日頃の生活の中でふと感じたことなど、とりとめもなく、書いてみました。
随想録、というほど大げさなものではありません。どんな内容になるかは普段の出来事次第・・・。
そんな、風まかせ、的に書いてゆこうと思います
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運動靴   2014/10/24
凧用に使っていた靴が痛んでしまった。10年以上使ったものなのでさすがに仕方がないだろう。良く持ったと思う。代わりが必要なので買いに行った。最近の運動用の靴、子供が使っているものなどいろいろ便利な構造になっているのは知っていた。一見紐に見えるけれどゴム紐で調整はマジックテープで行うものだった。便利そうだけど、長く使うにはマジックテープはやめた方が良いだろうな、などと思いつつ店に行った。

以前使っていた凧用の靴は軽登山用だった。これと、旅行用兼用で少し運動にも向くものも使っていた。多くは草地だけど河川敷など石の多いところもある。だけど軽登山は大げさかな、と思ってみたのがウォーキング用だった。凧揚げ場所、砂地や草地が多くなってきたからこれで良いかと思った。種類はいろいろあるけれど、ほとんどは紐のほかにファスナーがついていて履きやすいようになっていた。
そんなに頻繁に脱ぎ履きはしないけれど、便利そうなのでその方が良いかな、と思ってそのタイプにしようと思い、品を選んで私のサイズのもので試し履きしようとすると、ファスナーが壊れていた。ファスナー、たしかに強い力が掛った状態で開閉すると痛みやすいかも? とちょっと心配になってしまった。運動というほと過激ではないけれど、それなりに動きはする。歩きやすいように紐はきちんと締めたい。そうすると引っ張られた状態でのファスナーの開け閉めはどうしても無理がかかる? これは多分心配しすぎだろう。多くの人がこのタイプを使っているだろうから、不都合があれば改善されていると思う。でも・・・実際に壊れているのを見ると不安になる。

結局、脱ぎ履きは少々不便かもしれないけれど古い、紐だけのタイプにした。これなら壊れることはまずない。その方が安かったこともある。ファスナーの壊れへの心配、過剰な心配なのだろうな、と思いながらの購入である。

車の構造への関心   2014/10/15
運転中、同乗者から”前の車はなに?”と聞かれました。トヨタの86でしたが、続いて”太いのが(排気管のことです)両側に2本もででているね”と。それに対する私の返事ですが、
”降りたらこの車の後ろを見てみな、(両側に)2本出てるから”と。
そういえば、以前こういう会話もありました。
”あの車のタイヤ、(ホイールが)隙間だらけだけど大丈夫なの?”
”うちの車を見てみな。”
”あ、もっと(隙間が)ひろい・・・”
車なんて、乗って荷物が詰めて、走ればそれでよいものですし、内装などの方が大切だと思うので、排気管が1本か2本かなんて確かにどうでもよいことですね。
でもちょっと寂しい・・・。

月食   2014/10/09
皆既月食があった。皆既月食は何回か見ているけれど写真に撮ったことはない。この日、会社は”定時間日”で原則残業が禁止されていた。つまり早く帰られる日である。写真を撮ってみることにした。

早く帰られる、とはいっても限界はある。帰宅して風呂に入ったら既に欠けている時間である。別に天体観測をするわけではないので欠けはじめから見ることもない。外に出てみたら夕方心配した雲は薄くなっていて欠けている月が見えた。地球の影に入っている部分もほんのりと見える。
早速カメラを用意する。私の最大望遠は300o+1.4倍のテレコンバータで420oになる。月を写すには足りないが、それなりに写るはずである。露出はスポット測光を参考にしてマニュアルで撮る。ピントはオートフォーカスが効いた。測距ポイントを少し外しても合焦している。航空祭用に少々広げておいた結果だろう。スポット測光そのままで写し、カメラの液晶で画像をみると月としてはほぼ適正になっている。しかし、撮りたいと思っていた影の部分は写らない。露出を変えて写しておく。この場合、シャッター速度はかなり遅くなるので揺れ防止にセルフタイマーを使って撮る。手持ちの三脚、一般撮影には十分だけど機材一式2.5Kgで420oには力不足である。本当は足を延ばさないで撮りたいのだが、ベランダの壁があるので4段中3段を伸ばさないと見えない。写真には微妙なブレが出ていた。
撮っている間にも雲が流れて隠れたりしている。それでも何枚か撮れた。初の月食撮影としてはまあまあかと思う。ほぼ欠けたところで雲が多くなったので中断、食事にした。皆既中に何回か外に出たけど月は雲の上。全く見えなかった。皆既後には雲が晴れたけれど、既に酒も飲んでいて半分くらい戻っていたから1度写したのみとした。

皆既月食、改めて見て写して見ると興味深い現象だと思う。はやりのタイムラプスで撮るのも面白そうだ。
話は変わるが、私が子供のとき、月食で父を失望させた(と思う)ことがある。夜、父が帰宅して”今日は月食だぞ”と言った。続いて”月が欠けるんだ”と言ったように思う。どう返事したか覚えていないが、”月が欠ける? いつものことじゃないの?”と思って外に見に行かなかった。つまり、月の満ち欠けと月食の区別がつかなかったのである。


高性能レンズは重い?
   2014/10/05
高性能レンズは大きく重い、のが普通である。私の持っているニコンのレンズでは、Web掲載写真を中心に使っている70-300oF4-5.6が485gなのに対し、常用の70-200oF2.8は1540gもある。明るいレンズとはいえ最大望遠が短いのにこれだけの差である。ただ、2本を画質などの性能差で見てみると、確かに明確な差がある。大きさや重さ並みの違いを実感するので、無理しても70−200oを、と思ってしまう。
では、高性能レンズが大きく重いのは仕方ないか、というとそうでもない。この2本では明るさの違いがあるからである。F2.8とF4とでは1段分、光の量で2倍の差がある。明るいレンズは直径を大きくして光をより多く取込むのでどうしても大きく重くなる。1段明るくするのに面積を2倍(直径が約1.4倍)になると重さは4倍になる。2段違えば重さは8倍である。実際にはそんなに単純ではないが、明るいレンズが非常に重くなるのは当然ともいえる。明るさと画質は直接の関係は薄いけど、画質の良いレンズは大きくなる傾向はある。小さく作るにはそれだけいろいろと無理があるからだろう。そして、明るいレンズを求める人はプロや上級のアマチュアなどだからか、高性能レンズは”明るくて”が加わって一層大きく重い、となっていた。

しかし、前述のとおり明るさと画質は直接の関係は薄い。一応、理論解像度は口径が大きい方がより高いのだけど、実際の解像度はそれより低いので明るいから高性能、と単純には言えない。だから、少し暗いけれど高画質のレンズもある。たとえば同じニコンの70-200oF4はF2.8に比べて小さく軽い。半分近い軽さだけどこれも高画質で有名なレンズである。ニコンでは、幸いなことにやや暗いけれど高画質の単焦点レンズが出てきた。明るさがF1.8のものである。今は20/28/35/50/85mmなどがある。この範囲の単焦点レンズにはF1.4のものがあり、これに比べるとF1.8は2/3段程度暗いのだけど、それだけの違いで非常に小さく軽くなる。そして、最新のデジタル向けの設計ということで画質が非常によい。私も常用の広角レンズとして28mmF1.8を購入したが、それまで使っていた24oF2.8や28oF2.8より格段に良くなっている。値段はさすがにF2.8クラスのレンズより高いが、F1.4レンズの1/3程度で買える。正直なところ、重さより価格差の恩恵が大きい。そして、軽さが魅力である。単焦点ゆえ、撮影には制約もでてくるが、現在も広角〜標準は元々単焦点を使っている。

さて、高齢になって機材の重さがきつくなってきたら? いくら軽くても画質の落ちるレンズに移るのは(いまのところ?)抵抗がある。とすればこういう単焦点も良い選択なのかな、と思う。具体的な重さであるが、1本400g程度である。カメラ1台と単焦点レンズ3本(28/60/135mm)を今のカバンに入れて実測してみると予備バッテリ等の小物を入れて4.2Kgだった。この装備を基準にするなら今より小さなカバンでもよいから更に軽くできるだろう。現在の6〜8kgに比べると結構軽いと思う。こういう選択もあるかな、と今から思っている。

小松基地のカレー
   2014/09/07
NPO法人まちづくり小松の活動をお手伝いしています。今回、小松基地の隊員給食カレーをレトルトパックで販売します。第2弾だそうです。小松基地で隊員向けに食堂で出しているものと同じカレーです。F15などの写真入りで750円で販売予定だそうです。また、9/20の航空祭で販売するそうで。レトルトのほかに1食500円でミニカレーとして提供するそうです。
試食を食べましたが、少々辛めでとてもおいしかったです。小松名産のトマトをたっぷり使うなど、贅沢なレシピとのことです。名産のトマト、1食あたり1個使っているそうです。そのほかに橋立港のイカゲソもはいっているとか。なのに海鮮らしくないのも特徴でしょうね。材料がよく、手間もかかっているそうです。1パック200gで約1.5人前の量があります。これは基地の食堂の量とおなじだそうです。
パッケージはF15など3種類ありますが、3種セットだと少し割安になります。

ポスターの、”小松基地で食べとるカレーです。”がいいですね。
 


+1品、小品のうれしさ   2014/09/06
会社の社員食堂、定食はなく、おかずは1品ずつ好きなように選ぶことができる。定食ではないので自由に種類や数を選ぶことができる。とはいえひとつが大きいため、もうちょっと欲しいと思ってももう1品撮るのはためらうことも多い。このためか、最近小品も加わった。冷奴などの簡単で小さな一品である。味に変化をつけたい時などに+1品、手ごろである。

さて、小品冷奴で思い出す店がある。金沢駅前にある小さなお店である。中華料理店になるのだけどかつ丼など和食的な品もひとつ2つある店である。家庭的で雰囲気が良く、安くて味も良いので時々利用している。最初に入ったとき、駅前のビルの地下街で数軒ある飲食店でどこが良いかな、と思いながら最初に見た店で、店頭のサンプルとメニューを見ていて”ここでもよいかな、でも他の店も見てみようか”と思った瞬間、店内から声がかかった。”空いてますよ”の軽快なおばちゃんの声におもわず入ってしまった。絶妙のタイミングである。もう少し早くても遅くても他の店も見てみようか、と思って一度離れたに違いない。このとき食べたのはたしか酢豚定食だったと思う。比較的安い定食なのに刺身と冷奴の2品がついていた。刺身は蛸が2切れ程度だったし冷奴も小さなものだけど、2品余分についているだけで嬉しいものである。酢豚は値段なりというか、比較的野菜が多めだけど味も良かった。カウンター内に人も多く、いかにも家族みんなでやってます、という雰囲気もよくてその後何度も行った。良い店だけど結婚してしまうと自宅で食べることが多くなり、行く回数は減っていった。今年になって久しぶりに行くようになった。お客も減っているのか、カウンター内は3人に減っていたけど、以前と同様雰囲気はよく味も良かった。懐かしくなって軽食中心だったけど再び行くようになった。
今回は夕方に飲みに行く前にちょっと食べておきたいと思って入った。定食よりは軽く、と思ってチャーハンにしたけどつい、ギョーザのセットを頼み、これまたついとビールも頼んでしまった。注文後、すぐにビールがでて、一緒に小品の冷奴がでてきた。以前と定食と同様、小さなものである。豆腐一丁を20等分した程度だろうか? ビールについてくるのかセットについてくるのかわからないけど、軽く飲む際の一品としてとても嬉しかった。私は何も食べずに飲む、というのができないのでこういう1品はとてもうれしい。定食はしばらく頼んでいないけど、多分今も冷奴はついてくるのだろうな、と思う。小品、お客のことを考えてつけているだろうと思う。また行きたくなるお店である。

小松サマースクールでのボランティア撮影   2014/08/28
小松サマースクールが開催された。これは、全国の高校生を対象にした合宿形式の研修で、海外からの留学生のほか、多彩な講師から学ぶことができる。サポート役には現役の大学生がつく。研修内容は様々で、セミナーに研修、文化芸術活動などである。セミナーは7,8口座あったように思う。参加の高校生は40人。留学生と大学生は15人くらい、それにスタッフが10人程度。その他に一時支援のボランティアが加わる。私は記録係の支援として、写真撮影のボランティア参加した。

研修は6日間だけど、私は仕事もあるので中間の土、日曜日のみ参加した。土曜朝に研修会場入りし、スタッフと軽い打ち合わせをし、最初にセミナーの撮影に入る。これは数人のグループで行い、だいたい講師を取り巻くように丸く座っての討論である。セミナーの邪魔にならないように気を配りながら写す。当然フラッシュは使えないが、ほどほどの明るさはあるので難しくはない。部屋によってはロフト風の2段ベットがあるので上段から見おろすように写してみる。英語中心の討論だけど適宜日本語も入る。つい聞き入ってしまうこともある。ここでは人物中心の撮影は難しい。討論全体が中心になる。セミナーによって雰囲気が違い、気楽なところでは見学者にも声が掛ったり質問されたりもする。一方、緊張感の高いところではちょっとした音もはばかられるほどである。残念ながら・・・その違いは私には撮り分けられない。
午後は講演会から始まった。プロジェクターを使った集合形式である。撮ることからいえば壁側が良いが、参加者も真ん中よりはまず端に座りたがる。ここは端をすこし空けてもらって動線を確保するが、それでも自由に動けるわけではない。その範囲内で講演の雰囲気を感じさせる写真にしたい。会場はプロジェクターを使うので暗い。ISOをぎりぎりまで上げて写す。灯りは主にプロジェクターなので、色が狂う。ホワイトバランスはオートにしておいて後で補正するしかない。セミナーと違って講師中心の写真になる。言語学についての講演で、難しい内容なのに聞きやすい。聞き入るとつい写真を忘れそうになる。講演後、受講の高校生は、研修の半ばを過ぎて疲れもでているから? 終わった直後は何人かひっくり返っていた。その中には女子高生も数人・・・。高校生だからまだ子供、ともいえるけど見た目は十分大人の女性である。女子高生が床にひっくり返っているのを見るのは娘のいないおじさんには刺激がとても大きい。これも研修の風景? でも撮るのは控えた。そういえば、宿泊室の、荷物などが雑然とした雰囲気も撮っておくと面白い? そう思ったが”やめて〜”と言う感じで閉められてしまった。
続いて講義の内容を元にしてのワールドカフェでの討論となる。これは5人くらいのグループに別れて討論を3回繰り返す。その都度小テーマが定められる。これも会場が比較的明るいので撮影は楽である。これまでと違って個人が写しやすい。高校生の真剣なまなざしは写していて気持ちがよい。とても良い写真もあるが、残念ながら公開はできない。事前にサマースクールの記録でどんな写真を、ということでスタッフと話したとき、個人のアップも、と言いわれた。そこで”かわいい娘ばかり撮ってしまうかも?”と冗談半分に言ったところ、”次回のPRにも使うからそれでもいいかも”とのことだった。だからといって女の子ばかり撮っていたわけではない。男子高校生の真剣な表情もいいものである。

この日の夜は、一芸披露、と言う感じでの演芸大会だった。出し物は歌に演奏、踊り、演武・・・多彩である。撮るには面白いのだが、これも難しい。主に体育館の舞台であるが、まず暗い。そして動きも激しい。ここはフラッシュを使っても良いのだけど、なるべくなら使いたくはない。とはいえ、動きがあるものだからこれは相当感度を上げても止まらないことがある。最小限のフラッシュも使って写した。この場所、実はホワイトバランスが無茶苦茶である。スポットライトの電球に水銀灯が加わる。時にはフラッシュも。どんな色になるかわからない。何枚かプリントしたけど、見事に色が混在している。ステージはスポットライトで赤っぽくなり、水銀灯は緑色がかった色になる。画像処理ソフトで部分的な色補正機能を使って調整したが、約半分が水銀灯なので本来の部分補正の範囲を超えて広い範囲の調整である。でもその甲斐あってバランスは取れた。A3ノビにプリントしたところ、これは好評だった。大写真なので遠くの人も誰かわかる。プロジェクタではこうはいかない。写真ならではの解像度である。

さて、この日撮影はもう一人いた。キヤノンのAPS-C機だった。白レンズも使っている、経験者である。レンズは私と同様200oまでだけど私のフルサイズに比べて約1.5倍に写るはず。しかも私より更に接近して写している。多分2倍位大写しになっていると思う。このあたり、撮り方の違いとして参考になる。でも、日中テーブルに予備レンズが置かれているのを見ている。私は撮影時は原則、カバンに機材を入れて常に持ち歩いている。単焦点中心で頻繁にレンズ交換が必要だからである。でも、普通はズームレンズなのである程度範囲がカバーできれば交換なしに写せる。だからこういう撮影もありだと思う。だけど、マウント側キャップなしに置くのは? これだけは疑問である。

ボランティア撮影、朝から晩まで写してさすがに疲れたが、高校生や講師の方々と接することができ、非常に得ることが多かった。講演も写しながらだけど聴くことができた。そしてなにより得難い経験は、講師の先生を車でお送りしたことだろう。ブリンストン大学の名誉教授だけど非常に話していて気楽な先生で、話していて楽しかった。金沢泊まりということで帰る際にお送りしたのだが、講演後などに少々お話しして話しやすいお方とわかっていたからでもある。途中、”白山は?”と聞かれて見やすい位置で見たところ、綺麗に見えていた。ここ1週間はずーっと見えなかったので幸いだった。先生も車内から写真を撮っておられたのが印象的だった。
なお、その直後に、車に大学生の息子を乗せたとき、”この席に前に座ったのはブリンストン大学の名誉教授だぞ”と言ったら飛びあがりそうなくらい驚いていた。
ニコンの白レンズにて   2014/08/26
白いレンズといえばキヤノンのLレンズの望遠となる。だけどニコンにも白いレンズはある。あった、と過去形で言った方が良いかもしれない。以前は何種類もあったのだけど、現在売られているのは300oF4しか残っていない。これもいつまで残っているかわからない。その、最後の白レンズ300oF4を私は使っている。色の名前はライトグレーで、キヤノンに比べるとちょっと青みのある白で、違いはあるのだけどちょっと見た目には似た色である。

キヤノンの白レンズは高性能レンズであり、一種のステータスみたいになっている。ニコンにも高性能レンズはあり、金色のリングやナノクリアコートのNマークがある。だけど、残念ながらキヤノンの赤リングや白レンズほどは目立たないと思う。
さて、ニコンの白レンズを金沢の東茶屋街近くで使った。東茶屋街自体も写真撮影には良いところだけど、この日300oで写したかったのは火の見櫓の半鐘である。櫓自体は以前写していたが、半鐘を写したくて300oを使った。写したあと、他のアングルで撮れないか、としばらくそのレンズをカメラにつけたまま歩道などをうろうろした。観光客が多い日で、朝から駐車場は一杯になっていた。茶屋街にも観光客が多く歩いていた。この場所も人通りがいつもより多かった。当然、カメラを持つ人は多い。その中の一人が、私の白レンズを非常に気にしていた。歩きながらちらりちらりとレンズを見ている。もちろんキヤノンユーザである。私のカメラのストラップは実は手製で、この日も京の鹿の子絞りであった。カメラは多くの人はカメラメーカ製を使っているからストラップでカメラメーカがわかる。大きくメーカ名が書いてあるのですぐわかる。でも、ストラップが手製だからメーカは分からない。カメラそのものをよく見ないといけない。白レンズだけどキヤノンではない? そう感じてのことだろうか? 非常に気になるようだった。 

ニコンの300mmF4には黒色もある。当然そちらが主流である。だけど私はあえて白を選んだ。この日の出来事だけでもあえて白を選んだ価値があるように思えてしまった。
一人ディズニー   2014/08/21
以前、ディズニーランド等を運営しているオリエンタルランドで研修を受けた。ディズニーの人材育成等には優れたところが多数あり、非常に有意義な研修であった。座学だけではなく小演習もあり、短時間で効率よく学ぶことができた。研修の後半はディズニーランドを1時間ほど実際に回っての研修であった。これも今まで気が付かなかったディスニーらしい工夫を知ることができ、またお客様視点で常に改善されていることを知ることができとても有意義であった。そのあとは自由に回っての見学となり、研修の後だったのでキャストの動きなどが目についてこれもまた勉強になった。

さて、ランド内の見学、最初は研修を受けたメンバーで一緒に回った。今まで何度か行ったことはあるけれど、それは家族等と一緒だったので、それ以外の仲間と回る、というのは非常に新鮮で、家族と回るのとはまた違った面白さがあった。しかし、最後の1.5時間位は単独で回った。目的は、新しいアトラクションでどうしても乗りたいものがあったからである。一人でディズニーランドを回る、というのはもちろん初めてである。
ディズニーランドに一人で来ている人、これは以前から何人も見ていた。だけど女性ばかりだった。それからだいぶ経っているけど、いい年の男性が一人、というのは浮いてしまわないかな、と不安もあった。でも、気にすることはなかった。アトラクションの待ち時間は一人だけだと退屈ではあるが、それだけである。今回、他に男性で一人の人も見かけた。ディズニーランドは雰囲気が良いので一人でも楽しめる。一人で行くのも良いかもしれないな、と思った。もちろん、今の私にとっては、女房と一緒に行くのが一番であるが・・・。
お子様ランチと大食堂
   2014/08/06

ラジオでお子様ランチの話が流れていた。大人向けにお子様ランチを作って出している店の紹介と、お子様ランチそのものに関するの話だった。そこで言われていたこと、最近の若い人には食べたことがない人が少なくないのだそうだ。

まず、お子様ランチとは? ということであるが、食べたことのある人の多くの人がイメージするのは、洋食で、大きめのプレート1枚の上に、チキンライスなどのご飯類のほか、スパゲッティナポリタン、ハンバーグなどの子供の好むおかず、プリン等のデザートが盛られているものだろう。そして整形されたご飯には旗が立っている。ちょっとしたおもちゃが付いていることもある、となるだろう。この話では、特に明記しなければ、これを”お子様ランチ”として進める。

お子様ランチ、私の子供の頃はよく食べていた。特にどこのお子様ランチが、と言う記憶はないから、どこでも食べていた。子供はこれを食べるもの、との感覚である。食べていたのは小学校の半ばくらいまでだったと思う。その終わりごろには、そろそろお子様ランチから卒業する時期かな、何を食べたらいいのかな、と考えたことを覚えている。

このお子様ランチ、今は出す店が少ないらしい。そうなのかな・・・と思う反面、お店のメニューで見かけることがあるような気もする。ただ、私の子供がもう注文するような年ではないから気が付かないだけなのかもしれないし、お子様ランチの定義の違いかもしれない。
さて、お子様ランチといえばデパート等の大食堂を連想する。この”大食堂”は今はあまりない。デパートの飲食店も専門店が増えている。大食堂の減少に伴ってお子様ランチも減っているらしい。大食堂は、和食洋食、麺類など非常に幅広い料理を出している。だから、家族やグループなど各人が好きなものを注文できるのが特徴である。そして、食券式が普通だった。子供のころは切符のような厚紙が多かったと思う。店員さんがテーブルで注文を受ける際に切り取って半分だけテーブルに残る。それを並び替えたりしながらわくわくして食事を待っていたのを思い出す。そして、他の人のものがどんどん出てくると、自分の分が忘れられているのでは、と不安になったりもした。現在も高速道路のサービスエリアのレストランなど、大食堂に近い形式の店が残っている。でも、今後更に減ってゆくのだろうな、と思う。
お子様ランチ、大食堂とともに昭和の思い出になるのかもしれない。

そういえば、私の子供に典型的なお子様ランチを食べさせたことはない。大食堂も子供とは利用したことはない。ではどのように食べていたかというと、私の家では人数に関係なく、総量が適正になるように注文していた。みんなが食べたいと思うものを言い、調整して注文する。定食中心の店では4人で定食3人分、ということもあるし、定食と軽い食事を組み合わせたりもした。そして、子供が食べる量が増えるに従って総量も増やしていった。なので、我が家では分けて食べるのが普通だった。その方が多くの種類を食べられる利点もある。それよりも、”残さない”ということを最優先にしていた。これは今でも続いていて、1品2品交換するのは普通である。
これに関係する思い出もある。旅行中に街の中華料理店で、大人2人と比較的小さな子供2人で定食3人分を注文したことがあった。最初に出された定食を見るとご飯が大盛りで、おかずも量が多いのに驚き、次の品のご飯を減らしてもらおうと思ったが時すでに遅く、残りの2つも続いて出てきてしまった。この店はとても感じが良く、一人足りない定食の注文なのにセットの飲み物を1つ増やしてくれたりした。なので残すのは申し訳なく、何とか食べきったのを覚えている。この店には後日談がある。数年後に偶然この近くに単身赴任になり、私は少し離れた街に住んだが店の近くに同僚が住んだので、早速店を紹介した。まだ店は繁盛していて、安くておいしいけどやはり量が多い、とのことであった。
さて、私の子供が注文した数少ない子供用の食事である。旅行中、洋食専門店で子供向けのセットがおいしそうだったので、それと軽食等を組み合わせて注文したことがあった。比較的高い店で、値段は子供用が一番高かったが、いろんな料理が載っているので満足度は高かった。(実は親が食べたいものがセットになっていた) 我が家の伝統に則り子供より両親の口に多く入ったのは言うまでもない。

お子様ランチ、品数が多いので店としては手間がかかり、赤字になることも少なくないそうだ。だから、子供に限定している店も少なくない。また、お子様ランチは日本独自ものとして紹介していた。もう自分で食べることはないと思うが、なかなか良いものだと思う。次注文するとすれば、孫と一緒のときだろうか? お子様ランチ、これも日本の伝統かな、とも思う。
街並み散策にて
   2014/07/06

金沢の街中を散策していると興味深いものが見つかったりします。

最初はこの道路標識です。どこにでもある右折のみ可の道路標識で、対象は「自動車・原付」ですが、実質的な道幅は1mもありません。自動車は絶対入れない道路です。この標識自体が車の通行を阻んでいます。このような狭い道は、金沢の街中に時々あります。いきなり家がはみ出して車が通れくなることもあります。事前に道路標識があったりしますし、近くに住む人以外はこんな道には車で乗り入れることはないでしょうけど。


続いて見つけたのは染物屋さんです。由緒ありげな町屋に暖簾がかかっていて、染元の文字も見えます。土曜日でしたが、中で何か作業をしているような様子がうかがえました。
暖簾をよく見ると、”藩御用”の文字があります。そのほかの文字、調べようとしましたがよくわかりません。お店はWebで調べると藩御用のとおり、操業250年の染物屋さんでした。


空撮用カメラの更新2014/06/28

 空撮用のカメラ、リコーのGR Digitalを使っていましたが、さすがに古くなり、更新を考えていました。今回、ようやくGRに更新しました。
GRは、撮像素子がAPS-Cと大幅に大きくなり、画質も向上しています。その割にはおおきくなっていないのですが、空撮の場合はカメラリグに取り付けるために接触するなどすればリグの手直しが必要になります。幸い、最初の制作時に少し余裕があった分でぴったりと収まりました。ただ、三脚穴の位置が違うため、これは新たに開けなおしました。実は、カメラ購入の際にGRともう1つ、COOLPIX Aも検討していたのですが、こちらは数o大きいため、こちらでは引っかかったかもしれません。

今回、一時使っていなかったリモートシャッターレリーズ機構を復活させました。空撮のシャッターはしばらくインターバルタイマ中心にになっていたのですが、やはり切りたいときにシャッターを、ということでその機構を復活させました。オプションのケーブルレリーズを改造、押しボタンスイッチの代わりにリグのサーボへのスイッチに接続しました。この機構が約60gなのでインターバルタイマ撮影の場合は取り外せるように、マジックテープで固定しています。リグへはコネクタ接続なので簡単に切り離せます。重さは若干増えましたが、それ以上に写りが良いものと期待しています。

肝心の写りですが、まだ一般撮影に少々使用しただけです。それでも一眼レフ並みの良さを感じています。空撮使用が楽しみです


GR DigitalとGRを並べてみました。一見、大差ないように見えますが…


並べてみると幅も厚みも結構大きくなっています。カメラとして使うには大差ないのですが・・・。


リグに取り付けてみました。上はぎりぎりでサーボをすりぬけています


GRには水準器機能があります(画面下部)。ぴったり水平になっています。
下に見えるのがリモートシャッターレリーズのための装置です。マジックテープで固定しています。


シャッターレリーズ用スイッチです。サーボで回転する円盤でマイクロスイッチを動かします。



取り締まり2014/06/23

 週末、高速道路で帰る途中、ちょっと気配が違うセダンを見つけて走行車線に戻ったところ、先行車をゆっくり追い越して並走、直後に屋根に赤ランプが出て、窓から手を出して誘導、捕まったようです。
私より遅いくらいなのでスピード違反ではないです。シートベルトか、携帯使用の違反かな、と思うのですが、目の前でこういうのを見ると慎重な運転になりますね。でもその2Km先で出ましたが。

レンズの追加購入2014/06/15

 私はフイルム時代から一眼レフを使っていて、デジタル一眼レフを購入したときもレンズはそのまま引き継いだ。その頃のレンズは、広角は単焦点、望遠はズームで、24-200oをカバーしていた。その後、マイクロレンズを買い足したことで一般的な写真はだいたい撮れるようになった。
だけど、手持ちの広角単焦点レンズは、当時のズームよりは良いとは思うが特別高性能というわけではなかった。フイルム時代は普通に使っていたが、デジタル化で大判プリントをするようになると画質が気になってきた。といってもキャビネ程度までのプリントでは大きな違いがあるわけではないと思う。むしろピントの正確さなど撮影技術の影響が大きいだろう。だけど、高性能レンズが多くなってくるとやはり気になり、広角レンズ1本と望遠ズームを換えた。その結果、28/60/70-200と、途中がちょっと抜けるけど、常用範囲は新しいレンズに置き換わった。これに、古いレンズだけど個性的な135oがあるので、まずまずだと思う。
このレンズの範囲であるが、デジタル化でズームレンズが更に使いやすくなり、コンパクトカメラでも28-200o相当以上があたりまえになってきた。一眼レフは、入門用でも28-450o相当をカバーするセットがある。つまり、私のレンズ一式では、焦点距離に限ればコンパクトカメラ並みであり、一眼レフの入門用にも及ばないことになる。とはいえ、多くの写真はこの範囲で撮影可能である。だいたい撮りたい写真の9割位はカバーするのでは? と思う。運動会やスポーツ写真はちょっと小さく写ってしまうが、工夫である程度カバーできる。

だけど・・・、もう少し広げられたらいいな、と感じることもある。レンズの範囲を広げるとすると、20o以下の超広角、300o以上の超望遠になる。”超”と付くくらいだから特殊なレンズであり、高い、ということである。簡単には買えない。当然慎重になってしまう。
広角と望遠、どちらを最初に広げるか? まずは望遠かな、と思う。年に1度くらい、航空祭に行くが、200oでは足りず、低空飛行時を中心に多少トリミングしながら撮っていた。航空祭には500o、あるいはそれ以上のレンズを持つ人が結構いるが、これらの多くはプロ用レンズで非常に高価であり、大きくて重いので持ち運びも難しい。比較的安いレンズ専用メーカの品もあるが、性能その他で不安がある。(それと見栄?) プロ用の高価なレンズを年に一度のために買うのは無理だけど、できれば400o位は欲しいな、と思う。航空祭は別にしても、200oよりもう少し大きく撮りたいことはある。以前黒背景の花などを撮っていたが、これは花を大きく切り取る必要があるので200oでは足りず、トリミングして仕上げていた。300o位のレンズがあれば撮りやすくなる。
実際のところ、予算的に買えそうなのは、300oF4と80-400mmF4-5.6である。後者があれば航空祭も撮れるし、手振れ補正もついている。理想に近いが30万円近い値段である。使用頻度を考えるとためらってしまう。その点、300oF4はその半分程度の価格である。航空祭には短いけれど、テレコンバータを使う方法もある。1.4倍で420oになり、この位の拡大なら画質の低下も少ないようだ。両方合わせても20万円を大きく下回る。安くはないが、なんとかなる範囲である。ズームではないけれど、これも今までの使い方から見てそれほど不自由しないと思う。ということで、まず300oF4の購入を決めた。
ところで、ニコンの300mmF4には珍しく白いレンズがある。色の名称はライトグレーで、以前はこの色のレンズが何本かあったが、今残るのはこのレンズのみである。今後追加されることもないだろうから、ライトグレーを買う最後の機会である。白いレンズと言うとキヤノン。ということでニコンのライトグレーのレンズも面白いと思う。それに、今持っている70-200oがほぼ同じ大きさなので、ライトグレーの方が区別しやすい。これで色も決まった。

さてどこで買うか? 価格で言えば通信販売でもよいのだけど、京都に出かけたついでに実店舗で買った。ポイント上乗せのダイレクトメール(店舗限定)が来ていたのが理由である。京都へは家族と他の用事のついでに行ったので、レンズ購入に長く待たせるわけにはいかない。この店はいつもお客が多いので、手早くということで行ってすぐに近くの店員さんに声を掛けた。でもこの日は店員さんには余裕があったようで、待つあいだなど何回か声を掛けられた。こんなものかな、と思う。
待っている間に気が付いたのは、300oF4が意外と大きいことだった。今持っている70-200oF2.8より軽かったのでサイズも同じくらいだろうと思い込んでいたが、実際は2pほど長かった。使う上では問題にならない差だけど、もともと大きいのでカバンの中での2pは大きい。展示品を借りてカバンに入れてみると少し飛び出し気味だけど無事収まってくれた。余談だけど店員さん、その時カバンの中の場所を空けるのに取り出したレンズが大きかったので驚いていたようだ。こんな重いレンズを持ちあるく人、そういないみたいだ。
意外なことに、ライトグレー、店に在庫があった。これは店員さんもびっくりしていた。ひょっとしたら長く売れなかったのかもしれないが・・・。でも持ちかえることができたのはありがたい。

さて300oの使い心地である。公園で比較用のテスト撮影をして兼六園に向かった。兼六園では、もう少し長いレンズがあれば、と思ったことがあった。でも実際に使うと、300oは普段使うには長いな、とも感じた。被写体が少しはみ出すのである。一般撮影にはやはりズームが便利だと思う。一方で鳥、丁度サギが池にいたので撮ってみるとこれはやはり短い。サギは鳥としては大型だけど距離があるのでやや小さく写る。もっとも、少しトリミングすればよい程度である。200oに比べると余裕を持って撮れる。
だけどこのレンズのもう一つの目的、近接撮影では思った以上に良かった。今までの200oズームは近距離が弱く、最短の1.5mでもA4程度の範囲が写る程度であった。これは花などを撮るには足りない。300oの場合、最短1.45mだけどレンズの特性の違いもあってハガキ位の範囲を写せる。ちょっと大きな花、たとえばバラが画面いっぱいに撮れる。これも撮りたいものだったのでありがたい。
手振れ補正についてである。このレンズには手振れ補正機能はない。主に日中の明るい場所での撮影、ということで無くても良いと考えた。実際、明かるければシャッター速度を上げられるのでそんなに困らない。だけど、近接撮影ではやはりあった方が良いと思う。手振れ補正レンズと比べるとファインダーでの揺れが大きい。実際には注意して撮れば手振れはそれほどではないのだけど、気を抜くと微妙な手振れ写真になる。やはりあった方が良いだろう。
最後に画質である。実は、凧のイベント用に70-300oのズームレンズを持っている。純正ながら1.5万円というものすごく安いレンズであった。Webに載せる写真用としては軽くて便利だけど画質は値段なりで、一般撮影には物足りないレンズである。同じ300oで値段が約10倍の単焦点レンズ。写りの差は歴然である。そして、70-200oのトリミングもなかなか良い、というのが意外でもあった。300o相当で比べると大きな差がない。もっとも、トリミングには限界があるので、更に拡大がいるとにきは300oの優位性もあるだろう。

ニコンの白レンズ、色なんてどうでもよいともいえるけど、よい選択だったと思う。傷や汚れが気になるけれど、目立つことは目立つ。明るい色なので一回り大きく見える。兼六園でサギを撮っていると、後ろの観光客が、”この(コンパクト)カメラの望遠では大して撮れないから”と聞こえてきた。私も300oだから大したことはないのだが、やはり大きく見えるのだろう。
ニコンの白レンズには致命的(?)な欠点があり、上位レンズのマークである金色のリングが目立たないことである。レンズは見栄が大事、折角の上級レンズの印が目立たないのは大きな欠点かも? 全く本質ではないことだけど・・・。

つぎは早めにテレコンバータを買わなくては・・・。



レンズの比較 300oF4と70-300mmF4-5.6


画質比較 この写真を拡大する。



70-300mmF5.6 絞りは開放


300mmF4 絞りは5.6



競争率30倍2014/06/15

 北陸新幹線の金沢へ開業まであと9か月くらいになりました。開業に向けてのイベントとして、車両基地見学があり、早速申し込みましたが、落選の案内が届きました。
応募多数で無理だろうと思ってはいましたが、競争率は30倍だったそうです。こんなに高いとは思ってもみませんでした。もっとも、実は、応募したこと自体、忘れていたのですが・・・

百万石踊り流し
2014/06/11

 先日の土曜日は、金沢は百万石祭りでした。百万石行列などが有名ですが、その他に踊り流しがあり、これは地元の企業や団体が参加します。私の会社もここ数年、毎年参加しています。バザールでござーるの着ぐるみも参加しますが、今年も子供たちに大人気でした。子供たちだけではなく、叔母様や女子高生にも人気があり、終わりごろには女子高生の一団に囲まれてしまいました。




撒き餌から金箔?
2014/5/10

 撒き餌レンズなる言葉があるそうだ。これは、安くて写りの良いレンズで、これを買って交換レンズの良さ、楽しさを知り、次の(高価な)レンズが欲しくなる、そいういうレンズのことなのだそうだ。具体的な例では、キヤノンのEF50mmF1.8がある。これは1万円程度で買えるレンズだけどその割には写りが良いものだそうだ。このレンズ、ニコンユーザの私もフイルム時代に空撮用EOS Kissに使うために買っていて、マウントがプラスチックなど価格相応のところがあるけれど写りは十分良かった。

さて、カイト仲間と雑談しているときにこのレンズが話題になり、撒き餌から蒔絵を連想した。蒔絵、レンズ本体に施すのは簡単ではないけれど蒔絵の技法で作られたシールがある。これを貼るなら簡単に作ることができる。しかし、蒔絵ができるなら金箔貼りは? と妄想が広がった。レンズ本体に貼るのは凸凹が大きくて回転部分もあるので簡単ではない。しかし、フードになら簡単に貼れる。フードは余計な光がレンズに入らないようにするためにレンズ先端に付けるものである。レンズ本体ではないけれど結構インパクトはあると思う。
さすがに常用レンズに貼るのは冒険が過ぎる。いくらフードとはいえ、時々使うものである。金ぴかでは目立って派手すぎる。ということで選んだのは常用から外れた望遠レンズである。フードは円筒形の単純な形なのも貼りやすいし大きさもあるので目立つ。レンズ本体との大きさのバランスも調度良いと思う。

ということで貼ってみたのがこれである。箔にはいろいろあるがほぼ純金の箔である。どうせなら派手な方が良い。純金の方が聞こえがよい。
箔を貼るのはそう難しくはないが、素材と接着剤の関係か、ちょっと薄くなってしまったところがでてしまった。地色が黒なので目立ってしまう。それより心配なのが箔の強度である。レンズは使い方が荒っぽいので剥げても困る。保護用にクリア塗装を施すが、今回は相当厚くした。塗装の際、土台にちょっと張り付いてレンズに取り付ける丸みのある角の一部剥げてしまった。まあこの程度なら目立たないだろう。また、保護塗装はつや消しではあるけれど、内側はちょっとつやがでてしまった。それに、箔が少々内側に張り付いている。これはフードとしては不適当なのだけど、困るほどではないだろう。十分派手なのだから目的としてはこれでよい。

私のいつものカメラには、加賀友禅のストラップがついている。それに金箔のレンズ。とても金沢らしいカメラである。



金沢の夜景2014/4/23
 最近、旅行先でホテルのバーに時々行くようになった。バーには上質のお酒が置いてあり、お酒を楽しむには良いところである。特にホテルのメインバーは安心して入ることができる。軽く2杯くらい飲む程度なら5000円程度までで楽しめ、それほど高くはない。メインバーのあるのは一流ホテルであり、設備や接客でも安心である。もっとも、もっと面白味のあるバーを探すのが好きな人も数多いと思う。

先日、会社行事で金沢市内のニューグランドホテルに行ったとき、終わった後でそこのバーに寄った。ホテルのメインバーはフロントと同じ階など、比較的低いフロアにあることが多い。だけどニューグランドホテルでは最上階の12階にある。いろんな面で他のメインバーとは違っていた。入口が広くて開放的であり、なにより大きな窓があった。入口の反対側にはカウンターがあるが、その向こうには広い窓が広がっている。側面も一方は広い窓である。見晴らしの良いバーは初めてである。近くの高いビルが見通しの邪魔になっているが、カウンター越しには遠くまで見渡せた。もちろん夜景である。住宅が多い場所なので派手さはないけれど見晴らしは良い。昼は海まで見えるそうだ。
バー、のカウンター、私のイメージでは向いに棚があってグラスやお酒の瓶が並んでいる、である。今まで行った数軒は全てそうだった。窓があっても小さいか、テーブル席近くのみだった。ホテルでお酒が飲めて窓が広いところというとラウンジ、というイメージがあった。だから、夜景の見えるバーはとても新鮮に思えた。もっとも、ここはラウンジを兼ねているのかと思う。
だけど、窓の手前にある低めのテーブルの、お酒の瓶越しの夜景、なかなか良いものである。方角からみて、夏の花火が? と思って聞いてみると、やはり見えるそうだ。大輪の花火を見上げるような醍醐味はないが、カウンターで良い酒を飲みながらの花火も良いだろう。ただ、その日はすぐにいっぱいになるそうだ。

金沢の夜景、実は飛行機から見ただけで、それ以外は記憶がない。わざわざ夜景目当てで出歩いたことはないからだろう。だから、金沢の夜景はとても新鮮だった。夜景を見ながらのお酒もまた良い。次もまた・・・と思ってしまう。


ツバメ   2014/4/20
花の写真を撮るとき、ひとつの花をアップで撮ることがある。その場合、手ごろな位置にある多数の花からひとつ、選び出すことになる。そんなとき、”撮って”と呼んでいる花があったりする。大抵はその声に応えて写すことになるが、不思議と良い写真になる。

