばしくて甘い匂いが広がった。聞いてみると出来たばかりでまだ暖かいのだそうだ。これを経木に載せて紙で包んでくれた。経木、以前はよく見たけれど今はほとんどなくなってしまった。これまた頑固さの表れなのだろうか。
出来たてと聞いて家に帰ってすぐに食べてみた。六方焼、香ばしくてとてもおいしかった。中心のあんこ、少々固い感じがあるが、これは焼いた事もあると思う。小豆の、甘さを支える豆としての美味しさを感じる。十分甘いのにいくつでも食べたくなるような味である。
もうひとつの桜餅、これは米がそのまま残るような餅だった。”桜餅”と書いたけど名前は違っているかもしれない。中のあんこは漉し餡。こちらは冷たくて口の中で溶けるような心地よさである。
どちらも今までこの店に寄らなったのがとても惜しいと思う味だった。
ところでこの店の建物、大正時代だそうだ。古いけれどしっかりした建物、思っていたより新しいがそれでも100年近い。この店を見るだけでも価値があるように思える.



老舗菓子店にて  2011/04/01
老舗菓子店にて、気になることがあった。金沢にとって重要な店でもあるので、愚痴がてら書いてみたくなった。

金沢のある和菓子店にちょっとした資料の展示ができた。早速行ってみると、展示は菓子の型に限定しているため、分野は狭いものの充実した展示になっていた。興味深く見ていたのだが、あとから入って一団が非常に騒がしかった。美術館でもこういう人、非常に少ないけれど見掛けはする。不快ではあるれどまあ仕方ない、と思うことが多い。今回、そのうち出ていったので気を取り直してもう一度主要な品を見て下に下りた。
が、その一団の中の子供が店内を走っているのが見えた。そして、店の奥に入っていった。そういえば、さっきのその話し声の内容、経営者に関係ある人のような感じではあった。資料館の話し声だけなら不快、と思う程度だけど店の中を走り回るとなると別である。家庭的な店ならそれでも良いけど、江戸時代から続く老舗でこれはないだろう、と思う。それもあって、上生菓子などを買って帰るとき、つい店員さんに苦情を言ってしまった。

これだけならそれで終わったのだろうけど、そのとき買った上生菓子、整形が悪くてあんこがはみ出していた。そんな大きなこととはいえないけれど、2つ重なるとさすがに気になり、店にメールを送ってみた。
翌日、早速電話がかかってきたそうだ。それを聞いて更にメールを送ってみると、今度はメールで返事があった。しかし・・・電話もメールも余計不安になる内容だった。メール、”指摘を重く受け止め、改善する”との形式的な内容であった。電話では、走っていた子供は従業員の子供で・・・とのことであったが、メールには一切触れていない。苦情、本人には直接伝わっていないのだから電話で伝えた内容も記載すべきだろう。考えてみれば”従業員の子供”というのもおかしい。もし普通の店員の子供ならしかるべきひとがきつく注意しただろう。店員も注意できないとすると、やはり経営者に関係する人なのだろうか? と思えて、それを隠しているのでは? と感じる。

もうひとつ、上生菓子の不良も気になるところである。上生菓子、ひとつひとつが職人さんの手作りなのだから、時には不具合もあると思う。しかし、それがお客に行く前に確認する手段はいくらでもある。職人さんはもちろん、店頭に運ぶ人、それをケースに並べる人。そして最後に客に手渡す人。少なくとも4回は従業員が手にするのである。その4回、全てで誰も気がつかなかったか、見もしなかったか、あるいはこれでよい、と思ったか、となる。つまり、品質管理の感覚が全く無い、あるいは品質管理のシステムが無い/あっても機能していない、となる。ひょっとしたら、重要ではない客、観光客なら、交換に来店することなど無いだろうからこれでよい、と思ったのかもしれない。としたらこれは更に大変なことである。
これは同じ金沢にある別の菓子店での経験である、その店、箱入りのほか、菓子をばら売りしていて、お客が個々に選んで買うこともできる。私が自宅用に買ったとき、店員さんが最後にチェックしてその一つに不具合があり、交換したことがあった。厳しくいうなら、交換の必要な品が店頭にあることも問題であるが、最終チェックで店員さんが不具合の発生を防いでいるのは、品質管理のシステムがあって機能している、ということである。

更に厳しくいうなら、店員に苦情を上げたのにその場で対応できなかったことも問題とも言える。ある有名な旅館、苦情はそのお客が帰るまでに解消するのが原則だそうだ。もしチェックアウトの際にクレームを上げたなら、その場で上位の人などが対応することだろう。今回、その動きは無かった。店員から上に報告が行き、すぐに対応するつもりだったなら、たとえ店を出ても間に合いそうなら上の人がすぐに飛び出してきたはずである。ひょっとしたら、上に伝わっていない可能性もある。これもまた、不十分な対応ともい得る。

家に帰って話すと、その店の店員、応対が悪いことが増えてきたという。また、Webでみると不満の書き込みは少ないものの、その少ない中に”激怒した”というものもあった。そういえば、店頭で私が承認の並ぶケースに近づいてもそのままケースを拭き続けていたこともあった。ケースを拭くのはもちろん重要なことだけど、客が近づいたなら、商品を見るのに邪魔になる可能性のあることは止めるべきだろう。
これらのこと、店員の向く方向がお客ではなく管理者になっている可能性もあるかな、と思えてきた。これも一部の会社で時々あることではある。この老舗、一度倒産して立ち直っている。もし、その危機感が薄れて、あるいは立ち直りで誤った方向に向いてしまったとすると非常に気になる。この店に万一のことがあったなら・・・この頃からもう兆しがあったとなるのかな・・・と思ってしまう。
この店が消えてしまうととても残念なのだが・・・。

お好み焼き、箸で? コテ(へら)で?  2011/03/20
福山で、博物館を回り、次の博物館の前に昼食を? と思いながら歩いていた。手早くうどんかラーメンかな、と思っていたらふいにソースの焦げた香ばしい匂いがしてきた。お好み焼き? と思って進むと見落としそうなくらい小さな店が見つかった。暖簾が出ているけれど、店の雰囲気がちょっと入りにくい、そう思えてしまう店だった。

初めての飲食店に入ること、私にはちょっと勇気がいる。入りやすい店は、というと料理や値段がはっきりしていてなおかつ店の中の様子が分かるところである。ほぼ満席だと相席になるかな? と思うとちょっとはいりにくいし、逆に食事時なのにお客が全然いないと不安になる。一人だとカウンター席があれば入りやすい。だから、店の様子がわかると安心できる。牛丼やカレーなどのチェーン店はどこも作りが似ているので安心できる。だか、この店はどちらもわからない。暖簾が出ているから営業しているし、模様ガラス越しにお客らしい姿もみえる。お好み焼きなら値段もたかくなかろう、と思い匂いにつられて入ってみた。
思ったより店は狭かった。店の真ん中に大きな鉄板があり、その周囲と壁に向かうカウンター的な席が並ぶ。椅子は12くらいはあると思うが、店の真ん中に鉄板があるので狭く、3人座っているだけなのにこれだけで一杯に感じてしまう。作っているのはちょっとお年のおばさん。これも意外だった。声をかけ、3人をかき分けるようにして空いている一番奥に座る。ゆっくり店を見渡しながら目に付いたメニューを見るとこれがまた安い。お好み焼きは卵入りと牛肉卵入りしかなく、320円と350円。あとは焼きそばと焼きめし。これは350円。大盛りは450円。札は多そうだけど、焼きそばと焼きめしとお好み焼き。実質3つしかない?
さて注文はなにを? 座って前を見ると鉄板では焼きそばと焼き飯が作られている。ソースがたっぷりかけられ、おいしそうな匂いがする。食べるとするとやはり暖簾にあるお好み焼きかな、と思っていたけどそば入りの焼きめしもおいしそう、と思った。注文がまだ聞かれていながあわてることは無いだろう。2つが出来て皿に盛られたところで注文は? と声がかかったが聞く方向が違う。まず入り口で先に座っていた人だった。”にく玉そば入り!” メニューには無いけどそば入りのお好み焼きもできるようだ。値段が気になるけどたいしたことはなかろう、と同じものを注文した。その後に入ってきた人が焼きそばのダブルを注文、その間最初の一人が帰り、2人目が帰るところでその焼きそばが出来た。が、注文主が壁に向かって座っているので気がつかない。帰る人が代わりに受け取って手渡す。おなじみさんなのだろう。なんか家庭的な雰囲気のある店、と思っているところでお好み焼きが焼き上がった。焼きそばなどは皿に盛ってくれる。だから、席は壁に向かう席でもよい。だけど、好み焼きは鉄板で手前に移しただけだった。

ここで本題である。お好み焼きは箸かコテか? 私は普段、お好み焼きは皿に盛られたものを箸で食べていた。だから、店に入ったとき、食べ方は? とちょっと心配になった。幸い、同じお好み焼きを食べる人がいるので、コテの使い方を見て真似た。正直なところ、ちょっと食べにくかった。口の周りにソースがついてしまう。が、これは初めてだからだろう。どちらでも良いが、なんとなく箸の方が食べやすいようにも思う。
味・・・これは良かった。が、ソースが少し濃い? ビールと一緒なら丁度良いと思う。飲みたかったのだが、残念ながらこの店での飲み物は水とコーラ(100円!)だけ。おばちゃんに言えばビール持ち込ませてくれたかも? 
で、値段である。大盛り扱いで450円。十分安いと思う。で、私と同じ時間に食べた人、近くで働いている人のようだけど、みんな450円を払っている。つまり全て大盛り。焼きめしにそばが入っていたのもそば入りを注文したのかも? 
安くておいしい、やはりうれしい。
過去の経験、逆は真ならず  2011/03/16
Webのニュースで、
「津波のときは井戸を見ろ」 先人の教えで津波避け助かる
とういうのがあった。過去の地震でのお年寄りの体験談、「津波の時は井戸の水が引いて、ゴボゴボという音がする。」というのを聞き、今回井戸に異常があったのを見て異常を感じ、すぐに逃げて助かったというのである。
これ、実は危険でもある。津波と井戸に明確な関係はない。ただ、地震により井戸に影響が出ることはある。そして大津波のくるような大地震となると井戸への影響もありえる。そしてなにより怖いのは、井戸に異常がないから安全、と誤った判断をしてしまう可能性である。似たようなことは他にもある。「海が引くと津波になる。」これは正しい。しかし、海が引いていないからまだ津波は来ない、は誤りである。引き潮にならずにいきなり大波が来ることもある。
津波、実は先人の経験は必ずしも正しくない。津波、多い地域でも頻繁にあるものではない。更に、同じ場所でも津波の性質に違いがあったりするので被害の起き方も違う。だから、経験が生かしにくい。これは実際にあった例であるが、比較的近くにあるA地域とB地域、前回の津波ではA地域で大きな被害があったのにB地域は被害が少なかった。このため、B地域は津波被害がない、と信じられてしまった。しかし、次の津波では、B地域を津波が襲い、避難しなかったために大きな被害が発生してしまった。

古来からの伝承、頭から否定するつもりは全くない。しかし・・・必ずしも正しくないものも交じっている。そして、逆の判断をして安全と誤った判断をしてしまうこと。これは非常に危険である。
もっとも・・。今、覗ける井戸はほとんどないから、この例では誤った判断をする危険はほとんどないか・・・。

地震とインターネットの関係?  2011/03/15
東北での地震、被災された方にはお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

さて、私のWeb、アクセス解析が可能であある。ページ全体でのアクセス量、3/14以降大きく減った。週末、平日よりは増える傾向があるのだけど今週末は平日の半分、普段の休日の1/3程度まで減っていた。これはある意味当然だと思う。東北はもちろん、関東での被害があり、インターネットアクセスを楽しむようなことは当然控えられると思う。また、電力不安もある、連絡や情報収集のためのインターネットアクセスは重要だけど、それ以外は・・・。という傾向もあると思う。
しかし、本日3/15は少しだけ増え始めた。といってもほんのわずかだが・・・。多少でも安定に向き始めたのなら嬉しいことだけど、これはまだまだだと思う。


地域紹介、こんなもの?  2011/03/05
愛知県の会社の社員食堂、各地の郷土料理も出している。その中に金沢の治部煮があった。治部煮は、鴨に加賀野菜、すだれ麩などを煮て、薬味としてわさびを載せたものである。社員食堂ではさすがに鴨は無理だけど、これは金沢でも鶏肉で代用することはあるので仕方ないだろう。そして、すだれ麩もなく、わさびも載っていなかった。味付けは治部煮らしいので、治部煮風の煮物と言う感じである。地方独特の料理、独特の食材や調味料、入手しにくいものもあるので仕方ないと思う。特に海外の料理になると独特すぎて日本人に食べにくい場合もあると思う。そういう面で、実際とはちょっと違うのはある意味当然と思う。ただ、そういうのを食べてそれが本物、と思ってしまうと困るかな、と思った。


さて本題である。ある地域の風習などを紹介する番組で、石川県というより金沢を紹介していた。金沢市民としては、納得するところもある一方、違うなと思うことも結構あった。こういう番組、どうしても面白く作らないといけない一面はあると思う。だから、少々オーバーになるだろう。○○県では□□、というとその□□は100%ではないにしても80%位に思えてしまう。が、実際は40%だったりする。その40%も他県にはないものだから地域性としては十分高く紹介すること事態になんの問題もないのだけれど、地元の、その40%に入らない人にとってみれば”ちょっと違うぞ”となるのは仕方ないことだろう。最近は取材した中の割合を出したりしているのでその点は好感を持てる。が・・・
 ・金沢は寒い?
  確かに冬の平均気温で見ると東海側に比べて1〜2度低い。だけど、雲りがちなので朝の冷え込みはさほどにない。氷が張ったりすることは少なく、霜柱は見られない。ただ、日中の気温が上がらないので平均気温では寒い。
なお、今年の取材だと思うので雪景色が多かった。今年は少々雪が多かったけれど、それでも雪が降った日はそれほど多くは無い。よくこういう日に取材したものと関心した。もちろん兼六園などは地元のテレビ局が撮影したものだろうけど。
実際には、冬でもきれいな雪が見られる日は少なく、観光客から”雪景色が見たかったのに”とよく言われる。


 ・雨が多い?
  降水日数は、統計上は多い。年間1xx日で、2日に1回は雨または雪、なのだそうだ。でも、実感としてはそんなに多くは無い。降水日数、夜中に1mmでも降ればカウントされるので他の地方でもこの数字は意外と多い。また、冬に雪が多いことによる違いで、それ以外の季節は大差ない。
ついでに言うと、この番組、統計的な数字を出すのに県単位だったり市単位だったりする。これは、おそらく高くなっている数字を選んだのだろう。3位4位では番組としては面白くない。更に言うと、平均との差が小さいことも結構あるので注意が必要である。


・茶屋街、武家屋敷の面影?
 正確な表現は覚えていないが、茶屋街に武家屋敷の面影が残ると解釈されそうなことが言われていた。茶屋の建物は、これは普通の町屋とは別の造りであり、当然武家のものも違う。映像でも肝心の古くからの建物が紹介されているわけではない。誤解されそうに思う。

・加賀美人?
 金沢美人が多いのだそうだ。私にはそうは思えないのだが・・・? と書きすぎると石でも飛んできそうなので止めるが、着物美人も紹介されていた。日中でも確かに見かけるけど、特別な商売の人などは別にするとその中の人には意外と観光客が多い。これは、京都の舞妓さん体験と同様、観光客向けに着物を貸してくれるところが結構あるからである。
なお、結婚式となるとさすがに留袖などは多く、手書きの加賀友禅も多数ある。


・弁当忘れても傘忘れるな
 これは確かに言われはする。だけどこの言葉、山陰あたりでも言われているらしい。私としては、やはり弁当を忘れたときの方がショックは大きいと思う。

さて、地元の人間から見れば厳しく書くのは当然だと思う。面白い番組にするには誇張もいる。だけど、知らない地方のことをみて誤解する危険もあるので注意は要ると思う。私自身、そう思って見ているのだが、それでも誤解はあるかと思う。
もっとも、私の場合、何度も足を運んで博物館などを見ているところが結構あるので、気になることも多いかとおもうのだが・・・。

現代のカミナリ族その2 松の廊下  2011/02/21
以前、海外のホテルを走り回るカミナリ族の話を書いた。静寂なホテルの中でキャスター付きの荷物をガラガラと大きな音を立てて走り回る人たちのことである。このカミナリ族、老舗旅館にも出没しているのだそうだ。

ある旅館、廊下に松の長い板を張ってある。写真で見るとある程度長い廊下だけど板に継ぎ目が無い。こういう長尺の松、もう手に入らないのだそうだ。長井間手入れされた松の板、年月が色に出て非常に良い雰囲気になっている。その廊下をカミナリ族はおかまいなしに荷物をゴロゴロと引きずるのだそうだ、柔らかい板なのでどうしても傷がつく。当然、旅館側は荷物を持とうとするが、”気を使わなくて結構です”などと返されるのだそうだ。旅館の女将、内心では”あんたに気を使っているのではなく廊下に気を使っている”と言いたいのだそうだ。
そして、その硬いかばんを床の間に置いたりする、とのこと。一段高いところはまだましで、部屋の一部を板にしただけの床の間などまるで荷物置き場みたいになることもあるそうだ。床の間、ここも古い一枚板だったりする。室内のことなので見に行くわけにもいかない・・・。そして帰り。旅館は、通常は部屋に旅館の人を呼び、支払いを済ませるのだが、カミナリ族はいきな玄関にゴロゴロと雷鳴を響かせながらやってくるのだそうだ。これが若い人だけではなくある程度のお年の人もやってしまうのが現代だとか。正直な話、ホテル泊の多い私も不勉強にて旅館の支払い方を知らなかった。温泉旅館はホテルと同じだし・・・。

廊下などの傷、旅館の人、気が気ではないことだろう。松の廊下だけに刃傷沙汰になりかねない? (もっとも、傷を負うのは廊下であるが) 
以前、ホテルの泊まり方、なんてアイドブックにあったと思う。でも今は逆に旅館の泊まり方、なんてガイドブックに書かないといけないのでは? というのがその老舗旅館の女将の言である

酒の好み  2011/02/19
私の実家、富山県の西部であるが、ここでお酒というと”立山”である。近所の酒屋さんに”お酒を持ってきて”とだけ言うと立山の本醸造が届く。私の父は大酒飲みであるが、日本酒といえばこの立山の本醸造、である。焼酎などはいろいろ飲むようだが、、日本酒は他のは買わない。
私は? というと大酒のみには程遠いが、多少は飲む。日本酒は、何でも飲む。ただ、立山の影響か、辛口が好みである。しかし、原則はその土地の酒を飲む、ということである。たとえば京都で飲むときは京都の酒、である。大した物は食べないけれど、その土地で土地のものと飲むならその土地のもの、と思っている。(もっとも、住んでいるところの飲み屋では何でも飲むけど)
さて、旅行などの際にお酒を買って帰ることはよくある。これは、醸造元にいっても車の運転の関係で試飲などができないから、である。何を買うかといえば、醸造元の人に聞くなどして、その土地らしいお酒の中から選んでいる。好みの辛口には全くこだわらない。それで失敗したことはない。
で、実家にも時々お酒を持って行くことがある。立山以外の、評判の良い酒だったり、吟醸大吟醸だったりする。しかし、父は一口飲んで”やっぱりこれ(立山の本醸造)でないと・・・”である。おいしいと思うものを持ってゆき、また自分で呑んでおいしいと思うのだが、これではいまひとつ張り合いがない。

先日名古屋に行くと、京都のキンシ正宗でちょっと特別な作り方をしたお酒。以前非常においしいと思ったものである。つい買ってしまった・・・。名古屋で買うなら名古屋の? なにごとにも例外はある・・・。

私のプリンタ遍歴  2011/02/17
前回書いたとおり、私としては初めて家庭用低価格プリンタを購入、意外な性能のよさに驚いてしまった。プリンタ、実は私はちょっと変わったものを結構使ってきたように思う。それについて書いてみる。

プリンタ個人でも買うようになったのは初期のパソコンの時代である。パソコンは8bitで、プリンタはドットインパクトプリンタであった。これは、紙に、インクを染み込ませた布越しにピンを打ち付けて印字するものである。機械的に打つからカーボン複写が可能なので現在でも伝票印字に使われている。その構造上、非常にうるさいものであった。音が大きなだけでなく高い音なので非常に耳障りであった。印字は黒のみで、一部で黒と赤の2色印字ができた。また、紙も現在のような単票ではなく、主に連続紙(ミシン目の入った長い紙)に印字していた。紙の幅、業務用には幅15インチであるが、個人用(家庭用という言い方は無かったと思う)には10インチ程度が多かった。印字はアルファベットとカナのみ。8×5程度の点で印字されていた。非常に荒い文字である。写真は打てない。プリンタ、この頃は個人で買った人は非常に少なく、扱える文字はアルファベットとカナのみなのでワープロにもならない。プリンタはプログラムを作るため、と言う感じだった。私も持ってはいなかった。
パソコンで漢字が使えるようになったのは次の16bitパソコンからである。漢字プリンタはその少し前からあったが、完全な事務用であった。8bitパソコンの時代はまだまだ続くが、私は16bit機を使い始め、プリンタもその少し後に買った。買ったのは業務用の15インチの漢字プリンタであった。価格は定価で35万円だったと思う。といっても、旧型なので定価の半額以下、家庭用15インチより少し高い程度であった。業務用漢字プリンタは24ドットが出始めた時期で、買ったのは16ドットだから荒い。このプリンタ、さすがに業務用と思う作りだった。印字も非常に速かった。その頃、友人が買った個人用プリンタ、高速印字できる、と自慢していたけど後で調べてみたら私のはそれより更に早かったのである。用紙はやはり連続紙中心で、手差しでA4などの単票も印字可能だった。一枚一枚給紙しながら使っていた。時々傾いて再印刷もあったりしたけど、十分使え、卒論をワープロで提出した。この業務用プリンタ、次も後継機を型落ちしてから買った。これも約半額であった。今から考えるとこのうるさいプリンタ、よくアパートなどで文句を言われなかったもの、と思う。パソコン自体最先端で使っている人もいなかった特別な時代だからかもしれない。
連続紙を使ったのは単票が使いにくいこともあったけれど、コンピュータの印字は連続紙、との思い込みがあったからだと思う。その頃、プログラムを作るには連続紙は便利ではあった。だけど、業務でA4にプログラムを印字しても何も困らなかったのである。もっとも、現実問題、単票を連続して給紙するには高価なオプションが必要だったし、紙送りの信頼性も悪くて送られなかったり重なったりもした。その点、連続紙は安心できた。

プリンタ、次の世代でようやく家庭用と言う言葉が似合い始めた。プリンタを広めたは熱転写プリンタである。これは、リボンのインクを熱で溶かして紙に印字するもので、構造が簡単なので安く、カラー印刷もできた。音も静かである。同じ頃急速に普及した個人用のワープロにも広く使われていた。熱転写は普通の紙にはインクがいまひとつ乗りにくくて印字の質が悪く、またリボンが特にカラー用は消費が激しくものすごく高価になった。同じ頃、ワープロ専用機に合わせ、パソコンでもワープロソフトが広がった。パソコンはものすごく高価であったけれど画面が広いので低価格ワープロより使いやすかった。一太郎が出たのもこの頃だったと思う。プリンタ、カラーは扱えたけど写真印刷はなかった。まだまだ文字中心の印字であった。そもそもパソコン自体まだ写真を扱えなかった時代である。ディスプレイは写真を扱うほど高画質ではなく、また写真を格納するほどの大容量の記憶装置もなかった。パソコンのメモリには今のデジカメ写真は入りきらなかったのである。
この時期、私が買ったのはまたもや業務用、インクジェットだった。インクジェットは今のプリンタの主流であるが、その頃のインクジェットは特殊なもので、今とは全く違うものであった。見た目はドットインパクトをそのままインクジェットにしたもので連続紙がメインであった。オプションの単票の連続給紙(A4などの紙に続けて印刷する機能。なんのことはない、今のプリンタの給紙とおなじである)も買った。印字は黒のみ。ドットインパクトの倍位の細かさで印字できたのだけど実際のところ、インクの飛び散りみたいなものもあり、滲みもあって印字はいまひとつではあった。でも、ドットインパクトとは違って静かだし、リボンを繰り返し使っての薄め印字よりは良かった。この頃から本式にワープロにも使い始めた。会報のような実用的な印刷にも使い始めた。まあまあ良いプリンタであったが、次のWindowsには対応がいまひとつであった。

次は初期のインクジェットの時代である。パソコンはWindowsになり、CD-ROMが使え、HDDも高価だけど使えるようになり、パソコンでも写真が使われ始めた。画面で写真を扱えるようになりはじめた。といってもデジカメはまだで、写真かフイルムをスキャナで取り込んでいた。フイルムをCD-ROMに取り込みサービスもあった。ようやく写真が扱えるようになり、プリンタで写真印刷も可能になったのである。プリンタ、ここで印字から印刷に変わった。
このとき私が買ったプリンタ、なんと熱転写であった。時代に逆行、ではなくて次世代熱転写というべきアルプスのMD-5000であった。普通紙にもかすれることなく、高画質でインクジェットと同等以上の写真印刷も可能だった。更に、熱昇華印刷も可能で、階調が出せるプリンタであった。インクジェットは、点を打つか打たないかなので、薄い色は白地に点がまばらになるような感じになるが、熱昇華印刷なら薄い色は薄い色として印刷できたのである。これは多くのインクジェット以上である。水濡れに強いのも大きな利点であった。
ここで、自宅でようやくカラー印刷が出来るようになり、写真も扱うようになった。スキャナーも購入し、写真を取り込んでの印刷も可能なった。といっても、写真がメインではなく、挿絵的に写真を印刷するような感じだった。CD-ROM化したフイルムからの印刷も始めたが、まだ限定的であった。この頃のインクジェットでの写真、画質ではいまひとつだったと思う。それよりは昇華印刷は上質だったと思うが、写真印刷は少なかった。カメラがフイルムのため、印刷の必要性が少なかったのである。今考えれば、先行しすぎていた感じがある。プリンタの能力を活かしきれないまま廃棄となってしまったのは残念である。このプリンタ、後継のMD-5500が最近まで売られていた。
この頃、モノクロレーザーも買った。といっても低価格機である。熱転写のランニングコストが高く、また白黒印字の割合も高かったので購入した。印字は非常に良く、白黒の写真もまあまあだった。だけど低価格機の悲しさか、少々古くなって紙送りがスムーズではなくなってしまい、使用頻度も減ってしまった。

その次・・・初めて一般的な家庭用機を買った。カラーのインクジェットである。インクは染料系で、顔料系はまだなかった。家庭用野中ではインクの数の多い上位機を買った。上位機を選んだのは写真印刷である。この頃のインクジェット、写真も十分打てるようになってきた。また、デジカメなども使い始め、写真印刷が増えてきたこともある。画質、これは十分満足できるものであった。しかし、カメラがコンパクトのみであることもあり、写真の本格的な補正はまだ行なっていなかった。ソフトとプリンタまかせの印刷である。なので、今から考えればサービスプリントみたいなものであった。それでも、デジカメを中心に写真印刷が増えてきた。フイルムをスキャナーで取り込み、補正しての印刷も行なった。インクジェット、印字品質は良いのだけど、濡れると滲んでしまうのが欠点でもあった。

引き続きインクジェットの時代。ここで顔料インクが出てきた。顔料インクは色あせしにくく、濡れても平気であった。購入はまだ先? と思っていたのだけどプリンタが突然不調になってしまった。誤って買った互換インクを使った後のことである。インクを純正品に交換しても認識してくれない。互換インクのためかどうかは分からないけど、偶然同じ時期であった。で、買い換えたのが顔料系のPX-G900である。写真の品質が気になったけど、それまでと同等以上に印刷できた。ノズルの詰まりも心配だったけど、私の環境では大丈夫だった。印刷回数が多いからだろう。こちらもほぼ満足できるプリンタであった。
その次、A3機に手を出した。空撮もデジタルに変わり、写真の画質が上がったこともあり、より良いプリントが欲しくなったためである。また、単身赴任で家にもプリンタがあると良い、という事情もあった。このとき買ったのがPX-G5100である。ここで本式に写真の色補正を始めた。そうなると、印刷品質も一層気になり始めた。画面との色の違いも気になるようになる。結果からいえば、これは思うようには調整しきれなかった。プリンタの理由ではなく、ディスプレイも含めた対応が必要だからである。

次いで、デジタル一眼レフの購入で更にプリンタの画質への要求も高まった。ディスプレイを交換し、色の補正を行なうがPX-G5100ではもう一歩画面と一致しない部分が残った。そこでとうとうプロ用プリンタに手を出してしまった。といっても一番安いものである。エプソンでは、当時A3プリンタでは2機種、プロセレクションに入っていた。PX-G5100後継のPX-G5300と、PX-5600である。型番も見た目も似ていて兄弟機のようだけど、5300は家庭用機と同じColorioブランドなのに対し、5600はMAXARTブランドで業務用機と同じだった。インクも5300が6色なのに5600は8色。薄い色やグレーのインクを使ってることもあり、階調が非常に良い、とのことであった。このプリンタを買ったのは、5100の調子がいまひとつとなり、ノズルが詰まることが増えてきたことも理由であった。普通紙ならまあまあだけど、写真にはちょっと。なので、5600を写真専用機みたいにして使うつもりだった。普通紙なら、普段の印字は一部ノズルが少々詰まっていても平気だし、ごまかす方法もあったからであった。
5600、これは写真印刷には非常に使いやすかった。画面との色の一致がまずまずなので、画面で色補正しての印刷が非常にやりやすくなった。淡いインクがあるからか、明るい部分もよく表現できている。非常に満足できる仕上がりになった。A4/A3の大版でのプリントも増えてきた。

ここで、PX-G5100が更に不調になり、修理代わりにEP-703Aを買った。代替機なので5100でできたことが一通り出来ないと困る。このプリンタの目的としては、主に普通紙への印刷だけど、CD/DVDへの印刷も必須である。普通紙、特に文字は顔料系がより良い。だけど、CD印刷に対応している顔料系複合機はエプソンにはない。A3のプリンタ専用機ならあるが、これは2万円を超える。一方、顔料機と違う、ということで染料機にも心が動き始めたのである。写真、プロ用の主力は顔料になりつつあるけれど、染料にも利点はあり、高い光沢の鮮やかな写真はやはり染料である。人に配る写真ならその方がよいかもしれない。CD印刷も、実は染料機の方がよいのである。一方、染料は色あせや水濡が心配であった。どちらも強くなったらしいので今回染料機を選んだ。たまにコピーすることもあるので複合機にした。プリンタ、どうせインクが5600と別なのだから別メーカでも良かった。だけど、写真用の用紙が共用できる同じメーカを選らんだ。5600にもテストプリント用の用紙がいるから共通の方がありがたい。用紙など純正でなくても? と言われそうである。実際、別メーカの用紙も使っていた。だけど、額装するような場合は色の調整などで純正が良いのである。

私のプリンタ、なんだかプリンタの歴史そのものみたいな選択だったと思う。紙も連続紙から単票、そして写真と変わった。結果として主要なプリンタはほぼ一通り使った。あと残るのはカラーレーザーぐらいだろうか? これを個人で使っている人は少ないだろう。
私のプリンタ、業務用やプロ用機などを主に買ったのは、結局はその時々で自分に最適な物を選んでいたからかと思う。ドットインパクトの時代、10インチでは80字しか打てず表には足りなかったが15インチは136桁打てて余裕があった。熱転写を選んだのも写真の質を重視した結果である。また、高画質の写真のプリントが必要であると同時にほどほどの普通紙印刷も必要だった。その両立で結局は高価なものを買っていたように思う。その分、買い替えサイクルは長かったと思う。
ところで、今プリンタは2台体制である。その理由も書いておこうと思う。PX-5600は非常に良いプリンタであるが、運用上の問題がひとつある。光沢の写真とマット紙/普通紙では黒インクが違うのである。だから、8色プリンタでありながらインクは9種類ある。だけどプリンタには8種類しかつけられない。なので紙に応じて黒インクを交換しなくてはならない。交換時、インクが全色、少なからぬ量が無駄になってしまう。写真用黒インクで無理に普通紙に印刷すると黒がいまひとつである。目も程度には使えるけれど会報などには使えない。そこで、古いプリンタを普通紙専用にし、PX-5600でのインク交換を避けていたのである。また、ふちなし印刷をするとはみ出したインクがプリンタ内に飛び散る(ちょっと大げさだけど)。これはなるべくなら避けたい。それで、普段用と別のプリンタを使いたいこともある。

家庭用プリンタ、インクジェットでほぼ固まったような気がする。当分はインクジェットの時代が続くと思う。また、印字するのも写真と普通紙、というのは変わらないだろう。もうしばらく、今のプリンタとその後継機を使うような気がする。ただ、普通紙プリンタでランニングコストが非常に安いものがあれば欲しいと思う。ここで何回か書いている会報、これは一部カラーで300-400ページ印刷する。これだけの量になるとインクは一通り以上使い切る。1枚15円以上である。コピーより安いとはいえ、更に安いとありがたい。写真も半切が打てると更に良いのだが・・・。

意外とよい? 低価格新型プリンタ  2011/02/11
私は長い間プリンタは写真用を使っていた。プリンタ、少し前から写真用と言えばA3機以上になっている。その写真用A3機を2台、使っていた。写真はもちろん、普通紙にも使っていた。写真用と言っても専用ではないので普通紙にも高品位に印字できる。で、一昨年もともと使ってたプリンタがやや不調になり始めたとき、プロ用(といってもその中で一番安いもの)を買い足し、そちらは写真専用みたいに使っていた。普通紙などの一般用は古い方のを利用していた。その古いプリンタが更に不調になってしまった。複数のノズルがあるのだが、その相互でインクが混じり始め、更にノズルの詰まりも多くなった。これはもちろん修理可能である。だいたい1万円少々らしい。ということで修理も考えたが、同じくらいの値段を出せば低価格のプリンタが買える。さてどうするか? で、今回は購入を選んだ。理由の一つには、次週までにまとまった印刷をしておかなくてはならないから、というのもあった。

さて、修理代の代わり、となると高いのは買えない。せいぜい1万円台半ばまでである。今のプリンタ、家庭用はスキャナやコピーもできる複合機が中心で、2万円少々が主力だろう。でも、1万5千円までにも結構ある。安いものは数千円からある。
このプリンタの目的としては、主に普通紙への印刷になる。だけど、CD/DVDへの印刷も必須である(写真専用プリンタでなるべくCDに印刷したくはない)。ところが、考えていたメーカではこの2つは相反するのである。普通紙には、特に文字は顔料系がより良い。だけど、CD印刷に対応している顔料系複合機はないのである。A3のプリンタ専用機ならあるが、これは2万円を超える。
なので、大いに悩んだ。実は、染料機にも心が動き始めたのである。写真、プロ用の主力は顔料になりつつあるけれど、染料にも利点はあり、高い光沢の鮮やかな写真はやはり染料である。人に配る写真ならその方がよいかもしれない。CD印刷も、実は染料機の方がよいのである。一方、染料は色あせしやすく水に濡れると滲むイメージが強かった。実際、私が以前使っていた染料機はどちらも非常に弱かった。これもあって、ちょっと抵抗もあったのである。色あせの方は最近は強くなってきているそうだし、必要な写真は顔料プリンタで印刷すればよいのでこれは問題にならないだろう、とおもって今回染料機を選んだ。複合機と専用機があるが、値段は同じようなもの。スキャナは持っているので複合機でなくてはならない理由はないのだが、たまにコピーすることもあるので複合機を選んだ。

で、染料系複合機の印刷結果である。これが意外と良い。店頭の見本では、普通紙に関しては顔料機の方が一段上であったが、自宅のノズルの詰まりかけた顔料機より良かった。そして、濡らしてみるとこれが意外と丈夫である。こすっても大丈夫だった。多少の滲みはあるけれど”多少”でありひどくはない。これなら大丈夫だと思う。そして、写真印刷はもう1台のプリンタがプロ用機なので比較は厳しいが、染料らしい透き通った美しさがある。写真も含め、普段使いのプリンタとして十分すぎると思う。
そして、一番の特徴、使いやすいことがある。液晶画面を持っているので情報は文字を表示してくれる。ボタンも光り、必要な操作のボタンだけが光る。液晶がタッチパネルならなお良いが、それはさすがに無理。
ただ、印字は少々遅いかもしれない。2万円台の複合機はノズルの数が倍になるので印刷時間はカタログでは1.7倍位になっている。10枚くらい印刷するとこれは利いてくると思うけど、まあ仕方ないだろう。

ということで、1万円少々の複合機をみなおした、というのが正直なところである。低価格機とはいえ6色インク。今まで使っていた古い写真用プリンタは8色とはいえ、黒が2色(紙による使い分け)と透明1色なので実質6色で同等、ともいえる。印字品質が良いのも当然かもしれない。同じ1万円少々の顔料系インクは4色なので結果もまた違ってくるかもしれない。

ところで、私はプリンタインク、一式予備を用意している。買ったその日に大量の印刷をしたので、既に交換したインクもある。インク一式は約6千円。プリンタはその約2倍。プリンタには当然インク一式ついてきているので、インク一式とプリンタが同じ値段? まあそんなはずはないのだけど、この先、インク代はプリンタの何倍になる事やら・・・。


余談:古いプリンタ、これも当然予備インクを用意していた。予備インクは大量に印字することのある私には必須の備品である。だから、予備を買ったら速やかに新しいインクを用意していた。が、今回偶然にもすべて使い切っていた。プリンタが故障して新しいプリンタに使えなければ予備インクはゴミになるのだが、今回偶然にも捨てることがなかった。買い替えはそれも理由の一つだったのである。

現代のカミナリ族  2011/02/6
カミナリ族といえば爆音を響かせて走るオートバイのことだったそうだ。今も似たような音の大きなオートバイを見かけるが、少なくなっているのだろうと思う。

で、現代のカミナリ族、こちらは減る気配というのはなさそうな感じである。これはオートバイではなく、車輪つきのキャリーバッグなど引きずる人のことだそうだ。キャリーバッグを平坦ではないところで引くと車輪が音を立ててしまう。ゴロゴロと大きな音を立てて走り回るから、カミナリ族なのだそうだ。
キャリーバッグを引く音、これが大きな音か? というと大げさなようだけど、静寂性を重んじる海外のホテルでは十分”大きな音”になるそうだ。建物の中だと壁に反響することもあるだろう。

さて、キャリーバッグ、マナーという面でもいろんな指摘がある。普段引くときは人の後ろになるが、人に比べて低いので目立たず、歩いている人の後ろを抜けようとしてぶつかってしまうこともある。私も一度蹴飛ばしてしまったこともあるし、狭いデパートで立ち止まった人のキャリーバッグを身軽な女性がひょいと飛び越したのも見たことがある。キャリーバッグがある女性の邪魔になったようでその連れの男性が相手をにらみつけて険悪な状況になっているのを見たこともある。実は、その被害者の女性のキャリーバッグが邪魔になってそれに人がぶつかりそうになっていて、被害者のはずが加害者になる、という連鎖が始まっていたのを見たことがあり、これは傍目から見ると滑稽に思えてしまう。なのだが)

現代のカミナリ族、静寂をまもるべくホテルの人が荷物を持とうとしてゆくと断られてしまうのだそうだ。私もホテルは静かな方がありがたいが・・・。

雪見酒  2011/01/31
先週末に法事があった。大雪になる直前である。大雪までは行かなくてもそれなりに積もっていたので除雪してから出かけた。
法事、お経のあとに食事会となったのだが、その際、雪見障子になっていたので上げてみると狭い場所だけと灯篭などがあり、雪が積もっているのが見えた。新雪なので純白である。食事しながら(お酒を飲みながら?)の雪景色、なかなかきれいだと思った。雪、除雪の手間はあるけど、美しさを感じることは数え切れない。が、雪見酒というのは初めてだと思う。
香爐峰の・・・と問うて、「(御簾ならぬ)障子を上げて見る」と返ってくるのを聞きながらの雪景色。初めて楽しむ雪見酒である。
その翌日、嫌というほど雪とつきあったのだけど・・・。

大雪  2011/01/31
嫌になるほどの雪である。昨日の朝の積雪が20cmほど。昼には30cmになり、夜には50cmになった。ここまで何度か除雪していたが、朝まで更に降り、60cmを超えた。これは気象の観測を行なっている場所での数値なので、これより多いところもある。私の家ではもう少し多いように感じる。夜中に15cm位積もったのでそのまま出社はできず、朝早起きして除雪してから出社した。
60cm、結構な量ではあるけれど全国で見るともっと雪の多いところがいくらでもある。金沢、まだ屋根の除雪を行なう必要は無い。だから、ニュースなどを見るとまだまだ、となる。とはいえ、影響はそれなりに出ている。1/31の深夜に電車が一部止まり、朝も運休している。福井では高速道路も幹線国道も閉鎖になっている。閉鎖が長くなれば生活物資にも影響が出るだろう。そして、市内の道路も渋滞が発生している。
だけどの今回の大雪、幸いにも前日が日曜日で多くの人が除雪したからだろう。急激に大雪が降った割には影響が少なかったように思う。今朝、除雪して車が出せるようにするのに時間が掛かったので出勤時間はそれほど早められず、間に合わないかと思っていたけど十分間に合った。他の人もかなりが定時までに出社している。昨年の12月に降ったときはもっと多くの人が遅れたと思う。

今朝の除雪で、敷地内の雪捨て場はもう背の高さを超えてしまった。無理すればもう少し積めるけど、もう限界である。あとは、多少邪魔になるけど仕方ない、という場所に積むことになる。道路わきも雪が溜まってきているから、そろそろロータリー除雪車が入るかもしれない。ダンプに積んで捨てに行くのだが、道路10m程度の雪でダンプが一杯になってしまう。
ところで、金沢には縦横に用水が走っている。水利水運のためであり、防火用水にもなっている。そして、冬は貴重な雪捨て場になる。うちの近くにもあり、用水に面している道路はすぐに捨てられるのだが、うちはそれがだめなのでためて溶かすしかない。溶かす、というのは暖かめの日などに除雪した雪を再度地面に散らして行なう。道路に撒くこともある。気温が上がると、これは結構効く。そのまま山になっている雪は溶けないので手間は掛かるけど有効である。実は・・・先週、私の駐車場で一番捨てやすいところは何回かこうして溶かしておいた。結果として、助かった。

明日からは少し暖かくなる予報がでている。溶けてくれればよいが・・・。

はべん/赤巻きかまぼこ  2011/01/23

かまぼこと言えば板がつきもの、という常識は富山などでは通用しない。その富山のかまぼこが赤巻きかまぼこである。
私が子供のころ、これを”はべん”と呼んでいた。てっきりかまぼこの方言、と思っていたら違うかもしれない、というのがわかった。この、赤まきかまぼこなどをはべん、という説明も見かけた。とすると、はべんというのはかまぼこの一部のことなのかもしれない。

で、赤巻きかまぼこである。赤い部分は赤く着色したかまぼこである。赤いかまぼこを薄く広げ、その上に白いかまぼこを載せ、巻き寿司のように巻きいて形を整え、そして蒸す。板は使わない。赤まきかまぼこ、切ると断面は”の”の字のようになる。赤い鮮やかな色できれいである。食べ方は普通のかまぼこと特に変わることはない。ただ、子供のころは板わさにはしなかったと思うが、東京暮らしの影響か、板わさでも食べるようになった。もともと板がないので板わさ、というのはおかしいのだけど。
赤巻きかまぼこのもうひとつの特徴である。切り口がざらざらしていることである。正月に松の模様のあるかまぼこを使ったりしたが、切り口がすべすべしていて違和感を感じた。これは関東産である。

赤まきかまぼこ、金沢でも作っているし、普通に売られている。普段の食品なので小さくて安いものもある。100円台からある。かまぼこで有名なのは小田原、というイメージあり、有名な会社のものが売っていたので買って食べたところ味はいまひとつだった。これを関東の人に話すと値段を聞かれ、”○○円程度ではだめ、最低□□□円出さないと”と。しかし、富山や石川で売っているもの多くは、安くても十分おいしい。高いものは使っている魚が違い、更においしい。なお、安いものは小さいものが多く、高いものは大きなものが多いので、売っている値段の差ほど違いがあるわけではない。

赤巻きと似たかまぼこに、昆布を巻いたものもある。これは昆布の味がかまぼこを引き立て、これもまたおいしい。安いものは100円くらいから。夕食の1品に身近な食材である。

なお、富山のかまぼこでもうひとつ有名なのは、細工かまぼこ。鯛をかたどったものは結婚式の引き出物にも使われ、非常に大きなものもある。長さが80cm近いものなどもある。大きなものは数千円、数万円になる。かまぼことは思えない品物だけど、かまぼことは思えない値段になる・・・。

高速道路の除雪   2011/01/23
今年の冬、あちこちで多量の降雪がある。北陸でも除雪作業が進んでいる。ここで、高速道路での除雪作業を紹介したい。

高速道路、北陸自動車道などでは雪が降ると一般道路以上に頻繁に除雪などが行なわれている。比較的雪が少ないときの除雪であるが、除雪車3台+車1台の計4台が一組になって除雪を行なうようだ。この動きがなかなか見事である。4台の車、下の図のような配置である。1−3が除雪車で、4は普通の車である。除雪車は大型ダンプの前に除雪用の板をつけたような感じである。この板は斜めになっていて、正面の雪を左側によけてゆく。除雪車1は道路の右端に位置する。除雪車1−3の3台は除雪範囲を少々重ねながら進んでゆく。除雪車1が左に除けた雪は、除雪車2が更に左へ、そして更に除雪車3が道路脇に除ける。速度はだいたい50km/h程度。高速道路としては遅いのだが、豪快に雪を飛ばしてゆくのでなかなか迫力がある。除雪の板の下には道路に擦らないように小さなそりのような板があるのだが、時々火花が散ったりしていてこれもまた迫力がある。

ここで車4の役割である。除雪作業中、除雪車は当然追い越し禁止なのだが、除雪後は走りやすいからかその後ろには車の列ができる。その中には追い越しを試みる車もいるらしい。一般の車が近づいてくると車4はそれをブロックする。Webで、わざと近づいた人の話があって、車4に見事にブロックされたそうだ。
さて、この4台、一団となって動くのだが時には分かれて動く。パーキングエリアなどに差し掛かると除雪車3は、パーキングに入る道に移る。その道を除雪するためにである。1台抜ける分、除雪範囲が狭くなるので除雪車2は左より、重ねあわせをぎりぎりのところに位置を変える。1台が抜け、それをさっとカバーする。そして・・・パーキングから本線へ、除雪車3が元の位置そのままに合流してくる。その直後、除雪車2はすっと右よりに移る。これは見事というほかはない。
除雪車、雪の多いところを効率よく除雪できるように、除雪車専用のUターン通路がある。一車線ぎりぎりしかない。4台はさっと一直線に並び、Uターンしてゆく。これもまた美しい。

なお、この除雪は比較的雪が少ないときの除雪である。この除雪が重なると路肩に雪が溜まる。これはロータリー式の除雪車が道路外に飛ばしたりする。これもまた豪快である。


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 ←   \□1      □4
進行方向     \□2
             \□3
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自己主張、過ぎたるは・・・(カー用品の話)  2011/01/19
タイ
トルとはちょっと違う話から始める。私には、実は多少見栄っ張り的なところがある。といっても無意味に高いものを買うとか、身分不相応のものを買う、なんてことはない。趣味の品でちょっとこだわってみたり、衣類や小物などで少々高価なものを買う、という程度である。全ての品で高いものを買うわけではないし、単価が高い分買える数は少なくなる。でも、衣類などは少々高いものの方が安いものより長持ちするからこれは見栄っ張り的であっても不経済、ということはない。

ここで本題に一歩近づく。カー用品の中の、いわゆるレーダー探知機についてである。私は無謀な運転はしないが、ついうっかりスピードを出しすぎてしまうことがないとは言えない。なので、念のため(本当?)、いわゆるレーダ探知機を車につけていた。車を換えてしばらく付けていなかったけど、やっぱり用意することにした。ここで、私の見栄っ張りなところがでてきた。外から見て、レーダー探知機を付けているとすぐに分かるのは嫌なのである。
レーダー探知機、幸い目立たないもののある。ひとつはルームミラーにかぶせるものである。が、これはミラーが大きくなるとサンバイザーにつかえるなど不具合があるし、外から分かりにくくても同乗者にはすぐ分かってしまう。これは使いたくない。
そしてもうひとつはセパレートと呼ばれるものである。これは表示部分とアンテナなどが分かれているものである。通常の品は表示部分とアンテナなどが一体になっているので全てをダッシュボードなどに載せなくてはならず、どうしても目立ってしまう。が、セパレートなら表示部分は足元などに設置できるから外からは見えない。もし人を乗せるならスイッチを切ってしまえば分からないだろう。もっとも、アンテナはGPS受信も兼ねるようになったのでダッシュボードに置く必要があり、外からはわかる。が、これは目立ちにくい。
実は、以前使っていたのもこのセパレートである。セパレート、これは構造上どうしても高くなるのが欠点である。だけどWebで安売りを探し回ったところ標準的なものより少し高い程度で見つかった。設置も手間がかかるけど、これは目立たなくするためには必須のこと。足元で蹴飛ばす心配の少ない場所。できれば助手性から見えないところ・・・にしたかったけどこれは無理。運転席からはハンドルの隙間を通して見る位置になり、見やすいとはいえないけど頻繁に見るものではないからこれで十分である。

しかし・・・このレーダー探知機、使ってみると予想以上に存在を主張する。画面は絵で表示されるし、やたらとしゃべる。飲酒運転の注意、急カーブでの減速、平均速度オーバーの警告、更にはトンネルを抜けたときの日差しの注意・・・。こんなのは不要だから全て切った。だけど、電源を入れるとシートベル着用の注意をしゃべるし、待ち受け表示を比較的地味なエコドライブの診断表示にしたら”この調子でエコドライブを・・・”などとのたもうた。”はいはい、わかってるから静かにしてて”と言いたくなる。目立たない、つまりは折角存在感の薄いものが欲しくてこれを買ったのに必要以上に存在を主張されても困る。

これ以外のカー用品でもやたらと存在を主張するものが多いような気がする。これは以前の車でのこと、音楽は市販のCDからカセットテープに落として聞いていたが、自宅のテープデッキが壊れたので、ならば直接CDが聴けるようにCDプレーヤーを車につけようとした。このとき、いっそのことカーオーディオ一式の総取替えしようか? と思って店で探したらやたらと派手で目立つものが多かった。本体のパネルが明るい色できらきらしていたり、光るグラフィック表示があったりする。こんなものは運転の邪魔以外のなにものでもない。結局買ったのは純正品。黒いパネルの非常に地味なものである。
カー用品店、普段はほとんど行かないのだが、レーダー探知機を調べに何軒かまわったついでに見てみると、カーナビなどもちょっと派手すぎる、と思うものもある。カーナビも純正品はあまり目立たないようにデザインしているようなものが多いけど非純正品は逆である。目立つように目立つようにデザインしているのでは、と思えたりする。他の用品でもそういうものを良く見かける。でも、気持ちは分かる。カー用品、比較的小さなものが多い。店頭では派手なものの方が目立ちやすいと思うし、派手でも店頭では派手すぎると思わないかもしれない。お客が目を向けてくれなければ売れないかも? でも・・・。本質的、という意味では車の中で不必要に目立たない方が良いと思う。その点純正品は目立つ必要が無いから? 地味だけど良いデザインに思える。

カー用品以外、たとえばインテリア関連、これは落ち着いたデザインが多い。家電もそうである。それに比べてカー用品は? それだけ購入者が若い、ということなのだろうか?