さて、先日大乗寺山丘陵公園に行った。桜を探しながら行った公園で、山の中腹にあって見晴らしが良いところだった。桜も満開で、写真も撮って他に何か? と思っていたらツバメが数羽、盛んに飛んでいるのが目についた。ツバメの動きはとても早く、変化もあるので非常に撮りにくい。その動きは私の揚げる喧嘩凧にも似ているように感じる。そして・・・どこか”撮れるものなら撮ってみよ”と誘っているようにも思える。ならば誘いに乗ってみようと思ってカメラ向けた。その時のレンズは200oまでなので小さなツバメをアップで撮るのは無理である。そもそも動きの早いツバメは、飛んでいるところを撮るだけでも困難なのである。ツバメをアップで撮れるのは600o以上でそんな大砲みたいなレンズ(車が買えるほど高い・・・)があったとしても、私にはツバメに向けることすらできないだろう。
しかし、誘いに乗ってしまった以上、何とか写したい。ピントはカメラに任せるしかない。素早く飛ぶ鳥向けのモードに切り替えて追う。カメラ越し見ると思った以上に早くて不規則な動きである。次のどこに動くか、直接見てパターンを読もうとしても無理だった。規則性が全くない。動きが速い時の撮り方で、ファインダーと同時に左目で直接撮る方法も使っているが追いつかない。まあ、それでもなんとか2,3枚は小さいながらもピントが合い、写っていた。次はもう少しまともに? その自信は全くでてこない。


デジタル時代のレンズをフイルムで使う  2014/4/19
 私は、一眼レフはニコンの製品を使っている。ニコンの場合、古いフイルム一眼レフ時代のレンズも最新のデジタル一眼カメラで使うことができる。(一部機種は制限のあり) 私の手持ちのカメラでは、レンズデータの登録などの手間はかかるが、手持ちの古いレンズも全て使えるのは有り難い。これは他のメーカにはない利点だろう。では逆は? これは残念ながら無理で、最新のレンズを”古いフイルムカメラ”で使うことはできない。私は、いまでも時々フイルムカメラも使っていて、主に使うのはフルマニュアルのカメラで、シャッター速度などのダイヤル設定やフイルムの手巻き上げの感触を楽しんでいる。これは”古いフイルムカメラ”にあたり、最近買ったレンズは使えない。だけど・・・最新レンズをフイルムで撮ってみたくなった。
”最新のレンズを古いフイルムカメラで使うことはできない”と書いた。だけど新しい(といっても10年以上前?)フイルムカメラなら最新レンズを使うことができる。幸い、手元にF4があり、これなら制限付きながら最新レンズも使える。しばらく使っていなかったけれど、久しぶりに持ち出してみた。

今は梅と桜の季節である。兼六園に向かうことにした。その途中でフイルムを1本買う。最近は白黒フィルムばかり使っていたけど、写したいのは花である。カラーフィルムで色の美しい、低感度のリバーサル(スライド用)を買う。大きなカメラ店ならまだ売っている。少々高くなってはいるけれど、ためらうほどではない。ISOは50。デジタルでは6400とか1万以上が使えるようになっているので非常に低いけれど、昼間なら十分である。兼六園近くの駐車場に停め、カメラにフイルムを入れる。F4は久しぶりなのでちょっと緊張する。早速シャッターボタンを押したが・・・? 巻き上げられない。長く仕舞い込んでいたのでちょっと調子が悪いのかもしれない。何回かやっているうちに巻き上げられ、シャッターも切れた。でもどこか遅く感じる。不安はあるが、兼六園に向かった。
F4、ながらく使っていなかった上に、いつも使う絞り優先での撮影が出来ない。今のレンズは絞りリングがなく、カメラ側に絞り指定の機能がないためである。シャッター速度優先で写すが、これを使うのは初めてである。不慣れゆえ時間はかかるが急ぐとこはない。ゆっくり写せばよい。
使ってみるとオートフォーカスが遅い。カメラの電池は数日前に入れてみたのだけど、以前から未使用でも電池が減る不都合があったので、電圧が下がっているのかもしれない。でもシャッターが切れれば十分である。それよりもデジタルカメラに慣れてしまったからか、ピント合わせでついフォーカスポイントを移動させようとするなど、操作が混乱してしまうことが多かった。マニュアルカメラなら全く違うから頭が切り替わるけど、同じオートフォーカスだけに混同してしまうようだ。それでも撮影は十分できる。デジタルとフイルムで比較したくなって両方で写したりして、写しているのかテスト撮影しているのか、と疑問に思えることもあったけど、”楽しい”と感じる。
今回のフイルムカメラで感じたこと、ファインダーが見やすくマニュアルフォーカス撮影もしやすいことである。いまなら液晶画面もあるがフイルムカメラにはない。だからファインダーが大事である。しかもF4はオートフォーカスに移る時期のカメラなのでマニュアルも重視している。今回使った最新レンズはオートフォーカス後に距離リングを動かすことで即座にマニュアルフォーカスできる。今まであまり使わなかったが今回、自然に使っていた。ピント合わせがとてもやりやすい。こんなファインダーが今もあればいいな、と思えてしまう。それと・・・F4は自動巻き上げなので、シャッター音に続いてフイルム巻き上げの音がする。久しぶりに効く音でどこか懐かしい。

さて、肝心の写りの違いである。現像料は1000円少々。以前より高いけど心配したほどではない。現像が上がってきたのを見ると、幸い全てきちんと写っていた。露出計やシャッターなどは正常に動作していたことになる。スライドを見ると、まず、色が鮮やかであった。空の色がより青く感じるし、花の色も濃く見える。もうひとつ、明るさの変化にも敏感で、花の奥の部分がデジタル以上に暗く写っている。ただ、デジタルは調整が可能なのでこのあたりは後で補正できる。スライドは現像した結果が即作品になるので色の調整などはフイルムの選択やフィルタの使用、露出調整で行うしかない。本来はもっと気合を入れて写さなくてはならなかったところである。
ちょっとテスト的に、フイルムを高解像のスキャナで読み取って拡大してみた。拡大するとフイルムの粒子が見える。フイルムは細かな”色の点”で画像を作っているので、拡大すると点が見えてくる。これが解像度の限界になる。細かさは同時に撮った3000万画素のデジタルカメラの方が上である。もっとも、低感度フイルムも十分細かい。デジタル向けのレンズのおかげでフイルムも真価を発揮するようになったのかもしれない。色などはスキャナを通しているためか違いが薄まったように思える。今度フイルムから直接プリントして比較してみたいと思う。
フイルム撮影、やっぱり楽しいと思う。白黒中心に楽しんでいたけど、リバーサルもまた使いたくなってきた。ただ・・・プリントが少々高いのが難点である。


フイルム

デジタル

2匹目のどじょう  
 2014/2/13
 さて、先日お酒の安売り店に行くと、響が3150円で出ていた。その隣に並ぶロイヤルと大差ない。年末用のギフトパック入りで売れ残りなのだろう。響がこの値段なら、とすぐに買った。この品、レジでちょっと不都合があった。バーコードを通すと4800円とでてしまう。店員さんも店頭価格を確認して修正、無事買うことができた。国産の高価なブレンデッドウィスキーは久しぶりである。高い品は大抵シングルモルトを買っていたからである。他に高め、といえば竹鶴を時々買う位である。響はさすがにおいしかった。これが3150円なら安い。そう思って翌々日にもう一度行ってみた。棚の配置が換わっていたがあった。が、4800円に戻っていた。3150円が期間限定だったのか、安すぎると戻したのか、ひょっとしたら間違いだったのか?

4800円出すならもっと良いウィスキーもある、ということで見送った。3150円なら2本ほど買っても良かったのだが・・・。

レンズ、25年目の買い替え記   2014/2/3

 望遠レンズを新しく買った。70-200mmf2.8である。f2.8と明るく、高性能と定評があるレンズである。だけど大きくて重く、そして決して安くはない。20万円を超えるので安い一眼レフ一式が十分買えてしまう。重さは約1.5Kgで今の私のカメラを合わせると約2.5Kgになる。中身の入った一升瓶ほどである。一般的な軽量一眼レフだと望遠でも1.2Kg程度だろう。つまり約2倍になる。見た目は、大砲はオーバーにしても結構大きい。正面から見るとガラスの塊に見える。そんなレンズに買い替えた、奇特な人の話である。

高いけれど価値はある。そういう品が新たに必要であれば買うことは何の不思議もない。買い替えにしても、より高性能なものにするとか壊れたなどであればよくあることである。また、趣味の品であればコレクター的に買い足す人もいるだろう。でも、今回はどれにも当てはまらない。実は、私は既に80-200mmf2.8を既に持っている。カタログ上の性能はほとんど同じ。壊れたわけでもない。ただひとつ、25年前に買ったという、新旧の違い程度である。
旧レンズは、もともとフイルムカメラ用である。だけどマイナーチェンジを経てまだ売られている。古いけど良いレンズであり、愛好者も多い。実際、新しい普及レンズより一段上の写りである。ただ、デジタル時代では欠点も目立ってきた。逆光などで霧がかかったように全体が白くなってしまう。画像処理で解消するとはいえ、気持ちの良いものではない。もうひとつ、手振れ補正機能がない。なくても慣れで抑えられるけれど、デジタル化で解像度が高くなり、手振れが目立ってきた。そして、デジタル時代の新設計レンズでより高性能らしい。これが買い替えのきっかけである。
だけど・・・カメラのレンズは、性能差がわかりにくい。手持ちのレンズで比べてみた場合、高性能レンズと普及レンズとでは、ピントチェック等では違いが分かるが、キャビネ程度のプリントではちょっと見たところで違いは分からない。更に、感性の問題でもある。AとBの写真、どちらが良いか、といえば全員がAとなるわけでもない。 つまり、自己満足程度になるかもしれない。他人から見て違いが判らないなら、別に投資した方が? とも思えてくる。金額が金額だけに大いに迷う。ただ・・・少しでも良い写真にしたいし、手振れ補正やピントの高速化もあるから無駄にはならない。自己満足であっても気持ちよく撮れれば良い写真につながるだろう。そう思って買い替えを決断した。

新しいレンズに買い替える場合、最新の安くて軽く、写りの良いレンズもある。高くて重いレンズだけが選択肢ではない。たとえば70-200o f4である。1段暗いかわりに安くて軽い。たった1段の暗さである。実際、屋外ではF4以上に絞ることが多い。だから、ほとんどの場合これで足りる。しかし、体育館のスポーツ撮影などでは1段の差は大きい。これに近い条件で年に数回写す。そして、1段暗い分大きなボケが写しにくくなる。折角の一眼レフである。コンパクトカメラでは撮りにくい、ボケを生かした写真も写したい。ならば軽い新レンズと旧レンズを併用したら? との考えもある。だけど明るさが欲しい時は暗い時であり、それは手振れの危険も増す。となると、やはり手振れ補正のある明るいレンズが良い、となってしまう。
でも・・・真の理由は別にあるかもしれない。アマチュア写真家によくある非常に厄介な特性”見栄”である。写真家はコレクターではないのだから作品で勝負しなくてはならない。決して機材の良しあしではない。でも、f2.8のレンズからf4のレンズに替える、というのは、格が落ちみたいな気持になってしまう。”意地”みたいなものでもある。体力に限界がきて重いレンズが持てない、となれば仕方ないけれどまだ大丈夫である。(今のもほぼ同じ重さである) 体力があるうちは、と考えてしまう。そんな見栄や意地があるから、イベントなどで何人かが並んで写真を撮ると、ついつい他の人の機材が気になってしまう。”隣はなにを 持つ人ぞ”の心境である。逆に同じ心境の隣人もいるわけで、声を掛けたり掛けられたりもしている。もっとも”良いカメラ(レンズ)ですね”の裏には”どうせ大した写真は撮れないでしょうけど”みたいな気持ちが隠れているような気がする。だから、機材の良しあしではなく、どれだけ使い慣れているか、だと思う。そういう意味で使い込んだクラッシックカメラとレンズでさりげない写しているのは新機材にはない雰囲気を醸し出していると思う。とはいえ、私は見栄っ張りの未熟者故、高い方のレンズに決めた。

買うと決めた後は金策である。買いたいと思っても気軽に買えるものではない。幸い仕事が忙しくて休日出勤が何日かあり、臨時収入で目途がついた。2014年の年始頃に買えるかな、と思っていたら2013年11月末頃にいきなり4万円近く値が上がりしてしまった。その後徐々に下がる気配はあったけど、安心して買える店は年が明けても下がらない。ところが、1月の中ごろになって、地元のチェーン店で店頭価格だけ2万円以上一気に下がった。その店のWeb価格は高いままである。これは価格Comの最安値と大差ない。この先、徐々に下がるかもしれないけどいまのうちにと、購入を決めた。納期は2週間と言われたけど、1週間たたないうちに入荷の連絡があった。その日は出張中。翌日は1日横浜を歩くつもりだったが、つい早く帰りたくなった。が、帰りに店によるには2便早めなくてはならない。横浜散策の魅力が勝って(かろうじて?)、予定通り最終便で帰った。

翌日の朝、ようやく取りに行っところ出てきたのがレンズとは思えないほど大きな箱だった。買って帰り、中身を開けるとレンズよりちょっと大きい。2cmほど長くなっているが、無事カバンに収まった。新レンズやカメラ、最初の1枚は女房を取ることにしているのがきまりごと。大きなレンズを見て逃げたけどなんとか写す。そのあとは撮影に? と言いたいところだけど時々雨が降っているので、軽い試し撮りだけしてみた。
本式に撮影したのは翌週である。三脚を使って比較用の写真を撮る。冬の朝なので日差しは弱い中での試写だが、80-200of2.8に比べると解像度は高く、色彩も豊かに思える。続いて手振れ補正の効果も確認しt。最初ファインダーで見たときはONにしても変わらない? と思えたけれど撮った写真で比較するとちゃんと効いている。以前サービスセンターで70-200of4を試させて貰った時、カメラを横に動かしたらちょっと遅れて動き始めたように感じたが、そのイメージが残ってるからかもしれない。逆に、この違和感のなさがありがたい。デジタルになって新しいレンズを何本か買ったけれど、避けていたわけでもないのに不思議なほど手振れ補正機能のないレンズばかりだった。”手振れは腕でカバーする”などと言っても限界はあるわけで、やはりあった方が便利である。
ここで以前から気になっていた比較も行った。安価な普及レンズでの300oと、今回買ったレンズの200oをトリミングして300o相当にしたときの比較である。PC画面で見ると後者の方が良さそうである。予想以上に高性能なのかと思うが、比較したのは純正とはいえ1.5万円で買ったレンズである。さすがに仕方ないのかもしれない。

テスト用の試写に続いて実際に外に写しに出た。まずは兼六園に、そして長町武家屋敷跡に行った。歩く距離が長いので望遠は新しいレンズしか持てなかった。撮影はなかなか軽快である。重さがカメラ込みで1割少々増えたけど全く気にならない。レンズ交換もしやすい。ただひとつ、以前は直進ズームだったのか回転ズームになったので操作方法が全く違う。やはり直進ズームの方が素早いズームが可能である。また、縦位置横位置の回転も、三脚座を生かしてできると思うのだがぎこちない。まあこれは慣れだろう。
あちこち写した写真、解像度が高く非常にくっきりした描写になっている。硬めで男性的なレンズだと思う。これに対して今まで使っていた80-200o f2.8は、解像度が高いながらも柔らかく、優しさのあるレンズだと思う。ついでに言うと、手持ちの中に135mm f2があり、これは非常に柔らかく写る、女性的なレンズである。また、オートフォーカスの高速性、手振れ補正を生かすなら、もちろん70-200o f2.8である。スポーツ向きと言える。
70-200o f2.8、デジタル時代らしい高性能レンズである。だけど、80-200o f2.8も名レンズでありフイルム時代らしい良さのあるレンズだと思う。

20万円を越えるレンズ、本当に違いがあるのか、非常に心配であったが、投資するだけの価値はあったな、と思う。その一方で、フイルム時代のレンズの良さも再認識した。両方持っている人は少ないと思うが、使い分けるとより良く写真を楽しめると思う。
それにしても・・・こういうレンズはなかなか買えない。明るさにこだわらなければもっと安くて良いレンズもあるし、広角から望遠までカバーするレンズもある。そんな中で望遠だけの高価なレンズは簡単に勧められるレンズでもない。だけど、より良い写真を楽しむ上で、価格以上の価値のあるレンズだと思う。もっとも・・・良い写真が撮れるかどうかは別だけど。
それにしても・・・1本買うともう1本2本欲しくなるのがレンズ購入の悩みである


商品寿命、壊れる前に?   2014/2/2
 ある休日、faxがピーピー鳴ってるのに気が付いた。このfaxは、いつでも確実に印刷できるように毎日10時頃にヘッドクリーニングをしている。だからfax受信はしなくてもインクは減る。今回、インク切れでピーピー鳴っていたのである。fax受信は滅多にないのでしばらくそのままにしていたけど、この状態では送信もできない。受信はなくても送信はたまにあるので、ようやくインクを買いに行った。
このfax、N社製だけど以前に消耗品供給はHP社に切り替わっていた。まず地元の量販店でHP社のインクを探したけれど見つからなかった。それでも、一覧には載っていたので売れないから置いてないだけ、と思っていた。だけど、Webでも全店で在庫切れになっている。どうやら製造中止らしい。
このfax、相当古いもので、メーカの補修部品保存の期限も切れているだろう。だから、故障したらそれまで、となる。しかし、使用頻度が低いからか、まだ動いている。しかし、消耗品であるインクが手に入らないために使えなくなってしまう。
幸か不幸か、非純正品のインクは売られている。非純正品は、以前プリンタ用を純正品と間違って買ってしまい、それが原因なのか、プリンタが壊れてしまったことがあり、それ以来純正しか買っていなかった(そもそも写真用に非純正は使えない)が、純正品が入手できないなら仕方ない。もしこれが原因で壊れてもインクが入手できないなら結局は使えないので壊れたのと同じことである。
非純正品、HPのプリンタに使う分には動作保障しているが、N社のfaxは対象外であった。不安はあったが安価なので注文、幸い動いた。インク切れの検知ができないとかあるらしいが、とりあえず延命できた。2つ買ったのでもう数年は使えるだろう。壊れなければ、だけど。

家電品、補修部品がなくて故障の修理ができない、というのはある意味仕方ないと思う。だけど、それならそれで壊れるまで使いたいと思う。でも、動作に必須の消耗品が入手できなくて使えない、というのはどうかな、と思う。メーカとしては、ほとんど売れない消耗品を作り続けるのはおそらく赤字になってしまうのだと思う。だから、どこかで切らなくてはならない。ほんの1台2台のために消耗品を作り続けるのは無理がある。だけど・・・壊れてもいないのに使えない。寂しい話である。



旅先のお酒   2014/1/22
旅先出張先での夜、やはりお酒は飲みたいものである。ではどこで飲むか、となると一人で居酒屋には入りにくい。慣れた所なら平気だが、旅先で一人で飲みやすい店にはなかなか当たらないだろう。ホテルの部屋で飲むのもちょっと寂しい。それに、旅とはいえ出費は押さえたい。ということで食事と一緒、というのが多かった。定食とビールや地酒など。あるいはおつまみ的な単品をいくつかと軽食を組み合わせることが多かった。しかし、お酒を楽しむにはちょっと寂しい。そんなとき、ホテルのメインバーで飲むことが増えてきた。実は、以前は格式が高く思えて(ものすごく高いと思って)入りづらかったのだが、実際には意外と安いこともあって、出張や旅先で時々行くようになった。(さすがに毎回は行けない)

ホテルのメインバー、大抵は入口がとても重厚である。特に扉があると入りにくいのだが、ホテルのバーということで心配はないので気後れせず一歩進む。入るとすぐに声を掛けられ、テーブルとカウンターかと聞かれることが、当然カウンターを希望する。暗めで、木目を生かした店が多い。
最初のお酒、いつも飲みなれたものを頼む。大抵はボウモア。アイラ島のシングルモルトである。好みの品で安心できることもあるし、次のお酒もこれを基準にしていろいろと勧めてくれる。バーのウィスキーは12年以上の、普段飲むより熟成期間が長いものである。銘柄にもよるが、12年を大きく越えなければ1000〜2000円程度である。1杯たとえば1500円、というと高く感じるのだが、居酒屋では安いウイスキーが500円位するのだから、中身と雰囲気などを考えるととても割安に感じる。飲み物2杯にミックスナッツなどの軽いおつまみ程度で4千円弱。安いとは言えないけれど、高すぎるわけでもない。一流ホテル内という安心感もある。お酒を楽しむなら、ホテルのバーは非常に良い場所だと思う。

さて、ウィスキーの飲み方である。大抵はストレート。アルコール度数が高くて強いのだが、チェイサーとともに少量ずつ飲む。おつまみはミックスナッツ程度が多い。大抵のお酒に合い、でしゃばりすぎないのが良い。自宅ではチーズも多く、大抵の店にはあるのだがこちらも好みが激しいのでいまのところ注文したことはない。
バーのカウンターでは一人である。話相手はいない。たまに隣のお客と話すことはあるが、毎回というわけではない。カウンターに座っていると、他のお客の注文するお酒の瓶が見えたりするし、カクテルを作る動きなどが見られる。退屈、ということはない。
などと思っている頃には1杯目が無くなり、そろそろ2杯目となる。2杯目は、初めてのもの、あるいは飲む機会が少ないシングルモルトを注文する。メニューで見ることもあるし、目の前にある他のお客の注文した瓶を見て注文することもある。一応、どんなお酒か聞くのだが、それで味がわかるわけではない。だから、わからないまま注文してしまう。まあ、シングルモルトなのだから、多少個性があったところで飲めないことはない。それよりも新しいものを飲んでみたい、と思う気持ちの方が強い。シングルモルトは、種類が非常に多いのだが、酒屋に出回るものは比較的少ない。また、1本が1万円などと高価になると買いにくい。こういうところで楽しむのが良いかな、と思う。
ちょっと粋だな、と思ったのがBarの常連さんで文庫本を読んでいる人がいた。暗いと思うけど本もいいかもしれないな、と思った。その文庫本、表示カバーを外しているのも似合っていた。

シングルモルトを2杯飲むとだいたいおつまみが無くなってくる。そろそろ退出、である。お酒はもう少し飲みたい、と思うあたりが潮時だと思う。
ところでBarでの数少ない失敗談である。
あるBarで、19時までは2杯で千円、というのをやっていた。かなり安いが一流ホテルのメインバーである以上、変なお酒は出さないだろう、と思って行ってみた。早めに行きたかったがいろいろと寄り道などの都合もあり、着いたのは18時を過ぎていた。軽く何かを食べてから、と思ったが手ごろな店は混雑していた。それで食事前に入ってしまった。2杯で千円、シングルモルトも12年ものまでではあるが、数種類から選べる。まず12年物のボウモアを1杯。それが無くなる頃に、目の前に偶然おかれた12年物のシングルモルトが気になって注文したところ、これは2杯で1000円の対象外だったが、それを注文。そして2杯で千円の範囲内でシングルモルトを追加して合計3杯。おつまみにいつものようにミックスナッツを食べてはいたが、空腹状態であることに変わりはない。そこに3杯は少々多かったようだ。といっても大して酔ってはいない。アルコールの量としてはまだまだ余裕がある。だけど、空腹を感じるのに食が進まない、という変な感じになってしまった。千円に惹かれて飲んだが、空腹で多く飲むものではない、と思った。



映画の空中戦   2014/1/19
映画、永遠の0を見た。以前原作を読み、非常に良かったこともある。映画自体も非常によく、途中で何度も涙が出そうになった。周りでも泣いている気配を感じた。

さて、それとは別に感じたのは、空中戦の描写である。戦闘機など動きが非常に良い。また、戦闘機の先から見た視点もあり、これは驚いた。そして、パイロットの動きがまたよかった。周囲を常に警戒している。空中戦は前だけ見ていてはだめで、むしろ後方を警戒しないと撃たれてしまう。だから、前よりも周囲を見る時間の方が長いという。それも描写されていた。

それを更に実感したのは、実は録画していた別の映画を見たからである。同じ零戦を使っているが、その動きがとても不自然であった。機の姿勢と動きが一致しないのである。この動きなら機はこの角度になるはず? というのとものすごくかけ離れているのである。更に、敵機をこの位置で撃って当たるはずがないのに火を噴いている。そして・・・パイロットは前だけものすごい形相で見ている・・・。
永遠の0、おそらく戦闘機に詳しい人のアドバイズを受けて作ったのだと思う。そして、それを正確に描いている。その点でも関心してしまった。



金閣寺訪問、初めてなのに?   2014/1/19
所要で京都に行った際、時間が少々あったので金閣寺に行った。所用で行った先から車で10分弱。一度行きたいと思っていた。京都へは数えきれないほど行っているのだが、金閣寺へ行くのは初めてである。多分・・・。

金閣寺の駐車場に車を止め、拝観料を払って中に入る。木々を抜けて池の脇に出る。いきなり池越しに金閣が見え、ここで左に進むように誘導される。池越しに金閣を眺めるポイントである。
ここで金閣の写真に話題を変える。金閣といえば池越しに、緑豊かな山を背景にした光景である。写真でよく見られる。風景として非常にバランスが取れている。でも・・・金閣の写真、不思議とみんな同じに感じる。レンズの長短で写る範囲の違いは多少あるにしても、みんな同じと言ってもよい。観光地の写真、多くの人が撮りたいと思う場所は確かにある。兼六園のコトジ灯篭もその一つだろう。似たような写真が多数ある。でも、角度など大きく違うものが多数ある。しかし、金閣に限っては世の中にある写真のほとんどが同じ、と思えるほど似ているのである。
その理由が現地でようやくわかった。池の向こうに金閣があれば、池の様々な場所から写したくなる。が、池は一周できない。最初の順路から左に誘導された場所は、すぐに行き止まりになってしまう。比較的短い範囲しか行けない上に、手前に木などがあるので写真に撮るとすると更に場所が限られる。それ以外の場所では池越しに写せないのである。間に池があるから適度の距離となり、少々場所が変わっても建物の向きはほぼ同じ。コンパクトカメラでも適度な望遠がみんな使えるようになったから、金閣をある程度の大きさで写せる。その結果、みんな同じ写真になってしまう。金閣といえばここ。その写真がばかり見ていたから、初めてのはずなの本当に初めてなのかな? という寿司欺な感覚になってしまった。
この場所、確かに構図としては非常に良くまとまる。池越し、というのも良いし、金閣の角度も最適である。そして、太陽の位置からみて、金箔が適度に輝いてくれると思う。写真の教科書で撮影ポイント選びの実例を金閣を例に解説するとすれば、他の場所で撮影可能であったとしても、ここを好ポイントとして紹介するだろう。でも・・・世の中にこの写真しかない、というのも寂しい話、とも思えてしまう。ちょっと残念である。

さて、実際に金閣を見て分かったこと。金閣には雨樋がある。池側からは目立たないけど反対側から見ると樋が長く伸びている。理由は分かる。金箔に屋根からの水滴が当たらないようにするためだろう。直接の雨と違って大きな水滴で量も多く、当たる場所も同じになる。箔を守るためには雨樋は付けたいだろう。しかし、不恰好だな、と思ってしまう。上層の屋根の雨水が直接地面に落ちるように作ってあるため、屋根から長く飛び出している。金閣の雨樋だから当然金色なのだけど、反りのある屋根につけているから長く伸びた側は屋根から離れてしまう。いかにも余計なものがついています、という感じになってしまう。池側の樋は屋根に沿うような形になっているとはいえ、先端の鋭さが隠れてしまう。こうしてみると、雨樋は不恰好だな、と思える。少なくとも、粋ではない。完成時は雨樋はなかったらしい。それが本来の建築美だと思う。残念だな、とも感じる。
が、これをかっこいい、と書いたWebの記事もあった。まあ人それぞれ。少なくとも、同じ写真しかないのと比べると個性があって良いと思う。







一方通行逆走2台   2014/1/4<
金沢は比較的一方通行が多いです。これは狭い道が多いのも理由の一つだと思います。観光客には走りにくいかもしれませんが、普通に走る道路ではまず問題になることはないでしょう。一方通行、まれに違反もないとは言えませんが、ほとんど遭遇したことはありませんでした。ですが、年始のある日、続けて遭遇してしまいました。
最初は幹線道路からT字路で分かれる一方通行路に入ろうとしたところでした。来ないはずの車が出てきたのです。一瞬、道を間違えたかと思いました。仕事用の車なので意図的なものと思えました。この道路に少し入ったところに駐車場があるので、遠回りを嫌ったのかもしれません。だとすると常習者かも?
もう1台は金沢の観光地、長町武家屋敷の道路でした。脇道から初心者マーク付きの県外車が逆行してきたため、パッシングで注意し、すれ違う時に停めて一方通行であることを伝えました。
滅多にないと思うのですが、続けて出会うと驚きますね。最近はカーナビ付きの車が多いですが、一方通行の逆走警告、出せるといいかも? なんて思ってしまいます


雪景色   2013/12/30
 雪、生活する上では厄介なものですが、その美しさは格別です。写真をやっている人間には撮りたくなる光景の一つです。
ただ、雪の美しさは降った直後までです。半日経ってしまうと雪は固くなりますし汚れも目立ってきます。また、木の枝などに付いた雪も数時間で落ちたり溶けたりしてしまいます。また、降っているときは厚い雲で日中でも暗いので、これはこれでよい写真になりますが、美しさを強調するにはちょっと、となります。だから、降った直後の晴天がよい、となります。
先週末、今冬初めての積雪になりました。自宅回りでは10cm近い積雪なので、早速カメラを持って出かけました。が、長町などは自宅付近に比べて雪が少なく、うっすらと積もる程度しかありません。兼六園はもう少し多めで、通路などにも雪が残っていました。もうちょっと多ければ、と感じてしまいました。
21世紀美術館には雪だるまがいくつかできていました。多分、観光客が作ったのでしょうね。なんとなく心が温まります。


兼六園は通路も雪で覆われていました。観光客は慣れない雪に滑りやすい靴で歩きにくそうでした。


年末の近江町市場   2013/12/23
 近江町市場は、”市場”となっていますが小売店の集まりです。魚介類のほか、野菜に果物、肉や菓子、花、衣類など、いろんな店があります。特に魚介類が有名で、金沢の人のほか観光客も多く訪れます。
近江町市場は、以前は日曜日は休みでしたが、最近は一部の店が開くようになりました。でも、観光客向けの営業です。12月の連休になり、仕事が一段落したのでようやく干支凧を、と思って材料を買いに近江町市場近くの紙店に行きました。その際に市場内に行ったところ、かなりのお客がいました。年末だからでしょうか? それとも観光客目当て? 魚介類を売る店には蟹があふれていました。


HDDの増設   2013/12/8
 久しぶりにHDD(ハードディスク、外部記憶装置)を増設した。今まではデータ用はに2T(2000G)をメインに、そのバックアップ用に1T+1Tの合計4Tを用意していた。データ用の2Tはまだ余裕があったけれど使用容量1Tを越え、バックアップが一杯になってきた。このための増設である。新たに3TのHDDを用意したので、データ用としては3T+2T+1Tと6Tになった。その他に動画用などのHDDがあるので合計約7.5T、一般的なPCは750G程度のようだから、その約10倍の量があることになる。

データがこれだけ多い理由は写真である。写真1枚当たり、古い一眼レフカメラで20M、今のカメラでは64M位になる。明らかな失敗などはすぐに捨てているし、高画質で保存する必要がないものは小容量のみ保存しているのだが、それでもすぐに増える。そして、フイルムと違ってHDD内のデータが唯一のため、事故に備えてのバックアップは必須である。容量がこれだけ大きくなると1枚25Gのブルーレイでも1Tには約40枚必要になる。媒体交換が必要になると自動バックアップはできない。手軽なバックアップにはHDDが一番良いのである。そして、操作ミスに備えて3重に保存している。
しかし、今回の増設でメインが3Tになったのにバックアップは2T+1Tである。写真が1Tを越えてしまうと完全な3重には足りない。3重目は小容量の、低画質のもののみにしようか、と考え始めたところである。低画質と言っても一般的なカメラでの保存形式とおなじである。画質としては、画像処理には少々足りないかもしれないが、十分な画質がある。写真が無くなるよりははるかに良い。

ところでバックアップの方法である。私は、DOSコマンドでバッチ処理を記述して行っている。OSにもバックアップ機能はあるし、光学ドライブにもバックアップソフトがついてきた。それを使えばよいのだが、データによって保存する先を変えるような場合にはDOSコマンドで記述してしまうのが手っ取り早い。写真以外のデータは少ないし、写真は圧縮が効かないので、これもよい方法かな、と思っている


クラッシック操作系のデジタル一眼レフカメラ   2013/12/7
 私がデジタル一眼レフを買ったのは2008年である。それまではデジタルコンパクトカメラとフイルム一眼レフを使っていた。そのフイルム一眼レフは、ニコンF4であった。
ここでタイトルにある”クラッシック操作系”である。これは私が勝手に付けた名前である。古いフイルム一眼レフカメラは、絞りはレンズの絞りリング、シャッター速度はカメラのシャッター速度ダイヤルにて合わせていた。その後機能が増えてきたが、それぞれに専用のスイッチが設けられることが多かった。この操作方法が長く続いたのだが、その後多機能化が進んでくるとコマンドダイヤルが使われるようになった。専用のダイヤルを使うのではなく、ボタンでモードを切り替えたり、またボタンと同時に押すことで、同じダイヤルでいろいろと設定するようになった。ニコンF4は、コマンドダイヤルを使わない操作となっていて、各種設定はそれ専用のスイッチ類があった。これを、私はクラッシック操作系と勝手に呼んでいる。ひとつのスイッチが一つの機能しかない、操作系である。
クラッシック操作系では機能の数だけスイッチ類がある。露出のモードに絞り優先やシャッター速度優先があるが、そのために専用スイッチがあるし、連写速度を変えるのにも専用のスイッチがある。スイッチの数は多くなるけど、ある切り替えをするにはそのためのスイッチを動かせばよいので、慣れれば素早く切り替えられる。しかも多くの場合、カメラを構えたまま片手の指をちょっと動かすだけで指が掛った。しかし、ニコンのカメラはF4を最後にほとんどがコマンドダイヤル式に変わった。そしてデジタルカメラではもともとクラッシック操作系のカメラはない。デジタルにはフイルムにはない設定があり、全てをクラッシック操作系で専用スイッチを設けると非常に多くなってしまい、また設定の種類が多いために非常に無理がある。

私の場合、クラッシック操作系が非常に長かった。F4に続く新型が出たけど買い替えるには高価であり、F4でも十分であったのが理由である。しかし、デジタル一眼レフにはクラッシック操作系のカメラはない。多くのスイッチを設ける場所がないし、デジタルでは設定も多い。液晶画面を見ながら操作する方がわかりやすく確実に操作できる。しかし、クラッシック操作系も取り入れてはいる。幸い、絞りリング付きのレンズはそれを使うことができる。絞り優先しか使わないのでこれは便利である。なにしろ単焦点レンズが多いから、左手はカメラを支える以外することがない。絞りの操作を、というのは合理的だと思う。ただ、絞りリングのないレンズの本数が増えてしまった。その場合、自然に右手で絞りを変えている。これは自分でも不思議なのだが、左手でレンズを支えるとき自然に絞りリングに指がかかっているので、絞りリングのギザギザ(これは全レンズ共通)が感じられないと右手が動いてしまうのかもしれない。
ところが、新しい一眼レフ、ニコンDfが出た。これはクラッシック操作系を一部取り入れているカメラである。シャッターダイヤルや感度のダイヤルなどが備えられている。但し、絞りリングのあるレンズはそのまま使うことができるものの、絞りリングのないレンズではコマンドダイヤルになる。だから、F4のようにはならない。というより、絞り優先で使う限り今のカメラと同じような操作になってしまう。
ダイヤル操作主体にしたカメラ。これは直感的に操作できて非常に良いと思う。一番使うであろうシャッター感度、そして露出補正は専用のダイヤルがある。更に自動露出のモードも専用スイッチがある。絞りリングもつかえる。(ついているレンズなら)これ以外は使用頻度はやや低いし、撮影の瞬間に操作することはないのだからコマンドダイヤルでもよい。主な操作は専用ダイヤルで操作できる。まあまあクラッシック操作系と言ってもよいと思う。

でも・・・買えないな、というのが正直なところである。たまにマニュアルのフイルムカメラを併用しているのだからその際には同じような操作になる。が、他のデジタル一眼レフと併用するには操作が違いすぎるかな、と思ってしまう。カメラを2だ移動時に使うことも少なくない。古いカメラが好きな私も、いつの間にかデジタルカメラの新操作に慣れてしまったようだ。


富山のラーメン、全てがブラックに非ず   2013/11/1
 富山市には月に1度位行く程度なのだが、続けてラーメン店に行った。
富山のラーメンというと富山ブラックと言われるようになってしまったように思える。先月行ったのは実はその富山ブラックの店である。最近の有名店だそうだ。色が非常に黒い。そして、塩辛く、くどい。まずいわけではない。これは、塩鮭が塩辛くてもおいしいのに通じると思う。でも、続けて食べたいかというとそれはな。WEBで見ると、口に合わないというほか、はっきりと不味いと書いている人もりいる。そうだろうな、と思う。
実はこの店、富山ブラックと騒がれる前に行ったことがあり、そのころも黒っぽい、濃い味ではあったけれどこんなに濃く辛くはなかった。その後、閉店するところを経営者が変わったらしい。そして、ものすごく塩辛くなってしまったようだ。”汗をかく肉体労働者の塩分補給のため”なんて由来があるけれど、私には信じられない。

今回行ったのは、昔ながらの中華料理店である。味は昔ながらの中華そば風で、シンプルだけどまじめに作っていあり、おいしい。そして安い。ラーメンが550円。私は雲呑麺にしたけど750円であった。ここは焼豚が名物で、1cm位の厚い大きなものが載っているのだが、実は焼豚ラーメンもあり、たしか1300円だったと思う。非常に高く感じて注文しなかったけど、おそらく焼豚にあふれてることだろう。

さて、富山ブラックは、富山のごくごく一部のラーメン店のみである。富山ブラックが目当てで富山に来る人も少なくないという。でも、富山にはおいしいラーメンがたくさんある。是非味わってほしい。

お茶屋のバー   2013/11/
 金沢には3つの茶屋街がある。そこにはお茶屋が何軒もあるが一見さんは入れない。茶屋街は、特に東茶屋街は観光地として賑わっているが観光客の目当てはお土産物屋や喫茶などであり、公開されている古いお茶屋の見学である。本来の茶屋街として機能するのは夜になるが、その時間は観光客はほとんどいない。観光客はお茶屋に行くことは無理なのである意味仕方ないことではある。金沢の茶屋街は茶屋街として成り立っているのに本来の目的とは全く違う観光だけで行くのは不思議な感じである。まあ、これは京都の祇園などと同じことかもしれない。

さて、金沢の茶屋街のひとつ主計町にお茶屋の一部を改装したバーがある、と聞いた。その前は何度も通っていて、バーらしからぬ玄関であったことを覚えている。観光客がその前で”怖くて(高そうで)入れないな”などと話しているのを聞いたことがある。確かに一見さんを拒むような重厚な入口である。インターネットで検索してみると予算は1000〜3000円と書かれていた。思ったより安いが、これはお酒1杯の値段のことだと思う。一見さんお断りではないようなので行ってみることにした。

5月の連休の合間の平日、主計町へバスで向かった。店は19:00からだけど少し早目に行って東茶屋街などの夕方の写真を撮りたいと思った。金沢を、駅を通らずに縦断するルートで、1時間に1本位走る路線である。そんなに乗らない路線なのと、初めてのバーに、ということでちょっと緊張する。いつもより早く着いた気がしながらゆっくりと茶屋街に向かう。18:30頃の茶屋街、5月の初めでまだ明るさは残っているけれど小雨もあってか観光客は一人もいない。土産物店は閉まっているし、そのほかは飲食店が2,3軒あるだけなので行くところもないのだから当然だろう。暗くなってきた街には飲食店やお茶屋などに明かりが灯っている。昼とはずいぶんと感じが違う。これが本来の茶屋街の風景なのかな、と思う。まだ早い時間なので三味線などは聞こえてこない。街の様子を軽く写真に撮る。時間もそろそろ、と思って裏通りに抜けて主計町に向かう途中、喫茶兼用のバーが目に着いた。暗くなった通りからやや明るい店の中が見える。お客はまだいないようだ。電球の暖かい灯りで店の雰囲気もよさそうだ。カウンターにひとり立っている女性が気になり、ふらりと入りたくなってしまう。が、そうはいかない。大いに気になりながらも今日は見送る。

主計町も夜の入口のこの時間には人通りがほとんどない。まずは裏通りに入って目当てのバーの様子を見る。通りから玄関までは距離があり、通りに面したところに入口の店の名前を書いた小さな看板がある。この灯りが消えているのでまだ開業ではないのだろう。玄関と2階は明るく、人影も見える。開店準備中らしいので安心して、川沿いの通りに出て写真をもう少し撮る。薄暗くなってきているので傘を支えにして写す。これは簡易な方法だけど意外なほど安定する。偶然、着物を着た女性が2人居るのを見かけた。東茶屋街にある土産店の紙袋を持っているので観光客だとおもう。この2人もお互いに写真を撮っているがなかなか思うように撮れないようだ。夕暮れの街並みを写そうとするとかなり暗いのでコンパクトカメラでは厳しい。夕暮れから夜にかけての撮影は見た目と違う写真になりがちである。フラッシュを使うと街並みは真っ暗になってしまうし、夜の雰囲気を出しながら人も、となると難しい。私もなんとか撮影できた。今考えれば、私のカメラ(一眼レフ)にSDカードを入れて写してあげる手もあったかな? と思った。わずかに灯りの残る空と街の灯りのなかに着物の女性がたたずむ様子はとても良い写真になった。