ホームページ更新、ファイル名はどこまで引き継ぐ?  2011/01/15
ホームページ更新、先頭付近のページに続いて下位に当たるページの更新を順次行ってる。以前から使っているフレームページをなくす方向での修正を中心に行っている。
ここで気になるのはファイル名である。修正の際、簡単な方法のひとつは新しいファイルを作ってリンクを変えることである。上位のファイルは自分のファイル内で相互にリンクを張っているけど下位はそれほどでもない。なので、新しくファイルを作って切り貼りしてゆく方が楽だったりする。この場合、ファイル名は意図して戻すようなことをしないと変わってしまう。リンク、自分の管轄範囲内なら何の問題もない。だけど、外からのリンクは別である。

ホームページ作成ソフト、昨年の12月に新しいバージョンに変えた。今回は大きな機能追加があり、印象が一新したページがあるのはそのおかげである。そしてもういひとつ、アクセス解析のサービスが無料で1年分ついてきた。以前はBiglobeのサービスで限定的にアクセス解析を行っていた(現在は廃止)が今回は全ページへの解析が可能になった。これによって意外なこともわかったりした。たとえば自分では重視していないところ、あるいはかなり古いところに意外とアクセスが多いとか、検索キーワードにも意外なものが多かったりもした。そしてもうひとつ、どこから飛んできているかわかるのだが、これもまた思ってもしなかったところからきているのがわかった。一例、キーボード関連でパソコンショップからもリンクされていた。以外ではあったけど、自分で書いた内容が引用されているのはうれしくもある。
で、これらのリンク、途中のページに直接リンクされている。更新などでファイル名を変えると当然切れてしまう。リンクの多くは勝手にリンクしているのだから更新で切れるのは仕方ない、と割り切っても良いのだけど、折角見に来てくれるのだからちょっともったいない気もする。となると・・・ファイル名も残したいな、と感じてしまう。
ここでフレームを使うページの問題である。フレームを使う場合、全体をまとめるファイルとそれを分割した個々のファイルができる。一例、3分割したページをname.htmlという名前で作った場合、このほかにtopxx.htmlとleftxx.html,rightxx.htmlの3つが出来たりする。他のページからのリンク先、この一部であるはずのrightxx.htmlへリンクされていたりするのである。新しく作るページはname.htmlで、topxx.htmlなどは消えてしまう。今はサーバのゴミをこまめに削除しないから残っているけど、一度整理したら消える。

さてどうする? 実は、消えてしまうファイルの中には週に200回近いアクセスのあるページもある。これを切り捨てるのはあまりにも惜しい。仕方ないので、新しい更新はname.htmlだけにするけど、古いrightxx.htmlもその時点の内容に上位へのリンクだけ設定して残した。管理の都合上、内部に目立たないリンクを追加もした。この場合、2重にサーバ上に保存することになり、容量も無駄になる(追加の月額料金が・・・)。でもまあ、当分はこの形で一部ページを残すつもりでいる。ただ、検索対象からは外す指定を付けた。これで、今後は明確なリンク以外はアクセスが減るはず? その後で削除したいが・・・。

無灯火  2011/01/12
自動車で、無灯火の車を時々見かける。その理由の一つ、昼でも光るメータにあるのでは? と思っている。古い車のメータ、昼は自然光、夜間はライトに連動しての透過光などで照らしていた。だけど、現在は昼でも光るメータが増えている。針のメータのない、蛍光パネルや液晶を使うものがあり、これも昼でも光る方式である。

さて、私のように古い人間、メータ照明でライトのON/OFFを判断していた。これは合理的だと思う。暗くなるとメータが見えなくなるのだから、ライトのつけ忘れが少なくなる。(もっとも、それでも無灯火の車がいた。メータも見ないで走っているということ?) ただ、ライトの消し忘れもある。たとえばトンネルを抜けたときなど、周囲が急に明るくなるとメータの照明が付いていてもそれに気がつかない。私もこれは結構やった。トンネル手前でライトをつけようとしたらもう点いていたり、信号待ちなどで先行車に反射したライトに気がついて消すことがあった。しかし、つけ忘れに比べると消し忘れの方が安全ではある。

ここで無灯火、つまりライトのつけ忘れである。メータが光る車では、夜間など周囲が暗くてもメータが見えるため、ライトのつけ忘れに気がつきにくいのでは? と思う。そして・・・新しい車がこの方式に変わってから私もやりかけた。一例、駐車場で照明が明るいので無灯火でも周囲が良く見えたこともある。幸い、道路に出る前にメータが妙に明るい、と思ってつけ忘れに気がついた。今のところ無灯火はない。(逆の消し忘れは相変わらずある) 私の車では、ライトが付くとメータの隅にライトONの印が点く。それをみれば分かるのだけど、警告灯とはちがって緑色で暗く、気がつきにくい。だから見落とすこともあると思う。
ところで、最近はAUTOライトが増えてきている。暗くなると明るさに応じて自動でヘッドライトなどが点く。これは便利であるが、トンネルだとちょっと遅れて点灯してしまう。欠点とも思うが些細なものである。メータの光る車、AUTOライトが付いていると思う。違和感もあるけど無灯火よりは良い。

便利な機能が出てそれでミスが起き、それを防ぐための機能が付いて・・・なんだか際限が無いような気もする。そもそもライトをつけないとメータが見えない、というのはミスに自然に気がつく仕組みである。だったら初めからこの方式でよかったのでは、と思う。光らないメータで日中見えにくくなることなどなかったわけだし。
でも、現実に光るメータが多い。そして、トンネルなどで無灯火の車も結構いる。せめてライトはAUTOに設定して欲しいな、と思う。いっそのことOFFがなくてAUTOとON(車幅灯とヘッドライト)でも良いのでは? と思う。
私の場合、トンネルが連続するところではONにしているし、やや暗い駐車場でも明確にヘッドライトONにする。これは、AUTOではヘッドライトがONか、車幅灯だけか分からないからである。それ以外では、AUTOに設定することも増えてきた。

光るメータが増えた背景、液晶表示と併用などの理由もあるかとおもうけど・・・結局は見た目、高級感があるからかな、とも思う。ちょっと残念な理由だけど。

挨拶、短いのが一番!  2011/01/09
写真の広場にも書いたとおり、出初め式に行ってきた。
出初め式、最初は消防に貢献した人への表彰なども行われる。そして、こういうイベントに欠かせないのが来賓のご挨拶。普通なら長々と・・・となるのだけど式全体の時間が短いこともあってか、挨拶は非常に簡潔だった。式はわずか30分の短さもあるし、寒い中の屋外。とても長い挨拶はできない状況ではあるけど、市長や県知事、消防の代表者などみなさんほんの30秒?それ以下? という短さだった。でも、短いけどとても力強いもの。挨拶は短いのが一番! 皆さんそう思ったことだろう。

雪の混じる雨の中の出初め式に参加された消防関係の人、さぞかし寒かった事と思う。でも、それ以上に日ごろの活動に感謝したくなったイベントだった。

波動砲ごっこ  2011/01/09
アニメの宇宙戦艦ヤマトが実写版になって映画で公開された。内容についてはいろいろ意見はあると思う。個人的には、ストーリーよりも映像がちょっと気になった。艦橋のイメージが暗く、妙に古くさいこと、船の外側につやがあり、妙な金属質に見えることなどである。特にこの時代で艦内放送がカールコード付きのマイクなんてありえないだろう? などと突っ込みたくなってしまう。このあたり、ついSTARTREKのブリッジなどのスマートさと比べてしまう。多分、意図的に武骨にしたのだろうとは思うが・・・。また、今回のガミラス、同じくSTARTREKのボーグと類似点があることも気になった。これはSTRTREKの影響を受けているのかもしれないな、と感じる。いっそのこと”抵抗は無意味だ”なんて言うと面白いし、今回のガミラスに似ているとも思う。不満などはあるけど、オリジナルを見た世代としては、一度見ておくべきかな、とも思った。

さて、波動砲ごっこである。
北陸の冬は雪。その雪は、粉雪もあるけれどどちらかというと綿のような小さな塊みたいになって降ることが多い。この雪だと風が弱いときにはふわふわとゆっくり降る。傘があっても歩いていたり風などでふわふわと服に降りかかることがよくあるし、顔のすぐ前まで来ることがある。
このぼた雪、強く息を吹きかけると砕けて吹き飛ぶ。これが波動砲ごっこである。アニメなどと違って命中率はかなり落ちるし、2つ3つ同時に吹き飛ばすなんてこともできないが、うまく中心にあたったときはみごとに砕け散り、ちょっとした爽快感がある。

波動砲ごっこ、私の冬の遊びである。


おニューの儀式  2011/01/05
新聞に、学校に新しい服を着ていったときの話がでていた。これは今の話ではなく、新しい服がなかなか着れないときのことらしい。新しい服で投稿したとき、周囲の子供たちが”お初!”といって背中などを軽くたたくといった感じの儀式(?)だったそうだ。新しい服への羨望、厄おととし、そんな感情の混じったものだったそうだ。

新しいものを使う。これは私もちょっと気を使う。車だけはお払いという特別な儀式があるが、それ以外の品でもほぼ毎日持ち歩くような小物ではちょっと気を使う。まず使い初めは旅行のような特別の日は避ける。普通の平凡な日にする。ごく普通の休日から。あるいは平日であれば週の初めではなく週の中ごろから、という感じである。縁起を担ぐわけではないけど、普段使う品は特別の事を避けて、という気持ちや、前に使っていた品への感謝もあるからかもしれない。”お初”とは違うが自分なりの儀式みたいなものだと思う。ただし、これは毎日使うような品や衣類など一部であり、普段持ち歩かないなカメラなどではこれは全く気にならない。

ところでタイトルの”おニューの儀式”である。これは中学のときに時々あったものである。対象は新しい運動靴、特に学校の室内履きである。これは毎日使うだけにすぐに薄汚れてくる。それだけに真っ白の新品は非常に目立つからすぐに分かる。こんなとき、時々やられたのがこの儀式である。どんな儀式かというと・・・”おニューの儀式!”と言いながら足を踏むのである。新聞に書かれた”お初”と全く同じなのだが・・・ちと痛い。

50Km 制限の高速、一般道。どちらを選ぶ?  2011/01/03
雪、年末年始、大雪になったところも多いけれど富山石川の、私の住むあたり、雪は降りつもりはしたけれど心配したほどのことはなく、生活には大きな支障は無かった。

さて、年末に石川から富山に向かう際、朝から雪になっていて、県境などは雪がある程度積もっていると予想できた。高速道路は50km/hの制限が出ている。これに対して一般道は特に雪のための制限はないので、60km/hのままである。どちらを使うか? 制限速度だけ見れば有料の高速道路のほうが遅い・・・。となると、高速を選択する意味は無い、と感じてしまう。でも実際は高速道路の方が早いことが多い。雪で50km/制限の高速道路、多くの場合50km/hで連続して走ることができる。これに対して一般道路は30〜40km/hしかでないことが少なくない。そして、信号があると更に遅くなる。結果として、高速道路の方が早くなることが多いのである。ということで、安全のために高速道路を選ぶことは時々ある。

この日、高速道路を選んだのだが、路面に雪はほとんど無く、多くの車は80km/h以上で走っていた。100km/h? それ以上? と思える車もいた。が、ところどころに雪も残るので私は制限の50Km/hはメータ読みで越えはしたけれど押さえていた。なので、どんどん追い越されてゆく。が、目的地近くで路面に結構雪が残っていた。そこでは、ハンドル操作でわずかに後輪が滑っているのを感じた。これ、見逃すかもしれないな、と思う程度の滑りである。私の車、新品のスタッドレスを付けていたので条件としては良い方である。とすれば、周囲のもっと速い車は? 多分・・・滑りを感じ取れていないのかな、と思いながら走って行った。

高速道道路、雪の中でもスピードを出しやすいのは事実である。が、高速ではタイヤの限界を超えてしまいやすい。出せるけど止まれないこともある。十分ご注意を・・・


動物注意  2010/12/08

高速道路などで、動物注意の標識を良く見る。動物の絵、狸が一番多いように思えるが、そのほかにはウサギ、鹿、猿などの絵を見かける。また、熊注意の標識も増えたように思う。その中にはガードレールなどに縛ってあるように見えるものもあるので、にわかに設置したのかも知れない。そして、実際に轢かれた動物はやはり狸が多いそうだ。これは、生息数が多いためらしい。
では、実際に高速道路で動物が横断したのを見た人は? というと私の周りにはいなかった。一般道路に限れば私は経験があるが、高速道路ではなかった。高速道路、一般道と違って高くしてあることも多く、その場合、動物の通る道を設置してあったりするから、とも聞いたことがある。あと、やはり夜行性? 私はどちらかといえば高速道路は昼の方が長いからか、動物を実際に見たことはなかった。

だけど、ようやく遭遇した。11月後半、場所は東海北陸自動車道、岐阜県の北のあたりである。切通しの反対側に猿が見えたのだが、気が付いたら横断を始めていた。多分、片側1車線の道路で、だから反対側にいる猿が見えたのだと思う。タイミングはぴったり、そのまま走ると撥ねてしまう。ミラーで後続車を確認しながらブレーキを踏んで回避した。撥ねた感覚は無かったけど念のためルームミラーで道路状に猿がいないのを確認していたら、後続車の直前に次の猿が横断しているのが見え、こちらもブレーキで回避したようだ。2匹とも回避できたから良かったけど、タイミングから言えば2匹死んでいたところである。

さて、こういうとき、後続車が近いなど、ブレーキが事故を誘発する恐れがあるときはどうするか? これは相手が動物であれば心を鬼にして撥ねる、となるのだろう。もちろん飛び出したのが人であれば追突されようが急ブレーキを、となるのだけど相手が動物であれば、回避しようとして人的な被害が生じるなら、それは回避しなくてはならないことになる。
でも、実際のところ、あまり気持ちの良いものではない。動物を引いたこと、何回かある。それは、もう回避が間に合わない、あるいは回避そのものが非常に危険なタイミングでのことである。後者は、関東地区の交通量のものすごく多い道路であった。片側3車線で、車は90Km/h以上で流れている。車間距離も最低限。これでは回避のしようが無い。撥ねても止まって確かめることもできない。もし止めたらかなりの確率で追突事故が起きるだろうし、現場まで歩いて行くとこれまたかなりの確率で私が撥ねられると思う。

高速道路での動物の飛び出し、これは滅多にないことと思う。高速道路、今までかなりの距離を走ったのだが、実際に動物が飛び出してきたのはこれが初めてなのだから。だけど、もしものとき、やはり冷静に対応しないと危ないかと思う。動物注意の標識、やはり飛び出すこともある、と認識しなくては、と思った。
と、ここまで書いたところで以前、動物と衝突したことがあることを思い出した。これは北陸自動車道の新潟県でのことである。夜、助手席に座っていたとき、目の前にすずめ位の鳥が見え、フロントガラスに当たった。鳥、ほんの一瞬しか見えず、当たった音も小さかった。運転席からは見えなかっただろうから、気がつかない可能性もあると思う。これも・・・見えないものは避けようが無い・・・。

話しかけやすい?  2010/12/05

日米合同演習に写真を写しに行った時のこと、私は10:10頃に着き、滑走路端で写していて、一群の戦闘機が降りた後、みんな一斉に帰り支度を始めたように見えました。時刻は10:30頃です。無線機を持っている人もいるし、この辺りは私よりずっと詳しい人たちですから、出て行った機が降りたのでしょう。私も車に向かって戻り始めました。
で、その時、ごく普通の人(注: まわりの撮影に特に熱心な人ではない・・・) から話しかけられました。”もう終わったのですか?” と。私自身は情報を持っていないので、”多分そうでしょう”と答え、米軍機もいたか、とも聞かれました。こういうこと、私よりもっと詳しい人がいるのだけど、そういう人、雰囲気が異様なので話しかけにくいのかな・・・とも思いました。そういえば、昨年、鉄道の一部が廃止になるときも周りにいた葬式鉄らしい人ではなく、私に聞いてきた観光客もいました。まあ、ああいう人たち、私から見ても雰囲気が違い、話しかけにくく思える人もいるから、私の方がまだましなのだろうな・・・と思えます。

金箔貼り  2010/11/29

金箔貼りの凧を作った。金箔を貼る、ということで普通の画材とはまた違った作業になった。
金箔貼り、趣味のレベルであればそう難しいことではない。手順としては次のようになる。
 ・貼りたい部分に糊を塗る
 ・金箔を載せる
 ・ハケなどで糊のない部分の金箔を落とす
 ・必要に応じ、保護の塗料を塗る。
私の場合、金箔を扱う店で実際の作業を教わった後での作業だったので、自分で何度か練習した後に箔を貼り、なんとか仕上がった。しかし、箔は決して扱いやすい材料ではなく、おまけに高価なので十分な練習ができるわけではなく多少思うようにはならないこともあった。それについて少々書いてみたい。

まず、箔の材料入手である。目の部分には赤い箔が欲しいし、笹の部分は緑の箔が欲しい。赤は銅箔などがあるかな? と思って調べると着色銀箔がみつかった。どうやって着色したかは詳しく調べなかったけど、Webで見ると赤や緑のほか、青やピンクなども揃っている。これだけあれば足りるだろうと思い、実物を見に行った。ここには各種箔が指先ほどの瓶に入って並んでいた。赤もピンクに近いものまで何色かある。緑も若竹色の他何色かある。持参した黒いリップストップに瓶を載せて色を確かめる。赤と若竹色に決まり。次いで、影に当たる銀の部分である。ここはアルミ、銀、ホワイトゴールド、プラチナがある。値段は銀で約300円(10枚、以下同じ)、ホワイトゴールドで約1600円、そしてプラチナは約4500円。さすがにプラチナは使えない。銀でもよいかな? と思ったけど金の方が張りやすいそうなのと、ホワイトゴールドのほのかな金の色が気に入ってこれを選んだ。このほかに転写につかうあかうつし紙、接着剤を合わせて買う。約4500円になった。

金箔、ご存知の通り、極限の薄さである。息はもちろん、手で扇ぐような弱い風でもひらひらする。箔を扱う人はこれを逆に使って形を整えたりするのだが、普通の人だと形が崩れてしまう。もちろん触ることなど不可能で、わずかな汗で手に張り付いてしまう。金属のピンセントでは穴が開くことにもなる。なので竹の道具などを使うが、熟練がいる。しかし、箔を張るだけなら紙に張り付かせて扱うと良い。この状態ではまあまあ扱いやすく、紙ごと鋏で切ることもできる。高価な素材なので小分けにして貼るには便利である。(実は、その紙もそう安くはないのだが・・・) この、紙に張り付かせるまでが最初うまくゆかず、くしゃくしゃになったりもした。もちろんこうなってしまうと貼ることはできず、捨てるしかない。1枚約170円・・・(泣)

糊、今回は凧がリップストップということで専用の接着剤を使ったが、いわゆる木工用ボンドでも良いそうだ。このとき、接着剤が余分なところに付くとそこに箔が付いてしまう。だから、正確に塗らないといけない。最初型紙を作ってその上から塗ってみたがどうしても隙間に入ってしまう。それなら、とマスキングテープを使ってみた。これならはみ出しは少ない。それでもヒゲ状にはみ出したりもするので注意がいる。と、試行錯誤しながら塗っていったが、この過程で塗るのもうまくなってきたのかもしれないが、マスキングできれいに塗れるようにはなった。
しかし、そのマスキングテープであるが、大きいのが最初見つからなかった。5cm幅のテープはある。だけど、ちょっと大きな形だとこれでは足りない。普通のマスキング用途であれば、直線的な塗りわけだから広い面積でもテープで覆う必要は無く、マスキングテープで新聞紙を貼るなどすればよい。が、今回の用途では前面に糊がないと無理である。探してみると画材店に30cm幅のフイルムがあったので、それを買った。A4であればいわゆるポストイットのシートもあるので、これも便利かもしれない。普通、マスキングでカットするなら、塗料を塗る部分にテープを貼り、それをカッターなどでカットする。刃物の傷がつくがそこには塗料が入り込みので心配は無い。だけど、今回は素材は布。直接カッターで切ると布まで切断されてしまう。なので、薄いプラスチック上でカットし、それを布に貼ることにした。これを貼るときも皺が寄るなど面倒であるが、なんとかなった。実は、隙間が出るのだけど、塗るのが上達したからか接着剤のはみ出しはなかった。また、幅5mmで曲線にしやすいものも使ってみた。これも皺になると隙間ができるが、なんとか貼って塗れた。この接着剤、通常は薄めて刷毛で塗るが、今回は原液のまま塗った。マスキングによってはこれでよいそうだ。但し、極力薄くし、多いところは拭き取ることも必要である。

次は箔貼りである。箔の包みを開くと、箔と紙が交互になっている。箔はこの紙には張り付いていない。箔を写す専用の紙、あかうつし紙を使う。あかうつし紙を箔に載せて紙を擦ると張り付く。最初の練習ではOK。なのでもう一度、と思うと今度はくっつかない。よくよく見るとあかうつし紙も別の紙が挟んである。つまり、別の紙を使っていたわけである。紙を確かめてもう一度行なうとこれはOK。箔はうまく布についたはず・・・。これは、余分な箔をはがすとまだ貼っていない部分の接着剤にくっつくかもしれないので全部貼るまではがさなかったからである。金は細長く貼るのでこれを少々重ねながら繰り返してゆく。
金が終わると次は着色の銀。これは金より厚みがある。なので、あかうつし紙への張り付きもいまひとつ。金はぴったり貼りつくけど銀は滑ってずれてしまう。はさみで切るにしても滑ってゆくので切れない。これは箔に一緒の紙で挟むことでなんとかなった。箔は約10cm角なので、今回のウサギの目(直径2.5cmの円)のようなところには大きすぎる。余裕を持って4cm角位に切って貼ると箔が節約できる。(着色銀箔は1枚約80円・・・) 続いて笹の耳を張って完了。

さて、箔はがしである。接着剤のあるところははくがくっついているから、刷毛などで掃えば取れる。が、どこで掃う? 作業は広いコタツの上でやったので。ここで掃うと部屋中に金箔銀箔が散らばる? ならばと掃除機をそばに置いて掃いながら吸い取らせたけど何のことは無い。ブラシ付きの吸い混み口でそのまま吸い取っても大丈夫だった。ただ、ブラシに箔が残るのでこれは適宜掃いながら行なう。これで部屋に箔が散らばることはなくなったけど・・・それでも少々は残ったようだ。服の袖も後で見ると2箇所くらいキラキラしている。コタツの布団も何箇所か・・・。豪華でよいかな?
で、肝心の掃った結果である。見事に雪ウサギの模様が・・・といいたいところだけど、金箔の部分が余分にくっついてしまっている。どうやらわずかに残ったマスキングテープの糊に箔がついたようだ。これも味になる? と思ったけど失敗にも見えるのでやはり剥がしたい。最初消しゴムと使ったけどこれはだめ。続いてテープに貼って剥がすとこれはきれいに取れた。ただ、本来の部分も剥がれそうなのでこれは注意がいる。
最後に箔の保護用のスプレーを塗って仕上げ。スプレーで多少艶がでた。

箔、これは結構扱うには注意が要る素材ではある。しかし、その光沢は他の方法では出ない色でもある。そして、凧にも十分使える。多少の折り曲げでひび割れは出るそうだけどそう簡単に剥がれることはないそうだ(とはいえリップストップでは多少不安もある) 金、これを前面にというととんでもないことになる。たとえば幅60cm、高さ1mの小さめの凧、全体に貼るとすると2万円を超えることになる。だけど、部分的に使うなら面白いかもしれない。もう少し使ってみたくなった素材である。
ただ、金属箔なので光はほとんど通さない。だから、空に揚げると真っ黒になると思う。地上の光を多少反射するとは思うけど、ほぼ真っ黒だろう。なので、ワンポイントが良いのかもしれない。あるいは、薄い紙に貼っておいてシールみたいに使うか? これも面白そうだ。
初めての干支凧  2010/11/28

干支の凧、作っている人は多いと思います。でも、私は一度も作っていませんでした。これは、私の凧はリップストップ中心で絵を書きにくい素材だから、というのも理由の一つです。絵が描けないと布を縫って模様を作ることになり、結構大変ですから、毎年作るの? と思うとつい面倒になってしまいました。。

でも、使ってみたいと思う模様の一つに雪うさきがありました。雪を丸めたウサギに、赤い木の実の目と細長い葉っぱの耳を付けた雪うさぎ、とてもシンプルなものです。これなら手のかかることが嫌いな私でも作れます。そして・・・使ってみたかった金沢の金箔素材があります。それで作ってみました。干支凧を意識したわけではないのですが、どうせ作るならこの時期に、という気持ちもありました。
さて、雪うさぎ、本来は白地に目や耳、となるのですが、白地に金属箔では弱い? そう思って黒地にしてみました。目と耳だけでは雪うさぎに見えないので、ちょっと白い影を入れました。リップストップ素材には金属箔は少々難しい面もあるのですが、まあまあうまく載ってくれました。金属固有の色、さすがにきれいです。絵具などとは全く違いますね。でも・・・揚がってしまえば雪うさぎも含め、真っ黒で何も見えないと思いますけど。
ところで、金箔と言っているのに金色がない? 実は白い部分、これはホワイトゴールドなんです。なので、ちゃんとした金箔です。


おまけ
黒のリップストップへの金属箔、予想以上に面倒でした。赤と緑は銀のを着色したものです。金箔は貼りやすいのですが、銀は厚くていまひとつ貼りにくいものでした。そして・・・リップストップに接着剤を塗って箔を貼るのですが、このとき余分なところに接着剤がつかないようにマスキングして塗ったのですが、わずかに残ったマスキング素材の糊に箔がついてしまいました。これはテープを使って剥がしました。でも、苦労しただけの色ですね。



目の部分を拡大してみました。赤と緑は銀に着色したものですが、とても良い色です。。


こちらは材料の箔と接着剤です。
10cm少々の正方形で、10枚単位で売られています。

金箔の入手先: 今井金箔 http://www.kinpaku.co.jp/


高速道路、渋滞中の燃費  2010/11/23
浜松での凧揚げ大会の帰り、久しぶりに高速道路の渋滞に巻き込まれてしまった。
高速の渋滞、名古屋地区勤務のときは出かけた帰り、あるいは金沢から名古屋駅への高速バスなどで頻繁に巻き込まれた。金沢に住んでいると渋滞はそう多くない。大都市からの行楽の逆方向になることがおおいから、である。しかし、東名の岡崎IC付近はいつも渋滞しているので、豊橋の凧揚げなどの帰りはここは迂回したりしていた。
今回、浜松から東名を西方向に進むのだけど、まず三ケ日付近に小渋滞があり、その後岡崎IC付近を先頭に18Kmの渋滞、110分と出ていた。渋滞予測は実際には予想ほど長くは無いことが多いのだけど、その半分、約1時間はかかるかな、と思っていたら途中に事故のマークがあった。事故渋滞となるとこれは長い。この付近の迂回路は何度も通っているので確認してみると幸いまだ渋滞は無い。一体下に降りて迂回することにした。
が、途中、意外と車が多い。この道は何度も通っているのだけど、やはり行楽シーズンだから? と思ってカーナビを確認すると渋滞のマークが新たに何箇所も出ている。更に迂回は困難。事故の箇所は抜けているので高速に戻ることにした。18Kmの渋滞は後ろに伸びて20Km位になっているけど途中から入るので12km位になる。渋滞予測どおりなら15分くらい短縮したことになるかな? と思って戻った。

さて、渋滞中の燃費である。ある記事で、ハイブリッド車のプリウスは、高速走行よりも渋滞中の方が燃費が良い、との記載があった。にわかに信じられない内容だけど、低速走行ではエンジンよりモーターの方が効率が良いのでそれもあるかも? と思っていた。で、今回、私の車で渋滞中の燃費が車の燃費計で出ていたのだけど、その結果がとても良い数字だった。
私の車、普段の通勤では8.5Km/l程度で、街中に買い物に出ると7km/l程度に落ちる。郊外の一般道路で信号の少ないところだと15Km/lに上がることもある。で、渋滞中の高速である。今回、平均時速を調べて時間予測をと思ってメーターの操作したのだけど、平均時速と平均燃費が同時にリセットされるので燃費も分かったのである。このときの平均時速は18Km/h程度で高速の渋滞としては中くらいの速さである。普通の渋滞は30Km/h近くでるし、事故渋滞だと10Km/hくらいになる。で、このときの燃費であるが、11Km/l程度であった。高速を普通に走ると15km/l程度で、車の多い東名や名神ではそれより悪く13km/l台に落ちることもあるので、それと大きな差の無い数字となる。少なくとも、通勤などよりはるかに良い。これは意外だった。もうすこし速い渋滞だと更に上がるかもしれない。プリウスで渋滞中のほうが燃費が良い、というのも分かる気がする。
でも、考えてみれば高速道路の渋滞、完全に止まることは街中の信号待ちほど多くは無い。発進するにしても前が使えているのでアクセルをほんの少し踏む程度である。運転としては燃費の良いやり方になるのだと思う。燃費は良くても時間は掛かるのでありがたくないのだが・・・。



駅弁とお酒  2010/11/14
駅弁、これは私にとっては鉄道旅での、一番の楽しみの一つである。だけど、駅弁はだんだん食べにくくなったような気がする。今まで利用していた人も電車が速くなったので出発前や到着後に、ということもあると思う。また、青春18切符でよく使う比較的長距離の新快速は、私は旅の感覚で乗るけれどそうでない人も多く、また混んでいるので食べにくい雰囲気である。また、売っている駅も減ったような気がする。とはいえ、旅に出ると食べたくなるのが駅弁である。

駅弁、高い、という声が聞かれる。値段で言うと駅弁はだいたい1000円前後。一方、コンビニやスーパーに行けば500円程度の弁当が多数ある。その倍、と思えば高く感じる。だけど、駅弁、幕の内弁当はおかずの種類が多い。コンビニ弁当は5,6種類くらいだけど幕の内は10種類以上あったりする。また、コンビニ弁当は揚げ物が多いけれど駅弁は煮物なども結構入っている。そして、土地の名産品も入っていたりする。更に、名産品を生かした弁当も多数ある。○○牛、寿司、カニやウニ、イクラを使ったものもある。コンビニ弁当に比べると質はよいので値段に見合ったものだと思うけれど、値段だけ見ると高く感じてしまうと思う。でも、電車で移り行く景色を見ながらの駅弁、これは格別である。私には、旅の中のちょっとした贅沢であり、旅でなければなかなかできない食事である。

列車旅の食事と言う意味では食堂車もある。今は寝台特急の予約制のものがほとんどであり、これは特別なものであるが、昼の特急でも何回か利用した。食べたのはとんかつなどの定食類、そしてカレーライスである。残念ながら相当前に数回利用した程度で、記憶も定かではない。最初に利用したのは青森発大阪行きの昼間の特急、白鳥であった。その頃、食堂車は高くてまずい、なんていわれていたけれど、好奇心もあって利用した。印象としては、入ってすぐ、テーブルと椅子が大衆食堂程度? と感じたことである。それほど幅の無い電車に、4人座れるテーブルを両側に並べるため、テーブルは狭く、椅子も大きなものは入れられなかったのだろう。でも、パイプを使った椅子? もうちょっと良いものでも? と感じたように思う。だけど、値段と味、これはこれは特に不満もなかった。その日、朝と昼、二度食堂車に行ったくらいである。こちらも移り変わる景色を見ながらの食事を楽しんだ、と言いたいところだけど、初めての緊張もあってか、あまり思い出が無いのが残念である。その後、上野から金沢行きの白山も利用している。特別な食事ではなくても、長い乗車で座席から食堂車に歩いて食事、ということで気分転換にもなった。その後に廃止がうわさされたこともあり、その頃時々乗っていた名古屋から富山までのしらさぎで利用した。末期ということもあって簡易営業であり、メニューは軽食のみ。食べたのはカレーライスであったが紙皿に使い捨てのスプーンであった。味はまあまあだったけれど、これが昼の最後の食堂車利用になった。
その後、寝台特急北斗星での食事することができた。時間指定で遅い時間の予約だった。札幌を出て車内で時間をつぶしての夕食。丁度良い時間であった。値段は1万円。厳しく言えば、同じ値段でもっと良いところはいくらでもある、となるのだと思うけれど、ここは食堂車である。雰囲気もよく、満足感も高かった。暗く景色としては町の明かりなどになるのだけど、これもまた良かった。ただ、揺れはあり、ワインなどを注ぐ際、ちょっと気を使ったように思う。食堂車、今となっては利用するには寝台特急に乗るしかなく、簡単に利用できないのが残念である。

食堂車の利用は難しくなったけど、駅弁はまだ健在である。さて、駅弁、どこで買うか? 特急列車なら車内でも買えるけど、やはり駅で買う方がいろいろと選べて良いと思う。車内販売ではワゴン販売なのでどうしても種類が限られることが多い。新幹線で買ったときなど、2回続けて幕の内が1種類だけ、ということがあった。これはあまりにも寂しい。いろいろある中から最終的に幕の内を選んだのならともかく、初めからこれ一つ、では寂しい。もっとも、私の良く利用する北陸線の特急はもう少し選択できるようだ。だけど、たとえば金沢駅では、周辺の駅のものを含めて十数種類はあるように思えるし、福井駅ではかにめしだけで3種類あった。やはり駅の方がいろいろと選べると思う。しかし、駅では基本的のその駅の駅版だけだけど、電車では複数の駅の名産弁当を扱っていることもあり、魅力もある。買う場所といえば、ビールなどの飲み物、これは弁当と一緒に買うことが多いけど、すぐに食べないなら、ビー巣は車内販売のほうが冷えていて良いようにも思う。なので、ビールだけは車内販売で買うことも少なくない。
駅弁、買った後の食べるタイミングもちょっと難しいこともある。列車が空いていればよいけど、隣に他人がいると食べにくく思えることもある。電車、最初が混んでいて少し走れば降りる人もでてくる、と言う場合少し待つこともある。が、なかなか空席にはなってくれない。そうなると食べるタイミングを逃すこともある? その点、グリーン車は一人席もあって隣を気にすることなく食べられるのだが、そう簡単には乗れない。

さて、車内での楽しみ、もう一つはやはりお酒だろう。車窓を見ながらビール、あるいはウィスキー、これもまた楽しい。ビールは飲むとどうしてもトイレに行きたくなるので、高速バスではちょっと飲みにくい。バスにもトイレがあるけど揺れる狭い通路は歩きにくいし、テーブルは万一の際に怪我をひどくする可能性があると思うと積極的に使えない。その点電車は安心できる。缶やビンを窓におけることも多いし、ゆれも少ない。景色を見ながらのお酒はやはり列車だと思う。
列車でのお酒で、一番の思い出は京都から長崎に向かった寝台特急である。B寝台の個室があったのでそれを使った。京都駅、20:00頃の発車を待つ人は非常に少なく寂しかったのだが、列車は大阪神戸と、通勤帰りの人の中を走る。ホームに止まると、次の電車を待つ人が並んでいて、そんな中を個室でお酒を飲みながらの旅である。とても贅沢だけど、なんだか申し訳ないような気持ちで見ていた。この寝台特急、乗った翌年あたりに廃止になってしまった。これももうできない贅沢である。
旅のお酒、もう一つの贅沢は朝のお酒だろう。これもまた格別である。朝の光の中でお酒を飲んでいると、ものすごい贅沢をしているような気持ちになる。とはいえ、旅の朝、ただ列車に乗っているだけではなく、どこかへ行く途中だったりする。だから、飲むにしても限度がある。もっとも、朝電車の中でウィスキー、乗り継いだ飛行機の中でもビール、なんて旅をやったこともある。もちろん総量は抑えているので、空港についてちゃんと電車に乗り、博物館を回っている。

駅弁とビール、列車に乗るにしてもゆっくり乗ることが減ってきた。駅弁を食べるにしても楽しみながら、ということが減ってきたように思う。食事時間がなく、急いで食べることも多くなってきた。とても残念である。

大雨  2010/11/14
雨、最近は強い雨が多いな、と感じていた。雨、静かに降るイメージが強かった。音を立てて降る雨、そんなに多くなかったような感覚がある。だけど、最近はそういう雨が珍しくないように思う。道路を車で走っていても排水が追いつかずに水しぶきが上がる様なことも多くなったし、雨上がりで歩道などに流れてきた砂などが溜まることもある。そして、窓が閉まっていても雨の音を感じるような強い雨、これも多いよう気がしていた。
強雨がふえたこと、感覚だけかと思ったら、全国の統計ではやはり回数が増えているそうだ。1時間に50mm以上の雨、発生回数は増えているそうだ。でも、その一方で総雨量に大きな差は無いとか。私は、なんとなく雨量も増えているように思えたのだが、これは気のせいだったのかもしない。

さて、先日の朝、出社する直前、強い雨が降っていた。今年初めての霰混じりの雨だった。出社で、扉をあけた瞬間、鮮やかな虹が目に飛び込んできた。朝の低い太陽からの虹、暗い厚い雲を背景にして、半円きれいに切れることのない高く大きな虹。見事、と言うほかはなかった。

車に話す  2010/11/7
映画などで、コンピュータと話をする、というのは良くある。コンピュータ、喋るのは多少不自然さはあるにしてもそう難しいことではない。喋る自動販売機なんて30年以上前からある。一方、音声認識はそれよりは難しいもののある程度可能になっている。

さて、私の車にも音声認識機能がついている。といっても、話をするほどの機能はない。各種スイッチ操作の代わりをする程度のものである。そして、いつ話してよいわけではなく、スイッチで音声認識を働かせてから、である。これ、車の中で一人喋るのはなんだか変な感じもして使っていなかったのだが、息子と乗ったときに動かしてみた。特定の単語のみ、とはいえ意外と良く認識してくれる、というのが正直なところである。コマンド一覧など、画面に表示される単語であればほぼ認識してくれる。で、ふと気がついてあれこれ言って見るとコマンドのほかにも認識してくれることがわかった。たとえば、”ラジオ”というとオーディオをラジオに切り替えてくれる。面白いな、というのが正直なところである。

これを使う必要性は薄いだろうな、と思う。操作でいえば音声で行うよりもスイッチを何回か押した方が早い。最初にボタンを押し、応答を待って喋る、というのを繰り返す。ボタン操作なら10秒で出来そうなところが1分位かかりそうだ。ボタン操作をしなくてすむから運転で安全? と思えそうだけど、喋ることに集中すると余計危ない。ハンドルから手が離せないようなときに便利? そんなときはオーディオやカーナビの操作どころではないだろう。

ということで、実用性がないけれど、未来的で面白いと思う、というのが感想である。認識、大体良いのだけど、ラジオで選局までできると便利なのだが・・・と思う。旅先で曲が変わると設定して探すのにちょっと手間がかかる。そんなとき、”NHK”といって探してくれると便利だと思うが、そこまでしてくれない。
あと・・・認識にもちょっとコツがいるようだ。AMラジオにしたくて”AM”というと認識してくれるのだが、”FM”と似ているからか誤認識しやすい。”えいえむ”ではFMと認識されることもあるが、”えーえむ”といえ誤認識が少ない。こんな感じで少し遊べたが・・・、おもちゃにしてはすごく高価である。
なお、数少ない実用になる状況、カーナビで”自宅に帰る”の設定である。これはすぐに認識してくれる。
航空祭の撮影で思ったこと  2010/11/7
航空祭での撮影、久しぶりに2枚目のメモリも使った。結果で見れば1枚分ぎりぎりだったけど、やはり余裕を持って交換したい。私の場合、フイルム撮影の癖もあり? 無駄な連写などしないのと、長い高価なレンズを持っていないので大体この程度の撮影枚数である。また、この日は曇り空なのでちょっと撮影が抑えられたこともあると思う。

さて、航空祭でみていると撮影者、なかなか壮観である。カメラは飛行機に向けて一斉に動く。私は、上昇してしまうと機体を狙えないのでカメラを下ろしてしまう。そんなとき、周囲を見ると大砲のようなレンズが全て上に向いている。なんだか飛行機をミサイルか何かで狙っているような光景である。(狙っていることには違いないのだが)
そんな撮影者を見ていてつい、気になってしまうこともあった。半分は余計なお世話なのだが、愚痴と思って読んでいただきたい。

○動き回わると・・・。
まずは動き回る撮影者である。航空祭では、飛んでいる飛行機を撮影する際、ほとんどの人はあまり動かずに写している。遠い機を狙うのに少々動いてみたところで構図は変わらない。もちろん、100mも移動すれば多少変わってくるが、それは現実的ではない。それよりも重要なのはシャッタータイミングである。機が動いているのだから、写すタイミングで機体の角度が変わってくる。なので、カメラの向きを変えたり、レンズ交換などで少し動くことはあるにしても、立っている位置はほとんど動かない。そして、撮影位置は機材を扱うための空間を確保するため、またお互いに遮るなどの邪魔にならないように自然に適度な間隔を置いて立つことになる。縄張りとはちょっと違うが、お互いに写しやすい間隔を尊重しあった結果である。
そんな中、にわかカメラマンと思える爺様が写しながらうろうろしていた。撮影、たしかに向きによっては背の高い人が邪魔になることもある。私は、どのあたりに背の高い人がいるか、把握してシャッタータイミングを見極めていた。だから、ちょっと遠いけど、もうすぐ人の頭が写りこむから早めに写しておく、となる。(実際には障害が写り込むまでシャッターを切ることもあるけど)
そういう状況で、動き回っている人がいるとこれは迷惑である。誰もいないはずの方向にカメラを向けたら不意に影になってしまったり、またカメラの向きを変えようとしたらすぐ近くにいて驚くことになる。また、私自身、近くの人の写真に写りこむ可能性もあるので、多少動くにしても邪魔にならないように注意してるのだけど、動き回られてはそれもできない。多分、一度は邪魔してしまったと思うが、まあそれは仕方ないと思う。
なお、動き回るのがだめ、というつもりは全く無い。撮影しない人などは結構移動している。これは必要なことなので止めるつもりは無い。でも、移動する人は動きがだいたい予測できるし、遮られるのは一瞬である。これを意識して写すのも腕のうちだろう。ただ・・・止まって写真を撮るとなると違ってくる。動きの予想が出来ないし、しばらくじっとされる。同じ撮影者ながら迷惑だな、とつい思ってしまう。

○いちいち確認?
これも某爺様の行動。写真を写したあと、毎回結果を背面液晶で確認していた。私も、露出補正などが難しい写真であればいちいち確認する。これは、結果を見て補正を変え、次の撮影にフィードバックするからである。だから、その必要が無いときは結果の確認などしない。風景なら失敗とわかれば取り直せるけど飛行機ならもう飛んでいってしまっているから撮りなおせない。また、背面液晶程度ではピントの確認は難しい。いちいち確認しても無駄なのでやらない。実際、毎回確認している人はほとんどいない。大抵の場合、失敗ならだいたいシャッターを切ったときにわかる。ピントが合っていないとか、構図がおかしいとか・・・。で、いちいち確認しているとなぜか妙に気になってしまう。


○無駄な連写?
これは写す人の勝手であることは十分承知してのことであることを前もって書いておく。
航空祭には高価なカメラも集まる。そういうカメラ、連写が早く、秒10枚位まで可能である。実際、それで連写している人もいる。これは音ですぐにわかる。そして、3秒以上連写を続けている人がいた。これがスポーツならば連写はわかる。人の手や足の動きは非常に早く、タイミングよく写すのはプロでも困難である。また、同じく人など動きの予想がしにくい場合も連写は有効だろう。だけど・・・飛行機は違うと思う。0.1秒経過するとその分動きはするけど姿勢が大きく変わることは少ない。時には連写で稼ぐ必要もあるかと思うが、そうではないときにも無駄に連写しているように思えてならない。私の場合、フイルム時代の影響か、極力抑えて写す。接近中の飛行機であれば、多少タイミングを変えて何枚か写しはする。また、手振れを防ぐための連射もするけど、そうでなければ同じような写真が並ぶことはまずない。接近してくる飛行機を写すとき、角度を変えて何回か写しはするが、それぞれ良いと思うタイミングでシャッターを切る。もっとも・・・私は画質を優先しているのでRAWと呼ばれる形式で保存している。サイズが大きいので、12枚位しか連写ができない。そのためもあるかもしれない。

連写、シャッター音が心地よいので、そのために連写しているのかな? などと思ってしまう。
これは以前にも書いたことであるが、昨年は航空祭でマニュアルカメラで撮影した。フイルムの手動巻き上げなので、タイミングをみて1枚、2枚。そんな感じである。連写し続ける人の隣でそういう撮影するのも楽しいものである。一連の撮影の間に1枚だけ撮ってにやり。やってみたいものである。

社名を背負って? 2010/11/6
町を車で走っていて無茶なあるいは荒っぽい運転をしている車を見ることがある。そんな車の一部、会社名が入った車だったりする。好意的に考えれば、業務上の理由などで急がなければならないのかな・・・となるのだけど、無茶な運転を見ると会社の宣伝効果からいえば逆効果かな、と思ってしまう。

さて、私の会社では、近くへの出張、と言うには大げさな距離のことが多いのだけど、行き先によっては自家用車を使って移動することがある。路線バスが限られるし、数人まとまるような場合はその方が効率的だからである。(一度車で帰宅して、そこからバス、ということもある)
先日、金沢郊外から富山まで数人で出張、となった。当然、誰かの車で、の予定であったが、それを聞きつけた人から”○○を2つ、ついでに運んで”と頼まれてしまった。○○、1つなら私の車(セダン)、そう大きくは無いトランクにも入るのだが、2つは無理。ということで、会社の荷物車を使うことになった。
この荷物車、ワンボックスのバンなので人が乗るには座席、乗り心地がいまひとつだけど(中途半端に?)大きなものを運ぶので仕方ない。いつもの車とは大きさなどもだいぶ違うけれど、これも仕方ない。そして・・・車の前と横に会社のロゴが入っている。慣れない車で、まさに会社の名前を背負って走ることになる。変な割り込みなどをすると、”○○社は・・・”なんて思われてしまうかもしれない。そう思うとやはり慎重になる。ワンボックスタイプは久しぶりの2回目。しかも初めてのディーゼル車。高さが高いのと、ドアミラーとバックミラーの見え方が違うとか、運転に気を使いながら走った。一般道路から高速に入って車が減ってすこしほっとする。そして、目的地について駐車場に慎重に、枠内に正確にとめて後ろの余裕を念のため確かめると、”樹木保護のため後進駐車厳禁”と大きく書かれている。これはまずい、と急いで入れなおし・・・。

まあ、ここまで気を使うことも無いのかもしれないけど、社名を背負っての運転、疲れた・・・というのが正直なところである。



パソコンで作るミニ凧 2010/11/3
今年の夏から簡単なミニ凧を作り始めた。手のひら位の大きさのもので、主に子供に配るために作った。この位の凧、作っている人は少なくなく、私もそれを参考にさせてもらっている。にもかかわらず、ずうずうしくも作り方を紹介しようと思う。数多く作るため、パソコンベースに量産する方法として、紹介する。

まず、作るミニ凧。大きさの目安は高さで8〜12cm程度である。縦長の方がやや安定はよさそうに思う。形は円でも四角でもよい。左右対称が原則だけど、少しなら非対称でも大丈夫である。素材はコピー用紙。骨は無く、折り曲げることで形を保ち、反りとしている。これに尻尾と揚げ糸をつけただけ。それで揚ってくれる。

(1) 絵
タイトルどおり、パソコンで作る。使うソフト、WordやEXCELなど、何でも良い。A4の紙に自由に絵などを配置できれば良い。
私はEXCELを使った。
絵は、Officeの標準的な図形の機能、楕円や四角形などを組み合わせて描いた。重ね合わせて余計なところを裏に隠すようにしながら書くと結構複雑な図もかける。立体的に見えるようにする機能もあるし、色塗りでグラディエーションをつけるとこれまた立体的に見える。もちろん本格的な描画のソフトを使っても良いが、これでも結構書ける。文字も割りと自由に書ける。簡単な図形なのだけど、色を塗ると良い感じになる。もちろん武者絵など本式に書くのは無理だけど、これはスキャナで読み取ったり写真などから貼り付けてもよい。
あと、Webなどあちこちに既成の図や絵があるのでそれを使うこともできる。但し、著作権には十分注意して欲しい。配布に制限があったりする。
凧、だいたいA4に4〜6枚配置できると思う。描いた図形をコピーして並べる。

パソコンで、図形を使った場合、色を簡単に変えることができる。だから、基本的な図をひとつ作って色を変えると数種類色違いを作ることもできる。写真の例、これは私の”色鉛筆”である。これを含めて色違いで4つ作ってみた。

(2) 糸巻き
ミニ凧、竹ひごの先につけて楽しんでいる人も多い。これなら地面に刺すこともできるし、風が無くても振って揚げる事も出来る。だけど、私は糸巻きを作った。これは、竹ひごでは長くなり、持ち運びにくいからである。糸巻きなら凧を含めてもはがき大になるので、カメラなどのかばんに入る。
糸巻きは、厚紙を切り抜いてつくる。大きさは4cm×3cm。糸を巻く部分を5mmほど切っておく。軸は爪楊枝。安全のため尖った先端を切り、紙に接着する。私はエポキシ系接着剤を使った。爪楊枝の先端にたっぷりつけて紙の上におくと接着剤が自然に広がって良い感じにくっついてくれる。