19時。川べりから裏通りに戻る。通りに面したお茶屋らしい店もぽつぽつ看板に明かりがつき始めた。お茶屋の1階窓側の部屋に小さな明かりが灯っているのが見える。道路から見ることを意識した灯りだろう。さすがお茶屋である。Barは開店の時間であるが、看板がまだ消えている。開店直後に入る人はいないのでお店もあわてないのだろう。本当に開店するのか心配になったがほどなく明かりがついた。玄関までの通路にも明かりが灯った。元お茶屋だけに重厚な感じである。玄関も引き戸2枚の大きなもので一見さんを拒むような雰囲気がある。初めて入るにはとても勇気がいると思う。Webなどで一見さんでも大丈夫とか、価格の情報がなかったらものすごく入りにくい。実際、入口で引き返してしまう人も時々いるそうだ。
ということで少しの勇気をもって扉を開けた。玄関は広く、階段が見える。土足のままでOKなのだが、ためらうような雰囲気である。上がった正面にも小さな入り口がある。ここから崖の上に向かう通路がある。ここから向かいのお茶屋の建物に行けるようだ。主計町は川沿いの狭い場所にあり、川沿いの通りとその裏に1本道があるだけである。裏通りに面した店の裏には崖がある。お茶屋などのほとんどは崖の下であるが、バーの元になったお茶屋の入口は崖の上にある。おそらく、裏の入り口が崖の下だったのだろう。その崖の下の部分をバーに改装したらしい。当然、元々は通路があったはずで、この入り口はその名残では、と思う。崖の高さは建物の1階半位ある。崖の上の建物の1階はこちらの2階よりちょっと高い。下の建物は裏通りに面しているので浅野川は見えない。でも窓からは崖に作られた庭が見え、非常に雰囲気がよい。
振り返ると小さな玄関があり、カウンターと座敷のような店内が見える。そこは細い廊下がある。声をかけて中に入る。店内は座敷を2つつなげた広さがあり、全て畳敷きである。その片側にカウンターがある。庭側にはテーブルが4つくらいある。席は、カウンターもテーブルも掘りごたつ風になっていて足を下ろして座る。カウンターの内部は一段低く作られている。畳からは見下ろす感じになるが、座っていると丁度良い高さになる。和室の良さと座りやすさを兼ね備えている。

カウンターの、真ん中はちょっと座りにくい気がして、入口から遠い隅に座る。ほどなくおしぼりとメニューが置かれた。メニューを見てスコッチとミックスナッツを注文する。スコッチはアイラのシングルモルト、ボウモア15年。価格は心配したほど高くない、というより安い。もし同じ酒を居酒屋で注文したら多分もっと高いと思う。もっとも、スコッチのシングルモルトを置いている居酒屋はそうないとおもう。偶然、ボウモアは新品だった。ボトルの、最初だけ聞かれる中に空気の入る音が心地よい。ミックスナッツも思っていた量の5倍位あり、多すぎるのでは? と感じたくらいである。そうそう、つき出しは筍の煮物とポテトサラダ。筍というのは意外な感じもあるが和風の、この店の雰囲気にあっていると思う。どちらもおいしいものだった。お酒の前に手ごろな感じである。

普通に座って前を見ると、普通のバーと同様、棚にお酒やグラスが並ぶのが見える。が、扉があるので常に見えるわけではない。扉の意匠も和風で落ち着ける。和風と言えば、中央付近の天井には欄間がそのまま残り奥には床の間と、お茶屋らしさが残っている。箔を使った装飾もあり、程よい落ち着きと派手さで金沢らしい落ち着いた雰囲気である。
シングルモルトとチェイサー。ウイスキーはカットガラスのグラスに収まっている。手に取ると適度な重みとカットの角が心地よい。まずは香りと楽しみ、ついで軽く一口。アルコールの刺激と同時にスモーキーさが口に広がる。これは、私の最初の一口のいつもの飲み方である。ウィスキーに対する敬意みたいな儀式である。ここで”どちらから?”と聞かれる。これはよくあることである。観光地で写真を撮るときなど、どことなく観光客みたいな服装でゆく。観光写真に地元のカメラマンが写っていると目立って嫌である。他の人もそう思うのでは、と思ってのことである。観光地で観光客が写るのは自然なので違和感はない。ついでだけど、人が少ない時にカメラが向くと、可能なら陰に隠れたりする。そうそう、私はそもそもいかにもカメラマン、みたいな服装は嫌いである。この日も似たようなものだった。まあ、迷った最初の客は観光客として応対するのが無難だと思う。でも、私は旅先で地元の人みたいに道を聞かれたりすることが多いのはちょっと不思議ではある。

この時間だから他のお客はいないだろう、と思っていたらすぐに男性客が一人入ってきた。近くのなじみのバーを探したけど移転中で見つからなかったとか。主計町をタクシーで2周したが分からす、運転手さんが”主計町のバーといえばここ”ということでとりあえず入ったそうだ。その店はまだ改装中で開店していないそうだ。富山からのお客で、金沢に時々来る、というのは聞こえてくる。やはり、ウイスキーを注文していた。同じウィスキーを2杯、私の倍のペースで飲み干し、引き上げた。明日の都合もあるそうだ。店探しの分、あわただしくなったのかもしれない。気になるのが値段。3千円台のようだ。1杯の値段はメニューでわかるけどお通しの分などもあるだろうから少々不安ではあった。同じウイスキーだからこれを大きく上回ることはないだろう。ちょっと安心する。

お客がまた一人になったところで改めて店を見回す。店はゆったりとした感じで居心地が良い。テーブルは四人席が2つ、二人席も2つある。テーブルの仕切りは元は部屋の境なのでふすまがそのまま残っている。入口も襖であるが、建具の細工が面白い。反対側は床の間になっていて、竹の、トンボの細工物も置いてある。ここは棚になっていて銀の箔が貼ってある。伝統的でありながら新しさも感じる意匠である。ここからは庭も見える。夜なので灯りの届く範囲のみ、崖とその上の植栽が見える。ガラスも古そうで趣がある。元お茶屋らしく感じる。そういえばメニューに日本酒もあったと思う。

このあたりで2杯目を注文。同じくアイラのシングルモルト、個性が強くて余り買わないラフロイグにした。ラフロイグは久しぶりで、初めての12年である。少々高価なので10年ものしか買っていなかった。富山からの客が帰り、少し間をおいて常連の女性客が入ってきた。予約の電話も入っている。2杯目でようやくミックスナッツが少なくなってきた。そろそろ引き上げ時である。
来るときは直通のバスがあったが19時頃が最終。タクシーにしたいところではあるが、方向を変えて繁華街の一つ武蔵が辻まで歩く。そうそう贅沢はしていられない、というよりもタクシーにお金を払うならその分もう一杯飲みたい、というのが酒飲み、ということだろう。


神社、お参りの服装   2013/11/4
 山陰旅行の際、出雲大社に行った。ここではお参りするのに行列ができていた。初詣を別にして神社でお参りの長い行列ができているのを見たのは京都嵐山の野々宮神社に続いて2回目である。
出雲大社は、縁結びということで若い女性も多かった。婚活なる言葉もあるので切実なのだと思う。1万円のお賽銭を入れるところを実際に見たのも初めてである。ここでふと気になったのはお参りの時の服装である。旅行ということで非常に華やかであり、夏の暑い時期なのでミニスカート等も目立った。参考までに野々宮神社に寄ったのも夏であり、ここはもっと華やかだった。
服装であるが、人に何かをお願いに行くとき、当然しかるべき服装で行くと思う。男性ならスーツにネクタイは当然だろう。お参りも当然”お願い”である。ましてお願いする相手は神様である。実際、子供の誕生時のお参りなどはきちんとした服装で行く人が多い。でも、出雲大社などでのお参りの服装は・・・? 旅の途中とはいえ神様にお願いするには軽すぎないか、とふと思ってしまった。もっとも・・・私も旅の途中でのお参りであり、普段着である。お願いする内容は家内安全など、軽いとは言えないのだが・・・。


関西の企業の博物館めぐり   2013/11/
 キャリアアップ休暇を利用して、島根県の石見銀山を目指しての旅をしました。残念ながら学校等の理由で家族は同伴できず、学生時代以来の長期(といっても1週間)の一人旅になりました。私の趣味のひとつである博物館訪問が中心ですが、初めての山陰なので名所等も混ぜて訪ね歩くこととしました。スケジュールの詳細は直前まで決めず、宿は前日や前々日に決めての旅となりました。

目的地は山陰ですが、その前に京都に住む大学生の息子に会ってゆく(本当は荷物の運搬・・・?)ことにしました。この日は貴重な平日の休みなので関西にある企業の博物館を回ることにしました。日本には博物館と博物館に相当する施設が多数あり、文部科学省の統計では約5800館となっています(実際にはその2倍はあると思います)が、その中には企業が運営する施設もかなり含まれています。企業には古い生産設備や製品など保存すべきものも多くありそれらの展示や最新技術のPRを兼ねて設置されています。また、応接室などの装飾用に収集した美術品を公開している例もあります。非常に良い展示が多いのですが、企業内にあるため平日のみ開館しているところも多く、またお盆の時期も休みになるなど、休日を利用しての見学は難しく、行きにくいのが残念です。余談になりますが、最近は経費削減で閉鎖しているところも多く、更に行ってみたら母体の企業が倒産していた、ということもあります。こういう時は悲しくなりますね。

さて関西の企業の博物館ですが、関西から始まった企業は多く、博物館も多数あります。企業の博物館には案内/解説の関係で予約制のところも少なくありません。今回、大和ハウス工業とシャープを予約してゆきました。予約が必要な博物館の中には”1週間前までに連絡”(もっと早いところも)といった感じで急に行きにくいところも少なくないのですが、今回の2社は前々日に電話したにもかかわらず、丁寧に対応してくれました。どちらもたった一人での訪問なのに1〜2時間付きっ切りでの解説ですから、ちょっと申し訳ないような気持でした。
展示はどちらも素晴らしいものでした。最初のダイワハウスは、まず最初に世界各地の住居の模型展示がありました。30近くあったと思います。幅で2m程度と全体が良く見え、また細かい部分も再現するのに最適な大きさです。土の中の家など非常に面白い展示もありました。続いては大和ハウスの歴史です。初期の倉庫や工場用のプレハブ、家庭向けの勉強部屋から始まり、最近の住宅まで具体的な商品が資料やパネルで展示されています。続いては、断熱や耐震などの最新技術の展示です。断熱は、強力な電球の熱を遮るのを実感できますし、免震装置は実際に揺らして効果を体験もできます。このあたり、科学博物館並みの展示ですね。非常に面白く楽しめます。但し、最新技術の部分は撮影禁止でした。もっとも、撮影してもWeb等への公開は禁止なので記念写真程度ですね。私は写しませんでした。最後は創業者石橋氏の記念館となります。ここまでの所要時間は最初のビデオによる紹介を含めて1時間半程度。あっという間に過ぎてしまった感じです。もう少し見ていたいな、と思う量でした。
シャープも同様に創業時からの展示がありました。シャープの名前の由来となったシャープペンシルの展示もありました。続いては過去の製品。ラジオなどが多数展示されていました。中には科学博物館等にも展示がなくここにしかない製品もあるそうです。続いて電卓、そしてマイクロコンピュータです。このあたり、私には非常に懐かしいものが多数展示されています。この時代の製品は、仕事でも関係したこともあり、解説のお姉さんより詳しいこともあります。まあこれは仕方ないですね。彼女にとっては生まれる前の製品であり、私は実際に売られているものを見たり雑誌で記事を読んだりしているのですから。
その他には、液晶パネルでジェット旅客機の操縦席にも使われていることの展示などもありました。液晶が使われていることは知られていますが、そこの製品化までは知られていません。その意味で非常に興味深いものでした。

今回予約したのは2社でしたが、予約可能な時間の関係で途中空き時間が出来てしまいました。その間に行く博物館も探していたのですが、駐車場でカーナビで検索してみるとダイワハウスのすぐ近くに松下幸之助氏の資料館があることがわかり、これも企業関連ということで行ってみました。展示はパネルと映像が中心でしたが、幸之助氏の生涯と企業経営の考え方などが詳しく紹介されていました。時間に余裕があるのでビデオなどもゆっくり見て学べました。自己の取り組みに関するセルフチェックシートなどもあり、早速確認、まだまだ正すべき点が多数あることを実感しました。

翌日、京都から鳥取に向かう途中、以前行きたかった綾部市のグンゼの資料館に寄りました。グンゼは肌着等で品質が良く信頼できるメーカと思っていました。丁度週に一度の記念館の公開日でもあったことも訪問したい理由でした。受付に行くと、いきなり”お電話された方ですか?”と聞かれて驚きました。実は、企業の博物館ということで念のため事前に電話していたのです。こういう対応もうれしいですね。
展示は3つの建物に分かれていて、最初の展示は養蚕でした。ちょっと意外に思えましたが、グンゼは絹から始まったそうです。養蚕に関する展示のある資料館は数多いのですが、ここは非常に充実していました。蚕の飼育に始まり糸を取る機械など。こういう展示は他でもよくあるのですが、そのほかに品種改良についても詳しい展示がありました。蚕はいくつかの品種を交配した雑種を使うこと、そして毎回交配して飼育することなども解説がありました。新しく作り出した品種は登録されるのですが、グンゼが作り出した品種もあるそうです。
ここで、グンゼの由来に関する展示がありました。グンゼはもともと”郡是”だったそうです。”郡の方針”ですね。地域とともに養蚕で発展してゆくことを目的にして発足しました。地域のための会社ですから、出資は養蚕農家から集めています。出資の一口、当時の年収に近い金額だったそうで、集めるのに2年かかったそうです。グンゼは地域の養蚕農家からまゆを買い上げ、地域の人を社員として雇って給料を払い、そして利益は地域の出資者に還元しています。全てが地域のための会社ですね。
最初の頃の取り組みは品質改善だったそうです。当時の京都府の養蚕は非常に質が悪かったそうですが、”信頼できる人が信頼できるものを作る”といった考えで品質の向上にも努めています。グンゼの品質の良さ、当初からの取り組みだったのですね。
その後、綿の肌着やストッキングなどに取り組みます。ストキングは初めは絹だったそうです。これらの製造の工程や織機なども展示され、更にブランド化を進めますが、それらに関する展示もありました。そして、現在の技術や製品についての展示もあります。ペットボトル飲料の商品名に使われる熱収縮素材、手術用の縫合糸(体に吸収される)や人工皮膚、スポーツ関連などにも進出しています。そして、一番驚いたのがスマートフォンなどに欠かせないタッチパネル。グンゼが電子部品関連も開発しているとは全く知りませんでした。知らずにグンゼのタッチパネルを使っていたかもしれませんね。
グンゼは、始まりから理念のしっかりした会社であり、信頼、品質を高め、地域に貢献している会社であることがよくわかる展示でした。タッチパネルなど最新技術の意外な一面を知ることができました。好感度も高まる展示ですね。

今回見学したのは4社ですが、これ以外の企業の博物館も非常に良い展示が多く、個性的なので是非お勧めしたいです。但し、平日中心で、事前予約が必要なところが多いのでどうしても行きにくくなってしまいます。また、あらかじめ時間が決められてしまうので自由度がなくなってしまうのも、旅先で予定を変えがちな私には難しいところです。でも、主目的にしても良いところが多いので、なんとか調整して行きたくなるところが多いです。多くの人におすすめしたいです


チーズの話
私はチーズが好きである。
チーズにはプロセスチーズとナチュラルチーズがあり、スーパー等で売られているものの多くはプロセスチーズである。これはナチュラルチーズをブレンド(複数の種類を混ぜ合わせる)し、加熱して長期保存向きにしたものである。比較的食べやすいけれど個性がない。その点、ナチュラルチーズは様々である。プロセスチーズと比較すると同じチーズとは思えないほど個性的で、”癖”がある。

チーズは、プロセスチーズでも好き嫌いはあるけれどナチュラルチーズになると更に好き嫌いが広がるだろう。プロセスチーズは穏やかで食べやすいがそれでも独特の匂いがある。ナチュラルチーズになると千差万別。原料に牛乳ではなくてヤギや羊の乳を使ったものもある。カビを使ったものさえある。まず強烈な匂い(臭い?)がするのでそこでまずダメ、という人も多いだろう。普通のチーズが大丈夫あっても厳しいと思う。味では、アオカビを使ったものは舌に強い刺激がある。しかし、慣れると匂いが気にならなくなるし、カビの独特の味も大きな魅力になる。逆にプロセスチーズでは物足りなくなってしまう。

さて、チーズは栄養豊かな乳を保存できるようにしたもの、と言われている。つまり一種の保存食である。一方、日本にも古くからの保存食、漬物がある。材料が主に野菜、という違いはあるけれど、チーズと似た点も多いと思う。思いつくままに上げてみる。
 ・保存食である。
 ・独特の匂いがあり、かなり強いものもある。
 ・さまざまな種類がある。
 ・短時間で作るものから長期間熟成させて作るものもある。
 ・発酵食品である(浅漬けなどを除く。同様に発酵が進んでいないチーズもある)
漬物好きでチーズが大好きな人からはとんでもないこと、と言われるかもしれないが、私は結構似ていると思う。チーズの匂いが嫌な人も多いと思うが、同様に外国人には漬物の匂いはきついだろう。これもある意味似ていると思う。

ここでチーズに戻る。最近、富山や金沢にもチーズ専門店が出店した。そこで時々買っているが、いろいろなもの、ということで同時に2〜3種買う。組み合わせは、比較的なじみのあるおとなしいものと癖のあるもの、あるいはやわらかめのものと硬めのものなど、特徴の異なるものを組み合わせて買っている。この理由の一つには、青カビを使ったものや牛乳以外を原料にしたものは家人が食べてくれないことが多いこともある。特に青カビのチーズは私しか食べないので、少量だけ買うようにしている。専門店は重さと単価で値段設定され、同じ種類でも大小切り分けたチーズが並んでいて、それを更に小さく切ってもらうこともできる。なので、高価なチーズを買うときなど非常にありがたい。
私の行く店は対面販売なので、店頭にあるチーズがどんなものなのか聞きながら、また一部は試食させてもらいながら買うことができる。これも買う時の楽しみ方の一つである。但し、専門店は高い。この理由はいくつかあり、熟成期間の長いものや特別な材料や製法で作るなど、もともと高価な品が多いからである。あるチーズ、私の近所のスーパーでは熟成期間が6ヶ月なのに対し、専門店では24ヶ月と4倍も熟成させた品である。熟成期間が長いとその間の管理が大変だし、金利もかかる。水分が抜けて小さくなるものもあるなど、値段が高いのは当然、となる。このほかにも、良いものを中心に仕入れるための手間などもかかるだろう。高くても上質、高いけど安心して買える。そんな感じである。

チーズ、大抵はお酒と一緒に食べることが多い。チーズはワインとの相性が良いようだけど私はあまり飲まない。ウィスキーの際に食べることが多いのだが日本酒と一緒に、ということもある。日本酒に合うチーズもある。食後、デザート的にチーズとウィスキー、至福の時間である。(飲みすぎなければ・・・)


バーで飲む   2013/10/4
 旅先での夜、やはりお酒は飲みたいものである。どこで飲むか、となると一人で居酒屋には入りにくい。それに、旅とはいえお金は押さえたい。ということで食事と一緒、が多い。定食とビールなど、あるいはおつまみ的な単品と軽食を組み合わせることもある。しかし、お酒を楽しむにはちょっと寂しく感じることもある。そんなとき、ホテルのメインバーで飲むことが増えてきた。実は、以前は格式が高く思えて(ものすごく高いと思って)入りづらかったのだが、実際にはそれほど高くないこともあって、出張や旅先で時々行くようになった。

ホテルのメインバー、大抵は入口がとても重厚である。特に扉があると入りにくいのだが、ホテルのバーということで心配はないので気後れせず一歩進む。入るとすぐに案内がある。テーブルとカウンターかあるが、当然カウンターに座る。
最初の注文であるが、私が飲むのはいつもウィスキーである。シングルモルトのほどほどのものを頼む。もう少し具体的にいうと12〜15年ものである。この位なら1000〜2000円程度である。普段飲むものより熟成期間の長い、つまりは良い酒である。1杯たとえば1500円、というと高く感じるのだが、居酒屋で安いウイスキーが500円位するのだから雰囲気などを考えると割安に感じる。ホテル内という安心感もある。お酒を楽しむなら、ホテルのバーは非常に良い場所だと思う。
最初のお酒、大抵は飲みなれたものを頼む。大抵はボウモア。アイラ島のシングルモルトである。好みの品で安心できることもあるし、次のお酒もこれを基準にしていろいろと勧めてくれる。飲み方はストレート。アルコール度数が高くて強いのだが、チェイサーとともに少量ずつ飲む。おつまみはミックスナッツ程度が多い。大抵のお酒に合い、でしゃばりすぎないのが良い。自宅ではチーズも多く、大抵の店にはあるのだがこちらも好みが激しいのでいまのところ注文したことはない。

バーのカウンターでは一人である。話相手はいない。たまに隣のお客と話すことはあるが、毎回というわけではない。カウンターに座っていると、他のお客の注文するお酒の瓶が見えたりするし、カクテルを作る動きなどが見られる。退屈、ということはない。
そろそろ2杯目の注文である。2杯目は、初めてのもの、あるいは飲む機会が少ないシングルモルトを注文する。メニューで見ることもあるし、目の前にある他のお客の注文した瓶を見て注文することもある。一応、どんなお酒か聞くのだが、それで味がわかるわけではない。だから、わからないまま大抵注文してしまう。まあ、シングルモルトなのだから、多少個性があったところで飲めないことはない。それよりも新しいものを飲んでみたい、と思う気持ちの方が強い。シングルモルトは、種類が非常に多いのだが、酒屋に出回るものは比較的少ない。また、1本が1万円などと高価になると買いにくい。こういうところで楽しむのが良いかな、と思う。
シングルモルトを2杯飲むとだいたいおつまみが無くなってくる。そろそろ退出、である。お酒はもう少し飲みたい、と思うあたりが潮時だと思う。

ところでバーでの失敗談である。
あるバーで、19時までは2杯で千円、というのをやっていた。かなり安いが一流ホテルのメインバーである以上、変なお酒は出さないだろう、と思っていってみた。早めに行きたかったがいろいろと寄り道などの都合もあり、着いたのは18時を過ぎていた。軽く何かを食べてから、と思ったが手ごろな店は混雑していた。それで、食事前に入ってしまった。2杯で千円、シングルモルトも12年ものまでではあるが、種類が揃っている。まずボウモアと1杯。そして、目の前に偶然おかれた12年物のシングルモルトが気になって注文したところ、これは2杯で1000円の対象外だった。個性的なモルトを楽しんだ後でもう1杯。おつまみにいつものようにミックスナッツを食べてはいたが、空腹状態であることに変わりはない。そこにウィスキー3杯は少々多かったようだ。といっても大して酔ってはいない。アルコールの量としてはまだまだ余裕がある。だけど、空腹を感じるのに食が進まない、という変な感じになってしまった。千円に惹かれて飲んだが、空腹で多く飲むものではない、と思った。


凧の救出   2013/9/25
 小松・木場潟凧揚げ大会の用意等のため、更新が滞っておりました。久しぶりの更新です。

大会が無事終わり、凧つくり教室等の後片付けに入ってしばらくしてのこと、凧が木に絡んだ、と公園事務所の人から連絡があった。”たしか、長いポールを持っていた人がいたけど・・・”と。どうやらこれは凧の会の人の物らしい。既に帰宅されている。まずは様子を見に行く。揚げ糸が手から離れ、その糸巻が木の枝の高いところに引っかかっている。凧はそのまま揚がっている。さてどうするか? 脚立ではちょっと届かないかもしれない。凧で救出を試みることにした。

使う凧は喧嘩凧。揚げ糸に凧を絡ませればゆっくり引くことで揚げ糸を手元に降ろせるだろう。揚げ糸が地上に降りれば、糸巻が木に少々絡んでいても引っ張れば何とかなる。(木の枝は少々傷つくが) しかし、共倒れになってしまう危険がある、失敗すればこちらの凧も木に引っ掛かる。木の周りは風の乱れがあるからその危険は十分ある。しかし、凧を救出できれば持ち主へはもちろん、公園事務所へも好感度が一段と高くなる。これは挑戦してみる価値がある。まずは凧を車に取りに行く。揚げ糸を付けると、喧嘩凧なので安定は悪く、くるくる回る。この状態で木に向かう。大会は終わったけど遊具で遊ぶ子供は多く、その中を進むので、凧が気になるようだ。回っているからだろ王な、と思う。
ここからが救出である。風は適度。凧はすぐに空に上がる。まずはくるくる回しながら揚げ糸に近づけ、絡ませるために凧を後ろにもってゆく。最初右から近づけたが一度失敗、下がりすぎて糸が木に引っ掛かってしまった。こうなるとコントロールしにくくなる。凧が木の陰に完全に見えなくなり、失敗か、と思った直後に奇跡的に抜けた。凧が見えなくなった時点で操作しなかったので偶然風を捕まえてくれたようだ。
再度アプローチ。風が変わったか凧が左に行ったのでこちらから寄せる。揚げ糸に突っ込むまでは簡単である。が、一周させられない。糸に突っ込んで反転させて戻るが抜けてしまう。凧が奥すぎるようなのでぎりぎりの距離にして何回か突っ込ませる。数回目にして一周させられた。もう一回り二回り。ここまでできたらあとは引くだけ。揚げ糸を手前に引く。喧嘩凧に引っかかった凧の糸が食い込むが布製なのでこれは大丈夫だろう。と思いながら更に引くと、木に引っ掛かっていた糸巻があっさりと木から離れた。あせらずにそれでも急いで引いて糸巻を無事手元まで降ろすことができた。引っかかった凧はそのまま上がっていた。

凧で凧を救出する。見ていた人はとても驚いていた。(拍手や歓声が上がったかも? 耳には入りませんでしたが)
そこで一言、”ひとつくらいは普通の人にできないことをやらないと・・・” 気持ち良かったけど、自分の凧が木に引っかかって失敗する危険もあった。糸に絡ませてからも絡みが足りずに途中で抜ける可能性もあった。ひやひやしていたことは内緒である。



友禅カメラストラップ、その後   2013/8/14
 カメラのストラップを加賀友禅にしたくて表面に貼り、作ったことは以前書いた。生地、柄はよいのだが、試作的で仕上がりがいまひとつになってしまった。そしてもうひとつ、元のストラップの質である。以前ベースにしたストラップはカメラに付属のものなので材質などが悪かった。別売り販売品の半分くらいしかない薄いもので、使いやすさではいまひとつだった。それに、少々安っぽい。そして、真ん中の幅広の部分が短いのである。実用面ではカメラ付属のストラップで何の問題がないのだが、カメラを首からかけたとき前から見ると短くて細いリボンが長くなり、肝心の加賀友禅がいまひとつ目立たないのである。折角、人が持っていないストラップを使うのだからもっと派手な、長い方が良いと思った。

今回、加賀友禅の端切れは別の店で新たに求めた。赤い物は前回と同じにするつもりだが、私はカメラを2台使うのですぐに見分けがつくように青い色が欲しかった。今回の歯切れは長さがやや短いのだが、長くするので結局は継ぐ必要があるからこれでよい。
そしてもう一つ、京都で鹿の子絞りの端切れも買ってあった。絞りは手作業で布に糸を巻いて染め残しを作って模様にする。非常に細かな手作業が必要な染めである。1日300個位しか絞れないそうだ。その端切れである。赤と白のコントラストが美しい。端切れとはいえ無数の絞り模様がある。その作業を考えると申し訳ないような安い価格である。

さて、どう縫うかである。絹の布なので直接縫い付けるのはちょっと難しかった。今回、ストラップが倍くらい厚くなるので家庭用ミシンではうまく縫えないかもしれない。生地が赤なので縫い糸の赤が裏地にも抜ける。滑り止めは黒地なので赤い糸は目立つ。きれいに縫えていれば赤でもよいのだが、不揃いだとちょっと目立ちすぎる。今回は人に自慢できるものにしたいので絹地は心材にミシン縫いすることにして、その先は手縫いにしてみた。ストラップの表面が厚い布なのでその表面だけで縫い合わせるような感じである。1本につき約1.5mほどの手縫いになり、縫い目を表に出さないので面倒な縫い方だけど何とかなった。

仕上がり、素人の縫いなので今回も今一つの部分がある。長さは心材を調度よく合わせたのだが、塗っているうちに合わなくなり、端が少し短くなってしまった。改良の余地はあるが、前より一段良くなった。少しは自慢しやすくなったかと思う。

ところで鹿の子絞り、まだまだたっぷり残っている。これをどうするか? カメラ関連に使いたいが、手頃のものはあるだろうか?


鹿の子絞りと心材


心材に巻いた加賀友禅(裏)と元になったストラップ


仕上がった3本のストラップ 


上野動物園   2013/8/04
 上野動物園と言えば、日本で一番有名な動物園のひとつだろう。東京近辺の人はもちろん、少々離れて所に住んでいる人でも一度は行った、という人も多いと思う。私も北陸に生まれ育ったのだが、何度か行ったらしい。”らしい”と書いたのは、1回は明確な記憶があるのだが、そのほかにも行ったのだそうだ。写真も残っているのだが、子供のことゆえ記憶はない。

さて、私の趣味、博物館訪問の対象であるが、動物園も含めている。動物園は法的にも博物館相当施設であるし、内容等も博物館相当とすることは妥当だと思っている。しかし、問題は動物はどこも似たようなもの、ということである。もちろん飼育する動物の種類は違うし、いろいろと工夫もされている。でも、ゾウはゾウ、キリンはキリンである。ということで、動物園に行った場合、特徴ある展示、他にはいない動物などは熱心に見るが、それ以外は素通り、となってしまったりする。これは、実は水族館や植物園も同じである。もっとも、動物園でのんびりするのは好きである。動物を見ていると心が安らぐこともあるし、写真を写すのも楽しい。だから好きではあるけれど、博物館訪問で行くときはどうしても駆け足になってしまう。

ここで上野動物園である。今回、東京出張に合わせて博物館をあちこち回った。日本館が新しくなった国立科学博物館に行きたくなってそれに合わせて上野駅近辺の博物館を回った。その帰り、ふと上野動物園に寄った。以前行っているのだけど、記録には載せていない。これは、博物館訪問の記録を取りはじめた以前の館を遡って記載していないからである。パンフレットや入館券などが残っているところもあるのだが、遡っての記録はしていない。なので、一度行っていても記録がなければ再訪して、その時点で記録している。上野動物園もその一つだった。今回、再訪は予定していなかったのだが、近くを通ったときに思い出し、ちょっと寄った。上野動物園と言えばパンダ。ここはしっかり見たけれど、他は・・・。私は、上野動物園始まって以来、おそらく最短記録で出てしまった。


宇宙戦艦ヤマト VS エンタープライズE   2013/8/04
 宇宙戦艦ヤマトがリメイクされ、宇宙戦艦ヤマト2199(以下2199と略す)として4月から放送されている。オリジナルは子供のころに見ていたのだが、今思えばいろんな点で無理があったと思う。リメイク版の2199では再度設定が見直され、細かな部分も含めて合理的なところも多く、より楽しめるように思う。ストーリーは大筋は同じだけど見直もされ、格段に良くなったと感じる。懐かしさと新鮮さもあり、2199も楽しんでいる。
さて、同じ宇宙を舞台にした作品であるスタートレックも私は大好きでもある。(更にスター・ウォーズも大好きである。)こちらも子供のころに最初の放送を見たのだが、残念ながらあまり覚えていない。その後、再放送やケーブルテレビなどで見ているが、ストーリーはより面白いと思う。また、より詳細な設定がされていて宇宙艦の細かな構造、仕組みなどについても多数出版さていて、それらを見るのもまた楽しい。長期間に渡って放送され、また映画化もされているので様々なストーリーがあり、中には深く考えさせられるテーマもあるなど、一層の奥深さを感じる。

さて、ヤマトは題名の通り宇宙戦艦であり、スタートレックに出てくるエンタープライズも重巡洋艦と軍艦扱いである。もっとも、エンタープライズは宇宙探査を目的とした艦であり、武装は好戦的な種族などからの自衛などからの自衛のためとなっている。しかし、階級など組織としては軍隊であり、戦闘場面もある。見る側としては戦闘艦として要素も多い。
ここで単純な疑問、「どちらが強い?」がでてくる。これは他にも関心を持つ人がいるようで、Webではあちこちでこれが話題になっているのを見かける。同じようなことを考える人も多いようだ。ただ、当然だけど武器の威力、防御力などは比較が難しいので厳密な比較などはできるはずがない。ごく一部が設定として書かれているだけである。もっとも、だからこそこういう比較は楽しいのかもしれない。ということで、無謀だけど私も挑戦してみたいと思う。
比較対象は、宇宙戦艦ヤマト2199のヤマトと、エンタープライズEとしたい。比較するための要素としては映画、テレビ番組等からの推測を原則とする。



1.武器
主砲といえる武器は、ヤマトはショックカノン3連装×3の9門である。3連装の3門で小型艦を撃沈している。一方、エンタープライズEにはフェイザー・アレイが12基ある。フェイザー一撃で小型艦を撃破、というような場面はないようだけどこれは威力が弱いのではなく、敵艦もシールド(後述)で守られているからのようである。

続いてミサイル相当である。エンタープライズEのミサイル相当の武器に光子魚雷と量子魚雷がある。光子魚雷は、弾頭は反物質である。搭載量は記載されていないけれど、核爆弾並みの威力がありそうだ。量子魚雷はそれ以上の威力があるとされている。これも敵艦のシールドのために一発でということは少ないのだが、スタートレック(2009年)のコバヤシマルシミュレーションでは光子魚雷1発でシールドを失ったクリンゴンの大型艦を撃沈している。
ヤマトのミサイルには残念ながら弾頭に関する情報はない。21世紀の高性能火薬程度とは思えないが、核弾頭との記載もない。ただ、小型艦を1〜2発で撃沈しているのだからそれなりの威力はある。なお、同時発射数は発車方向など自由度はヤマトははるかに高いようである。

1.3 波動砲、その他
ヤマトの波動砲はオーストラリア大陸程度の大きさのある岩塊を一撃で破壊している。これほどの威力のある砲はエンタープライズEにはない。但し、惑星破壊ミサイルの話もあったようだし、トリコバルト魚雷なる表現もあるので、より強力な武器があるのかもしれない。
その他には、ヤマトには機銃があるがエンタープライズEにはない。ただ、フェイザーは連続発射も可能で、複数の艦船にほぼ同時に発射しているので機銃の代わりになりそうである。

1.4 考察
1.1〜1.3項まで長々と書いたが、結局のところ威力の明確な比較はできないから、
 ・ショックカノンとフェイザー砲の威力は同等
 ・ヤマトのミサイルと光子魚雷の威力は同等
とするのがよさそうである。命中率も同等とするのが公平だろう。そして、波動砲に相当する兵器はエンタープライズEにはない。

武器の威力等は同じであったとして、想定として問題になりそうなのが戦闘時の速度である。ヤマトの戦闘は亜光速、それもかなり遅い。オリジナルの地球艦の速度は遅く、光速の1%以下である。ガミラス艦も同程度で戦闘している。もしガミラス艦がより高速度で戦闘できるのでれば、高速を生かしてより有利になるのだがそれをしていないので戦闘は遅めの亜光速に限定されるようであるようである。
一方、エンタープライズEは光速以上で戦闘を行っている。その場合、光子魚雷を使っている。光速以上で発射、戦闘を行っている。

ヤマトの戦闘が遅めの亜光速に限定される理由である。ヤマトの最高速度はワープ以外では高速の99%みたいな表現がある。もしこの速度で戦闘を行ったらどうなるだろうか? 光速の99%で発艦した艦載機も同じような速度になる。ところが、艦載機の操縦は目視になっている。通常空間で光速の99%であればその視界は低速の亜光速とは大きく異なる。歪みが生じて前方に集中してゆく。この速度領域で有視界飛行飛行はできない。有視界飛行を前提にするなら低速の亜光速に限られてしまう。



2.防御
エンタープライズEにはシールドがあり、これが有効に働いている間は敵からの攻撃に対する被害は非常に少ない。しかし、シールドのない状態では船体は装甲はなく、非常に弱いようだ。但し、フォースフィールド等で損傷した船体を維持することは可能である。
シールドのような防衛システムはオリジナルのヤマトにはなく、その代わり装甲が非常に厚かった。敵艦からの攻撃に対して相当持ちこたえていた。20発、30発くらいのミサイルや敵の主砲にも耐えている。そして、大和2199では新たに波動防壁が登場し、スタートレックのシールドと同じような効果があるようだ。ただ、時間が20分までという制約がある。
防御力の比較は、これも面倒なので、
 ・波動防壁とシールドは同等
 ・船体の装甲はヤマトが非常に厚い
とするのが適当のようだ。


3.速度
どちらも光速を超えるのだが、非常に大きく違う。ヤマトのワープは瞬間移動であり、エンタープライズEは光速から最高速度まで連続してだせる。速度の指標はワープnで示され、ワープ1は光速である。最大はワープ9.xで、ワープ10が無限大になる。
ヤマトの最大速度は瞬間移動的なので速度を数字で出せないのだが、銀河系外の16万8千光年までを1年で往復するヤマトに対し、ボイジャー(最高速度は同じくらい)が銀河の反対に飛ばされて戻るのに70年以上かかる、ということだからヤマトの方が速いと考えてよいだろう。ただ、エンタープライズEはごく短時間に光速以上にまで加速できるがヤマトはワープのために多少なりとも準備の時間が必要になるようだ。

4.探知能力
エンタープライズEには、光速を越えての探知が可能である。ワープ9.xで航行中にほぼ同じ速さで接近する敵艦の探知を行い、かつ戦闘を行っている。探知能力は非常に細かな部分まで可能で、敵艦の内部構造の詳細までも調べることが可能である。
一方、ヤマトは過去の作品で”レーダー”と言っている。もっとも、これは電波を使ったもの、とは断言はできない。2199では距離の単位に”光秒”を使っていて30光秒位の範囲は探知できるようだ。これは地球から月までの20倍以上である。この範囲を電波でとなるとかなり難しい。電波が往復するのに1分かかってしまう。だから、電波以外を使った光速を超える探知手段なのかもしれない。
ただ、ヤマトが光速を越えての探知ができたとしても、戦闘はごく近い範囲で行われている可能性が高い。お互いに艦載機を多数使い、その飛行は目視である。光速に比べて非常に遅いと思えてしまう。
もっとも、旧作でのヤマトの探知能力の低さは戦闘艦として異常である。攻撃を受けてから敵の存在に気が付くことが非常に多いのである。2199ではそういうことはないのだが・・・。

6.その他の要素
ヤマトには艦載機が30機位は搭載しているから攻撃力はかなり大きい。但し、ワープ能力はない。エンタープライズEにはシャトルがあり、フェイザーは搭載されているようだけど戦闘艇ではない。しかし、シールドがありワープ航行も可能なので多少の戦闘は可能だろう。
エンタープライズEには転送装置がある。これは武器ではないが、これを使って爆弾を移動することも可能だし、戦闘員を送り込むことも可能である。シールドがあれば転送はできないのだけど、使い方によっては有効である。


終章.どちらが勝つ?
ここでいよいよ両艦が戦ったら、である。
残念ながらヤマトに勝ち目はなさそうである。一番のポイントは光速以上で敵艦を探知できるか、である。これがもしできないのであれば、光速を越えて接近するエンタープライズEを補足、攻撃ができない。エンタープライズDのピカード艦長が亜光速でしか周囲を探知できないフェレンギ艦に対し、30光秒くらいの距離で意図的に亜光速で接近、敵艦に探知させた後にワープ移動し、幻影に気を取られている間に攻撃している。類似の戦法としてエンタープライズEがヤマト側面の至近距離でワープから亜光速に減速、攻撃して離脱を繰り返す方法がある。ヤマト艦橋では”デスラー戦法か?”と叫んでいる間にフェイザーや量子魚雷が数発撃ち込まれ、反撃する前に逃げられてしまうだろう。

ヤマトが光速以上で敵艦を探知できたとしても状況は大差ない。ワープ航行中のエンタープライズEにはヤマトは攻撃できず、エンタープライズEは光子/量子魚雷で攻撃可能である。光子/量子魚雷を反復して十数発も打ち込めば波動防壁の能力が低下し、被害が出始める。ヤマトは反撃できないまま戦闘力を失ってしまう。主砲やミサイルよりエンタープライズEが速いのだからあたるはずがない。但し、ヤマトがワープ航法で逃げたなら、追いつけないから引き分けである。

さて・・・ヤマトに関して私の見落としていることなどがあるかもしれない。そのあたり、ご存知の方から反論があれば面白いのだが・・・。


日本刀の鋼   2013/7/22
 山陰への旅で行きたかったところの一つがたたら製鉄関連です。砂鉄と木炭から鋼をつくる日本古来の製鉄技法です。事前に安来市の資料館があるのは知っていたのですが、そのほかにも多数の資料館などがありました。予想を超える数で、しかも旅のおわりも迫っていたので2か所見られただけでした。次の機会にはもっと回りたいです。

その中のひとつが菅谷高殿です。大正10年まで操業していましたがその後は火が消えていました。ですが、建物自体は保存されています。見学時は修復作業中でしたが中を見学できました。そこで、見せてもらったのがこれです。たたらでできた鋼の小片です。
小さいとはいえ伝統工法の鉄であり、日本刀の材料です。小指の先ほどですごし錆びていますが、キラキラと輝いています



兼六園の霞ヶ池   2013/7/21<
 兼六園の中で一番有名な場所は徽軫灯籠でしょう。徽軫灯籠は霞ケ池のほとりにありますが、足の一方が池の中に立っています。この霞ヶ池ですが、現在水が抜かれています。体積土砂の撤去と護岸改修のためです。平成13年以来12年ぶりとのことです。

兼六園は金沢城の庭園です。いざというとき、霞ヶ池の水を堀に落として推移を揚げることができる構造になっているとのことです。これは以前から知っていはいたのですが、その仕組みまではわかりませんでした。文献等に記載がないのです。水を抜いたのならその仕組みがわかるのでは? と思って行ってきました。
水抜きの場所、以前からここでは?と思っていたのが内橋亭近くです。行ってみると池の水が見事に下がっていました。何度も見慣れている私には新鮮ですが、水のない池は美しいとはいえず、観光客の唖然とする姿もありました。
そして水抜きです。確かにありました。ため池などで水を取水する構造と同じようなもの、石柱に小穴があり、そこに鉄の蓋が3か所くらいついていて、見たときは全て開いていました。
兼六園に来たのだから徽軫灯籠へ行きましたが、そこで思いがけない光景が。徽軫灯籠の近くには曲水の水を城内へ引き込むための水門とその先に石の水管があります。その水門は常に閉じていましたが、今日は開いています。といっても城内への水管はないはずですから、どこかから流れ出しているのでしょう。
そして、園内にある日本最古の噴水です。これは霞ヶ池との落差を利用しているものですから、池の水がないのでこれも止まっていました。止まった噴水を見るのは初めてです。