揚げ糸は、ポリエステルの普通生地用(#60)のミシン糸を使った。糸の先端に輪を作って糸巻きに通し、抜けないようにして巻く。長さは3mもあれば十分だろう。糸を巻いて、糸巻きの上に切り込みに通して糸を留める。
揚げ糸、白でもよいが、色が付いていても良いと思う。巻いた状態で見やすいことも理由の一つである。


(3) 印刷、切り抜き、折り曲げ
凧を印刷する。
印刷する紙はコピー用紙である。ちょっと重いけど、手軽で印刷しやすい。折り曲げて形が維持できるなら、他の紙でも良いと思う。折り紙でも良い。
印刷後、鋏などで切り抜いて2つ折にする。印刷は早いけどミニ凧は数分はかかるので調子にのって印刷しすぎないように・・・。



(4) 糸付け
凧に糸を付ける。1本糸目なので、揚げ糸をそのまま付ける。場所は上から1/3あるいは2/5あたり。これは形によっても違うので調整して欲しい。
糸は、縫い針に通して糸目位置に刺し、裏からテープで止める。簡単だがこれで十分である。表からの見た目も良い。 


(5) 尻尾付け
尻尾、簡単なのは毛糸である。これなら必要な長さ(40〜60cm程度)に切るだけである。色がきれいなのが良い。ただ、ちょっと重い。これを、紙を切るなどして作れば軽くなるのでより小さい凧でも揚りやすい。
尻尾は下の中央にテープなどで付ける。私はメンディングテープを使った。これは貼ると見えなくなるので使いやすい。もちろん、紙のテープであれば糊でつけるとより美しくなる。
凧としてはこれで完成である。

(6) 袋入れ
凧、このままでは持ち歩きにくいので袋に入れる。大きさは凧にあわせるが、はがき程度の大きさでよいだろう。毛糸の尻尾は巻いて最後にきつく引いて固定。糸巻きと一緒に入れる。これなら配りやすい。

さて、ミニ凧、いかがだろうか? パソコンを使うと簡単に量産できる、手軽な凧である。

パソコン、ファンを変えたら? 変えたけど? 2010/11/2
昔の、初期のパソコン、ファン(冷却用の小型換気扇みたいなもの)は付いていなかった。CPUにも放熱器さえなかった頃もある。つまり、積極的に冷やすほどの熱が出なかったのである。その後、性能の向上で消費電力はどんどん増え、CPUの消費電力は大きくなり、グラフィックボードも高熱源になった。発熱量は大きく、それぞれファンが必須となった。こんな高熱源があるので当然ケースにもファンは必須・・・。気がついたらパソコンはファンだらけになってしまった。手元のPCで数えてみると5つも付いている。もっと多いPCもあると思う。初期のPCは無音だったが、今のPCは結構音も大きい。言うまでも無くファンが一番の騒音源である。(もちろん、ゲームなどの効果音はもっと大きいけど) ファンの音、職場などでは気が付かないこともあるけど、家庭で、静かな夜中には結構大きいと感じる。このうち、CPUやグラフィックボード、一部のケースのファンはそのときの状況によって強弱調整してくれるので負荷が軽ければ静かにもなるけれど、そうでないファンは高速で回りっぱなしだとこれが結構うるさい。

実は、最近用意したPCの1台、これがうるさかった。安いケースだからかと思う。音源はもちろんファン。まず目に付いた背面のファンを交換してみようと思い、買いに行った。サイズ、約8cmのものが付いているが一回り大きなもの用の穴も開いていたので一回り大きい9cmを探した。これが意外と高い。静音などと書いてあるものでは、一番安いものでも約700円だった。更に大きい12cmのものは1000円位からで、2000円以上のものもある。扇風機が2000円で買えると思うと相当高く思える。結局、静音で一番安い700円のものを買った。(注: 普通のものは300円程度からある)
交換、これは簡単である。ネジを外して新しいものに変えるだけ。で、電源を入れると、やっぱりうるさい? 背面のファンは静かになったのだけど、前面の12cmのファンもうるさかったのである。ためしに手を突っ込んで(注: 回転の向きなどを確認して、危険の少ない方向からやっています)強引に止めてみると、かなり静かになる。これも変えるか・・・。でも、ファンを変えて静かになるのなら投資の効果はあると思った。

で、もう1台、交換してみた。こちらは音が大きいと感じた前面ファンのみ。このPC、全体ではそれほど音は大きくは無いのだが、週末はバックアップのために深夜も動かしているのでより静かな方がよい、と思ってのことである。
このPC、前面ファンの交換は面倒である。一度HDDのほとんどを外さなくてはならない。そのためにはグラフィックボードも外す必要がある。そのためには光学ドライブのケーブルも・・・。と、面倒ではあったが実施してみた。この機会にHDDのケーブルを変えて整理する目的もあった。(増設、交換の繰り返しで網のようになっている部分もあった・・・)
で、苦労して交換すると、ファン自体は確かに少し静かになったのだけど、全体では変わらない? どうやら、ファン自体の音よりもケースの吸気の風切音の音のため? 全体ではほとんど変わらない感じだった。多少とはいえファン代を投資し、交換に苦労した割には無意味な仕事だった。更に静かにするには、ケース自体の加工などが必要になると思う。

パソコンの音、究極の対策は水冷になる。そこまで行かなくても、CPUファンや交換のグラフィックボードファンなど多数の静音の部品が売られている。それだけうるさい、ということなのだか・・・効果を上げるのはお金もかかる。

ハードディスク増設のはなし 2010/10/27
HDD(ハードディスク)、どんどん容量が増えている。市販のPCでは1T(1000G)以上内蔵のものも珍しくない。これだけ必要な人はどのくらい? とつい思ってしまう。実際のところ、会社で使っているPCでは100G以下でも十分足りる。なので1Tというのはものすごい大容量になってしまうが、動画を扱うなら決して多すぎない容量だと思う。最近の動画、たとえばテレビの映画などを高画質で録画するとすぐに10G近くなる。100本で1Tである。動画以外では写真が比較的容量が大きいけれど、通常の記憶方式、JPEGであればそんなにではないが、RAWで撮っている人なら結構大きな量になる。必要な人がどれだけいるか分からないけれど、大容量のHDDも安くなってきたので、家庭用ではHDDは大きい方がよい、と言うことなのかと思う。 

さて、私のPC、以前からHDDをいくつも買って増設/交換している。HDD、これは大きさと接続の規格さえ注意すれば比較的簡単に増設、交換できる。PC内に固定(小型でも2台位は収納できるものが多い)、電源と信号線のケーブルを繋ぐだけである。但し、たとえばWindowsで使えるようにするには、設定等が必要になる。
私が今までに何台も増設/交換したけれど故障は1台も無く、全て容量が不足のためである。そして、今回も1台、新たに交換した。

私のPC、HDDは合計7台入れている(1台はSSD)。7台と言うと多いようだけど、小容量のものも混じっていて、交換前は合計は約3.5Tだった。その中でデータ/写真用は1T。今回、これを交換した。データ/写真用のHDD、実は使用量は7割弱だった。多いけどまだ余裕はある。容量を増やしたのはバックアップ用が足りなくなったためである。

ここでバックアップについて書いてみよう。HDDの容量が1Tともなると、普通のDVDなどではバックアップは無理である。DVDでは100枚以上になるし、大容量のブルーレイでも20枚以上になる。普段は差分のみバックアップするとしてもフルバックアップはたまには必要で20枚以上の媒体を交換しながら行うのはちょっと現実的ではない。そして、安くなったとはいえブルーレイの媒体20枚となるとちょっとした値段になる。ということで、手軽なのは同じHDDでのバックアップである。これなら容量が大きいので自動でできるし、価格もDVD-RW100枚より安い。ということで、私はHDDにバックアップを取っている。さすがにフルバックアップになると(手間は掛からないにしても)数時間以上なので、これは夜中に行っている。
私の場合、バックアップ対象はデータだけである。OSやアプリケーションは、もし失われても手間さえかければほぼ復旧できる。故障したときはどうせOSの再インストールから始めるだろうから、バックアップはしていない。データのバックアップは、PC内のHDDと、外付けで2重に行っている。外付けは自動で毎週、内蔵は適宜手作業で行っている。その、外付けのHDDが、写真が増えてきたために一杯になったのである。
HDD増設、いつも5〜7000円位のものを買っていた。だいたいこのあたりが割安だったから、である。2T、これよりちょっと高い。1.5Tもあるけど数字が半端に思え、きり良く2Tにした。今回、新しく買ったHDDをメインのデータ用にして、内蔵のバックアップ用はそのままに、余った内蔵用HDDは外付けのバックアップ用に回した。”内蔵用のHDDを外付けに?” 実は外付けのHDD、内蔵用のHDDに電源とケース、USBのI・Fをつけたようなものなので、強引に分解、交換した。当然、保障外だし、壊してしまう危険もあるのでお勧めしない。なお、外した0.5TのHDD、これは別のPCに転用した。

HDD、バックアップは是非薦めたい。私は簡単に内部に増設などしているけど、メーカ製PCは保障が効かなくなることもあるので、ちょっと手を入れにくいと思う。 手軽なのは外付け、そしてバックアップはツールなどで自動での定期的な実施が良いと思う。


余談:
データ用HDD、ごくまれに切り離されてしまう障害が起きていた。コネクタの緩み? と思って刺しなおして回復していたのだが、今回環境移行用にHDDのコピーしようとしたとき、頻繁に障害が起きてしまった。原因・・・どうやらSATAのケーブルらしい。高速用のHDDなのに以前からのケーブルで、これは低速用だったようだ。普段は大きな影響は無いけど、バックアップで頻繁に読み書きするとノイズの影響が出やすいのかもしれない。とりあえず高速用(要するに高いもの)でやや短いケーブルに変えたところ、障害は無くなった。ケーブル・・・けちってはいけない、ということか?
しかし・・・あと6本交換するとなると、4000円以上になる。(安いHDDが買える?)



ますのすし 2010/10/18
ますのすし、富山の特産品の一つである。富山市近辺には製造元がいくつもあり、その数は30以上と言われている。その中では、駅弁として販売している”源”が一番知られていると思う。富山県外でも売られているし、各地で開催される駅弁フェアなどでも手に入る。ますのすしというと源のものを思い浮かべる人も多いだろう。最近ではホテルニューオータニ高岡も高速道路のサービスエリアで販売していて手軽に買えるようになっている。しかし、そのほかのもの、手作業で少量しか作らないところも多数あり、富山市以外ではまず手に入りにくいだろう。私は、富山市に所要で行くと夕食用に一つ二つ買って帰ることが多く、その際なるべくいろんな製造元のを買うようにしている。比較的入手しやすいものが中心ではあるけれど、それでも10種類以上食べていると思う。

富山の人の一部、駅弁の源は一番まずい、なんていう人もいるが、全てを食べ比べての意見ではないだろう。製造数が非常に少ないものもあるそうなので、全てを買うのはちょっと難しい。源は、駅弁として売れるだけの数を作ることができるので、量産のイメージが強いからこう言われるのだろう。私の食べた範囲では、源のますのすしは、個性的ではないが、味としては優等生的で十分おいしいと思う。源でも昔ながらの手作りのますのすしも限定で売っているので、他より劣るということは無いと思う。実際に食べた範囲でも、源よりもまずい、と言うわけではないが好みに合わないものもあった。大雑把に言うと、源のものよりも個性が強いものが多く、多少の好き嫌いが出ると思う。
そういう、ちょっと変わったますのすしの入手先である。私の場合、直販店で買うこともあるけれど、いくつかまとめて売っている所があるのでそういうところを利用することが多い。富山駅前には3種類位売っている所があるし、繁華街のデパートでは7,8種類位売っている。また、富山空港でも、3,4種類は買える。いろいろと買うには便利である。製造元の直販店に行くと、当然その店のものしか買えないので便利である。
こういうところでは味の特徴が書かれていたり、また聞けば教えてくれたりする。それを参考にして買うのがよいと思う。2つ以上、性格の違うようなものを買って食べ比べるのも面白いと思う。もちろん、通り道に直販店があれば入ってみても良い。私の10種類程度の経験上、まずい、と感じるものは無かった。ただ、人によって味の好みはある。家族の意見でも、”これは次ぎ止めようね”というのもあった。私にはそうは思えなかったし、結局全部食べているのだから、他のがもっと好みに合う、と言う程度の違いである。


さて、ますのすしの食べ方である。ますのすしは円形で、笹で包まれて丸い入れ物に入っている。竹と輪ゴムで押しをした状態で売られている。大きさでは、丸いすしを8等分する位が適当である。すしには大抵、小さなプラスチックのナイフも付いているので、旅先ではそれを使うと良いだろう。
ここで、ますのすしの切り方について書いてみる。あるますのすしでは、パンフレットに”笹に包まれたまま切る”と書かれていた。これは、いろいろと言われている方法ではある。駅弁の話では、広く知られてはいる。ある鉄道関連の本では、特急列車の車掌さんに教わった、と紹介されている。また、某インターネット百科事典でもそのように書かれている。たしかに食べやすい。駅弁として電車の中で食べるならこれも良い方法である。が、家庭など広めのテーブルの上で食べるなら、私はこの方法は推奨しない。桶から取り出して蓋に載せ(このとき、製造元によって上下は異なる)、笹を広げる。そうすると、笹の濃い緑の真ん中に薄オレンジ色のますが乗る。この、鮮やかな色の対比は非常に美しく、切るのがもったいないと思えるほどである。この美しさも枡のすしの大きな特徴であり、一層おいしく感じられると思う。包んだまま切ってしまうと小さな一切れの中での色の対比なのでちょっと寂しい。また、切る場所によっては笹の小片が表面に残ることもある。そういう意味で、テーブルさえ広ければ広げて切って欲しいな、と思う。

富山のますのすし、見た目も良いし味も良い。押し寿司なので翌日でも食べられるものが多い(最近は生に近いものもあるので、買う際にはご注意を)。お土産にも手ごろである。

無線LANと有線LAN 2010/10/18
インターネットなどの接続のため、あるいは2台以上のPCを繋ぐため、家庭でもLANを使うことが多くなってきている。最近は家庭用プリンタでもLANで繋げるものがでてきている。
家庭でのLAN、無線が結構多いと思う。面倒な配線がいらないし、ノートPCならどこでもつかうことができる。自宅で、設定のためにアクセスポイント一覧を出してみると5箇所ぐらいはすぐに表示される。それだけ普及している、ということだろう。私の家では有線LANと無線LANを併用していて、ノートPCのほか、子供のPCがデスクトップ機だけど無線LANで繋いでいる。

さて、子供のPCが壊れたため、部品を流用して新たに一台用意した。今の時期、OSはWindows7になるだろう。古いPCはXIだけど、今XPを選ぶ理由はない。XPからWindows7に移行する場合、多少不都合がある。ソフトはほとんどが動くのだが、周辺機器ではWindows7用のドライバが必要になる。比較的新しい機器はWindows7用のドライバが用意されているのでそれを使えばよい。自動でドライバが設定される場合もある。
で、無線LANである。これはUSBで接続するものだった。長さは6cm程度のものをPCの背面に繋いでいた。これを調べてみると、Windows7用のドライバが無いのである。古い機器なので仕方ないかと思う。VISTAには対応しているので一応、繋いでみたけどドライバは自動では組み込まれなかった。
LANなし、というわけではいかないので新しく必要になる。この機会に有線に変更、というのも考えた。実は、今の機器、少々古いので新しい機器との接続に若干不安があったからである。その点、有線LANならそんな面倒は無い。ただ、部屋の隅にケーブルを這わせなくてはならない。長さも最短で7mはいる。それでも良いかな、と思いつつ店に行った。
LANケーブル、10mは一番安いものなら900円程度であるけど、1Gbps対応は少し高くなり、またカーペットの下を通しやすいフラットのものは更に高くて2千円以上する。思っていたより高いな、と思いながら無線LANの子機を見てみるとこれが意外と安い。ゲーム機用は1000円を割っている。また、パソコン用で一番安いものは1100円位である。ただ、これは無線の規格が最新のもの専用で、これは使えない。使えるものはやや高くなり、約1300円程度で2社から出ていた。もちろん、もっと高価なものもあるが、これで十分である。
この値段、買おうとしていた10mのケーブルと比べると、最安のものよりは高いけど、高価なケーブルより安い。なので、今回も無線LANにした。接続がちょと心配だったけど、ドライバを入れて差し込んでみるとあっけないくらい簡単に接続できた。
有線LANだと、会社はもちろん家庭でも10m位はすぐに必要になる。ノートPCはほとんど無線LANが内蔵になっているし、親機側も無線LANだから高い、と言う感じではないので、家庭ではわざわざ有線LANに、と言う必要もなさそうに思える。転送速度で言えば有線LANの方が早いけれど、大量のデータ転送かなければ無線でも足りる。LANと言えば無線、そういう時代なのかもしれない。



はさみのはなし 2010/10/9

鋏、買い換えた。職場で使うものなのだが、以前より鋏をつかうことが増えそうなことが理由であり、今あるものは(貸したら)乱暴な使い方をされてこともあって2箇所ほど痛みがあったことが理由である。買い換えた鋏、以前と同じ製品である。その製品が気に入っているのが大きな理由であるが、30年以上前に買ったのと同じ製品があること自体大きな驚きでもある。

ここで私の買った鋏を紹介すると、商品名は”ネバノン”である。大きさは3種類あり、私の買っているのは中間である。
鋏、文房具の中では完成度の高い道具なので良い製品であればモデルチェンジなど必要は無いと思う。それでも、少なくとも30年間、モデルチェンジしないで売られているのはそれだけ売れている、と言うことになると思う。
ネバノン、実は決して安くは無い。価格は約3千円。小さな鋏としては高い方である。だけど、高いだけあって非常に切れ味は良い。精度が高いので根元から刃先まで緩み無く重くも無く、すっと切れる。そして、大きさや形も適切なので持ちやすく、長く使っても指が痛くなるようなことは無い。もうひとつ特徴は、名前の由来になっている、コーティングである。たとえば梱包用のテープなどを切ると刃に粘着材がくっついてしまうことはよくある。そして、くっついた粘着材は非常に取れにくい。が、ネバノンはコーティングのおかげで粘着材が残らず、気持ちよく切ることができる。そして、デザインが非常に良い。全体が黒く、赤く細いラインが入っている。シンプルだけど美しいデザインである。

ネバノン、つくりは非常にしっかりしていて、30年間使っていても緩み等は全くない。切れ味もある程度以上維持されている。ただ、さすがに新品と比べると古いものは切れ味が落ちているのがわかる。それでも、並みの鋏ぐらいは十分切れる。もし研ぐと切れ味は復活すると思う。(Webには簡易研ぎの利用を薦めている)あと、コーティングもさすがに一部はがれてしまい、赤いラインも薄くなってしまっている。
でも、現役で使えるだけの切れ味が持続しているのはすごいと思う。

さて、ネバノンは得か? 鋏、比較的安くてもまあまあ使えるものがある。たとえば500円程度でも十分使うことができるものはある。実用面だけならこれでもよい。だけど・・・ネバノン、それに比べると気持ちよさが違う。それにしても・・・よく30年ももったものである。

食事、困ったときの・・・ 2010/10/8
私の勤務先、田んぼの中にぽつんと建っている。周りに食事が出来る場所はほとんどない。だから、社員食堂だけが頼りである。
社員食堂、少人数で多くの食事を提供するため、出来立て、というわけにはいかない。だけど、制約のある中では味は良い方だと思う。味付け、どちらかと言えば家庭料理に近く、薄味で飽きにくいこともあり、多くの人が毎日利用している。メニュー、定食ではなく、一皿一皿好みのものを選ぶことができる。メインとなる大皿のほか、サラダや小鉢などもあり、ご飯も大小あり(大盛りも可能)、好みや食べたい量に合わせて選ぶことができる。私の場合、食べ過ぎないようにカロリー表示をみながら大皿一つと、余裕があれば小皿/小鉢などを追加している。私は滅多に食べないが、他にはうどんやラーメン、軽食(丼ものやチャーハンなど、日替わり)もある。好き嫌いがある人でも、まず不自由はしないと思う。

社員食堂、これは非常に安い。大皿ひとつとご飯(小)に味噌汁であれば、300円台から。更に小皿などを一品追加してもだいたい400円台で食べられる。軽食を選ぶと割高なので500円を越すこともあるが、大きく超えることは無い。安いと思う。たまに東京に出張に行って、日替わり定食で980円だったりすると、月に2万円! なんて驚いてしまう。
しかし、安いゆえに問題もある。作る量にあまり余裕がないのである。遅く行くと人気のあるメニューは売切れてしまうこともある。全てが売り切れで食べられない、ということはないが、選択肢が限られてしまうことになる。そんなとき、便利なのがカレーライスである。

カレーライス、これはある意味非常に便利な食事である。直前に暖めればよいので、比較的早く出してくれるし、味のはずれも少ない。比較的安いこともありがたい。なので、旅行中にあまり時間が無いときなど(博物館めぐりはいつもそうだけど)、あるいは初めての店でなんとなく不安があるときなどにもはずれが少ないので非常にありがたい。もっとも、業務用のソースをベースにしているのか、味は良いのだけど市販のレトルトにそっくり、ということも結構ある。それでも、カレーははずれが少ない、ということで非常に便利な食事である。

さて、今日の食事、仕事の都合で非常に遅く行くことになってしまった。社員食堂、だいたいの利用人数がわかっているからか、普通は選択肢が少ないながらもある程度残っているのだが、今日はサラダなどの小皿は残っているものの、メインの大皿がほとんどない状態だった。
ならば久しぶりにカレーの出番! と思ったのだが・・・こんな日に限ってカレーも売り切れだった。

フロッピーディスク、生産中止へ 2010/10/5
家電店の売り場で、偶然フロッピーディスク(以下FD)の媒体売り場の前を通ったところ、製造中止決定の張り紙があった。
フロッピーディスク、手軽なデータ記録媒体であったが、記憶容量が1Mバイト少々と今となっては非常に少なく、写真1枚さえ入らない状態になってしまい、使われなくなってきた。私自身、ここしばらく使ったことが無い。というより、フロッピーディスクドライブのついたパソコンは1台も無い。ただ、外付けのドライブは持っているので、それを繋げば使うことはできる。

最近使うデータ、文書の文字だけなら1Mバイト以内でだいたい収まるのでFDでも十分である。だけど、写真は3Mバイト以上になるし、動画となると短時間でもすぐに数百Mバイトになってしまう。FDの1Mバイトではとても足りない。FDではデータの大きさ、○Kバイトであったが、もうKバイトという単位自体使うことがほとんどなくなってきてしまった。

FD、私は今までの一般的な3.5インチのではなく、5インチから使い始めた。業務では8インチも使ったことがある。5インチのFD、これは今からは考えられない位高価であった。当然外付けで、ドライブが2台のものが30万円以上していた。PC本体、たとえばPC-8001が16万円だったからその2倍近い高価なものだった。だから、その頃はほとんどの人はとても使えず、カセットテープで数分間かけてプログラムを読み込んでいたものである。初めてFDを使うようになったのは、PCに内蔵の機種が出始めた頃だった。ドライブ、2台内蔵のものが高価で買えず、1台で使い始めた。その速さと容量の大きさに驚いたものである。FD1枚を一杯にするのに相当時間が掛かったものである。そして、このFDに辞書を入れ、ワープロが使えるようになった。今のハードディスクに比べると桁が違う遅さで、それをいちいち読みに行ったので漢字変換も待たされたと思うのだが、不思議といらいらすることも無く使っていた。カナ漢字変換自体画期的なことで、日本語タイプライタの不便さを見て知っていたからかもしれない。

フロッピーディスク、5インチ中心に使っていたとき、データ交換は郵送で行ったりしたが、媒体そのものが柔らかい上にケースはなく、紙の封筒みたいなものに入れていたので、送付する際は厚紙で挟むなどして気を使ったものである。これが3.5インチに変わったとき、媒体がプラスチックになってそのまま送ることも可能になった。
この頃から媒体が安くなり、知人に送る際も送りっぱなしになった。それまでは、代わりの媒体を返送したりしていた。1枚数百円で何枚か送るとちょっと高い、と言う感じだったが、100円程度になるとわざわざ返送、と言うこともなくなった。

その後、ハードディスクが普及し、外部とのデータやプログラム交換にはCD-ROMが使われるようになった。CD-ROM、容量は650Mバイトで、これはFDの500倍近い。音楽はともかく、こんな大容量、使いきれるのだろうか? と思ったものであるが、今はその約10倍のDVDでさえ足りなくなってしまった。また、データの交換ではフラッシュメモリもよく使われる。デジタルカメラのSDカードなどもそうだし、USBメモリも使われている。これらは切手程度あるいは指先程度の大きさで、数Gバイトあるいは数十Gバイトの容量がある。そして、2/4Gバイト程度の普及品なら数百円で売っていたりする。特にUSBメモリは、現在のPCほとんど全てで使用できる。FDの使えないPCもあることを考えるとUSBメモリの方がより確実だと思う。

今、FDが消えるのは仕方の無いことと思う。が、フロッピーディスクが超高級品だったことを考えると、とても寂しく思える。
それはそれとして、OFFICEなどソフトウェアの”保存”のアイコン、フロッピーディスクのイメージが使われていたりする。今動いているOffice2007もそうだし、他にも結構使われている。フロッピー死してアイコンに残る?
山崎へ 2010/9/23
大阪と京都の境にある山崎、私はまずサントリーの蒸溜所を思い浮かべる。ここには資料館が併設されていて、また見学もできる。そして、有料で各種ウィスキーが飲めるテイスティングカウンターもある。山崎蒸溜所、比較的行きやすい場所にあるので、何回か行っている。今回、青春18切符の最後の1枚を使ってもう一度行って見たいと思った。

私の18切符を使っての博物館訪問は過酷である。早朝に出かけるのはもちろん、時間を少しでも節約して館数を稼ぐために昼食もコンビニのおにぎり(弁当は食べにくい・・・)だったりする。朝昼晩の3食、電車の中で済ませることもある。しかし、今回は時間に余裕を持たせてゆったりと旅を楽しみたい、と思った。そして・・・実はこの日は9/10、平日なのである。青春18切符は5回使用できて11500円。有効期限は9/10まで。その前の休日で4回使った。あと1回分、未使用で捨てたとしてももう元は取っている。だけど、今年はまだ夏休み以外に休暇はとっていない。なので、仕事の合間を見て休暇を申請した。

こういう、のんびりとした旅の楽しみ、これはなんといってもお酒だろう。昼の酒はおいしい。まして朝の酒は格別である。但し、18切符の旅ではビールはいけない。飲みすぎるとトイレに行きたくなる。幸い、普通列車とはいえ、利用する区間の快速などの電車内にトイレはあるのだが、人の乗り降りもあるので荷物が心配になるである。途中駅での乗り換えもあわただしいのでトイレに行きにくい。では日本酒は? これは開けてしまうと飲みきらないといけない。一番のみ安いのはウィスキーである。ウィスキーならミニボトルが売られているし、私はスキットルを持っているので携帯には好都合である。それに、山崎に行く目的もウィスキーなのだからなおのこと、である。ウイスキー、いろいろあるが、私の好みのひとつ、アイラのスコッチ、ボウモアを用意した。これは、燻製の香りが強い、個性的なウィスキーである。
お酒が決まるとおつまみである。私は、何も食べずに飲む、というのが苦手である。簡単なものでも良いので何か食べながら、でないと飲めない。これもあって、旅行中に飲むのは食事と一緒のことが多い。車内なら駅弁とビールも大好きである。(ビール、と書いたのは駅弁は特急で食べることが多いからである) だけど食事以外なら簡単なおつまみでよい。ウィスキーのおつまみで好きなのはチーズであるが、上質のナチュラルチーズとなるにおいが強いので、電車の中では避けたい。なので、それに近くて匂いも弱めのチーズ系のおつまみとサラミ、そしていつもの柿の種を用意した。これなら電車の中でも食べやすい。

出発は、いつもよりのんびり、とはいえやはり朝早く、6:14発の電車である。これに間に合うように最寄バス停から始発のバスに乗る。ついでながら休日は始発のバスが遅いので駅まで車で行っていた。電車旅でありながらお酒は飲めなかったのである。到着したバス、これは通常のバスではなくて空港行きに使っているバスであった。空港に行く前にこちらまで回ったのだろう。椅子がよいのでちょっと得した気分で駅に向かう。
今日は平日なので通勤通学の人も多数乗るはずである。だけど朝早い金沢ではまだ人は少ない。いまのうちにと朝食を済ませる。これはいつものようにコンビニで買っておいたサンドイッチとコーヒーである。今までの18切符の旅、金沢からは特急に乗っていた。でないと時間が稼げず博物館訪問の効率が悪いからである。いつもと同じ区間だけど、普通列車でゆっくり行くとずいぶんと雰囲気が違う。これは他の区間でも感じたことでもある。そして、やはり平日の朝の電車は違う。私は”旅”だし、他に青春18切符を使った乗客らしい人も見かける。しかし、多くは通勤通学の人である。電車の中で見る分には特に急いでいるようには見えないが、やはり仕事などに向かう雰囲気がある。あたりまえだけど、のんびりお酒を飲む雰囲気ではない。それに、隣には通勤の人が座っているのでとても飲めはしない。
電車を敦賀で乗り換え、近江塩津で更に乗り換える。時刻は9時を過ぎ、のんびりした雰囲気に変わってくる。電車は琵琶湖の西側を抜ける。琵琶湖を眺めながら電車は走るのだが、あいにくとそちらは朝の日差しが当たる。最近の電車は日差しや熱線を和らげるガラスが使われていて以前ほど暑くはないのだが、朝は太陽が低いので眩しく感じることも多い。なので、日の当たらない側に座ったのだが、反対側はブラインドが下ろされて湖は見えにくい。琵琶湖を見ながらお酒を楽しみたいのだが、ここは山を眺めてのお酒とした。
電車の窓枠に置いた小さな杯にウィスキーをスキットルから注ぐ。注ぎ口から空気が入るときの小さな音が聞こえる。電車の音にまぎれそうだけど心地よい音である。電車のゆれを考えて半分で抑えておく。普通列車は、駅によっては特急列車の退避などで大きく揺れることもあるので注意が要る。器がコップではなく杯なのは私の好みである。もちろんガラスでも良いのだが、こういうときはなんとなく杯がよさそうに思え、使っている。おつまみは隣の席に置いたかばんとの間に。別に堂々と飲んで食べても良いのだが、周囲には所要で出かける人もいると思うので、ちょっと遠慮しながら、となった。電車で、景色を見ながらのお酒、これはとても気持ちが良い。
次は近江今津で乗り換えだが、ここでちょっとトラブルが・・・。乗車予定の快速が運休とのこと。その代わりということで、その15分位前の普通列車が発車しないで待っていて、快速の時間に発車となった。行き先も変わって京都までである。運休、と聞いたとき、米原に回っていた方が良かったかな? と一瞬思った。ちょっと遅くはなるけど乗換えが減るコースだった。が、考えてみれば発車時間が同じなので、快速が普通になった分、遅くなるだけで大きな差ではない。
予定よりちょっと遅れて地下鉄に乗り換える。ここで、切符の自動販売機は? と迷ってしまった。探せば案内はあるのだが、JRの販売機もあって分かりにくいのである。更に遅れて目的の博物館に向かう。山崎蒸溜所が目的とはいえ、少しぐらいはと、3館リストアップしておいたのである。いずれも地下鉄駅から5分程度の距離である。そのうちひとつは夏休み期間が閉館なので今まで行けなかったのである。ようやく行けた美術館、なかなか良かった。
リストアップは3館だけど実際に見たのは2館。予定よりやや早く山崎に向かうが、もともと地下鉄からJRの乗り換えがぎりぎりなので余裕というほどのことはない。予想通り昼食の時間がないので駅のコンビニでおにぎりを買う。が、ホームに出ると丁度発車するところだったので飛び乗る。山崎までは15分ほど電車に乗るのだが、あいにくとロングシート。ここで食べる気にはなれない。駅についてホームの椅子で食べる。まあ似たようなもの? だけど人がいないので食べやすい。次に電車が来るまでの間にあわただしく食べる。

さて、山崎である。目的は有料のテイスティングカウンターであるが、蒸溜所の見学も申し込んである。見学は既に何回もしているのだが、実は今回、見学の粗品が目的でもあった。粗品、グラスなのだが、昨年白州で見学の際にもグラスを貰ったのでペアにしたい、ということもあった。あと、見学の際にいろいろと学べることもあるからでもある。(無料の試飲も目当て、というのも本音である) 今回、平日だからか初めて蒸溜釜に火が入っていた。さすがに暑い。白州の見学の際、火が入っていると暑くてたまらない、などといわれたけれどその通りである。全部の蒸溜釜が動いていたわけではないが、釜全体が熱を出すのだろう。結構な暑さであった。
そして試飲である。グループもいるので席を適当に割り振ってくれる。今回は4人席に男性2人組と相席となった。まずは山崎10年のハイボールである。炭酸水で割ったもので、今の流行である。続いて白州10年のハイボール、山崎12年の水割りを貰う。向かいのお二人もお代わりしている。続いてストレートで白州と山崎を貰う。ただし、少なめにお願いした。テイスティングカウンターで飲みたいのでちょっと抑えたのである。このときには相席のお2人もロックで飲んでいる。

さていよいよテイスティングカウンターである。ここではさまざまなウィスキーが有料で試飲できる。サントリーのはもちろん、海外のものもある。どれも安い。100円からある。ただ、熟成が長いものはさすがに高く、20年を超えるものなどでは2000円以上になったりする。さて何を飲むか? ここにはシングルカスクらしいものもある。ブレンド前の原酒に近いお酒で、これはここでしか飲めない。だからいくつか注文することが多い。今回、その中からチェリー樽とスモーキーをまず選んだ。
ここの席、休日は空いていないことが多いのだが、平日の今日は区席が多い。窓に近い席に座る。緑の多い庭を見ながらゆっくりと飲む。おつまみがないので少量ずつ飲むしかない。いつもは使わないチェイサーも今日は使う。
スモーキー、これは燻製の香りが強いものである。サントリーでは白州(これも白州に使われているものである)がそうだし、ボウモアもそうである。やや強めの香りを楽しみながら、続いてチェリー樽も楽しむ。ゆっくりと時間を掛けて飲む。
さて次は? でも、ちょっと多いかな、と感じてしまっていた。チェイサーやハイボールなどで量が多くなったこともあるし、比較的短時間に食べずに飲んでいることもある。あと1本なら・・・と、みずなら樽を選んだ。これは日本独自の樽だそうで、短期の熟成ではだめだったようだけど長期熟成させることで個性的な良い原酒になったそうだ。これも好みに合っている。ただ、熟成が長いのでかなり高くなる。

3杯目、さすがに飲みすぎに感じた。ただ、アルコールの量的なものではなく、おつまみなし、チェイサーつき、というのが効いているかもしれない。1時間程度の短時間で飲んだからかもしれない。山崎で飲んだウィスキーの量、ストレート換算でせいぜい120mlである。アルコール量で言えばビールの大瓶2本分くらい、日本酒なら2合である。私にはこの位なら飲みすぎではない。が、しばらく電車で揺られていると二日酔いみたいな感じになってしまった。夕食用に買ったサンドイッチは結局電車内では食べられなかった。もっとも、アルコール量は限界以内だから、金沢に着く前には食欲が戻っていた。

テイスティングカウンター、もしおつまみがあればもっと飲みやすかったと思う。実際、試飲ではチョコレートとナッツ類がおいてあった。それがここにないのは? やはりここは味比べの場であって飲む場所ではない、ということだろう。飲みすぎを防ぐことも理由かな、と思う。

二日酔い的症状となると・・・無料の試飲分がちょっと残念に思える。これがなければもうちょっと種類を増やせたはずである。やはり、ただ酒は飲むものではないな・・・


銀河鉄道999、パスはいくら? 2010/9/19
今年の夏、NHK BSで銀河鉄道999の特集をやっていた。私は999のファンではないし、最初の放送も映画も見ていない。だけど、ちょっと気になって録画し、ゆっくりと見てみた。人気があるのも分かるな・・・と思った。さて、銀河鉄道999は、宇宙空間を走る列車が舞台である。そこに出てくる乗車券、星野鉄郎が持っている”パス”は、無期限という恐ろしいものである。映画では全線無期限のパスも出てくる。現実には存在しないようなこの乗車券、これ一体いくらになるのだろうか? 鉄道好きの私としてはちょっと気になる。で、試算してみようと思う。

まず前提条件として、記名人のみ使用可能とする。宇宙に出る交通機関はまだないので、現実的に地球であらゆる乗り物(但し公共交通機関、タクシーなどを除く)に乗れるパスがあれば、と考えてみよう。
いきなり地球の乗り物全て、というのは想像しにくいので、まず日本で全線乗車可能な乗車券を考えてみよう。全線利用可能な乗車券として、思いつくのはJRの青春18切符である。これは、JRの普通列車に限り自由に乗車できるもので、1日2300円である。かなり安いと思うが、普通列車のみで時間が掛かるからこの値段なのだろう。特急にも乗れるとすると、現実には出張の多い人も結構使う可能性もあるが、それでも毎日乗るわけでもないだろう。青春18切符の約2倍で1日5千円で何とかなりそうに思う。日本には私鉄もあり、各社で1日乗車券も出ている。規模によるが、数百円から数千円程度で結構幅がある。ではJRに私鉄全社の分を加算すべきか? だけど、切符は全線に乗れたとしてもJRと私鉄、同時に乗れるわけではない。とすると、高い方のJRの分だけ考えておけばよさそうに思う。現実にはパスの代金を各社にどう配分するかが非常に難しいが、ここは空想の世界なので料金だけ考えることにする。私鉄にはバスもあるが、この分を含めてもJR分の1日5千円で収まるだろう。では飛行機の国内線はどうだろうか? こちらには1日乗車券なんてない。飛行機の場合、片道乗るとしても2万円はすぐ超える。これも毎日乗り続けるわけでもない。これは1日あたり1万円でよさそうにも思える。これもJRの分に加算、ではなくてどちらか高い方のみでよいだろう。
ここで飛行機の国際線に広げてみる。これももちろん1日乗車券なんてない。では片道は? たとえば東京からアメリカに飛ぶのはエコノミーでも定価なら片道20万円以上になるが、割引であれば5万円位見ておけばよいだろう。とすると、これも毎日乗るわけではないから、1日1万5千円程度でよいかな、と思う。国際線といえば数少ないが、船もある。客船、これは食事なども付くとはいえ、もう少し高い。1日2万円では厳しいかもしれない。しかし、999で鉄郎が乗っているのは3等車である。現実の客船には座席車に相当するクラスは必ずしもないが、狭い相部屋であれば、この料金でもよいかな、と思う。
では、宇宙旅行となるとこの何倍になるのだろうか? これは想像できないが、もし宇宙が鉄道のような手軽な手段で旅行できる世の中になっているとすると、その金額、今の海外旅行と似たようなものかな、と思う。なので強引に1日1万5千円で考えてみる。とすると1年分は約550万円になる。切りよく500万円とする。記名者が生涯利用可能として、20年分で1億円になる。1億円、安くはないけど現実離れした金額ではない。富豪なら買える値段である。庶民にはむりだが、想像できない金額でもない。多少現実味のある価格である。
しかし、銀河鉄道999の乗客は人間だけではない。体を機械で置き換えた、永遠の寿命のある人たちも多数いる。そうなると、20年ではなくて500年、1000年で考えなくてはならなくなる。200年分とすると10億円になる。永遠の寿命を考えるとこれではとても足りないかもしれない。で、ここで考え方をちょっと変えてみる。鉄道会社の場合、大株主には全線パスを出しているところがある。配当金の代わりの全線パスとすると、株式10億円相当くらいあれば全線パスというのは妥当なのかもしれない。株であれば現実世界でも子孫に引き継げるのだからこれでよいかもしれない。銀河鉄道999は1社なので料金配分なんて考えなくて良いから、この位でもよさそうに思える。
しかし、ここで疑問がでてくる。仮にパスが10億円なら、機械の体はそれより高いのか? ということである。もっとも、機械の体をただでくれる星があるなら、無期限パスではなくて単に往復の切符を買って行けばよい、となる。片道約1年掛けてゆく列車、JRの運賃を目安にしてみよう。東京から博多まで5時間で約2万2千円。1往復半はできるので7万円弱になる。また、トワイライトエクスプレスは約23時間走って2万5千円。だいたい1日2万円位だろうか? これだと片道730万円になる。長距離だから割引して往復で1千万円というところか? この程度ならば一生懸命働けば買える。機械の体より安そうな気がする。

ところで、全線乗車券などのフリー切符、これは、普通には料金以上に乗るから価値があるのである。1億円の全線無期限パス、元は取れそうにないが・・・。



新型電車 2010/9/4
北陸本線の普通列車、昨年あたりからようやく新型の電車が走り始めた。北陸本線、もちろん電化されているが実は交流電化であり、大都市近辺の直流電化とは異なる。交流電化、九州なども同じだけど、九州は独立性が高いので交流区間しか走らなくてよい電車も多く、交流電化のメリットもあるが、北陸本線の場合は違う。新潟方面や滋賀、さらにその先の名古屋や大阪に行くと直流電化なので長距離の特急用の電車は交流と直流両方走ることになる。普通列車専用なら交流区間のみ走る列車もあるが、全て両用の電車が走っていた。そして近年、関西側から直流電化区間が延びてきていることもあり、交流電化のメリットは生かせないばかりでなく、デメリットが大きいように思える状態である。
関西地区、新快速が走っていて中距離の利用者も非常に多いのだが、北陸線の交流電化区間には乗り入れられない。このため、地方自治体が要望し、費用負担もして直流化、新快速を走らせ、関西方面からの利便性が向上したりしている。現在、福井県の敦賀までが既に直流電化に変わり、関西方面からの新快速が乗り入れている。
で、残された北陸線の電車である。この区間は、交流と直流、両方走る必要があり、電車が高価になる。特急用の電車は、ビジネスや観光用に需要が高いので新型が作られているが、普通列車用は新型電車が長らく入らなかった。どんな電車か、といえば30年以上前の旧急行形を改造したり、更には特急用の寝台兼用電車を改造したりした電車が走っていた。改造で手が入れてあるとはいえ、相当古い電車である。それが、昨年からようやく新型が入り始めた。新しい電車、新快速に使われているドアが3つで、座席は2人がけで進行方向に向けられるものである。旧急行用は4人席でせもたれが垂直に近いものなので、それに比べるとすわり心地が良くなっている。やはり新しい電車が良い、となる。だけど・・・2両で走ることも増えてきた。旧型、最低3両であったが、新型は2両でも走らせられる。通勤の時間を別にすれば2両でも十分なこともあるので、鉄道会社としては良いのだろう。
が・・・鉄道好きには2両の電車は非常に寂しい。私は以前、鉄道模型をやっていて、車両が高価なので本当は6〜7両で走らせなくてはならないのに最初は2両しか買えず、寂しい思いをしたものである。なんとなく、それを思い浮かべてしまう。とはいえ、東海道線の名古屋付近でも、(快速ではない)普通列車には日中は2両で走る列車もあるので仕方ないと思う。
そしてもうひとつ、すぐに降りる人が多いとはいえ、福井や金沢などから発車するときは結構混んでいたりする。以前は3両だったのに・・・なんてつい思ってしまう。もっとも、寝台電車改造の電車、機器室があったりして狭く、座席数で言えば大差ないのだが・・・。
とはいえ、数十年ぶりの? 新型電車、歓迎している。

おまけ:
現在走っている普通列車用の電車で、寝台兼用特急列車を改造した電車があることを書いた。座席の一部は特急とほぼ同じである。座席、寝台兼用にするため、4人がけのボックス席となっている。特急は進行方向に向いた2人席のイメージが高く、更にリクライニングもしたいため、人気はいまひとつだったという。だけど、座席としてみるとすわり心地は良い。間隔も広いので、ゆったりと座れる。古いとはいえ、この座席がそのまま普通列車として使えるのでありがたい。18切符の時期、1時間以上乗り続けることもあるが、疲れは少ないと思う。
この電車、新型車が入ると真っ先に廃車になるかな、と思う。内装などは相当古くなっているし、改造も無理をしている。座席が良いので残念な気持ちもあるけれど、仕方ないと思う

燃費計 2010/8/27
車を買い替えたところ、燃費が表示されるようになった。
表示はいくつかあり、ひとつは瞬間燃費で、走っている今その瞬間の燃費が表示される。私の車ではグラフで表示される。メータの中央、あるいはカーナビの表示を兼ねた液晶画面に表示できる。加速時や上り坂などでアクセルを踏み込むとすーっと下がり、逆に減速時にアクセルを離すと振り切ってしまう。一定速度での走行時はそこそこのところでうろうろしている感じである。アクセルを踏んだ瞬間、2Km/L位まで下がってしまう。特に急な上り坂ではスピードが遅いとほとんど0に近い位置でうろうろしている。さすがにちょっと気が引けてしまう。

もうひとつ、任意の時点でリセットし、その後の平均燃費も計算できる。これはカーナビ側の記録とメータ側の2つあり、カーナビではグラフ、メータ側では数値で表示される。カーナビ側では過去の記録もある程度のこるので、給油毎の記録を残し、メータ側ではトリップメータみたいに適宜リセットして数値を比較している。
メータでの表示、これはなかなか便利で、運転改善の参考にしている。一例として朝の通勤の場合を書いてみると、家を出た直後、信号などの待ちや渋滞もあるので最初は2〜4Km/l程度、バイパスに入って流れはやや良くなるけど信号待ちを繰り返すところで5〜6Km/L、郊外に抜けて信号も減ると徐々に上がり、到着時点では8Km/lとなった。もうちょっと伸びて欲しいところだけど、ほとんどの信号で待ちがあるし、エアコンもつけている状態にしては悪くない数字だと思う。
燃費表示、かなり前の車でメーター式のを見たことがあるし、私の車と類似のものが付いた車は他にもあるようだ。表示させていれば、やはり燃費を意識する。通勤時などはもともとガソリンを節約する走りをしていたけれど、それが更に進んだようにも思う。また、ガソリンを節約する走り方、いろいろ言われてはいるが、その効果を判定することは難しい。今までは車の燃費の判断、満タン時に給油量とそれまでの走行距離で判断するしかなかった。しかし、それまでに相当走っている。燃費、街中のような走り方と郊外、更には高速道路で大きく違う。だから、ある時点で燃費が良かったとしても、燃費改善の効果があったのか、走る道路の比率が違ったためか、判断が難しく、効果がいまひとつ分からない。瞬間燃費でも明確な違いは分かりにくいのだが、同じような条件で平均をとれば違いが比較しやすいと思う。燃費計、結構便利なものだと思う。

ところで、この平均燃費の表示、通勤など比較的短距離で比較すると信号待ちなどの間にみるみる下がったりする。信号待ちの間はアイドリングでガソリンは減るのに距離は伸びないのだから当然燃費は下がる。比較的短距離(10Km程度)なので信号待ちの影響が大きいようだ。
そして・・・帰宅し、駐車場に入れようとしたときのこと。ハンドルを切り始めるタイミングを誤り、数回切り返しが必要になってしまったのだが、これまたみるみる数字が下がってしまった。駐車場に入ったときは8.4Km/lだったのに止め終わったときは7.9Km/L。家の駐車場、立体駐車場で、しかも前に余裕がないため、タイミングを誤るとこうなってしまう。ちょっと情けない話である。

つくば、科学系博物館の宝庫 2010/8/22
凧のイベントなどでどこかに出かけるとき、大抵近くの博物館を見学する。今回、7月の連休に所用で東京地区に行ったが、当然博物館も回ろうと候補を探した。その際、思いついたのが”つくば”であった。丁度はやぶさの帰還の時期であり、JAXAに行きたいと思ったのがきっかけである。ここを核とした場合、その周囲には何があるか? 私の場合、規模にもよるが、だいたい7館から15館回るようにスケジュールを組むことが多い。実際にはとても15館なんて回れないのだが、スケジュールとしては多めに組む。そして、候補はその倍以上リストアップし、行きたいところと行きやすいところを組み合わせてプランを作成する。今回、つくば駅を基点に周囲を調べると、国土地理院の地図の博物館や茨城県自然博物館、土浦の資料館、などがまず見つかった。多少離れていて移動の距離が長いなと思ったが、面白そうなところばかりである。更に調べるとつくばにもかなりの博物館があり、休日にはサイエンスツアーバスがあることが分かった。数はそれなりにあり、しかも私の好きな科学系ばかりである。どれも規模が比較的大きそうなので今回はつくば駅周辺に絞ることにした。つくば駅の周囲には、美術館を含めて9館ある。そのうち、訪問済みのつくばエキスポセンターをはずして8館。これだけあれば、プランとしては十分である。

つくば、ここは私には1985年に開催された科学万博の思い出が深い。丁度東京地区にいた頃でもあり、早朝、開場する直前にゲートに着くというのを何回か行った。その後、つくばの中心部にあるつくばエキスポセンターには何回か行ったのだが、その程度であった。それからずいぶんと変わっていることだろうと思う。久しぶりにわくわくする博物館訪問プランになった。
ここでサイエンスツアーバスについて書いておく。サイエンスツアーバスは、土日祝の休日と夏休み期間(休館の多い月曜日を除く)などに運転される。博物館等を結んでいて、500円(大人)で1日乗り放題となる。北周りと南回りの2系統あり、どちらも40分〜1時間程度の間隔で運転されている。サイエンスツアーバスの結ぶ施設は次の通りである。(資料館等のみ)
 ・地図と測量の科学館
 ・筑波大学 ギャラリー
 ・つくば植物園
 ・つくばエキスポセンター
 ・食と農の科学館
 ・サイエンス・スクエア つくば
 ・鉱地質標本館
 ・JAXA 筑波宇宙センター
これに、駅から徒歩で行けるつくば美術館を訪問の候補としてリストアップした。