兼六園を何度も見ている金沢市民には貴重な光景ですが、観光客には残念でしょうね。



足がでてしまっている徽軫灯籠。


干上がった池


水落し。石柱に蓋がついている。水はすぐ裏から排水されている。


元金沢城につながっていた水管の水門


止まっている噴水


運転のエコ診断   2013/6/23
 車検でカーナビのデータ更新をお願いしたところ、道路情報だけでなくソフト自体も更新され、新しい機能が増えていた。”エコスコア”機能である。運転を加側と減速、巡航の3つで評価するようでトータルで**/100点で表示される。気が付いたのは車検直後で、一部設定がリセットされていたのでそれを確認しようとしていて気が付いた。
ディーラからの帰宅時に早速見てみると95点だった。私の普段の運転は非常に低燃費であり、今の時期カタログ燃費に近い数字で通勤している。もう少し詳しく言うと、朝は15%くらい悪いが帰りはカタログ前後で、日によっては5%ぐらい上回っている。だから95点にはちょっと不満であった。
で、今朝の通勤時である。まず、点数で言うと出勤時も帰宅時も80点台前半であった。通勤なので他車の影響もあってブレーキがややきつかったりするから減速での減点はわかるが、加速も下がっていた。通勤時だから急加速なんてしていないが、坂道での加速があるのでそれで引かれたのかもしれない。そして、巡航はもっと低い。これは、朝は信号待ちが多いから加速した後はアクセルを抑え、ゆっくりと減速している。なので速度が一定しない、ということで減点されたのだろうか? 採点は減点制が中心になるとおもうが、その評価ポイントがわからないからなんともいえない。だけど、私としては大いに不満のある採点である。ちなみに燃費は出勤時で9.9Km/L、帰宅時で12.5Km/Lであった。渋滞があったり、信号待ちの多い約10Kmの通勤である。エンジンも冷えた状態で発進している。帰宅時など、1.5km/lでカタログ燃費の11.4Km/lを1割近く上回っている。これで80点? と思ってしまう。採点方法が私の低燃費運転と合わないのか? 
素直にもっと改善の余地がまだまだある、ということで精進するか・・・。


隠岐の焼酎   2013/6/1
 所要で富山に行きました。いつもここで夕食用に鱒のすしを買い、駐車料金を抑えているのですが、お酒売り場に行くと出張販売がありました。名古屋等にいたときは毎週どこか来ている感じでいろいろと面白い話を聞きながら試飲させてもらい、気に入ったら買っていたものです。北陸は出張販売が少ないのでちょっとさみしく思っていたところです。

今回見かけたのは隠岐の焼酎でした。薦めてくれたのシェリー樽で2年、更にホーロー容器で3年熟成させたものでした。シェリー樽でもっと熟成させたいけどそうするとウィスキーみたいな色になり、税法上? いろいろとうるさいのだそうです。熟成させたのに安かったので1本買いました。
これ、初めて自分用に買った焼酎です。



サービスエリア、裏から入る   2013/6/15
 北陸自動車道、小矢部川SA(サービスエリア)においしいお菓子がある、と教えてもらいました。一つもらったのですが、おいしかったので帰りに買ってみようとおもって上り線(富山から米原方面)のSAに寄ってみたけれど見つかりませんでした。SAの営業は上下別の会社のことはよくあるので下り線のみなのかもしれません。今日も富山からの帰りに探してみようと思ったけれど、下り線(金沢から富山方向)のSAは逆方向なので高速から入るのは面倒でお金もかかります。
一部のSA/PAは一般道からも入れる、と聞いていたので向かってみたところ、上り線SAには”お客様駐車場”と明記され、入口もわかりやすかったのですが下り線SAは従業員駐車場みたいでした。でも、従業員入口の隣に”お客様はこちらから”の図があったので停めてその入口に向かうとなんだか裏口見たいだけどちゃんと入れました。
買ったのは塩大福。あんこの中心にクリームが入っていて、冷凍した状態で売っています。言葉では変わった感じに思えますがおいしいです。


写真では普通の大福と区別がつかないですね。

列車で飲むお酒   2013/6/03
 おいしい酒はいろいろある。名酒はもちろんおいしい。しかし、普通のお酒でも飲み方でおいしくなる。人と飲むのも良いし、飲む場所や景色によってもおいしくなる。一緒に食べる食事や肴によってもまた違ってくる。
私が好きなのは旅で飲む酒である。目的地で飲むお酒ももちろん良いが、一番旅のお酒らしいのは乗り物で移動中に飲む酒だと思う。新しい目的地に行く途中であれば旅先への期待も高まっているし、戻りであれば旅の思い出に浸りながらのお酒である。朝や昼も飲める。通勤通学で会社などに急ぐ人を見ながらゆっくりを酒を飲むこともできる。そういう非日常性もお酒をおいしくしていると思う。旅のお酒、いずれにしても飲むのは基本は一人であり、無口で飲む酒である。2人以上になると旅ではなく旅行になってくる。こうなると飲み屋と列車の違いだけ、みたいになり旅らしくない。 
私の列車での飲み方、窓側席で座席にゆったり座って気分を落ち着けてのお酒が理想である。これがおいしさの理由なのかもしれない。通路側席だと景色が見えにくいし、他の席や通路を通る人も気になる。窓側席だと落ち着ける。落ち着くには乗車時間はやや長めの方が良いと思う。1時間半は欲しい。1時間くらいだとお酒をもう少し、と思う頃に降りる心配をしなくてはならない。ついでにいうと、終着駅で降りることがより理想的かもしれない。乗り換えがあると時間も心配になってしまう。これもまた落着けない要因になる。もっとも、2時間以上乗るなら、時間も十分あるので乗り換えがあっても気にならなくなってくる。少なくとも、降りる直前までは。

さて、移動中のお酒、たとえ出張であっても帰宅時は心は旅に近くなるし、移動してあとはホテルに泊まるだけ、となるとこれもまた旅に近い気分になる。出張の場合、空港で出発前に少し飲むことはよくある。あたりまえだけど打ち合わせ等が控えているときは飲まないし、帰宅時でも空港から車に乗る場合は飲めない。なので空路では意外と飲む機会は少ない。出張のお酒といえばひとつ思い出がある。以前東京勤務時に名古屋地区に出張に行くとき、新幹線を使うのだが平日はビジネス客ばかりであり、出張のグループもよく見かける。その一部、東京駅出発時に缶ビールで一杯飲んでいたりする。昼過ぎの打ち合わせのためなので午前9時台の列車である。聞こえてくる話では、岡山や広島などへ行くようだ。のぞみが走る前のことであり、所要時間も今より長かったから到着前にアルコールは抜ける、ということなのだろう。飲む量も350ml1本で抑えている。こちらは名古屋までなので出張先へは3時間少々で着く。とても飲める時間ではない。ちょっとうらやましく思えた。
さて、乗り物で、一番お酒に似合うのはやはり鉄道だろう。流れる景色を見ながら、また適度に揺れながらのお酒である。飛行機もよいが窓が小さいので流れる景色という意味ではちょっと寂しいし狭い。それに、国内線では飛行時間が短いのでゆっくり飲む雰囲気にはなれない。バスは景色は良いが揺れが大きいのでこぼれないように気を使う。缶ビールなどに限られてしまう。船も沿岸では景色はよいが変化が少ないのでこれも寂しい。客船になってしまえば違うと思うが、それは乗り物というよりホテルで飲むお酒に近いように思えてくる(これは未経験)。ということで、旅で移動中にお酒を飲むには鉄道が一番だと思う。飲んでそのまま寝てしまえる寝台個室が最高であるが、夜行列車が少ない今となってはこれは難しい。現実的にはローカル線か特急列車だろう。さすがに通勤電車や快速など混雑する列車では飲めない。そもそもロングシートと呼ばれる座席は通勤用であり、たとえがら空きでもお酒を楽しむ雰囲気ではない。関西などの新快速は、列車としては良いのだが、混雑すると通路に立つ人が気になるのでこれもちょっと飲みにくい。ということでローカル線か特急/新幹線ということになる。特急や新幹線には旅情がない、などという人もいるけれど、私はどちらも楽しんでいる。停車駅が少ないから人の動きも少なくて落ち着けるし、トイレがあるのも安心できる。座席もよいしテーブルもある。また、車内販売があれば冷たいビールなどを買い足すこともできる。酒を飲むには特急はなかなか良いと思う。ただ、新幹線は少々距離が長くても早く着いてしまう。最近は乗車時間が1時間少々程度のことが多いのでちょっと短い。以前、横浜あたりから豊橋などへこだまで移動したこともあったが、これは時間も適度で楽しめた。停車時間が長いのでその間に売店に、というのも面白かった。普通車指定席が取れないときにグリーン車を使ったこともあるが、座席はがら空きで、どこかローカル線的な楽しみもあった。

車内で私が飲むとき、飲むのはビールかウィスキーである。ビールは冷えていないとおいしくないのとトイレに行きたくなるのでローカル線ではあまり飲まない。そういうときはウィスキーである。出発前に小瓶を買うこともあるし、事前にスキットルに入れて持ち込むこともある。飲むとき、缶などは車内では窓枠に置く。大抵の電車にはここにスペースがある。特に在来線の特急はスペースが広い。これはちょっとしたことだけど嬉しい。肴はおつまみ程度が多い。袋入はそのままテーブルに置いたり座席の横に置いたりする。柿の種やさきいか、イカの燻製などである。
そして、食事を兼ねてであれば、駅弁もまたよい。駅弁はコンビニ弁当などの2倍位の価格になるが、質を考えれば妥当だと思う。コンビニの弁当はおかずが少なく日本中どこでも似たようなものばかりで飽きやすい。一方、駅弁はおかずの種類が多く、土地の名産が入っていたりする。内容を考えると価格も適切と思う。ただ、見た目が良いだけの殻つき茹でエビが入っていたりしてこれは食べにくいだけである。駅弁以外では、寿司も買う。寿司はデパートなどの持ちかえり寿司店で、にぎりやちらしに稲荷や海苔巻を加えたりする。いずれにしてもおいしい駅弁や寿司でゆっくり飲みながら食べるのは気持ちがよい。

一人旅、退屈しないか? と言われることもある。だけど、景色を見ながらお酒をのんびり飲んでいるだけで時間が経ってしまう。外が見えにくい時は本を読みながら、時々景色を見ながら飲んだりする。
優雅な時間である。


金箔風神凧   2013/5/11
 金沢は金箔の産地である。金箔以外にも箔は作られていて、銀、プラチナ、銅、錫、アルミなど、いろいろな金属がある。また、銀には着色したものもあり、赤や緑、青などの色が揃っていて、非常に美しい色をしている。これを使った建築材料もあるそうだ。色数は絵の具ほど多くはなく、限られはするが絵を作ることができる。金属箔の色は他の画材にはない色であり、また光沢もあるので絵としても美しいものができそうである。

最初に金箔を使ったのは干支凧で、雪うさぎの赤い目と緑の耳を着色銀箔で、更に白のホワイトゴールドで作ったところ、非常に美しい色に仕上がった。箔の金属光沢や質感に惹かれてそれ以来、金箔/銀箔で干支凧作っている。
では凧全体に金箔を貼ると? 全面金ぴかの凧で見事ではあるが、相当な価格になってしまう。やや小さめの凧として金箔100枚(1m四方)使ったとすると価格は3万円近くになる。しかし、探してみると金屏風用の素材があり、厚手の紙に真鍮の箔を張ったもので見た目は金である。これなら1畳で1万円位になる(但し業務用で10枚単位の注文らしい) これは美しいのだがそのままでは凧としては重すぎるため、切り抜いで軽くして絵を描いて裏に白い紙を貼ってみた。これは凧として非常に面白く、切り絵としての美しさもあった。そして、次は箔で描いた凧を作ってみたくなった。

箔でどう絵を描くか? 着色銀箔には様々な色があるのだから、貼り分ければそれで絵を描くことは可能ではある。しかし、絵となるとちょっと工夫がいる。紙に箔を貼る場合、通常は紙に接着剤を塗って箔を置き、貼ってゆく。模様をつける場合、接着剤を貼りたい模様の形に塗り、その上に箔を置くと接着剤のある部分にのみ箔がつく。だから、絵に合わせて貼る箔を変えてゆけば絵が描けることになる? だけど箔の重ね貼りでの模様が難しいことは経験済みである。模様の通り接着剤を塗るためにマスキングするとその糊がつよいと貼ってある箔がはがれたりする。糊なしでははみ出しやすく、思うような絵にならない。また箔同士もくっつきやすいために接着剤がないところにも余分な箔が着いてしまう。絵を描くように、と思っても思うようにはゆかない。そこで紙を色別に切り、それぞれに箔を貼って最後に組み合わせる方法を考えた。これなら絵は描けそうだ。
箔の凧で気になるのは重さである。凧の場合、あたりまえだけど重過ぎると揚がらない。今回、和紙に箔を貼り、それをさらにベースの凧に貼ることになる。ベースの凧つまり普通の凧に、箔を貼った紙の重みが加わることになる。貼る面積が全面に近くなると重みが増す。軽量化を考えなくてはならない。
まずは凧のベースを”軽く”ということで薄い紙で作るつもりだったが、それだと強度が心配なので布を使ってみることにした。色は金属箔が引き立つように黒にしたい。なるべく薄く・・・というところで見つけたのは細い糸で網のように編んだ布だった。風は多少抜けるが、軽いので大丈夫だろう。もし揚力が足りなければ透明な塗料をスプレーすると風の抜けも抑えられると思う。この布、材質がポリエステルと絹、2つあった。もちろん絹の方が高く値段は3倍くらいになる。どちらを選ぶか? 少し迷って絹にした。見た目はあまり変わらないけど、金箔に合わせるなら絹、という気持ちになる。それに、材料を聞かれて”絹/シルク”という方が聞こえが良い。つまりそれだけで自慢できる。

ということで凧の概要はまとまった。次は実際に凧を作る作業になる。デザインは風神とした。金属箔になんとなくふさわしい気がする。

まずは絹で凧を作る。端を折り返すが、透き通る布なので変な縫い方をすると目立つ。慎重に縫う。骨は白いグラスファイバーで、骨を固定する布も白い布で作る。ベースが黒なので地上では白は光を反射して目立つが、空では透き通って見えにくくなるはずである。
続いてメインの箔貼りである。箔は何度も扱っているが、広い面積での貼りは初めてである。また、細かな模様を作るのも初めてである。当初の予定通り、一枚の紙を切ってそれぞれに箔を貼り、最後に絹の布の上に貼って作ることで作業を始めた。下絵を作ってカーボン紙で箔を張る和紙に写し、切り抜く。が、切り始めて多数の細かな部品を見て、これをジグソーパズルのように貼るのは細かすぎて大変なこと、と感じた。そこで紙を一部二重にして貼り重ねてゆくことにした。絹の上で貼るよりやりやすそうである。重なる分、軽量化で更に薄い紙にした。カーボン紙で2枚同じ絵を写し、1枚を絵のベースとし、大きな模様はここに直接箔を貼り、隣り合う部分や細かな模様は別の紙に貼った箔を重ねて貼ることにする。少々重くなるかもしれないが、作業は格段にしやすくなる。
箔貼りはスプレー糊を使った。広めの範囲に貼るには便利だし、紙が波打たないもの良い。そして、今回使ったものは、貼る前は乾きが非常に遅い。(但し、これは箔を張るための作業としてのこと。紙同士なら短時間に貼る必要がある) これは箔のように貼るのにちょっと時間がかかるときには利点にもなる。箔を数枚貼るには数分かかる。普通の接着剤ではその間に乾いてしまうが、スプレー糊は大丈夫である。数枚分糊を塗っておいてゆっくり貼っても大丈夫である。一度に塗って順に貼れるので効率が良い。その一方で注意もいる。逆に貼らないと乾かないのでうっかり塗りすぎると他の紙などがくっついてしまう。また、下に新聞紙を敷いて糊を塗ったが、端の部分はスプレーしただけで新聞紙とくっついてしまった。一度敷いた紙を替えて貼るのだが、指その他に簡単にくっつくので小さな紙などは扱いにくかった。カットに使うカッターの刃先で押さえるなどしながらの作業となった。そして、糊が厚いと箔が浮くのか、しっかり貼らないと刷毛ではがれやすいと感じた。
貼り方は、最初は紙を切ってから箔を貼っていたが、小さなものは紙に箔を貼ってから切り抜いた方が良いこともわかってきた。これは小さな部品ではぎりぎりでカットしやすいので箔の節約にもなる。また、各部品は細長いものなども一体で作り始めたのだが、後に分けて作ったりした。紙が薄いので重ねて貼ってもわからないのである。これも箔が効率がよくなる。箔の破片が飛び散らないのも都合がよい。初めから貼ってから切る方法が良かったと思う。箔の無駄も少なくできる。
こんな感じで試行を繰り返しながらの作業にもなった。箔も和紙も高価なので失敗してやり直すとお金がそれだけかかることにもなる。当初の貼り方の変更で1枚800円ほどする手漉き和紙が2枚、ゴミになってしまった。これは少々きつかった。箔も貼りミスで無駄になったりしたし、貼り方の都合で箔の半分以上がゴミになったこともあった。でも、後にはかなり効率よく貼れるようになった。実は、銀箔は金に比べると非常に貼りにくいのだが、それもだいぶ慣れてきた。
作業が進むにつれ、カーボンの下絵の紙だったのが箔増え、徐々に仕上がってゆくのはなかなか面白いものであった。色もだいたい決めていたけれど、最終的な色は、貼って全体の様子を見ながら決めていった。

ここで作業に必要な道具である。箔貼りには竹のピンセットなど、固有のものがある。それ以外では、和紙を切るためにカッターを使った。一般的な刃を折るタイプのものは直線に切るには都合がよいが、曲線を切るにはいまひとつである。今回使ったのは美術用もので刃先が鋭角で鋭く、刃の位置が普通のカッターとは逆についている。そして軸が丸くて軽い。刃は一枚一枚別になっているので折るのではなく交換して使う。刃先と軸の違いで曲線や細かな切断が非常にやりやすい。軽くて軽快であり、軸を回しながら刃先向きを変えて曲線を切るのが非常にやりやすい。但し、細工用になるので竹や木などを切るには向かない。直線用のカッターとは別にひとつあってもよいと思う。

材料費である。箔の値段は種類によっても違うが、だいたい10p少々の正方形で、銀や銅などは1枚40円程度、着色銀箔は1枚90円少々、金箔は今回使った5毛色(ほぼ純金)で1枚約270円、ホワイトゴールドで200円少々あった。1枚の価格はそれほどではないが枚数が多いので安くはない、というよりかなりの金額になった。凧自体は幅90p、高さ120pで風神の面積はそれよりだいぶ小さい。だけど、模様にするために面積以外に箔がいる。模様が細かいと利用効率は悪い。これは当然なのだが、貼り始めて箔がどんどん減ってゆくのには正直、まいってしまった。箔は10枚単位で売っているので、必要な枚数を考えながら色を考えて貼っていった。1色1枚だけ使うのは、その色がよほど効果的でない限り無駄が大きすぎる。もっとも、以前使った箔の残りもあるし、今後も干支凧で使うのでそんなに気にはしなかった。ただ、金箔となると高い。金箔は純度によって価格が違うが、これは手持ちの箔なども意識して買った。安めの箔を買追うかと思ったのだが、純度の高い箔が何枚か残っていたので同じものを買った。高いけど、10枚を1枚でも超えるともう10枚買うことになる。手持ちの分が予備になるので、安全策である。1枚のオーバーでも2500円くらいの追加出費になる。実は、箔があと何枚残っているか、数えるのが非常に難しい。数えるときに痛めてしまう危険があるので、記憶に頼るのみ、とうこともある。
使った箔の合計は、13色で約120枚になった。初め思っていたよりも相当多くなった。というより、見積もりが甘かったのである。使った箔の値段は合計1万2千円。これに薄手の手漉き和紙とベースの絹などを加えると2万円近い。幅90cmの凧としてはものすごい高価な凧になった。通常なら上質の手漉き和紙でも2枚で1600円くらいである。
作業時間であるが、箔を張るのに要した時間は約30時間である。和紙に絵を描いたことはないので比較はできないが、多分塗るより時間は長いと思う。平日は会社から帰宅後、1時間程度の作業を毎日繰り返した。
箔の絵ができたあとは絹の凧に接着。布が網みたいなので裏から接着剤を塗ることで固定できた。これも意外と時間がかかった。

絵ができればあとは骨と糸目である。これは江戸角と同じにした。これは手慣れた作業、と言いたいところだけど、14本の糸目調整は不慣れである。
手間とお金をかけた凧であるが・・・それだけの効果はあったと思う。内灘でも人目は引いた。しかし、予想通り空に揚げるとそんなに光らない。特に曇り空で揚げると地上からの光がないのでくすんでしまう。が、地上での効果は最高である。
風神の次は雷神? そうしたいところではあるが、費用を考えるとシリーズ化は難しそうである。雷は凧揚げの天敵、ということで逃げている





4Kテレビ   2013/4/08
 家電店の店頭で4Kテレビが展示されているのを見た。4Kテレビは、横方向が約4000画素、縦方向は約2000画素からなる。デジカメ風に言えば800万画素になり、写真並みの高精細動画ということになる。現在のフルハイビジョンは200万画素程度なのでそれと比べても約4倍になる。普通の放送はもっと低いから、ものすごい細かさになる。
展示で流れている映像はオーケストラの演奏だった。指揮者を中心に演奏者が広い範囲で写っている。テレビでよく見る特定の人だけがアップになった映像ではなない。どちらかと言えばコンサート開錠で見る光景に近いだろう。広い範囲が映っているのに演奏者一人一人が十分写っている。これは画像の細かさゆえに可能になった写し方だと思う。
この映像を注視して気が付いたこと、それは”ピントが合っていない”であった。ある楽器の奏者を見たときのことである。少しぼんやりとしてる。無理に拡大した甘さとは違う。写真でよく見るピンボケの画像である。デモ映像なのにピンボケ? と思って指揮者を見るとこれはきちんとピントが合っている。距離が違うためにボケが生じてしまったようだ。今までのテレビだったら気が付かないと思う。それだけ画質が高い、ということになる。

しかし、このデモ映像を見ていて、微妙なボケが中途半端、あるいは逆効果に感じてしまった。大きなボケは、映画のように注目すべき場所が明確であるなら効果的である。しかし、オーケストラだったらどうだろう? 曲のあるところで特定の楽器の音色が気になったらその奏者を見ると思う。奏者も写っているのだが、そこにはピントが合っていない。わずかにぼけている。これでは逆に不満に感じてしまうかもしれない。撮影としては指揮者にピントを合わせるのは当然かな、と思う。
というような不満を感じてしまったが、これは高精細で広範囲が映っているゆえに生演奏のような見方をしてしまうかと思う。ピンボケで違和感を感じてしまったが、これはテレビの、今までとは違った新しい鑑賞方法ではないか、と感じた。

実は4K相当、あるいはそれ以上の高精細テレビは相当前に試作レベルで見たことがある。サッカーの試合を横長の大画面に写したもので、グランド全体が写ってるのにボールはもちろん、選手一人一人が誰かわかる。これは試合を競技場で見ているのと同じ感覚である。この映像、見学者はどこを注視するだろうか? もちろんボール付近を見る人が多いだろう。しかし、それ以外にも広い範囲が見えるのである。映像のどこを見てもよい。人によって見たい場所は異なるだろう。しかし、今のテレビはボールを中心にした部分しか映さない。グランド全体は無理である。だから、たとえばシュートが外れ、攻守逆転した場合、守備側の様子を見たくてもテレビの範囲外である。ボールがゴール近くになるまでわからない。でも、高精細でグランド全体が映っていれば、守備側のコートを見ると急いで守備の戻る選手やキーパーの動きもわかる。もし攻撃側がフリーになっているのがわかるなら、緊張感が一層高まるだろう。試合の楽しみが一層増すことになる。今までのテレビの放送を越えた臨場感が味わえると思う。
4Kテレビ、これも同様に新しい見方に変えることもできるだろう。解像度が4倍になれば4倍の広さを写すことができる。スポーツならより広い範囲を写すことが可能になる。今までは解像度の低さ故にボールを追うような映像や選手のアップを写すしかなかった。が、広い範囲が映るなら自分の見たいところを見ることも可能になる。もっとも、そのためには撮影のスタイルも変えなくてはならない。たとえば今の写し方は、野球では打った瞬間にカメラはボールだけを追う。写っているのは空を背景にしたボールだけである。これではボールがどこに向かっているのかわからない。速さもわからない。ゴロかフライかはわかるが、飛距離などが予想ができないから、ファールか外野フライか、それともホームランか着いてみるまでわからない。しかし、球場全体を写していればそれがわかる。もちろん球場の観客はわかっていて、打球が大きく飛んでもファールになるとわかれば歓声ではなく溜息が上がるだろう。それと同じ感覚がテレビで味わえることになる。球場で見る人の感覚が共有できるのである。そのためには固定カメラで撮るような方法になるだろう。広い範囲が映るカメラをちょこまか動かしていたなら、な人もわからなくなってしまう。ついでに、同じ試合をバックネット裏や1塁側、3塁側、外野と切り替えられたらなお面白いだろう。ひいきチームを球場のファンと一緒に応援する感じが楽しめるかもしれない。
同じことは他のスポーツなどでもいえる。テニスなら、コートを側面から全体を写すとボールを追って首を振りながら観戦が楽しめる。相撲なら土俵全体が写せる。立ち合い直後に一気に押し込む感じが楽しめそうである。そして、スポーツ以外でも演劇なら主役のアップだけではなく、ステージ全体を写すこともできる。主役だけではなく、バックの動きを楽しむこともできるだろう。

4Kテレビによる広範囲の高精細映像、これは自由な見方ができる、という意味で映像のあり方を大きく変える可能性がある。これは、従来のテレビからハイビジョンに変わったときにも可能性はあった。しかし・・・写し方は大して変わらなかったと思う。撮影側が古い撮り方以上に考えられなかった、ということになるのか、それを見る側が求めなかった、あるいはなじめなかったのか? 見る側には従来のテレビを見ている人もいる、という事情もあるかと思うが、残念に感じる。お仕着せではないスポーツ中継や劇場中継。大きな魅力だと思うのだが・・・。




office365導入記   2013/3/31
 Microsoft officeは、ワープロや表計算などオフィスの業務で使用するソフトをセットにした製品で、オフィスソフトの代表的な製品である。会社等で広く使われている他、家庭でも使用している人は多いと思う。

家庭でのOfficeの使用、これはPCに初めからWordとExcelがインストールされているものを使う人がほとんどではないかと思う。家庭ではこの2本でほぼ足りる。年賀状、住所録、手紙などはもちろん、町内会あるいは学校のPTA活動や子供会の資料などの作成に十分使える。Officeの価格は当然PCの価格に上乗せされているのだけど製品を別に買うより安いわけで、家庭の使用頻度を考えれば適当かと思う。
私の場合、一般的な家庭よりOfficeの使用頻度は高いと思う。Wordは同好会の会報や各種報告資料作成に使っているし、EXCELは博物館訪問の記録、住所録などに使っている。PowerPointも同好会や凧の関係のプレゼンテーションのほか、年賀状(Wordよりも便利だと思う)に使用している。私は、Officeは以前からソフトを個別に購入していたのでPCとのセットではなく今も個別に購入している。PowerPointも必要なので家庭向けのPersonalではなくてスモールビジネス向けの Home and Businessが適当、となる。最上位のProfessionalは、データベースのACCESSはさすがに必要ない(EXCELで代用できる)し、非常に高くなってしまうので過剰である。しかし、スモールビジネス向けも安くはないのでバージョンアップは渋り気味で、OFFICE2007は期間限定の安いものを買ったがOffice2010は結局買わなかった。家庭用では最新のものが必要、というわけではなく古いものでも十分足りるのだが、会社でOffice2010を使ってみると2007に比べて細かな点で改良が進んでいてより使いやすく、最新の2013への更新したくなっていた。ところがOfficeE2013では以前あったバージョンアップ版が無くなってしまった。限定品でProfessionalのみバージョンアップ版があるが下位版より高い。Home and Businessで約3万5千円となると非常に高く感じてしまう。

ここで名前が似ているけれど考え方が全く違うOffice365の話に変わる。Office365は、流行のクラウドサービスの一つで、ネットワーク保管したファイルをインターネットを使って、どこででも参照したり編集したりできる、というものである。”どこででも”というのはかなり広く、たとえば出張先のホテルのPCで、OFFICEが入っていなくてもIEを使ってファイルを開いたり編集したりできる。この場合、使用するPCにはファイルを格納しないのでセキュリティ上も安心、と謳っている。プランはいろいろあり、OfficeをPCにインストールすることもできるプランもある。
なかなか便利そうであるが、価格も重要である。PCにインストールできるプランは月あたり約1200円、1年契約だと月当たり約1000円になる。使い方によっては魅力的な価格である。月1000円だと3年で約3万6千円。Home and Businessとほぼ同じ値段である。Officeはだいたい3年程度でバージョンアップしているので、毎回バージョンアップするなら大差ない金額でクラウドサービスも使えることになる。そして、5台までインストールできる。私の今までの使い方は、最新OFFICEを私のメインPCと携帯用ノートPCに入れていて、ひとつ前の2003を家庭の共用PCに入れている。私はライセンスは2本持っているけれど最新OFFICEは1本のみなのでこういうインストールになっている。これが全て最新にできる。更に使用できるOFFICEはフルセットになる。ACCESSなどは使わないだろうけど、Publishierは使うかもしれない。クラウドサービスも意外と使えそうだ。現在、自分のデスクトップをファイルサーバ的に使っているが、電源が入っていないときもあり、そんなときにもクラウドでファイルが編集できる。外出先で、というのも将来的には使うかもしれない。OFFICEの入っていない他人のPCでも使えるわけだし。

ということで、OFFICE365をまず無料の試用から始め、そのまま契約した。OFFICE365、なかなか便利である。私の場合、OFFICE2013の代用の意味もあって導入したが、より使いやすくなっている。クラウドによるサービスも、家の中ではあるが1日数回書き換えたいEXCELファイルを格納し、リビングのPCでアクセスしている。このクラウドサービス、WebベースなのでEXCELの代用とするには不便なこともあるが、補助的には十分使える。たとえば、出張先でファイルを確認、小修整するなら十分だろう。
と、なかなか良いと思っていたが。本式に使い始めていろいろ調整したくなるとOFFICE365らしい難しさもでてきた。それがまず引っかかったのはOFFICEのダウンロードである。正式版になってノートPCにインストールを、とおもってダウンロードしようとしたがどこからできるかがなかなかわからなかった。”OFFICE365”でWeb検索をかけても導入のお誘いばかりで利用者向けのページがなかなか見つからない。そして、ようやく見つけてのサインインで、IDらしきものが2つあるのでどちらを使えばよいのか結構手間取ってしまった。続いてメインPCのOFFICEの64Bit化であった。当初、Microsoftの勧めもあり32bit版を入れていた。家庭では大きなファイルは使うことがない、と思っていたが、実は同好会資料で230ページの写真が無数に入っているWORDファイルがあった。さすがに大きすぎるらしく、どうも反応が鈍かった。正式版を機に64bitにしようとしたが64bit版の選択がわかりにくく、そして一度32bit版を削除して再インストールしようとしたところ32bit版のOFFICE2007などが邪魔をしているようで、なかなか再インストールできなかった。OFFICE356固有の問題ばかりではないにしても非常にわかりにくかった。ようやくインストールは完了したが、今度は日本語入力まで消えてしまった。再インストールしたOFFICE2013には実はIMEは入っていなのである。これを追加インストールしてようやく日本語も、と思ったら再起動でやはり日本語入力ができない。これはIMEの設定の問題だけど、普通はこんな設定は不要だろう。普通のソフトのインストール、アンインストールならもう少しスムーズにできたと思う。
ずいぶんと手間取った気がするが、64bit版は大ファイルでも非常に快調である。32bit版では時々あっただんまりもなくなった(普通の文書では32bit版でも問題はなかった)。メモリもそれほど消費はしない。アドインを使うことがなければ64bit版もよいと思えてきた。もっとも、写真満載の200ページ超のファイルなんて会社でも滅多にないのだからマイクロソフトの32bit推奨は妥当である。

あとひとつ、OFFICE365が使えるのはWindows7以降である。Xpはだいぶ減っているが、まだ残っていると思う。これがネックで導入できない人もいるかと思う。実は私も携帯用ノートPCはWindowsXpで使っていた。普通に使う分にはXpで十分だけど、このままではOFFICE365は使えなので、この機会にWindows8に切り替えた。古いノートPCだけど、外出時に使うのはWeb閲覧とメモ的な文書入力中心なので、今の時代としては低性能だけどまだまだ使える。Windows7でもよいのだけど、ライセンスがないから結局は買わなくてはならない。それなら、とWindows8にしてみた。但し、当然ながらタッチパネルは使えないから、マウス操作になる。更に、携帯用PCなので画面解像度も横1024である。OFFICE365の目的はプレゼンテーションなので目的は達せられているが・・・。

さて、家庭でOFFICE365は勧められるか? これは微妙だろう。今あるOFFICEでよいなら、あえて勧める必要ない。しかし、OFFICEも細かな点でずいぶんと使いやすくなっている。この機会に最新にというのなら検討の価値はあるだろう。但し、POWERPOINTなどが不要ならOFFICE2013のPersonalでよいので、それ以上のソフトが必要な場合だけだろう。多分…今後はOFFICE365が中心になってゆきそうに思う。家庭向けのサービスが出てくるかもしれない。そして、もう少し安価になると良いと思う。もっとも、サービスが増えて価格も上がる可能性もあるのが心配である。


お座敷体験、参加記   2013/3/28
 話は東茶屋街にある宇多須神社の節分祭から始まる。宇多須神社では、毎年2月3日に節分祭があり、芸妓さんの舞いの奉納がある。芸妓さんの舞い、これは正式に見たいと思っても簡単ではない。というよりまず無理である。東茶屋街にはお茶屋があるからそこで芸妓さんを呼ぶことはできる。しかし、お茶屋は一見さんお断りなので誰かから紹介してもらわなくてはならない。それが、限られた状況ではあるが、見ることができるのである。今年の2月3日は日曜日。貴重な休日開催である。
ということで節分祭に行ってみた。神社には約1時間前に着いたが境内は既に多くの人が集まっていて、最前列付近はもう一杯であった。幸い、斜め前の比較的近い場所が一段高く、そこが確保できた。舞いの奉納、まず2人が正面付近で舞い、続いて5人の左右に広がっての舞いであった。こちらは距離も近く、比較的写しやすかった。とはいえ最前列の人が丁度写りこむ位置に居るなど不都合もあった。そんなに多く写したつもりはなく、無意味な連写もしていないけれど気がついたらかなりの枚数と写していた。写真、最前列の人を外すようにトリミングしたために構図としてはちょっと苦しい点はあるが、まあまあの写真になった。滅多に褒めない女房がいい写真と言ってくれたのだから良かったと思う。もっとも、写真の腕よりも芸妓さんがかわいいからだと思う。

ここでお座敷体験である。これは金沢の観光協会がお茶屋の協力を得て実施しているもので、内容は舞いの見学とお座敷遊びの体験である。お茶とお菓子がついて一人3000円、約1時間である。金沢にある茶屋街が順番に実施しているので希望する場所を選ぶことができる。(茶屋の指定等はできない。) 以前から気になっていたのだが、節分祭の舞いを見て是非お座敷で体験を、と思って申し込んだ。
申し込みはWebでできる。各回の定員は30人。今年度の実施は3月末までの毎土曜日である。2,3月は既に予定の入っている土曜日も多く、また東茶屋街実施は既に満員の回も多かった。申し込めそうなのは3月末の2回のみ。その中で主計町開催を申し込んだ。約1月前のことである。
お座敷体験、開催日が近づくとわくわくしてきた。こういうのは久しぶりのことである。まず気になるのは服装である。観光客向けの体験なのだから普段着でもよいのだが、お茶屋は本来はもう少しちゃんとした服装でゆくべきだろう。ここは気分の問題もあるのでネクタイとした。ただし、仕事らしくない服である。そしてカメラも一通り持って行くことにした。撮影が可能かはわからないが、カメラなしでは写せない。カメラバッグも普段用ではなく良い方を用意した。事前にバス時間も調べ、準備を念入りに。やはりお茶屋は特別な場所だと思う。
主計町付近は駐車場が非常に少なく、昼ごろにはいっぱいになることが多いのでバスで行った。余裕を持って着いたので東茶屋街をちょっとぶらついてから主計町に向かう。主計町は何度も歩いた町であるが、今回は気分が違う。まずは場所の確認。目的のお茶屋の地図はあるのだが、入口がわからない。主計町は崖と浅野川に挟まれた狭い町で、川沿いの道と裏通りの2本しか道がない。だから単純なはずなのだけどわからない。地図が届いた時も”どこから入るのだろう?”と思っていたのである。裏通りに同名のBarがあり、近づいてみたがそこからは入れそうな感じはない。ふと思って崖の上に登ったらそこに入口があった。お茶屋、崖の上下にあって、渡り廊下で結ばれているらしい。25分くらい前だけど入口には既に2人待っていた。少し待つと受け付けが始まり、中に入る。
まず庭。広くはないが竹もあって趣がある。続いて戸を開けて入る。そう広くない玄関は石などもあり、これまたよい感じである。ここはお茶屋なのだし、続いて入る人もいないのでゆっくりと入る。靴を並べてからしずしずと戸を開けて入る。左に赤い絨毯と屏風があり、その反対側に座布団が4列くらい敷かれている。先客は最前列に座っていたので私も並んで座る。お座敷ということでタオルを敷いてその上にカバンを置いた。隣人が”オッ”という感じで見ていたが、これをやるのは実は初めてである。
案内された部屋、改めて見渡すと、間取りが変である。ここは1階だし部屋が狭めで柱もある。実は、もともとお茶室の離れであり、お座敷ではないとのこと。ただ、趣もあるのでここを好む人も少なくないのだそうだ。ここで明るさの確認を兼ねて部屋の写真を写しておく。やはり暗く、感度を結構上げる必要がある。
見学者が揃ったところで開始。まず観光協会の人から説明があり、写真撮影は可能とのこと。これはうれしい。続いてお茶屋の女将さんの挨拶がある。見学者は人数は17,8人くらいのようだ。私が申し込んだときは定員の半分くらいだったのでそれから若干増えた程度のようだ。女性が多めで、金沢市内からは3人とのことである。
最初は笛の演奏。演奏者は戸の向こうで姿を見せず、本来は夜なのでほぼ真っ暗にして楽しむのだそうだけど、まだ昼なので薄暗い程度である。雰囲気だけ楽しむ。無粋な私には奏者はどんな人? と非常に気になってしまう。
続いていよいよ舞いである。今回は芸妓さんと女将さんが続けて舞う。これに三味線が加わり、合計3人でとなる。最初の芸妓さんは若い人で紺の着物。私としてはどんどん写真を撮りたいがそれではあまりにも無粋である。要所要所で撮る程度に抑える。やはりお座敷での舞いは違うな、と思う。続いて女将さんの舞い。薄茶色の明るい着物である。あっと言う間に終わったような気がしてしまう。
ここでお茶と上生菓子が出る。お茶屋は本来食事をする場所ではなく、お酒を飲むことが中心になるそうだ。お茶屋では料理はできず、必要なら仕出しを、となる。だから、お茶とお菓子というのが適当かもしれない。お酒を飲めるとなお良いのだけど。
ここで、何か質問は? といきなり切り出される。なんだかすごい違和感があった。お座敷は本来なら粋な会話を、となるのだろう。でも、それは無理、となるとこのやり方がよさそうに思える。最初に切り出した男性、どうやら何度か体験会に参加されているように思える。質問、という形ではあるけれど芸妓さんや女将さんとの会話が進み、観客の硬さが取れてきたように思う。今日の芸妓さんは一度就職し、その後この道に進んだそうだ。他にも県外出身者も多いとか。稽古などに時間が取られ、休みの日曜日もイベントもあって休めない日もあるそうだ。稽古も厳しいので好きでないと務まらない。県外の人は目標がはっきりしているのでしっかり続けるとか。つまり、続かない人もやはりいるそうだ。そして着物の話になる。てっきり加賀友禅、と思っていたら高価なものではないそうだ。考えてみればそうかもしれない。着物は数がいる。お客の前に何度も同じ着物で出るわけにはいかないだろう。そして、何度も立ち座りを繰り返えすので膝の部分が擦れてすぐに傷んでしまうそうだ。高価なものは使えないのも納得する。ただ、お座敷ではなくて加賀友禅の関係者の集まりなどに出るときは良い着物にするそうだ。そして、同業者の着物がとても気になるとか。他の茶屋街の人と一緒にお座敷に出ることもあり、そんなときは着物が気になるそうだ。呉服屋さんも気を使って、同じ柄の着物が重ならないように売るようだけど、練習用の着物では重なることもあるらしい。それで真っ先に着物に目が行くのだそうだ。

多少なりとも和んできたところでお座敷遊びである。まず太鼓である。太鼓が2つ、一つは床に置かれもう一つは台で盾に置かれている。お座敷の太鼓だから小さいものである。これを両手に持ったバチで叩く。まず手本があり、続いて体験となる。まずは希望者から、ということで名乗りを上げた2人がまず体験した。どちらも女性だった。続いて”次は殿方を”ということで私が指名された。太鼓を挟んで芸妓さんと向かい合って座る。これだけでも緊張する。叩き方を”トントン ツクツク”という感じで声で、そして手でも示してくれるのであるが、そこは初めてのこと。自信のなさがそのままバチの弱さになる。途中”もっと強く叩いていいですよ”などと言われながらなんとか一通り終わった。三味線も鳴っていたはずだけどほとんど聞こえなかった。楽器の演奏は中学校以来? それに近いものがあると思う。あとは気が楽になって見学する。なんだか小学校で発表が終わった後みたいな気分である。
太鼓に続いてはじゃんけん。太鼓の両側に芸妓さんと向かい合って立ち、じゃんけんをし勝った方が太鼓を2回叩く。負けた方はくるりと1回まわって、どちらかが3連勝しするまで続く。ここで負けた人はお酒を1杯飲まなくてはならない。但し、今回は体験なので勝負がついたところでおしまいとなる。負けたらくるりと回り、回った直後に次のじゃんけん、と非常にスピーディであり、太鼓のリズムもまたよい。実際のお座敷ではお酒がすすんでくるくる回るとふらふらしてくるそうだ。目が回らないように右回り左回りと交互にするのが良いのだが、連勝止まりが続いて熱中してくるとそんなことは忘れてしまう。なかなか面白い。単純でリズミカル、勝負ごと、ということで少々熱くなりがちである。その熱気で盛り上がる。実際のお座敷もそうなのだろう。というところで1時間。実際のお座敷は90分くらいなのでそれよりはちょっと短いが手ごろな時間だと思う。お座敷遊びの体験、出来た人は全部で10人くらいだろうか。人数が多いので全員は無理だった。これもなかなか体験できないものだけに積極的に参加した方が良いと思う。それがお座敷なのだから。