次はつくば駅に向かってどう行くか? 東京駅発とするなら交通手段としては2つ、つくばエクスプレスと高速バスである。つくばエクスプレスは秋葉原駅から出ていて、快速で45分程度となる。そしてもうひとつ、高速バスである。東京駅から20分間隔程度で出ていて所要時間は65分となる。今回、選んだのは高速バスであった。バスの方が安い、ということもあるし、朝早めの出発で軽い朝食を取るにはバスのほうが良いと思ったことも理由である。そして・・・つくば行きのバスは以前から何度も見ていて乗りたい、と思っていたことも理由である。
乗ろうと思ったバスは7:40発。東京駅に早めについて荷物をロッカーに押し込み、乗車券を買ってバス乗り場に向かう。途中、おにぎり専門店が目に付いた。私は朝食はパンが多いのだが、専門店となると気になる。今日は和風に、と2つ求めた。ついでにお茶を。冷えていないものを、と言うとすぐに出してくれた。夏、冷えたものはありがたいのだが、一気に飲まない場合、周囲に水滴がついてしまう。かばんに入れるにはこれは都合が悪い。だから、可能なら冷えていないものを買うことにしている。(冷えた飲み物、猛暑のときは別の使い方もあり、有用ではある。これは後述)
バス停で待っているとバスは定刻の8分ほど前に乗り場に到着。始発のこの余裕がうれしい時間でもある。先客に続いて乗り込み、左の一番前を確保する。左を選んだのは北に向かう朝のバスで日差しを避けるため。そして、最前列は前方が見やすいので可能なら座りたい席である。ここは景色は最高だが、他の席にはある前席下の足を入れる空間がここにはないので狭い。更に左側席は行き先表示器があるので幅も狭い。だけど、隣が空いているなら苦にはならない。他に揺れも大きい欠点もあるが、私には車窓はそれ以上に楽しみなので可能なら最前列を選ぶ。
バスは発車してすぐに都市高速に入る。その後、隅田川に沿って浅草を抜け、更に北に向かう。以前、東京勤務時などには時々通った道であるが、久しぶりである。存分に車窓を楽しむ。今日のバスはJRバス。私見であるが、JRバスは一番安心して乗れるように思う。運転に余裕が感じられる。今回も模範的な運転であった。車線変更もスムーズであり、載っていても快適だし周囲の車も安心だろう。自分の運転を見直さなくては、と感じてしまう。到着の少し前、3車線の中央を走っていたのだが、左から2人乗りのスクーターが前に出てきた。後席はスカートをひらひらさせた女性である。高速なのでバスの速度は当然100km/h。スクーターはそれより遅い。それがいきなり前に出て女性が追い越した車に向かって手を振ったりしているのだから見ていてとても危ない。私なら警笛を鳴らしてしまうところだけど、バスはそのまま後についてゆく。なかなかまねできない運転である。発車前に運転士さんが、私がこのバスの安全に責任を持つ、ような挨拶があったけれどまさにそのとおり、と感じる。その後、バスは高速を降り、つくばにほぼ予定通り到着した。その直前、JAXAなどに止まる。つい降りそうになったが、JAXAの見学は10時から。降りてしまうと時間を持て余したことになる。

ここで早速サイエンスツアーバスの切符を探す。バスターミナルに待合室があり、自動販売機はあるがサイエンスツアーバスの切符はそこにはない。パンフレットをよく見るとここの窓口は、休日は9時から、となっている。それなら、とつくばエクスプレスの駅にある案内所で切符を求めると、首から下げる紐も一緒になっていた。ここで確認すると、一番早いバスは9:00発。バスターミナルの待合室での発売を待っていたのでは間に合わないことになる。駅の案内所のほか、バスの中でも買える。また、ひとつ注意としては、この地域のバスは後ろのドアからの乗車であるが、サイエンスツアーバスに限り前のドアからの乗車になる。

つくば駅周辺の博物館訪問、まず向かったのは9:15のバスで、国土地理院の”地図と測量の科学館”である。ここは開館が9:30であるが、バスの到着はその5分ほど前。既に駐車場には何台か止まっていて開館を待っている人がいる。数分とはいえ待つとなると長いが、前で待っていると、2分ほど前に”まだ時間前だけど外は暑いから・・・”と開けてくれた。この配慮はありがたい。地図や測量の展示のある資料館は他あるが、規模に関してはここが一番だろう。
ここでまず目に付く展示は、10万分の一の立体地図である。立体、というのは赤青メガネで浮き上がって見える地図で、吹き抜けの2階から見ても結構大きく見える地図である。また、ギャラリーには、現在の地図の展示もある。地形図を数枚張り合わせたものが並ぶ。
メインの展示室は2階で、まず測量に関する展示がある。測量に関するパネル展示、三角点と写真測量用の標識、測量の機器。測量の機器では、GPSを使った機器の展示もある。また、ちょっとした体験の出来る展示もある。測量での角度の測定、目測での測定などである。これもまた、面白い。
そして、古地図の展示もある。当然、伊能図の展示もある。複製ではあるが、古い地図の魅力、十分感じ取ることができる。伊能図は等高線などはないものの、測量行っての精密な地図なので現代の地図に近いものであることがよくわかる。
ここには屋外展示もある。球に貼り付けた日本列島、巨大地球儀の一部のような感じであるが、日本の範囲でも地球の丸さを十分感じることができる。このほかに、写真測量用の飛行機、三角点の測量用標柱も展示されている。
売店には地図関連の品が多数あり、なかなか面白いのだが、せかされるような感じで次のバスに乗ってしまった。

続いて筑波大学のギャラリー。が、ここは月曜日で休館。(他は祝日なので開いていた) バスを降りてしまったので次のバスを30分待つ? この道、大学の構内なのでタクシーは期待できそうもないから、ただ待つよりも・・・と次の植物園まで歩いた。バスは5分だから大したことない、と思ったけど結構あった。歩き始めたところで見た時刻からでもたっぷり20分はかかった。体力を使い果たしたので植物園は軽く・・・? 実は植物園や動物園、水族館は各地にあるけど差が少なかったりするので特徴あるところを中心にさらりと見ることが多い。が、ここには面白い展示もあった。たとえば絞め殺しの木である。もう少し見たい気持ちもあるが・・・次のバスに乗る。ここまでで約2時間半である。

時間は12時少し前。ここで昼ごはん? だけどゆっくり食べている時間はない。見学はまだ2館であり、10分後のバスを見送るとその次は1時間後になる。ここでの1時間は貴重である。発射までの10分間にコンビニに駆け込み、おにぎりとサンドイッチ、そしてお茶を買い、のこりの5分位で食べる。が、さすがに食べ終わる前にバスが来たので、サンドイッチはバスの中で食べる。コンビニ昼食、博物館訪問の際の良くある食事ではあるが、今までの中でもっともあわただしい食事だと思う。さて、今回買ったお茶である。コンビニでの購入なのでお茶は通常通り冷えたものである。かばんに入れるには冷えていない方がありがたいが、冷えた飲み物は、真夏の暑いとき、体を冷やすのに役に立つ。これもまた、重要な使い方である。

続いての見学はサイエンス・スクエア つくば。展示は、研究成果などを発表する場のような感じである。ここには以前見た癒しのロボットがあった。アザラシ形でぬいぐるみみたいな感じである。なでたり声を掛けたりすると反応する。これは市販されていて、全世界で2000体位売れたそうだ。名前、いったんリセットして呼び続けると自分の名前として認識するのだそうだ。そして、乱暴に扱っていると性格も悪くなるとか・・・。これ以外にも面白そうな展示が多数ある。ここの展示、ちょっとした体験が出来たり、液晶表示のタッチパネルを使っての操作や動画を含めた表示など、分かりやすいものが多い。
続いて隣接する、鉱地質標本館である。ここは地質、化石、鉱物といった展示であるが、非常に充実していて面白い。地学系の貴重な資料館である。地震に関する展示もある。速報的なパネルもあったりする。そして、鉱物標本も多いが、変わったところではポープダイヤモンド(これは青いダイヤモンドである)の複製展示もある。このほかにもハリネズミみないな鉱物標本などもある。
この一角にはコンビニがあり、ここだけのおみやげ物のあるようなのだが、今日は休み。残念だけど、休日は数少ない見学者だけでは利益が出ないなのだろう。

さて、いよいよJAXAである。ここでは施設見学も可能であるが、事前予約が原則である。空きがあれば当日も可能なようだけど、行った時点で既に一杯であった。ということで、展示のみを見る。展示だけなら予約は不要である。この展示は、2010年7月17日に新たにオープンしたもので、3日目に行ったことになる。そのためか、見学者も多かった。
ここの展示は、人工衛星などで、一部は実物もある。そのほかは模型による展示である。実物、というのは人工衛星の場合、予備機が作られる場合があるから、予備機のである。予備機は実際に打ち上げられたものと全く同じものであり、直前の故障に備えることと、打ち上げ後の故障解析に使用したりするものである。だから、もし打ち上げれば機能するものである。それを展示しているのだから、これは本物、といって良いだろう。それを見ることができる。
地上で見る人工衛星、これは以外と大きい。ひまわりはまだ小さいが、かぐやは結構大きい。これが月まで飛んだのだからすごい、と思える。そして、これは1/2の模型であるが、はやぶさの展示もある。人工衛星、地上の機器とはまた違った特徴も見られる。たとえば金色の薄い箔のようなものに覆われているが、これは光を反射させたり断熱したりするものである。また、かぐやは黒いがこれはカーボンなのだそうだ。こういう違いをみるのもまた面白い。
そして、宇宙ステーションの実験棟きぼうの模型もある。外から見ると大きいが、中から機器があるのでそれほど広くは見えない。それでも窮屈には見えないだけの広さがある。人によっては”広い”と感じることと思う。
また、宇宙ステーションに各種補給品などを運ぶ補給機、HTVのモデルもある。これは言ってみればトラックの荷台の様なもの。広い、と思う。2トントラックの荷台位はたっぷりある? さすがに宇宙への宅配便である。こういう展示を見ていると宇宙への関心が高まってくると思う。
展示の中央には、お約束の(?) 宇宙服による記念撮影がある。板から顔を出して、というのと似たようなものとはいえ、宇宙服に入るようにしての写真である。結構人気があった。後日、家族で行ったときは、当然、ここで記念写真を撮った。
ここでは売店も大人気である。狭いけれど商品が多く、充実している。宇宙食、各種模型、書籍・・・。欲しいものがいくつもある。実際、次々に売れている。ここでは子供の土産にボールペンを買った。特別なものではないのだが、ここで買った、というだけでも価値があると思う。

残念だけどここで時間切れである。今回はつくばを15:30頃に出る必要があったため、JAXAの後にちらりと寄った美術館を含めて訪問したのは5館になった。私としては少ないほうだけど、どこも展示が充実していてもっとゆっくり見たいところばかりである。正直な話、もう少し時間があれば、と感じる博物館訪問だった。つくばの博物館、数は9館、そのほとんどが科学系である。そして、展示も充実している。つくばエキスポセンターにはプラネタリウムもあるし、そのほかの資料館にも実演があったりする。そして、どこも質問すれば丁寧に答えてくれる。じっくりと見学した居場所ばかりである。9館、車を使えば1日で回るのは十分可能だけど、時間はかなり苦しい。科学系博物館の宝庫として、2日はかけてじっくりまわりたい場所である。

写真撮影の心得? 2010/8/18
凧の大先輩、すずめさんのブログで凧のイベントで写真を写される事に関する記事があった。私も凧のイベントでは写されることは結構ある。そして、いろいろと注文されることも時にはある。これに対しては、たとえば一般の人が凧と一緒に記念写真を、と言われれば断ることはまずないが、アマチュアカメラマンの要望関しては時々どうかな・・・と思うこともあり、不快になってりする。ある例、八日市の大凧祭りでのことであるが、どいて欲しい、と言われたことがあった。そのときは応じたが、今なら「参加者に指示するな」と言い返すかもしれない。私の服装は普通の人と同じなので名札でしか区別できないし、その時は一眼レフカメラを首から下げていたので同じカメラ仲間と思われたのかもしれない。だけど、参加者としては不快である。

不快な撮影者、これは残念ながらいろんな場所で時々目にする。私が何度も撮影に行くのが金沢、という観光地だからかもしれない。
金沢、ここは観光地ではあるが、その一部は生活の場でもある。具体的な場所で言うと、兼六園は純粋な観光地で、テーマパークと似たようなもの、と言える。だから、地元の人もいるけれど、観光の場であることを認識して行動している。しかし、おなじ観光地であっても武家屋敷跡や茶屋街は違う。ここは、景観が保護され、観光客も多いし、また観光客相手の店も多い。だけど、ここに生活している人も多数いる。もちろん住んでいる人は観光地であることを意識しているけれど、逆に観光客もここが生活の場であることを認識しなくてはならない場所である。それを忘れるとおかしなことになる。
生活の場でもあるところでの写真撮影、思い通りにならないこともある。それは仕方のないことでもある。そこに住む人が買い物袋を下げて歩くこともあるし、自転車で通り抜けたりする。車で通り抜け、また自宅の駐車場に出入りすることもある。これは、ここで生活をしているのだから仕方ない。もし観光地としての写真を撮りたければ、ちょっと待つ、あるいは写りにくいように工夫をすればよいことである。でも、そのちょっとした工夫もしないでつまらないことを言っているのを耳にしてしまうことも少なくない。一例、主計町の茶屋街裏でのことである。”あのふとん、じゃまねぇ・・・取り込んでもらうように言ってみようかしら”と。これは暗がり坂の坂の途中でのことである。確かに民家の2階に目立たないように布団が干してあった。通りを歩く際にには見えないと思うが、ここからは写真に写ってしまう。で、その人たちの撮影が終わったあと私も写してみた。なんのことはない。横に1mもずれてちょっと屈めば手前の建物の軒先でふとんは完全に隠れてしまうのである。構図はちょっと変わるが、最初の位置と大きく変わるわけではない。つまらぬことを言う前にそのくらいの工夫はして欲しいものである。

写真、絵と違ってそこにあるものはどうしても写ってしまう。絵ならば邪魔なものは書かなければ良い。でも写真はそうはいかない。ではどうするか? 邪魔なものを移動するのも手ではあるが、それは原則、考えないことだろう。ならば、邪魔なものは隠す、目立たなくする、というのが写真撮影の心得のひとつだと思う。構図を少々変える、絞りを開いてぼかす、人と重ねて隠す、居なくなるのを待つ、せめてそのくらいのことは考えて欲しいと思う。
そして、”待つ”にしても周囲が見えていない人も結構いる。これは武家屋敷跡でのこと、土塀などを写すのに用水の上で一眼レフに三脚、液晶ディスプレイのフード、というスタイルであった。この場所、その後ろなどを写したい人もいる場所なので、短時間の手持ちで、と言いたくなるところで三脚でじっくり構えられても困るのである。何か特別なタイミングを待つならそれも仕方ない、とも思うがそうでもなさそうである。そうなるとなお邪魔である。一応スタイルを決めてはいるが、撮影の様子を見ると残念ながら初心者であることが分かる。写真家のスタイルを真似るなら別のところも真似て欲しいものである。初心者ゆえに遅いのも困る。私も、観光地でなにかのタイミングを待つことは結構ある。たとえば人が多すぎず少なすぎず、金沢らしさの出る観光客が適度に立っている場面などである。それも、Web掲載用には後姿の方が良い、などである。でもそれを写したくなる場所は多くの人が記念写真を撮るところでもある。だから、占有しないで外れてタイミングを待ち、さっと飛び出して写す、と言う感じである。撮影中でも記念写真を撮りたいと思う人がいればさっさと場所をあける。かの三脚の主、つぎはここで写そうと、離れた場所に三脚を構えていた。記念写真を写す人が入ってしまうだろう。そういう場所で、背後から三脚でじーっと構えて待っていられても配慮は出来ない。普通の撮影者だと譲り合い、と言う気持ちにもなるがこういう人では・・・。被写体と重なるのを承知でカメラの前に出て写したりする。

以前、鉄道写真などで”カメラ小僧”なんてさげすむような言葉があった。写真、写す側としてはこういう言葉がなくなるように努めなくてはならないと思う。注意していても自分がやってしまう可能性はある。常に周囲を心して見渡さなくては・・・。
寺院風の礼拝堂 2010/8/15
彦根に行った。目的はもちろん博物館である。博物館訪問、事前にWebなどである程度調べてゆくが、現地で真っ先に行うのは周辺の博物館の確認である。これは、現地でしかわからないような小さな資料館等が少なくないからである。
今回、彦根の目的は、近江鉄道の資料館ともうひとつの2館であった。近江鉄道の資料館は開館日が限定されることもあり、はずせない。ここを見学の後、駅前の観光案内書で地図を手に入れた。彦根、彦根城とそこに隣接する博物館が知られているが、ここは既に行っている。それ以外は? と思って地図を眺めると彦根城に以前なかった資料館ができていた。そして、旧銀行の小さな資料館もあった。この地図で気になったのが”スミス記念堂”である。この名前からは資料館かどうかはわからないが、なにか価値のある建物のようにも思える。ついでながら、私の場合、古い建物を公開している場合も資料館相当として扱っているので行って見た。

スミス記念堂、名前からなんとなくキリスト教関係かと思っていた。が、見えてきた小さな建物は”お寺”? 屋根は入母屋風の瓦屋根に土壁。入り口も神社やお寺と似たような感じのつくりになっている。入り口ちかくに”スミス記念堂”の文字があり、間違いない。キリスト教、の前に”スミス”文字とこの寺院風の建物が全く結びつかない。 
しかし、中はまさに礼拝堂である。中央に廊下があり左右に長椅子が並び、正面には祭壇と十字架がある。装飾は和風の造りではあるが、ブドウや十字架の、キリスト教関連のものである。天井は寺院と同様の格子状のもの。窓は、寺院などでも見られる変形の窓で、たとえば銀閣寺の窓などとも似たような感じがある。だけど、どこか洋風が混じったような、そんな不思議な建物である。日本の技術で作られた、和風の礼拝堂となる。
スミス記念館、牧師であり彦根高等商業学校の英語教師でもあったパーシー・アルメリン・スミス氏が、昭和6年に作ったそうだ。その後、道路拡張で取り壊されることになったところを「スミス礼拝堂を彦根に保存する会(平成15年6月に特定非営利活動法人スミス会議に改称)」が湯釣り受け、移築、公開されたものである。

和風の教会等は、ここでボランティアで説明されている方の説明によると、日本の5か所程度あるそうだ。今までに行ったところにもあったとのこと。こういう建物を見ると、非常に貴重で重要と思える。キリスト教の様式をうまく寺院建築で表現した、そんな感じに思える。この礼拝堂を残し、公開してくださる方々に深く感謝したい。


滋賀県彦根市本町3 (彦根城に隣接)
土、日曜日の10:00-16:00 公開。
見学は無料ですが、建物維持、パンフレット作成等のため、寄付をお願いします.



秋葉原、変わったところ、変わらないところ 2010/7/28
秋葉原に久しぶりに行った。10年近く行かなかったような気がする。電子部品などで特殊なものを求めるのであれば秋葉原は有用であるが、そういうものを買うことが減り、大抵のものであれば(金沢の)近所の店で十分なので、秋葉原でなければ、という必要性が薄れてきたと言うこともある。家電は東京近辺にいるならメリットもあるが、地方都市からわざわざ買いに出ることもない。そして、今ではWeb等での通信販売でもいろいろと買える。パソコン部品などにしても最新のもの以外なら秋葉原でなくても良い。ということで、秋葉原にわざわざ行くメリットが薄れてきた、となると思う。
とはいえ、久しぶりの秋葉原である。今回、特に何を買う、というものはなかったし、時間もつくばエクスプレスからJRに乗り換えるときにちょっと、と言う程度だったのでそんなに広く歩いたわけではないのだが、やはりここは特別な場所、と感じた。そのことをちょっと書いてみる。

まず変わったところである。一番は駅、これが大きく変わってしまっていた。ホーム自体は大差ないのだが、ホーム下のコンコースが広く大きく変わっていた。以前はたとえば山手線などから降りると狭い通路に出て、そこを抜けて改札(1箇所)に行く、という感じだったのが広い広いコンコースになり、改札口も複数になっていた。コンコースとホームを結ぶ階段も増え、ここだけ見ると同じ駅とはとても思えない位の変化である。電気街の改札付近、以前緑の窓口などがあったあたりは工事中であり、これから更に変わることだろう。
次は、現在の秋葉原の名物ともいえるメイド、だろう。メイド喫茶など、メイド服の女性がやはり目に付いた。道路で見るのは多くはチラシ配り、つまりアルバイトであるが、そうではない一般の人、と思える女性もいた。メイド服、これは話には聞いていたので見てみたい、とは思っていて、どのあたりに? と考えながら駅前に出たのだが、考えるまでもなく、出てすぐにチラシ配りのメイドがいた。以前、このあたりはメーカのキャンペーンのチラシ等を配る人が多かったのだが、今回は時間が遅いからか、全く目に付かなかった。このあと、以前時々行った店の様子を見に、裏通りを歩いたのだがメイド服の女性は更に多かった。
そして、駅前のビル、ここには小さな店が何店も入っているビルであるが、1階の様子があまり変わらなかったのに2階に上ってびっくりした。目に付いたのはフィギュアなどアニメのキャラクタ関連の店である。かなりの広さであり、お客も多い。この種の店にはとても入る気持ちにはなれないのでそのまま素通りしたが、何軒もあるようである。
そのほかに変わったこと・・・。やはり、店の入れ替わりだろう。時々行っていた店が閉店していたし、新しい店もあった。狭い範囲しか見ていないけれど、時々とはいえ買った店がなくなっているのはやはり寂しい。

次は変わらないこと。
嬉しいことにガード下やラジオデパートなどにある小さなお店の集まり、ここは健在だった。一部シャッターの下りている店もあったがその多くは祭日だから休み、のようだ。これらの店、小さいところは間口が1間位しかない。奥行きも狭く、店員たった一人で身動きできない程度になってしまう。売り場が狭いから当然専門店になる。たとえば、専門書のみ、特殊な電気部品のみ、更には工具、測定器など普通では成り立たないような特殊な専門店ばかりである。その代わり、その分野に関しては品揃えは良い、ということになる。中にはネジ専門みたいな店もある。また、電球専門店もあり、ここには装飾用の特殊な電球も置いてあったりする。こういう楽しい店も多く、一番秋葉原らしい場所だと思う。この場所が以前と同じ雰囲気のまま残っていたことはとてもうれしいことである。
もうひとつ、店は変わったりしてもお客は非常に多く感じた。これもまたうれしいことである。駅は広くなったりしたけど相変わらず混雑している。電気街の近くの人の多さは相変わらずである。
ついでに言えば駅の自動券売機の混雑も同じだった。秋葉に来ているのだからやはり先端技術? のICカード(Suicaなど)、というのは間違いなのかな、なんて思った。

変わらないところ、結構多いのだが・・・秋葉原に通い続けたこともある私としては、変わったな、というのが正直な気持ちである。
でも、また行きたいとは思う。


渋滞の話 2010/7/25
最近、朝の通勤時の渋滞が増えてきた。恒常的な渋滞ではなく、事故などによるものである。事故などによる渋滞、以前はほとんどなかったのだが、最近は月に1度程度の割合で起きているような気がしてきた。私の朝の通勤、距離は10Km弱で、普段は25分前後である。ほとんどが片側2車線のバイパス的な道なのだが、その道でも街中は信号が多くて渋滞気味であり、道路が良い割には時間が掛かる。帰りは20分程度になる。これが、事故などがあると、普段の時間に+20分、+30分、と言う感じである。迂回するとすれば、住宅街の比較的細い道などを抜けるか相当遠回りすることになる。そして、迂回しようにも交差点が少ないのですぐに迂回できず、気がついてからではそれほど時間の短縮にはならない。いつもは20分位の余裕はあるが、事故渋滞ではそれ以上になることが多く、その場合は遅刻である。
普段の朝の様子、バイパス的道路とはいえ街中は信号も多く、ちょっと時間は掛かる。赤信号となるとすぐに100m以上、列が伸びるが、だいたい1回の信号待ちで抜けられる程度である。

さて、渋滞である。まずは通勤経路の話ではなく、一般的な渋滞である。事故や工事、信号など明確な理由がないけど渋滞が起きること、これは結構ある。連休などの高速道路での渋滞はこういうのが多く、渋滞に入って動いたり止まったりしてるうちに、なんだか動いている時間が長いな、と思っているといつの間にか抜けていた、そんな感じである。つまり渋滞の先頭がはっきりしない渋滞である。こういう渋滞、テレビなどでは”1台が何かの理由でブレーキを踏んだことがきっかけで後ろの車もブレーキを踏みそれが波及し・・・”なんて紹介している。一見もっともなように感じるので結構信じている人も多いようだけど、これは正しくない。ちょっと思い浮かべればわかるけれど、車が少々多い程度までであれば、1台2台がブレーキを踏んでも渋滞にはならない。ブレーキだけで渋滞の発生の説明は無理である。渋滞の発生理由、以前読んだ書籍に実に明確に書かれていた。渋滞、これは車の台数が通行可能台数を超えたときに起こる、というものである。
ここで通行可能台数である。単純に1車線の高速道路で考える。時速100km/hで車間距離(先行車の先端から次の車の先端、とする)が100mであれば、1時間当たり通行可能な台数は1000台となる。これを、1000台/時間と書くことにする。同じ車間距離で速度が80Km/hに落ちると800台/時間になる。このとき、車間距離を80mに縮めれば同じように1000台/時間となる。仮に今、車が1000台/時間で100km/h、車間距離100mで流れていたとき、途中坂道があって速度が80km/hに落ちた場合、車間距離が100mのままであれば通行可能台数が減り、1時間当たり200台の車があふれることになる。このあふれた200台が渋滞になる、というものである。
渋滞は、車が通行可能台数を超えたときに起こる。これは実にシンプルな説明であり、理にかなっている。信号があれば、通行可能台数は赤と青の時間比率分以下に減る。赤と青が1対1であれば信号がないときに比べて通行可能量は約1/2である。仮に道路自体の通行可能量が1000台/時間として、車が約500台/時間までなら信号があっても渋滞にはならない(次の青信号で抜けられる)が、それを超えると渋滞になる。工事で車線が1車線減ったとき、あるいは合流で車が増たとき、これらの渋滞も車が通行可能量を越えた時に起こる、と考えれば納得できる。

ここで最初の高速道路の例である。速度が落ちても車間距離を縮めれば通行可能量が増えて渋滞にはならないのでは? との疑問もあると思う。実際、100km/h車間距離100mも、80km/h車間距離80mも、通行可能台数は1000台/時間で同じである。でも実際には渋滞が起きる。これは、車間距離を縮めるのに限界があるからである。交通量の多い高速道路、たとえば東名や名神では、100km/hで走ってても車間距離は50m程度だと思う。それ以下ということも結構あると思う。では、車間距離40mで速度が80km/hに落ちたときに8割に縮められるか、というとちょっと苦しい。それは、車の長さがあるから、である。最初に車間距離を先行車の先端から次の車までの先端、と書いた。車の長さが5m(実際よりちょっと長いが切りの良い数字として)とすると、車間距離40mは車の間は35mになる。これは可能だと思う。が、その8割の32mはどうだろう? これは5mを引くと27mであり、かなり短い車間である。ここまで詰められない車も多いだろう。となると、通行可能台数が減って渋滞に、となる。時速100km/hで車間距離40mは2500台/時間。80km/hに落ちて車間が35mまで縮めたとすると約2300台/時間。約200台があふれることになる。200台、渋滞で車間距離が15mだとすると長さにして3Km 。立派な渋滞である。

で、朝の通勤時の渋滞である。片側2車線のバイパス的道路であり、交通量は多いが普段はそれなりに流れている。ここで事故などがあると1車線が通れなくなり、交通量は約半分になる。あるときの例では、故障車が交差点直前で止まっていたため、渋滞が約4.5Km、抜けるのに40分近く掛かってしまった。これ・・・損失にすると少なくとも数百万円に相当すると思う。たった1台の故障の結果としては結構な損失である。
以前、渋滞が少なかったのは? これは交通量が道路の許容量ぎりぎりに近づいたからだと思う。限界に対して余裕があると事故があっても渋滞が伸びず、回復も早かったのが限界に近くなり、渋滞からの回復が遅れてしまうのだろう。実際、事故車両等は移動しているのに渋滞だけが残ることもあった。
余裕のある道路、実現はなかなか難しいと思うが・・・。

カップメン 2010/7/21
文房具や小物で、大したものでもないのに無性に欲しくなるものがある。久しぶりにそう感じたのがこのカップメンである。今年の3月に見つけたときは展示品があっただけで品切れ。他の店を見たけどなく、今回、ようやく購入できた。

これを最初に見つけたのは文房具で有名な伊東屋である。が、これ、厳密に言えば文房具ではない。といってもただの飾りではなく、立派な実用品である。何に使うか、といえばカップラーメンの蓋押さえである。カップラーメン、蓋が紙のようなもので出来ているものが多く、お湯を入れたあと、自然に開いてしまうことがある。それを押さえるためのものである。これに3分のタイマーなどがあれば更に実用性高まると思うのだが、残念ながらそこまではない。ただ、蓋を押さえてくれるだけである。

しかし・・・ひとつだけ芸があり、抑えていると色が変わる。熱いカップラーメンの蓋をけなげに抑え続けてくれる。そんなちょっと面白くて便利な小物である。

カップメン レンズの上に載せてみました。レンズの直径は72mmです。



凧のケース(その2) 2010/7/14
その1で書いたように、私の凧の多くは細長く畳める。長さはセダンのトランクに積むことを考えて、最大で1.35m程度、多くは1.2mに抑えている。多くの場合これをそのまま持ってゆくわけだけど、これは車なら困らないが、電車や飛行機だと凧がいくつかある場合はちょっと面倒である。特に切り抜き凧は骨が1.5mm程度と細いため、多少扱いに気を使う。特に飛行機では、このまま預けるのは不安がある。そこで用意しているのがこのケースである。

ケース、外側は細長い布で肩掛けのベルト付きであるが、中身は多くの人が見覚えのある紙筒である。なじみのある(?)賞状入れと全く同じデザインである。店で売っていた最大のもの、長さ約75cm、直径12cm程度。これを、2つ繋いで長さを1.3mにして布のカバーに入れたものである。直径が細いのでそう多くは入らないが、切抜凧なら2つ3つ入る。ひとつ抜けば代わりにカイトフォト用のダブルデルタボックスを入れることもできる。また、ファイター仕立ての六角は細いので入れやすい。同じく折りたためる喧嘩凧も入れやすい。これらを適宜組み合わせて入れる。主に電車や飛行機での遠征用に使っている。

さて、この筒、さすがに持ち運びは邪魔である。飛行機なら、取り扱い注意で預けてしまえばそれでよいのだが、電車などではさすがに長いのでちょっと持て余す。特急などでは、車両最後部の座席を指定して取り、コート用のフックに引っ掛けるなどして置いている。自由席などでそれが無理なら、窓側にとなり多少邪魔であるが、まあ不自由するほどではない。しかし、通路側の席や普通の列車では邪魔である。ロングシートであれば座ったときに足の間に立てるように持つことになる。立っているなら、運よく隅っこがあいていれば角に立てる。軽いから良いが、ちょっと面倒である。そして・・・歩くときもちょっと邪魔になる。長くだけなら肩から斜めに掛けてそれでよいのだが、電車での遠征は長距離なので荷物も多く、自動改札は通りにくい。幅の広い改札があればそこを使うが、必ずしもない。そうなると、狭いところを荷物などぶつけながら通ることになる。
とはいえ、なかなか便利なケースである。このケース、最初太目の塩化ビニールなどのパイプを探したがこれが結構重い。その点、これは紙なので軽い。このほかには、延長できるパイプ状の書類入れもあるので、凧に応じて選べばよいと思う。
この紙筒は、大きな文具店で1000円程度、プラスチックの書類入れは延長して3000円程度が目安になると思う。(個々の製品によって結構違うようです。)
 

凧のケース(その1) 2010/7/10
私の凧、空撮用や創作凧は折りたためるものが多い。骨などがばらばらにならないように、細長い袋に入れるなどしている。これは、車で揚げに行く場合はそのままトランクに入れて運んでいる。凧のイベントでは、風の様子などを予想して、今回はこれとこれ、と言う感じで選んで積んでいる。

そして、それとは別に、今回紹介する”凧のケース”がある。これは主に小型の喧嘩凧用である。私の喧嘩凧はほぼ同じ大きさで、幅60cm程度、高さ50cm程度である。これは折りたためない。この専用ケースとして使っているのが、A2用書類入れである。大きさはA2がゆったりと入る、62cm×46cmで、厚さは3cmほどである。この大きさまでの凧、だいたい5〜10枚入れられる。私の喧嘩凧、菱形なので斜めにするとぴったり入る。喧嘩凧、普段からこれに入れてしまっている。2つあるので、そのときに応じて入れ替えてひとつを持ってゆく。車の場合はもちろん、電車や飛行機での移動にも最適である。ただ、大きさが結構あるので電車などではちょっと面倒である。特急や新幹線では、窓側の席なら窓の下の壁などに立てかければよいが、通路側の席では置き場所に困る。網棚に載せることはできるが、平たく載せると他の人の荷物が載せにくくなる。別のかばんを上に載せられるとケース自体がつぶれてしまう。飛行機の場合は、”取り扱い注意”の札を貼ってもらって預けている。かばんの下にさえならなければ問題はない。今のところ、無事である。
このケース、喧嘩凧など小型の凧を運ぶには最適だと思う。もち手があるし軽い。値段は3000円程度まで。見た目は・・・さすがに高級感はないが、凧用と割り切れば十分である。



LED電球、まだ高かった・・・。 2010/7/7

LED電球、ひとつ買った。
家の照明、ほとんどが蛍光灯であるが、電球は4つある。が、そのうち3つは横向きに使うため、LED電球への置き換えはまだ出来ない状況にあった。(最近、斜め下向きのLED電球が出た) 残りひとつ、使用時間も比較的長いもので頻繁に切れいているのだが、LED電球化、その前に蛍光灯電球化しなかったのは、器具の隙間が狭くて不安があったから、である。そして、ソケットがE17で通常より細く、それに合うLED電球がなかったこともある。

さて、今回、電球が切れたため、女房が”LED電球にしたい”と言ってきた。切れる回数が多く、交換が面倒になったのだろう。それでは、と見てみるとE17に合うLED電球、複数社から出ていた。が、今回置き換える60W相当の明るいものは店にはひとつしかなく、高価であった。4千円もする。普通の大きさのものは安くなってきたけどE17、クリプトン球対応はまだ高い。もっとも、40W相当でよい、といえば3千円に下がる。
で、高いけど結局買った。女房の依頼でもあるけど、自分でもLED電球に関心があったから、である。60W相当、電球色もあるがこれはちょっと暗い、ということで白色にした。明るさ、60Wの電球に比べると少し暗いようにも思えるが、まあまあ明るいと感じる。60Wの電球に近い、と感じる。
ここで明るさであるが、今回買ったLED電球、次のように書いてあった。
 ・真下の明るさ 60W電球相当
 ・全光束    40W電球相当
これを解釈すると、天井の高い部屋に、たとえば2mの高さに吊るすと、床の明るさは60Wの電球とほぼ同じだけど、効率の良い笠をつけたときの床の明るさは40W電球と同じ、となる。電球は横や斜め上方向にも光るけれど、LED電球は光が下方向にのみ向かう。照明器具は上に行く光を反射するように作ってあるけれど、LED電球では反射がないのでその分電球よりは暗い、となる。実際のところ、ちょっと暗いかもしれないけど十分明るいかな、と思う。つまり、60Wの電球と思えば暗いけど、40Wの電球と思えば明るい、と言うことになると思う。

さて、3〜4千円出してLED電球に換えるか? 電球で、使用時間が長ければ電気代だけで短期間で元が取れるので、毎年交換するような電球は替えたほうが良いそうだ。また、電球型蛍光灯は効率も良いのでこれは次に切れたときに、と言う感じだそうだ。
LED電球、会社でも電球の代わりに使われ始めた。明るさは同じでも、指向性が強いからだろうか、どこか暗く感じることもある。志向性が強いので床は明るいけれど壁が暗い? そんな感じである。一瞬暗い、と思うけれど床や机などは明るい。ちょっと違和感を感じたりする。あと、明るいのは白色だけどどこかクールな光に思える。出来れば電球色の方が良いのだろうけど、そちらは白色よりやや暗い・・・。まあ、消費電力が十分少ないので、たとえば60Wを使っていたなら100W相当にしても良いのだろうけど・・・。
このあたり、電球用の置き換えではなく、初めからLEDを前提にした新しい照明が出てくればまた違うと思う。そういうのを期待したいものである。

セキュリティワイヤ とゲーム機 2010/7/7

会社のノートPC、原則、セキュリティワイヤで机などに施錠、固定されている。会議など、必要なときには外し、戻ったときにすぐに施錠する。ノートPC、比較的小さくて普段通勤に使うような鞄にも入る大きさなのでこのような対策が行われている。これは他の会社でも行われているところもある。
セキュリティワイヤ、これはノートPCにあるロック用の小穴に金具を差し込んで固定する。この小穴はノートPCはもちろん、外付けのハードディスクなどにもある。デスクトップPCにも類似のものが付いていたりする。ワイヤは片側が輪になっていて、これを使って机などに通して固定し、反対側の金具をノートPCに差し込んで固定する。この固定はダイヤル式や鍵などがある。オフィスで使うものなので、ワイヤにはビニールみたいなカバーがあり、机やノートPCを傷つけないようになっている。

さて、このセキュリティワイヤ、自宅でも使っている。と言っても、ノートPC用ではない。盗まれたら多少の個人情報の流出があるにしても、致命的なことにはならないように使っているからである。(金銭的には痛いが・・・) で、ロック対象はゲーム機である。もちろん使うのは子どもである。一度、望ましくない使い方をしていたので、親の目の届く範囲で使うように施錠した。といってもセキュリティワイヤはそのままでは付かないし、安くはない。それに、盗難防止が目当てではないから、そんな大げさなものはいらない。だから、電線を半田付けして両端に輪を作っただけである。これを、リビングのソファーに通し、ゲーム機は小さな南京錠でストラップに繋いだ。電線なので柔らかいから家具などに傷をつけることはないし、軽い。もっとも、その気になれば小さなカッターでも切れるから防犯にはならない。あくまでも、精神的な制約、親の見える範囲で使い、勝手に外に持ち出さないように、というだけのものである。
この話を会社でしたところ、”うちもやってみようか”と言う人がいた。ゲーム機管理の方法のひとつ?としていかがでしょうか?



女性の特殊能力? 2010/6/30
今日の昼過ぎ、職場で女性3人が話をしていた。雑談ではなく、仕事の話である。大きな声ではないが、そこは女性の声。よく通っていた。
で、その時のこと。ふと気がつくと3人が同時にしゃべっている? 賑やかなわけである。で、話しながら2人の話を聞いて理解している? 確証はないけどしばらく後には合意に達したようだからちゃんと話していたのだろう。
男同士の会議だとこうはいかない。話すのは一人のことが多い。が、思い出してみたら、世のおばさんがた、何人も同時に話していたりする。これは・・・やはり女性の特殊能力というべきなのだろうか?

チーズの話 2010/6/28
チーズ、なじみのある食材にはなってきていると思うが、まだ好き嫌いもあると思う。特にナチュラルチーズとなるといろいろあり、個性豊かなものも多く、嫌いな人、あるいはチーズは好きだけどナチュラルチーズの中には嫌いな種類がある、という人もあると思う。

さて、ナチュラルチーズ、これはまだ販売店が限られている。私が時々行く富山には、デパートの地下にチーズの専門店が入っている。富山に行くこと自体限られるのだが、行くと大抵寄って買ってしまう店である。チーズ専門店だから、当然種類は多く、なじみのあるものから聞いたことのないようなものまで多数ある。私の場合、多少は食べていて種類も覚えているものもあるが、それはまだ一部なので、店の人にいろいろと聞きながら買っている。特徴を聞いたり、あるいは”ウィスキーに合うもの”などと言ってアドバイスを受ける。そして、一部試食しながら選ぶが、これもまた楽しい。対面販売の良さを実感する。ここでは、毎回、小さめのものを適量、買っている。チーズも鮮度が重要なのと、家庭ではうまく保存できなかったりするので短期間で食べきる程度に抑えている。種類は、大抵2,3種類選んでいる。個性の強いものとおとなしいもの、季節に応じて、そのときの気分に応じて選んでいる。この店では、チーズは、量り売りみたいに種類に応じて100g○○円で売られていて、あらかじめ大小、大きさを分けて包まれている中で選ぶことになる、だけど、その場で更に小さく切ってもらうことも出来る。小さいものは50g程度からあるのも嬉しい。

さて、チーズの味である。ここでまず、ナチュラルチーズとプロセスチーズについてである。専門店で売られているチーズ、これはほとんどがナチュラルチーズであり、味はさまざまである。これに対してスーパーなどでよく見られるチーズはプロセスチーズが多い。これは、ナチュラルチーズを加熱処理したものである。その際、複数のナチュラルチーズを混ぜ合わせることで味を均一にしている。味も匂いもおとなしいので、食べやすい。
これに対してナチュラルチーズは、見た目も色も、そして味や匂いもさまざまである。比較的おとなしいものは、日本のプロセスチーズの材料に使われるゴーダチーズやチェダーチーズである。これならプロセスチーズが食べられる人なら大丈夫だろう。他にも比較的おとなしいものは多い。そこは発酵させたままのもの。皮があったり、内部に穴があるものもある(トムとジェリーにでてくるチーズみたいな感じ)。そして、匂いは独特のものがある。はっきり言うと”くさい”。慣れない人にはそれこそ悪臭に思えるだろう。味も、おとなしいとはいえ荒削りである。そして、部分によって硬さが違ったりする。
おとなしいナチュラルチーズでもこれだから、個性的なものはこれはまたさまざまである。硬めのものがある一方、クリームのようにやわらかいものもある。材料も牛乳のほか、羊や山羊の乳を使ってものもある。そして、カビを生やしたものもある。カビの中でも白カビは見た目もおとなしく比較的食べやすい。たとえばカマンベールはスーパーでもよく売られている。が、青カビとなるとこれは強烈である。見た目はもちろん、味も匂いもすごい。ここまでくると、いきなりは食べられない人も多いと思う。
だが、チーズに慣れてくるとこれが全て魅力に変わる。最初、とても食べられない、と感じた臭いが匂いに変わるから不思議である。味も同じで、カビの強烈な味もまた、魅力となる。ナチュラルチーズ、チーズ好きにはその個性がなんともいえない良さであり、さまざまなものを試したくなる。匂いに関しては、日本食にも匂いの強いものは多数ある。たとえば納豆も相当のものだし、漬物の匂いも日本食になれない人には厳しいだろう。それと同じようなものかもしれない。

さて、今回、ロックフォールを買った。青カビのチーズの中では最高のもの、と言われているチーズのひとつである。飼料まで管理された羊の乳を使い、古くから培養されている青カビを植え付け、特定の洞窟で熟成されたものである。味は、というとまずカビの匂いと苦味を感じる。そして、強い塩味を感じる。ここまでは良くある青カビのチーズの味である。が、この強い味に負けない、チーズとしてのベースの味がある。カビや塩味に負けない力強く、そして繊細な味である。チーズ自体が柔らかく、口の中で解けてゆくような感じもある。さすがにおいしい。
私は平気だが、女房子どもには無理だったようだ。もっとも、食べられるとは思っていなかったので50gという少量のものを買っている。この位なら一人で食べられると思った量だ。実を言うと最初にロックフォールを買ったとき、青カビのチーズに多少慣れていたのに十分に食べられなかったのである。今ではものすごい魅力を感じている。

ところで、青カビのチーズ、これは保管も難しい。うっかりすると青カビが生き返って増えてしまうのである。熟成の際、薄い箔で包んで空気を絶ち、青カビが増えすぎないように抑えている。だから、保存が悪いとカビが復活してしまうし、他のチーズに移ったりする。そうなると・・・捨てるしかない。カビを生やしたチーズとカビの生えたチーズは全く別物である。

さて、その後のことである。女房がぼそりと。
”青カビのチーズ、これ、料理に使っていい?”
確かに青カビのチーズを料理に使うこともあるのは知っているけど、これ、ロックフォールである。しつこいけど、最高の青カビのチーズのひとつと言われているものである。それを料理に使うなんて・・・。大吟醸酒を料理酒として使うようなものだと思う。もちろん即座に却下した。




居合のごとく 2010/6/13
居合、刀を鞘に納めたまま、ぎりぎりになって抜く。

話は全く変わって私の喧嘩凧の揚げ方である。
凧を揚げるとき、凧を別の人が持ち、糸を伸ばしておいて揚げる方法がある。これなら一気に高度を上げられる。実は、喧嘩凧もこのように揚げるとやりやすい。糸が短い、操りにくい状態を避けることが出来る。が、私はこの方法では揚げない。具体的にどのように行うか? 喧嘩凧はバランスが悪く、糸を伸ばす前、揚げ糸をほとんど伸ばさずに糸だけ持つと凧は手元でくるくる回っている。この状態で凧が上を向いた瞬間に軽く引き、糸巻きを緩める。凧は風に乗って糸がどんどん伸びてゆく。途中、凧が下を向かないように軽く引いたりしながら糸を一気に送る。張力がないのだから凧は低いまま、糸だけが伸びる。こうして数m、10m、あるいは15m伸びたところで凧を上に向け、糸の送りを止める。糸は張り、凧は一気に上昇する。風にもよるが、ここまで数秒である。居合いのごとく、瞬時にとはいえないまでも周りからみると一気に揚ったように見える。長い尻尾をつけていると、天に向かって一気に伸びたようにも見え、子供たちが歓声を上げたりする。

さて、この揚げ方、実はカイトフォト用の大きめの凧でも行っている。ただ、最初は風にふわりと乗せるだけである。後は同じようにバランスが崩れないようにしながら一気に糸を伸ばし、20mくらい送ったところで糸を止めると急上昇する。このとき、凧がはためいて音がしたりするし、大きな凧が急に上り初めるのだからこれもまた、人目を引く。風が弱めのときはなるべく長く伸ばしたいの糸を送るのだが、凧の祭りでは観客席ぎりぎりまで糸を送ることもある。距離の把握を間違えると人に突っ込んでしまうのでこういうときは高さを人の背丈以下にはしないのだが、観客から見ると突っ込んでくるように見えるのでおもわずしゃがんだりする人もいる。

私がこのように揚げるのは・・・ひとつにはこのような揚げ方が私の凧に向いていることもあると思うが、なんとなくかっこよい、と思えるからである。私が公園などで凧を揚げていると、子供たちからは”凧の名人”と呼ばれたりする。この呼び方は非常に荷が重いのだが、そう呼んでくれるからには、それらしいところを見せなくては、とつい思ってしまう。こういう、子供たちとはちょっと違う揚げ方、かっこよく見えるかな、とおもっているうちに身についてしまった。

しかし・・・実は喧嘩凧でかっこよい揚げ方、もうひとつある。凧を軽く投げ、るようにして糸を送り、ある程度伸びたところでさっと揚げる方法である。長崎のハタでは良くやる方法である。これもまたかっこいいと思う。これは、洋凧でもグライダー式の凧で可能である。これは・・・私はまだ習得していない
上級プリンタ 2010/6/10
プリンタを買い足した。
理由は、今使っているプリンタの不調が見え始めたから、である。今のプリンタ、インク代がプリンタの代金を大きく上回わる位使っているのだが、廃インクが多くなりすぎてきたからだろうか、ヘッドのクリーニングをするとかえって詰まるノズルが増えるような状態になってしまった。もっとも、しばらく放置して普通に何枚か印刷すると詰まりは取れているし、写真以外の書類的な印刷では数ノズル詰まっていてもそれほど困らないのだが、いざ写真を印刷したいときにノズルが詰まっているとクリーニングしてもすぐには取れないのちょっと困ったことになる。
ということで新しいプリンタを探した。今のプリンタ、A3まで印刷が出来、インクは8種類。家庭用としては上級機である。但し、現行機ではなく前のモデルである。だから、その後継機が候補になる。もうひとつ、プロ用/業務用とされるモデルで一番安い機種も手が届く。具体的な値段でいうと、金沢の量販店では家庭用の最新機種が6万円弱、業務用機が8万円弱であった。2万円の差である。この2機種、実は見た目はほとんど同じで若干色が違うだけ。しかも、同時に使えるインクはどちらも8種類である。中身、多分ほとんど同じなのだろう。逆に言えば、家庭用機と共通になっているので業務用機なのに安い、ということになるのだと思う。で、中身が同じであれば印字品質も大差ない? という疑問が出てくるのだが、実際は結構違うらしい。家庭用機はインクが8種類あるがその中には黒が2本あり、紙によって使い分けている。そして無色が1本ある。つまり、実質6色なのである。シアン、マゼンタ、イエロー、黒の基本4色にオレンジと赤が加わる。これに対して業務用は全く別のインクで本当の8色である。基本4色のほか、薄いシアンと薄いマゼンタ、薄いグレーとグレーが加わる。
で、印刷の結果である。今まで使っていたプリンタと印字品質はかなり違う、と感じた。特に肌の色や、背景でぼけた部分が滑らかに色が変わる部分などがとてもきれいに見える。以前のプリンタ、色の薄い部分で粒子が見えたものだが、それがほとんどなくなった。解像度と言う意味では変わらないのだが、薄い色のインクの効果かもしれない。そして、微妙な色の表現が豊かになった。特に暗い部分が違って見える。黒いフェルトの帽子、ほぼ黒1色だったのが微妙な濃淡が出て立体的に見えるように感じた。布の素材の違いも見えるような気がする。印字の質で言えば2段違う、そんな感じである。もっとも、家庭用後継機も良くなっているそうで、それと比べると1段の差になるかもしれない。
そして一番ありがたいのが色が素直で癖がなく、画面と同じように印字してくれるようになったことである。以前のプリンタでも画面と色あわせはしていたのだが、一部の色がなかなか合ってくれかったけれど、今度はきれいに一致している。画面で見ている写真がそのまま印刷される、と言う感じである。これはありがたい。色に厳密な業務用ならでは、と実感した。

色の表現、これはやはり家庭用と業務用の違いがあるのだろう。家庭用、色の再現性も重要だけど、それよりはプリンタ任せである程度の質で印刷されることや、見栄えがすることも重要である。写真をもらった人への印象、やはり多少派手な方が好印象になると思う。だから若干強調しているところがあるのだろう。更に、自動で補正は重要である。わざわざ細かな色の補正をする人はそう多くはない。なにも手を加えなくてもきれいに印刷されることは多くの人にとって重要だと思う。そしてもうひとつ、光沢である。これも写真としてみたとき光沢は好印象になる。家庭用機の”無色”のインク、これは白い部分に使うためのものである。白は紙の地肌で表現するのだが、その部分はインクが乗らないのでそのままでは光沢に差がでてしまう。これを避けるために無色のインクを使うのである。だから家庭用機では光沢が均一で美しい仕上がりになる。一方、業務機は光沢はちょっと落ちる。
このような違いもあり、写真はやや地味に仕上がるが、忠実な色になる。だから、必要があれば色の補正などで強調することもできる。そういう意味で色の再現性が優れていることはとてもありがたい。

さて、このプリンタ、色のよさなどで写真好きには是非、と言えるかというと実はそうはならない。実は薦められない理由もある。ひとつは黒インクである。このプリンタ、黒インクが2種類あり、紙の種類によって使い分けている。光沢のある写真用とつやのないマット紙と普通紙用である。この黒インク、同時には挿せないので紙の種類を変えるとインクも交換しなくてはならなくなる。その際、インクを少し捨てることになる。だから、紙を頻繁に使い分ける人にはとても不便になる。一般には写真は光沢が好まれるので写真用の黒インクを主に使っているとして、普通紙にも印刷したい、となるとその場合は印刷の質が落ちる。ではインクを差し替えるとなると今度はそのためにインクが捨てられる。このとき、クリーニングも同時に行われるので黒以外のインクも減る。これは都合が悪い。お金も手間もかかる、ということになる。
そしてもうひとつ、インクが入手しにくいのである。金沢近辺で4軒回ったところ、3軒でこのプリンタの値段表示があり、少なくとも1軒には在庫もあった。しかし、インクがおいてあるのは1軒だけである。インク、通販で注文でき、翌日や翌々日には手に入るとはいえ、1本2本買うには送料も必要だろう。また、急に必要になることもある。これは少々不便である。
とすると、このプリンタは写真専用としてしまうのがよさそうである。マット紙を常用する人なら普通紙にも問題はないが、人に配るにはやはり光沢のある写真が好まれる、という現実もある。となると、写真用の光沢のあるプリントを常用するなら、そのインクでは普通紙には印刷しにくいので、インクの無駄と手間を省くには普通紙用のプリンタもほしい、となる。実際には買い足しで古いプリンタがあればそれを使えばよいのだけど、置き場所に困るし、インクの管理も大変である。私は、置き場所は棚を買って2段にしたのだけど、1台は高い位置なのでちょっと使いにくい、というのが正直なところである。そして、印刷する際にプリンタを選択するのも面倒ではある。もっとも、置き場所さえなんとかなるなら、インク代の差額でもう1台プリンタを買っても得だと思う。ある人の実験では1回のインク交換で消費されるインクは約500円とのこと。一方、一番安いプリンタは8000円位である。つまり、16回のインク交換でプリンタが買えてしまう。

ということで、写真用の業務機、印字品質は非常に良いけれど、普通の人が使うには運用面で難がある、ということになる。やはり手軽に使える、という意味で薦められるのは家庭用機となるだろうか?