お座敷体験、本来は一見さんは上がれないお茶屋でお座敷を体験できる。有料ではあるけれど手ごろな値段である。一歩上の金沢観光として是非お勧めしたい。多分、来年度以降も開催されると思う。


ICカード   2013/3/18
 福岡市に出張に行った。そこで地下鉄とバスを利用したが、現金払いではなく、Suicaを利用できた。

電車やバスでのICカード、これは非常に便利である。電車は切符を買わずに改札を通ることができ、料金を調べて切符を買う手間がいらない。他の鉄道会社に乗り換える場合でも中間改札を抜けられる。カードをカード入れに入れたまま、切符を狭い投入口に入れることもなく使えることも利点だろう。バスに乗る際は小銭の心配が要らない。注意することと言えば、残高を意識することくらいだと思う。比較的長い距離を乗るときにはその料金もだいたいは押さえておき、必要なら事前にチャージが必要なことくらいだろう。
Suicaは、地元では使えないので出張や旅行先で使うことになる。大抵、着いた時に予想される利用金額相当をチャージすることが多い。何日も使うなら途中で追加することもある。最後にだいたい1000円は残るようにしているので、次に使うとき、地下鉄や近距離の利用であれば事前にチャージできなくてもある程度は使うことができる。

これらのカード、もともと地域ごとに分かれていた。JR同士は早いうちに提携し、また近隣の私鉄等にも使えるようになっていた。私の場合、名古屋地区にいたときToicaから始めたが東京に行ったときにSuicaにし、Toicaは早々に返却してしまった。Toicaは当時JRしか使えなかったからである。SuicaならJRに加えて東京の地下鉄や私鉄も使えるので便利だったからである。しかし、関西地区の私鉄は使えないため、都度切符を買う必要がある。一度ICカードの便利さに慣れてしまうと毎回切符を買うのがすごく面倒に感じてしまう。ICカードがあれば、すぐに改札を通ってしまうことができる。便利さでは比べ物にならない。交通系のICカード、2013年の3月23日より、より広い範囲で提携されるそうだ。これは非常にありがたい。Suicaで今まで使えなかった関西の地下鉄や私鉄も使える。ますます便利になる。
ICカードの利点、実はもう一つある。それは途中で行き先を変える場合である。普通は電車に乗る際、目的地がはっきりしているのだが、博物館訪問の場合は乗ってから訪問順を変えることも実はある。乗ってから所要時間を確かめて予想とずれているとき、思ったより時間がかかりそうなときは行き先を変えたりする。そんなとき、ICカードならそのまま降りることができる。切符なら精算、または途中下車で無駄になったりする。変なところでありがたかったりする。

さて、Suicaであるが、残念ながら私の地元、金沢にある会社は連携しない。仕方ないので、地元専用のICカードを持っている。これは当分のあいだ返却できなさそうである。但し、Suicaとはちゃんと区別してくれるので、同じカード入れに同居している


Webでの不正請求   2013/2/24
 出張中に利用したホテルで、部屋にPCが置いてあった。注意書きに、”シャットダウンすると作成したデータが消えます”とあった。なので、シャットダウンすると毎回初期状態に戻るような設定がしてあるのかな、と思って気軽に使った。これは、うちの会社で共用PCなどもこのような設定がしてあり、PCの設定が変えられるのを防ぐと同時に会議での機密情報が不注意で漏れないようにするためでもある。
このPCで行ったのはWebの閲覧のみである。メールソフトはあるのでそれを設定すればメールの受け取りもできるのだがそれはさすがに不安である。ウイルスチェックのソフトが動作していないようにも思え、それも非常に気になった。それに、出張用にノートPCを持参していたのでWeb以外の用途は不要であった。

さて、適当にWebを使っていて、どうも変なページを開いてしまったようだ。有料の情報サイトで、間違って開いたならxxxに電話連絡、あるいはxxxxxにメール送信、して取り消しを、などと書かれている。当然無視していたら、再起動後にも、勝手に画面が開いてきた。閉じても1分後位にまた開く。これは結構しつこい。”登録後、画面が消えない場合はXXXXに連絡”などとも書かれていたような気がする。これだけ頻繁に出てくるとPCの操作の邪魔になる。状況によってはまともに使えない。これではで嫌になって連絡してしまう人も出るかもしれない、と思う。

対処法は、アプリケーションの動作状況を確認し、余分に動いているのを消したら画面はもうでなくなった。起動時にあるページを自動で開くように設定されているのだろう、と推測してプログラムの自動起動の中を探し、それを止めて解決した。だけど、これを知っている人はある程度以上の知識のある人に限られるだろう。また、このほかにも同じようなことができる設定はいくつもあり、対応がもっと面倒なものもある。

Windowsなどの仕組みを知っていると対処可能であるが、そうでない人も少なくない。Webの画面が消しても消してもしつこく出てくると、どうにもわからなくなって電話等で連絡してしまう人もいると思う。当然、個人情報を聞き出され、費用請求も含め、非常に面倒なことになる可能性もある。決して行ってはいけないことである。
不正請求、巧妙というより、こんな卑劣なものもあるのか、と感じてしまった。これはウイルスチェックソフトで防げるかもしれないが、十分注意が必要である。


加賀友禅のカメラストラップ   2013/1/31
 カメラのストラップのことを書いた最後に、既成のストラップに布を貼る方法、早速試してみた。
ベースとするのはカメラについてきたストラップである。市販のものより薄くてベースにしやすいと思ったのと使う予定が全くないことが理由である。貼る布は加賀友禅から探した。加賀友禅には手描きと型紙を使って染める手捺染(てなっせん)がある。手捺染は細かな模様なので細長いストラップに丁度良い。着物一着分は高いけど、小さな布で売っている所を知っているのでそこに行った。生地、5種類位あった。値段は約2600円で安くはない。赤や青があり、できれば2色ぐらい作りたいがこの価格ではちょっと無理。赤のみ買う。素材は絹である。

ストラップに生地を合わせて見る。ストラップの文字が黒地に黄色なので透けるかもしれない、と心配していたが大丈夫だった。ミシン、ストラップの厚めの布も縫えるのだが、糸目の調整にちょっと手間取ったが何とか縫えた。ミシンは扱いなれているとはいえ絹は普段使わないため、ちょっと時間がかかった。縁の始末をどうするか? 2つ作って一つはストラップ表面に収まるように、もう一つは縁に折り返すようにしてみた。雑なところもあるけれどそれほど目立たないと思う。他人のカメラのストラップをまじまじと眺める人もいないだろうからこれで十分かと思う。次に気になるのは耐久性と汚れやすさである。


ベースとなったストラップ


布を貼ったストラップ。加賀友禅の細かな模様がストラップには丁度良いと思う。


カメラに付けた状態。ちょっと派手かな?


ストラップ選び   2013/1/31
 カメラのストラップの話である。重い一眼レフカメラ、多くの人はストラップを付けて使っている。私もストラップを使い、カメラは首から、または肩から下げている。首から下げるのは撮影中で、カメラを持ち上げるだけで素早く構えることができるし、下げた状態でそのままレンズ交換ができるのも都合がよい。肩から下げるのは撮影の合間など移動するときなどで、カメラがぶらぶらしないので動きやすくなる。前かがみになったときにカメラを何かにぶつける心配も少ない。カメラバッグも同じく肩からかけているが、首掛け用の短いストラップなのでカメラはカメラバッグの上に収まる感じになり、不都合はない。
ストラップの掛け方、今は斜め掛けも流行っているようだ。これも肩から掛けるが名前の通り斜めに掛ける。ストラップは左肩でカメラは右に、という感じである。斜め掛けの場合、素早く撮影しにくいしレンズ交換もしにくい。首にかけるとカメラが低すぎる、ということで私は使っていない。でも、女性などで結構やっている人が多いように思うし、似合っているようにも思う。

さて、ストラップはカメラに付属しているるものもある。最近買ったデジタル一眼レフにもついてきた。幅が広めのもので、黒地に黄色文字でメーカ名と機種名が入っている。別売り品に比べて薄手で安っぽく見えた。ちょっと使う気にはなれず、別途購入している。ストラップは2000円位からあり、高いものでは5000円位になる。多くは布だけど革を使ったものもある。色などはさまざまだけど、カメラメーカ製はどちらかというと派手なものが多い。一度おとなしい色のも買ってみたが、結局は派手なものに戻ってしまった。
では他の人はどうだろうか? 金沢の観光地で一眼レフなどを使っている人を見てみると、カメラに付属のものを使っている人が多いようだ。多分、買ったカメラについてきたからそれをそのまま、ということだろう。大都市の非常に大きなカメラ店なら店頭にいくつか置いてあるが、普通のカメラ店では少々大きな店でもストラップは置いて無いかあってもごく少数である。別売り品を知らなければカメラに付属のを使うのは自然なことだろう。
私がカメラ付属のストラップを使わないのは、見た目が安っぽいことのほか機種名が大きく入っているからである。カメラの場合、他の人がどんな機材を使っているか気になることがあるし、カメラ好きらしい人は同様に気になるようだ。そんな中で機種名が大きく書かれたストラップというのは品定めされているように思えてしまう。もっとも、私は逆に他人がどんなカメラを使っているか、ストラップを見て品定めをさせてもらっているのだが・・・。話がずれるが、機種名入りのストラップ、なにかメリットはあるのだろうか? メーカにとってはカメラの宣伝になるのかもしれないが、使う側としてのメリットがわからない。複数機を使う人がすぐに分かるように? と思ったけれど機種名以外は同じデザインなので案外わかりにくい。それよりも別売り品で色の違うものを付けた方がわかりやすいと思う。

ストラップ、別売り品であっても、カメラメーカのものを使う人が多いようだ。ストラップは、固定の金具が似たようなものなので別のカメラメーカのものでも使うことができる。が、実際のところそんな使い方は見たことはない。よほど奇特な人でなければこういうことはしないだろう。私は一時期、カメラ本体とは違うカメラメーカのバッグを使っていたことはあるが、そういう人も見たことはない。カメラ趣味の一部の人にとって、カメラメーカは一種の派閥みたいなものだからだろうか?
カメラメーカ品ではないストラップは、Webで見るといろんなストラップが売られているのだが、実際にそれを見たことは非常に少ない。一度、カメラバッグに合わせて同じブランドのストラップを使っている人がいた。個性的なデザインのブランドであり、これはある種のこだわりなのだろう。カメラメーカ以外のストラップには面白いデザインのものも多いから、女性なら服に合わせてストラップも換えてみては? と思うのだが実践しているらしい人は残念ながら見かけない。面白いと思うのだが・・・。

さて、前回カメラを買った際、当然のようにストラップも新調した。Webで見ると古くからのストラップもまだ売られていた。最初のフイルム一眼レフカメラ用に買ったストラップ、これは少なくとも20年以上前に買ったものだが、同じデザインのものがまだ売られてる。鮮やかな黄色地に黒い文字のもので、デザインは好きなのだが、フイルムカメラに使っているので同じものは買えない。もう1台のデジタルカメラは黒字に黄色文字で両端に赤い線が入ったものである。適度な派手さがあって気に入っているが、これも同じものは使えない。他には? と思って探したが残念ながら好みに合いそうなものがもうない。他の色では青などがあるが派手さがなくて今一つである。それ以外のメーカ品も少々探したが、積極的に買いたいものは見つからない。ようやくこれなら、と思ったのがカメラメーカとタイアップした鞄メーカのものである。派手なものではオレンジや赤もある。幸い、タイアップしているのは今回購入したカメラのメーカである。その小さなタグがついている他は無地というのも面白い。ただ、幅がやや狭くて3pである。今までのは約4cmなのでちょっと頼りなさそう? そして斜め掛け用なので長い。とはいえ、幅広の部分はぎりぎりの長さなので何とかなりそうである。有名鞄メーカなので結構高いけど、普通の店には売っていないことも選んだ理由である。
実物を見ると、3pというのはやはり細い。ためしに測ったビジネスバッグのショルダーは3.8pあるのでこのくらいが安心感があるのかもしれない。でも、使ってみて不都合のある狭さではない。色は赤とはいっても適度な落ち着きがある。もっと派手な赤でもよいと思う位である。長さは、首掛けにするとやはり長い。ストラップは先端が細くなっていてここで長さを調整できるのだが、首掛けにするにはほぼ最短にする必要があり、相当余ってしまう。余った部分は切断した。化学繊維なので熱で切るとほつれることもない。切り口は雑だが中に折り込めば目立たない。

真っ赤なストラップ、さすがに使っている人は他には見たことはない。カメラみたいな趣味の品、多少派手な方が良いのでは、と思うのだが、見かけてはいない。そういえば私の身の回りの品、実用品も含めて赤が増えてきたような気もする。還暦にはまだまだなのだが・・・。


ついでに・・・
以前、気に入ったストラップがなかなかない、と知人に言ったら、”作ったら?”と言われてしまった。ストラップはカメラを支えるものなので強度不足があるとカメラが落下して壊す恐れがあり、自作は不安で踏み切れない。でも、既製品の表面に布を貼るだけならできそうに思う。使い方が激しいから使っているうちに縁の痛みが目立ちそうだけど、うまく縫えば何とかなるかも? 貼る布の理想は着物の帯だろうか? 帯は無理でも京都で総絞りの布の端切れが売っていたし、金沢にも加賀友禅の端切れを売っている。良い柄を探してみようか? とも思っている。


私の定番 ガラスペンとインク   2013/1/24
 手紙を手書きすること、非常に少なくなってしまった。メールで済ませることも多く、数少ない紙の手紙はワープロ作成で印刷であり、”書く”ことが非常に少なくなってしまった。それでも宛名などは手書きだし、特に重要な手紙は(悪筆だけど)手で書くこともある。その場合、万年筆も多かったのだが、最近はガラスペンを使うことが増えてきた。

ガラスペン、これはペンの一種であり、毎回インクを付けて書く。だけど、ガラスのペン先は襞が多くてインクが多く溜められるので、一度つけると結構な量の字を書ける。葉書ぐらいなら一度に書けるそうだ。だから、私の用途であれば十分万年筆の代わりになる。
ガラスペンの良いところ、インクが自由に選べることである。万年筆だとインクを変えるのは簡単ではないが、ガラスペンなら毎回、季節やその時の気分に応じて色を変えられる。インク、万年筆のときはブルーブラックが長かったけれど、ふと気分を換えたくなって探すと様々な色があり、セピアや深緑に買えたのだが、万年筆ではブルーブラックも含めて3色だけである。つまり、常用の万年筆が3本だけなのである。その点、ガラスペンはインクさえ用意すればいくらでも手軽に色を変えることができる。さすがに書いている途中で色を変えるとなるとその都度洗わなくてはならないので面倒であるが、手紙ごとに変える程度はしたりする。
最近使っているのは、パイロットの色雫である。微妙な、好みに合う色が沢山ある。手持ちは今のところ2本ので、緑系だけである。が、これから増やしたいと思っているところである。
ただ・・・瓶ひとつあたり2000円近いから、簡単には増やせない。メーカの人が出頭販売していたので”小瓶を”とお願いしたのだが、難しそうだ。

ここでガラスペンについて書いておこう。名前の通りペン先はガラスである。円筒の先を伸ばしたような感じで、襞がいくつもついている。金属のペン先のように裏表はなく、どの向きでも書ける。ガラスなので硬く思えるのだが、意外と硬さを感じない。金属のペンみたいにしなりはしないが、違和感はない。そして、非常に滑らかに書ける。この点は金属のペン以上だろう。インクの自由度が高いのも特徴で、墨汁も使える。万年筆用以外の、画材店で売られているインクももちろん使える。
ガラスペンの発明は日本人なのだそうだ。国産もあるが、むしろ海外のものも多い。ペン先から軸までガラスで一体になり、色や模様が美しいものも沢山ある。が、私が使っているのは国産で木の軸のものである。見た目の美しさはないが、実用的な品である。
が、見た目の美しさにも心が引かれる。一つ、優雅なものが欲しいと思っている。見た目は筆記とは関係はないのだが、優雅なペンはそれだけで手にしたくなる魅力があると思う。

余談・・・。最初の買ったガラスペンは、実は羽ペン風である。羽根の先にガラスペンがついているものである。筆記上はガラスペンと全く同じである。これを買ったきっかけ、映画のハリーポッターである。映画で使われている羽ペンは耐久性がないため、これを買った。雰囲気が楽しめ、かつ実用的である。


正月写真  2013/1/14

私の家では毎年元旦に家族写真を写している。場所は玄関で、天候が悪ければ家の中で天神様の前である。現在は私と女房、両親と子供2人で計6人である。
である。フイルム時代から行っているが、古いフイルムの整理が悪く、2Lサイズでまとめようとしたが一部すぐにプリントできない状態だった。デジタルに移行してからは同じディレクトリに保存しているのでこれはすぐに出せる。
並べて比較すると家族の推移がわかる写真となる。子供はどんどん成長し、逆に私は親などは年取ってゆくのがわかる。成長はうれしいが老けてゆくのは寂しくもある。そして・・・途中から子供が増え、祖父が写真からいなくなっている。20年近く遡れるので変化は当然だろう。これからもなるべく続けてゆきたい正月行事である。


新干支凧  2013/01/04

本年もよろしくお願いいたします。

干支凧、作りなおしました。デザインは同じですが、今回はアップの写真も載せられるようになりました。
材料は金箔と銀箔です。ベースは洋紙です。飾り凧としているので、見た目の良さで選んでいます。黒い紙、黒さが今一つで、なかなか思うようなものがないです。昨年の和紙より洋紙の方がよかったので選びました。最初の紙は薄手だったのすが、買いなおす際に専門店がまだ開いてなかったため、厚手になり、凧としては多分揚がらない重さになってしまいました。その分、見た目は良いです。

箔ですが、違う色のを重ねるのは難しいですね。この性質は、同じ箔を重ねると繋ぎ目が分からない、となるので利点になるのですが・・・。まあ、違う箔を重ねる人、そんなにいないのでしょうね。
今回、和紙に貼って切り貼りで作りました。同じ手法で別の凧を作ろうとしているので、その練習になったかな? とも思います。そちらも早く作らねば・・・。




干支凧、作りなおしか… 2012/12/30

干支凧を作り初めて3年目です。私の干支凧は、黒背景に金/銀箔で作っています。今年の蛇、どうもデザインが今一つ決まらず、ぎりぎりになって作りはじめたのですが、完全な失敗作になってしまいました。

箔、重ねて貼ったのですが、貼った上に接着剤で更に貼ると繋ぎ目がきちんと出ないんですね。考えてみれば当たりまえで、同じ箔を貼った時に繋ぎ目が見えたことはなかったですがから。同じ箔ならその方がよりきれいになります。でも、色を変えたらぐちゃぐちゃになってしまいます。(これはこれで別の表現に使えますけど) 
これでは細部が今一つです。多分、箔を貼った紙を加工して重ね張りをした方が良さそう・・・。材料がなくなってしまったので年明けに作り直しですね。

では皆様、良いお年を・・・。




洋風の最中 2012/12/27

金沢とその周辺の正月菓子に福梅がある。これは、梅の花の形を模した小さな最中で、紅白が組になっている。正月のお茶菓子として欠かせないものである。年末になると多くの和菓子店で作られ。金沢の家々ではひいきの店などで買い求め、正月の年始等のお客に出される。

福梅、名前はもちろん、大きさも中身もほとんど同じで店による違いは少ない。大きさは5p程で加賀前田家の紋、梅鉢の形をしている。見た目、店による違いはほとんどない。もちろん、餡はそれぞれの店で作るため、味は相違がある。ただ、正月用のお菓子のため、日持ちがするような餡になっている。紅白2つの色があるが、大抵は中身は同じである。

さて、私が時々行く和菓子店は何軒かあり、福梅も作っている。その中の一店は、伝統的な和菓子を基本としつつも洋風の味を取り入れた品も作っている。たとえばチョコレート味の羊羹もある。その店が非常に面白い福梅を作っていたので買ってみた。
見た目、普通の福梅の半分くらいの小さなものである。そして、紅白に加えて茶色の3色あり、これが5個一組になって箱に入って売られている。小さいので一口で食べてしまえる大きさである。白い細長い箱に入っているのを見ると、お菓子であるが、何か小物入れに収まっているような感じになっている。伝統的な福梅の形をしているのに全く別のものみたいに思えてくるのが不思議である。
肝心の味である。白がホワイトチョコレート味、赤がいちごミルク味、茶色がキャラメル味であった。名前だけ聞くと洋菓子のようだが、いずれも餡子をベースにしている。チョコレート味の餡子なんてとても想像できないのだが、食べると違和感はなく、ちゃんとその味をした餡子となっている。非常に不思議である。味が違うので2つ3つと食べたくなってしまう。小さいから量としては3つでも平気なのだが、5個ひと箱で、キャラメル味が一つしか入っていない。一人で5つは多いし、2,3人で分けるとなると3つの味の配分がちょっと悩ましくなる。ばら売りはしていないのが残念に思える。うちでは小さいのを更に切って分けた。
なお、価格は普通の福梅より高い。見た目半分の大きさだから、相当割高になる。まあ、これは創作菓子とおもえば妥当だと思う。


白い小箱に入っています。


箱の中には5つの福梅が入っています。箱の外にあるのが普通の福梅です。



私の定番、シャープペンシル 2012/12/16

シャープペンシルは、さまざまな商品が次々に出て消えてゆく。定番になりえるほど長く売られている商品は非常に少ない。だから、”私の定番”という前に、世間の定番がそもそも少ない。幸い、私の使っている商品は非常に長く売られ続けているが、同じような品はそれ以外では数種類しか知らない。

私の定番は、ファーバーカステルのTK-FINE VARIO Lである。これは製図用のシャープペンシルである。まず、シャープペンシルで製図用と一般筆記用の違いである。これは先端の形が違う。一般筆記用は先端が円錐形か短いパイプになっている。パイプの場合長さは2〜3mmである。これに対して製図用は、先端は長めのパイプになっている。長さは4mm位ある。わずかな違いだけどずいぶんと長く見える。これは厚めの定規で線を引く際に定規の側面にパイプをぴったり沿えられるようにするためである。これで線が非常に引きやすくなる。主な違いはこれだけなので製図用を一般筆記用に使ってもなんの不都合もない。そして、製図用は長時間使うためにバランスがよく、持ちやすいので非常に書きやすい。また、一部メーカ品は、紛失した部品を購入することもでき、修理も可能だそうだ。但し、高価であり、デザインも実用本位の武骨な感じになる。

TK-FINE VARIO Lは、製図用の中でもやや高価であり、3000円程度になる。安いシャープペンシル10本分以上である。でも、それだけの価値があると思う。デザインで言うと、軸本体はファーバーカステル独特の濃い緑色の六角で、指で持つ部分は丸い真鍮にメッキをしてある。ここには細い線が約3o間隔ではいっている。ここは軸から徐々に細くなり、先端だけが少し太くなっている。太さの変化は滑らかで微妙なカーブである。先端はきちっと作りこんだような円筒と円錐を組み合わせてあり、その元には芯の濃さ(H,HBなど)を設定する窓がある。この窓の色、芯の太さにより色が変えてあり、0.5mmは茶、0.3mmは黄、1.0mmはオレンジ、という具合である。ついでだけどこの色は他のメーカでも共通になっている。
一番の特徴と言えるのが筆圧調整機能である。SOFTにしておくと筆圧が強すぎるとバネで芯が引っ込む。製図ではこの機能が働かないHARDにし、一般筆記ではSOFTに、となるようだが、実際にはバネが働くことはまずない。全体的な感じは、機能的な美しさがあるが、武骨である。
手に持った感じは、真鍮の軸のカーブに人差し指が自然にぴたりと収まり、中指も同様に場所が自然に決まる。日本人と外国人とで手の大きさが多少違うのかもしれないが、この位置で不都合は全くない。そして、この円筒とカーブが生きるのは文字と線を描き分けるときである。線を引く際は立てて使い、文字を書くときは寝かせて使う。この持ち替えが実に自然に行なえる。指の部分が丸いので回転させやすく、一般筆記の斜めの状態から親指の先で転がすようにすると軸はすっと垂直になる。また逆にすると一般筆記の斜めの状態に戻せる。私の書き方では人差し指の位置が少し移動するが、慣れるとどちらも書きやすい位置になり、頻繁に描き分けるには都合がよい。軸が六角だと軽く回せないのでこの動きがぎくしゃくする。立てて使ってもバランスや持ちやすさは変わらない。気持ちよく使うことができる。欠点といえば・・・軸がやや長くノックがしにくいかもしれない。私は持ちかえるのが面倒なので右手に持ったまま胸のあたりや左手に押し付けてノックしている。でも、私の場合後述のように1.0o芯を使っているのでノックの必要が少ないので困ってはいない。

TK-FINE VARIO Lは、芯の太さは0.3mmから1.0mmまで揃っている。この中でお勧めしたいのは1.0mmである。国産では0.9mmと呼ばれるものである。0.5mmに比べると約2倍の太さがある。芯が太いと小さい文字が書けないのでは? と思われるかもしれないが実際には十分書ける。小さな手帳では少々苦しいが、ノートなどでは不都合はない。
1.0mmの利点、芯が折れず減らないことである。0.5mmの2倍の太さなので少々芯を出しすぎても折れない。折ろうとしても折れないくらいである。そして、太さが2倍だから断面積は4倍、すなわち芯の減りは1/4である。書いても書いても減らない。これらの特性、会議などでのメモに最適である。減らないのでノックで中断することは少ないし、芯が折れてあわてることもない。0.9mmは新聞記者に人気があるそうだけどそれもよくわかる。

仕事に使う場合、気持ちよく安心して使えるシャープペンシルは貴重である。TK-FINE VARIO L、いつごろから使っているか分からないが、最初0.5mmを使い始め、後に1.0mmに変え、1.0mmだけでも10年は使っていると思う。軸のメッキがほとんど剥げてしまい、真鍮の地肌がでている。真鍮の落ち着いた金色も良い色だと思う。ただ、微妙な変色もあるのでこれは時々消しゴムできれいにしている。
TK-FINE VARIO L、1本は長く使っているので故障が心配なのでもう1本ある。が、古い方を常用しているので1本はほとんど新品である。更に予備が1本あるのでこれで多分一生涯使えるだろう。

TK-FINE VARIO Lはともかく、製図用、そして0.9mm(1.0mm)芯、これは是非お勧めしたい。
ただし、会社では1.0mm芯は買ってくれないので、芯は自前である。


交差点の安全確認 2012/12/10

最近車で信号のある交差点を右左折するときに気なったこと、”歩行者や自転車が車を見ていない”ということである。
車が右左折して横切るわけだから、歩行者側は青信号の直進であり、それを横切る車は当然止まらなくてはならない。車が止まると信じているのかもしれないけれど、もし止まらなければ事故になる。自転車など、歩道から猛スピードでそのまま横断したりする。車の立場からすれば、歩道を走る自転車は時には見えにくいこともある。だから、一旦停止まではしなくて良いけど、車が来ているかどうかを確かめる位はしてほしいな、と思う。
私自身、横断の際は必ず車を確かめている。運転者がこちらを確認し、スピードを落としていると確信できなければ途中で待つ。実際、右折の車が次々にきて、横断途中の私は道路中央でそれ以上渡れなくなってしまったことがあった。このときは道路が直交ではなくて鋭角に交差する側だったからか車も早く、接触したら大けがしそうに思えてとても渡れなかった。こんなところへ自転車が飛び出したなら、車の正面でぶつかることになって命に係わると思う。過失はもちろん車にある。が、怪我して痛い目を見るのは歩行者や自転車なのだから、自分の命は自分で守ることも考えて欲しいな、というのが正直な気持ちである。

私が横断時に車を確かめる訳、やはり他の車の運転を信じていないからだと思う。私自身、安全には気を付けるし、歩行者を見落として危ない、と思ったことはほとんどない。しかし、”ほとんどない”ということは、ほんのわずかはあるわけで、これは他の人でもありうることと思う。そう考えると他人の運転する車を100%信じることなんてとてもできはしない。車同士でもっと危ない車を見ているとなおのことである。
だから・・・やっぱり車を見て確かめる位はした方が良いと思う。私の場合、車を見て確かめる横断者には、安心して渡って、という意味で合図をしたりする。その方がお互いに気持ち良く渡れると思う。


私の定番、リーガルパッド 2012/12/9

まず、リーガルパッドとはなにか? 乱暴に言い切ってしまえば”黄色いメモ用紙”である。大きさは、私はA4に近いサイズのものをつかっているが、B6に近いジュニアサイズもあるそうだ。メーカによって多少違うが、地色がクリームや黄色で粗い罫線がある。地色が黄色なのは、他の書類と混じった時にもわかりやすいように、である。

まず、私が使っている伊東屋ブランドのリーガルパッドを中心に紹介する。大きさは綴じた状態でほぼA4である。A4と比べると、短辺は7oほど広く、切り離すと長辺は2cm位短い。9o位の粗い水色の罫線があり、左から3p位のところに赤い縦線が入っている。罫線は裏にもあり、両面使える。50枚綴りで裏には厚紙がある。
サイズはメーカによってA4、レターサイズなどがあるが使う上で大きな差はない。また、リーガルパッドを挟み込むホルダも売られている。私もひとつ持っていて、大きさはA4のファイルを薄くしたようなものである。ペンや名刺が何枚か入れられ、紙を入れるポケットもある。私は名刺ホルダに電卓を入れていた。元々はA4サイズ用だけど伊東屋のも楽に入った。

ここで使いかたである。メモ用紙なのだから使い方は自由である。私の場合、仕事で作業リストと会議メモに使っている。作業リストは、仕事柄こまかな作業が次々に発生するので都度記載してゆき、終わったものから消している。こういうとき、粗い罫線は1行に1作業書くのに都合がよい。左の赤線部分には優先順位を書いている。例えば重要が☆印、本日中に行わなければならないのが◎、それ以外が○といった感じである。○だったのもが期限が近づいて◎にしたりもする。このほか、会議のメモにも使っている。作業項目とごっちゃになることもあるが、左の欄になにもなければ議事メモ、といった感じである。電話のメモなどにも使う。
余談だけど文書を書くときの内容のメモは別の白い紙を使うことが多い。これはリーガルパッドの裏にクリップで廃棄用紙の白面を使ったりする。その際、メモとそれ以外の紙がごっちゃにならないように赤いボールペンを使って描く。このついでで、リーガルパッドにも赤いボールペンを使っている。
このほかの使い方であるが、人と話すときにもこのリーガルパッドを持って行く。こういうとき、ホルダがあると便利なのだろうけど私は使っていない。(持ってはいるが、自宅にあり、別用途でたまに使う) かさばるのが嫌なのと、リーガルパッドの裏の厚紙で立ったままでも書けることもある。
書いていると1枚が一杯になり、ところどころに未完の作業が残る状態になる。その頃には次の紙に作業リストがあるので、適当なところで次の紙に転記して移る。全てが終わると大きく×を書いて終了とわかるようにする。紙は両面使えるので、表面を使い切ると切り離してクリップで裏返して止める。紙が無駄なく使える。

ところで、ミシン目の針金綴り。ずいぶんと古典的に思える。レポート用紙は糊付けで切り離した紙はスマートである。リーガルパッドがミシン目入りなのには実は訳がある。それは、途中でも抜けることである。糊付けは1枚目しか抜けず、もし2枚目以降の紙を抜き取るとそれ以前の紙が発がれやすくなる。ミシン目ならそのようなことは起こらず、途中の紙でも抜ける。

ここで価格である。仕事で使っているが、会社は買ってくれるはずはないから自前である。伊東屋のもの、1冊50枚つづりで3冊組で約600円である。使用量、多い時には1日1ページになるが、だいたい2〜3ページ/週である。だから、1冊で半年以上持つことになる。これで作業効率が上がるなら安いものである。



お寺にて 2012/12/4

福井県の瀧谷寺に寄った。由緒あるお寺で、山門は柴田勝家の寄進によるもので、また宝物殿には信長などの書状が展示されている。庭園も美しく、静かで心が落ち着く名刹であった。

この寺で、足元に咲いていたのがこの花である。指の先ほどの小さな花で、うっかりすると踏んでしまうような低い草で、数十の花が咲いていた。その中の2つ3つが、木漏れ日に照らされ、輝いていた。ピンクの花弁が、ガラスの粉を振ったようにキラキラと光っている。やや暗い中、ほんのわずかな範囲に日が射し、そのわずかな中に花が入っていたことになる。やや暗い中、とても美しく感じた。思わず足を止めて写したのがこの写真である。風に花が揺れ、それが意外と大きくて写したすべてがぶれてしまったが、ある程度までなら拡大に耐える写真を選んだ。
写した後、短い距離を歩いて再び戻ったときは全ての花が日陰になっていた。先日聴いた写真家のハービー山口氏の講演で、”撮りたいと思った時に写す”といった言葉があった。今回もまさに当てはまる。しかし、ここに着く時間が少し遅かったなら、木漏れ日はずれて花も輝きを感じなかったかもしれない。そうなると、あれほど心に響かなかっただろう。”写真は心に感じた瞬間に写す”。これは自分の言葉として守ってゆきたい。感じた瞬間を逃した次はない。また、感じた気持ちも時間をおいたら薄れてしまうのだから。


武家屋敷の土塀 2012/11/24
  今日、金沢の武家屋敷に行きました。武家屋敷跡の特徴はなんといっても土塀です。というより、屋敷跡には人が住んでいるので見学はできませんから、土塀を外から見るだけになります。
土塀、土塗りそのままで漆喰の仕上げがないため、雨水などでどうしても痛みます。冬は雨や雪が多いので、土塀を守るために菰かけが行われています。毎年12月初めから初春までの期間です。

さて今日のことです。土壁を塗りなおす作業をしていました。用水側に足場が組まれているのを見たことがあるのですが、実際に塗っている作業を見るのは初めてです。
しかし、今日は3連休の真ん中。観光客が多いです。乾く前に観光客が触ったらしい跡が・・・。ちょっと痛々しいです。
土壁はどうしても痛みやすいです。中には自転車を立て懸けているを見ることも。地元の人は痛むのが分かっているようですが・・・。

私の定番 広角単焦点レンズ 2012/11/11

カメラを使うとき、一番使うレンズは何か?
これは、人によって、何を一番多く撮るかによって異なることは言うまでもない。私の常用はタイトルにある通り広角単焦点レンズである。具体的な焦点距離を書かないのは、一眼レフでは24o、コンパクトカメラでは28o相当を常用しているからである。24oと28oとでは当然写る範囲は違うが、街角や旅行で気楽に撮るときには似たような感じになるので、タイトルではひとくくりに広角単焦点レンズと書いた。
一眼レフで24oを使う理由、これは手持ちのレンズは、一眼レフ用では24o、28o、35oで、このうち24oだけがオートフォーカスレンズである。なので24oを常用している。24oを買った理由は、オートフォーカスに移行する際、マニュアルとはいえ既に28oを持っていたから別の焦点距離を選んだのである。一方、コンパクトカメラはリコーのGRを使っている。コンパクトカメラにしては珍しい単焦点レンズである。こちらは元々空撮用に買ったのだが、一眼レフを持ち歩けないときに使っている。広角単焦点レンズ、あたりまえだがズームは効かない。つまり、大きく写したければ寄り、入りきらなければ下がる。古典的な写し方である。だけど、だいたいこのレンズで足りることが多い。写す目的によるが、旅行などでは7,8割は広角単焦点レンズでとっていると思う。但し、撮りたいものが決まっているときは別で、航空祭では当然ながら望遠ばかり使うことになる。

まず、24/28oはどんなレンズか? 私の場合、街角や旅行で写す際に非常に手頃に感じている。街角では、町がほぼ入る。通りを写すと両側の街並みが適度に写り、建物も全体が写しやすい。これが35oになるとちょっと入りきらないことが多く、片側だけになる。そして旅行では、お城など大きな建物で距離が取れない場合でもほぼ入ることが多い。記念写真にも丁度良いと思う。ただ、人をメインに写すならちょっと小さく感じるかもしれない。

さて、焦点でよいことはなんだろうか? 歪みがすくなく、画質が良いことがまず言える。建物を写した時、ズームの広角では歪んでしまい、真っ直ぐな柱が曲がってしまうこともある。そして、ズームより明るく、小型軽量である。もっとも、カメラ自体が1Kg近いので、カメラ全体では軽くなったようには感じない。ただ、全長が短いのでカメラバッグへの出し入れは楽である。
逆に欠点としては、多少フレーミングが甘くなってしまうことがあると思う。24oでは多少広く写ってしまうが、調整しにくい時はそのまま写してしまう。

だけど・・・広角単焦点を使っている理由、結局は別にあるように思う。
フイルム一眼レフを始めたとき、それは父が使っていたカメラであり、レンズは50of1.4の1本のみだった。最初に追加したのが28oの単焦点だった。これでかなり撮れるようになったのだが、当然望遠も欲しくなり、続いて80-200oを買った。望遠を単焦点で複数本買うのは金銭的にも持ち運びの点でも厳しかった。でも、広角は移動することで調整できるため、単焦点でもよい。その時代、ズームは高かったこともある。だから広角に単焦点を選ぶのは自然なことだった。その時の写し方、常用は28oで時には望遠と、標準の50oはあまり使わなくなった。
後にオートフォーカス(以下AF)に移る際、望遠はAFの80-200に買い替え、広角は新たに買って24oを買い足した。それまでの使い方から自然な買い替えであったと思う。50oは使用頻度も少ないのでマニュアルのままにした。ただ、F1.4の明るさ故、暗いところでは非常に便利だった。そしてなぜかマニュアルの35oを買い足し。広角はAFの24o、マニュアルの28o、35oとなった。深いこだわりがあっての単焦点ではない。だけど、広角は単焦点、というのは良い選択だと思う。24または28mmと35oがあればかなりの写真はカバーできる。ズームは暗いこともあって、魅力を感じなかった。しかし、望遠系のズームは本数が減らせるので便利だと思う。

さて広角単焦点である。広角から望遠まで揃えるなら、高倍率のズーム1本か広角-標準と望遠のズーム2本が一般的だろう。広角の単焦点+望遠ズームである。単焦点を使って揃えると利点もあるのだが、多くの人はズームを選ぶだろうな・・・。

博物館での心遣い 2012/11/11

松本市の郊外にある松本工芸館に寄った。建物はなまこ壁の蔵造りで、庭の奥に静かに立っている。○○氏のコレクションで、建物ごと市に寄贈されたそうだ。展示品は日本や世界の工芸品で、木工、陶芸など、多岐にわたる。興味深い品も沢山あった。

さて、その入り口である。土壁のある門があり、門には屋根と扉がある。その門に小さな鉢植えが置いてあった。門の真ん中、通行の邪魔になる部分である。
不思議に思ったが、その場所には扉を止める出っ張りがあった。高さ4p位。邪魔になるほどではないが、気が付かずに通ると足を引っ掛けそうだ。鉢植え、その場所を通らないように置かれたものだろう。出っ張りには気が付かないことはあるにしても、鉢植えには気づくだろう。安全のために置かれたものだろう。

単なる事故防止なら”足元注意”のような看板の方が手っ取り早いし、安くて痛まない。でも、あえて手間のかかる鉢植えにしたところに、博物館のこだわり、風流を感じる.


タイヤ交換記 2012/10/29
車のタイヤ、以前よりパンクが減ったと思う。私が子供の頃、家の車、何回かパンクでタイヤ交換をしていたが、私が自分で運転するようになってからはパンクはほとんどなくなっていた。自分の車では、車4台、約50万Kmキロ走ったが側面をこすって傷つけたのと鉄片が刺さったことが計2回あったが、どちらも空気が抜けるようなことはなく、普通に言うパンクではなかった。そして・・・今回初めてパンクを経験した。

最初に兆候があったのは空気圧の減少であった。私の場合、初春に夏タイヤ交換をし、空気圧を調整する。その後、時々チェックするのだが、夏までは気温が上がるからか、空気圧はだいたい維持され、9月あたりから減り始めることが多い。今回、10月初めに空気圧の調整したところ、1本だけやや減りが大きいのに気が付いた。そこで10日ほどして再確認したらやはり1本だけ減っていたので再調整して軽くチェックしたけど異常はなかった。そんなに大きな差ではなかったが、なんとなく気になって高速走行後にタイヤを見たところ、空気圧等に異常はなかったがその際に木ネジみたいなものが刺さっているのに気が付いた。最初に見たときはわかりにくいところだったのだろう。
今のタイヤ、なにか刺さってもすぐに空気が抜けることはない。だから空気が若干抜ける程度ですぐにわからないし、走行もできる。だけけど放置はできない。修理か交換かとなるけれど、私はパンク修理はしないことにしている。破損の具合にもよると思うが、修理すると交換より信頼性が下がるのは間違いないので、高速走行が多い私には不安が残る。なので過去の破損もすべて交換している。今のタイヤ、まだ交換時期ではないけれど摩耗も進んでいるので4本同時交換となるが、実は明日、高速を使って長距離を走らなくてはならない。希望するタイヤの在庫があるかどうか、である。

さて、木ネジを見つけたのは外出先、富山県である。所用の前に良く行く店に電話てみた。電話番号のメモはないが、カーナビで調べれば電話番号もわかる。問い合わせたところ、”ない”と即答があった。えらく無愛想だし、調べもせずに返事したように思えてしまった。2軒目、別メーカ系列の店に電話したところ、1種類はある、とのことだった。いわゆる低燃費タイヤらしく、この時点では対応は保留。ここで時間切れなので、まず所用を済ませた。
時間が経ったのでなんとなく落ち着いてきた。極端な話、しばらくだましだまし使うこともできるが、これはさすがに不安である。交換してしまうのは一番安心だが、間に合わせのタイヤというわけにもいかない。とすれば、取り寄せいてもらって、交換までパンク修理か? だけど望むようなタイヤが専門店にあれば交換してしまうのが良い。富山の店も含め、更に何軒か電話してみる。結局、在庫はないか、低燃費タイヤのみであった。でも、電話で聞くと低燃費タイヤでもそう悪くなさそうである。が、いまひとつよくわからないので、金沢に戻って在庫のある店に行ってみることにした。木ネジ、仮に抜けてもすぐに空気は抜けないが、念のためスピードは落とし気味に、そして電話で聞いた本日交換の期限の時間ぎりぎりに着いた。

その店、いつもよく通る道なのに今まで気が付かなかった位目立たなかった。店に入ると先客がいて、もう一人奥から女性が出てきて対応してきてくれた。電話に出た人で、すぐに話が通じた。対応策、”応急でも修理はお勧めしない”と即座に言われた。そして、タイヤの種類などを聞いてみると、勧められた低燃費タイヤ、そう悪くないようで価格も妥当。ということで交換をお願いした。そのタイヤ、使った感じもまあまあで、多少燃費も改善しているように感じる。

タイヤ、以前と違ってパンクしてもすぐにぺしゃんこになることは少ない。今回も、20日位はパンクした状態で走っていたと思う。逆に言えばすぐに抜けないのでパンクしたことにしばらく気が付かない。実際、街中などで1輪だけ空気が相当減っている車も走っている。定期的に空気圧を測定するのが一番良いのだろう。パンクでなくても、自然に空気圧は下がるので、タイヤ用の空気圧計、一つ買って時々チェックすることをお勧めしたい。
なお、空気圧チェックの基本は冷えているとき、とのことである。空気圧が下がった状態で高速走行すると変形で発熱する。このため、走行後は逆に規定以上の圧力になったりする。規定通りの場合発熱は少ないのだが、ガソリンスタンド等でチェック、補充する際は注意がいるだろう。
もう一つ、空気入れである。これは意外と安い。ホームセンターで2000円位で売っている。年に4,5回は使っている。セルフのガソリンスタンドでは空気圧調整も有料のところがあるらしい。ならば一つあってもよいと思う。
最後にカーナビの情報である。HDDカーナビなどには、私のカーナビ同様、様々なお店の情報が入っていると思う。Webのように最新、というわけではないが、種類は多い。電話番号もあるのですぐに問い合わせもできる。もちろん場所もわかる。希望する店を探すにはちょっとコツみたいなものもいるとおもうが、非常に便利と感じた。何かの都合で急いで店に行かなくてはならないときには便利だろう。カーナビ、道案内機能があれば十分、と思っていたけど、非常時には便利だと思った。

航空機への凧での妨害 2012/10/17
 ※本記述は政治的な内容を含みますが、オスプレイの配備の是非に関してなんら主張するものではなく、また配備反対の主張に対して異論を述べるものでもありません。ただ風船や凧による飛行妨害活動の危険性に対してのみ、主張するものです。


Webで、オスプレイへの配備反対で、凧や風船を使って飛行を妨害、との記事を見かけた。普天間飛行場周辺で風船や凧を揚げているそうだ。空港周辺は、航空法で建築物等の高さが厳しく制限されている。これは、滑走路からの距離により細かく高さが決められている。樹木も対象になるため、この範囲内にある木も伸びると切らなくてはならない。これに凧が対象になるかどうかはどうも明確ではないようだ。”風船”は記載されているようだが、風船であっても玩具は対象外のようだ。凧と明記がないので、風船と同じ、と考えれば同様に玩具は除く、とも解釈できる。実際、警察がすぐに対応できていないのは、明確な違反行為ではないから、とも推測できる。
しかし、実際のことろ、玩具であっても進入コースに凧や風船を揚げると非常に危険である。どちらも少し大きなものに強度のあるラインで揚げた場合、航空機に引っかかったなら何らかの影響はあるだろう。着陸直前の航空機は低速でエンジンもぎりぎりまで絞っているのでバランスを崩せば墜落の危険がある。墜落、となれば当然生命が失われる可能性がある。また、接触しない位置であっても、離着陸という非常に神経を使う状況で障害物が目に入れば精神的にプレッシャーも大きく、操縦ミスに繋がる可能性もある。
法による規制がどうであれ、空港くで風船や凧を揚げることは、常識ある人なら行わない行為である。この妨害行為で航空機が墜落してもよいと考えているとすれば、人命を軽視する野蛮な発想であり、墜落の危険性を考えていないなら理性に欠ける行為である。決して行ってはならないことと考える。

凧は平和の象徴、とも言われている。それは、平和のないところでは子供たちが凧を揚げることがないから、なのだそうだ。凧愛好家としては、航空機への妨害という、とんでもない行動に使われるとすれば、非常に悲しい行為である.

白い彼岸花 2012/10/7

彼岸花、ほとんどは赤ですが、ごく一部に白いものもあります。以前愛知県でもた記憶があります。それが金沢の香林寺にあると聞いて行ってきました。時期的にやや遅く、ぎりぎりでしたが見ることはできました。赤と白、雰囲気が随分と違いますね。

私の定番、TUMIのかばん 2012/10/4
 TUMIはビジネス用のかばんとして人気のあるブランドである。特にナイロン製のかばんが有名である。私も使っているが、実は2つしか持っていない。一番の理由は高価だからだけど、実際のところビジネス用のかばんは普段用と出張用の2つがあれば大体足りるからである。

TUMIのかばん、今ではレジャー用もあるが、主力はビジネス用である。A4ぎりぎりの大きさから旅行用の大きなものまであり、ゴルフ用などもある。小さなものは通勤に丁度良いし、やや大きめのものは1泊程度の出張に対応できる。旅行用も組み合わせれば仕事としてはどんな場合にも対応可能、となるだろう。かばんのデザインは多少細かな変更は毎年のようにあるものの、基本的な形は変化はないし、多少違っていても統一感があるので2つ同時に持っても違和感はない。なので日ごろの通勤から出張まで対応できるのもありがたい。

デザインであるが、TUMIの主力のビジネス用は装飾はなく比較的シンプルであるが、ポケットが多く、またファスナーなども多いので武骨な感じになる。色は落ち着いた黒が中心になる。目立ちすぎることもないので仕事には最適である。そして持ち歩きやすい。手で持つこともできるが、肩掛けのベルトがあるのでそちらが中心になるだろう。肩掛けのベルトが非常に良くできていて肩から滑ることもなく、幅も広めで肩への負担も少ない。
日常の使用では、収納に工夫があることで使いやすい。かばんの外にはポケットが多数あり、モデルにもよるが、幅一杯のファスナーも何もない大きなポケットもあり、目的地などでよく出し入れするメモや地図などを入れると素早く出し入れできて便利である。また、内部にも小さなポケットが多数あり、小物を整理しやすい。そして、ペットボトル入れや、イヤホンを出し安い携帯音楽機器入れ、内部ではパソコン入れ(軽いクッション入り)のあるものもある。これらは専用ではないのでそれ以外の使い方もしやすい。また、ファスナーは多くは両側から開け閉めできる。そして、非常に丈夫である。私は、ひとつは毎日の通勤に5年以上使っているがびくともしない。安心して使える。

私の場合、A4ぎりぎりのものを通勤用に。そして2周りほど大きなもの出張用に使っている。
通勤用は本が2冊に小さな水筒、そして携帯電話など日ごろ持ち歩くものが収まる。水筒を抜けばそのまま日帰り出張にも対応できる。本の代わりに小型PCも入るし、幅は広げられるので、けりにちょっとしたお土産を入れることもできる。もうひとつの出張用は、1泊程度の着替えに加え、書類やノートPCを入れられる。こちらも幅を広げることができる。

もちろん欠点もある。モデルにもよるが、内部に仕切りがあるものは厚みのあるものは入れにくい。ビジネスに徹するなら良いが、一眼レフカメラ程度の大きさのものを入れたいと思うと苦しい。そして、布が丈夫なのは良いが、服の生地が傷みやすいのも欠点だろう。
あと、かばん本体は丈夫だけど、肩ベルトの滑り止めは痛みやすい。数年位でひび割れ等が目立ってしまう。ただ、ベルト自体は購入できるので痛めばすぐに換えることもできる。新しいベルトは改良されて使いやすいことも多いので、定期的に換えるのも良いかもしれない。また、肩ベルトも含めてほとんど修理が可能なのだそうだ。

TUMI、高価だけど安心して長く使えるかばんである。


台風直前の凧揚げ大会  
2012/10/1
 今回の台風、各地で被害もでているようで、お見舞い申し上げます。

さて、この台風直前、豊橋で凧揚げ大会があったのでそれに参加した。台風の接近しているこの日、仕事を持っている身ゆえ、遊びに出かけるときは大いに気になる。台風で帰れなくなり”仕事に出られません、というのはちょっと情けない。

台風、週の中ごろの時点ではそれほど心配はしていなかった。金曜の時点で日曜日の遅い時間に接近するかも? との心配はあったが、宿も手配していたし、愛知県でほかに行きたいところもある。予定通りでかけることにした。台風接近は日曜午後だろうけど、午前も雨かな? と思える。土曜日はリトルワールドに寄って早めに刈谷のホテルに入り、夜名古屋に出るつもりだった。が、土曜日に一度豊橋に行って揚げようか? と思った。リトルワールド、目的はサーカスの写真撮影なのだが、実は常連さんが集まる、ということもある。直接話すことは少ないのだが、話さなくてもお互いに認識し合っている不思議な集まりである。撮影となると最低2回目でないと流れがつかめない。本当は4回くらい、と言いたいが金沢からは難しい。

さて、愛知へ向かう際、いつもは東海北陸自動車道を使う。だけど、今回久しぶりに白峰を経由して福井県から美濃白鳥へ、油坂峠を抜けるコースを取りたくなった。ここは一般道が長くなるので時間はかかるが高速料金は安くなる。以前、ETCの割引が無いころによく使った。所要時間は1時間程度長くなるが、高速料金は半額、という感じである。朝なので途中でトイレに行きたくなると思うが、トイレが少ないのでちょっと悩むところである。結論が出ないまま中途半端な時間にでかけ、食事を済ませてカーナビを見ると東海北陸自動車道経由で到着予定が9:25と出た。実際には30分位早く着くからまだ開館30分ほど前に着いてしまう。ここで油坂峠越えを決断した。峠付近の経由地を指定すると到着予定時刻が9:40分? これだと高速経由とほとんど同じことになる? 不思議に思いつつ向かう途中で気が付いた。この到着予定時刻は、経路を確定するために指定した中間点までの時刻である。実際はそれから更に1時間くらいかかる。信号待ちの際にこの中間点を削除したところ、引き返して東海北陸自動車道経由に、と言ってきた。それを無視すること十数回、途中で白山スーパー林道経由に、と言ってきたがこの時間はまだ通れない。それに通行料金がすごく高い道である。それも無視したところ、ようやく油坂峠経由を示してきた。到着予定は11:20分頃。遅くとも10:40には着きたいがそれよりだいぶ遅い。これは白峰経由のいつものこと。カーナビは信号等を見込んで一般道路は30km/h程度で計算するけどこのルートは信号がほとんどないので半分くらいの時間で到着できる。ただし、片側1車線なので遅いトラックがいると所要時間が増す。まあ、それを見込んでの1時間増しである。今日も遅い車がいて、登坂車線でも譲ってくれなかった。品が良くない運転ではあるが、ヘッドライトをつけたらようやく譲ってくれた。余談だけど坂道を走り慣れた車とそうではない車とでは速度が相当ちがう。慣れない車は制限速度を大きく割り込んでしまうのだが、それが普通と思ってしまうのかな? と感じている。慣れればほとんどに道を制限速度で走れるのだが。そして、追い越し可能な場所でも2回ほど。このとき後続車は追い越しをかけられなかったようだ。これも余談だけど、追い越しが下手な車が多くなったと思う。片側1車線道路の多くが追い越し禁止なので追い越す機会が少ないからかと思う。
到着予定時間は順調に早くなってゆく。なにしろ道のほとんどが60km/hなのだから、1Kmあたり1分短縮してゆくことになる。見込み通り、10:10頃に到着した。

当初の予定では14時頃までここにいるつもりだったが、台風の動きもあるので、一度豊橋に向かうことにした。日曜日、朝から雨になったら全く揚げられないことになる。前夜祭のホテルにみんな集まるだろうからそこで凧談義もよいが、やはり一度は揚げたい。豊橋には14時頃、風はそう強くなさそうに思えたが十分揚げられる。
ここで、以前カイト・フォトについて相談を受けていた人から声をかけられた。装置を作られ、回転式だけど、回転がやや速い。1分間で2回転。これではちょっとシャッター速度が遅いとぶれる。抵抗でも挟むとよい。この日、カメラは軽々と上がったがシャッターは切れていなかったそうだ。インターバルタイマの設定ミスらしい。私も何度もやった・・・。私も空撮して見ることにした。カメラは意外と簡単に上がった。あちこちに向け、最後に降ろしながら凧談義の一団の真上へ。低空での真上からの空撮は一番カイト・フォトらしい写真の一つである。続いてカイトフォト中のご夫妻の真上へ。更に高度を下げる。おなじデルタ系の凧を揚げている最中なので凧の動きも見ながら慎重に真上へ持って行く。ほぼ同じ揚がり方なので気を使う。これが和凧だと低く上がるので糸の接触の危険性がない。無事撮影を終えて凧も回収、ここで切り上げることにした。

翌日はいつもより早めに会場へ。風はやや強めだけど安定しているようだ。今のうちに再度空撮してみようと思い、揚げる。昨日と違ってより多くの凧が揚がっているので気を使う。会場の風上側の端に行く。風上に行くのは私が使うデルタ系は和凧より高い角度で揚がるからである。風は多少変化があるけれど心配するほどではない。曇り空であるが時折晴れる。会場などに向けながら撮影する。
ここで風の変化が出た。凧が風上に移動し始めたのである。これは時々起ることで、大抵は短時間で戻るので凧だけならそのまま放置してもよいのだが、その間揚力がなくなってしまうため、カメラがあると短時間で落下する。対応としては、揚げ手が風上に移動すればよいのだが、端なのでこれ以上は行けない。急ぎ巻き取ってカメラの回収を試みるが、気が付いたら凧が裏返しになっていた。体に糸を固定する金具を使っていてそれを離す作業を行ったのと、糸がラジコン送信機に絡んだのでそれを離す手間があったのでその間にひっくり返ったのかもしれない。林の上なのでとにかく糸を引き、手前に落ちるようにする。が、凧は木の上にふんわりと降りた。
まず現場へ。揚げ糸が通路にある電線の上なので通路の支障にならないように緩める。機材は凧の手前、土の上に降りていた。持ち上げるとシャッターが切れた。カメラは無事のようだ。次は凧。まず揚げ糸を引いてみるとちょっと引っかかる。が、これで凧が少し降りた。落ちるのを見ていた方が凧回収の道具を持って手助けに来た下さった。幸い、凧はもう手が届く位置にある。少し引っ張って揚げ糸を外し、凧を更に引く。糸目糸がちょっと枝に絡んでいる。ダブルデルタボックスなのでちょっと長い糸目になっているのだが、これも引っ張ることで枝を外し、降ろせた。支援に感謝、である。
かなり手間取ることを覚悟したが、大したことなく、機材も凧も無事だった。損傷も覚悟したのだが。大事なかった。これはデルタ系の特徴、面積が大きいことが効いたのだと思う。水平になっていれば落ちるにしても速度は緩い。もっとも、きっかけになった風上に移動したのはデルタ系の欠点であるが・・・。

その後は空撮はあきらめた。普通のカメラで開会式の写真を撮り、次はコンテストだけど喧嘩凧も風が強すぎてコントロールが難しい。凧が痛むと嫌なので、市販の喧嘩凧でケーブルテレビ向けにデモしたけどそれでおしまい。コンテストと競技は11時までに終わったのでここで引き上げることにした。

帰る途中にリトルワールドにもう一度寄る。入場料は2倍? 私は年間パスポートも持っているので駐車料も含めて要らない。3度目のサーカスの撮影を行ったところで早めに引き上げることにした。やはり2度目は写しやすい。3回目を写すとすれば更に2時間後になる。多分天候は持ちそうな気もするけど、帰ることにした。風はないが大雨になっている。
名古屋地区からの帰りは通常は米原周りである。距離で言えば東海北陸自動車道が短いけどほとんどが片側1車線なので制限速度が70Km/hになる。米原周りなら一部80Km/h制限だけど100km/hのところも長い。来るときは朝なので東海北陸自動車道を通るが交通量の多そうな帰りは避けている。
しかし、今回は東海北陸自動車道に回った。米原の方が先に台風が接近するので避けた方が良いと思ったからである。走っている間、常にラジオを入れ、名古屋の局を選ぶ。かなりの時間台風情報を流していた。少し走ったところで新名神の閉鎖や名神の速度制限の情報が伝わってきた。電車の運転見合わせの情報も言っている。道路は相変わらず大雨である。事前の電話では金沢は雨も風も大したことない、と聞いたのでそのうち小雨になるかと思いながら走った。
走り始めでの到着予定は18:20。所用3時間半程度である。これは制限速度で走った場合に多少の休息を加えた程度の時間なので大抵これより早く着く。しかし・・・少し走ったところで警察のバスなど3台走っているのが見えた。この車で取り締まりなどしないと思うが、みんなスピードを抑えて走っている。そのうち真後ろになった。後ろである。そして・・・この状況なのに後ろのトラックがあおってくる。スピードを上げられるはずはないのに・・・。途中、譲り車線があったので先を譲る。が、さすがに警察車両をあおる勇気はないようだ。
警察車両は70Km/h弱。部分的な2車線のところでゆっくり追い越し。他の車が挟まるのを見て少しスピードを上げる。が、結局70km/h程度で変わらない。交通量が多く、大雨なのでスピードは出せないのである。結局、その後も雨は強いまま、到着予定時間はほとんど変わらないままで、18:10頃の帰宅となった。若干早まったのは最後のバイパスの差である。ここも信号がないから早まるのである。

帰宅後、テレビを見ると豊橋の暴風が何度も出ていた。豊橋付近に上陸したそうだ。かなりの雨風になっている。無事帰れたことを感謝するべきだろう。それにしても、金沢の北xx観光のバス。あの雨の中、相当無茶な運転をしていた。お客も早く帰りたいのだろうけど、この天候では危険である。それに、追い越しができないのだから所要時間も大して変わらない。途中、こんなバスの後ろになりたくないので軽くブロックした。バス相手にこんな運転したくないし、普通のバスにはその必要もないのだが・・・。

航空祭とWeb実況 2012/09/23
今日は小松基地の航空祭だった。朝は残念ながら雨。航空祭自体は雨天決行だけど、天候が悪いと一番の目当てであるブルーインパルスは飛ばないこともあるし、雨を押して見学するのも嫌である。ということで、ちょっと様子見をしていた。

さて、天候で非常に便利なのがWebで公開されている詳細な気象レーダーである。ピンポイント、それも町内レベルで降水量がわかる。それも1分間隔更新のリアルタイムである。だから、間もなく強い雨が降る、という予想もできる。もっとも、雲が流れてゆくのなら予想もできるが、いきなり雨が強いスポットが出来ることもあるので油断はできない。だから、これを見れば小松空港の天候はわかる。それも、滑走路の西が降っている、というレベルで分かる。(注:レーダー画面には滑走路までは描いてない)
これで空港の天気はわかるのだが、実際に展示飛行が行われているのか? である。早速キーワードを指定し、1時間以内の更新に絞ってみた。ブログなどが5,60見つかった。雨だけど飛んでいるのがわかる。中には、”日本海に強い雨雲があるけど大丈夫か?”みたいな書き込みもあった。多分、気象レーダーを見ているだろう。この雲、私も気になっていたけど、陸に近づいてこない。多分大丈夫だろう、そう思って12時頃に小松駅付近についた。ここで車を置いて駅からバスで。雨だから人は少ないかと思ったが、ブルーインパルスの飛行時間にはかなりの人の数になった。やはり、雨があがったので来た人も多かったのかもしれない。
とはいえ、飛行直前には雨がぱらついたし、最後まで雲が晴れなかったので写真は今一つだけど楽しめた。

ただ・・・帰りのバスの混雑は例年通りである。最後の演技の直後に飛び出したが、バスに乗れるまでに20分ぐらい。道路も混雑していた。駅から車に乗り、カーナビを見ると小松から金沢方面は渋滞の印で真っ赤。小松の市街地を通らないバイパスに迂回した。
気象レーダーとWeb実況、タイミングを見るには最適だった。屋外での通信、少なくない人が利用しているのだろうな・・・。
ガラスペンとインクの楽しみ 2012/09/22
 私は万年筆も使っている。用途は主に手紙である。ただ、本文はワープロになっているので宛名書き程度である。
常用は2本、インクはセピアと”深緑”を使っている。以前はブルーブラックを使っていた。ブルーブラックは、化学変化で安定した黒い色になり、これはこれで趣があるが、最近は変わった色も使いたくなって変えた。私の場合、万年筆は全て吸い上げ式で使っているのでカートリッジに比べると色を変えやすいのだが、それでも一度完全に洗って乾かすので数日はかかる。万年筆の、私以上の愛好家なら多くの万年筆を使い分けるのだろうけど、そこまではできない。

ここで話をガラスペンに変える。通常のペン、ペン先は金属であるが、ガラスペンは名前の通りガラスでできている。軸まで全てガラスでできているものもあり、非常に美しいが高価である。実用性では軸は木やプラスチックなどでもよい。これなら千円少々で買える。ペンであるから、使う際にインクをつける必要があるが、ガラスペンはインクの保持が良いので、一度つけると相当書ける。
さて、このガラスペンも私は使っている。普段は万年筆だけど、ちょっと変わったインクを使いたい時などに便利である。使った後洗う必要はあるが、洗っておけば次はすぐ使える。どんなインクでも良い。ペン先がガラスなのだから万年筆用以外のインクでも書ける。ここでインクである。パイロットに”色雫”というインクがあり非常に多くの色がでている。鮮やかな色もあるし、ちょっと変わった感じのインクもある。もうひとつ、色な名前が和風なのも良い。深緑もその一つだし、アジサイなどもある。今回”竹林”があったのでつい買ってしまった。いろんな色を手軽に使えるのもガラスペンの魅力であるが・・・インク瓶は50mlもある。これはかなりの量で、私には簡単に使い切れる量ではない。そして、価格も1500円でやや高い。量が少なくて安ければもっと多くの色を買うのに、と思ってしまう。この色を見つけたのは東京出張時のこと。よくゆく文具店に出張販売できていたメーカの人に少量瓶の要望を出した。もし半額の約700円であったなら、色数は倍以上買うと思う。

いずれにしろ、ガラスペンでいろんな色のインクが使えるのはありがたい。といってもまだインク数は少ないのだが・・・

初めて×2の小松-東京便   2012/09/1
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出張で東京に向かった。
東京へはほとんどの場合、飛行機で小松から羽田に行く。何百回乗ったかわからないけれど、景色は見飽きることはない。出来る限り窓側の席を指定する。小松から羽田に行く場合、まず名古屋方向に向かい、浜松、御前崎、伊豆半島の先端、房総半島を経由してゆく。その景色、席が右か左かで大きく違うので、なるべく半々になるように、あるいは何か見たい景色の側に、席を指定する。今回は右側を指定した。

さてこの日、台風が北に抜けて低気圧となり、南から吹き込む風で名古屋などが豪雨になっていた。北陸は予報ではさほどになく、小松も雲が多くなり始めた程度だった。早朝の便は、定刻に南に向かって飛び立った。この場合、離陸直後に左に向きを変えるのだが、今朝はその逆、右に大きく旋回し、180度むきを変えて海上を能登方面に向かった。その後雲が多くなって地上がみえなくなり、雲から出た時は再び海の上だったが、富山湾上空?と感じた。
実は、名古屋付近に台風が来ているときなど、まれに新潟方面に向かって迂回することがあるのだ。台風は十分高度を上げると影響はないのだが、国内線は高度が低いので避けられない。東京ー小松便では7000m台が多い。なので迂回するのだが、私はこれが初めてであった。新潟付近を飛ぶこと、初めてというわけではない。富山―羽田便は羽田に向かう時は一度新潟方面に向かう。また、札幌から小松に飛んだこともある。しかし、富山から飛んだときはいるも雲が多かったこともあり、景色が見える、というのはほとんどなく、景色は覚えていない。なので、出張ではあるけれどわくわくしてきた。
景色は、しばらく海の上だったが、遠く富士山が見え、黒部付近らしい海岸線が見え始めた。海岸線の先には立山連峰が見えるはずであるが、そのあたりは雲ではっきり見えなかった。富士山は飛行機から何度も見ているけれど、この位置からは初めてである。立山から富士山が見える、と言うのは聞いたこともあるけれど、実際にみると嬉しくなる。
機内誌には航空路の地図があるので早速開いてみた。富士山は重要な目印である。見える方向に地図を回転させ、方位を考えながら自分の場所を推測する。コンパスがあればすぐにわかるのだが、出張で持ち歩くことなどなどない。時計の短針を太陽に向けて方位を調べることもできるが、一度だけ調べてその後は推測とした。
新潟県近くになると雲も晴れてきた。親不知、糸魚川、上越とこのあたりは何度も行っている場所なので空から見てもよくわかる。長野市あたりも良く解る。そして・・・富士山は見え続けている。このあたりで右に旋回、南に向かった。
海の上空から山の上空に変わる。緑がとてもきれいである。地図を見続けているのであるが、地図が荒いので正確な位置まではわからない。川や湖、高速道路などは位置を確認するのに重要なポイントなのだが、そこまで書かれていない。富士山は見え続けているのでだいたいの位置はわかるのだが、正確には無理である。もう1点、比較できるポイントがあればよいのだがそれがない。しかし、景色は新鮮できれいである。形の良い山などが見えるのだが、残念ながら何と言う山かわからない。客室乗務員さんに聞けば分かるかもしれないが、飲み物のサービスで忙しい時間だったし、途中でシートベルト着用のサインもでたのでちょっと無理である。多分、谷川岳などが見えていたのだろうと思うのだが・・・。
その後、山を抜けて平地となり、宇都宮近くを飛び、再び右に旋回し、つくば近くが見えていたと思うのだが、多少雲が出てきたのと、この付近の地理がいまひとつ分からないので全く自信がない。富士山は相変わらず見えているので、位置の推測はできる。それが正しければ霞ヶ浦の近くを飛んだと思うのだが、真下は見えないのと左は見えないので正確には分からない。だけど、景色は非常に新鮮であった。いつもは多少本など読むのだが、今回はほとんど読んでいない。ずーっと景色を見ていたことになる。
東京が近付き、高度がかなり下がってきた。雲の多いが、地上がよりよく見えてきた。モノレールが見え、千葉市とわかる。再び海、東京湾に出る。この景色は何度も見ている。海の先にディズニーランドが見え、スカイツリーも見えた。風向きから、北側から降りるかな? と思っていた。この場合。お台場付近を飛ぶ。ふと後ろを見ると大型機が接近してきているのが見えた。この時間、着陸機も多いはず。後続機かな? と思う。羽田空港、多い時は着陸町の機が5,6機見えることもある。
が、お台場がなかなか近づかない、と思っていると右前に空港ビルが見えてきた。とすると、D滑走路に着陸、となる。D滑走路が出来てから何度も飛行機を利用しているのだが、離着陸は初めてである。これもまた面白い。
小松から羽田、通常は45分程度の飛行になるのだが、このルートは65分位飛んでいたので随分長く感じた。今回は時間に余裕がったこともあり、初めてが2つもあって遊覧飛行を楽しめたような気分である。

そして出張は日帰り。帰りの機は旧JASのB777.席の前にモニタがあり、チャンネルのひとつがGPSの位置表示。これがあれば位置がもう少し正確にわかったかな? とおもうのだが、縮尺が小さいのでちょっと物足りない。それでも飛行ルートは明確にわかる。今回のルートは? 羽田を南に向かって離陸して左旋回。期待する間もなく、地図上の機は小松まで一直線のルートに乗った・・ 
ビジネスプリンタ購入記   2012/09/1
3台目のプリンタを買った。現在家にあるプリンタが3台、という意味である。今の世の中、パソコンが2台3台あるいはそれ以上ある家は珍しくないと思うが、プリンタが複数台、特に3台となるとかなり少ないと思う。ちなみにうちには外で使うものも含めてパソコンが4台あるが、プリンタは元々全てのパソコンで共用しているので、パソコン1台にプリンタ1台というわけではない。

まず、今までのプリンタである。2台であるが、1台はA3の写真専用である。これはプロ用機で、家庭用ではない。といってもプロ用の中では一番安いものなので家庭用と価格は大差なく、一部家電店でも売られている。ただ、インクは大型家電店でも置いてないところがあるなど、多少の不便はある。2台目は家庭用の低価格複合機である。普通紙など普段の印刷に使っているが、写真は光沢がきれいなので配布用などに時々印刷している。1台目の写真用のプリンタで普通紙に印刷するにはインク交換が必要で、その都度大量のインクが捨てられるため、その無駄(インク代)を避けるために買った。単機能プリンタでもよかったのだが、コピーが簡単に取れるなど、複合機ならではの便利さもあり、重宝している。

その上更にプリンタを買った理由である。これはインク代が理由である。私は歴史関連の同好会に属していて、年に3回くらい会報を出している。毎号だいたい8ページで40部。320ページ位印刷するのだが、この印刷は1回分、320ページでインクが4〜6本位なくなる。写真が多いと更に減りも早くなる。1ページ当たりにすると17円前後になる。この印刷は結構な量ではあるが、このくらいなら家庭用プリンタでも十分対応できる。
しかし、来年に記念号として総集編を出すことになったのである。記念号は1冊が230ページになる見込みで、印刷予定部数は100冊以上。つまり、校正用などを含めると最低2万5千ページはプリントする必要がある。これは相当の枚数で、写真を縮小しても家庭用複合機ではインク代だけで30万円以上になる。その前に、家庭用プリンタでこれだけの印刷が可能かどうか、大いに疑問がある。これが、ビジネス向けインクジェット機になると印刷コストも下がり、1ページ当たり6円以下になりそうである。その差額は15万円以上。プリンタを新たに買っても相当おつりがくる。

さて、ビジネス向けインクジェットとはどんなプリンタだろうか? オフィス向けのプリンタは、今までレーザープリンタが広く使われていた。コピーと同じ方式であり、トナーを熱で溶かして紙に定着させる。高速で印字品質も良いが、ランニングコストは意外と高く、消費電力も大きい。普通紙では文字はきれいに出るが写真向きではない。一方、ビジネス向けインクジェットは最近出てきたもので、低ランニングコストと低消費電力を謳っている。
家庭用機との違いはまずインクで、家庭用には5〜8色インクが多い。染料または顔料である。ビジネス用は4色で顔料系インクが使われている。家庭用は写真がきれいに印刷できることを重視しているが、ビジネス用は普通紙を重視している。くっきりとした文字印刷でき、水濡れにも強い。更に印字も早く、両面印刷対応で耐久性が高い。価格は意外と安く、プリント専用機では2万円程度からある。複合機で3万円台から。より高速のものでも5,6万円くらいでのものが多い。家庭用プリンタよりは高いけれど、意外と安い。

私が買ったのはメーカのキャンペーンで2万円弱まで下がったプリント専用機である。ここから先は私の買ったプリンタを中心に書きたい。インクは4色で両面印刷対応である。価格で言えば家庭と大差ない。カタログ上ではA4普通紙1枚当たりのインク代は6.4円となっている。
ビジネス機の印象、”武骨で無愛想”である。箱はシンプル、セットアップのガイドも最小限。付属品もインクと電源ケーブル、セットアップ用のCD-ROMだけ。CD印刷とか、写真用の長い紙は使えないのでそれに関する付属品はない。だから本体だけ、のシンプルさである。家庭用とは違うな、と感じる。説明書は大きな紙を折ったもので、記載は最小限に思える。もし最初のプリンタにこれを買ったなら(ありえないけど)、セットアップに少々悩むと思う。プリンタの操作もボタンとランプがいくつか並ぶだけ。これまた最小限で、家庭用なら液晶などで文字や絵が表示されるのとは大違いである。(一部複合機には画面がある) とはえ、この機種はプリンタのデザイン自体は武骨ではないから家庭にも違和感なく置ける。実は、カタログで見るとビジネス機の上位機でにはものすごい武骨で家庭には置けないと思うものもある。
紙はコピー機みたいなトレイ式。最近は家庭用でも増えてきている。250枚まで入るが、オプションで増設もできる。接続はUSBか有線LAN。今回はLAN接続ににした。これは設置場所にあるUSBHubに空がなかったからである。最近は家庭用でもLAN(有線/無線)が増えてきているから、これも同じである。
セットアップで驚くのはインクカートリッジの大きさだろう。家庭用機の10倍以上? の大きさである。この大きさがあるから、3000枚以上もプリントできるわけである。なお、インクはカートリッジは大と中、2種類があり、買ったのは”大”である。1本5千円少々。4本では2万円を超える。つまり、プリンタより高いことになる。
セットアップは説明書が簡潔すぎるけど、実際には簡単である。最初のインクの充填に13分とあり、実際にそれだけかかった。さすがに長いが、軽い音が出続けているので逆に安心感がある。。LANの設定もCDをPCに入れ、あれこれ選択するだけで簡単だった。もっとも、LANだけにその知識が全くない人にはちょっと引っかかると思う。
印字結果である。ためしに写真も混じった会報を印刷した。紙は純正の両面印刷対応の普通紙であるが、印字は非常に良い。くっきりと印刷できるので文字はもちろん、写真も見やすく感じた。文字に限ればレーザープリンタ並みである。普通紙にプリントするなら顔料インク、と思う。印刷品質も1段上の”きれい”設定にしたので印刷の時間は今までのプリンタと同じくらいだった。カタログでは高速印字となっているが、この設定ではそれほどでもない。しかし、黒の文字中心だとものすごい速さだった。あっという間に出てくる。続いて両面印刷にすると1枚1枚、いったん印刷してひっくり返すのでその分時間もかかる。1枚だけの両面を大量にプリントするなら、片面だけを大量に印刷してからひっくり返して再度トレイに入れて印刷、というのが速いと思う。ただ、数枚以上だと手で並べ替える手間が大変だから、プリンタ任せの方が楽で確実だろう。100枚を手作業で順番に並べ替えるなんて考えたくない手間である。

そして、無謀にも(?)写真を印刷してみた。予想に反して実はこれも期待以上であった。細かなところでは見劣りするところもあるけれど、1枚渡されたならそんなに不満に感じることはないだろう。ただし、光沢はムラがあるし、キャビネサイズでは、2箇所ほど針の跡のようなものが点線状に残った。プリントにも時間がかかる。ビジネス機での写真印刷はおまけのようなものだと思うけど、意外と使える、というのが正直なところである。会社でも何か写真をプリントすることもあるだろうから、その際には便利かもしれない。但し、トレイではなく背面からの給紙になる。トレイを入れなえなくてよいのは利点だと思う。

さて、インクが安くて印字も良く、印刷が早い、というと家庭でもビジネス機を、とつい思えてしまう。が、やはり家庭向きではないな、と思うことが多い。まずインクが大きすぎる。文字中心だと、カタログ値で中容量インクでも1200枚、大容量だと3400枚なので家庭用の5倍15倍といった量である。家庭用でちょっと多く印刷すると頻繁なインク交換が面倒に思えていしまうのだが、この容量は桁違いである。私の家庭用機、1年半位で黒インクは17本目である。ものすごい量に思えるけど、ビジネス機では大容量だとやっと2本目でしかない。カタログでは6か月以内に使い切ることを推奨していることもあり、簡単に使い切れる量ではない。しかし、町内会、同好会などで大量に印刷するなら、ビジネス機は非常に良さそうに思える。
ところで、顔料系4色インクのプリンタは家庭用が低価格で、それも5千円程度から売られている。もし、写真のプリントが少なく、普通紙中心というなら顔料系4色インクは最適だと思う。6色以上のインクのプリンタが主力になっていると4色はずいぶんと見劣りするのだが、今の4色インク機はかなり優秀と思う。
  
狭い家でのプリンタ3台の置き方である。ラックに3段に積んだ。埃対策で最下段は用紙などのストックにし、その上に3つプリンタが重なる。間隔はぎりぎりにしたけど最上位は1.3m位の高さにある。少々高く、紙入れやインク交換はすこし背伸びするような感じになる。それでも各段は最小しかなく、ビジネスインクジェット機は背面給紙の高さが実はない。一応、棚の後ろにはみ出させたのでその気になれば給紙は可能だけど、棚と壁の狭い隙間に手を突っ込むように給紙しなくてはならない。トレイ給紙専用に使うつもりだから、あとは電源スイッチなどのボタンがちょっと押しにくい程度である。プリンタの3段重ね。なかなか壮観である。

インクカートリッジの比較


肉食系 2012/09/10
草食系/肉食系と言われるようになって長い。人を分類することは私は嫌いなのだが、まあ、私も草食系だろう。

さて、青春18きっぷでの旅の帰りのことである。北陸線で金沢に向かう最終の列車でのことである。途中駅から若い一団が乗ってきた。グループ、というわけではなさそうで、私が一人座っていた4人席に女性3人が座ってきたが、窓側は一人で乗ってきたようだった。一方、通路側の2人は知人同士だったようで、座ってすぐに話し始めた。2人を明確に区別するために私の隣をA子、その向かいをB子とする。この2人、どうやら婚活的なイベント、あるいはそれも目的とした飲食の帰りのようだった。話の内容、初めは食べ物の内容など当たり障りのない内容だったけど、窓側のもう一人が降り、反対側も空席になってから少々濃い話になってきた。この2人、B子はややおとなしい性格だけどA子は積極的な感じに思えた。B子の彼氏探しを応援しているようにも思えてくる。元彼などの話に続いて今日のイベントの話になってきた。
”若い人、全然触ってこないね。”
”割と年の人はそうでもないのに・・・。”
どうも2人とも若手の草食系男子にはやや物足りないものを感じているようだ。その後もA子はB子に同意しつつ、積極性を持たせたいようで、少々けしかけているように感じた。
そして・・・
”脱いじゃえば?”
これにはB子も驚いたようだった。私は本を読みながらだったので会話を聞いていたわけではないから前後の細かなことなどわからないけど、A子の過激な発言にはさすがにB子も引き気味だった。
それにしても、他人とはいえおじさんが隣に座っているのにずいぶんと過激な会話である。こんな感じでA子みたいに色仕掛けで誘われたら(襲われたら?)草食系男子は簡単に引っかかってしまうかもしれない。ご用心・・・。

コーヒーの話   2012/09/3
 いきなり自慢で申し訳ないが、うちのコーヒーはおいしい。
なぜおいしいかというと材料、特にコーヒー豆が良いからである。使っているのは100gあたり500円〜700円。一杯あたり70円位になる。いつもの店では元々上質の生豆を手選別し、焙煎も豆の様子を見ながら絶妙なタイミングで仕上げている。高価ではあるがそれだけの価値のある豆である。そして、豆は淹れる直前に挽いている。挽きたてよりも2,3時間たったほうが良いと聞いたこともあるけれど、飲みたくなる3時間前に挽くのは困難なのでうちでは挽きたてにしている。そして水。といっても水道水であるが、金沢の水道水は質が良いので加熱して塩素を飛ばしてしまえばそれで十分である。ついでだけど、加熱殺菌しただけの水を缶につめて売っている。これだけ条件が良ければあとは淹れるだけである。私はペーパードリップであるが、腕が悪くても十分おいしいコーヒーになる。

さて、夏休み、何を思ったか妻がコーヒーゼリーを作った。これが非常においしかった。味は店で売っている菓子のレベルはもちろん、一部の洋菓子店のレベルを超えている。コーヒーがしっかりしていて心地よい苦味と酸味がある。でも、考えてみれば当たり前かも? いつもの豆を使っているのだがら非常に贅沢なコーヒーゼリーである。但し、多少味にムラがあるのはやはり素人である。

白黒写真、魅力の再認識  2012/09/2
 富山県高岡市にあるミュゼふくおかカメラ館。カメラのほか写真展も開かれている。今開かれているのがハービー山口氏の作品展である。氏の20歳ごろ、1970年の写真であった。学生闘争、アメリカ統治下の沖縄、祭りの夜、このほかに大学祭や中学生、高校生などの写真。すべて白黒写真であった
普段の生活の少し延長にも思える写真、旅の中の写真・・・。でも、とても惹かれるものがあった。こんな写真が撮れたらいいな。そう思える写真が何枚もあった。そして、白黒写真は良いな。そう感じてしまった。私の手元のフイルムカメラはまだ元気である。思わず帰りに白黒フイルムを買ってしまった。

ハービー山口氏の写真展は前期後期ある。今見たのは前期展。来月には講演もある。是非聴きに行きたい。そう感じた写真であった。

http://www.camerakan.com/index.html

列車の座席、4人席   2012/08/30
今年の夏、例年通り青春18きっぷで旅行した。青春18きっぷはJRの普通列車に限り乗り放題となるきっぷであり、この時期普通列車はいつも以上に混む列車もあるそうだ。もっとも、私自身、青春18きっぷ以外では普通列車に乗らない区間も多く、普段の姿を知らないのだが、普段は空席が目立つ列車が満員になったりするそうだ。2両4両で運転されていて満員になる列車、これは普段はこの車両で十分なのだと思う。JRとしても青春18きっぷの客のために増結増発というのはしたくないと思う。とすると一番迷惑しているのは普段利用しているお客、となる。いつもなら楽に座れるのに乗るのも苦労するほどの混雑になったり、乗り換えで駅が乗客があふれて遅れたりするのだから。

さて、普通列車の中で非常に快適な列車の一つは新快速だろう。京阪神地区や名古屋地区で走っている。座席が進行方向向きの2人席であり、スピードも速い。しかも本数が多く待たずに乗れる。快適で早いので、私鉄などは苦戦しているようだ。これだけ早いと高速バスも成り立ちにくいだろう。そして、青春18きっぷでは長距離移動には最適である。混みはするがうまく座ってしまえば楽に移動できる。
新快速の座席は転換式で進行方向向きであるが、京阪神の新快速はドアにいちばん近い席だけは固定になるため、進行方向前端だけは4人の向かい合わせの席になる。この4人席は最後まで空いていることが多い。4人のグループでなければ他人と向い合せになるし、進行方向逆向きになる席もある。この4人席より先にドア横の補助席が塞がったりする。補助席は非常に固い座席であり、背もたれもほぼ垂直で座りにくいのだが、それでも4人席より好まれるようだ。この不人気ぶりからか、名古屋地区の新快速はドア横も進行方向向きにして4人席をなくした電車もある。ドア横が狭くなり補助席が作れないなどの欠点もあるが、これも4人席の不人気への対応策のひとつだろう。

私は逆に4人席への抵抗感が少ないないので、結構利用している。もちろん2人席がより良いのだが、すくなくとも補助席よりは4人席、2人席の通路側より4人席の窓側の方が良い。混雑時などは手前にある4人席を確実に取ることが結構ある。
4人席、以前は広く使われていて、現在も北陸線で使われているし、首都圏などにもある。4人席は相席になると他人と向い合せになるのだが、逆に見知らぬ人との会話につながりやすいとも言われている。といってもそんな機会はそう多くはない。私の場合、見知らぬ人とある程度会話を楽しんだ経験、といえば北海道に向かう夜行急行列車など、数えるほどしかない。また、特急だけど座席としては向い合せに座る寝台車でも経験はある。それを加えても決して多くはない。しかし、2人席は乗車回数がものすごく多いのに見知らぬ人との会話はほとんど皆無であり、話しかけても会話が続かないことが非常に多い。お互いに顔を合わせることがないのが大きな理由だろう。だから、2人席より4人席の方が会話につながることは多いとは思う。実際、グループ客でも会話をしているのは4人席の方が多いようにも思える。