サーカス写真の魅力 2010/6/8
愛知県犬山市にある、リトルワールド。これは野外博物館であるが、ここでは春と秋、サーカスの公演がある。公演の場所が野外ホールということで、屋根のみあるサーカスとしては狭い場所、なので演目には限りがあり、たとえば大規模な空中ブランコはできない(小さなものは行われている)し、動物を使うことも難しい。出演者もせいぜい10人位でこじんまりとしている。そして1公演が40分程度と、本格的なサーカスではない。しかし、それゆえの魅力もある。そして、なによりうれしいのは、写真撮影が可能なことである。サーカスの写真、面白い写真も撮れるがその一方で失敗も多い。それも含め、サーカス写真の魅力、ということで書いてみようと思う。

サーカス、私の子供の頃は時々近くまで公演に来ていたと思う。近く、とはいえちょっと離れた場所ばかりなので出かけてゆく、という感じだった。で、一度だけ行こうとしたけれど現地で長い行列を見て引き返した、という記憶がある。また次来ればよい、ぐらいの感じだったけれどそれ以降機会はなく、大人になって子供とようやく見に行った。で、見ると面白いと思う。入場料は高いけれど、価値はあるな、と感じた。そして今、リトルワールドで何度も見て、その面白さに惹かれてしまった。
サーカスの面白さ、これはいろいろあるとは思うが、なんといってもその”技”だろう。普通の人が出来ないようなことを簡単にやっているように見えてしまう。もちろん簡単に、ではないはずなのだけど、そう見えてしまったりするところがまたすごい。体力、素早さ、バランス感覚、繊細な技もある。ペア、チームで行うのもまた見所と言えると思う。そして、笑いもある。ピエロもそうだけど、技で見せるような感じの笑いである。
ここでリトルワールドのサーカスに絞ってみる。場所が比較的狭い、ということで客席がぎりぎりまである。空中ブランコや綱渡りのような危険があるものはさすがに舞台上のみであるが、そのほかの空中の演目では客席の上で、ということもある。着地の直前など、おもわず首をすくめてしまうようなことさえある。実は、私も演者の衣装がすぐ目の前を通り抜けて驚いたこともある。そして、場所が野外ホールで客席も明るいので、客席との一体感のようなものも感じる。出演者からもお客の様子がよくわかるからだろうか、お客の反応に敏感なようにも思える。そして、客席と一体になったような演目、演者が客室に飛び込んだり、時には客席からお客を引っ張り出して、というのも結構あり、これもまた面白い。

ここでようやくサーカス写真についてである。サーカスは一般に撮影禁止なのでその意味では貴重である。ただし、フラッシュ撮影は禁止である。これはある意味当たり前だろう。まぶしい光は演技によっては危険を伴うのだから。でも、舞台はまあまあ明るいので、十分撮影はできる。とはいえ、動きが激しいので、良い写真をと思うと条件は厳しい。
ここで、撮影の状況である。写真の数値的なことに関心のない人には細かな話になるがご容赦願いたい。要するにぎりぎりの撮影条件、ということなのでこの部分は軽く読み飛ばしてもかまわない。で、撮影条件である。私の常用感度ISO200では、絞りをF2.8まで開いても、1/250-1/500程度になる。いつも最前列付近で写しているので距離が近く、動きも早く見えるのでこれはぎりぎりの明るさである。そして、オートフォーカスも苦しい。距離の範囲は5-20m位。望遠なのでピントがずれると結構ぼける。ピント合わせ、うっかりして背景に向けてしまうと戻るのに時間がかかる。ピント合わせの有効範囲を遠景にしているのだが、それでも時間は長い。ピント合わせ、センサーを多数使うモードにするとある程度救われるが、今度は近景で顔に、特に目にピントが合わない。絞りが開放なので極力正確に合わせたい、となるとカメラ任せでは無理である。そこでセンサーを固定にしたりするが、そうすると演者がセンサーから外れると背景などにピントが合ってしまう。だから、センサー位置が外れたらシャッターボタンから指を離してオートフォーカスを止め、合ったところで再びオートフォーカスを作動、と言った感じでこまめに繰り返すことになる。こんな感じで意識して写してはいるのだが、それでも相当数のピンボケ写真を写してしまった。ということで、写真としては条件が厳しいので、技術的な意味でもずいぶんと写真の練習をさせてもらった。
そして、サーカスならではの難しさがある。写真だから動きは写らない。静止画で動きの見える写真にしたい。また、客席から見上げるような場面では高さが感じられるような写真にしたい。これがまた難しい。というより、これは私にはまだ無理である。そしてもうひとつ、曲芸では柔軟性を生かしたポーズがある。中国雑技団の技を思い浮かべてほしい。これを写真にすると立体感がないことなどもあり、妙に不自然な感じになったり、技のすごさが見えなくなったりする。これもまた、私にはまだ無理である。
動きの一瞬を、最適なタイミングで撮る。これも難問である。たとえばジャンプして輪をくぐる瞬間などである。私のカメラ、1秒に約5枚撮影できる。つまり、おおよそ0.2秒間隔になる。(ブースターをつけれが8枚に上がる) これだけあればシャッターを押しっぱなしの連続撮影で最適なタイミングの写真がありそうなものだが、実はこれはとても足りない。最上級の一眼レフ、秒10枚でも多分足りないだろう。というのはビデオ撮影、これは秒30枚相当になるが、それをコマ単位でみても最適なタイミングのコマがなかったりするのだから。ではどうするか? プロは動きを予測し、最適なタイミングにシャッターが切れるように撮影するそうだ。シャッターボタンを押した後、実際にシャッターが切れるまでのタイムラグも考慮していることになる。これもまた難しく、なかなかベストタイミングにならない。
ここまでタイミングが厳しくはないが、演者が演技中に笑顔を見せる瞬間がある。また、演技として重要な表情もある。これは写真に捕らえたい一瞬である。なんとなく演技の流れでわかるのだが、気がついてからシャッターを押しても間に合わないことが多い。実際は2度3度と見てタイミングを覚えるのだが、それでもなかなか思うようには写せない。その直後のやや不自然な表情の写真が結構ある。

サーカス写真、もともとは博物館のひとつとしてリトルワールドに行き、そこでサーカスを見、写してみたことから、まず難しさを痛感した。難しさ、これは枚数を写せば写すほどより重くのしかかってくる。デジタルコンパクトカメラではどうにもならず、疎遠になり始めていたフイルム一眼レフを持ち出して撮影、一眼レフの優位性を再認識し、デジタル一眼レフに移行し、背景をぼかすことの重要性も再認識した。
サーカス写真、スポーツ写真的であり、また華やかさもある。これからも挑戦を続けたい写真である。


リトルワールド、サーカス裏話 


ビデオフレーミングシステム 2010/6/3
カイトフォト、これはファインダーを見ないで写すのが一般的である。しかし、私ははっきりと写真をイメージして写している。偶然写った写真では決してない。では、見えないファインダーでイメージする写真になるようにどのようにしてカメラを被写体に向けるか、というとこれは勘も混じる。写真からイメージした位置にカメラを持ってゆき、カメラの角度を調整してシャッターを切る。あるいは、インターバルの5秒以上を待つ。とはいえ、見て確かめられないし、正確にカメラを向けられるわけではなくて誤差もある。それも見込んでやや広い範囲を写すようにしたり、位置や角度も多少ずらして写すなど枚数を写すのだが、それでもほんの少し被写体が入っていなくて残念な思いをすることもある。ならばファインダを手元で見られるようにすればよいではないか、という意見も当然あるだろう。映像を電波などで飛ばすこと。これはそう難しくないではないか、それくらい出来る機材があるではないか、と言われそうである。これはそのとおりである。これはビデオフレーミングシステムとも呼ばれ、実は相当前から行われている。

ビデオフレーミングシステム、実は私は既に一度カイトフォトをはじめて間もない頃に試みている。フイルム一眼レフカメラに並べるようにして白黒のCCDカメラをおき、トランスミッタで手元の携帯テレビで映像を見てみた。正直なところ、正確なフレーミングは困難であった。カイトフォト、どうしても揺れがある。その中で映像を見て正確に向きを変えること。これは非常に難しい。風の変化による向きや位置の変化もあるのだから。そして、撮影となると操作が非常に難しい。特に風の変化があると、凧を見て糸を操る必要もある。その上で、手元のラジコンで小さなテレビ画像を見ながら向きを変え、シャッターを的確なタイミングで切る、というのは一人では非常に難しいと思う。風が安定していればもちろん可能だが、逆にそのようなときはカメラの真下に入るなど、ファインダーをみなくても正確なフレーミングはしやすい。

こういう状況なので、結局広角でやや広めに写して多少のトリミング写すのが確実、となる。また、当然重くなる。CCDカメラとトランスミッタで3〜400g程度にはなる。これは一眼レフを前提にしても非常に重い、と言える。その分凧が大きくなり機動性が損なわれるし、重くてカメラが揚らない、ということにもある。そして・・・当時はCCDカメラが白黒であり、カメラとの間で向きの多少のずれがあることも正確なフレーミングを困難にする理由となり、結局は止めてしまった。その間に慣れ、カメラの向きがある程度正確になったこともある。
しかし、時代が変わってきたと思う。今のデジタルカメラにはビデオ出力端子がある。これを使えば別途CCDカメラなどをつける必要はない。後はトランスミッタがあればよい。そして、非常に軽量な機器が出てきた。ビデオフレーミングシステム、よりやりやすくなっていると思う。

今回紹介したい機器、これは八日市でお会いしたドイツから来られた人の超軽量機材である。重さは100g程度だろうか? 大きさは一般的なコンパクトデジタルカメラを一回り大きくし薄くした程度である。この機材、電波で映像が飛ばせ、更に手元で十字形に配置したボタンでカメラの向きが変えらる。つまり、手元で映像を見ながら撮影が可能になる。レンズはズームではなく固定のようだ。この機材、非常に気になるが、おそらく画質は携帯電話内蔵カメラ程度かな? と思う。彼は、この機材を凧の糸目糸が集まったあたりにテープで固定していた。(不意の落下が気になるが・・・)


この機材を見てビデオフレーミングシステムに心が動いたことは事実である。再度使ってみたい、とも思った。が、この機材に乗り換えるか、と言われるとそうはしないと思う。一番の理由は画質である。現在私はコンパクトカメラ、その中では高画質のものを使っている。普通に写すには十分な画質があるが、やはり一眼レフとの間に画質の面で大きな開きがある。とはいえ一眼レフは重いのでその中間的な存在、つまりAPS-Cなどの大型の撮像素子を使った小型カメラへの移行を検討しているところである。だから、画質的に落ちる方向には行きたくはないのである。

ところで、日本ではカイトフォトでビデオフレーミングシステムを使っている人は非常に少ないと思う。その理由、広角レンズが好まれるから? とも思う。日本での先駆者の影響からか、魚眼レンズも多用されている。広角、更に魚眼となるとビデオフレーミングシステムの必要性は低い。それに対してヨーロッパなどでは標準以上のレンズが好まれるから、とも言われている。更に、風の違いもあると思う。強めで安定した風であれば少々重くてもビデオフレーミングシステムは有効である。その違いもあるかもしれない。そして・・・見せていただいた機材、レンズはかなり望遠寄りであった。画角は狭く、50mm相当以上、多分80mm相当位かな、とも思った。この画角ならビデオフレーミングは必須だろう。

この機材、使い方によっては面白いと思う。凧本体に固定するとカメラの安定の面では有利かもしれない。現状、多くの人はカメラを揚げ糸、凧の下20m程度に吊している。これは、糸を引くことで凧への重さの負担を減らせることも理由である。が、カメラが非常に軽いのなら、この位置にこだわらなくてもよいと思う。凧に搭載するなら、これはこれで面白い映像になるかもしれない。

風のよいとき・・・もう一度ビデオフレーミングを試みてもよいかな、と思い始めている。やるなら望遠空撮だろうか・・・。

カイトフォト、低空垂直撮影の話 2010/5/23
垂直撮影、カイトフォトでのカメラの向きの話である。
カイトフォトでカメラを水平、あるいは水平やや下に向けた場合、非常に広い範囲が写る。これは展望台などで見慣れた風景である。安心感のある風景であり、広い範囲が写るので、特定の被写体をぎりぎりで狙わないなら、比較的失敗の少ない撮影方法である。撮影場所も自由度が高い。
これに対して垂直、すなわちカメラを真下あるいはそれに近い角度に向けて写す。これは、他の方法では困難な撮影である。ラジコンヘリなら撮影は可能だけどローターの風の影響もあるだろうし、音もうるさい。そしてなにより、人を写すのは危険だと思う。バルーンの場合、糸が写るのを避ければ可能だと思う。
カイトフォトでは、比較的容易とはいえ、カメラを被写体の真上に正確に持ってゆくのは難しい。被写体をはずしたら本当に何も写っていない、としかいえない写真になってしまうなど失敗も非常に多い。そして、風の変化によっては危険も伴う。カメラの高度を維持できなくなるような風の変化があった場合、被写体の上に凧やカメラ、ラインが落下する可能性があるため、狙う被写体によっては危険である。たとえば高速道路の真上であれば、万一の際に人命にかかわる事故につながる。このような撮影はさすがにできない。
しかし、安全に注意するなら、難しいけれど面白い写真を写すことができるのが、垂直撮影である。真上から見る、というのは非常に新鮮な光景である。

最初に垂直撮影でカメラを被写体の真上に持ってゆく方法を少し書いてみよう。
まず、カメラはラインの下にある。これは間違いない。だから、揚げ手から見て凧やラインが被写体に重なるように揚げる位置を変えれば後は揚げ手から見て前後方向を合わせるのみ、となる。位置あわせの一例は助手を使うことである。助手は被写体の横などに立ち、カメラの位置を前後で示す。それに応じて前後に移動あるいは糸の長さを調整する。これなら正確に真上にもってゆくことが可能になる。ただし、被写体に助手が写り込んでしまう可能性もあるので注意が要る。この場合、真横でなくても揚げ手から離れれば位置はつかみやすい。
もうひとつ、低高度で至近の日中に限られるが、影を見る方法がある。揚げ手からカメラの影が見える場合、被写体の影の真上にカメラの影がくるように調整することで真上に持ってゆくことができる。もちろん、方向はラインで合わせるのが大前提である。ただ、影で確認できる状況は比較的限られている。
これらが困難であれば・・・あとは勘で調整することになる。シャッターを切りながらゆっくり被写体に向かって移動する、低高度であれば勘であっても比較的成功率は高いと思う。

次に真下に向けた場合の写る範囲である。28mm相当の広角レンズ程度であれば、横方向で高度の5割くらいを目安にする良いと思う。つまり、カメラの高度が30mであれば、15m位の幅が写る、という感じである。実際にはもう少し広い範囲が写るが、多少トリミングすることも多いのでこの範囲で狙っておけばよい。これは広くて狭い、微妙な範囲である。人を狙うには広く、建物などを狙うには狭い。特に人ひとりを写すにはかなり広い。かといって、望遠レンズにすると正確に向けるのが難しいので、写る範囲を意識しながら低空で狙う方がよいだろう。カメラを中心にそこから左右に25度位の斜め線をイメージすればよいだろう。

ここで写真の例を紹介しよう。今年の大門の凧祭り、初日は比較的凧も少なく、被写体も凧仲間中心で狙いやすかったので真上から写してみた。人を写すとこんな感じ、という例である。

カイトフライヤー


カイトフライヤーを写したのは高度は5m位かと思う。被写体も凧を揚げていて、角度が同じくらいだったので私の空撮用凧のテールがラインに重なりそうなぎりぎりの位置であり、凧にライン、カメラの高度と位置、頻繁に確認しながらの撮影だった。風の変化もあるので何度も凧が真上になるように調整を繰り返した。これは影が大いに参考になった。


凧を用意する人


もう一例、これは凧を用意する人を写している。範囲が広いので高度はやや高く、だいたい凧の真上であれば良いのでこれは比較的写しやすかった。風の変化もあって位置の固定が難しかったが、これだけ広いと成功率も高くなりそうだ。花見風景など写すのもこの位の高度が適当かな、と思う。

真上からの低空撮影、これはカイトフォト独特だと思う。
しかし、被写体の真上である、ということはカイトフォトでも危険があることを十分認識して写さなくてはならない。機材の落下や凧の落下には注意しなくてはならない。私の撮影機材は実績があり、カメラ等の落下防止策もとっている。
低空垂直撮影、面白い写真になるが、くれぐれも危険のないように・・・。

喧嘩凧、引きと緩めの妙・・・ 2010/5/20
小型の喧嘩凧、これは普通の凧同様、一本の揚げ糸だけど自由自在に操れる凧である。長崎のハタや田原凧、韓国凧などがある。また、海外ではインドのインディアンファイターがあり、類似の凧が東南アジアやネパールやアメリカなどでも作られている。

小型の喧嘩凧、揚がっているのを見ると、たとえば高い位置から反転して急降下し、地面すれすれで再上昇、あるいは右に左にと自由自在に飛び回る。普通の凧のイメージとはずいぶん違う。同じように操れる凧に、いわゆるスポーツカイトがあるが、これは揚げ糸が2本だったり4本だったりする。上げ糸が2本あればその長さの調整で操れることはイメージできる。しかし、揚げ糸が1本では? 操るイメージとはほどとおい。どのように操るのだろうか?
揚げ糸が1本で出来ること。これは引くと緩める、その2つだけである。でも、普通の凧では引けば上げるけれど緩めてもゆっくり下がるだけである。操ることはできそうもない。では喧嘩凧では? これは、喧嘩凧の2つの特性、「緩めると不安定」になり「引けば安定して直進」する、これがあるから操れるのである。私の凧、インディアンファイター系であるが、形はやや横長のダイヤモンド型に近く、骨は縦横に2本、横の骨は大きく湾曲している。糸目は2本ないし間隔の狭い3本。糸目中心はほぼ重心の位置。凧としては不安定であり、地上から上げようとしてもくるくる回ってしまう。この凧がなぜ揚がるか? それはもうひとつの特性「引けば安定して直進」があるからである。インディアンファイター、引くと横骨は後ろに反り、横骨の下だけが凹んで上への力が働く。つまり、安定して直進するのである。
操縦、糸を送って緩め、凧が不安定になって向きを変え、動かしたいところに向く直前に引く。これにより、自在に操縦できるのである。だから、喧嘩凧の糸巻きは緩めと引きがすばやく行えるように出来ている。実際に凧を操るとき、この引きと緩めが無意識にすばやく行えないと操れない。

さて、喧嘩凧、引きと緩めの原則は既に紹介したとおりである。が・・・実際にはとんでもない動きをする。中途半端に引くと凧は弧を描く。また、糸を弾くような瞬間的な引きと緩めで、凧も弾かれたようにくるりと瞬間的に回ったりする。なぜこんな動きが? と思うけど実際にそのように意図して動いてしまうのだから不思議である。もっとも、動かす方も”こう動かしたいから糸をこう引いて・・・”なんて考えて操作しているのではない。とっさに手が動いてしまうのである。まさに引きと緩めの妙、ということになるのだろう。

ところで・・・喧嘩凧の聖地ともいえる長崎でのことを書いておこう。
小川ハタ店を訪ねたとき、ちょうど観光客向けに実演をやっていた。基本的な操作などを説明、観光客に糸を持たせていた。”うまいうまい・・・”などとほめるなか、私がそっと糸を持ったとき、言葉が変わった。実は、私はハタは初めてみたいなものである。が、ちゃんと動いてくれた。私に対しては”うまい”などとはもういわなかったと思う。多分、糸の引きと緩めに迷いがなく緩めるときには一気に送りすばやく引くからだろう。観光客はこわごわと引き、緩めてしまう。中途半端になってしまう。それとは全く違うからだろう。同じこと、私が他のカイトフライヤーでも感じることである。

カイトフォト、撮ることが目的になってはいけない・・・ 2010/5/13
デジタルカメラが普及し、以前と比べると簡易空撮が非常にやりやすくなった。
デジタルコンパクトカメラ、フイルムコンパクトカメラに比べて高画質で軽い。そして、撮影枚数が非常に多くなっている。空撮に便利なインターバルタイマ機能を持つものも増えてきている。これは、簡易空撮に非常に便利である。簡易空撮の敷居、以前に比べると低くなったと思う。そして、デジタルカメラならでは利点、動画も撮ることができる、というのもある。デジタルビデオカメラに比べると簡易動画的ではあるが、カメラ自体非常に軽いので利点は大きい。

このこともあって、カイトフォトを含めた空撮事例が増えてきていると思う。たとえばラジコンヘリコプターでは、足の部位分を少し大きくしてそこにカメラを載せるだけでも空撮可能である。凧と違って機体の姿勢を変えられるのでカメラは固定でも撮影の自由度は高い。カイトフォトにしても、カメラを糸で釣る程度の構造であればほとんどカメラの重さだけなので、小型の凧でも十分に揚げられるようになってきている。風船を使うにしても重量が軽いため、より小さな風船での撮影が可能になってきている。こういうこともあって、簡易空撮を試みる例が増えてきていると思う。これは非常に嬉しいことではある。

しかし、その簡易空撮の写真である。Webなどで多数紹介されている。カイトフォトのほか、ラジコンヘリコプターを利用した例も多い。中にはすばらしい写真もあり、大いに刺激になる。だけど、その一方で感じたことのひとつがタイトルにある、”撮影自体が目的になっているのでは?” である。
簡易空撮、技術的にも工夫が必要で、多くの人は独自に機器等を作成して撮影している。特にカメラの向きをコントロールするには、軽量小型の機器を作る必要があり、技術力も工作力も要る。そして・・・空撮をする人が理系だから? ”こんな装置を作って空撮をやった。すごいだろう”的な記事がある。
これはこれでよいのだが、やはりその上を目指すべきだと思う。つまり写真を撮ることが目的ではなく、良い写真を撮ることを目的にしなくてはならないと思う。つまり、カイトフォトは単なる手段である。もちろん、カイトフォトを使うことで写真の撮影範囲は一歩広がる。その写真は今までに目にしなかった新鮮なものである。写真撮影そのものが面白くなる。が、それで終わるのではなく、写真そのものが評価されなくては意味がないと思う。つまり・・・
”これ、良い写真だな・・・。でも、どうやって撮ったのだろう?”そう思ってもらえるのが良いカイトフォト写真だと思う。では、私はそうなってるか? これはまだまだ、と答えるしかないのだが・・・。だけど、良い写真を撮る。これを心がけて写している。

カイトフォト、被写体はどう狙う? 2010/5/11
カイトフォト、私はファインダーは一切見ないで被写体を狙っている。カメラの向きなどは勘で調整することになる。これでちゃんと写せるのか? という疑問もあると思う。 で、私が聞かれたなら、”失敗も多いけど大体狙える”と答える。

ここで、私の写し方を少し書いてみよう。まず被写体探しであるが、これは普通の写真撮影と変わることはない。ただ、当然カイトフォト向きの被写体はあるわけで、それは意識する。続いて撮影場所探しであるが、このとき凧を揚げやすい場所、となる。公園、河川敷、海岸、グランドなど安全で障害物のない場所が望ましい。風の良し悪し、障害物の有無も重要である。更に危険性も考慮する必要がある。たとえば高速道路や交通量の多い道路、鉄道などが近い場合、危険がないように揚げる必要がある。具体的には凧が落ちても支障がないような長さに糸を押さえ、また万一糸が切れても凧が手前に落ちるような位置で揚げる、といった感じである。風が悪いと特に慎重に行う。
ここで、被写体をどのような角度から写せば最も良いか考える。角度、光の当たり方、背景・・・。普通の写真となんら変わることはない。ただ、実際にファインダーを覗いて確認はできないので、仕上がりをイメージすることになる。次に、その場所にカメラを持ってゆけるかを考える。風向き、障害物などの都合でそれが無理なら、可能な範囲で最も良い位置を探す。このときも仕上がりをイメージして考えることはいうまでもない。もっとも、実際のところは揚げられる場所が限られるので、そこから一番良い写真は、と考えることも多い。

次に撮影である。当然、カメラをどうやって正確に被写体に向けるか、がポイントである。揚げる位置や上がる角度を考えながら移動する。
私の場合、ラジコン撮影なので地上からカメラの方向と上下角を調整できる。だから、思う位置にカメラをもって行きにくい場合は角度で多少の調整を行う。また、風の変化もあるので、動く被写体などタイミングが重要な場合はカメラを被写体に向くように調整しながらシャッターを切るようにする。ラジコンでのカメラの動きは結構早く、ある程度の微調整も可能である。
カメラを正確に向ける、これは慣れによる推測である。風がよければ揚げ糸をアンカーに固定し、カメラの真下に入り、向きを確かめながら調整することができる。この場合、まあ正確に被写体に向けることができる。そうでない場合、被写体の位置とカメラの位置を見比べて操作することになる。当然誤差はあるが、だいたい調整は可能である。
ただ、上下角は結構誤差が大きい。傾向として角度を大きくしすぎてしまう。その結果、被写体の手前が写ってしまうことが多い。これは意識して調整し、更に角度を変えて写すのだが、それでも手前気味になってしまう。高さが低めのときは一度カメラを下ろして確認することもあるし、結果を見て再撮影、ということもある。

続いてカメラを真下に向ける場合である。これは角度の調整はいらないが、被写体の真上に持ってゆかなくてはならない。この場合、カメラは揚げ糸の下にあるのだから、揚げ糸が被写体と重なるようにすれば方向は一致するこれは揚げる位置を移動することで行う。後は被写体までの距離である。もし手伝ってくれる人がいれば、横に立って位置を教えてもらう。手前、奥を手などで示してもらいながら微調整する。これは確実である。が、それが無理な場合、多少前後に動いて枚数を写して撮影する。

以上が私の写し方である。これである程度イメージした写真になるが、ここは風任せのカイトフォト。いきなりカメラの向きや位置が変わる。失敗になることもあるけど意外な写真になることもある。そして、仕上がりをあまりイメージしないで写すこともある。高い高度の撮影や、直接見通しが利かない場合などである。海岸沿いのゴルフ場ではどんな様子かまったく予想できないまま写したし、水平を高度を上げて写すときはどこまで見えるかはわからない。真下に向けた場合でも、高い高度では写る範囲はちょっとイメージしにくい。そして・・・水面に光が反射するなど、予想外の写真になることもある。これはこれで面白いと思っている。

カイトフォト、私は心の目で見て写真を写している。

空撮撮り鉄 2010/5/01
空撮、多くの場合はシャッタータイミングを重視しない撮影が多い。これは、カメラを被写体に正確に向けるのが難しいこともあるし、インターバルタイマを使った撮影が多いこともある。ファインダーを覗いてシャッターを切ることができない所以だろうか? だから、建物や風景など動かないものが中心である。

しかし、今回カイトフォトで撮り鉄をやってみた。鉄道車両を写すので、当たり前だけど列車が来たときにタイミングよくシャッターを切らないとだめである。だから、私の5秒間隔のインターバルタイマでは非常に厳しい。鉄道相手で5秒は非常に長い。もし1秒間隔ができればよいのだが、それでは撮影可能時間が短くなってしまう。ここはやはりラジコン式でシャッタータイミングを狙って写す必要がある。

さて、鉄道相手の空撮、これは安全確保が非常に重要になる。鉄道の運行に支障があるようなことは絶対に避けなくてはいけない。だから、当然車両のアップではなく、風景の中で鉄道を入れることになる。今回写したのは福井県のローカル私鉄、えちぜん鉄道である。そして、凧揚げ可能な場所として選んだのは河川敷の堤防である。最初にこの場所に着いたときは無風。で、しばらく別の場所に行って戻ったときは強風で風が乱れていた。凧は変化し、安定するタイミングが限られている。そのとき列車がいればよいのだが、そうはいかない。ますますシャッタータイミングが大切になる。

カイトフォト、風の変化がある中での撮り鉄となるとラジコン撮影が唯一の方法、というのを実感した。タイミングのほか、方向と角度が変化する。固定式のインターバルタイマ撮影では非常に難しい。しかし・・・ラジコン式でも非常に難しい、というのが正直なところである。車両を追ってカメラの向きを変え、シャッターを切る。その間、風が変化して勝手にカメラの向きが変わる。ローカル線なので上下あわせて1時間に4本程度しかチャンスはない。駅があるので15秒ほど停車してくれるし速度は遅いのだが、それでも難しかった。車両を捉えられた写真はごくわずかであった。事前にためし撮りをして、上下角の確認をしたのに揺れて変わってしまうのも難しかった。
それでも、これだけ写せたのはやはりラジコン式だからだろう。だけど・・・疲れた、というのが正直なところである。


カイトフォト、成功率の低下? 2010/4/25
今日も続けて空撮した。風は非常に不安定で、強弱のほか左右に変化したりした。上空に上げれば左右の安定はよかったのだが、強弱はやはりあり、高度が維持できなくなってしまう。それでも数回あげてカメラのカウンタを見ると110枚位進んでいた。
110枚といえばフイルム3本分。これだけあれば何枚か・・・と思ったが成功率は低く、1枚2枚といった感じだった。成功率の低さ、高度が低すぎることもあるが、ブレの大きな写真も目立った。成功率はものすごく低いことになる。

理由、デジタルではインターバルタイマで写しているからだと思う。インターバルタイマは5秒に設定しているので、写したい方向に5秒以上向けていればよい。フイルムのときはラジコン操作でシャッターを切っていた。これに対してインターバルタイマは微妙な凧の操作が必要なときには糸の操作に専念できるのでありがたい。が、この成功率の低さである。この理由、ラジコン操作では、カメラが安定した瞬間にシャッターをくることが出来る。しかし、インターバルタイマではカメラの状態にかかわらずシャッターを切る。だからブレが目立ったのだろう。
私の機材、ラジコン式のシャッターリリース機構がついている。ラジコン式シャッターリリース、もう一度見直したほうがよいかも・・・。

この日の撮影場所、金沢市民芸術村です。

この日、好天で多くの家族などが芝生広場で遊んでいました。


足元の模様は? 2010/4/24
松任海浜公園の海岸で空撮してきました。
砂浜で揚げたのですが、海岸にはなにやらタイルで何かあるのは分かっていました。きちんとした四角形でもなく、不思議なカーブ? 何かの跡かな、とあまり気にしていませんでした。
で、帰宅後、写真を確かめていると何やら模様が・・・。

まずは地上から.
なにか模様のようなものが見えますね


少し高度を上げると何やら尻尾のような?


これは波?


その先にはクジラが・・・。


それにしても、これだけの大きな絵、多分地上からでは分からないでしょうね。





久々の空撮 2010/4/18


昨日書いた、イギリスのカイトフォトグラファーの機材です。
カメラは固定式。揚げ糸にロッドをぶら下げるような感じでぶら下げます。特徴は帆のような三角布。これは安定用だそうです。写真などでは見たことありましたが、実物は初めてでした。
凧はデルタ。白色ですが、縁取りやキールが赤でした。弧を描くような感じで美しい凧でした。この日、風の変化がありましたが、このテールは有効に働いていました。

久々の空撮 2010/4/17

しばらく空撮から遠ざかっていました。これではカイトフォトグラファーであることを忘れ去られてしまいますね。機材の不調があった、ということもありましたが、イギリスからカイトフォトグラファーが北陸に、ということで急ぎ機材を点検してみたところ、単なる軸のずれではなく、サーボモータ内のギアが割れていることがわかりました。幸い同型のサーボの手持ちがあったのですぐに交換、復活しました。

久々の空撮、福井県のエンゼルランドふくいです。ここは木々があるけれど芝生広場があります。風に変化があり、時々凧が揚げ手より風上に行ってしまったり弱まって急に高度を落としたりするので油断できません。高度をもう少し上げるべきでしたね。もっと写さなくては・・・。




鈍いのは・・・蛍光灯? それとも? 2010/3/24
信号待ちで、信号が青になるとき歩行者用が一瞬遅れて青になるものがある、と気がついた。遅れる信号は決まっているが、ひとつではなくいくつもある。信号、歩行者用だけタイミングをわずかに遅らせる理由はない。ではなぜ? と思ってふと気がついた。遅れる信号、自動車用がLEDで歩行者用は電球なのである。

電球、細い金属線が電流で温度が上がって光るので、ほぼ瞬時に点灯するLEDに比べるとどうしても一瞬遅れてしまう。時間にしてはほんのわずかなのだが、同時のはずが少し遅れると気がつきやすい。信号の場合もこの時間差で遅れているように感じたのではないか、と思う。そういえば、自動車でブレーキランプにLEDと電球の両方使う場合、電球が遅れるからLEDもそれに合わせるように点灯を遅らせる回路を入れた例がある、なんて話を聞いたこともある。

ところで、いままですぐつかないといえば蛍光灯であった。が、最近の蛍光灯、ほぼ瞬時につくものが多くなってきている(といっても多少遅いのだろうけど・・・)。 電球は瞬時に点く、と思っていたけど実はLEDより遅い。信号のように電球とLEDを併用していると遅さが目に付いてしまう。
そういえば・・・”にぶい”のを”蛍光灯”と表現することが以前あったと思うが、これはもう死語みたいになってしまった。もっとも、今LEDと比べて電球が遅いからといって、電球をにぶい、と表現はしないとは思うが・・・。


注: 自動車用がLEDで歩行者用が電球の信号でも、歩行者用がほとんど遅れない信号もあるようだ。



NHKラジオ、公開放送見学記 2010/3/7

放送直前の写真です。原稿の最終確認、と言った感じです。2列目からなので右に前列の人が写りこんでしまいました。


2/13,14は、NHKのラジオの公開放送が金沢21世紀美術館でありました。私がラジオを聞くのは主に車の運転をしているとき。週末のこの放送はときどき聞いていたので行ってみました。行ったのは土曜日、2/13の文芸選評でした。文芸選評は俳句、短歌、川柳、どどいつがあり、それぞれ週ごとに放送されています。私はちょっと笑えることの多い川柳とどどいつが好きで、幸運にも公開放送はどどいつでした。
放送、通常は土曜日の11:05からですが、この日はオリンピックの開会式の関係で1時間繰り上がり10:05からでした。美術館に入れるのは9:00なのですが、ちょっと早めに8:40頃に駐車場に着いてみると20人位の列がもうできていました。案内に従ってその後ろに並びました。その後、数人程度列が伸びました。美術館の会館、9:00に美術館に入りましたが、待ちはまだこれから。会場に入れるのは更に30分後の9:30です。列のあちこちで会話が聞こえますが、中には初対面同士の人も。日曜などはあちこちの公開放送を回る常連さんみたいな人も少なくないようです。初対面の人でも結構親しく話せるのも公開放送の楽しみなのかもしれませんね。
9:30に開場に入るとき、列は更に伸び、90人位にはなっていたようです。これは、会場には約160人入れるそうで、直後に半分少々の席が埋まったのでそこからの推測です。会場正面には演台に3人分の席があり、花が飾られています。やはり前の方から埋まります。私は2列目の席を確保。落ち着いたところでトイレに行っておきました。地下とはいえ寒い駐車場で待っていたのですし、終わるのは1時間半後。今のうちに・・・。
9:50分には席もほぼ埋まり、この頃に司会に鎌田さん登場。ここで金沢放送局の人からもご挨拶など。軽い冗談などで会場の緊張もちょっとほぐれてゆきます。そして拍手の練習。公開放送なのでそれらしい雰囲気を出すのに拍手は必要ですね。最初は緊張からかちょっと弱め。 拍手で大事なのは3つ、強く、速く、・・・(あれ、もうひとつはなんだっけ?) その後は勢いが違いますね。 続いて坪郷さんと選者の筏丸さんが会場入り。ちょと華やかになります。

9:58ごろには会場は静まり返り、緊張も高まるような気が・・・。そんな中で始まりのいつものテーマ音楽が流れ、鎌田さんから番組の始まりの言葉が。あれ、10:05からではなかった? ちょっと早い? と疑問に思いながらも緊張して聞き始めていると、最後に”こんな感じで始まります”みたいな一言が・・・。これで笑い声が起こり、更に緊張がほぐれるような気がしました。その後スタッフから、”ニュースは4分30秒です”と。そして、会場のスピーカからラジオの、ニュースの声が流れます。まもなく始まるな、と思っているとニュースはすぐに終わり、次に本当に放送が始まります。まずはテーマ音楽が。今度は本物です。
鎌田さんと坪郷さんは手馴れた感じだけど、選者の筏丸さんは公開放送は初めてだとか? ちょっと声が緊張しているようにも思えます。そして・・・実は緊張しているのは私も同じでした。開場でただ聞いているだけでなぜ緊張する? と言われそうですが、2列目のやや右にいる私のまん前には、ちょっと高い位置ではありますが会場の音を拾うマイクが立っているんです。つまり、もしここでクシャミでもすればその音は日本中に響いてしまうわけです。まあ、公開放送なので少々の雑音は仕方ない、というかくしゃみをしただけで追い出されることはないでしょうけど、ラジオを聴く側から言えば余計な音は少ないほうが良いでしょうね。ということで体も極力動かさないように聞きました。緊張するわけです。音といえば・・・放送中も写真撮影はかまわないのですが、私のカメラは一眼レフなので多少大きな音がするので放送中は自粛。更に、今日のかばんは明日の凧揚げ用に身軽なもので、蓋はマジックテープで留めるもの。開けると大きな音がします。これも初めから開けておきました。
さて、放送中のことも書いておきます。選者の筏丸さん、ちょっと手振りなども交えてお話されていました。見ていてとても分かりやすいです。でも、普段はラジオだから当然見えません。これは残念ですね。でも次に聞くとき、ちょっと目に浮かびそうです。一層聞きやすくなるかもしれません。そして・・・鎌田さんと坪郷さんの声がとても聞きやすくて魅力的なこと。ラジオでも聞きやすいのですが、ラジオを通さずに聞く声は一層聞きやすくて声に張りもあり、魅力的でした。

放送、約20分後10:25を過ぎたあたりにちょっと休憩が入ります。これは首都圏などでは交通情報の入る時間です。首都圏以外では音楽が流れます。この間、放送は中断されるので会場もちょっと一息。客席は多少ざわついた感じはありますが、鎌田さんなどは小声で話すだけなので緊張感は続きます。時間にして3分程度なのですぐに10:30となり、テーマの音楽が流れて再開。すぐに静まります。なんだか緊張するばかりの公開放送のようですね。私は初めてで更に前列なのでその感じが特に強かったのだと思いますが、それだけではないです。どどいつなので時には笑いも起こります。そして、節分の豆まきの話題では”金沢の豆まきは・・・”の問いかけに会場から返事も返ります。こういうところはいつもにない楽しみですね。

入選は12句なのですが、前半20分にもう8句位紹介されてしまいました。前半あと一句紹介します、の声を聞くとつい時計を見てしまいます。後半、時間が余るのでは? 入選者に電話をするのかな? (これも楽しみの一つです) などと思っていると公開放送で3句追加紹介され、ちょっと得した気分。そして、最後の5分くらい。入選の1句が金沢の人でしたが、”会場にいらっしゃいますか?”の声に私のすぐ後ろで手が挙がり、坪郷さんが飛んで行きました。スムーズな返事だったのでひょっとしたら事前に連絡があったのかもしれませんね。あと追加3句の作者もお二人が会場に。作者との対話、公開放送ならでは、ですね。

放送の約55分はあっという間に終わり、オリンピック関連の放送が流れましたがそれもすぐに消え、公開放送は終わりました。会場の一部の人は前に集まり記念撮影など。もう少しいたい気持ちはありましたが、この日は明日に備えて名古屋まで移動しなくてはなりません。名残惜しい気持ちで出口に向かいました。次の機会、また聞きに行きたいです。

最後に、どどいつの文芸選評、ということで一句
 公開放送
 身動き控え
 合間の曲に
 ほっとする

経験があだになる 2010/3/6
チリ沖の地震、日本にまで津波が到達した。幸い警報が出て、また津波もそれほど大きくは無かったため、人的被害は無かった。ただ、漁業関連など被害自体は結構あったようである。予報に関しては、一部には過大? なんて声もあるが、危害対策としては可能性のある最大を想定すべきなので正しい方向だと思う。たとえば、平均を予想しても災害対策上は危険である。当然ばらつきがあるのだから、90%程度の確率で収まるような数値を出す必要があるだろう。
さて、その後の報道(新聞など)で気になったこと、警報や避難の指示が出ていたのに従わない人が結構いたそうだ。その裏には一例として”前回のチリ沖地震の津波でもここは被害が無かった”といったことがあるそうだ。この判断、一見正しそうだけど、実は大変な間違いがありうる、というのが津波なのだそうだ。これが”経験があだになる”である。

津波、特に被害が出るほどのものはそんなに頻繁に起きるものではない。そして、地震によって被害が大きく異なることもある。これは、同じ条件に思えるけど実はおおきく違うことがある、また偶然ともいえるわずかな差で大きな違いが出ることがある、からだそうだ。実際、過去の津波の被害で”前回はたいしたことなかった”ために判断を誤り、大きな被害がでた例が日本各地で多数ある。たとえば、比較的近い地域AとBがあり、ある津波でA地域には大きな被害が出たけどB地域は大したことなかった例があった。これは、B地域が安全だからではなく、波の回り方の関係で偶然、そうなっただけ、であった。そして、次の津波では被害が逆になり、B地域は安全と思い込んで避難しなかったために多数の死者がでてしまった。これは決してまれな例ではなく、日本でも各地で繰り返されたそうだ。そういえば”日本海側では津波は起きない”と思い込んでいる人が少なくなかった時期もあった。
また、地震の規模が大きくても津波が発生しないことがある。地震は断層の動きなどで発生するが、断層が水平方向にずれ、上下方向の動きが少ない場合、津波は発生しないこともある。逆に、上下の動きが大きければ規模が小さくても津波が大きい、となる。だから、前回の大地震で津波の被害がなかった、としても隣接した別の断層であれば動きが違うから大津波が、ということもありうる。
そして、伝承が誤って伝わることもある。たとえば、”海が引くと大津波になる”である。これは正しい。しかし、"津波の前に必ず海が引く”と間違って伝わっている例がある。津波には、一度引いてから大きな波が来るきと、いきなり大きな波が来るときとがある。だから、海が引けば津波になるのは間違いないのだが、引かずに津波が来るときもあるので、海が引かないから津波が来ない、と考えてしまうと間違いである。

経験があだになる。この背景には、まず、人が狭い経験や知識によって誤った判断をしてしまうこともあるだろうし、与えられた情報で誤った判断をしてしまうこともあるだろう。今回も、小笠原などで10cmの津波が観測されたため、私自身”大したことないかも?”と思ってしまった。知識として、津波は第2第3の波の方が強いことがあることは知っていたのだが、どうしても最初の10cmにひきづられてしまった。同じことを考えて早々に避難先から引き上げてしまった人も少なくないそうだ。警報は当然、最大の被害の可能性を考えれ出すから、それより小さくなることが多い。2m近いのが来る、と予想していたところに10cmなんてのが来たら、第2波がそれより大きくなっても大したことないのでは、と思い込んでしまうことはあると思う。

ここで、場所によって被害が異なるのは、ひとつには津波の伝わり方によるものである。それについて少し書いておく。津波は、名前の通り”波”である。波、というのは実は非常に厄介である。波は反射したり曲がったりする。そして、重なり合うと強くなる。1mと1mの波が重なると約2mの大波になってしまう。更に、津波は水深が浅くなると遅くなる、という性質もある。だから、基本は遠くなると弱くなるのだが、この波の特性のために、部分的に強くなることがある。たとえば水深が部分的に浅いところがあると、その周囲は波の進みが遅くなるために波が曲がって進み、レンズみたいに波が集中する部分ができたりする。また、陸で反射した波も重なる。だから、今回の津波も、より震源に近いハワイが1mなのに日本で1.2mの津波が観測されている。波が部分的に集中する場所、これは海底の地形や震源域によっても違うので、ある地域の被害はばらつきが出ることもある。そして、何かの陰になると低くなったりするし、湾の向きと波の進み方によっても被害に違いがでてくる。更に、津波の波長によってもちがってくる。
津波、複雑な要素が絡むので前回波が他より低かったから今回も、とはいえないのである。もちろん多数の事例があれば統計的に判断できるのだろうけど、幸か不幸か津波はそんなに多くはない。そして、津波のある程度正確な記録はここ数百年だろうから、千年以上の周期で起きるような地震に関連しての記録は必ずしもない。偶然に左右されるわずかな事例で判断してしまうととんでもない間違いになりかねない。これが、繰り返すようだけど"経験があだになる”である。

ではどうすれば・・・? 津波に関しては、やはり気象庁の、さまざまな事例、要因から判断した、最大の想定を元に避難等をすることだと思う。今回、最初は1mくらい、との見込みが高い方向に修正された。最初の1m、これはある程度の確率で起こりうる最大の想定だろう。また、時刻も誤差を考えての数字だろう。であれば、予想時刻までに最大の見込みに従って避難するのが妥当だと思う。

ところで、経験があだになること、津波以外にも多いと思う。仕事などでも偶然ともいえる成功事例を続けてしまい大失敗、という例もあると思う。逆に、良い方法なのに偶然とも言える要因で失敗し、封印されてしまう例もあるだろう。なぜ成功したか、なぜ失敗したか、深く考える必要があるのだが・・・少なくとも、私に関しては考えている、とは言えないのが実情である。

切符の話 福岡から福岡へ? 2010/3/3

この写真、福岡の凧のイベントに参加するために用意したJRの乗車券の一部である。福岡発福岡市内行き、というちょっと不思議な切符である。
JRの切符では、一見これとそっくりの切符、発駅と着駅が同じ切符は買える。乗車券は、同じ駅を通らなければ1枚の片道切符にすることができる。たとえば金沢から東京まで往復する場合、経路として上越新幹線経由か東海道新幹線の2つがある。東海道周りはちょっと高くて時間も少し長いのだが、大きな差があるわけではないので、こちらも利用されている。で、行きを上越経由、帰りを東海道経由とすると1枚の乗車券にできる。その場合、”金沢→金沢”の1枚の乗車券にすることができる。(注: 切符の有効期間内に往復できる場合) つまり、乗車駅と降車駅が同じになるわけである。ついでに言えば、この場合乗車券が安くなるメリットもある。

さて、タイトルの切符である。この場合、発駅と着駅は別である。目的地は九州の福岡市。福岡市のJRの中心駅は博多駅であって福岡ではない。が、長距離切符を買うと”福岡市内”で発券される。ということで、この切符の目的地は福岡市内になる。では発駅の”福岡”は? 実はJRには全く別の場所に福岡駅がある。福岡駅は九州を遠く離れた富山県の旧福岡町(現在は高岡市)にある。つまり、富山県の福岡駅から博多駅まで行こうとして切符を買うと、”福岡→福岡市内”となる。ちょっと面白い切符? というわけで買ってみた。今回、私の発駅は金沢なのだが、料金に大きな違いはないだろうと、買ってみたのである。
福岡駅であるが、外国人旅行者などが福岡市に行きたくて駅などの窓口で間違って福岡駅までの切符を買い、その経路どおりにきて小さな駅で驚く、ということも実際にあるそうだ。(多くはないけど決して少なくはないそうで、窓口も確かめればよいのに、と思う。発券機でスムーズに出てしまうからだろうか?) また、当時福岡町にある博物館で写真展を開催したとき、その写真展の開催予定が東京、大阪などであったため、”東京、大阪・・・福岡で開催されます”と全国ニュースで紹介されたため、福岡市の開催されそうな美術館などに問い合わせが殺到したそうである。

福岡駅、私は富山県出身であり、この駅を良く通っていたので知っていた。だから、九州に福岡市があることを後で知って驚いたものである。地元以外には知られていない駅だと思うが、鉄道好きには雑学的に知られているようである。そして、最近Webでの時刻表検索で博多のつもりで福岡と入力、富山県に福岡駅があることを知った人もいるようだ。とはいえ、マイナーな駅のこと。金沢駅でこの切符を買おうとしたら窓口の女性(なぜか関西弁。関西出身で金沢に転勤?)が混乱してしまったようだ。一緒に特急券も買うのでメモを渡したのだが、乗車券の誤解であせったのか、発券の際に行き相当を続けて発券するなどミスを頻発してしまった。(遊び半分の切符に付き合わされてちょっと気の毒・・・?)

で、家族にこの切符を見せて説明しても”ふーん”で終わってしまった。そんなものかな? 私は面白い、と思って買ったのだが・・・。

嫁に来た凧 2010/2/21
凧、人にあげることもある。そんなとき、大事にしてほしい、という意味も込めて”嫁に出す”と言ったこともある。私の凧、いくつか海外も含めて嫁に出した。もっとも、私の場合数は少ない。切抜凧などは揚がりが悪い、ということもあってのことである。それとは逆に、貰った凧もある。で、つい最近嫁に来たのがこの凧である。一宮の凧あげ祭りのことである。

一宮は微風だったが、今日は晴天で適度に風もある、ということで早速いつもの公園で揚げてみた。しばらく雪が降っていた後の晴れ間だから? この公園にしては結構人が多かった。グランドゴルフをしている人がいて場所をとっているからかもしれない。今日は初めてなので場所を慎重に選んだのだか、小さな子供がよちよち歩きて寄ってきてしまった。これは危険なので離れるのを待って揚げようとしたが、ちょっと風が弱くなった。しばし待って揚げるとふわりと上空へ。風が適度だからか引きも程よく揚がってくれる。素姓のよさを感じる凧である。
周りでもみてくれる人がいて、携帯などで写真を撮っている人も。もっと引きを楽しみたいと思うが、ここはちょっと風が乱れる。私が揚げるには十分だが、他の人では・・・。様子が分かったことだし、早めに降ろすことにした。いつもより人が多いのが気になってのことでもある。

凧を畳むのも初めて・・・だけど、なんとか袋に収まってくれた。
新しく嫁に来た凧、金沢に水になじんでくれるといいな。




ウィスキーの話 2010/2/11
ウィスキー、25年ぶりに販売が上向きに転じたそうだ。この背景には、サントリーが進めたハイボールの復活がある。ハイボール、これはウィスキーの炭酸水割りで、以前広く飲まれていたのだそうだ。飲んだことのある人には懐かしさが、そしてそうでない若い人などには新鮮さがあって、増えてきたのだそうだ。また、その背景にはチューハイが飽きられ、新しい飲み物を模索していた、ということもあるようだ。ウイスキーの消費増、ウィスキー好きの私にはうれしいことである。この機会にウィスキーの魅力などを書いてみようと思う。

ウィスキー、ご存知の方の多いとおもうが、蒸溜酒である。だからアルコールが 43%程度で非常に高い。中には50%以上のものも売られている。以前、限定的な販売ではあったが、ほとんど原酒そのままの、約65%のものもある。ウィスキーの造り方、まず麦芽を発酵させ、これを蒸溜して作る。これがモルトであるが、荒っぽく言えばビールを蒸溜したようなものである。そして、とうもろこしなどの雑穀を発酵、蒸溜して作ったグレーン。この2つをブレンドしてつくることが多い。グレーンは連続蒸溜で作られ、アルコール度数が非常に高い。これをブレンドすることでまろやかな飲みやすいウィスキーになる。有名なウィスキー、ジョニー・ウォーカーやオールド・パーなどはこの、ブレンデッドウィスキーである。そして、ウィスキーの中にはモルトだけで作られたものもある。
モルトとグレーン、どちらも樽で熟成する。蒸溜直後のウィスキー、無色透明でとても荒々しく、飲めるようなものではないそうだ。これを樽で数年間熟成させることで琥珀色になり、荒々しさが消え、そして味が出てくる。ウィスキーの味は、熟成によって生まれる、といえる。
ウィスキー、売られているものの中には、たとえば 12年などと書かれて売られているものがある。これは、12年以上熟成させたモルトとグレーンから作られた、ということになる。熟成が長いとそれだけ保管に費用が掛かるし自然に中身が減ってゆくのでどうしても高価になる。たとえば10年と 12年ではわずかに 2年の差ではあるが、値段は倍になったりする。中には○十年というものもあり、これは驚くほど高い。

樽による熟成、ここで大きな違いが出る。まずは樽。木の種類や大きさ、そして以前に別の酒の保存に使った場合はその酒の種類の違いなど、さまざまである。その結果、樽から出した原酒、おなじウィスキーと思えないほど個性的である。サントリーの山崎蒸溜所には、さまざまな原酒が保存してあるが、ビンに入っているのを見ると薄い色から真っ黒に近いものまである。そして、同じような樽であっても、貯蔵する場所によっても味が違うそうだ。同じ貯蔵所であっても上か下かによって温度や湿度の変化が違ってくるため、などといわれている。そして、もちろん熟成期間によっても味が変わってくる。一般に長い方がまろやかになる。
また、蒸溜の釜の違いもある。釜の大小、そして形。これによって、蒸発して戻る成分も微妙に違ってくる。だから、蒸溜所の蒸溜釜、わざと違うものを作ったりするそうだ。
そして、材料の違いもある。たとえば麦芽。これは大麦を発芽させ、適度なところで止める。そのとき、スコットランドなどでは泥炭を燃やして燻製にしたそうだが、このために燻製風の味が残る。これもウィスキーの味であるが、逆にこれをなくしたものもある。
ウィスキー、いろいろなものを作り出すため、形の異なる蒸溜釜で、いろんな樽で熟成させ、数多くの原酒をつくり、これを最適な比率で混ぜてウィスキーを造っている。日本のウィスキー、そんなに個性的なものはないが、海外のものには同じウィスキーとは思えないほど違いがあったりする。
さて、ウイスキーの魅力を語る上で欠かせないのがシングルモルトである。ウイスキー、はモルトとグレーンをブレンドすることが多いが、中にはモルトだけ、それも同じ蒸溜所で作ったモルトだけでつくられたウィスキーがある。これがシングルモルトである。同じ蒸溜所のモルトだけで作るので、個性が出やすいウィスキーである。ブレンデッドウィスキーにももちろん個性はあるが、シングルモルトとなるとその比ではない。日本酒でも個性的な地酒があるが、シングルモルトはそれ以上に違いがある。ブレンデッドウィスキー同様に飲みやすいものもあれば、スコットランドのアイラ島のもののように燻製が強いものもある。ここは海に近いので潮の香りがする、とまで言う人もいる。中ではラフロイグは個性が強く、クレゾールみたい、なんていう人さえいる。

次は、ウィスキーの飲み方である。ウィスキー、アルコールの度数で言うと、 43%前後である。原酒に近い50%以上のものもある。これをストレートで、となると慣れた人ならともかく、非常にきついだろう。口から火が出るような感覚になる。となると水割りなどで、となるのだが、ここでスコットランドなどで飲まれる方法を紹介しておく。それは、室温の水、1対 1の水割りである。氷は入れない。氷を入れると一部の香りが出にくくなるから、というのが理由だそうだ。そして、水で割ることにより、強い味の陰に隠れやすいかすかな味もでてくる。これもあり、蒸溜所でブレンドなどの際に味を確かめるのはこの1対1の水割りなのだそうだ。ウィスキーの特徴を一番感ることができるのみ方だとは思うが、アルコールは20%以上になる。これでもなれないときついかもしれない。
飲み方として、 1対 1の水割りを書いたが、これは一例である。好きなように飲めばよいと思う。ハイボール、私は缶入りを飲んだだけであるが、これも好みだと思う。このほか、カクテル風にするも良し、これは自由である。

でも、シングルモルトでウイスキーの個性を楽しむには、この水割りが一番だと思う。是非一度試してみてほしい。い。

柿の葉寿司と海老の寿司 2010/2/11
柿の葉寿司、奈良のものが知られているけれど金沢にもある。だから、私は柿の葉寿司は金沢の寿司、と思っていた。偶然、東京かどこかで柿の葉寿司を見て、てっきり金沢から、と思っていたのに違ったことに驚き、奈良にもあることを知った。

だけど、金沢以外の柿の葉寿司を食べる機会はずーっとないままであった。最近、実家が貰った奈良の柿の葉寿司のおすそ分けがあり、初めて食べた。桐の箱に入っていたそうで、かなりの高級品なのだろう。それもあってか、味は非常に良かった。何種類かあったようで、食べたのは海老やサーモン、さばに穴子だが、中では海老がおいしかった。しかし、女房は穴子がおいしく、海老は・・・? と言っていた。もちろん好みの違いもあるが、ここで思いついたのは海老が茹でてあること、である。

北陸では、甘エビなど、生で食べる海老がある。甘エビは手軽な食材で、よく食べられている。寿司にも当然、生で使われている。しかし、海老の寿司というと茹でた海老の方が多いように思う。だから、人によっては海老の寿司は茹でた海老でないと・・・ということになるそうだ。これは、凧のイベントで、前夜祭にでた寿司で、生の海老が残っていたりする。ちょっと不思議に思って聞いたところ、”(甘エビは知っているけど)海老は茹海老”、と返ってきたのである。
で、女房の場合はその逆で、海老の寿司は生でないと、となるのだろう。では私は? 学生のときなど北陸以外で住んでいたので、茹で海老の寿司も 知っていて何度も食べていたこともあって抵抗が無いからかな、とも思う。これはこれでおいしいと思う。(でもやっぱり生の方が好き?)

バッテリを交換しようとして・・・ 2010/1/31
車のバッテリ、ちょっと不安を感じた。会社帰り、いつも夜なのだが、会社から出た直後、ブレーキを踏んだとき、メータの明りが一瞬暗くなり、電圧計も針がやはり大きく下がった。バッテリ、そろそろ危ないのかも・・・と思って値段を調べた。前回はエンジンのかかりが悪くなりはじめたので急きょ(その時間に唯一交換可能な)ガソリンスタンドで換えてもらって1.7万円だった。
Web
で見ると1万円以下でもあるが、バッテリの場合交換の手数や廃棄のこともあるので、安くてもその内容を確かめないといけない。また、質のこともある。自動車用品店のはWebでは1.3万円だった。ディーラに電話してみると、2.2万円とのこと。高いな、とも思ったが、運悪く電話に出たのがいつもお世話になっている人。しかも声で私と分かってしまったので、お願いすることにした。次安くして、と付け加えたうえで・・・。

で、午後にディーラに行くと、念のためバッテリを調べてくれ、その結果はもうしばらく大丈夫、とのことだった。で、”今無理に変えなくてもいいですよ”という言葉に甘え、交換は見送ることにした。実は、なじみの店ではこういうことはと時々ある。タイヤの側面をちょっと引っかけた時も、”この程度なら大丈夫”ということでやはり交換を見送った。この場合、不安を感じて見てもらったのだから、お店が”念のため換えて方が安心できる”と言えば換えただろう。この言葉、多少とはいえ劣化があるのだから嘘ではない。でも、こういう応対をしてくれると、お客のことを考えて適切な判断をしてくれる、と安心できるので、次にもう一度行きたくなる。

そういえば・・・バッテリなどは、ディーラ以外では診断もしないで交換している。お客が交換してくれ、と言ったわけだからそれでも良いのだけど、バッテリは明確な交換時期の判断がしにくいものだけに、交換しすぎ、という場合もあるのかな、と思う。バッテリ、多少安くても早めに換えすぎたのでは高くつく。一見高いディーラも、こういう診断をしてくれる、と思うと適正な値段なのかもしれない。


フライパン凧 2010/1/11
年が明けて初めて凧揚げが可能な休日となった。年末年始は雪だったので凧は無理。晴れていても地面に雪があると揚げられない。幸い今日は曇りながら適度に風があり、昨日までの雨も小雨程度だったので排水の良い公園はほぼ乾いていた。

さて、最初に揚げたのは昨年から作っていた新凧の一つ、フライパンである。見た目の通り丸い形であり柄がついている。丸い凧は安定させにくいのに、フライパンに合わせて真ん中をへこませていたため、安定はしない。これは反りが逆になっているのと同じことなのだから、凧としては安定させられないのである。だから、この凧も大きな尻尾をつけている。が、それでも安定は足りない。だけど偶然、くぼんでいる真ん中を引っ張ったら安定してしまったのである。フライパンとしては形がおかしいのだが、揚がる方を優先しようか、とも思った。

なお、もう少し形に手を入れる予定である。ますますフライパンらしくなるはず?
そして、新MauBeeはほぼ形になってきた。更に2つ、準備中である。



自然光の美術館 2010/1/5
美術館の中には展示に自然光を取り入れているところがある。大阪市立東洋陶磁美術館もそうだし、金沢の21世紀美術館にも一部の展示室で自然光を取り入れられるようになっている。自然光でみる美術品、非常に素晴らしいと思う。特に大阪市立東洋陶磁美術館で青磁を見たとき、その色の素晴らしさに感動してしまった。

さて、前述の美術館、自然光を取り入れているが、暗いときは照明に変わったり暗さを補ったりしている。だから、雨の日に行っても失望することはない。しかし、純粋に自然光で見る美術品もある。その代表的なものがステンドグラスだろう。ステンドグラスを展示している美術館の中には照明により鑑賞できるところもある。しかし、金沢ステンドグラス美術館は教会の様式(本来の教会ではなく、結婚式用)を取っているので、ステンドグラスは窓に嵌め込まれいて外の光だけで鑑賞することになる。だから、天候によって、季節によって、そして時刻によって、ステンドグラスは色や輝きががらりと変わる。私の場合、天候に合わせて何度も行っているわけではないので色の違いなどを詳しく述べられないのだが、説明してくださる館の人によると色が全く違って見えることもあるそうだ。一部の色が光によっては出ないのだそうだ。

再任訪問したのは冬の正午ごろ、犀川近辺の写真を撮るのに近くを通った際、ふらりと中に入ったところ、ステンドグラスが非常に美しく、特に赤や紺、黄色の鮮やかな色に驚いた。説明してくださる方によるとこれほど鮮やかに見えることは少ない、とのこと。同じ日の30分ほど前(少し雲が厚かった)はこれほどの色ではなかった、とのこと。偶然、理想的な光線の具合のときに立ち寄ったようだ。冬至近くの薄い雲のあるような、冬の柔らかな空と日差しが丁度よかったようだ。

ここで展示している作品はウイリアム・モリスの作品など。彼が1859年に建てた新居、レッド・ハウスを復元したのだそうだ。教会なのでキリストやマリア、そして聖人など。宗教的な作品が中心である。よくある図柄ではあるが、それだけに古さも感じない。時代を超えた美しさというべきものなのかもしれない。

今回、鮮やかな美しい色で見られたので、逆に雪の降るような暗い日はどうだろうか? と思ってしまう。これもまた見てみたい、とも思う。




アメリカでの自動車暴走事故から 2009/12/23
アメリカで、自動車の運転中にアクセルがフロアマットに引っかかって戻らなくなったことで暴走、4人が死亡する事故が起きた。この事故、最初に知ったときは軽く考えていたのだが、実は大変な事故であるようだ。

事故についてはWebも含め、いろいろと紹介されているが、原因はアクセルがフロアマットに引っかかって戻らなくなったことである。厚いフロアマットや2重に敷いたとき、そしてフロアマットがずれたときに同様のことが起きた例が他にもあるようだ。アクセルが引っかかっただけでなぜ車を止められなかったのか? 少なくとも減速はできたのではないか? と思った。私が思いつく対応はというと、
 (1) ブレーキを強く踏む
 (2) ギアをニュートラルにする
 (3) エンジンを切る
である。ところが、この3つとも効かなかったあるいはできなかった可能性があることがわかった。

まずブレーキである。現在の自動車、エンジンが空気を吸い込むときの負圧を利用してブレーキペダルが軽く踏めるようになっている。もしエンジンが停止するとこのブースターが利かなくなるため、最初の1回は普通に効くが2回目以降は非常に効きが悪くなってしまう。この負圧、アイドリングなどエンジンの回転数が低いときに発生する。このため、エンジン全開でも同様にブースターが働かなくなっていたと考えられる。この場合、全開のエンジンが発生するパワーをブレーキで抑えることは難しいと思う。このような状況になれば、23度と踏むだろうから、ブレーキの効きが悪くなってしまったことだろう。

2
番目、ギアをニュートラルにすることである。マニュアル車ならクラッチで即エンジンを切り離せる。その後、ニュートラルにすれば、仮にエンジンが全開になっても駆動力はなくなるので徐々に減速する。ブレーキのブースターは効かないけどゆっくりでも停止できる。
ではATでは? 変速レバー自体は操作できる。ニュートラルになれば、やはり減速は可能である。(この場合変速機が壊れる可能性が高いが・・・) しかし、最近のAT車の一部は高速走行中は操作してもニュートラルにならないそうだ。今回の事故車がそうだったかは不明であるが、車によってはニュートラルにならず、結果として減速できない可能性がある。

3
番目、エンジンを切ることである。通常、走行中にエンジンを切るのは危険である。ブレーキのブースターが効かなくなるし、パワーステアリングも効かなくなる。ブレーキもハンドルも重くなり操作が難しくなる。更に、エンジンキーを回しすぎるとハンドルがロックされてしまう車もある。しかし、ハンドルロックさえ注意すれば、減速が始まるのでアクセル全開の暴走よりはましである。が、最近の車の一部は走行中のエンジンオフが簡単にはできない。エンジンをON/OFFを押しボタンスイッチで行う車が増えているが、この場合走行中は安全のため、ちょっと押してもOFFにはならない。この場合、たとえば3秒以上長く押せば強制的にエンジンOFFになるそうだが、超高速走行中の3秒はものすごく長い。冷静にスイッチを3秒押し続けることは難しいだろう。そもそもこの操作を知らないと無理である。押しても停まらず、よりあせってしまうことにつながるのではないだろうか?

なぜこのようになっているか? (2)(3)、本来は事故防止のための機構であるそれが事故防止を邪魔してしまった、ということになる。どちらかができれば、被害軽減はできた可能性がある。つまり、結局は事故になり、車は壊れたかもしれないが、乗員の命は助かったかもしれない。
同様の事故、日本でも発生していたそうだ。10件少々と多くはないようだが、大出力車では被害も大きいだろう。フロアマットを正しく使うことはまず必要だが、類似の事故としてアクセルのワイヤが長年の使用で痛んでいれば引っかかってしまうことも起こりうる。対応を考えておくことは無意味ではないと思う。回避策、まずギアをニュートラルにする。これができれば減速が始まる。それがだめならエンジンを切る。エンジンキーの場合、ハンドルロックしないように注意が要る。この場合、どちらもブレーキは効きが極端に悪くなる。普通に効く最初の1回でできるだけ減速し、2回目以降は力を込めて踏む必要がある。更に、エンジンを切ればハンドルが極端に重くなる。これもまた、力を入れて操作する必要がある。決して楽ではないが、冷静に対応できれば、事故の被害軽減は可能だと思う。

それにしても、安全策が裏目に出た今回の事故、設計する側としては大きな教訓になる。より広い事故の可能性を考えたら何らかの対策が取られていたかもしれない。実際、アクセルとブレーキを同時に踏むとアクセルを無効にする車もあるそうだ。それがあれば防げた可能性もある。

さて・・・この事故調査、乗っていた人が全員死亡しているので、非常に難しかっただろう。実は、後席に乗っていた人から携帯電話で緊急連絡があり、その結果アクセルが戻らず、対処してだめだったことが分かった。もしこれがなかったら・・・単純な暴走運転、運転ミスで終わっていたかもしれない。事故原因が分かったこと。これは非常に幸運だったということかと思う。


蕎麦の太さ 2009/12/20
坂本にある有名な蕎麦屋さんに2度、行った。ここは宮内庁にお納めしていたそうで、書籍などでも紹介されている店である。食べてみると味は良い。そして私の好みに合っている。ピークを少しはずして行ったのだが、それでもお客は少なくなかった。
さて・・・この店の蕎麦、非常に残念なことがある。そばの太さがばらばらなのである。蕎麦、茹でるものなので太さにばらつきがあれば均一に茹でるのは難しい。これでは最良のそばにはできない。実は、最初に行ったとき、メールでクレームを入れてみた。1週間何の反応もなく、返事も無いのでこの程度の店か? と思いながらも再送すると今度は短い返事があった。改善する、と。しかし・・・2度目はやはり不ぞろいであった。今度はお金を支払った直後に直接言って見た。すると、”手打ちですから・・・”と。
蕎麦の太さ、機械で伸ばして切れば均一にできるだろう。手作業ならばらつきも出てしまう・・・。一見もっともなようだが、これは”うちの職人の技術は低いです”と言っているのと同じだと思う。均一に切れない職人しかいないなら、機械に任せればより良くなるのではないか、と反論されたら言い訳できないだろう。
手打ちだからばらつきがある、についてであるが、蕎麦に限らす職人の技、その程度なのだろうか? 決してそうではない。寿司職人は計りもしないで均一の重さの寿司を作る。同じく重さで言えば袋詰めのピーマンなど、出荷作業を行う人たちは瞬時に必要な重さの組み合わせを見分け、計りで確認、詰めている。刺身だってきれいに同じ厚さに切られている。更に建築、金属加工・・・熟練した職人は機械ではできないような高精度のものを作る。手作業だからばらつきが大きい、なんて言ったら笑われてしまうと思う。
機械、ある意味では正確でばらつきは少ない。だけど、それは均一の素材に対してである。金属加工などは素材の規格が決まっているので正確に繰り返し同じような加工ができる。だけど、必ずしも均一でない天然素材に対してはその特性を見ながら調整することも必要になる。これは機械ではできない。職人とは、そのようなことができる人たちである、と私は思っている。

ここで、この店の蕎麦のばらつきについてふと思った。技術が未熟だからではなく、わざと2種類混ぜているようにも思えるのである。実は、メールではそれを確認するような書き方もしていた。が、メールでも店頭でもそのようにしている、との回答は無かった。もう少し詳しく書くと、太い蕎麦と細い蕎麦が混じっているのである。たとえば2.00mmが標準として作って、ばらつきがあるのなら、2.00mmが一番多くて2.01,2,02と太くなるにつれて、また1.99,1.98と細くなるにつれてその割合が減ってゆくはずだけどそうではなく、2.001.60の2種類が混じっているような感じなのである。(注、具体的な太さは説明のためのもので、実際の太さを測ったわけではない) そういえば、太さが違う割には茹で具合に大きな差が無いような気もする。
ならば意図的に2種類を混ぜている? とすれば考えられる理由、手打ちの蕎麦なら太さにばらつきがあるはず、なんてクレームを付ける人がいるからではないだろうか? そんなクレームにいちいち対応するのも面倒なので太さを変えたのを混ぜるのかも? と思って調べるとわざとやっている店もあるらしい。もしそうなら、迷惑な話である。が、それにあわせてしまうのも悲しいのだが・・・。
Web
でみても、”太さのばらつきは手打ちの味”なんて称賛するような記事がものすごく多い。とんでもない話だと思うのだが・・・。

とうとう盗用されるようになった? 2009/12/16
金沢ヘルスセンター(既に閉鎖されたレジャー施設)に関する記事を検索していて、”どこかで見たような文章だな?”と思うのが何件も見つかった。元は某インターネット上の百科事典(ボランティア作成)の記事のようだ。中にはここの記載を要約、と明記されているものもある。
が・・・某インターネット上の百科事典の金沢ヘルスセンターに関する記述、の一部は私のWebの内容の一部とそっくりなのである。おそらく・・・某インターネット上の百科事典に投稿した人が、私のWebを大いに参考にして(盗用して?)記載し、それを読んだ人が改めて記述したのだと思う。某インターネット上の百科事典以外は参考にした、という程度の類似だし、金沢ヘルスセンターの子供の頃の記憶の話なのだから似たような感じになるのは当然だろう。

しかし・・・某インターネット上の百科事典の記述はあまりにも似すぎているので偶然ではないだろう。盗用の域であると思う。だけど、某インターネット上の百科事典を見た人が私のWebを見たら、逆に私の方が盗用したと思ってしまうかもしれない。知名度は圧倒的なのだから。

とはいえ、私が盗用したと思われるのは面白くないから、注意書きを書き加えようかな? などと思っているところである。それにしても・・・そんなに良い文章とは思えないのだが・・・?。


家屋敷、鬼瓦のちょんまげ? 2009/11/29

金沢、長町の武家屋敷に写真撮影に行った。
紅葉もまだ残り、雪釣りも一部始まっていた。土塀のこも掛けは12/1から始まるそうで、その写真は次に紹介できそうだ。

紅葉、金沢市内では木によってピークがずれる。だから、もう散っている木があるかと思うとまだ緑が残る木もある。これは兼六園なども同じなので、一番美しい木などを写している。この日、用水越しの紅葉と土塀の続く通りを写して帰ろうとしたとき、塀越しのもみじがこれまた見事なので見ているときに家の主から声を掛けられた。中の庭も見てゆけ、と。お年は80過ぎだろうか? 長町の中では広めの道に面した家で、門をくぐって入ると小さいながらも風情ある庭であった。
そこで、”武家屋敷の見分け方を知っているか?” と。曰く、鬼瓦などにちょんまげのような飾りがあるのが本当の武家屋敷、と。確かに一部の屋敷にはそのような鬼瓦がついている。早速帰って調べてみると、これは鳥衾(とりぶすま)といい、鬼瓦に鳥が止まったり糞をかけたりしないようにと作られたものなのだそうだ。ただ、武家屋敷固有のものである、という記述はまだ見つけていない。長町などでは武家屋敷であった建物に多いようだけど、大手町にある現在唯一公開されている武家屋敷にはなかった。(というより、もともと瓦はなかったように感じる建物である) 鳥衾、当時はそうだったけど今は違う、ということかもしれない。武家屋敷の見分け方になるかどうかはわからないが、鳥衾を知ることが出来ただけでも勉強になった。

その後、ぶらぶらと歩いていて見つけたのが新家邸の長屋門。門の脇に出窓状の武者窓がある。中からは外が見えるけれど外からは見えないようになっているそうだ。しっかりした作りである。
で、帰りにまた鳥衾の家の前を通ると、今度は若い女性2人に説明していた。庭はこじんまりとしていて風情がある。本来は非公開。私はここ、何回も通っているのだが、声をかけられたのは初めて。運が良ければ見られるかも?

鳥衾のある鬼瓦。この記事で書いた家とは別です。



カニ、なぜ人気? 2009/11/18
日本海のカニが解禁になっている。金沢では、比較的小さなものなどが家庭向けに魚屋などの店頭に並ぶ。スーパーでも売っている。そして、近江町市場では、家庭用に加えて贈答用や観光客向けに高価なカニを売っている。この時期、駅や空港では、保冷材入りの発泡スチロール箱を持った観光客を良く見かける。JRの特急電車など、この発泡スチロールの箱が乗せやすいように荷物棚を大きくしたそうだ。

さて、先日夕食にカニが出た。女房の実家が貰ったもののおすそ分けだという。その日、仕事で遅く帰ったこともあり、足が数本、残してあった。普通なら大喜びで”カニでお酒!”となるのだけど、私の場合はちょっと違う。”そんなもん、いらん”と。 実は・・・私はカニは嫌いである。少なくとも、好きではない。単なる好き嫌いなのでカニクリームコロッケなどは食べるし、茹でたカニは苦手だけど少量なら食べる。全く食べられないわけではない。この時期、外で遠来の人と飲む、となれば当然カニを注文することもある。その場合、私も少量は食べるが、遠来の人に多く食べてもらうことにしている。幸い、もてなしの心、と受け取ってくれることが多いが、実は単なる好き嫌いの問題なのである。

ところで、カニを好む人は多い。この時期、カニを楽しむために各地から旅行に来る人もすくなくない。石川県でもカニを取り入れたイベントも開催されるし、北陸以外で見るツアーのパンフレットに”カニ食べ放題”の文字が大きく出ていたりする。また、そんな食べ放題に上質のカニが出るはずない、と個人で好みの店を探して泊りがけで行く人もまた少なくない。以前、越前ガニミュージアムに行ったとき、狭い道に大型バスが何台も乗り入れていたし、お店では道路にまで出した大なべでカニを茹でているし、民宿のおばちゃん(らしい人)は一輪車に大きなカニを山盛りにして運んでいる光景を目にする。鉄道紀行で有名な宮脇氏の本にも、何人かで東京から寝台特急に乗り山陰の民宿で早朝からカニを食べる話が載っていた。カニ、それだけ魅力がある、ということなのだろう。

で、カニ嫌いの私からすればひとつ疑問がでてくる。カニ好きの人が多いのは、カニが高いから、ではないだろうか? と。高価な食材は沢山ある。マグロもそうだし、ウニやアワビなども高価である。山のものではマツタケもある。洋食ではキャビアなどもある。これらの食材、おいしいから高価、というよりは貴重だから高価、と感じる。カニ、これだけもてはやされるのはカニが高価だからではないのだろうか? 大きな上質のものは一匹1万円を軽く越える。これだけ高いから普段は食べられないし、余計おいしく感じる、と思えるのだがいかがだろうか?
もし・・・カニが増え、安くなったらでおうだろう? ”なんだカニか・・・”なんてことにならないだろうか? もっとも、カニが増えて極端に安くなるなんて、まずありえないが・・・。

Windows 7
使用記 2009/11/3

VISTA
からWindows 7に移行して、使用上の感想を書いてみようと思う。まず、私が使っているのは、Windows 7 Professional 64Bit である。それとお断りしておかなくてはならないのは、VISTAをそれほど使い込まないうちにWindows 7に切り替えているので、ここで書いていることでも、私の勘違いで実はVISTAもそうなっていた、というようなこともあるかもしれない。VISTA、すでに起動できなくなっているので確認できないのでご容赦願いたい。

○エアロの使用感
これはVISTAからであるが、エアロで半透明の表示ができるようになった。
たとえばウインドウの周囲は半透明になっていて後ろが透けて見える。だから、後ろに何があるか、ぼんやりと見える。大した利点でもないけど、ウインドウが多数あると後ろが分かりやすくで便利なこともある。

○サイドバーとガジェット
VISTA
ではサイドバーが新たにできた。サイドバー、メイン画面の右端に出るのだが、私はメインのディスプレイの右にサブディスプレイを置いているため、真ん中に余計なものがある、といった感じになってしまった。また、VISTAの出始めは横長でないディスプレイが主流のため、画面が狭く感じてしまう人もいたと思う。さらに、ガジェット、これはちょっとした道具、みたいなイメージのプログラムで、時計やカレンダなどがあるが、これはサイドバー上ではなくて画面のどこにでも配置できる。だから、結局サイドバーを消して時計とカレンダのガジェットのみを単独で使っていた。Windows 7ではサイドバーの位置は自由にできるそうだし、横長のディスプレイも増えたので使いやすいかもしれない。が、私はガジェットのみ使うことにはまだ変わりはない。

ガジェット、これは人によっては便利だと思う。私は時計とカレンダ、そしてCPUメータを出しているが、ほかに天気予報などもある。ガジェット、私は半透明にして、”常に表に表示”としている。これも便利かもしれない。これはVistaも同じである。

半透明のガジェット(時計)


○アプリケーション切り替え
Windwos
で複数のアプリケーションを同時に動かしていてほかのウインドウに切り替えたい時がよくある。タスクバーに起動中のアプリケーションが並ぶのはXPでも同じであるが、XPではタイトルで判断しなくてはならなかったが、VISTAではタスクバーにカーソルを写すと縮小画面が出るので比較しやすかった。そしてWindows 7では、縮小画面にカーソルを移すとウインドウを仮に表示してくれる。これは同じアプリケーションを複数同時に開いていると便利である。これ? それともこれ? という感じで表示させてクリックすればそのまま選択。違うなら別のウインドウを探し続けることができる。


○新TOOL
新しく追加されたSnipping TOOLはなかなか面白い。画面の一部を指定して切り取って保存などができる。以前なら、一度保存してから加工していたが、一動作で完了する。仕事などで使いたい場面もある。(家庭では使わないかもしれないけど・・・) また、付箋も付いてくる。これもまあ便利な場面もあると思う。
こういうTOOL、以前からあるけど、今までは探してダウンロードする必要があったわけで、そういうことに熱心ではない人も少なくないから、付いてくれば便利と思う人も少なくないだろう。
また、電卓も変わった。普通の電卓と関数電卓に、プログラマと統計が追加された。プログラマは16進などがByte/Wordなどのサイズで扱える。人によっては便利だと思う。統計は…? 私は使わないと思う。(必要ならEXCELを使うか?) また、細かいところでは、結果をコピーして貼り付けるなども可能になった。


○メール
VISTA
にはWindowsメールがついてきたが、Windows 7にはない。Windows Liveからダウンロードとなるが、ちょっと面倒である。機能は十分だけど、Windowsメールの方がシンプルで使いやすかったように思う。


○メモリ使用量
VISTA(64Bit)
では、メール程度の軽い作業をしているとき(セキュリティ対策のソフトは動いている)、だいたい1.8G位のメモリを使っていた。ちょっとアプリケーションを動かすと2Gをすぐ超える。3Gも珍しくなかった。Windows 7(64Bit)では1.4G程度まで減っている。かなり減ったが、XP0.5G程度でも結構動いているのでそれに比べると結構多い、といえる。もっとも、ちょっとアプリケーションを動かすとやはり2Gを超えてしまう。メモリはそれなりに積んだほうがよいと思う。32Bitは少なくとも2G64Bitなら3Gだろうか。

○印刷の高速化?
印刷、写真でも非常に短時間で完了するように思う。XPでは結構掛かっていたと思うが、Windows 7では写真印刷などでもアプリケーションがすぐに開放される。VISTAでは…? ちょっと記憶が薄い。


○マルチコア、ハイパースレッド対応
■ここは読み飛ばしても良いです。
今のCPU、マルチコアが主流になってきている。マルチコアとは、ひとつのパッケージの中にCPUが2つ4つ入っている、と思えばよい。ハイパースレッドは、ひとつのCPUを擬似的に2つのCPUに見せるものである。プログラムの命令を処理するとき、処理ごとにCPU内で使う回路が違うことを生かし、遊んでいる部分を活用することで複数の命令を同時に処理することで高速化する機能である。
ハイパースレッド、みかけのCPUの数は2倍になる。たとえば4コアでCPU4つになるところを8CPUとして処理する。しかし、あくまでも擬似的CPU数であることに注意が必要である。ここで、2つのCPUを使って処理できるプログラムがあったとする。使用する2つのCPUが別のコアであれば最大限に処理できる。しかし、同じコアの擬似的なCPUで処理してしまうと元々は1つのCPUなので、遅くなってしまう。
Windows 7
では、CPUの負荷のグラフを見ると、1つおきのCPUの負荷だけが高いことがよくある。ひょっとしたらコアを分けて処理が高まるように振り分けるようにしているのかもしれない。但し、Webなどでそのような記載はないので想像である。

SSD対応
最近増え始めたSSD、これに対応している。自動でデフラグを行わないなど、SSDの特性に応じた対応がされている。

○バックアップ(Professional以上)
バックアップ機能がVISTAからあるが、VISTAでは細かな指定はできなかった。このため、どうしてもバックアップファイルが大きくなってしまい、使いにくかった。パソコンで、アプリケーションなどは手間さえかければ再インストールは可能である。その意味では、データこそ重要、となるのだがデータのみ指定、というのはできなかった。Windows 7では細かく指定できるので便利である。
バックアップ、ツールを買えばよいのだが、わざわざ買うのも、という人も多いだろう。その意味では便利である。が、そのためにプロフェッショナルを選ぶこともないが・・・。

○コントロールパネル
周辺機器の設定などが一か所に集中された。これは便利である。私の場合、地デジチューナーが動作しなかったが、その動作不良の状態がすぐに見つかった。多くの人にはこの方が便利だと思う。


いまのところのWindows 7の使用感はこんな感じである。全体として好感が持てる、と思っている。
では、積極的に乗り換えるべきか? メモリとCPU、グラフィックなど、それなりの性能が必要なので、余裕がなければXPのままにして次のPCWindows 7に、というのが適当と思う。PCに余裕があり、VISTAへの移行をためらっていたのであればWindows 7に、というのは妥当だと思う。XP、セキュリティ対応で限界がまもなく見える。だからこの機会にWindpws 7に、というのも良いと思う。VISTAよりは抵抗が少ないだろう。

しかし・・・どうでもよいことだけど、Windows 7、冗長に書かなくてはならないな、と思う。Windows XPならばXPWindows VISTAならVISTAと書けば、すくなくともPCを話題にしているならこれで通じる。だけど、Windows 7をただ、7と書いても数字などと紛らわしい、"7"なんて書けば混同しにくいだろうけど、それも面倒である。だからいちいちWindows 7と書いていた。昔のWindows 95/98/2000も同じ数字だけど、2文字あれば通じるだろう。





SSD
導入記 2009/10/28

SSDは、Solid State Drivの略で、フラッシュメモリを使った外部記憶装置である。ハードディスク(と同等の働きをし、その置き換え用(あるいは併用)に最近増え始めた。フラッシュメモリは、たとえばデジカメ記録用のSDカードなどにも使われているもので、電源を切っても記憶内容を維持できるメモリであり、 HDDは回転する円盤にヘッドを動かしながら磁気を使って記録するが、SSDは物理的に動く部分が全くないのが特徴である。 SSD自体は以前からあったのだが、昨年頃から大容量化と低価格化が進み、ノートPCを中心に採用例が増えてきた。今回、 SSDをWindows7への移行と合わせて導入したので、それについて書いてみたいと思う。

まず SSDの特徴である。
 ・ 振動、衝撃に強い
 ・ 高速動作が可能
 ・ 小型で軽量
 ・ 低消費電力
ここで、”高速動作”は補足が必要だろう。フラッシュメモリは実は動作は遅く、 SSDでは複数のメモリを並列動作をさせて高速に動くようにしている。このため、安いものではHDDに比べて連続読み出しがそれほど早くない製品もある。導入目的によっては製品選びが重要になってくる。この点は後でまた述べることになる。

SSDにはもちろん欠点もある。
 ・ 高価である
 ・ 書き込み回数に制限がある
SSDの価格、比較的低価格のもので容量 32Gで 8000円位の製品がある。HDDなら同じ値段で 1000G以上のものが買えるから、容量あたりの価格は約32倍となる。 HDDは容量が大きくなってもそれほど高価にはならないのでこの価格差は一例であるが、それでも高価なのは間違いない。

書き込み回数の制限であるが、一般的な SSDに使われるフラッシュメモリの書き込み回数は1万回程度とされている。これは、メモリへの同じ部分への書き込み回数でる。 SSDは同じ部分への書き込みを避けるように制御されているので、同じファイルを1万回書き変えたら終わり、というわけではない。となると 1万回というのは意外と多い。仮にドライブ全体の書き換えを行えば全てを書き換えたことになるが、これを1日10回行ったとしても約 1000日となる。つまり約3年である。頻繁に書き換えるファイルはそれほど多くはないので、 SSDに空きがあれば同じ部分への連続書き込みにはならない。だから一日10回というのはものすごい酷使であるが、それでも 3年持つのだから、書き換え回数による寿命の心配はしなくても大丈夫だろう。但し、デフラグを実行すると結構な書き込みになるでこれは行わないように注意が必要である。VISTAでは自動実行されるのでその停止が必要になる。( Windows 7では、SSDへはデフラグの自動実行は行わない)

最初に、私が今、なぜまだ高価な SSDを導入したか、これを書いておく。
今回 SSDを導入したのはデスクトップ PCである。ノートPCでは振動対策といった目的もあるが、デスクトップでの目的は高速動作である。パソコンの起動、どうしても時間が掛かる。だから、食事程度はもちろん、少々使わないと思っても電源を切らないことも結構ある。もちろん省電力の設定をし、ディスプレイなど操作しないときに不要なものは切っている。でも、消費電力の面では切ったほうがよいに決まっている。また、最近帰宅が遅くなり起動時間の遅いのが気になってきた、ということもある。SSDを入れれば起動が早くなり、アプリケーションの立ち上がりも早くなるだろう、との期待があった。そうなれば電源を切る時間も長くなるかな、と思った。

もうひとつ、私の場合、購入した windows 7の関係で新規インストールが必須だったことがある。旧HDDのデータ等を保存し、環境再構築するために新たに HDDを1台導入しようと考えていた。そうするとこの機会に SSDに? と思ったわけである。来年になれば
SSDは更に安くなると思うが、その時点で新たに再構築するのも面倒である。ならば高価ではあるが、今がひとつのチャンス、と考えたわけである。そう思ってHDDの構成を考えると、より適正にできそうだ。アクセスが少ない HDDへの分担を増やして並列動作を拡大すればより早くできる。これが今、SSD導入に踏み切ったわけである。

SSDを導入、と言っても HDD全てを SSDに置き換えるわけではない。私のPCには画像や動画なども多数入っていて、総使用量は 800G程度になる。画像やデータ、システムのバックアップも取っているので、それを含めると約1200Gになる。バックアップを除いた 800Gを全て高価なSSDに格納するととんでもない価格になる。アクセスすることが少なくて容量の大きな写真、大容量の動画はHDDでよい。 SSDに入れたいのは、頻繁に使われるWindowsのファイル、そして常用するアプリケーションである。これらを高速の SSDに入れるとPCの起動、アプリケーションの起動が早くなる。頻繁に使うデータも入れると効果的なのだろうけど、データ全てをSSDに入れられないから HDDにも入れることになり、そうなると操作や管理が面倒になりそうだ。ということで、まずはWindowsそして一部のアプリケーション、となる。私の場合、 64Gが目安になるだろう。これだけあれば、毎日動かすメール用ソフトはもちろん、頻繁に動かすWeb作成用ソフトに画像処理ソフトが十分入る。また、 Officeは、EXCELは頻繁に使うが Wordは少ない。それ以外はたまに・・・となるが、入れておこうか、となるだろう。このあたりはインストールしてSSDの残量を見て、となる。

SSD、どのようなものを買うか?  SSDを買う上での品選びは重要であり、容量も速度も値段に大きく影響する。まず容量である。HDDなら容量が大きくなっても価格差は小さいから将来を見込んで、あるいは余裕をみてちょっと大きめに、というのも良い選択になる。だから、予算の範囲内でなるべく大きなものを買う、というのが今までの買い方だった。だけど、SSDは容量と価格がほぼ比例する。容量が倍になれば値段も 2倍弱である。このため、必要以上に大きなものを買うと出費も大きい。かといって、容量が足りず良く使うアプリケーションがHDDにまわる、というのでは導入の効果も薄い。だから、何を格納し必要容量はどれだけか、ということが重要になる。今回、64Gが目安になることは前述の通りである。
次に速度も重要である。低価格の品は速度も遅い。たとえば 32Gで 8000円前後のものは、連続読み込み速度が80MB/sec程度だったりする。これだと普通の HDD程度である。HDDはランダムアクセスが苦手なので結局は HDDより高速になると思うが、折角入れるのだからもう少し差を実感できるものが欲しい。となると中級品、読み出し速度は200Mb/sec以上のもの、となる。そして、書き込み速度も用途によっては重要である。書き込み、実はコンパクトフラッシュでは速度が遅くなりやすい。読み込みは250MB/secだけど書き込みは 80MB/secという製品もある。用途によっては高速書き込みも必要だろう。が、私の場合、書き込みは少々遅くてもかまわない、となる。
この時点で I社の 80Gを候補にした。読み出しは約250MB/s。数字で言えば普通の HDDの4倍くらいになる。価格は某 Webでは 2.4万円になっているが、金沢は2.6万円で出ていた。約5軒回って置いてあるのは 1店だけ。店での値段の比較はできなかったが、まあ妥当だろう。それにしても・・・SSDの品揃えが意外と悪い。 32G/64Gの低価格品はあるが、中級品が少ない。まあ、SSDを早々に入れるような人は秋葉原などに買出しに行くからかもしれないが・・・。
SSD、今回は早めに入手した。 10月10日頃Windows7入手の約 2週間前に店に行ったところ、少し前まであった品が売れてしまい、無くなっていた。その日、直前に売れたそうだ。パソコン関連の品、価格の変動(更に言えば低下)があるので、店は在庫は多くは持たない。他の商品、たとえばHDDならば他の品を買えばよい。 7500円の品が売り切れで8000円になるかもしれないが、代わりの品はいくらでもある。今回も購入予定とは別メーカの品はある。が、候補外である。実は、これも予想して早めに手配しようとしたのである。 SSD、 Windows7に合わせて入れようとするする人がやはりいるようで、入手難の心配があった。東京などであれば他の店にいくらでもあるだろうけど、金沢では少ない。再度仕入れるにしても時間が掛かるかもしれない。幸い、系列の他店にある、とのことである。実際にいるのは2週間後であり、その頃には少し値下がりしているかもしれない。が、今回はすぐに手配を願いした。
約 1週間後に手に入れた SSD、非常に小さくて軽い。ノートPCに差し込むカードを一回り大きくした程度である。今までの HDDは3.5インチなのでそれと比べると非常に小さく、頼りなく見える。早速取り付け・・・と思ったけど、空いている 3.5インチベイに入れようにも拡張ボードのケーブルが邪魔になってしまう。一度ボードを取り外すのも面倒なので、5インチベイに入れ、手ごろな穴にねじ 1本だけで取り付けた。HDDならとんでもないことだけど、軽い SSDならこれで十分だろう。
取り付け後、認識されていることを BIOSで確認、フォーマットする。これは意外と時間が掛かった。VISTAでドライブの設定をし、まずはお決まりの(?)ベンチマーク。連続読み込みで 244MB/Sec.連続書き込みで85MB/Sec.。まあ妥当な数字だと思う。現行の 1TBのHDD、これが意外と早くて連続読み込みで 100MB/Sec.が出ている。SSDの半分近い。この HDD、 VISTAのパフォーマンス診断でHDDがネックになりそうなので増設した経緯がある。今年の春に買った HDDなので意外と早い。もっとも、4KBのランダムリードは SSDと差が大きく、桁が2つも違っていた。これがどう効くか、となる。 参考までにそれ以前の 250-500GBの HDDは連続読み出しが50-65MB/S、USB接続のHDDは23MB/S程度であった。 1TBの HDDが早いけど、ここに集中するとヘッド移動がネックになる。これも考慮し、1TBの HDDをデータ専用にし、古い 250GBのHDDをひとつプログラム用にすることにした。

いよいよ Windows7での SSD導入である。Windowsの高速化が目的だから、 C:ドライブをSSDにする。アプリケーションの一部もここに入れることになる。現在の CドライブにはWindowsとアプリケーションが多数入っているが、当然インストールしなおしになる。 PCをいじるのが趣味、という人を別にすれば、OSの再インストールなどは避けたいだろう。アプリケーションの再インストールと再設定、これはもっと面倒である。しかし、今回は、幸か不幸かWindows7の導入で再インストールが必要である。 VISTAからWindows7への移行、環境移行可能なケースも多いのだが、私の場合 VISTAのUltimateから Windows7Professionalへの移行なので再インストールとなった。実はSSD導入もこれが理由である。
SSDへの Windows 7のインストール、少々手間取ったが、合わせてドライブの設定なども変更、無事起動できるようになった。さて、SSDの効果である。今回、 OSが変わったので起動時間などでは純粋にSSDの効果の比較はできない。異なる OS、という無理のある条件での比較を行っての私なりの結論である。
まず、起動時間を数値で出してみよう。
 起動時間(電源 PONにしてからログイン可能になるまで)
    HDD(VISTA SP1):   1分25秒 ( Windows最初の画面まで 40秒) 
    SSD(Windows 7):   1分 5秒
数字上、約 25%早くなって入るが、感覚的にそんなに早くなったとは感じない。しかし、実際に操作できるまでは早い。
細かく見てみよう。起動時間の差には OSの違いも含まれる。 Windows7は起動時間が早くなっているそうだけど、実際には遅くなった例も少なくないそうだ。だから、 SSDの効果はどの位か? というのは判断が難しい。私の環境ではWindows 7でそれほど早くならなさそうな感じである。それはさておき、起動時間、感覚的にはBIOSが遅いので多少早くなった程度、と感じる。しかし、起動直後の反応が非常に良い。 HDDの XPやVISTAでは、セキュリティ対策などのソフトがどんどん常駐されてゆくのでその間、操作できるけど応答がない/非常に鈍い、という感じである。この間、 HDDはアクセスしぱなしである。だけど、SSDの Windows 7ではそれがない。すぐに操作してもそれなりに動いている。Windows 7の効果か SSDの効果かわからないが、これは気持ち良い。その意味では、実質的な起動時間は半分以下になったように感じる。
なお、この短縮時間は PCによって大きく違うと思う。私の PC環境、以下に書くが、HDDが内蔵で 4台、外付けで 2台ある。また、USB接続の機器もある。 Windows の起動時にこれらの機器にアクセスに行っているようで、この時間はどうしても掛かってしまう。接続機器が少なく、BIOSが早ければ速度差も結構実感できるだろう。多くの PCでは40秒程度で立ち上がるのでは? と思う。
続いてアプリケーションの起動時間、となるがこれは測定していない。これは、実は VISTA以降では測定は難しい。良く使うアプリケーションはすぐに起動できるようになっているので、PC起動後ちょっと時間がたってからだと、 EXCELなど一瞬で立ち上がってしまうから、比較ができない。とはいえ、従来時間の掛かっていたアプリケーションでは、起動が早くなったと感じる。これもSSDの効果といえると思う。


■今、 SSDは買い時か?