でも・・・現在、見知らぬ人との会話を楽しむような旅人は減ってきていると思う。新快速、特急列車の2人席はそれを排除する最たるものかもしれない。見知らぬ人同志がお互いに無関心に乗るには2人席がより良いだろう。新快速は特急の範囲もカバーするので長時間乗車する人も少なくない。2時間3時間という人もいる。都市部はともかく、琵琶湖や伊吹山、須磨の海などを眺めながらの乗車は私には”旅”である。でも・・・私でも新快速で見知らぬ人との会話はまずありえないだろう。ほとんどの人が寝ているか携帯電話などをいじっている。そこには他人の入り込む余地はない。とてもドライな列車である。
キーボード修理記   2012/08/26
換気扇に続いてキーボードが壊れた。キーがひとつ、反応しなくなってしまったのである。こうなれば普通は買い替えなのだけど、自分で修理した。

ここでキーボードの構造である。ほとんどのキーボードはメンブレンと呼ばれる構造である。薄いフイルムの上に接点が作られていて、これを、キーの下にあるバネ兼用のやわらかい樹脂で押す。100以上のキーの接点が一組のフイルムで出来るので非常に構造が簡単になり、安く作ることができる。
だけど、古いキーボードは違う。キーの下ひとつひとつにスイッチがついていた。機械式、あるいはメカニカルと呼ばれるものである。100個以上のスイッチを並べ、プリント基板で配線しているのでどうしても高くなる。メンブレンなら千円でも結構あるが、メカニカルは1万円くらいになってしまう。

さて、私の壊れたキーボードだが、ドイツのチェリー製で、数少ないメカニカルである。だから、キースイッチが壊れたのであれば交換などして修理ができる。そう思ってまず分解。裏のねじをはずして・・・? と思ったらねじが全くなかった。10箇所くらいの爪ではめ込み式になってた。マイナスドライバーで爪をこじって開ける。ついでだが、内部もねじが全くなく量産向きの構造になっていた。これまた載せただけの基盤の裏を見ると、キースイッチはプリント基板に各4箇所で半田付けされている。これならはずして交換すれば直りそうである。
では交換するスイッチは? もちろん予備などないし、普通には売ってもいない。幸いなことにキーボードには使わないスイッチがある。手っ取り早く、Windowsキー2つのうちの左側のを外した。これは、私がWindowsキーを使わないからで、後で考えてみればScroll LockやPauseなどの方がよかったかもしれない。
取り外しであるが、基盤側から半田ごてをあて、半田をこて側に吸い取らせるようにしながらキーを揺らして取り外した。これが一番心配だったけど意外と簡単に外せた。外した線が一寸曲がった部分もあったけど支障はない。線についている半田をきれいにして取り外しは完了。
次は外したスイッチを入れ替えるだけである。取り付けは基盤にスイッチを差し込んで半田付けするだけ。これはすぐに終わる。キーを押したところ、ちゃんと認識さた。あとはキートップを戻して基盤を固定、ケースを押し込んでお終いである。Windowsキーもスイッチはつけたからちゃんとついている。もちろん壊れたスイッチで使えないのだが。

キーボード、普通は修理なんてしないし、メンブレンでは修理もできないだろう。古いタイプのメカニカルだからこそできたことでもある。面白い経験であった。
浴室換気扇交換記   2012/08/22
うちの風呂場には天井に換気扇がついている。埋め込み式でダクトをとして離れた場所に排気する、ユニットバスによくあるタイプである。
ある日、ちょっと変な音がしているのに気が付き、カバーを外してみるとファンに勢いがなく、今にも止まりそうだった。すぐにスイッチを切った。ファンなどに汚れが溜まったから? そう思ってファンを外してもモーターは回らない。モーターの故障なのだろう。これは修理、というより換気扇の交換になるだろう。調べてみると、換気扇はホームセンター等に売られている。交換なら何とかなるかな? そう思ってやってみた。

まず換気扇のサイズである。今あるものの枠の大きさと同じものを買えばよい。型番からサイズを調べ、ホームセンターで探す。幸い、3軒目で同じメーカの製品が見つかった。このメーカは、ファンの大きさが型番になっているが、同じサイズと思われるものがあった。7千円弱である。メモした型番からWebで確かめたが細かなサイズまではわからない。でも、店の表示の枠サイズが同じなのでまあ何とかなる、そう思って買った。

換気扇本体は枠に木ネジで止める。サイズは元と同じ。これはすぐに確認できた。ダクトは換気扇本体とは別の、独立した側板に差込み、側板だけを先に枠に固定しておいてそれに添わせるように本体をはめ込む形になっている。これなら今のダクトを外して新しい換気扇の側板に差し込めば何とかなる…。これなら面倒ではない。そのはずであった。
古い換気扇の取り外し。これは木ネジを抜くだけだから簡単である? が、最後のネジ、頭がなめてあり、ドライバがかからない。素人が電動ドライバで時々やってしまう失敗だが、プロもやってしまうようだ。頭をドリルで削り取って換気扇を外してから軸をペンチで回して抜いた。
古い換気扇の側板のネジを外して少し引っ張る。ダクトもついてくるのでそれを側板から一度抜いて・・・??? ダクトが奥からすっぽ抜けてしまった。あわてて換気扇の穴に首を突っ込み、覗いてみると、ダクトは浴室直前で継いであり、その継ぎ目で外れてしまったのである。50p位先に抜けたダクトの先端が見える。何とか手が届く。だけど換気扇を外した穴が小さいので手探りでの作業になる。

継ぎ目までは手が届くので、ダクトを継ぎ合わせれば取り付けはできる。外れたダクトはアルミの収縮式だけど伸びきっているので新しいダクトを用意した方が良い。早速買いに行く。長さ1m位のものがあり、3m位まで伸びるとのことでそれを買う。もうひとつ、継なぐためのパイプがあった。長さ20p位で、両方から差し込む形になっている。これを古い方に差し込めば楽そうである。この2つと接着用のアルミのテープを買う。アルミテープは50m巻きしかなくて少々高い。が、他にないからこれを買う。

作業再開。まず古いダクトに継ぎのパイプを差し込む・・・。これが予想外に面倒であった。古いパイプは伸びきっているし、薄いアルミだから差し込もうとすると先が折れ込んでしまう。これでは入らない。目で見ればなんともないと思うのだが、目隠し状態で全て手さぐりである。おまけに手をいっぱいに伸ばしたあたりにある。繰り返すこと十数回。なんとか入り、そっとそのままにして上端をテープで固定する。これで安心? 続いて周囲をぐるぐる巻きに。無事固定できた。次はそこから新しいパイプを延ばすのだが、新しいダクトは伸ばす前でも長すぎた。適当な長さにカッターで切る。螺旋のジャバラだから切り口がななめになるが、テーパーの大きい換気扇側なら大丈夫だろう。まずは奥の継ぎ目に差し込んで固定。これも手探りで手間取ったけどダクトが新しいのと継ぎ目の分だけ手前になるので少し楽。差し込んでテープで張り付けた。あとは反対側を換気扇の側板に取り付けてテープで固定、続いて側板をネジ止めである。
一呼吸おいて、手順を再確認。配線を穴からとおしておいて換気扇を固定する。これを忘れると再度取り外さなくてはならない。プラグなどで非常によくやる失敗である。ここでまた失敗。配線の余裕を見ようと電線を一度押し込むと停電してしまった。スイッチは間違いなく切れていて、電気が来ていないことをテスターで確認しての作業だったが、漏電ブレーカが作動してしまったのである。念のため電線の先端を絶縁テープで巻いた。
ここで換気扇本体の固定である。木ネジを締めるだけだから手回しのドライバでもよいのだけど、頭上での作業のため、電動ドライバが楽である。私はドリル兼用で持っていたけど、今なら安いものもある。安物はプロ用にとても及ばないが、この程度なら十分使える。ただ、木ネジでネジの頭をなめるのはよくある失敗である。押しつけが弱いとドライバの先端が緩んで回転、溝をつぶしてしまう。締めすぎないように低速回転にして強く抑え、ネジを見ながら押し込んでゆく。
続いて配線である。これはそう面倒ではない。古い線を換気扇から抜いて差し込むだけである。が、不慣れゆえ外し方がすぐにわからず、差し込み先もまたすぐにわからず、手間取った。が、ダクトに比べれば簡単なものである。アースも含めてしっかり固定して試運転。無事回った。あとはカバーをつけて完了である。
作業そのものの所用時間は2時間くらいだっただろうか? プロならせいぜい1時間だろう。ダクトが外れたとしても近くのメンテナンス口から天井裏に入ってすぐに継いだと思う。実は私も天井裏に入ることも考えたのだが、低めの椅子しかなく、梯子ではないので入れなかったのである。
プロに頼めば8500円〜となっていた。多分、ダクトの追加は要らなかったと思う。ダクト等の購入は約2500円だった。差額は6000円になる。家族も手伝ったから時給1500円相当か? 大分手間取ったけど妥当なところか・・・。

換気扇交換、そう難しいわけではない。DIYがちょっとできる人なら可能だろう。しかし、ダクトの継ぎ目外れは予想外であった。もう少し奥だとプロに頼むしかなかったと思う。際どかったと思う。うまくいってよかった、というのが正直なところである。

大凧、再び   2012/08/15
数年前、1枚布の凧を試作しました。
その後、同じ型の凧を正式に作るつもりで材料は用意していたのですが、大きさに迷いがあり、なかなか制作に踏みきれませんでした。出来るだけ大きくしたい気持ちはありますが、そうすると引きが強すぎて危険なのでは? との気持ちです。でも・・今回、ようやく約17畳で作成しました。布は厚めの唐草模様。
以前、八十山美術館の中学生たちと短時間揚げましたが、その時は写真を撮れませんでしたので再度揚げて撮影しました。大きいので風があると強力な引きになりそうですが、弱いと布が重いので揚げるのは難しいです。
今回は風が弱めで、なんとか揚がりました。大きい方がコントロールしやすい? そんな風にも思えましたが・・・。やっぱり安定して浮かべるのは難しいです。


分水界への旅   2012/08/05
山の尾根で雨が降ると、尾根を境に水は逆方向に別れてゆく。この尾根を境に川の流域が異なると、別の川に流れ込むことになる。これを分水界と呼ぶ。山間部では尾根筋になるので分水嶺と呼ぶことが多く比較的明確であるが、平野部では隣接する河川の間が平地になっているのではっきりしないこともある。

分水界の中で河川の流れる先が太平洋と日本海と別れる境界は、特に中央分水界と呼ばれている。日本海側と太平洋側の境目、ともいえる。中央分水界は峠など険しい境界になることが多い。ここをたとえば鉄道で超える場合を例にとると、鉄道は勾配が苦手なこともあり、谷など低い場所、つまり川に近いところを走ることが多い。分水界を超える場合、高度がだんだん上がって川が細く渓谷になり、もうどうにもならないところでトンネルで峠の下を超える、という感じになったりする。分水界を超えると川の流れが逆になるのでわかる。分水界声は、鉄道の難所であることも少なくない。”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった”で有名な上越線の清水トンネルはまさに中央分水界であり、気候が大きく変わる、日本海側と太平洋側を分ける境目でもある。JRで最も急な勾配のあった碓氷峠もこの中央分水界である。なので、旅行中に中央分水界を超える、というのはちょっとしたわくわく感があったりする。北陸から関西や東海に抜けるときは福井県の敦賀から琵琶湖に向かって行くところで中央分水界を超える。山が複雑なので超える瞬間はわからないが、湖西線の分岐で琵琶湖が見えてくると抜けたな、と感じる。もっとも、何度も通っているとだんだん意識しなくなってしまうのだが・・・。

さて、中央分水界である。実は、非常に低いところもある。極端なのは北海道で、千歳空港付近にあるらしい。高度は20m以下だそうだ。北海道の千歳付近を鉄道抜けた人なら実感できると思う。でも、本州にもはっきりしない分水界が何か所もある、と聞いた。本州の中央部は高い山ばかりのイメージが強く、にわかには信じられないような話だが、その一つが兵庫県にある石生である。ここなら金沢から比較的近い。行ってみたくなった。

石生、距離的にはそんなに遠くはないのだが、青春18きっぷで行こうとすると結構時間がかかる。いつものように、途中まで特急を使うとして、12時少し前の到着となる。22時台に帰りたいとすると、15時過ぎが滞在の限界である。分水界だけなら1時間半もあれば十分だと思うので十分日帰りできるのだが、折角行くとなると近くの他の博物館も? と思うのだが非常に行きにくい場所なので、純粋にここに行くだけになってしまいそうだ。ということで、私には珍しく1泊で行くことにした。泊まりは大阪近辺の宿がかろうじて取れた。初日か2日目か、どちらでもよいのだが、ここは2日目とした。初日にサントリーの蒸溜所によってうぃすぃーを飲みたくなったのである。

石生、大阪からだと福知山線の利用になる。福知山線、通勤電車化が進んで途中までは頻繁に走っているのだが、石生付近になると1時間に1本程度になる。今回も時刻を確認してから行った。電車は、本数に比例するように乗客がだんだん少なくなってきた。途中乗り換えとなるが、待っている電車はわずか2両で、それでも空席があった。発車直後、放送でこの電車がワンマン運転で、石生は、駅員がいない、と気が付いた。ローカル線のワンマン運転は何度も経験があるが、無人駅での乗り降りは初めてである。ちょっと緊張する。
電車はそれとは無関係に谷に沿うように走ってゆく。日差しは左から右から交互に差し込む。谷に合わせて蛇行しているのだろう。しばらくして”石生”の放送がかかった。降りられるのは前の車両のみ。すぐに立ち上がって出口に向かう。ワンマン運転なので切符を運転手さんに見せて降りる。これも初めての経験である。

 

石生駅に着くと目の前に”日本一低い分水界のある駅”と書いた柱が見えた。その先、駅前広場にも看板が立っているのが見える。広場に出てみると分水界の説明の看板も立っている。メモ代わりに写真に撮る。ここから資料館まで歩く予定だったが、目の前にタクシーがいるので使うことにした。昨日の熱中症的疲労が気になったのである。しかし、メータが上がることなく公園に着く。タクシーから降りて目の前に川があり、ここで用水として分かれる。上流からの川は、川の中央付近に石積みがあり、そこで分岐して行く。この先、真っ直ぐに流れてゆくのが高谷川で、瀬戸内海に流れてゆく。分岐側は黒井川などを経て日本海に流れてゆく。一つの川がここで別れるわけである。丁度この石積みの近くでペットボトルの水などを注ぐと、水は日本海と瀬戸内海に別れてたどり着くことになる。分岐は用水だから人為的なものだけど、ここは扇状地になるので、以前は自然に分水してたところもあると思う。なお、偶然だけどどちらも海まで70qだそうだ。


ここには資料館もある。展示には中央分水界の説明もある。一番高いのが乗鞍であり、本州で一番低いのがここである。これについては模型展示もあり、映像と合わせて模型に水が満ちてきて、100m水位が上がったところで繋がることの説明がある。つまり、100m水位が上がったらこの場所で本州が2つに分かれることになる。
このほかに石生付近での分水界の詳細な地図、この地が低い分水界になった理由などが説明されている。近くの山地の上昇とこの地の下降があり、下降によって湖ができ、それが堆積して平地になったとのこと。そして、ここに流れ込む川の扇状地により、分水界が形造られたそうだ。湖の時代、出口が2つあったことになるのだろうか? パネルが中心ではあるが、地学関連での面白い展示も多数ある。たとえば河川争奪である。また、同じくパネルであるが、この付近にやはり尾根筋ではない分水界があることが示されていた。今回、ノートPCを持参していたので地図ソフトを動かして見てみるとその場所には2つの河川が並行していてそれぞれ日本海と太平洋に注ぐようだ。資料館の人にも見てもらい、場所を確認した。今回は無理だが、いずれ行ってみたい場所である。


資料館の次は、分水界に沿って歩く予定である。丁度駅の方向でもある。外に出ると、川に何人か子供たちが入っていた。分水付近にもいて、盛んに水をかき分けて歩いている。さてさて、この乱れにより日本海に行くはずだった水が瀬戸内海に行く? そんなこともあるかもしれない。
ここからの分水界は、この河川右岸の堤防になる。その上は道路になっていて、ここを歩いて下る。道沿いには看板が頻繁にあり、迷うことはない。道路は比較的平らだが、当然勾配はある。その勾配の加減で分水界もわずかに移動する。尾籠な話で恐縮であるが、その頂点付近で立小便をすると左右に分かれ、別の海に・・・? 実際にはこの暑さだからすぐに蒸発してしまうのだが。
川沿いに進む景色、普通の小さな扇状地のようで、特に変わったところがない。勾配が小さく、家も多いので見通しがきかない。普通に街並みを歩くような感覚になる。ただ違うのは川の先付近に小さな山があり、これが中央分水界であることである。扇状地が山に突き当たって別れ、別の海に向かって流れてゆく。たったそれだけのことである。地理的にはとても面白い話であるが・・・。
ゆっくり歩いて水別れ橋に出る。分水界は川の堤防付近になるのだろうけど、実際には橋の雨はどっちに行くか微妙なところだろう。この橋の橋詰に分水界のモニュメントがあり、なかなか面白い形をしている。なお、この橋はその名前ゆえ、嫁ぐ際には避けて通らなかったそうだ。

 
ここから道路と分水界は川から離れる。道路の両側に家が並ぶ。もし、日本海側と太平洋側、分水界で分けるなら、この道路が境目になる。道の北が日本海側、南側が太平洋側である。この2つ、冬などは気候が大きく違うがここでは当然違いはない。こんなつまらないことを考えたくなるのもここが中央分水界だからである。そして踏切。鉄道は分水界を超えるが勾配はほとんどない。意識しなければ気が付かないだろう。実際、さっき乗ってきたのに気が付かなかったのだから。
踏切を過ぎると目の前に山が近づいてくる。前述のとおり、これが分水界である。そして山のすぐ近く、分水界は非常に微妙になる。資料館の地図では、山近くになって真っ直ぐに伸びてきた線が途切れていた。地図には細かな水の流れの方向を示す線も書かれていたが、途切れた部分は排水路ごとに行く先が違うような感じだった。家の屋根のどちら側かで行く先が別れるようなこともあるそうだ。そうすると、この家の屋根が分水界になる? そんなことを思いつつ石生交差点についた。ここから先、分水界は山に登る。木の茂る山、枝の長い木であれば、分水界を超えて反対側に雨が落ちることもあるのだろうな、と思ったりもする。ここで分水界散策を終え、駅に向かうことにした。
 


石生の町、分水界がなければごく普通のありふれた小さな町である。特に目立ったところもない。事前の知識がなければそのまま通り過ぎてしまうだろう。というより、分水界がなければここに来なかったと思う。分水界というと、いわゆる分水嶺のイメージばかりである。こんな境目があるなんて思ってもみなかった。水の流れを考えると非常に面白い。地理に興味がある人にはお勧めしたい場所であるし、私自身、他の類似の分水界に行ってみたいと思う。もっとも、千歳付近の分水界。全く意識していなかったけど空港を利用しているのだから既に行っているわけであり、石生が2か所目になるが・・・。

さて、帰り道である。次の電車は11時30分過ぎ。駅に着いた時点で10分少々ある。今のうちに昼ご飯を買っておきたいが、駅付近にコンビニほか、パンなど売る店などは全く見えない。駅の自販機で、飲み物だけ買って次に急いだ。幸い、乗換駅の売店でおにぎりが買えた。関西で見かける、味付け海苔を使ったものだった。

ウィスキーと洋館と   2012/07/30
博物館周りで、数多くの館を回ることは少なくない。というより、小さな館が多いときは12館位回るつもりでプランを立てる。そして、10館位回ることは珍しくないし、それを上回ることもある。しかし、それは朝の9時ころに最初の館に入り、閉館時間ぎりぎりまで回ってのことである。だけど今回は半日で17館まわってしまった。

今回、青春18きっぷを使い、珍しく1泊での博物館訪問であった。メインは本州で一番低い分水嶺であった。しかし、ここは交通の便が悪く、日帰りは可能だけど回りにくい場所であった。1日かけて分水嶺とその資料館1館のみ、というのはちょっともったいないと思い、1泊にしたのである。泊まりは大阪。合わせて回るつもりだったのが神戸北野の洋館であった。洋館は普通に言う博物館ではないが、私は博物館に準ずる施設として対象に入れている。資料展示は必ずしもないが、建物そのものが展示のようなものである。あらかじめ調べたところ、15館以上あるとわかった。これは少々多い。なので、今回はその半分程度回るつもりで、途中山崎によってから行くことにした。山崎はサントリーの、ウィスキー蒸溜所があり、そこでいろいろなウィスキーを飲める施設がある。まずそこに10時少し前に着いた。有料で飲めるのはテイスティングカウンター。1杯100円から1万円以上まである。私が飲むのは数100円までで、他では飲めないものである。中ではシェリー樽のものが私の好みに合う。選んで注文しようとしたがまだ定刻の10時に3分ほど前。でも、カウンターのお姉さんは時計をちらりと見て”もういいでしょうね”と言って受け付けてくれた。今回は響のベースになっているシェリー樽とスモーキーにした。スモーキーは燻製の匂いの強いもので、この香りも私の好みである。人がほとんどいない中、窓側のテーブルに座る。広いガラスで庭が良く見える。外は暑く、日差しも強いが、それだけに木々の明るく強い緑もまた夏らしくでよいと思った。
まずはグラスのウィスキーの香りを楽しむ。これがまたよい。さすがに響のベースとなるモルトである。次いで味を。まずシェリー樽を。ストレートなのでアルコールは強いがシェリー独特の味が広がる。落ち着いたところで水を軽く飲んでスモーキーに。こちらは燻製の香りが口に広がる。スモーキーは好みもあると思うけど、私は好きである。ウィスキーでなぜ燻製? それは大麦を麦芽にする時の加熱にある。麦を麦芽にするにはまず発芽させるが、そのままでは伸びすぎてしまうので加熱して成長を止める。その時、スコットランドでは泥炭、つまり煙の多くででる石炭を燃やしたため、燻製の匂いがついたのである。ウィスキーによっては燻製の香りのないものもある。ちなみにスモーキーさが強いのはスコットランドでもアイラ島のもの。これも私は好きである。
お酒の飲み方であるが、私は何か食べながら、というのが普通である。何か食べないと飲み続けられない。これは他のお酒でも同じで、おつまみ類なしではビールの1缶、350mlでも持て余してしまう。なので、今回はゆっくりと飲む。急ぐことはない。そもそも上質のウィスキーを一気に飲むなんてもったいない。
飲みながら周囲を見ると少しずつお客も増えてきた。グル―プできて、高価なものも混ぜて飲み比べている人たちもいる。これは多人数だからできること。ちょっとうらやましい。
2杯に約30分。いつもならもう2杯くらい飲みたいところだけど、今日は切り上げることにした。実は、来る途中、列車内でやはりウィスキーを飲んでいたのである。そちらもシングルモルト。但し、ニッカの商品である。2杯で30分。ゆっくりと楽しめた時間であった。

ここから駅に戻って一気に神戸に向かう。昼ご飯には少々早い時間であるが、駅前のコンビニでおにぎりとサンドイッチを買った。博物館訪問の時によくあるパターンである。余談だが、山崎の、山崎駅前にあるコンビニはヤマザキデイリーストアであった。自家製パンもあったのでサンドイッチも買う。
列車の混み具合が分からないのでホームの待合室でおにぎりを食べてしまう。ウィスキーとは正反対のあわただしさである。その後乗り換えて三ノ宮へ。ここから歩いて北野に向かう。暑い中の坂道はきつい。ゆっくりと歩く。北野の洋館、10館以上あるのは知っていたが、正確な位置はわからない。ガイドマップを見て、最初のところに行くと9館共通券があった。どこまで回れるかわからないので気になるのが有効期限。聞いてみると”ない”とのこと。今日回り切れなかったら次回でもよいので、まず買っておくことにした。”90分くらいあれば回れますよ”とのこと。とすると移動時間を混みにして1ヶ所10分? さすがに慌ただしすぎるのでは? と思う。最初は旧パナマ領事館。そんなに大きな建物ではないし、展示も少ない。だけどさすがに10分は短すぎる。でも、20分あればよいだろう。つづいて英国館。ここにはシャーロックホームズの展示もある。しかし、部屋数も少ないし、適度な時間で次へ。更に次の洋館は隣接しているので移動時間は短い。確かに90分は大げさではないと思えてきた。他の人もそんなにゆっくり見ていない。だけど私は少なくとも他の人の5割増し。どんどん追いこされていった。展示で気になったのは、部屋にバーの様な設備があるところ。実は、飲食として夕方など営業しているとこもあるようで、カウンター裏にはウィスキーが並んでいた。山崎に寄った後なのでやはり気になる。中には飲みたくなるような銘柄もあった・・・。洋館で、アンティークな家具に囲まれて飲むウィスキー、最高かもしれない。
次々に洋館を見て回ると、途中ある館で十数人のグループに重なった。そこには座ると願いのかなう○○の椅子があり、グループの女性12,3人が並んで待っていた。展示が見えなくなる混みようである。が、他の人にはお構いなし。若い女性の多いグループなんてそんなものだろうと思う。また、韓国女性が一眼レフで熱心にご撮影。これも周囲の様子は気にしていないよう。きわめつけはうろこの家の美術館。展示室内でお茶を飲んだりスマートフォンをいじったり、ガイドブックを広げたり…。美術館のマナーとしては最悪だろう。まあ、美術館目的で入る人はほとんどいないだろうから、仕方ないのかもしれない。が、そうでない人も少なくないし、礼儀正しい人も少なくはない。ある館の室内見学では、入口付近からの狭い場所、3,4人立てる程度の場所から見るのみのところだったが、どういう部屋に私とほぼ同時に入った女性に、途中でちょっと場所を譲ると、にこりと笑って会釈をしてくれた。言葉でいうお礼より何倍も気持がよい。

共通の9館のほかに3館を見て、全て見終わったのだが、まだ時間はある。目の前にテーマパーク3館があるのでこれも入る。デンマークとオーストリアが目の前にあり、3館目はオランダ館は香りの館。香水を自分でブレンドできるのだが、それはパス。しかし、ここは香りが中心で部屋の展示がメインでないからか控え目で感じがよい。照明の古い装飾がさりげない美しさで、何枚か写真を写した。ちょっと去りがたい思いで外から建物を眺めていたら入り口の受け付けのお姉さんが”写真をお撮りしましょうか?”と。首から下げていたカメラを見てのことだろう。さりげない親切もうれしい。この暑い中、受け付けの場所はエアコンもない。”暑い中大変ですね”と声をかけたら、”暑い中坂道を登ってくるのはもっと大変でしょう”と。どこまでもやさしい女性である。なかなかこういう返事はできないと思う。

さて、ここまで回ったのに時間は意外と経過していない。公開している洋館はあとひとつ、ちょっと離れた場所にある館のみになった。まだ行く時間は十分あるのだが、暑さの中ちょっと体調が変に感じた。いつもと違う疲労である。二日酔いの不調のような感じもある。確かにウィスキーは飲んでるが、飲みすぎというほどのことでもないし、十分時間は立っている。脱水症状も気になるけど、水はそれなりに飲んでいる。もしかして汗による塩分不足? そういえば飲んだのはお茶ばかりである。そのせいかも? とにかく疲労を感じるのでさっさと駅に戻った。ホームの自販機でスポーツ飲料を買い、すいている逆方向の普通電車に飛び乗った。座って冷房で汗を静め、スポーツ飲料を飲んでいるとしばらくして体調も落ち着いてきた。青春18きっぷならではの休息方法である。十分落ち着いたところでホテルに向かった。その後体調は快調である。

今回訪問したのは17館。数で言っても最高であるし、それも実質半日で回ってる。効率は良かったが、費用もかさんだ。共通券などまとめて回ったから割安ではあるが、それでも6600円になった。普通なら1館500円程度なので割安にはなっている。それでも一日の入館料合計としても最高だと思う。

2着目1000円?   2012/07/30
凧つくりの間にテレビでやっていたのが、”スーツ2着目千円で利益が出るのか?”であった。この売り方、相当前から行われている。この売り方でなぜ利益が出るのか? ということである。この理由、大手の量販店の関係者が解説していた。
スーツを売る場合、いろんな費用が必要である。原価、販売の人件費、広告、店舗の費用、そして利益である。一人が2着目を買った場合、原価だけは2着分かかるがそれ以外の費用は同じであるから、1000円で売っても儲かる、とのことであった。テレビでは、それぞれを箱でグラフのように示し、この分が要らなくなるから・・・と解説していた。店舗では、安売り店といえども対面販売的になるから、その人件費が大きいので、2着売っても手間は同じだから2着目はその費用は要らない、広告費用も2着目には発生しないから・・・ということである。これを聞くと、一見もっともだと思えそうだが、それぞれの割合が数値で出ていないから、これだけでは妥当性が判断できない。ただ、箱の大きさから、原価は1/10位? と思えてそんなことはないだろう、なんて思っていた。
で、Webで検索をかけてみると、2着目1000円に関して全く同じことが書かれていた。しかも費用の内訳予想も書かれたいた。その内訳であるが約3万円のスーツを例にすると、原価(生地代)12%、人件費35%、テナント/光熱/広告費42%、利益11%。2着目は原価のみだから、とテレビと全く同じ内容だった。まず原価の生地代、約3600円である。布は、手芸店でいろいろ売られているが、1m3あたり300円〜2000円である。さすがに手芸店にスーツの生地は売っていないが、面積の大きさと質の違いから、だいたい妥当なようにも思えてくる。
さて、ここで疑問が出てくる。”2着目は原価しかかからないから”ということであるから、人件費は販売のためのもの、となる。では縫製の費用はどこに入っているのだろうか? と疑問が出てくる。もし原価の生地代となっている12%に含まれるなら、小売店は仕入れ値の10倍近い値段で売っていることになる。(ぼろ儲け?) 違うなら、先ほどの2着目千円の理屈が崩れてきてしまう。それに、3600円でスーツが作れるのか? という疑問も出てくる。3600円が生地代だけだとすると、手芸店の仕入れ原価と考えるとちょっと高いかな? とも思えてくるが、さりとて縫製費用を入れるといくら海外で生産したとしても安すぎるように思えてくる。
実は全く別の資料で、スーツの店の仕入れ値は百貨店で55%程度、安売り店で45%程度というのを聞いたことがある。先ほどの比率で、生地代に人件費を足すと47%でこれとほぼ同じ数字になる。小売店の原価47%は、12%よりは妥当と思える。
では、この原価率で2着目1000円で売るとどうなるか? 仕入れ値が47%だとすると約14000円で。2着目を1000円で売ると1万円以上の大赤字に見える。でもちょっと見方を変えると1着を1000円で売るのではなく、2着組で売るのだから、1着を半額+500円で売る、と考えることもできる。先ほどの店の仕入れが47%とすると、少なくとも赤字にはならない。
ここでちょっと想像してみるのだが、2着目1000円で売るのを前提に店頭価格を少々上げたとしたらどうだとうか? 利益率は減るけど十分成り立ちそうである。多くの人は2着買うだろうから、売り上げは増えることになる。そして、数が売れれば不良在庫も減るなど、店の損失が減ることも予想できる。売り方としては良い方法かもしれない。ただ、私の推測が正しいなら、2着目1000円で売っているときに1着だけ買ったら損をすることになる。もっとも、スーツは余裕があってもよいものだから、深く考えずに2着買えば良いと思う。
以上は、繰り返しになるけど私の推測である。推測が合っているのかどうかはわからない。ただ、とはいえ、2着目1000円などのセールがあるなら、それに乗るのが得、というより損はしないのだろうな、と思う。

さて、私もそろそろスーツを買わなくてはならない。どこで買おうか? 今の仕事ではお客様と会う機会が少ないのでそんなに数は要らない。あまり欲しくない2着目を買うのも? などと思えてくるが・・・。

コスモス   2012/07/16
金沢の山沿いの公園に行ったところ、コスモスが咲いていました。何本かある中で2本のみです。まだ梅雨も開けていないのですが、随分と気が早い? なんて感じてしまいました。


凧作りの連休   2012/07/16
3連休でしたが、最初の2日は雨の予報もあり、凧作りの用意をしていました。久しぶりの凧作りです。以前から作るつもりで用意していた布1枚の凧、大きさは約16畳になります。この大きさですから、風が強すぎるとかなりの引きになりそうです。面積は大きいのですが構造は極めて簡単。用は大きな布を作って四隅にロープを結ぶようにするだけですから、丸一日で出来ました。運ぶのが大変そうなので、手提げ袋も作りました。

3日目ですが、相当の暑さでした。午前中、凧の材料を買い込んで帰る途中、車についている温度計を見ると外気温は42度! 走行中なのでボディが焼けて、ということでもないです。実際の気温は36度程度と発表されていますが、道路などは熱くなるのでそれ以上になることはありそうですね。
42度かはさておき、外に出ていると熱いと感じます。肌がちりちりするような感覚です。さすがにこれでは凧を揚げるのはちょっと・・・ということで次の凧を作りはじめました。土台は布、これに金属箔で模様を付けます。土台はできましたが、肝心の模様の方はこれからです。こちらの方がまだまだ時間がかかりそうです。

持ち運び用のかばんとその中身です。t



こちらはもう一つの凧です。

氷室饅頭   2012/07/01
Web藩政時代、加賀藩では旧暦6月1日に氷室の氷を幕府に献上していました。氷室と言うのは、冬の間に雪を入れ、断熱をして夏まで雪(というより氷に近い)を溶けずに残すようにしたものです。氷室での保存より、小分けにした氷を江戸まで溶けずに運ぶのは大変だったようで、その献上の日に氷が無事に届けられることを祈願して奉納されたのが氷室饅頭の始まりと言われています。現在では、7月1日、無病息災の縁起物として広まっています。
氷室饅頭は酒饅頭で、白と緑、赤の3色用意するのが多いようです。現在でも7月1日前後に和菓子屋さん等で売られますが、かなりの数が売れるようです。

さて、饅頭そのものはどの店でも同じようなものですが、当然、店によって味は違います。今年は2店で購入しました。
最初に買ったのは現代風の和菓子店でした。基本的な和菓子の技術を生かしつつ、洋風のものも取り入れている店で、ココアを使った羊羹なども出しています。でも、餡子の味も良い店で、氷室饅頭は3色それぞれ違った餡を使っています。なかでもつぶ餡は私の好みに合っていました。お店で店員さんとちょっと話したところ、この時期、(製造している)本店は入った瞬間にお酒の匂いがするそうです。
もう1軒、こちらは昔風の店でした。非常に頑固な職人さんが作っている店です。手作りの品ばかりで、季節により作る品は違いますが4種類程度しかありません。そして、全て消費期限は当日限りです。当日どころか、昼買って夕方には少し硬くなった、と感じる位です。そんな店の品だからどれもおいしいです。で、氷室饅頭は3色ありますが、色は違っても中身は同じつぶ餡でした。昔ながらの餡子はさすがで、私としてはこちらの方がより好みに合いました。

氷室饅頭、この時期は金沢全体で売られています。人それぞれに好みの店があるようです。

レンタルビデオとVOD   2012/06/23
Webにレンタルビデオ店への満足度調査が出ていてちらりと読んだ。それによると、不満を持つ人の割合が約9割と非常に高いとのことであった。不満としては、見たい作品が貸し出し中、返しに行く手間がかかる、といった感じであった。
レンタルビデオ店、私は以前は時々利用していたが最近はほとんど使わなくなった。実はDVDが出た時点で早いうちに消えるのでは、と思っていた。DVDはビデオテープより手軽であり、また価格も初めから安めだったからである。新作でも3000円程度になり、1000円台で売られる作品も多くなってきた。書籍の場合、貸本屋が既になく、DVDが書籍の価格とほぼ同じになった時点でレンタルビデオは無くなるものと思っていたのだが、私の予想に反してまだまだレンタルビデオ店は繁盛している。

しかし、満足度で見るとやはりそんなものかな、とも思ってしまう。私がレンタルビデオに行かなくなったのも面倒だから、というのがある。借りに行くときははっきりとした目的があってゆくけれど返す時は違う。ついでに借りれば、とも思うけどそれほど見たくもないものを借りるのもなんだか癪な気もする。借りれば見てしまうけど、その時間があまりなくなったこともある。
さて、レンタルビデオに代わると言われているものも出てきている。それがVODである。”VOD”は、”ビデオ オン デマンド”の略で、インターネットなどを使って見たい作品を配信するものである。見たい作品をいつでも見ることができる。パソコンのほか、タブレットやスマートフォンなどでも見られるようだ。テレビで見ることが出来るような機器もある。DVDなどと同様に、早送りや巻き戻しもできる。画質は通信速度にもよるがDVD以上で、パソコンをテレビに繋げば大画面で見ることができるので、ほぼDVD以上といえる。価格は、有料の場合1作品50円から300円程度のようだ。VOD、私も過去に利用したことがある。パソコンを使って見たが画質は十分であった。1作品150円程度で7日間(約168時間)、その間何度も見ることができる。感覚としてはレンタルビデオと同じ、である。

さて、先日出張で、仕事が終わった後の宿泊の際、早めにホテルに入った。本を読むにも手持ちが少なく、ではのんびりテレビでも? と思ってもろくな番組がなかった。で、目についたのがホテルのVODである。ホテルでよくあるビデオサービスは3,4本程度でエンドレスで流れている、つまり、時間が合わなければ最初から出見ることはできない。途中から見ることになる。それでいて結構高いのでほとんど見たことはなかった。
今回はVODなので本数が結構多い。比較的新しいもの、古くて良い作品もある。選択肢は広い。その中にもう一度見ても良い、と思う作品もあった。3本のシリーズであり、全て見ると6時間を超えるが1本だけ見てあとは部分部分でもよい。丁度良い時間だと思うので使ってみることにした。
操作は比較的簡単だった。VODだから見たい時間に好きな部分から見ることが出来る。中断もできる。ホテルのテレビは比較的大きく画質も良かった。何回も見た作品なので酒を読みながら、本など読みながら見たのでうっかり見たいところを見逃したりしたが、その場合でも戻しながら見ることができる。そういうふまじめな見方に対しても操作性はまあまあである。いろんな面で満足感は高かった。価格の500円も妥当だと思う。(もし300円ならもっともっと利用すると思うが)

VOD、インターネットでも広まっている。こちらも便利である。が、この記事を書くときに試しに見たいと思っている作品を流している所は? と思ってもながなか探し出せなかった。VOD、本数を増やそうと思うと結構な投資もいる。大量のデータ通信に耐える回線網もいる。もうしばらくはレンタルビデオ店も安泰かも?