デスクトップの場合
” SSDは、高速化の効果はあるが積極的にお勧めする時期ではない”
SSD、現時点では高価な割には効果が少ないように思える。確かに起動は高速化されるが、これは HDDから多数のファイルを読み込むWindowsの起動のときに限ってのこと。その前の BIOSの起動時間は当然ながら変わらない。私のPCのように BIOSに 40秒も掛かっていると効果が薄れてしまう。Windows起動後の立ち上あがりは早いのだから効果は十分あるのだが、 2.5万円の価格を考えると悩むところだろう。更に再インストールの手間もある。
ただ、 BIOSの起動が早い軽快な PCであれば、満足感は高い。これなら投資効果はある、と感じると思う。但し、現時点ではSSDはまだ高い。 SSDが安くなり、 OS変更のついでに行うならば考慮してよい、というところだと思う。 


ノート PCの場合
”携行目的の場合、耐衝撃性の安心感は大きい”
実際にノート PCで使ったわけではないのだが、携行目的のノート PCはSSDが最適の PCだと思う。特に揺れる車内などで使うなら、耐衝撃性の安心感は大きい。私の場合、カーナビ用に自動車内で使うノートPCで HDD故障の経験があるし、別の PCでは新幹線内でHDD保護の揺れ検知機能が頻繁に働き、しょっちゅう HDDが停止している。SSDなら安心である。携帯目的のサブマシンなら容量が 64Gでも十分だろう。あるいは32Gでも足りる。 32Gなら SSDは8000円位。 SSD化で軽くなり、バッテリ使用時間も延びる。その上で高速化されるのだから気分的に良い。低価格品で良いので満足感は高いだろう。


今回、 SSD導入の目的であった、起動の高速化とアプリケーション起動の高速化はできた。結果として効果はあったが劇的でもない。後悔、までは行かないけれど高かったな、というのが正直なところである。現時点ではSSDは慎重に、というところである。
それにしても・・・新しい機器を、まだ高価なうちに私が入れるのは珍しいな、とも思う。そういえば、新 OSを早期に入れたのも
Windows2000以来である。

注意:  SSD、動く部分はない、といってもメモリ自体の故障もありうる。データも格納するなら、バックアップは必須である。



参考、比較条件の概要

CPU:    Core i7 940
 メモリ:  DDR3 6G
 HDD:   ST31000333AS(VISTAの起動 他 3台
SSD:   X-25M 80G( Windows 7の起動 SDD)
 OS:    VISTA Ultimate SP1 64bit
       Windows 7 Professional 64Bit




Windows 7 導入記 2009/10/25
Windows 7が発売された。私は、Winows 7Professionalを先行予約しておいたので発売日に入手、早速インストールしてみた。私の場合、Windows2000までは結構販売初日、あるいはその週末などに手を出していたが、XPはやや遅れ、VISTAはPCが壊れてやっと導入した。今回、Windows 7で久しぶりに”初物”に手を出してみた。その結果などについて書いてみようと思う。インストールしたのはWindows 7Professional 64Bit、アップグレート版である。

・インストール
今回導入したPC、VISTAが動いていたのだが 新たにインストールが必要となってしまった。通常、VISTAからWindows 7は上書きにより環境を引きついて移行可能なのだが、私の場合、UltimateからProfessionalにダウン、となったため新規インストールが必要になったのである。ではなぜProfessionalにしたか? これは、6月末にWindows 7が半額近い価格で先行販売が行われたとき、Home PremiumとProfessionalのみだったからである。予約時点では(値段に目がくらんで?)ここまで考えていなかった、というのが正直なところである。まあ、約半額なので再インストールの手間も仕方ないかな、と思う。
で、インストールである。どうせ環境全てを作り直すのなら、ということでSSD(Solid State Drive)を新たに導入した。SSDは、フラッシュメモリによる外部記憶装置である。読み込みが非常に速くなる。これを増設、インストール先をSSDにして環境を作り直した。インストールの前にHDDのデータをUSB接続のHDDにCOPYを作成。これは大切なデータを失わないためである。新たなSSDへのインストールなのでデータは残るが、これは念のためである。VISTAからSSDを指定してインストール・・・。すんなりと完了した。が、エクスプローラで見ると、インストールHDDはVISTAのときと同じく"G:"になってしまっている。これではちょっと都合が悪い。VISTAは早々に終了したいのだが、そのときどうなる? 改めて環境を再構築することにする。

週末の金曜日、新たにインストールを開始した。まずSSDにXPを入れ、そこからバージョンアップ、と思ったらなぜかSETUPが動かない。それなら、とVISTAを中継。ここでVISTA32Bit版を入れたら、やはりなぜかSETUPが動かない。結局、もういちどXPからVISTA64Bitを入れ、Windows7を。ようやくインストールできた。それにしてもSSDはやはり早い。XPのインストールが10分くらい? 測定していないので感覚だけどものすごく早い。夜中に始めて合計5回、OSをインストールしたのに日付が変わった頃には終わってしまった。
しかし、アプリケーションやドライバに更に土曜日半日少々かかった。SSDは80G。ここにWindowsとアプリケーションを入れる。若干余裕が必要なのでとりあえず50G程度までを目安に主に使うアプリケーションから入れてゆく。ホームページ作成、写真編集、Officeなど、使用頻度の高いものを順に入れ、VIDEO編集などは
HDDに入れてゆく。続いてプリンタやスキャナのドライバをインストール、サウンドなどの設定もあわせて行う。大した手間もかからすとりあえず終了。ただ、DVD再生などはまだ入れていない。これは必要になったら、と思っている。

さて、Webで意外な問題が? 自分の掲示板に書き込もうとしたら入れなかったのである。HTTP_USER_AGENTが利用できないかも知れません、と表示されてだめ。IE8になるので、掲示板側から情報が受け取れず、エラーになってしまったようだ。自分の掲示板に入れない、というのはあまりに悲しい。掲示板の設定を変えて入れるようになったが、ためしに書き込んでみるとブラウザ情報が表示されない。情報が伝わっていないのではなく、形式が違うことによるようだ。


・Windows 7の印象
さて、Winows 7である。VISTAより軽快になった、とのことである。実際、早い。起動直後が素早い。XPやVISTA、ウイルスチェックなど立ち上がった直後に次々に動かしてゆくから、立ち上がったのにもたもたしてなかなかまともに動かないのだが、Windows 7ではすぐに調子よく動いてくれる。だが私の場合、Windows 7に合わせてSSDも入れたため、その効果もあるのことを考慮する必要がある。メモリ使用量は少ない。VISTA64Bitではすぐに2Gを超えたが、Windows 7は1G台で結構動いている。もっとも、ちょっと動かすとすぐに2G超。1G以内で結構動くXPとは比べ物にならない。だけど、今はメモリも安いので増やせばよいと思う。
安定性であるが、Windows 7はVISTAのマイナーチェンジみたいなものなので、安定性は高いそうだ。実際、不都合は起きていない。もっとも、私自身、VISTAがSP1からなので、不安定という経験もない。

一番の印象、画面はVISTAをより洗練したような感じと思う。また、無駄がなくなってきたな、とも思う。詳細はこれから、である。


Windows 7へのバージョンアップガイド
・アプリケーション
VISTA対応はほとんどOK。XP対応のものも、結構動くそうだ。もっとも、私の場合、XPとそれ以前のソフトもあるけれどVISTA化の時点で一部は諦めているので、
VISTAで動いたものは動く、という程度のことしかわからない。古いソフト、今回改めて試してはいない。

・周辺機器
VISTAのドライバである程度動くそうだ。だから、VISTA対応の機器はまあ大丈夫、となりそうである。私の機器、OSが64Bitということもあって、これまたVISTA化で古い機器はあきらめているのでほとんど動いた。また、VISTA化で諦めたフイルムスキャナ、Windows 7対応のドライバが出る可能性がある。そうなれば64Bit対応なのでこれは期待したい。
私の場合、地デジチューナーが動かなかった。類似の症状がほかの人でも出ているようで、これはメーカの対応を期待したい。一応、Windows 7対応となっている機器なのだが・・・。

・Windows 7、32Bitか64Bitか?
Windows 7、32bit版と64bit版がある。どちらを選ぶか? 古いPCでは32bit版しか動かないが、少々前から売られているPCは既に64bit版に対応しているので、現在のPCの多くは64bit版のWindowsを動かすことができる。Windows 7に移行しようとするPCならまず64bit版を動かすことは可能だろう。64bit版、XPでも使われ始めていたが、個人用では皆無に近かった。VISTAでようやく個人でも使われ始めたように思う。
では、Windows 7ではどちらを選ぶか? 64bit版の利点は使用可能なメモリが多くて高速化されているようである。使用可能なメモリ、32bit版では約3Gまでである。私の場合、32bit版のVISTAは使っていないが、メモリは最低2Gなんていわれていた。XPでも画像編集を行うと2Gに達していたし、プリンタを使うと一時的とはいえ更に増えた。メモリ3Gは、人によってはもうちょっと欲しい、と感じると思う。  

Windows 7ではVistaよりメモリ使用が効率化されたとはいえ、メモリ使用量は多い。3Gでは苦しい、と感じる人は少なくはないと思う。実装しているメモリを越えてもプログラムは動くが、オーバーした分はHDDに格納されるので動作が遅くなる。メモリ増の利点は大きい。64bit版、なにか特別なもののように感じるかもしれないが、アプリケーションはほとんど区別無く動く。しかし、周辺機器のドライバは32bit版と64bit版が分かれていて、一部の機器は32bit版しか用意されていなかった。特に古い機器はVISTA対応であっても32bit版のみ、ということが少なくなかった。しかし、Windows7では”Windows7対応”と言うには64bit版も用意する必要がある。だから、Windows7対応の機器は64bit版で動くことになりそうである。もちろん、古い機器ではWinows7対応にはならないだろうから、XPで使えていたけど
Windows7使えない機器はあるだろう。だけど、64bit版の敷居が非常に低くなったと感じる。
では、32bit版のままでなにか困ることがあるのだろうか? これはない。が、Windows7では64bit化が進みそうめば大容量メモリを前提にすることが増えてきそうな気がする。そのときに64bit化、と思っても再インストールがいる。もしWindows7に移行するなら、周辺機器が使えるならこの機会に64bit化、というのがよさそうに思う。但し、現在のアプリケーション、32bitと言っているものはメーカは64bitでの動作を保障していない、となる。(まあ実際はほとんど問題ないが・・・)


○Windows 7、導入すべきか?
・新規にPCを買うならWindows 7
新たにPCを買うならWindows 7でよいだろう。ただ、メモリはすくなくとも2Gは必要である。
・VISTAからは費用が問題?
VISTAからは軽快になる。その意味では健闘する価値はある。そして、VISTAからは環境を引き継いで移行できる。だから敷居は低い。でも、問題はバージョンアップ版でもHOME Premiumで1.5万円。Professional/Ultimateで約2.5万円である。そこまで投資する価値はあるか? というと疑問もある。
・XPからは面倒
まず、新規インストールが必要である。OSだけでなく、アプリケーションも全て入れなおしになる。この機会に整理を、というのなら良いけど、CD-ROMを探しながらやるのか結構面倒である。半日はかかる? そこまでするのはちょっと面倒だろう。ただ、パソコンの性能が十分でVISTAの導入を見送っていた人なら移行しても良いかな、と思う。但し、メモリは十分に増やす必要がある。

なお、XP/VISTAからの置き換えは急ぐ必要は無いだろう。私のように一部機器のドライバが動かないこともあるのだから。
で、私は? 久しぶりに新しいOSに心が動いたのと、先行予約で安く、発売日に届いたから、でもある。



おまけ
今回はアップグレード版を購入した。XPまではインストール時に旧媒体を入れればよかったのだが、
VISTAからは旧OSがインストール済みでないといけない。これは面倒・・・。次、もし買うなら通常版、あるいはパーツとセットのOEM用かな? と思う。



食堂での不思議 2009/10/17
博物館めぐりで小さな食堂に入ったりしたとき、他に観光客などと一緒になることもある。そんなとき、女性数人のグループなどはにぎやかで、話し声が聞こえてくることもある。これはある3人組の例・・・。
 ・・・冷麦もさっぱりして良さそうね。これにしようかしら・・・
 ・・・てんぷらうどん、○○茸だって。おいしそうね。
 ・・・それ、熱いうどんでしょ?
 ・・・そば、△△そば(ここの地名)って書いてあるから名物なんじゃない?
 ・・・なら、ざるそばにしようかしら・・・

ようやく各自の注文が決まったようで、リーダ格の人が店員さんを呼び、注文した。てっきり冷麦など3種類が注文されると思ったところ、
 
天ざる3つ!
おもわず、え! と言いそうになってしまった。天ざるなんて誰も言っていなかった(と思う)のに・・・。なにか裏で密約があったのだろうか? あとで甘いものを食べるときは●●さんの意見を尊重するから、とか・・・?
そういえば、女性グループ、同じものを注文することが多いような気もする。私は? というとたとえば出張で外で同行者と食事する時、ばらばらのことも少なくない。ただ、時間に余裕が無い時、すぐに出るランチ(日替わり定食)にすることもあるし、人と合わせることもある。だけど、たとえば空港で待ち時間があったりすると好きなもの、になることが多い。(でも、上司と一緒だったらつい同じ程度以下の値段のものにしてしまう? ビジネスマンの悲しさか・・・) 

人と同じものを注文する。この答え、ある人の意見でちょっと納得した。”同じものを食べることで共通の話題ができる・・・”。なるほど、と思う意見である。私の場合、たとえば家族であればいろんな種類のものを注文して、分けながら食べる。中華など、安い定食を人数分、種類を買えて注文するととても豪華に見えるから不思議である。私はそうやって楽しんでいるが、それほど親しい仲でなければ同じもので共通の話題を、というのは納得できる。

でも・・・誰が天ざる、って言ったのだろう? 全く聞こえなかったんだけど?



腕時計、ムーブメント交換 2009/10/1

腕時計の電池が切れたと思って交換をお願いしたところ、電池寿命が予定より早い、ということで、場合によってはムーブメント交換をしたほうが良いかも? と言われた。ムーブメント交換、言い換えれば中身の入れ替えである。費用は1万円弱、とのことだった。
腕時計、クオーツで規格化が進めば確かにそうなるかもしれない。1万円程度で時計が結構出ているのだから、内部の部品代と交換の技術料、と言う意味では費用も妥当なところだと思う。以前古い腕時計が止まり、修理を依頼したところ、清掃のみで復活したがその費用が1万円だったことを考えると安い、とも言える。長く使うには良い方法かも・・・と思ったけど、心臓部を入れ替えてしまうわけで、引き継ぐのは外観のみになる。愛着、と言う意味ではどうなのかな・・・とふと思ってみた。
さて、以前故障した古い腕時計、これを見せて交換可能か? と聞くと、これはどうやら無理なようだ。さすがに30年近く前の時計では仕方ないか。

カメラの重さ 2009/9/30

私のカメラは重い・・・。本体だけで1Kgを越す。単焦点広角レンズを付けているときはそれほどでもないが、望遠ズームを付けると2.3Kg程度になる。ビデオカメラと違って、写真の場合はシャッターを切る一瞬だけ静止させてばよいので構える時間はそう長くはない。初めはともかく、今では全く苦にはならない。
慣れとは恐ろしいもので、ショールームや店頭で見ていると、ときどき小型/中型一眼レフにズームレンズを付けた機を手にして”重いな・・・”などと言う声を聞くのだが、私は、つい”なんで?”と思ってしまう。 以前新たに購入した大口径中望遠レンズ、Webの評価で”重い”と言うのがあったので心配したけど、実際に手にした瞬間、”軽い・・・”と感じてしまった。とはいえ、疲れが全く無いわけではない。先日、リトルワールドで公演中のサーカスを撮影したのだが、この公演は初めて見たので演技の流れが分からず、カメラ構えている時間が長くなってしまい、さすがに左手に疲れを感じてしまった。

さて、最近読んだ本に、女性ジャーナリストのエッセイがあった。この中でカメラ一式の入った鞄の重さが書かれていて、約8.5Kgとのことだった。私も計ったことがあり、金沢での待ち歩き用の状態ではほぼ同じ8Kg程度であった。おそらく、カメラ2台に大口径望遠を含むレンズ数本、フラッシュに予備バッテリなどでこの重さだと思う。予備カメラも入っているかもしれない。彼女の場合、鉄道での旅について書かれているので、移動は鉄道などの公共交通機関中心である。当然、旅行用の荷物は別であり、まあこの程度は何とでもなる重さだと思う。もっとも、私は旅行状態ではカメラは1台になり、レンズも減らす。代わりに本が入るが、8Kgは下回ると思う。但し、ノートPCが入ると約8Kgになる。
ところで、Webでカメラ購入の相談を時々見かけるが、一眼レフは重さを心配する質問があり、女性には・・・なんて回答も良く見る。ジャーナリストといえば写真家ではないがプロ。それと比較するのは無理があるにしても、カメラ程度の重さ、慣れると結構耐えられるもの、と思う。”さあ、重量級カメラを持って出かけよう!” などとは言わないけど、カメラの重さ恐るに足らず、というのが私の気持ちである。だって、若いお母さん、カメラよりはるかに重い赤ちゃんを抱いているのだから・・・。
ところで、最近の高齢カメラマン(女性も含む) 趣味は形から? 一眼レフ+三脚、というスタイルを良く見かける。カメラはズーム12本だけど、合計5Kg 以上だろうか? 元気なものである。


据え切り 2009/9/25

車の運転で据え切り、つまり車が止まった状態でハンドルを切ること、やっていますか? 
私はなるべく行わないようにしているのだが、駐車場などでは普通に行われているのを見かける。

据え切り、私が免許を取った頃はパワーステアリングのついている車なんてほとんど無かったので、事実上行えなかった。やるな、とは言われていたけれど、ハンドルが重くて事実上無理だった。そう言えば子供のとき、エンジンのかかっていない車の運転席に座り、ハンドルを回したことがあったが重くて回らず、力がないと車の運転はできないのか、なんて心配になった記憶がある。
パワーステアリングがない頃、駐車場での切り返しはゆっくり動かしながら行ったものだけど、今の車はパワーステアリングがついているのでその必要もない。だから、多くの人が気楽に、というより意識しないで据え切りを行っている。しかし、パワーステアリングのない車ではハンドルが回せないくらい重いのだから、操舵関連の部品にはものすごい力が掛かっている。今の車はタイヤが広くなりグリップも良くなっているので更に重いはずである。そして・・・実際、操舵のロッドが折れた事故があったそうだ。
ロッドの破損、もし起こるとハンドルが利かなくなるので、走行中であれば重大な事故の原因となる。破損は当然、強度不足なのだが、メーカとしては設計上、据え切り6万回以上の耐久性を持たせていたそうだ。しかし、事故車は毎日15回以上、10年間続けていたそうだ。計算上、毎日15回なら10年で約55千回になる。6万回、メーカは十分な回数と考えていたようだが、駐車の際意識していないなら3,4回据えぎりを行うことはありえる。自宅と目的地3箇所で約15回である。決して多くはないだろう。
では据え切りはやってはいけないのか? これはそうではない、となるだろう。もし避けたほうが良いのなら、取り扱い説明書に記載しなくてはならない。私の車には書いてなかったと思う。(隅々まで熟読していないので見落としがあるかもしれない・・・) また、最近はディーラで納車の際に簡単な説明があるが、聞いたことはない。だから、据え切りはやってもよい、となる。だから、6万回程度で壊れるロッドは問題がある、となる。
これについては、技術雑誌関連のWebにも投書があり、”説明書に禁止と書いてないのだから当然据え切りはやってよいこと”といった意見も結構あった。意見としてはもっともである。でも・・・ちょっと違うかな? とも思ってしまう。ものには寿命があるのは仕方ないことだろう。永久に故障しない、というのはありえない。そして、乱暴に扱えば壊れやすいとなるのは当然である。たとえばパソコンのキーボード。注意書きに強く打ってはいけない、とは書いてないと思うが、やさしくキーを押すより力を込めて打ち込めばより壊れやすいことは想像がつく。長く使うために無理をしない、というのは当然だろう。だから、”禁止されていないから行って当然”というのはちょっと無理があると思うし、技術屋の意見としては非常に寂しく思えた。技術屋、設計などをしている人はどんなときに無理が掛かるか直感的に分かることが多い。だから、使う際に無意識にそれを避けるので故障が少ない、と以前は言われたりした。そういう意味で、必要なときには仕方ないけど無理の掛かることはやるべくやらない、というのが技術屋だと思うのだが・・・。

さて、車に限らず、以前より故障しにくい機器が増えてきたと思う。だから、私自身、ついついそれに甘えて無理をしてしまうこともある。据え切りも回数が増えたと思う。大切に使うこと。もうちょっと意識を高めたいな、と思う。

デパートでの服選び 2009/9/24

久しぶりにデパートで服を買った。デパートで買う服、スーツやコートなど、比較的高価なものが多い。これらの服、安売り店やスーパーのものではどうしても値段相応で質が低くなる。私の場合、それほど数がいるわけではないので、これらはデパートを利用していた。(デパートの方が原価率が高く、同じ値段ならデパートのものの方が上質らしい)
だけど、今回求めたのは普段着である。私の場合、休日にちょっと買い物に出るにも使うし、小旅行にも同じような服を使う。そして、結構酷使する。撮影の場合は重いカメラ用や旅行用の重い鞄を肩から掛けるし、そのまま凧を揚げたりもする。だから痛みも結構激しく、生地が毛羽立ってきたりする。今回、春先にカメラバッグに負けて肩に穴が開いてしまったので、今回もう1着を、と思ってのことである。
普段着選び、当然? まずスーパーを回った。数千円からあり、高くても2万円程度まで。細かな点で不満はあっても十分使える品ばかりである。ここで選んでも良かったのだが、今回はまずちょっと見送ってデパートに行ってみた。実は、デパートの積み立ての商品券が今年はまだ少し残っていた、ということもある。
品揃え、意外と安いものが多い、というのが正直なところである。さすがに数千円のものはないが、1万円台半ばから結構揃っている。高いものは7,8万円。さすがに品は良いが普段着ではここまでは買えない。
見ていて思ったこと、デパートの方が選択肢が広いことである。スーパーでは45ブランド程度がおいてあり、それぞれ4種類程度はある。合計17,8種類はすぐに見つかる。しかし、デパートでは8,9ブランドから選べる。そして、それぞれやはり4種類程度はある。ブランドによっては2種類程度と少ないが、それでも30種類はある。もちろんなかには年齢層があわなかったり高価すぎたりするが、選択肢は広いと感じた。そして、店員さんがサポートしてくれるので選びやすい。今回、ちょっと厚めのものが欲しかったのだが、厚みなどはちょっと見ただけではすぐにわからないのでこれはずいぶんと助かった。結局、ほぼ全ブランドを見て、8割くらいのブランドで店員さんに話しかけ、選ぶことができた。スーパーに比べると価格は23倍になるが、生地の質がよく、痛みが少なくて長く使えることは経験済みである。その意味で、決して高すぎることはない。
そして、スーパーの服、こまかな不満が結構ある。中国製のは型がちょっと合わず動くときに引っかかるようなことがあった。また、内ポケットがあるのは良いけど高さが足りず財布が飛び出したり、位置が悪くて収まりが良くなかったりする。その点、デパートで扱うものは、試着などした範囲ではそのような不満は少ない。気持ちよく長く使える。結局お得だと思う。が・・・当座の3倍の価格は大きい・・・。シーズン後半の値引きが狙い目かも?



博物館訪問の費用 2009/9/9

私の趣味のひとつ、博物館(美術館、動物園などを含む)訪問である。訪問記録、2,100館を超えている。当面の目標は3000館であるが、近くの博物館はほぼ回っているので遠いところばかりになってきた。とはいえ、日帰りで行ける範囲にまだ500館はありそうなので、あと10年で行けたら・・・と思っているところである。

さて、博物館訪問の費用である。記録上、入館料は分かっている。2,100館の合計で20万円少々。無料のところが結構あるので入館料自体はたいしたことはない。しかし、博物館に行くにはそれ以上に、交通費がいる。また、遠地であれば宿泊も要る。それに、食費も必要になってくる。入館料より高くつくことはまちがいない。それらの合計はどのくらいなのだろうか?
過去の分はわからないが、目安はほしいな、と思った。そこで、8,9月に青春18切符を使って5回行った博物館訪問、これを参考として計算してみた。
その結果であるが、1310館位周り、6千円〜12千円位であった。1館あたり千円から2千円になる。これは、交通費の他に食費なども含めている。青春18切符は交通費は割安になるので、それを考慮すると3千円/館位だろうか? 遠地になると宿泊が必要になるし交通費も高くなる。凧のイベントに合わせていったりするのでその分をどう考えるか難しいが、5千円/館位になるだろうか?
近場はもっと安くなるだろうから、これも合わせて平均すれば2千円/館+入館料が目安になるのかな・・・と思う。
とすると、2,000館訪問の費用、420万円になる。結構な値段であるが、これは約20年での費用である。と考えるとそれほどでもない? だけど年間20万円、月1.75万円。やはり安くはないか・・・。
でも、そんなに使っていたかな?

高山への旅 2009/9/7

青春18切符、最後の1枚で高山に向かった。
青春18切符の有効期間、夏の時期は9月10日まで。最後に残った分を使いきるため? 8月末から9月初めの週末は普通列車が非常に混雑する。名古屋地区勤務のとき、私が主に利用したのは首都圏から関西地区までであるが、一目で青春
18切符利用者とわかる人が多く、乗り換えの混雑もすごかった。しかし、北陸地区発となると目立った混雑はなく、非常に平和に利用できることが多かった。だけど、逆方向、つまり関西や中京地区から北陸を目指す人は多いようで、すれ違う列車は結構混んでいた。今回高山に向かったのは、博物館を巡るため、ということが大きいけれど、この時期にしたのは多少なりとも予想される混雑を避けるため、というのこともあった。

さて、金沢起点で、青春18切符を使って博物館訪問を、と思うとあまり効率は良くない。たとえば大阪までは約270Kmある。所要時間にして5時間以上、半日である。距離があるので朝早く出ようと思っても列車が少ない。博物館巡りの場合、到着が遅いのは致命的である。博物館の入館締め切り、
16時頃のところが少なくないので、昼12時に着いたのでは大して回れない。せめて10時頃までには着きたいのだけど、朝7時発ではどうにもならない。ただ、部分的に特急を使うなら別である。幸い、関西
/中京方面なら金沢発は5時からある。もちろん特急券のほかに乗車券も必要になるので、青春18切符以上に出費が必要ではあるが、時間は有効に使える。逆に帰りは早いので、行きは特急、帰りは青春
18切符で普通、としても3千円位はすぐに節約できるので青春18切符を利用する価値は大きい。今回の高山行きも、金沢発は6:51の電車になってしまった。
10時すぎに高山に着く。ちょっと遅いが、それより早くとなると特急を2回使っても9時すぎ。これでは効率が悪いのでやめた。富山から高山方面の列車が少ないためであるが、ローカル線の列車本数の少なさを実感する。
前回までより1時間遅くの出発、早朝らしさが薄れ、高校生なども乗る電車で富山方面に向かう。この方向の列車、以前は多かったのだが、乗るのは久しぶりである。
4,5年ぶりだろうか? 富山へ行くことは少なくないのだが、どうしても車が中心である。景色がとても新鮮である。富山までの途中、実は私の実家のすぐ近くを通る。最寄り駅、学生頃まで何度も乗り降りしたのだが、その駅で降りない、というのはちょっと落ち着かない。なにか乗り越しているような・・・そんな気持ちになってしまう。降りたい気持ちを我慢してそのまま進む。

富山からは高山線に乗り換えとなる。本線ではあるが末端部分になるから? 列車は2両である。だけど半分は通勤向きのロングシート。富山近辺は通勤時は混むのかな、と思いつつロングシートに座る。この座席では旅の気分になれないが、座席は
7割近く既にふさがっているので仕方が無い。向かいに座っている女性グループ、旅行だと思うが手には鱒の寿司を持っている。朝食用なのかもしれないが、この座席では食べられないだろう。
列車は富山県の平野部を過ぎると山に入る。高山線は非電化なのでディーゼルカーである。見た目は電車と変わらないのだが、エンジンで動いているので音は大きいし床からは振動が伝わってくる。坂にかかると音が一層大きく感じ、いかにも山を登る、という雰囲気になる。が、ロングシートでは外が見えにくい。おまけに向かいの席は東側で日があたるからブラインドを下ろされてしまった。こうなると外をちらりと見ながら本を読む、となってしまう。まあ、これはこれでよい。乗ってから気がついたのだが、この列車はワンマン運転で車掌さんはいない。無人駅では、降りるのは運転手さんのいる前のドアから。切符を渡すか整理券と一緒に支払って降りる、バスと同じ方式である。私の乗った車両は2両目なので降りる人はほとんどいない。時々高校生が降りてゆく程度である。運転手さんのチェックはないが、定期を持っているのだろう。谷間を進むとまもなく列車の終点、猪谷駅となる。乗り換えはどうなるのかな? と思っていると放送で前のドアから、と。何人かが立ち上がったのにあわせて前の車両に行く。既に数人が待っているが、この人たちは青春
18切符客だろう。到着後、運転手さんに切符を見せて降りる。どこか新鮮に思える。
猪谷での乗換え、ここでJR西日本からJR東海に変わる。時間が短いのだが、まだ接続列車は来ていない。ホームは島式で両側に列車が着く。てっきり反対側に? と思っていたのだが、ホームの時刻表で見ると到着と同じ
2番線になっている。到着列車は富山方面へ折り返すが、当選乗継があるから到着前に発車するはずは無い。種明かしをするとホームが長いので前後に並ぶように着ける。国鉄時代にはこんなことはしなかったとおもうが、最近はローカル線などで時々見るようになった。ホームの有効利用にもなるし、乗り換えにも階段の上り下りが不要で便利なこともある。でも、目の前に列車がいるホームに突っ込んでゆくわけで、ブレーキの弱い鉄道ではちょっと怖いのでは? と思ってしまう。
乗り換えの列車、こちらもワンマン運転でお客が降りるのを待って乗り込む。こちらも2両であるが、ロングシートが少ない。乗り換え客はクロスシートにゆったりと座る。私も日差しを避けて西側の席へ。とたんに旅らしく感じられる。高山本線は神通川に沿って進む。神通川は、岐阜圏内では宮川となる。石や岩のごつごつした中をきれいな水が流れる。急流から一転してダム湖となったりするもする。山は緑が豊かで青空と白い雲も見える。本はまだ開いてはいるが、景色を見る時間が長い。山を登りきり、平地が広がり始めたところで高山着となる。

高山、まだ午前中だからか、人は少ない。まずは駅前の観光案内所で地図を確保? 普通はすぐ前にあるはず? と思ったのだが、英語や中国語などばかりで日本語版がない。聞いてみると品切れで印刷中とか。仕方ないので英語版を受け取る。英語版といっても名称は日本語が併記されている。良く考えるとこれは便利である。地元の人に地図を見せて道を聞くにしても日本語が書いてあれば目的地を指差せばわかるだろう。それに、目的地の看板は日本語だったりする。文字の形を比べれば目的地とわかるかもしれない。
今回は、まずは地図を頼りに陣屋に向かう。ここは何度か来ているが、記録上未訪問になっているところである。続いて市制記念館へ。続いて郷土資料館に向かうが、ここで食事にする。高山ラーメン、と言いたいところだけど近くにあるのは蕎麦屋さん。食事はできることなら地元の人が入るような店にしたい。金沢ではすぐに見分けられるのだが、高山では・・・? 食事を重視しないのはいつものことなので、とりあえず目の前の蕎麦屋さんに入る。
期待したとおり(良い意味? 悪い意味?)の食事を済ませて更に資料館を回る。どこも空いていて、他の見学者はほとんど見なかった。獅子会館などは屋台などのからくり実演(手作業!)ができ、更にからくりを操作する裏側も見学、操作する方の話も聞けてとても良かったのだが、見学者は他に
1組だけ。ちょっと寂しい。土曜日の昼過ぎだし、夏休みも終わったので観光客は少ないのかな・・・と思いつつ、古い町並みにある資料館に向かう。途中、だんだん観光客が多くなり、気がついたら道にあふれていた。
古い町並み、もともと道幅はそんなに広くはない。だけど、歩行者は多く、しかも何か食べている人が多いので道が一杯になってしまった。いつの間に、と驚いた。資料館などでは、いつも写真を写しているが、ここでは人が途切れるのをちょっと待った位である。が・・・通る人は多くても、資料館に入る人は非常に少ない。今日街中で見た中では比較的多かったのは陣屋位である。個人でやっているような、資料展示としてはいまひとつのところもあるけど、もうちょっと人が入ってもいいな、と思う。古い町並みを歩いて五平餅などを食べるだけ、というのでは折角来たのに・・・と思ってしまう。もっとも、たとえば金沢観光も似たようなところがある。東茶屋街は、茶屋としてではなく、街をちょっと歩いてお茶を飲んでお土産を買う、という感じになっている。観光として、それでも良いのかもしれないが、もう少し街のことを知って帰ってほしいと思うのは古い考えなのかもしれない。ソフトクリームを食べるだけなら自分の街でも良い、とさえ思うのだが・・・。

さて、高山には街中以外にも資料館等がある。そのひとつは飛騨の里で、園周囲にもいろいろとある。そしてもうひとつは飛騨・世界生活文化センターである。ここには県立の資料館がある。今回は飛騨・世界生活文化センターに向かった。ここへはバスもあるので鉄道利用でも行きやすい。そして、手前には祭り会館などもある。祭り会館、地中のドームの中に祭り屋台があり、からくりの実演がある。なかなか面白いのだが、観光地的すぎるようにも思える。そして・・・入館料が高い。屋台の展示があるから資料館相当としているけど、もともとは観光施設なのだから仕方ないかもしれない。昆虫館、茶道に関する美術館も合わせてみる。展示は良いのだが、高い、と言う感覚がどうしても強く感じてしまった。
最後に行ったのは飛騨・世界生活文化センターの資料館である。ここは実物展示は少ないのだが、高山の暮らしや行事、そして職人の技が実に良い展示となっている。行事では、小さなボックス的なスペースに人形などを使った展示が月ごとに並んでいる。見学者が扉を開けたり、人形を動かしたりできるのもまた楽しい。生活に関しても、パネル展示と実物、模型をうまく組み合わせている。見やすくて楽しい丹治になっている。そして、受付の対応もまた良かった。この日、家具に関連するイベントに合わせて企画展が開催されているが、フロアが異なる。これを案内してくれたし、イベントも合わせて紹介してくれた。私の場合、帰りのバス時間も気になったので聞いてみるとその案内もしてくれた。博物館などの印象の良し悪し、展示も重要だけど係りの人の対応も重要だと思う。その意味で、こちらは気持ちの良い資料館である。
展示を見終わって駅に戻る。乗る予定の列車まで40分ほど時間がある。昼食べられなかった高山ラーメンでも、と思うが、お土産のひとつぐらいは買いたいし、ぎりぎりに乗るのもあわただしい。と考えると、どこかに食べに行くにはちょっと時間が足りない。幸い、バスの待合室には麺類中心のセルフサービス店がある。高山ラーメンもあるので、ここで済ませることにした。一応高山ラーメンなどだろうけど、セルフ店なのでそれほどのものでもない。すぐ作れるように? 麺が非常に細めなのばかり覚えている。で、駅に戻って飲み物でも・・・と思ってみると、駅弁がある。夕方なので売り切れのものもあるが、5種類くらいはある。飛騨牛の地らしく、牛肉の弁当もある。しまった・・・駅弁にすればよかった・・・と後悔する。

家に帰って地図上で見訪問博物館をチェックする。地図に丸を付けてゆくと、結構あるな、と思う。数えてみると20近い。あれ、よく見ると陣屋のすぐ近くに資料館がある? 陣屋へは地図を見ながら行ったのだから気がつかないはずはない? 今チェックしたのは資料館にあった日本語版。案内書でもらった英語版と見比べると、その資料館は日本語版のみの記載されている。他の記述を比べると、英語版がちょっと古いようだ。数もそうだけど、結構分散している。今回、全て回りきれないのはわかっていたので、次回の効率を考えて回ったのだが、予想外に分散している。あと2回は来る必要があるのだが、次も相当歩き回ることになりそうである。(今回も2万歩・・・)

オゾンの不思議 2009/9/6

新聞を見ていて、健康機器としてのオゾン発生器の危険性に関する記事が目に付いた。オゾンの濃度が高く、危険、とのことであった。

オゾン、なぜか健康、体に良い、といったイメージを持つ人が少なくない。だけど、実は非常に危険な物質である。オゾンはO3、つまり酸素原子3つでできている。通常の酸素はO2、酸素原子2つであり、ひとつ多い。余分な酸素原子があるために非常に不安定で、いろんなものと反応して余分な酸素原子ひとつ出してO2となる。余分な酸素原子は、いろんなものと反応し、酸化させてしまう。においの分子と反応すればそれを分解するので消臭効果があるし、細菌の表面を酸化させることで殺菌効果もある。だけど、オゾンは都合よく臭いの分子や害のある細菌とだけ反応するわけではない。人間の細胞とでも反応する。だから、オゾンは有害な物質として、濃度規制が設けられている。もちろん、自然界に存在する程度の微量であれば特に問題はない。

さて、オゾンに関してはちょっと思い出がある。私のいた大学の研究室では、副作用としてオゾンを発生させてしまう機器があった。この機器、煙突を伸ばしてオゾンを屋外に強制排気していたが、それでも微量は漏れるので危険防止のため実験中は関係者以外は室外に出ていた。オゾンを吸うと肺に穴が開くぞ、などと脅かされた。だけど、この実験室のおかげで? オゾンの臭いを覚えてしまった。 オゾン、古いレーザープリンタなども微量に発生させてしまうのでオゾンフィルタがついていたが、大量に印刷するとかすかにオゾンの臭いを感じたものである。
私の感覚からすれば、何で危険なオゾンを発生する装置を売るの? (買うの?) となる。業務用としてオゾンによる殺菌装置もあるが、これは無人のときに使うものである。この主の装置を作る側、当然オゾンの危険性を知っているはずである。ちょっとメーカとしての姿勢を疑ってしまう。

それにしても・・・健康機器の中には効果もないけど害もないものが結構ある。(ほとんど?) たとえば、○○イオンを発生・・・と言っているけど実際には○○イオンごく微量のみしか発生していなくて、”効果がない”と警告を受けた商品もある。そんな中で、害のあるオゾンだけはまじめに発生させていた・・・。ちょっと不思議にも思える。
そういえば・・・ラジウム温泉なんて聞いたこともあるが、ラジウムは放射線を出す。この放射線による効能、広告などで書かれているが、読めばなんとなくそう思えてしまいそうな文書である。それなら、と”電磁波”で検索してみたら、効能のある電磁波を書いたものもあった。健康機器、論理的なものではないらしい・・・。f





熱線遮蔽ガラスとカーテン 2009/8/14

最近の、長距離用のバスなどのガラス、実によく熱線(赤外線)を遮蔽してくれる、と感心する。日差しがあるのに暑さをほとんど感じない。本当に日が当っているのか? と思う位である。私の車も熱線を遮蔽してくれ、初夏のころなどエアコンなしで窓を開けて走っていると、日差しがあるとき、うでにちりちりと暑さを感じるけど窓を閉めるとその暑さもだいぶ和らいでくれるのがわかる。が、さすがに”ほとんど感じない”わけではない。これは、私の車が少々古いから、というのもあると思うし、バスのガラスは多少視界を遮っても支障がないからでもあると思う。(運転席用の透過率はたしか70%以上必要)

熱線遮蔽のガラス、これはとても快適である。バスに乗るとき、観光などであれば景色を楽しみたいが、熱いのはちょっと・・・と思うけど、このガラスなら気にならない。
でも・・・バスのほとんどの乗客、日が差すと条件反射的にカーテンを閉めてしまう。これはちょっと寂しい・・・。


ダム穴? 2009/8/14

ダム穴、これは日本では少ないが、ダムの緊急用排水施設の一つである。日本では、ダムより低い排水ゲートを用意しておき、溢れそうになるとそこから水が流れるようになっているものが多い。ダム穴は、それとは違ってダムの底から直立した排水口で、朝顔みたいに先が広がっているような感じである。ダムには取水用の塔が立っていることが少なくないが、その先端をダムより低い位置切り取って非常用排水口にしたような感じである。せいしきには? グローリーホールと呼ばれるものである。

 参考: http://www.trophybassonly.com/id56.htm   (英文)
     http://damhole.web.fc2.com/
   http://www.dphoto.us/forumphotos/data/594/432Lake-Hole.jpg


さて、ダム穴である。ここから排水されているとき、湖面にブラックホールのようにぽっかりと穴があき、そこへ水が勢いよく流れ込んでいるように見える。あり得ないことだけど、そこに小舟で近づくとそれこそ背筋が凍るような光景がみられることだろう。飲み込まれたら落差もあるし、大量の水が流れ込むのでまず命はないと思う。しかし、日本では、ダムに隣接する半円形のものは結構あるようだけど、直立したものは少ないようだ。


で、この写真である。

実は小さな池の排水口だけど、ダム穴を思い出してちょっと嬉しくなった。

お断り、穴の周囲を画像処理でぼかしてあります。



時刻表 2009/8/5

久しぶりに時刻表を買った。JTBB5の大判。日本全国のJRの時刻と私鉄(一部省略)の列車時刻が分かる。同じ大きさでJR版があるほか、同じく全国版で中/小型のものも多数ある。時刻表、運賃や料金計算の方法や各種規則、旅の情報などもあり、鉄道旅(正確にはJRの)の必需品である。時刻表は、数字の羅列であるが、中には時刻表の愛読者もいて鉄道趣味の一分野にもなっているようだ。
私の場合、学生のときは時々買っていたのだが、後には減ってゆき、ここしばらくは全く買っていなかった。ひとつには、交通手段が自動車や飛行機の割合が多くなったことと、JRにしても特急が中心で駅で切符を買うときに確かめればそれで足りる、ということもある。そして、最近はいぜにょり鉄道利用が増えたのだが、インターネットで時刻が検索できるようになったことも大きい。特急中心の比較的単純な移動はこれで足りる。また、最近やっている青春18切符の旅では必須のように言われているが、名古屋、大阪、神戸付近をうろうろするには、路線さえ押さえておけば時刻表はなくてもよい。間隔は15分以下なので待ち時間は短いし、パターン化されているので記憶できる範囲である。帰宅時間に合わせて最終列車さえ押さえておけばそれでよい。
しかし、金沢付近のように普通列車の本数が限られ、運行が複雑なところではやはり時刻表は欲しい。そして、博物館訪問では私鉄も使うので、路線図は欲しい。となると、やはり時刻表である。時刻表、買うとなるとやはり以前から慣れているJTBの大版である。大きくて重いので持ち歩くには不便だけど、実際に必要な範囲は限られる。そこだけメモしておけば十分である。

時刻表、実際に開いてみて、ちゃんと引けたのはやはりうれしい。特別な技術がいるわけではないが、乗り継ぎを追ってゆくには多少の慣れは必要である。特に特急と普通列車が入り混じる北陸線などでは、時刻が入れ替わっている(発車の遅い列車が先に掲載されているなど)ことがよくある。
ここで、時刻表の利用法をひとつ紹介しておこう。といってもたいした技術ではない。それは、時刻の逆引き、である。たとえは、A駅から列車を乗り継いでB駅に行きたいとする。なるべく早く行きたいので、始発列車の6:00から乗り継ぎを調べてみる。途中3回乗り換えてB駅到着は11:30になったとする。普通はこれで終わって問題ないのだが、ローカル線では逆引きを行うとよい。逆引きは、B駅に11:30に着くには、と列車を逆に追いかけてゆく調べ方である。逆順で追ってゆくと、B駅に11:30に着くにはA駅を6:30に出ればよい、というのが分かったりする。これは、途中の接続が悪かったり、列車が細切れになって時間がかかったりして遅い列車でも同じになる、という例である。6:30でよいならそれだけゆっくり出ればよいし、6:30なら駅までバスがあるけど6:00ならタクシー、ということもあるだろう。幹線であれば逆引きしても同じか大差ないことが多いけど、ローカル線が入ると結構有効なことがある。一例として紹介しておきたい。


プラネタリウム 2009/7/29

久しぶりにプラネタリウムを見た。最新のデジタル式プラネタリウムである。

プラネタリウム、子供の頃見たものは、ドームの中央に大きな機械があり、中央に向かって座るものが中心だった。また、投影も2球式と呼ばれるもので、典型的なのは棒の両端に丸いボールがついているようなものだった。解説員による説明もまた分かりやすいものであった。ドームだから真ん中に座ると機械の陰になる部分ができるし、端に座ると星が偏って見える。ドーム中央よりちょっと内側に、というあたりを選んで座っていた。
次に・・・一方向に向いて座る形式のものが出てきた。投影も1球式が出てきて小さく見えるようになってきた。客席が階段状になっているところもある。一方向に向くのは、星だけではなく、映像を写すためである。そして、この頃からあらかじめ録音された解説を流すだけのところが増えてきた。星空に映像が加わるのでこれはこれで面白いのだが、解説員がいなくなったことが寂しく思えたものである。

そして、デジタル式である。従来のプラネタリウムは、精密に開けられた穴を通して星を写すような感じである。だから、星の位置は決まってしまう。だから、恒星の位置が動いてしまうような遠い未来や過去の星空を写すこと、あるいは地球を遠く離れた場所での星空を写すことはできない。だけど、デジタル式はテレビをドームに投影するようなものなので、どのような星空も写すことができる。当然(でもないが・・・)解説はあらかじめ録音されているものが中心である。

さて、今回見たのはデジタル式、実はデジタル式を見たのは初めてである。改装されたばかりの新しい設備。以前のデジタル式では星などが粗いものもあったようだけど、粗さは感じなかった。映像も特に不満もなく、十分と感じた。ただ、時々動きが一瞬止まることもあった。
そして、座席がフロア全体、中央まであるのがとても新鮮だった。どこから投影しているのか気になったが、これは分からなかった。中央まで座席があると、ドームのちょうど中央付近で見ることができる。これは非常に見やすい。この位置なら実際の星空に近いと思う。プラネタリウムのデジタル化はどんどん進むと思う。コンピュータ制御だからどんな星空も再現できる。
でも・・・解説は従来どおりの方式も併用してくれれば・・・と思う。



月食の思い出 2009/7/23

日食に続いて月食の思い出である。
月食、見る機会が多いのだが、発生する回数で言えば日食の方が多いようだ。ただ、月食は月が見える範囲、つまり地球の半分弱で見えるのに対して日食はごく一部となるため、目にする機会が多いのだろう。

さて月食の思い出である。子供の頃、月食の言葉を知ってはいたがその本質をよく分かっていたなかった頃の話しである。たしか、図鑑的な本で月食の項を見たような記憶はある。で、月食の日である。会社から帰宅した父が、今月食だ、という感じで離してくれたのだが、”月が欠けて見える”というので、そんなのいつものこと・・・と思って見に行かなかったように思う。今思えば残念なことだし、父もがっかりしたことだと思う。今思えば、”満月が欠けてゆく”あるいは、”つきが地球の影に入る”とでも言えばもっと興味を持ったかもしれない。まあ、どこまで理解できるかわからないが・・・。だけど、もう少し後などで頻繁にプラネタリウムなどに行くようになったのはこの時の話しがあるのかもしれない。

日食の思い出 2009/7/22

本日は日食、会社を休んで観測、写真撮影を・・・といいたいところだけど残念ながら仕事。しかも、日食の時間に会議を入れられてしまった。私は、この時間は意図的にはずして会議などを設定していたのだが、他の人はそうでもないようだ・・・。幸い、予定より早く会議は終了し、机から外を見ていると多少薄暗く感じられたが、曇り空のこと。そんなに違和感は感じなかった。だけど、正午ごろになるとずいぶん明るく感じたので、あのときの暗さは日食のため・・・と再認識した。また、仕事の合間に短時間だけ、見ることはできた。大きく欠けた太陽、初めて見るわけでもないのだが、やはり面白いものである。

さて、日食の思い出である。今まで2度、部分日食を経験している。1度目は学生の頃、写真を写したのを覚えている。欠ける割合も小さかったので今年ほど大騒ぎはしていなかったと思う。写真、煤を使った簡易フィルタでカラーのネガフィルムで写した。今回はこの方法は危険、といわれているが、今のろうそくでは十分な濃度の煤を作りにくい、ということもあるらしい。写真であるが、当時私が持っている一番長いレンズは50mm。だから、フイルム上では0.5mm程度にしかならないが、それでもプリントすればそれらしい写真にはなっていた。煤ですこし赤く写った欠けた太陽、きれいな写真になった。周囲に雲もあり、それもうっすらと赤く写っていて、風景的な日食写真になった。

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度目は東京にいるときだったと思う。撮影は考えていなかったようで、銀座かどこかを歩いているとき、”(晴れているのに)妙に暗いな・・・。”と感じた。そして、木漏れ日を見ると、漏れた日差しが円ではなく、欠けた円形だったのを覚えている。

今回は3回目・・・。仕事中に見る日食もまた面白いと思う。職場でも、ほんの少し仕事の手を止めて見ている人も多かった。次は二十数年後? 私は見ることはできるだろうか・・・

点の記、映像のすばらしさ 2009/7/19

映画、点の記を見てきた。これは富山県の剣岳に地図測量の基準点となる三角点を設置する話である。明治期の当時、剣岳は立山信仰では針の山として描かれ、登ってはいけない山であった。信仰上は別としても、非常に険しい山であり、登ることは非常に困難であった。その剣岳に登り、しかも測量用の三角点を設置する、という困難な作業を命ぜられた柴崎氏の話である。原作は、故新田次郎氏の小説である。

映画館、朝比較的早い時間に行ったのだが、予想通り混雑してた。だけどの多くはポケモンやハリー・ポッターなどを見に来る人、と思っていたのだが、点の記も意外と多かった。測量、地図作りといった地味な仕事の話しなのにこれだけの人が、というのはうれしくなる。
さて、点の記、映画としてはすばらしいものだったが、原作を何度も読んだ私としては、感動は原作に及ばないな、と感じてしまった。これはある意味仕方ないだろう。原作を最初に読んだのはいつか覚えていないが、中学、高校の頃か大学になってからかもしれない。だけど、相当前である。その後、同じ本を何回か読み、そして2年ほど前にも文庫本を買いなおして再度読んでいる。私にとって、それだけ魅力があり、惹かれた作品であったので、どうしても厳しく見てしまうのだろう。そして、最初に見た主人公、柴崎芳太郎のイメージがちょっと違って見えたからかもしれない。さらに、軍の存在感が強すぎたり、山岳会も原作の紳士的なイメージと違っていたからでもあると思う。

しかし、映像の魅力は大きい。これだけは小説では表現しきれないものだと思う。立山の美しさと厳しさ、これを本から想像しようにも、登山経験がないと無理なことだろう。私は、立山連峰の雄山に登ったことがある。3000m級の山である。非常に登りやすい時期と場所ではあるが、立山を、ほんの少し見ている。しかし、それは比較的容易に行ける範囲であり、剣岳近くはもちろん、高山での雪の厳しさも知らない。それは、想像を超えることである。だけど、映像ならば見ることができる。もちろん、映像にも限界はある。それでも、それでも、すごいと思う。映画で見る剣岳、登山道が未整備であればとても登れそうに無い山に見える。地吹雪の凍った雪は冷たさと固さを感じるし、視界の利かない雪原は命の危険を感じた。なだれや落石も本当に怖いと思う。これは、やはり映像でなけれはのものだろう。そして・・・剣岳を登る上で最も大切な言葉、「雪を背負って登り、雪を背負って降りる。」 この意味を映画で初めて実感した。これだけは現地を知らずに小説だけでは理解が非常に難しかったと思う。映画の点の記、すばらしい作品である、と同時に、小説の点の記もまた、ものすごい作品だったと思う。
映画、実際に現地に登って撮影されている。それを見ているうちに、不思議なことに柴崎氏の印象がいつの間にか原作とまったく同じに感じてしまった。なった。立山の映像の中で見ているからなのか、それとも俳優が実際に山に登った結果なのか・・・。ほんとに不思議である。

この映画は富山の物語である。現地の人は富山の言葉を話している。これもまた、懐かしく感じた。



余談: この映画で使われている鉄道や電車、愛知県の明治村のものである。確かにこれは明治期のもの・・・。そして、明治村の建物が多数使われていた。明治村は何度も行っているので、ここはあそこ、などと妙に気になってしまった・・・。



富山のラーメン 2009/7/18

時々、富山に所要で行くことがある。その時の食事、ラーメンを食べることも少なくない。
富山のラーメンといえば富山ブラック? そう思う人も少なく無いかもしれないが、実はそうではない。富山ブラック、もともと1軒だけで、他のラーメン店はごく普通のラーメンを出している。醤油、とんこつなど店によって違うが、おいしい店が多い。もっとも、富山ブラックの名前が広まったから? 類似のラーメンを出す店もあるらしい。
富山ブラック、その名前が広まる前に何回かその店に行ったことはある。味はちょっと癖があり、好き嫌いがあるかもしれない。私自身は好きなのだが、今日は時間の関係で目的地のすぐ近くの店に寄った。ワンタンメンの良く出る店で、味は昔ながらの中華そば風で、飽きない味である。今日はミニチャーハンも頼んだけど、これも昔ながらの味である。驚くほどおいしい店ではないが、1時を過ぎても席がほどほどに塞がっていた。
富山のラーメン、他にもおいしい店は何店もあるが、当然、富山ブラックではない。いつの間にかご当地ラーメンみたいになったけど、富山では意外と食べられない、不思議なラーメンである。



民放、大丈夫? 2009/7/15

私は、テレビはあまり見ない方である。とはいえ、好きな番組もあってそれは見ているし、新聞の番組欄を見て面白そうなものがあれば見たりもする。また、何かのついでにテレビをつけっぱなしに、ということもある。だけど、時間は多分、短い方だと思う。

さて、最近のテレビ番組、特に民放の番組で感じたこと・・・、質が落ちた、というかお金をかけていない番組が増えたな、ということである。良質のものももちろんあるが、そうでない番組の割合が高くなっていると感じる。バラエティー番組が多くなり、台本が簡略で場当たり的な会話が妙に長いように思える。”笑い”もあるけど、上質の笑いではなくて失笑が多い。ドラマにしても、妙に軽く感じてしまうものが多くなってきた、と感じる。また、放送局は違うけど似たような番組が増えたな、とも思う。
最近、スポンサー企業の売り上げが伸びないため、広告費も減り、放送局の収入も落ち込み、番組制作費用もかなり抑えられている、と聞いたことがある。そうなると、実績のある番組にはそれなりに費用を回せてもそうでないところはかなり削られてしまっているのでは、と想像してしまう。その一方で、視聴率だけは相変わらず必要以上に気にしているようだ。その結果、手軽で視聴率もそこそこに取れるバラエティー番組が増えたのでは? と想像してしまう。その点、受信料という形で収入を得ているNHKはまだ質の良い番組が多く、NHKを見る時間の割合が非常に高くなってきている。

近年、製造業や金融など、さまざまの業種で統廃合が進んでいる。いっそのこと放送局、ひとつつぶれた方がよいのでは? と思ってしまう。そうすれば危機感も高まり、経営の効率化が進み、結果として上質の番組の割合が高まるのでは? と思う。



上空から見た凧祭り? 2009/7/11

MSN
には地図機能があり、地図と航空写真を重ねて見ることが出来る。この航空写真、解像度から衛星写真では? と思えることもある。この地図と写真、金沢の坂を調べる際などにも便利である。事前に調べて訪問し、更に現地で見た様子をここで再確認したともしている。
写真の解像度、車一台が十分見分けられるし、公園などでは人がいるらしいこともわかる。ためしに私の勤務先を見たところ、駐車場に車が非常に少なく、逆に近くの大規模小売店の駐車場が一杯なので休日の写真であることもわかる。また、小松基地を見るとと、これまた訓練用の機が出ていないのでやはり休日の写真らしい。
で、ちょっと見る範囲を広げて富山県の大門を見てみた。目的は凧揚げ祭りの会場である。ここは広い河川敷で凧を揚げる。で、その河川敷の広場を見ると・・・車が多く、テントらしいものもある? 人も沢山でているし、大凧らしい写真も写っている。ひょっとしたら凧祭りの日? 車の台数やテントの数から、土曜日らしいことがわかる。周囲の様子から休日の写真らしい、と感じるのと一致しているし、影の様子から初夏ー夏の日中らしいこともわかる。矛盾はないようだが・・・? 凧祭りの日とすると、すごい偶然で面白いと思う。

MSNの地図へのリンク

映画館、昔と今 2009/7/8

なじみの床屋さんに行くと、映画の話が出たりする。この床屋さん、私の実家の近くにある。地方の小さな町で、以前は映画館が2軒あったけれどとっくになくなってしまっている。だから映画を見に、というとJRとバスなどに乗って、1時間少々かかる。待ち時間と映画を見る時間を加えると半日以上である。こんな町だから、私が子供の頃は映画を見に行くのも一仕事、という感じだったのだが、床屋さん、もっと頻繁に行っているそうだ。

映画を見に行く回数、私は学生の頃は頻繁に見に行っていた。記録などはないが、月に1回程度以上だろう。多いときは数回以上だと思う。最近は、回数はかなり減り、年に数回程度だと思う。以前は同じ映画を何回も見たけど今はそれはなく、代わりにDVDなどを買ったりしているが、それでも非常に少なくなった。映画以外に時間をかけることが多くなったのが大きな理由だと思う。
 
映画館、最近は複数スクリーンを持つところばかりになり、規模は大きくなったがスクリーンは逆に小さくなった。私はなるべく前でスクリーンを大きく眺め、映画の世界に入り込んでしまっているような、テレビでは味わえない臨場感が好きなのだが、巨大なスクリーンがないので物足りない。
映画館、複数のスクリーンを持つことで柔軟に上映でき、窓口や売店、清掃、そして上映が効率化している。スクリーンが10あっても映写室はひとつ。そして、映写機切り替えを不要にしている。映写のフイルム、実は数本に分かれていて、以前は映写機2台をつかって切り替えながら映写していたのだが、今は映画館側で数本のフイルムを一巻にまとめている。だから、切り替えの操作が不要となり、スクリーンの割りに少人数で上映できることになる。効率化、見る側からすればどうでも良いとも言えるけど、減る一方だった映画館が増えているのは嬉しいことである。

さて、今の映画館、ほとんどが入れ替え制で指定席となった。席取りの不安がなくなった代わりに続けて見ることも出来なくなってしまった。そして、私が子供の頃は映画は一部を除いて2本立てだった。地方都市は映画館の数がすくないからこうなったのだろう。1本分の料金で2本見られたのだけど、私の感覚ではそれが当たり前だったので東京に出たときなど、1本しか見られないからなにか損したような気分にもなってしまった。映画を2本、となると当然、長い時間映画館に居ることになり、時間に余裕がないと行けなかった。更に、入れ替えもないから、何度でも見ることが出来た。その気になれば一日映画館に居ることも出来たわけである。さすがにそれだけ長い合い抱いたことはないが、入館前に(暗い中でも食べやすい)巻き寿司などを買って持ち込んで食べたこともあった。暇があってもお金のない学生の頃にはとても良い制度であった。

もうひとつ、映画館がずいぶんと綺麗になったと思う。でも、以前のように気軽に入る雰囲気とは違うような気がする。入れ替えがないので、途中から見るのでもよければいつでも入ることができたし、席も自由。途中で変わることもできた。指定席だと座ってからも席が合っていることを確かめてしまう。 なんだか、鈍行列車に乗るのと特急の指定席に乗るような、そんな違いがあるような気もする。
今年の初夏から夏、面白そうな映画が何本もある。久しぶりに映画を楽しもうと思っている。



撮影残数 2009/6/18

デジタルカメラに移行して、撮影可能な写真数が大きく増加した。何かを撮影に行く場合、写すものにもよるが通常はフイルムを13本程度、タイミングを取りにくい場合や写すものが多い場合はその倍の6本程度用意していた。撮影枚数、3本で約100枚、6本で約200枚だった。が、今は8Gのメモリで約250枚撮影可能である。メモリは2つ用意しているので合計約500枚撮影可能となる。デジタルで撮影枚数が増えているとはいえ、通常はメモリ1つで十分な枚数が撮影可能である。実際、1日でメモリを使い切ったことはいまのところない。

さて、撮影枚数が十分多いとはいえ、時には交換が必要になる。撮影が2日目となると、残数が減ってくる。メモリの交換、これはフイルムも同じであるが、交換するタイミングがある。静物や風景などであれば急ぐことはなく、フイルムやメモリを写しきってから行えばよい。しかし、スポーツやイベントなどでは、肝心なときに交換、というのは避けたい。だから、多少残っていても時間のあるときに交換を行っていた。が、フイルムの場合未撮影でもフイルム代と現像代がかかるのでもったいない、という気持ちがあり、残しても数枚程度とぎりぎりまで写すことが多かった。時にはカメラを2台用意して、ということもある。(カメラは2台用意できてもレンズは同じものが2本無いのが苦しい・・・) 
メモリ交換、これはフイルムに比べると自由度が高い。メモリに残りがあっても費用面では無駄にはならないし、交換も早い。フィルムはあわてて交換すると失敗することもあるが、メモリではそれも少ない。気分的に以前より楽になったはずである。
だけど・・・やはりメモリ切れの不安が残ってしまう。ひとつには、デジタル化で連続撮影が増えたこともある。フイルムでは連写しても一度に5枚程度までのことが多かった。それを短時間に3回繰り返して計15枚くらい、という感じである。だけど、デジタルでは枚数が増えた。短時間に倍の30枚を写すことがいくらでもある。以前ならフイルム1本分に相当する。こういう撮影をすることは私の場合はそう多くは無いが、たまにはある。だから、残りが50枚あっても安心はできない。
実際、撮影していて残り枚数が100枚を切ると気になり始める。100枚といえばフイルム3本分である。フイルムでいえばまだまだ、というところである。というより3本以上用意することは少なかった。それでも気になり始める。そして、残り70枚程度で交換したこともある。残り枚数で言うとフイルム2本分である。ずいぶんと贅沢な余裕・・・というのが正直な気持ちである。
ところで、プロ用カメラともなるとメモリが2枚挿せるものがある。カタログで機能を見たとき、贅沢な仕様、と思っていた。だけど・・・やはり便利だと思う。もっとも、メモリを大容量に変えるのが現実的ではあるが・・・。

万年筆は吸い上げ式に 2009/6/12

以前万年筆のインクのことを書いた。私の万年筆、全て吸い上げ式として使っている。元々カートリッジのものもあるが、コンバータを付けている。
万年筆、かなり前からカートリッジに切り替わってしまっていて吸い上げ式専用は高価なものに限られるのだが、これはインクは瓶から吸い上げて使う方式である。万年筆の後ろがカートリッジの代わりに水鉄砲みたいになっている、と思えばよい。インクの出し入れはレバーやネジの操作で行う。この操作でインクを吐き出し、吸い上げることができる。カートリッジはただ単にインクがじわじわと出るだけなのに対し、吸い上げ式では勢い良く吸い上げたり吐き出したりできる。だから、インクが詰まることはない。もし少々固まったとしても、ぬるま湯を何回か吸って吐くとインクの塊なんてすぐに取れてしまう。そして、水を吐き出した後は先端からインクを吸うのですぐに書き始めることが出来る。カートリッジ式だと、ちゃんとしたインクが出るまで相当時間が掛かってしまう。
そして、インクを変えるとき、吸い上げ式なら古いインクを吐き出せるので比較的簡単に変えられる(それでも数日置いたが・・・)が、カートリッジだと多分、交換は出来ないと思う。

吸い上げ式にももちろん欠点はある。インクの補充がちょっと手間であることである。ペン先をインク瓶に入れ、レバーやネジを操作して一度吐き出して吸い上げる。ペン先にインクが着くので拭く必要がある。不慣れだとインクが手に着くこともあるが、これはカートリッジでもあること。大した差ではない。
しかし・・・残念ながら万年筆のほとんどがカートリッジ式である。コンバータは安いのでそれを使えばよいとはいえ、インクの容量が少ないことが多いのが残念である。でも、万年筆、やはり吸い上げ式に限ると思う。以前羽田空港で見つけた万年筆専門店、インクを買い求めたら当たり前のように瓶入りのものが出てきた。万年筆をお使いの方、カートリッジであれば次の機会にはコンバータをお勧めしたい。値段は数百円程度から。インクは多数種類があって割安である。

メモリの価格 2009/6/12

パソコンのメモリ、気がつくと非常に安くなっていた。最近(といっても2ヶ月前)購入したのはDDR3という規格でありメモリの中では高価だったが、それでも6G1.2万円程度だった。1Gあたり2千円になる。他のメモリならもっと安い。
ここまで安くなっているのなら、と思って古いノートPCのメモリを増やそうと思った。このノートPC、旧型でメモリが256Mしか載っていない。非常に少ないが、カーナビ専用みたいなものなのでこれでも足りている。だけど、これからは自宅でたまにネットワークに接続することになり、そのためには必須のウィルス対策のソフトを入れたところ、インストール時にメモリ不足と出てしまった。それでも実際には動いているし、不都合はないのだけど増やせるなら、と見に行った。
PC
関連の充実している家電量販店に行くと対応メモリがちゃんと置いてあった。容量128/256/512MBがあるが・・・とても高い。値段によって容量を決めようかと思っていたが、数千円から1万数千円・・・。これでは高すぎる。メモリ、あると良いが必須、というものではない。メモリが少なくてもカーナビのソフト動作には支障はない。購入は見送った。

このノートPCのメモリ、これは古い規格なのでメモリがまだ高い頃に作ったものなのだろう。であれば割高なのはまあ仕方ないかな、と思う。だけど・・・もう売れないだろうな? そもそもこのメモリを使うPCはもうほとんどないはずである。そして、あえてまだ使っている人は、当時の機能そのままで使っているのだろう。ネットワークに繋がないなら、困ることもない。だから、メモリなどを増設する必要もない・・・。もし新しい機器やソフトを使う必要があるなら、PCごと買い替えだと思う。であれば・・・多分もう売れないだろうから、在庫整理で投売りしないかな? 半額以下なら買うかも?
などと思っていたら、新聞の折り込みチラシに中古メモリが出ていた。256M500円弱。これなら、と早速店に行った。いろいろと用事もあって行けたのは午後。でも、売り切れだった。もともと何枚もなかったそうだけど、それにしても買う人がいるとは思わなかった。数年以上前のノートPC、まだメモリ増設する人がいるなんて、意外に思えた。
ちなみに手元にあるPCPentium31GHz相当である。まだ増設しようとする人・・・そんなにいると思えないのだが。


LED
の話 2009/5/23

青色LED、以前は高価だったが、最近はかなり安くなってきた。赤などに比べるとまだ高いが大した差ではない。
青色LED気がつくと結構広く使われている。最近のパソコン関係のランプ、なぜか青色が多い。会社などで深夜に消灯したとき、24時間通電の機器のランプで青が多いような気がする。通電ランプ、以前は赤が多かったような気がするが、最近は青? 以前高価だったので高級感があると思われるからだろうか・・・。 かく言う私のPCも、電源ランプは青色である。もともと付いていたのは飛ばしてしまったので、代わりにケースの裏に高輝度LEDを付けているが、青色を選んだ。青色が良い、ということは特にないのだけど、ディスクアクセルランプが青、ということもあり、電源ランプも統一して青を選んだ。

さて、話はがらりと変わる。先日キーホルダーなどにつける小型LEDライトを買った。本体の大きさは硬貨よりも小さい。キーホルダーに付けても邪魔にならない大きさである。それでいて結構明るい。普通の単3電池を2本使うものよりも更に明るく感じる。電池寿命はまだ分からないが、電池代は単3より高いだろうから、常時使うには不向きかもしれなが、非常用の明かりとしては十分だろう。値段は約1500円なので安いとはいえないが、大きさを考えれば魅力ある商品である。
このライト、元々深夜帰宅用に買ったものである。夜、玄関は当然施錠してあり、暗くなると鍵穴が見えにくい。家人がいれば開けて貰うが、真夜中では起こせない。そういう時、外灯はつけておいてくれるのだか、たまに忘れることもある、ということでこのライトを買った。こういう用途のために持ち歩くには便利である。これは高輝度で低消費電力のLEDならではのものだろう。
さて・・・このライト、まだ深夜帰宅には使っていない。外灯を付けていてくれたのと、朝明るくなっての帰宅になってしまうのと・・・。




江戸村の復活? 2009/5/17

金沢の江戸村が部分的に復活した。
江戸村、というと日光江戸村などのテーマパークが知られているが、金沢の江戸村は違う。江戸時代などの建物を移築、保存、そして当時の道具類も合わせて展示、公開していたもので、博物館的である。重要文化財の建物もあるので、規模は違うが明治村に似ている。建物は農家や武家の建物などで、なまこ壁なども合わせて展示していた。建物の数は20近くあったように思う。私の子供の頃、学校の遠足で何度か行った事がある。
しかし・・・残念ながら閉鎖となってしまった。内容から言えば公共施設であるべきなのだが、江戸村は民間の観光施設だったのである。一時期は観光バスなどで多くの見学者があったので成り立っていたのだろう。そういえば、石川県で唯一の動物園もかっては金沢ヘルスセンターという、民間のレジャー施設の一部であった。

さて江戸村である。訪問客の減少もあり閉鎖となったのだが、建物の中には重要文化財もある。閉鎖してしまうと建物は荒れ果ててしまう。そこで金沢市が買い取ったのだが、なかなか再開はされなかった。しかし、平成18年に3棟のみの限定公開で再開された。ただ、限定だったため、金沢市も積極的に宣伝してはいなかったようで、博物館関連の情報を押さえているはずの私も知らなかった。Webで、偶然知っただけであった。ただ、あと1年ほどで残りの整備し、既に移築されている建物も公開する予定だそうだ。その時点で宣伝する予定なのかもしれない。それはさておき、残りの建物なども公開とそうなると江戸村の復活となる。地味だけど重要な施設、復活を歓迎したい。

建物、移築を機にかやぶきの屋根の葺き替えや壁の塗りなおしなどが行われた。このためだろうか、当時のたてものかどうかわからなかった。記憶が薄れていることもあるだろうし、場所が変わったこともあると思う。もっとも、現在公開されているのは農家だけであり、特徴も少なくてわかりにくい、という事情もある。
うずれにしろ、残りの建物の公開が楽しみである。



サンダーバード2号 2009/3/16

サンダーバードは、1960年代に放送されたテレビ番組である。引退した大富豪の設立したボランティア組織、国際救助隊のさまざまな災害での活躍を描いたもので、サンダーバードは、国際救助隊の使用するマシンの名称である。
 サンダーバード1号: 移動指令所として、災害現場に急行、状況把握を行う。
 サンダーバード2号: 救助活動などに必要な機器を輸送する輸送機。
 サンダーバード3号: 宇宙空間での救助、またサンダーバード5号への往来に使用する宇宙船。
 サンダーバード4号: 水中での救助活動を行う潜水艇。
 サンダーバード5号; 宇宙ステーションで、世界各地からの救援要請を受ける。
この中では、サンダーバード2号が意外と人気があった。輸送機という地味な役割で、形も亀のようなずんぐりとしていてスマートとはいえないのだが、救助用の機器類を格納したコンテナを胴体に格納する、といった面白さもあってだろう。。

さて、もうひとつのサンダーバードである。サンダーバードはJR西日本の特急列車の名称として使われている。大阪と富山を結ぶ列車で、一部は能登の和倉温泉まで行く。この区間の特急、名称は「雷鳥」だったのだが、新型車両の導入を機に高速化、名称の一部にサンダーバードを使い始めた。雷鳥の”雷(かみなり)”と”鳥”のでおこじつけみたいにも思えるが、新型車量のイメージとも重なって定着した。(注: サンダーバードはインディアンに伝わる伝説の鳥であり、雷鳥(ptarmigan)とは別。) サンダーバード、大阪と富山を頻繁に走っているので、JRの特急列車の規則に則り、○号と数字を付けて区別している。当然、12号などもあるわけである。
今回、福岡の凧揚げ大会に行くのにJRを使ったが、折角遠くに行くのだから早く行って博物館見学も、と早朝発車(金沢を朝の5時台!)のサンダーバード2号を使った。この時間だから自由席で十分だろう、とは思うが一応指定席を確保した。”サンダーバード2号”の文字の入った特急券が欲しかったからでもある。でも、切符の購入時、みどりの窓口で”サンダーバード2号”というのはちょっととまどってしまった、というより口にした瞬間恥ずかしいような気持ちもほんのちょっとしてしまった。まあこれは私の思考にテレビ番組のサンダーバードがあるからである。窓口の(テレビのサンダーバードとは無縁であろう)若い女性は何のこだわりもないようだった。
そういえば歌にもなった新宿発の特急列車・・・。”8時ちょうどのあずさ2号で”と、みどりの窓口でいった人、きっといたと思う。(注: 列車番号は下り方向を奇数にするので、残念ながら新宿発のあずさ2号はもうない。今後も・・・)



ホテル 2009/2/28

久しぶりに東京に出張で出た。
泊りがけでの”普通”の出張は数年ぶりである。教育出張での泊りの出張なら昨年あったけど、それは比較的気楽なもの。また、短時間の打ち合わせ出張ももちろん内容によるが)それほど気は重くない。それに比べて作業を伴う出張は覚悟が違う。

さて、出張で泊るのは基本的にはビジネスホテルまでである。いわゆるシティホテルは、割引があれば泊ることもあるが、めったにない。宿泊費は規定ではそれなりに出るが、日当が多くないのでホテルを少々安くしないと足が出るのである。会社の言い分としては、”自宅にいても食費は必要”ということなのだが、出張先で外食となるとどうしても高くつく。おまけにビールの1本もつい飲んでしまうことも多い。(これは私の問題である) それに、家族はお土産を期待している。(これは私の家族の問題である) ということで、費用を浮かせるために比較的安く泊れるホテルを利用することになる。安いホテル、いわゆるビジネスホテルである。
ところで、シティホテルとビジネスホテルの違いはなにか? ひとつには設備だろう。シティホテルは一般に規模が大きく、宴会場があり、レストランも複数あることが多い。でも、それは仕事目的には関係ないことになる。次は部屋の質だろう。広さや設備は当然、シティホテルが上である。でも、これも仕事目的であればら割り切ることもできる。広いロビーも特になくても良い。となると、出張目的ならビジネスホテルでも良い、とも思えてくる。
でも本当にそうか、というとやはりシティホテルは気持ちが良い。ビジネスホテルは基本的にマニュアルどおりだけど、シティホテルでは客をもてなす気持ちを感じる、ということである。ホテルの室内の設備、机にはテレビやスタンドなどが置いてある。私の場合、最初の配置のままでは使いにくく感じることが多い。ホテルの案内は、必要なときに見ればよいから引き出しでよい。パソコンを使うにはそれなりの広さもいるし、本も読む。その場合、当然、スタンドなどの配置を変えることになる。机以外では、空調の温度設定も人によって違うだろうし、洗面なども使いやすい配置があるだろう。1泊目は仕方ないとして、連泊の場合である。ホテルによっては完全にもとの位置に戻ってしまっていることがある。仕方ないからまた配置換えをする。次の日も・・・。ビジネスホテルほどこの傾向が強いように思う。
シティホテルの場合、客の変えた配置を尊重することが多い。使いやすいように場所を変えた、との考えである。ホテルによっては、前回の宿泊時の配置をそのままに再現してくれるところもあるそうだ。また、要望によって用意する設備、たとえば加湿器や枕の交換などもシティホテルなどでは、次回何も言わなくても用意してくれることが多いそうだ。私は特別な設備は求めないことが多いが、新聞は前回指定と同じものを用意してくれたのは何度も経験している。
シティホテル、やはり客をもてなす気持ちが高いように感じる。フロントなどでの対応もそうである。泊ってきて気持ちが良い。が・・・さすがに出張で、足が出ても高いホテルに泊ることは少々勇気がいる。列車は、足が出てもグリーン車にすることは時々あるのだが、連泊では厳しい・・・。



ピンバッジ 2009/2/18

写真は凧に関するピンバッジである。
これには大きく分けて2種類ある。ひとつは凧揚げ大会のもの、もう一つは凧の団体のもの、である。これを集めている人は結構いて、凧揚げ用の服、あるいは帽子に多数つけている人がいる。私の持っている数、まだ少ない方だろう。
ではどうやって集めるか? ひとつは凧揚げの大会に参加することである。大会の中には記念品としてピンバッジを作っているところが少なくない。こういう大会に申し込みして参加すると、記念品としてピンバッジがもらえる。大会の会場で売っていることもある。形は毎年同じであっても色が違っていたりする。
もうひとつ、凧の会の作っているものは、その会の人から貰うことになる。何回かお会いしていると自然と貰えることも少なくない。(何かお渡ししていることも少なくないが・・・) どちらにしても、ピンバッジが多い、ということはそれだけ凧のイベントなどで活動していることになる。私の場合、凧の大会に参加用のユニフォームは持っていないので、当日のみ、服に付けることもあるが、自然とこういうコレクションになってしまった。中には珍しいものもあるようで、箱の蓋にあるものは限定品のようで、通し番号が書いてある。これは海外のものである。また、海外のカイトフォト団体のものもある。一部は管理が悪くてどなたから頂いたのか分からないものもある。だけど、このように大切に保管している。



自筆の手紙 2009/1/25
 

久しぶりに手紙を書いた。
これは、言葉通り、”書いた”である。私は、万年筆を持っていて、時々使っている。手紙にも使う。だけど、多くの場合、本文はワープロ作成して宛名だけ手書きのことが多い。外国に送る場合は、最後の署名も加わる。今回、久しぶりに本文も全て書いた。

手紙の送り先は海外。お礼の手紙である。送られてきた元の手紙は全て自筆。e-mailでのやり取りもあるので、PCはお持ちだろう。であれば、プリンタ印刷も可能なはず。でも手書きだった。これはやはり、手書きで返すのが礼儀だろう。
今回は英語となる。私の英語は怪しいので、翻訳ツールを使った。普通の日本語をそのまま翻訳するとおかしくなりがちなので、中学英語を意識して日本語を作る。そして翻訳、手直しして印刷。今までならこれに署名を入れれば終わりだが、便箋に書き写す手間が今回は加わる。
便箋はアメリカのC社のもの。紙幣に使う紙も作っているメーカらしい。愛用は厚手のコットンペーパー。10年以上前に製造中止になっている色も含め、ストックが少々ある。古い紙なのに紙としては新品同様である。一番好きなのはアイボリー。ブルーブラックインクなど、ほとんどの色のインクに合う万能紙である。今回はこれに、セピア色のインクを使った。セピア色、最近買ったもので、落ち着いた茶色である。この紙にももちろん合う。便箋2枚でほぼ切手代に相当する。封筒代を入れたら海外への切手代もオーバーする。でも、それだけの価値のある便箋だと思う。今回は使わなかったけれど、ペアの封筒を使うときは必ず封蝋を使う。初めての人は驚くことだろう。

久しぶりの手紙、危うく誤記しかけながら何とか書き上げた。封筒は一緒に送る品もあるので無骨なものだが、切手は記念切手を選ぶ。これもストックがある。普通の手紙は料金を事前に調べられるので、2枚組の切手などを若干オーバーしてもかまわずに貼ることが多い。郵便局では、”ここまで要らないのだけど・・・”などと言いながら受け付けてくれる。注意が要るのが若干足りないとき。普通に窓口に差し出すと、切手以外のシールみたいなものを貼ってしまう。窓口としては当然だろうけど、これは寂しい。小郵便局で”(不足分を)切手で欲しい”、というと”切手を貼って(出して)おきますよ”と言われる。最後まで見ていないけれど、一応信じてお願いしている。実は、海外から来る手紙も多くはきれいな切手が貼ってある。わざと何枚も貼ったように思えることもある。これもまた、心遣いだろう。以前は凧友用に凧の切手を用意していたのだが、残念ながら切れてしまい、補充できていない。もともと遠地のふるさと切手なので入手しにくい。凧のイベントで郵便局が出張販売していたこともあり、次に見たら、と思っているうちに切れてしまった。

手書きの手紙。E-Mailなら翻訳して張り付け、送信すれば終わり。手紙でも印刷して署名して宛名を書けば終わり、となるのに更に時間を書け、書き損じながら仕上げた手紙。手書きなので読みにくいところもあるだろう。e-mailなら自動翻訳も可能・・・。でも、手書きの味も大切にしたいな、と思った。





茶屋街にて 2009/1/5


多くの人が正月休みの最終日になるであろう、1/4、東茶屋街に行った。
時刻は午前の 11時過ぎ。まず国道沿いの駐車場に行くと既に満車。休日ならばいつものことなので川沿いの駐車場に向かう。ここはまだ空きがあった。
茶屋街に来た目的は写真撮影。ここへは昨年の夏以来になる。今回、デジタル一眼レフに加えてフィルム一眼レフも用意した。フイルムは白黒。正月写真用に用意した残りである。フイルム用は、本当はマニュアルカメラにしたかったのだが、マニュアルカメラはフラッシュのTTL調光ができないのと、フラッシュの発光が不安定で光らないこともある(簡単に言えば故障?)ので、オートフォーカスカメラになった。今回は、カメラを2台ぶら下げての撮影である。念のため書き加えると、街角ではフラッシュは要らないのだが、正月写真には必要だったのである。

まずは茶屋街の入り口、広見に行く。思ったより人が多いと思いながらカメラを構えるとその直後に団体が・・・。そういえば、観光バス専用の駐車場に数台とまってたことを思い出だした。私の場合、観光地では人が一緒に写ってもよいと思っている。適度の人は、写って欲しくないものや目立って欲しくないものをうまく隠してくれるのでありがたい。しかし、到着直後の団体さんはちょっと多すぎた。まだ散らばっていないので視界がふさがれてしまうし、カメラを構えている。ちょっと待とう、と思っていたら記念写真の撮影の依頼。団体参加と思ったら違う・・・。考えてみれば、団体さんなら同じグループの人もいるしガイドさんもいる。写しているうちに団体さんも散り始めたので何枚か写す。

茶屋街の表通りを歩いて、途中で裏通りに外れる。これは私のよく歩くコースである。茶屋街、この裏通りが大切なのである。細い通りが折れ曲がり、入り組んでいる。十字路だけではなく、丁字路も目立つ。そして・・・茶屋の玄関がこちらにもある。茶屋、座敷が特別多いわけではないのに玄関がいくつもある。2つではなくて3つ4つ・・・。そして裏通りにもある。これは決して格の違いによる使い分けではない。もちろん裏口でもない。これは、お客同士が出会うことを避けるためである。お客の中には顔を合わせたくない人同士だっている。そんなとき、裏通りの入り組んだ道が役に立ったことだろう。見通しの効かない裏通り、茶屋にとって表通り以上に重要なのである。

私の曲がった道、裏通りで突き当たり、丁字路となる。そこには昔ながらのお店がある。飲み物やお菓子などが並び、棚にはカップラーメンや洗剤などの日用品もある。何でも屋というほど品物は多くないが、ちょっとしたものならここで間に合いそうだ。芸者さんなどもここでちょっと買い物をしているのかも? と思うと楽しい。裏通りまで来る観光客は少ないが、この店のおかげで、ちょっと足を運んでくれるように思えるところがある。が、冬でガラス戸が閉まっているからか、開けて中まで入る人は少ない。

裏通りでカメラを構えるが、適度な人、というのはタイミングを待たなくてはならない。それにしても、電柱があるのが寂しい。この狭い通りが風情があるのに、単純に表通りから電柱を無くせばよい、と裏に回したように見えてしまう。裏も地中化を進めて欲しいものだが、当分は無理だろうな・・・と思う。裏通りを行き来しながら何枚か写し、適度なところで引き上げる。

駐車場からの帰り道、観光客が道を塞いでいるのでところどころゆっくり走る。東茶屋街、観光客には純粋な観光地に思えるかもしれないが、すこし離れると人が生活している場でもある。これは武家屋敷跡も同じである。駐車場からのこの道も、生活道路なのである。
Webで見ると、車が走っては風情に欠けるから締め出しては? なんて感想が Webに載っていたりする。感想としてはもっともだが、ここに住んでいる人がいる事を知らないのでは? と思ってしまう。東茶屋街、表通りはもう観光地化されてしまっている。茶屋の趣のある建物もほとんどは土産物屋や喫茶に変わっている。表通りは昼は歩行者専用道路になっていて、ここだけ見れば観光のための街に見える。でも、その周囲は違う。そして、人が生活しているからこそ街が生きているのである。道路の雪がすばやく除雪され、ごみも少ないのは人が住んでいるからである。

とはいえ、私を含め、多くの人は観光客へは好意的である。道路をぬける際は観光客を意識してスピードを落としている。よほどのことがなければ警笛など鳴らさない。記念写真を撮っていればちょっと待つこともある。でも・・・金沢への観光、茶屋街と武家屋敷跡へお越しの際は、車への注意と住んでいる人への配慮をお忘れなく。。


地域の風習 2009/1/3

正月にテレビを見ていたら、県独自の風習などを紹介しているような番組があった。地方により、独特の文化があることは博物館を見ていると分かることもあるが、家の中のことは分からなかったりする。なかなか面白いな、と思った。(最後まで見ていなかったけど・・・) その中では、私が今住んでいる石川と、出身地である富山県の話題があった。

石川県独自の風習、正月の飾り餅が紅白になっている、というものであった。確かに女房の実家に行くと、この紅白の飾り餅があったし、会社の餅も紅白だった。最初、不思議に思ったが慣れてしまっていた。もっとも、私は実家が富山県であり、そちらで正月を迎えることもあり、飾り餅は一般的な白と白の餅である。
もうひとつ、富山県の話題である。これは、”天神様”である。正月には、天神様(菅原道真公の掛け軸、または木彫りの像)を飾る、というものである。これはもちろん、私の家でもやっている。年末頃に天神様の掛け軸を飾り、1月の終わりごろに仕舞う。天神様の前には飾り餅をおき、元旦にはお酒や魚などをお供えする。このお酒は年始のお神酒となる。
さて、この独自の習慣であるが、私が知っている範囲では、”県”単位というものではないようだ。実は、この番組を見る前に”天神様”が来客と話題になった。天神様の習慣、確かにあるが、富山県西部が中心では? ということだった。知人の話では、県中央部になると知らない人が増え始める、というのである。また、番組では"天神様は長男にだけ"となっていたが、うちでは次男も持っているし、私の弟も持っている。まあ、微妙に違うということなのだろう。それは当然だと思う。でも、番組で”○○県では・・・”と紹介されてしまうと、その県全体のような印象を持ってしまうと思う。

もうひとつ、お雑煮である。これも○○県のお雑煮は・・・、と紹介され、画面の下に小さく家庭によって具の内容は違う場合もある、となってはいた。だけど、さまざまな資料では、同じ県内でもバラバラになっていることが紹介されている。角餅か丸餅か、餅を焼くか焼かないか、味噌仕立てか醤油仕立てか。この基本的なことでも入り組んでいることが紹介されている。婚礼で花嫁が来たときにその実家の習慣が混じって変化してゆく、というのも読んだこともある。○○県では・・・というのを簡単に紹介できないな、なんて思ってしまう。そう考えると、こういう番組で必ず出てくる”□□という習慣は○○県だけ”といわれて大げさに驚くインタビューがあるが、妙に嘘っぽく感じてしまう。

さて、私の家のお雑煮、非常にシンプルである。醤油仕立ての汁に焼かない角餅、具は刻みネギだけ。これよりシンプルにするには具を無くすしかない? でもおいしいお雑煮である。



時計、約30年目の故障 2008/5/11

腕時計が止まった。前回の電池交換から3年弱。単純な電池切れと思って交換をお願いしたのだが、翌朝見ると止まったままだった。時刻あわせをすると動き出したのだが、しばらくするとまた止まってしまう。
この時計、実は30年近く使っている。私の持ち物の中で、日常使う品の中では一番古いものである。これだけ使っていると、単純な故障であればあきらめられない品である。近くの時計店で修理をお願いしてみた。”分解してみないとわからないが、交換する部品がもうないかもしれない”と言われた。とりあえず預け、修理をお願いした。

私の腕時計、特別高価なものではない。ただ、当時の一般的な腕時計よりは少し高かった。腕時計を買うとき、店でいろいろと見ていて、なぜが気になったのがこの時計だった。その頃の腕時計、クォーツが普通になった時期で、高校生が使う時計と言えばカレンダー付きが普通だった。当然(?)私もカレンダー付きをまず見ていたのだが、その途中で偶然この時計を見つけた。文字盤は白。ステンレスのベルトで、特徴と言えるようなところはなく、とても地味な時計であった。それまで見ていた時計と違い、カレンダーがなく、とてもすっきりしたていた。そして、普通の時計よりやや薄かった。高価なものにはもっと薄いものもあったが、それほど薄くは無い。だけど、普通の時計の半分ぐらいに見えた。(実際にはそんなに薄くはないく、せいぜい2/3程度) でも、ちょっと気になってよく見ると結構手が込んでいる。文字盤は白一色に見えるのだが、細かな模様が刻まれている。時間を示す数字はなく、ただの銀色の印があるだけなのだが、これもよくみると段がつけられている。そして、針は中央に細い黒線が入っている。特別のことはないのだけど、控えめな高級感がある。ちょっと高かったし、カレンダーがないのも気になったけど、両親に言うと、気に入ったのなら、と買ってもらった。当時は、私はまだ高校生であり、自分で時計を買うような身分ではなかった。

それから30年弱。パッキングや電池などの消耗品は交換したけど、それ以外の部品交換は一切ない。ガラスも少々傷はあるけど支障があるほどではない。良く持ったものとおもう。あきらめても良いのだが、ここまで使ったのだから、そのまま捨ててしまう気持ちにはなられなかった。それで修理をお願いした。
分解の結果・・・。汚れを取ったら動いた、とのことだった。クオーツの腕時計、メーカは寿命は30年を想定していない、とも言われた。ここまで動いているのは、一つには運がよいから、ということもあるそうだ。また、店の人は”使い方がよいから”とも言ってくれた。たしかにスポーツなどのときは外しているし、最近は休日も使っていない。だから、激しい動きや汗の多いときには使っていないので、腕時計には良かったのかもしれない。でも、特別なことはしていないと思う。寿命が30年以下、というのなら、運が良かったのかもしれない。でも・・・ガラスなどの少々の傷以外に気になることがない、というのは私との相性が良かったのだろう、と思う。

次に修理が必要になったとき・・・。修理が可能かどうかは分からない。この先、いつまで動いてくれるのだろうか? ここまで使ってきたのだから、少しでも長く動いて欲しいと思う。なにしろ女房以上に付き合いが長いのだから・・・。

距離(縄張り?)の感覚、男女の違い 2006/4/5

先日、休日に電車に乗っていたときのことである。比較的空いていて、とはいっても座席がほぼ一杯だったので扉の近くで立っていた。立っているのは私のほかに一人二人、といった程度である。
次の駅についたとき、お客が乗ってきたが、わずかに空いている席に座れる程度で、やはり立つ人は少なかった。しかし、なぜか私のすぐそばに女子高生が立った。他にも広い場所があるのに、なぜかすぐ近くである。しかし、私に気がある、なんてことがあるはずもない。このときに思い出したのが、距離の感覚の男女の違いである。

他人がすぐ近くにまで寄ってきたときは誰でも警戒するし、混雑する電車など特に理由がなければ必要以上に他人に近づくようなことはない。このとき、どこまで近づくと意識するか、あるいは警戒するか、この距離が男性と女性とでは違うというのである。
ある本では、男性の1.5mに対して女性は0.5mというのである。つまり、たとえば女性が男性に近づいたとき、1mまで近づいたとしても女性は平気だけど男性は意識してしまう、というのである。
そういえば職場などでも女性の同僚が妙に近づいてきて(もちろん仕事の上のことである)驚くことがあるが、同僚の方は平気である。(もちろんそうでないと困るのだが・・・)

で、距離感覚の違いがあるとどうなるか?
たとえば1mの距離。この程度に近づくことは女性にとってはなんでもないけど、男性にとっては自分の縄張りみたいな範囲である。そこに入ってくる、ということは”好意を持っているのでは”と勘違いしてしまうかもしれない、とうことである。
その本では、ストーカーなどの始まりもこういうことからでは? と書いてあったのだけど、
ありえないことではないと思う。

縄張り(?)は別として、混雑する通勤電車。やはり、あまり気持ちのよいものではない。もっとも、名古屋へ車通勤、となると混雑がひどいことだろう。この方が耐えられないと思う。


茶屋街の観光地化 2005/12/7

西茶屋街資料館によったところ、ボランティアの方による案内が聞こえてきた。
”・・・(西茶屋街よりも)東茶屋街の方が格としては上です”
”やっぱりねぇ・・・”これは、見学に来ていた小母様方の声である。どこか不満そうな感じに聞こえた声だった。

西茶屋街、ここは金沢に3つ残る茶屋街のひとつである。金沢の中心から見て西、犀川を越えたところにある。後の2つは東茶屋街と主計(かずえ)町。東茶屋街は中心から見て東、浅野川を越えたところにある。主計町は浅野川の前にある。現在の規模としては東茶屋街が最も大きい。主計町、特に西茶屋街は小さい。東茶屋街は、表通りも長く、またその両側の裏通りにも茶屋街らしさが残る。規模も大きく、茶屋街を”散策”できる町である。主計町、ここは浅野川に沿っていて細長く伸びている。細い裏通りも残る。川沿いでもあり、また裏通りの暗がり坂といい、小さいけれど風情ある町である。
これに比べると西茶屋街は影が薄い。比較的最近になって町並みの復元が進められていることもあり、規模は小さく、また場所も普通の町の中、という感じである。裏通りも失われ、表通りの数十メートルのみ。規模も小さくて風情もいまひとつ・・・。西茶屋街資料館での小母様方の言葉、なんとなくわかる。

西茶屋街、観光地としての魅力はいまひとつである。だけど、茶屋としては実は西茶屋街が一番大きいのだそうだ。芸者さんの数も多く、東茶屋街の倍近いとのことだ。西茶屋街は、東茶屋街が”格の高さ”にこだわって衰退してゆく中、長く繁盛し続けたそうだ。旧陸軍の駐屯地から比較的近いことも理由のひとつ、と言われている。それもあって、茶屋が多く残っているのだろう。
こういう話を聞くと、西茶屋街へのイメージがずいぶんと変わってきた。一見貧弱な茶屋街が実は一番。ちょっと意外でもある。

ここで、東茶屋街の人気のことをちょっと考えてみよう。茶屋、もちろん残ってはいるが、数は少なく、当然普通の観光客が入れるところではない。古い茶屋が2軒、公開されているが、これは言ってみれば歴史的建造物を公開しているのと同じようなものである。見学は楽しめるが、せいぜい茶屋の雰囲気を見るだけに過ぎない。観光客にとっての東茶屋街、町並みを眺めるほかは、土産物店によること、あるいは手軽な喫茶などに寄ること、ともいえる。
そう思ってみると、東茶屋街は観光客目当ての店が非常に多い。そして、観光客を楽しませる、という意味では非常にうまい店つくりになっている。表通りを歩き(観光客の多くは裏通りにも行かない)、工芸品など、ちょっと高価なお土産物を見て、一つ二つを買えば、金沢旅行を存分に楽しむことができる。
この点、西茶屋街は不利である。町並みはまだ狭いし、お土産物店があるわけでもない。観光、という意味では、資料館がひとつあるだけ。ここを見たらおしまい、である。これでは人気は出ないだろう。

さて、東茶屋街は観光客が多い。よいことであるが、でも、それだけでいいのかな? とふと思ってしまう。観光地化が進みすぎているのでは、と思えてきた。少なくとも、茶屋の本質からはずれてしまいすぎていると思う。もちろん、観光地化によって街の雰囲気が残るのは決して悪いことではない。でも、茶屋としての本質は薄れてきている。西茶屋街のことを少し知って、そう感じてしまった。茶屋、建物は残せても、茶屋として残るにはお客がいなくてはならない。そのお客とは、観光客ではないのだ。観光客だけがいる茶屋街。それはテーマパークの町並みと同じなのかもしれない。

しかし・・・茶屋遊びができる人も減っている。難しいと思う。西茶屋街、芸者さんを呼ぶだけなら、通りにある御鮨屋さんでも可能だそうだ。予約は要るが、一見さんでもできる。できれば・・・一度呼んでみたいものだ。

秋田美人  2005/1/7

先日、秋田県に行った。
東北、すべての県は鉄道で通ってはいるが、実は素通りしただけ。秋田も北海道から帰るときに電車で2度、通っているが、景色などの記憶はない。朝早く青森を出る電車なのですぐに寝てしまうこともある。ただ、途中で起きたとき、方言が頭の上を飛び交っていて、寝ぼけもあって全く理解できなかったことを覚えている。東北で実際に行った、といえるのは仙台のみ。それも出張で、出張先と空港、駅、そして飲み屋しか寄っていない。実質、東北に初めて足を踏み入れた、といえる。

秋田に行く、となると食べ物が楽しみ、という人が少なくないだろう。ハタハタやきりたんぽ、しょっつる・・・。名物はたくさんある。だけど、実際に口にしたのは比内地鶏ぐらいであった。私の場合、単独で旅をする場合、食事には余り時間とお金をかけない。一人でおいしいものを時間をかけるのがなんだかすごい贅沢みたいに感じてしまい、つい簡単に済ませてしまう。特に昼、博物館を回っていると時間の制約が厳しいので、ほんとに手軽にしてしまう。ファーストフードも利用するし、コンビニのおにぎりで済ませたりもする。非常に寂しい食事が普通なので、特に落胆することはない。但し、夜はゆっくりできるのだが、それでも今回は手ごろな店が近くになかったため、ちょっと寂しい食事になってしまった。

さて・・・。秋田といえば秋田美人である。
鉄道紀行で有名な宮脇氏の文で、”女子高生の美人率30%”との記載があった。同じ判断基準で東京は5%。つい期待してしまう。しかし・・・残念ながら通学時間と合わなかったので、女子高生はあまり見ていない。それに、車で走っているときにきょろきょろするわけにもいかない。ただ、少し前の女子高生、つまり比較的若い女性の美人率、高いと思う。

日本の○○美人と呼ばれる土地、ほかに博多もある。ここも確かに美人は多いと思う。若い人ではなく中高年でも美しさを感じることがある。○○美人のなかには、加賀美人(金沢美人)もある。だけど・・・私の周りを見ているとちょっと信じがたい気もする。

ところで、秋田や博多へは何をしに?
もちろん、凧揚げという芸術的な活動のためである・・・。

ダイヤモンドと金の話  2005/1/

ダイヤモンドや金、装飾用としては私にはほとんど縁が無いものである。
それでも関心がないわけではない。以前、国立科学博物館でダイヤモンド展が開催されたときにも見に行ったのだが、そのときは高品質の大きなダイヤモンドには圧倒されてしまった。有名な宝飾メーカのアクセサリ、大きなダイヤモンドや貴金属をふんだんにつかったもの。デザインのよさもあるが、やはり宝石としてのダイヤモンドの魅力は大きい。
特にカラーダイヤモンド、これは見る機会ほとんどないだけに見入ってしまった。中でも無色のものと組み合わせたオレンジのダイヤモンド。色もデザインも美しかった。このような希少な色のものは非常に高価であり、普段は目にすることも難しいだけに興味深く見ていた。

ところでダイヤモンドの用途。身近(?)なのは宝飾用であるが、実際には工業用が圧倒的に多い。その硬さを生かして金属を削る、細い針金を作る、地面を掘る、といった工具としてのダイヤモンドは貴重である。また、研磨剤としての用途にも広く使われている。
これらの用途には、比較的小さなものが多く、砂粒以下で良く見ないとわからない程度の大きさだったりする。また、宝石用としては使えないような色、たとえば灰色や黒などのものが使われる。形も悪いものを加工して使う。
面白いものは針金を作るダイヤモンドで、これは比較的大きなダイヤモンドに細い穴を開けたものである。その細い穴に金属を通し、細くする。ダイヤモンドに非常に大きな力がかかるので、大きくて上質の結晶でないと耐えられない。それに細い穴を開けるのだから、高価である。

さて、ダイヤモンドの使い道、実は半導体、というのもある。
半導体、というとなじみの薄い言葉であるが、電子回路としては広く使われている。たとえばトランジスタ、テレビラジオなどのほか、パソコンにも集積回路として広く広く使われている。パソコンの中心部のCPU、そしてメモリなどは半導体の塊、といってもよい。そこには無数のトランジスタなどで回路が作られている。その半導体の材料としてダイヤモンドを使う、というものである。
このアイデア、古くからあるのだが、実際にはほとんど使われていない。とはいえ、特殊な分野には利点もあるので、研究は行われている。その成果の一つが、最近記事として載っていた。携帯電話の基地局向けの半導体だという。半導体としての用途、知ってはいたが目にすることは無かった。応用は限られると思うが、これから広まるかもしれない。パソコンのCPUには使われることはないだろうけど。

ところで初期の大規模集積回路、一部では金を接着剤として使っていた。また、配線にも金を使っていた。コネクタにも金メッキが使われている。これらは、今は減ってきているが、使われているのは立派な貴金属である。
コンピュータと貴金属、似合わないけど広く使われている・・・。

なお、今のコンピュータ、分解しても金は非常に少ない。回収して指輪にするにはとても足りない量である。念のため。