お土産   2012/06/11

先日ちょっとした旅行や出張の際には、やはりお土産も必要かな? と感じてしまう。決して安くはないのだけど、もらう立場になるとうれしいものだし、時には自分では買わないようなものもあるので次に参考にもなる。

さて、会社へのお土産となるといくつか選ぶ基準がある。
・個別包装であること
・数が多いこと
・安いこと
などである。
どこで買うか、というと空港が多いのだが、変わったものをと思うとデパートも有用である。良いもの、おいしいものが多いのだが、当然少し高くなる傾向にある。私の場合、約15個欲しいので価格の目安は上限で一つ当たり100円位なので選択がかなり限られてしまう。
制約は多いが、時間のある時などにいろいろ探し、よさそうなものを見つけるとうれしくなる。空港でも、いつもの乗り場と離れた所には知らない店もあるし、羽田なら国際線ターミナルまで足を延ばすこともできるのでまた変わったものも見つけやすい。
さて、今回はデパートで見つけたものである。ゼリーであるが、一つ一つは小さいけれどその分安いし味の種類も非常に多い。ひとり3つとすると値段もまあまあである。更に箱入りではないものもある。最近は簡易包装も増えてきた。会社で配るなら箱なんて要らない。その分安いのがありがたい。
さて、今回のゼリーの評判は? 非常によかったのだけど、見ただけで”これおいしいよね”、”デパートでは○○にしかない”などと数人がすでに知っていた。喜ばれるのはうれしいけれど、あまり見たことない、と思っていただけに意外であった。女性の情報収集力は侮れない・・・。

凧祭り、警備員さんの苦労   2012/05/21

先日富山県の越中だいもん凧まつりに参加した。天候にも風にも恵まれ、非常に楽しめた2日間だった。

大門は、会場の管理がしっかりしていて、プログラムに従ってきちんと進められている。最初は子ども凧揚げ、各地からの参加者、企業、最後に町内会の凧が揚るが、たとえば町内会の凧が時間前に揚るようなことはない。ちゃんと時間まで待っている。もちろん、朝からじっと待っているわけではなく、凧絵のコンテストもあるし、テントの下でしっかりと飲み食いして(こちらが目当ての人も?)凧揚げに備えている。
そして、会場内には参加者以外が入らないように運営されている。これは事故を減らすためにも重要である。そして、そのために警備員さんが数人、会場内で注意をしている。会場内では凧も販売しているので、一般の人も凧を揚げることがあるが、その場所は別に決めてある。だけどメインの会場に入り込んでしまう人もいる。危険もあるため、たえず注意しなくてはならない。また、この日いくつも凧が落ちていたが、その時も笛で合図、注意されていた。

さて、警備員さんが迷うのは、実は私のような人間のようだ。私は正式に参加の申し込みをしているので、会場に入るのは問題はない。もっとも、自分の揚げるべき時間外はどうか? ということもあるが、子供の凧揚げのときは絡んだときに手伝いもしたりするので、まあ問題はないと思う。
しかし、私の服装は普通の人と同じである。だから警備員さんから見ると一般の人と見分けが付きにくい、となる。他の参加者は、法被を着たりと一目で分かることが多い。だけど私は普通の服装なのである。しかも、カメラをぶら下げていたりするから余計分かりにくいと思う。
私もこの点は気に留めていて、名札は必ず付けている。前夜祭があればそのときの名札をそのまま使うし、前夜祭不参加などで名札がないときは名詞を名札代わりにするときもあるし、別の大会の名札をそのまま使うこともある。名札は、参加者であることを明確にし、一般の人にアドバイスなどで話しかける場合にも安心感があると思う。

今回、丁度参加者が入れ替わるときで揚っている凧がなかったときに警備員さんに話しかけられた。凧のことなどいろいろ聞かれ、そのときの雑談でのことである。私自身、一般の人と区別が付きにくいな、と思って名札はつけていたけど、それが裏付けられたことになる。もっとも、服によっては名札は目立ちにくい。でも、洋凧中心の私には法被は合わないと思う。夏の時期にウインドブレーカーは暑いし・・・。いっそこのこと、目立つ金箔貼りの名札でもつけようか? なんて思っているところである。

部分日食   2012/05/21

全国的には金環日食で盛り上がっているが、金沢では部分日食であった。
月曜の朝で、丁度出勤する時刻あたりがピークになるので、家を出る前に日食グラスで見て、写真を撮ってから会社に向かった。写真は、コンパクトカメラでは暗すぎてピントが合わせられなかったので一眼レフを持ち出すとレンズのごく一部のみ観測用のフィルタで光が通りために非常に暗く、感度を上げて何とか写った。まあ、素人の写真だからこれでも良いと思う。

さて、出社時がほぼピークなので、晴れているのに暗く、不思議な感覚だった。私の車はオートライトで、付け忘れ防止に普段OFFの割りにAUTOにして李宇野だけど、一度日陰に入ると日向に出てもライトが点灯している状態だった。見た目では晴れのつもりで、そんなに暗くなっていないと思っていたのだけど、夕方くらいの明るさしかなかった、ということなのだろう。
一番印象的だったのは、木の陰で木漏れ日が細長い三日月状になっていたことである。木漏れ日はピンホールカメラ的に働くので太陽の形が写ることになり、日食時は当然細い三日月型なのでそのように写ったのである。細い線の集まりみたいで、非常に面白い形だった。

写真、シャッター速度が遅かったので手ぶれしたようである

何が起こるかわからない美術館   2012/05/19

ここで紹介する八十山雅子・和代美術館は、石川県小松市にある個人経営の美術館です。画家、八十山和代さんとお母様の故雅子氏の作品を展示しています。展示作品は少なめですが、定期的に展示替えがあります。また、展示室の奥は和代先生のアトリエになっていて作成中の作品なども見ることが出来ます。何枚も描きかけの絵があります。画家の描きかけの絵、めったに見られないのでこれも貴重な展示ですね。アトリエというのは当然絵を描く場所のはずですが、綺麗すぎます。以前、別の美術館で元アトリエだった部屋に入ったことがありますが、床はもちろん壁や天井にも絵の具が飛び散っていました。とても綺麗です。それに、絵の具の匂いがほとんどしないので、まるで美術館の再現アトリエみたいです。(ここも美術館の一角ですけど)でも、これは和代先生のお客様への配慮もあってのことだと思います。ここにも入ることができるので乾いていない絵の具が落ちていたら服が汚れますからね。

 話がいきなりアトリエになってしまいました。紹介の順番としてはまず美術館の場所のからですね。美術館は小松市の郊外、町はずれの落ち着いた場所にあります。小松空港からそう遠くない場所なので、離着陸中の飛行機がアトリエの窓からも見えます。でも、静かな場所です。家が集まっている一角ですが、ちょっと外れると田んぼや畑のあります。こんなところに美術館? とも思えるところです。でも、窓から庭越しに水田が見えますし、小鳥のほか、鷺や雉など大型の鳥も見られます。絵を描くには良い環境ですね。
 美術館の目印は柱のように立つ細長い看板です。新しい美術館なのでまだカーナビの情報には張っていないことも多いでしょう。地図と看板が頼りです。でも、細い道のごちゃごたしたところなのでうっかりすると見落とすかもしれませんのでご注意を。看板の隣から入ると駐車場、その奥に普通の家をちょっと大きくしたような建物が見えます。木々や花などもあり、とても良い感じです。駐車場は少し狭めなのでほかの車がいると止めにくいかもしれませんが、数台分あり、十分止められます。少し歩いて美術館に向かいます。木々や花の小道をちょっと進み、つきあたり左に玄関があります。厚手の木でできた、とても重厚なもの。中が見えないので最初はちょっと入りにくく思えるかもしれませんね。でもここは美術館ですから心配はいりません。”何が起こるかわからない美術館”、怖がらずにドアを引いて入ってみましょう。

玄関の左、窓側に銅鑼が置いてあります。受付から”叩いてみてください”と言われることもあります。小さな美術館ですから、銅鑼の音は展示室中に響き渡ります。でもうるさい、なんて思う見学者はいないのでご安心を。銅鑼、叩き方によって音がずいぶんと変わってくるので、何度も鳴らす人もいます。この音は非常に良い音なので、勧められなくても、是非叩いてみてください。心配なら”叩いてみていいですか?”と聞いてみるとよいでしょう。銅鑼、魔除けの意味もあるのだそうですから。

 展示室はフローリングで、スリッパに履き替えての見学になります。左に受付があります。入館料は大人200円、高校生以下は無料です。展示室は一つだけ。玄関から見える範囲が全てです。早速中に入りましょう。絵はそう多くないのでまずは落ち着いて見ることをお勧めします。美術館ですから当然、絵の鑑賞、となりますが絵を見終わる前に、多分奥にいる髪の長い女性にコーヒーを勧められることでしょう。先客がいたら奥のテーブルでお話が弾んでるかもしれません。美術館の展示室でコーヒー? 不思議に思われるかもしれませんが、ここで遠慮などしてはいけません。コーヒーが苦手なら棒茶もあります。
 コーヒー、立っていては飲みにくいですから椅子が勧められます。座りやすいのは長椅子でしょう。座る前にちょっと背もたれの部分を見てください。節が変わった竹、亀甲竹が使われています。あまり見ない竹です。その頃にはコーヒーなどが出ていると思いますので、絵は後回しにしてコーヒーを熱いうちに頂きましょう。テーブルには大抵お菓子がおいてあり、これも勧められるでしょうから、これも遠慮しないで食べましょう。ここはそういう美術館です。コーヒーはブラジル産の酸味のほとんどないもの。もちろん和代先生のお好みです。コーヒーが苦手ならお茶もあります。時にはハーブティーを勧められるでしょう。庭のハーブを使った新鮮なものです。とても香りが良いです。でも、無粋な私はついガムを思い浮かべてしまいますが・・・。

さて、もうお分かりかと思いますが、髪の長い女性は和代先生ご本人です。そして受付のおじさんは実は館長さん。和代先生のご主人です。もうひとり(?)、大地君も紹介しておきましょう。美術館の看板犬です。見学者、特に子どもたちに大人気です。看板犬ではありますが、見学者には犬が苦手な人もいるのでいつも出ているわけではありません。子どもが集まりそうな時間などには出ていることもありますが、いないときも。そんなとき、”大地君は?”と言うと、多分呼んでくれるでしょう。この写真は子どもたちと遊び疲れてちょっと眠そうな時に写しました。お休み用のふとんの上です。大地君、人見知りはしないので誰にでも飛びついてくるでしょう。手を出せば甘噛みされます。痛くはないのですが、最初は驚くかもしれませんね。犬が苦手でなければ、驚かずに遊んであげてください。そういえば・・・玄関を開けるといきなり大地君が飛び出してきたこともありました。


 順番が逆になってしまいましたが、館長さんのことも書かなくてはなりませんね。なにしろ館長さんより大地君の方が目立つものですから。館長さんは、私が見学に行ったときは、いつも和代先生のお隣で控えめに見えます。陰で美術館を支えているような・・・そんな感じに見えます。とても人のよさそうなご主人ですが、実は金融機関の会長さんだったのだそうです。美術館で普通にお話をしていると、本当に金融関連の人? と失礼ながら思えることもあるのですが、経済に関係することを話すと嘘ではないことはすぐにわかります。ですが、普段は仕事のことなど少しも感じさせません。これも優れたお人柄なのでしょうね。

コーヒーなどを飲みながら和代先生とお話をしていると面白いことも聞けます。現役の画家と直接お話ができることなど滅多にないのですから遠慮なくいろんなことを聞いて見ましょう。中には自作の絵を持参してアドバイスを求める人もいるそうです。
 お話をしていると、多分写真を撮られることでしょう。この美術館には肖像権はないのであきらめてください。そして、写真はかなりの確率でWebに公開されてしまいます。お忍びで来ているときは一言断ると良いでしょう。効果があるかどうかは保障できませんけど。私は、ここはこういう場所とあきらめています。女房に隠れてこっそり和代先生に会いに来ることはできません。

このテーブル、隅の棚に色鉛筆と画用紙があります。時には絵を描くことを勧められるかもしれません。百円均一の画材だそうですから気軽に書いてみましょう。画家の先生の前だからといって遠慮はいりません。でも、描いた絵で性格判断をされるかもしれません。当たっていてもいなくても笑って聞き流しましょう。
いろいろとお話をしていて迷うのは和代先生を何とお呼びすればよいか? ということです。私は遠慮して、堅苦しいと思いつつ”先生”と呼んでいますが、もっと気楽に呼ぶ人も多いです。これはご近所での出来事ですが、美術館の近くの施設でお雛様を展示している、と和代先生に聞いて寄ったとき、ちょっと入りにくかったので”八十山先生に紹介されて寄って見た”というと、大声で”和代ちゃんか!”と。御近所の人にとっては、小さい時からご存じなので”ちゃん”付けなんでしょうね。ここによく来る子供たちは名前で呼んでいるようです。実際のところ、私が訪問するときはエプロン姿のことも多く、画家のイメージには程遠いです。エプロンに時々絵の具がついていることを除けば、ご近所の奥様と違いはなさそうな感じです。だからどうお呼びすればよいのか迷うのかもしれませんね。でも、美術館の隅にはイベントなどでの写真があるのですが、写っている着物姿の和代先生はとても素敵です。
また話がそれましたね。こんな感じで、美術館に絵を見に来たはずなのに、絵をほとんど見ないうちにコーヒーを勧められ、話をしているうちに時間がどんどん過ぎてゆきます。飲み終わってから絵を見よう、と思ってもお代りが出ます。仕方ないから絵はコーヒーの合間にでも鑑賞しましょう。

変わったところもありますがここは美術館ですから、絵の話も書いておきます。和代先生は”竹画家”と自称されているので絵のほとんどは竹の絵です。なので、洋画なのに日本画の雰囲気もあります。あと、すずめの絵も多いですね。竹、身近な植物ですが、改めて見てみるととても美しいです。ここで和代先生の作品を見て、改めて竹を眺め、写真に撮ってみたりしていて、竹の美しさを再認識しました。それ以来、旅行中などでも竹林が気になってしょうがないです。
そして一緒に展示されているお母さまの雅子さんの作品、これはこれはいろいろで、女性の絵や動物、風景など。でも、温かみを感じる絵です。子犬やひよこなどもありますね。とても明るい絵です。
ついでに展示室の様子も書いておきましょう。壁も天井も真っ白ですが、天井付近には古い民家から移された太い木が使われています。これが適度なアクセントになって、また色も落ち着いた濃い茶色です。古い民家らしい曲がった木ですが、これがまた良い感じです。

さて、絵に触る、なんて他の美術館では絶対出来ないようなとんでもないことも可能です。毎回展示されているかどうかはわかりませんが、1枚だけ触ってよい絵があるのです。竹とお月様に銀河が書かれた1枚です。触ってよい彫刻、というのは他のは美術館にあったりしますが、絵はここだけではないでしょうか? 油絵なので、キャンバスのやわらかい感じが手に伝わってきます。でも触ってよいのはこれ1枚だけ。他の作品には決して触らないでください。でも、勧められて軽い気持ちで絵に触ると和代先生に性格診断されることもありますのでご注意ください。(といっても変なことは言われませんからご安心を)

 折角なのでアトリエも見せてもらいましょう。画家のアトリエ、美術館の展示としてはありますが、実際に使われているアトリエを見る機会はまずありませんから。アトリエには描きかけの絵と絵の具や筆などが置いてあります。筆は非常に多いです。太い細いのほか、先が広がっていたり尖っていたり。本数で言えば細い方が多そうです。竹など細かな描き込みが多いからでしょうか? 筆はどう使い分けるのかな? などと考えるだけでも楽しいです。それに比べて絵の具は出ている本数が少ないからか、そんなにわくわく感はないです。変な言い方ですが、銀座の伊東屋などで100色200色の色鉛筆が並んでいるのを見た時のような感激はないです。もっとも、きれいな色鉛筆を見て喜ぶようでは絵の素人ですね・・・。

 ところで、アトリエでとっても気になること。それは、和代先生はいつ絵を描いているのだろう? ということです。私が行く土日の昼はお客さんもいるので描く時間はほとんどないと思います。Webで見ると平日もそれなりにお客さんが入っているようです。とすると残りは夜、となるのですが、それだけで十分なのかな? と思ってしまいます。余計なお世話ですよね。でも、何回見ても変わっていない書きかけの絵を見ていると余計な事とは思いつつ、心配になります。だけど、新しい描きかけの絵が増えたり、時々嫁に出したりする(絵を収める)そうですから、ちゃんと絵を描く時間はあるのでしょう。でも・・・ひょっとしたら真夜中に小人がどこからか出てきて描いてくれるのでは? なんて考えてしまうこともあります。働き者の小人の仕事にしては進みが遅いのですけど・・・。(和代先生が夜更かししているから出られないのかも?) というのは冗談として、創造的な仕事ですから、会社みたいに8時半から17時半、とはいかないのは当然なのでしょうね。

お客さんの話もしておきましょう。訪問される人は様々です。展示室の隅が井戸端会議場所みたいになってしまい、そのためご近所の方も非常に多いようです。当然リピータも多く、中には週3回以上という方もいるそうです。私も多い方? と思いますがそれでも月に1,2回程度です。子どもたちも多く、お菓子目当てで来る子もいるようですね。リピータ率は調べていないでしょうけど、美術館としては最高になるのでは? と思います。これも和代先生のお人柄でしょうね。他のお客様と話すこともありますが、知的で素敵な人ばかりです。若くてきれいな女性も少なくないです。

いろいろ書いてみました。これだけでも美術館としては普通ではないですが、”何が起こるかわからない”には程遠いですね。私が経験したことを書いてみましょう。多分、これ以上にエピソードも多いと思います。

・いきなり踊りが始まる
   ”やっちん踊り”保存会の方が見学にこられたとき、和代先生が踊りと見てみたい、と言われ、踊りが始まりました。約10人が館内で踊り、腕の動きなど優雅でした。偶然私も居合わせたので写真を写させてもらいました。後日美術館宛にお送りしましたが、保存会の代表に渡り、お宅に飾られたそうです。撮影者としてはとても光栄です。


館内で凧揚げ
 これは私が持ち込みました。凧と言っても手のひらより小さいものです。無風の館内では走って揚げることになります。軽く走る程度十分ですし、そのくらいならば十分可能です。ですが、美術館の館内で凧揚げ、というのは世界中探してもここだけでしょうね・・・。子どもも大人も楽しんでもらえたので、凧作りのセットを作って持ちこみました。凧で楽しんでもらえる、これもうれしいです。


・食事も出来る?
 これは私は未経験ですが、お稲荷さん(稲荷ずし)を出したとき、お花見に出かける予定だった見学者がおにぎりを出したそうです。コーヒーの飲める美術館は他に知ってはいますが、さすがに食事の出来る美術館はないのでは? と思います。

・突然絵を描き始める?
 奥にアトリエがありますが、お客さんがいるときは絵は描きません。少なくとも普通のお客の前では。
でも、私はもう普通のお客扱いされないようなので、2回ほど絵を描き始めたことがありました。画家が絵を描いているところが見られるなんて滅多にないですから、貴重な経験です。絵を描いているときの和代先生の表情はいつもとは別人のようで、とても厳しいです。さすがにプロですね。写真をこっそり撮りましたが、同じ人とは思えないです。いつもの優しい表情からは想像できません。逆に言えば、いつもの素敵な笑顔だけ見ている方が良いかもしれませんね。
ところで、子どもたちのいる中で描きはじめることもあるのですが、近くで子どもが見ていても平気です。この集中力はすばらしいです。写真を撮影したことも全く気が付いておられないようでしたから。

とんでもない紹介文になりましたが、絵も和代先生も、そして館長さんも素敵ですから是非お越しください。その際、時間は十分とっておいてください。最低1時間半は要るでしょう。なにが起こるかわかりませんから。
最後にご注意を。臨時休館もあります。Webにスケジュールがありますが、臨時休館までは必ずしも書かれていません。それに、何か起こっているかもしれません。当日電話して聞くのが一番確実でしょうね。下記のWebに乗っています。絵の見学にお話、そしてハプニング(?) 是非お楽しみください。

 http://www.yasoyama-museum.jp/


スピーチが長い・・・   2012/05/05
内灘の大会、残念ながら強風と雨で凧はほとんど揚げられなかった。
初日は朝から風が強めで、昼前から風が強まり、凧を降ろすように案内があった。この頃から砂が舞い上がっていた。凧も上げられないので参加者は大体2時ごろには引き上げ始めていた。それもそうだと思う。髪も服も砂だらけ。さっさとお風呂にでも入ってさっぱりしたいところである。
そして前夜祭。定刻前から歓迎の踊りが始まり、続いてお決まりのご挨拶。昨年の中止のいきさつなども加わり、非常に濃い内容。その間多くの人は立ちっぱなしである。終わりごろの某新聞社の代表は、”皆さんの視線がビールに向いているようですから”と短く切り揚げた名演説であったが、その時点で帝国から30分が経過していた。

翌日は雨。といっても強くはなく、雨が見えない程度の細かな水滴ではあるが、それでも長い間外に出ると濡れる。そんな中、開会式での名演説が続く。話すい人は屋根があるところにいるけど聞く人は雨の中。傘のない人もいる。内灘闘争に関連しての平和宣言が日本語に加えて英語でも。これを雨の中で聞くのは大変である。申し訳ないが、私は雨のかからないところに避難させてもらったが、いろんな事情でぬけられない人もい多数いたと思う。
ここで思い出したのが以前参加した出初め式。来賓のご挨拶は30秒程度。それでも心のこもった力強い挨拶だった。
晴れている中であっても長すぎると思うこの開会式。多分冷たい雨で体調を崩した人もいると思う。天候を考慮できないこと、とても残念に感じた。

大会の写真は準備中です。
スターウォーズ   2012/04/28
スター・ウォーズ エピソード1が3D化され、公開されたので見に行った。

スター・ウォーズは、実は私には特別な映画である。最初に公開されたスター・ウォーズ、後にエピソード4と言われるようになったものであるが、これは私が自分の意思で見に行った最初の映画であった。それ以前にも見に行ったことはあるが、それは親と一緒に見に行ったものであった。更に言うと、一人で見に行った最初でもある。スター・ウォーズは、その頃の宇宙への憧れや内容の面白さもあり、何回も見に行った。そして、それ以降映画を良く見るようになったのだが、実はこれが結構大変であった。その頃は高校生でもあり、こっそりと見に行ったのだが、地方の小さな市に住んでいたこともあり、近くに映画館はなくなってしまったので列車に乗って金沢や富山へ見に行かなくてはならない。国鉄の時代なので列車の本数も少なく、そこから更にバスなどを乗り継ぐことになるため結構な時間が必要であった。しかも映画は2本立ての時代である。時間の調整は結構大変であった。それでも部活動その他を言い訳にして何とか時間を作って見たものである。時には時間が取れず、2本立ての1本だけ見ることもあったし、更にどうしても見る時間がなくてパンフレットだけ買って小説を読んで我慢した映画もあったくらいである。

その後大学生になってからは当然、こっそり行くことはなくなり、見る数は多くなった。月に2,3回程度行ったと思う。ほとんどは2本立てなのでその倍、見たことになる。中には繰り返し見たくなる映画があったが、今のようにDVDなどで映画を所有できる時代ではないから何度も映画館に足を運んだ。
スターウォーズのエピソード5が公開されたとき、私は静岡に住んでいたのだが、東京などより公開が約2週間も遅かったので、待ちきれず公開に合わせてわざわざ東京まで見に行った。今はもうなくなったテアトル東京で、ここで初めて”並んでの入館待ち”を経験した。館の外にも非常に多くの人が並んでいて驚いた。奇跡的座れたのだが、通路にも多くの人が座っていた。ここのスクリーンは非常に大きく、湾曲しているために前の方の席では視界を越えそうな感じで、首を振りながら見るようになる。しかし、それだけに画面に入り込んでしまうような迫力であり、スターウォーズでは雪原の低空飛行の場面で実際に飛んでいるような感じになった。テアトル東京は、視野を越えるような大スクリーンの魅力ゆえか、最前列には必ず誰かが座っていたと思う。最前列だけ一杯であることも少なくなかった。その魅力を知ったのもスターウォーズのおかげである。これだけのスクリーンで見ることはもう無理と思うと非常に寂しい。

その後、エピソード6,1,2,3と公開され、見続けているが、家庭を持つようになってか、複数回映画館に見に行くことは変わりないが、その回数は減った。公開がまもなくDVD化されたりすることもあると思う。

スターウォーズは今も私には重要な映画であった。テレビで放送される度に見るし、たまにDVDなどでも見たりする。つまり、繰り返し見るけどスクリーンではなく、家庭でテレビで見るものになってしまったのである。しかし、久しぶりにシネコンのそれほど大きくないとはいえ、スクリーンで見ることが出来たのは非常に新鮮であった。3Dも後から処理したものではあるが、不自然さもなく見ることが出来た。3Dはともかく、やはり映画はスクリーンで見るものだと思う。今年から毎年、3D版が公開されるという。あと5年。初公開から40年になる。これだけ長くスクリーンで見続けられる映画も他にはないと思う。

ところで、この日は金曜の夕方ということで貸し切り状態(他にお客なし)になってしまった。これもまた贅沢なのだが・・・。



ポッププカン   2012/04/8
久しぶりに新凧を揚げた。といっても買ったもので、名前はポップカンである。ポップカンは、円筒形の凧で、以前持っていたのだが一部の骨が折れてしまったための再購入である。

ポップカン、円筒形で円周部分の端に糸目がある。糸目が下にあれば、水平に置いた状態で糸を引けば揚がる。ところでポップカン、円筒形なのだからコロコロ転がせば糸目が下に来るタイミングがある。だから、芝生などであれば、ポンと放り投げておけばコロコロ転がって糸を伸ばし、適度なところで引けば揚がる。公園でこれをやッた場合、傍から見ると風でなにかが転がってきた、と思ってみているとそれが空に舞い上がるので驚かれる。
また、普通の凧は落としてしまうと再度揚げるのが大変だが、ポップカンなら転がせば良い位置になるので落ちても構わない。というより、意図的に落としたりして楽しんでいる。ポップカンを回転させるように揺らすと揚力を無くせる。鈍い喧嘩凧程度にはコントロールできる凧である。落とした時、弾むこともあってなかなか面白い。

今日は久しぶりの晴れ空であり、公園は人も多かった。そんな中で喧嘩凧に続いてのポップカン揚げ。なかなか楽しかった。

正しいpopKan揚げ方もご覧下さい。

博多うどん   2012/04/3
博多で麺類というとラーメンがとても有名である。とんこつの比較的こってりしたラーメンである。私はラーメンが好きなので博多に行くと大抵1杯は食べている。博多ラーメンにもいろいろあり、観光客向けにややおとなしいところもあるが、最近はそのような店では物足りなく感じてしまうため、地元の人が行くような店を探すことが多い。
さてうどんである。残念ながらラーメンの影に隠れているような気がするが、博多はうどんも非常においしい。地元の人もそういっている。ここでは博多のうどんについて書いてみようと思う。

博多のうどん、麺の腰は弱く、汁の色が非常に薄いのが特徴だろうか? 私の住む北陸は関西のうどんの影響が強く、関東の醤油の濃い色の汁に比べると色は非常に薄い。それに慣れた私の感覚でも、更に色が薄く感じる。関東系の濃い色の汁に慣れた人から見るとただのお湯に見えるかもしれない。私が初めて食べたとき、あまりの色の薄さに驚き、テーブルに醤油があったのを見て、”これを掛けて食べるのだろうか?”と思った位である。もちろんそんなことはなく、そのまま食べられるのだが、関西系に慣れていた私でさえそう感じたくらい色が薄い。

最初に食べた博多うどん、実は東京にある店だった。その後、何度も行っている。関西風に近い味付けでもあり、非常においしくて安いのも魅力であった。若い頃はうどんだけでは足りなかったが、稲荷ずしもあり合わせて注文することが多かった。種類は月見やキツネなど一般的なもののほか、とろろ昆布や丸天(大きなさつま揚げのような感じ)、ゴボウ天などもあり、自然と他にはないものが増えていった。
もう一つ、テーブルには大きな鉢に刻みねぎが山盛りにしてあった。好きなだけねぎをかけて食べるのだが、これもまた魅力だった。私はネギはあまり食べないのだが、ここでは適宜かけて食べていた。

博多ではごく普通の店で回かうどんを食べたが、どこもおいしかった。博多はうどん、と私は言いたいのだがあまり知られていないようで残念でもある。でも、実のところこう書いている私もうどんを食べる回数はラーメンの半分以下である。
それは・・・酒の締めはやはりラーメン、だからだと思う。

金箔凧の作り方   2012/03/3
2011年に向けて昨年始めて干支凧といえるものを作った。雪ウサギのデザインで、黒いリップストップに金/銀箔を貼った。箔は非常に美しく、揚ると目立たないものの地上での美しさは格別であった。箔は揚げると多少の痛みも出るので、2つ作って作って揚げるためのものと飾り用とした。

干支凧、作りはじめたからには一回り、つまり12種類は作らねば・・・。ということで今回も竜にちなんだものを作ってみた。作るとなると人に配ってみたくもなる。しかし、リップストップにカーボンの骨ではどうしても時間もかかるし高くつく。ここは和紙を使い、数を作ってみようと思った。つまり、量産型金箔干支凧である。凧としては飾り凧に徹することにした。
まずデザインである。雪ウサギに似た、シンプルなものにしたい。目と髭と角。何とか竜に見える? 少々苦しい感じはある。デザインはパソコンで作った。ベースとなる色は今回も黒にしたい。その紙を専門店で探す。さすがに専門店なので揃っているが、黒となると限られる。その中でよさそうな和紙を2種類買ってみた。1種類は高価なので1枚のみ。安い方は5枚用意した。
外側の型は昨年の、既にできているものをそのまま使う。絵の部分はパソコンで印刷し、新たに作成した。これを印刷して下絵とし、カーボン紙で紙に写す。ここで紙を細かく見ると、良いと思った高価なものがいまひとつで、小さな穴もある。手漉き故の欠陥かもしれないが、これでは使いにくい。安い方は意外とよさそうなのでこちらだけ使うことにした。最初に下絵を写す。量産だから一度に3枚、カーボン紙で転写する。ベースがやや厚い上にカーボン紙も挟み、一部はカーボン紙も重なる。結構厚いのでボールペンで力を入れて写す。下絵が破れそうに感じるが、ちゃんと転写できた。

次はいよいよ箔貼りである。
ここで金箔の簡単な貼り方を紹介しておこう。金箔は比較的簡単に貼る方法がある。金沢の金箔を扱う店では箔貼りの体験もあり、作品は持ち帰ることができるので、で観光としてもお勧めしたい。で、手順としては次のようになる。
 (1) 糊を塗る
   素材に合わせて糊を選び、箔を貼りたい部分、形に糊を塗る。その際、必要に応じて型紙を使って貼りたい形に糊を塗る。
 (2) 箔を載せる
   糊を塗った部分に箔を載せ、軽く押さえて箔を貼る。
 (3) 余分な箔を取る
   糊以外の部分の箔を刷毛で払うなどして除く
 (4) 必要に応じ、保護用の塗料を塗る
   箔は糊でしっかりとくっつきはするが、ぶつけたときなどに剥がれることもあるので、保護するために必要に応じて透明な塗料などを塗る。

糊、これは素材別に何種類かある。今回は和紙なので紙用となる。箔の販売店で相談してみると紙用には2種類あるが、筆で使える方は扱いにくいとのこと。今回は型紙を使う際に楽な方を使うことにした。木工用接着剤と同系である。私の行く金箔の販売店、この店は家から車で5分程度なので非常にありがたい。合わせて金箔と着色銀箔を買う。竜の目の色のほかに角が欲しいのだが、この色がいまひとつピントこない。2色ほど使い分けてみることにした。なお、糊であるが、専用のものではなくてもスティック糊なども使えるそうだ。

さて作り始めである。まず型紙を作る。箔は、実は非常にくっつきやすいので糊を塗っていない部分に付くこともある。以前リップストップに貼ったときは、糊がはみ出さないようにマスキングテープを型にしたので、わずかに残ったマスキングテープの糊に箔がくっついてしまった。また、箔を除く際に銀箔などは厚いので糊を塗った部分も一緒に剥がれることもある。といった細かな注意などは別にして、手順としては上記の通りである。型紙は今回はコピー用紙を切り抜いて作った。簡単ではあるが、何度も使うと糊でふやけて波打つなどしてはみ出しやすい。今回も少々はみ出しがあった。
木工用接着剤、接着には良いが、面積が広いと塗るのに手間がかかるのと型紙が要るのが欠点かもしれない。用途によっては筆で塗れる接着剤の方が便利だろう。
続いて箔貼りである。プロは簡単に貼るが、素人には箔を扱いやすい便利な道具がある。それは”あかうつし紙”である。箔は風などで飛んでしまったりするし、飛ばなくてもしわが寄ったり折れ曲がったりする。少々扱いに気を使う。あかうつし紙は、箔を吸い付けて安定させてくれる。貼ると非常に扱いやすくなる。貼り付けた状態で、あかうつし紙ごと箔を鋏できることもできる。箔は約10cm角なので小さなものなどでは大きすぎる。小さく切って張れば無駄がない。細長く貼りたいときなどにも便利である。特に素人レベルの近い私にはとても便利である。あかうつし紙そのものは何度も使えるのだが、箔よりもあかうつし紙の方がはるかに安いのだから、小さなものに貼るときは箔ごと切ってしまうので、たとえば3〜4cm位のものに貼りたいときは貼る前に4等分して使うと無駄なくまた貼り易い。
箔はあかうつし紙に付いた状態で糊の上に載せ、軽く押さえ、あかうつし紙を除く。これで箔はくっついてくれる。もし貼りのこりがあれば再度箔を載せれば貼ればよい。重ねて貼っても境目はわからない。

箔貼りの次は余分な箔を落とす。紙の場合はすぐに張り付いてくれるが、念のため少し間をおく。余分な箔は刷毛や筆で除けるが、飛び散らせると掃除が面倒である。何しろ金箔は薄いので飛び散ってしまう。なので私は掃除機をすぐそばにおいている。掃除機のノズルを近づけておき、筆で剥がすようにする。重ねて貼ったときは箔の上も払う。銀は箔が厚いので折り曲げるような方向に掃ったりする。薄い薄い箔とはいえ金に銀である。もったいない気もするが、飛び散らせるとやはり厄介である。余談ながら飛び散った箔は、机などのちょっと粘りやすいところなどに貼り付いてしまう。うちの掃除機の先、金銀で蒔絵みたいになっている。
なお、糊が更に落ち着いた頃にもう一度掃うと良いと思う。一度掃った箔の小さな破片が紙にくっついてしまうこともあるので、改めて掃うと良い。そして、はみ出した分はカッターで削るようにして除く。これは紙ならではのことである。

掃った後に保護用の塗料を塗る。専用のものも売られているが、普通にホームセンターなどで売られているものでもよい。私は水性の透明なスプレー(クリア)を塗っている。クリアにはつやのあるなしの両方があるが、和紙の凧にはつやなしの方が良いと思う。つやなしのクリアを塗っても金箔の光沢は十分である。紙につやが出すぎるのも違和感があるので、つやなしのクリアは良いと思う。和紙の質感も保てると思う。
クリアを塗ってしまうと何かぶつかった際の痛みは少なくなる。もともと箔は結構しっかりしているが、上に塗ったほうがより安心できる。なお、紙を曲げるなどすると箔に亀裂が入ることもある、これはこれで別の良さもあるが、気になるなら厚めの紙の方が良いかもしれない。

さて・・・箔張りは素人ゆえのミスも多数あった。ひとつはあかうつし紙に貼り付ける前に形が崩れてしまうことである。箔は風などで折れ曲がることもある。そうなると素人では戻すのは困難である。職人さんは竹のピンセットで押さえて軽く吹いて直すのだがそれは難しい。一方、銀箔では箔が厚くて重いのであかうつし紙へのくっつきが悪くてはがれてしまいやすい。ひっくり返そうとして落ちてしまうこともある。ピンセットなどでうまく押さえるとよいと思うのだが、難しい。
そして、指などへの張り付きである。汗などですぐにくっついてしまう。付くと貼るのは難しい。

失敗もあるし、高価な素材であるが、光沢や色は他のものでは得られない。特に縁起物である干支凧には最適だと思う。全面に貼るのは高価だが、部分的に使うのは良いと思う。ひとついかがだろうか?

参考価格

 金箔    2500〜3800円(純度による)
 銀箔   約400円
 着色銀箔 約900円

 他に銅や錫、アルミなどの箔もある。
 箔は約10cm角、10枚での値段

 あかうつし紙  10枚で 約170円
 竹のピンセット 約800円
 
 入手先例: 今井金箔
肉屋さんのコロッケ   2012/02/27
私の職場には単身者もいる。昼食は会社の食堂で済ませられるが夜はない。なので、外食か惣菜を買って食べるか外食になる。そこで話題になったのがあるスーパーで売っているコロッケである。そこではコロッケひとつ18円で売っているそうだ。

私は18円のコロッケは食べたことは無いが、同じスーパーで25円のコロッケは食べたことがある。おそらく、それを更に値下げしたもかな、と思う。25円のコロッケは、不味いわけではないが上質とはいえないものであった。いうまでもなく中身はじゃがいもばかりでひき肉などは入っていない。値段相応といえる。でも夕食に知らずに出されたら文句を言わずに食べてしまうと思う。
コロッケ、安くておいしいものである。でも、18円はさすがに安すぎでは?と思う。別のスーパーには30円のコロッケと98円のコロッケが並んでいるが、私は98円を選んでしまう。

さて、コロッケは肉屋にもある。安くておいしいことが多く、ふらりと買って帰ることもある。私が時々行く店は街あるき中に偶然見つけたのだが、安くてとてもおいしい。まず値段がとても細かい。野菜コロッケの60円から100円の肉コロッケまで10円刻みで3,4種類ある。スーパーなら揚げ物バイキングとか言って95円均一などとしそうである。原価に忠実なのだろう。私はコーンコロッケと肉コロッケが好きでこの2つはいつも買っている。肉コロッケはひき肉入りでしっかりとした味をしている。コーンコロッケはとうもろこしがたっぷり入っていて甘みと衣のバランスも良い。25円のコロッケはもちろん、多くの100円以上で売っているスーパーのコロッケでは太刀打ちできない。そのくらい味の差は明確である。

この店の揚げもの、当然とんかつもあるし、メンチカツや天ぷらなどもある。とんかつは肉が大きいので高めではあるが、そのほかはどれも安くておいしい。すごくまじめなお店で、ご主人の自信ある売り方も好感が持てる。私の実家の近くにあった肉屋さんもおいしいコロッケを作っていたのを思い出した。安くておいしい、コロッケの本質だと思う

雪国の境目   2012/02/26

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった、というのはあまりにも有名な表現である。これは東京から新潟に向かうときの表現らしい。では、他の場所ではどうか? というとこのような劇的な変化には必ずしもならない。たとえば名古屋や京都から北陸に向かうと、峠で変わるような明確な境は必ずしもない。いつのまにか雪が積もり始めていた、と言う感じになる。

では実際にはどのような感じか? 先日愛知県一宮市の凧揚げ大会に車で向かっ時のことを書いてみよう。金沢から名古屋方面に向かうルートは2つある。北陸自動車道と東海北陸自動車道である。距離は東海北陸自動車道が少々短いが片側1車線の部分が長いため、時間は少々長くなる。しかし、山の中を走る区間が長いのでなので景色が良い。だから夏などはよく利用するのだが、冬の時期は雪や凍結が心配なので北陸自動車道を使う。こちらは金沢から福井、敦賀を経由して琵琶湖の北に出る。福井から琵琶湖に至るまでが雪の多い場所であるが、米原や関が原なども結構雪が積もる場所である。
では、実際にはどんな感じか? 出発時の金沢の積雪は25cm程度であった。量としては少なくは無いが、金沢では生活に支障があるほどではない。景色はというと、田畑は完全に覆われて真っ白になり、屋根にも雪が残っている。木々の雪ははすぐに溶けるから、木は真っ白ではなく、建物の壁はも見えるが、市街地を外れると真っ白、に近い。この日の北陸自動車道は全線50km/h規制で木之本ICより北がチェーン規制となっている。チェーン規制といってもこれは普通タイヤ車が対象で、スタッドレスなど冬用タイヤであえばチェーンは要らない。実際、チェーンを付けた車を見たことは皆無である。
金沢から南に向かう途中、小松付近で雪が少なくなった。ここはもともと少ないことが多く、海岸近を走るからでもある。田畑でも雪に覆われていないところが見える。しかし、これは一時的ですぐにまた白くなり、福井あたりは再び真っ白になる。その後山越えとなり、更に雪が増える。途中の杉津パーキングエリア付近が非常に景色が良い場所であり、敦賀湾が一望できるが、道路からは道路わきの雪が邪魔になって肝心の海が良く見えない。そして、敦賀を過ぎて再び山越えとなり、雪がまた増える。道路わきに除雪の雪が高く積もっているし、中央分離帯も雪が溜まっている。防音壁みたい見えたりする。ここまで来ると木之本はもうすぐである。カーナビには木之本ICまでの距離が表示されている。あと10kmとなっても雪は多いまま。5km,4Kmとカウントダウン状態になっても雪は相変わらず多く、消える気配は無い。そして、木之本ICを過ぎても一面雪に覆われたままである。これでは金沢と大差ないように思える。少なくとも小松あたりより確実に雪は多い。これでチェーン規制解除? と不思議になる。実際のところ、速度規制があればそれで良いかもしれない。だいぶ前、名神高速で路面が完全に真っ白になっていたことがあったが、チェーン規制は無かったようだ。ほとんどの車は20Km/h以下でのろのろと進んでいた。そんな中、私はスタッドレスだったのでそれらの車を追い越しながら走ったこともある。チェーン規制か否かには別の判断があるのかもしれない。
実際のところは、これだけ雪があれば高速道路より除雪が悪い一般道をスタッドレスやチェーンなしでは走れないのだから高速に入る車はそれなりの備えをしているとは思う。現実に危険は少ないのかもしれない。

さて、雪国との境目である。北陸には積雪があってもこれから向かう愛知県には雪が無い。これはよく分かっているのだが、実際に積雪で真っ白なところを走っているとこの雪が消える、というのがとても不思議に思えてくる。本当に雪が消えるのだろうか? と感じてしまうのだ。車に限らす電車であっても同じである。雪は、木之本から先、長浜を過ぎ、米原に入ってもまだ残っている。更に名神に入って関が原も雪が積もっている。が・・・気がつくといつの間にか消えていた。運転していると景色を見続けることは出来ないから仕方が無い。もっとも、電車であっても本を読んだりしていると気がつかないから似たようなものである。
ここで境目であるが、飛行機から見るとはっきりと見えることがある。雪が降るか否か、積もるか積もらないかは微妙なものなので空から見ると境目がよく分かることがある。一度石川に下りるとき、等高線に沿うような感じで雪の境目が伸びていた。関が原も空から見ると境目がはっきり見えることと思う。
さて、東海に出てしまうと雪の無い景色が普通に思えてしまう。逆に北陸に向かうと本当に雪が積もっているのだろうか? と思ってしまうから不思議である。帰りは・・・関が原の手前で、やはり気が付いたら雪が積もっていた・・・。


降る雪の境目   2012/02/19
北陸の天気は変化が激しいです。厚い雪雲に覆われての降雪で昼なのに暗い、と思っていたら晴れて青空になったりします。
さて、その天候の境目は? これは実は時々見ることができまして、雲の下が白く明るく見えることもあります。雲によってはカーテンのようにも見えることがあります。それに近い写真、紹介します。
写真の左側は空や雲がはっきり見えますが右側は霧がかかったように白くなっています。右側は雪が降っています。この写真では雪雲は雪の陰ではっきりしませんが、見えることも良くあります。。

雲の下には雨や雪がある。言ってみれば当たり前かもしれませんが、北陸ではそれが実際に見ることができます.




道路の雪と除雪   2012/02/08
新潟や東北では大雪だそうだ。石川県は幸いなことに積雪は平年並みのように思える。多少の支障はあるにしても大したことではない。ここで、道路の雪の様子と除雪について紹介しようと思う。雪の降り初めから大雪までの様子を書いてみる。


1.弱い雪
金沢の街中の道路には融雪装置がある。これは地下水を道路に流すものである。最近は雪によって自動で動き始めるようだ。水を流すことで雪を溶かし、積もらないようにする。普通の雪程度であれば有効に機能し、雪はそれほど積もらない。街中でも裏通りとなると融雪装置が必ずしもないが、15cm程度までなら、通行に大きな支障はない。郊外の幹線道路も融雪装置がないが、これは雪が強くなり始める頃に融雪剤が巻かれる。これは塩みたいなもので、雪を溶かしてくれる。

ここまでであれば、特に交通に大きな支障もない。この程度の雪であれば、気温が上がったときなどに溶けてくれるので、除雪等はしなくてもよい。ほとんどの雪はこの程度で収まる。とはいえ、これはスタッドレスなどの対策をしている車ばかりだからである。積もったばかりの雪、溶けやすい雪は滑りやすい。普通タイヤでの降雪経験があるが、弱い雪でも滑る。少量の雪だからと油断は禁物である。


2.強い雪、そして低温
融雪装置も融雪剤も有効ではあるが、1時間に5cm以上の強い雪になってくると追いつかなくなる。融雪装置は、水が均等に流れてくれないので水が少ないところに雪が残り始める。雪がそれほど強くない間は、走る車などで撒き散らされて溶けてくれるが、強くなるとそれも追いつかず、道路に残り始める。踏み固まってしまうとこれもまた溶けにくくなる。また、道路の端は融雪装置の水温が下がってしまうからか、雪が残ってしまう。気温が低いと雪は徐々に増えてゆく。融雪剤を使う郊外の道路でも同じである。こちらは雪が押し固められ、氷のようになり始める。

ここで除雪車による除雪が始まる。融雪のない道路から始まるが、一部融雪装置のある街中でも行なう。除雪と言うのは、要は邪魔になりにくいところに雪を移動する、ということである。道路で言えば、まず道路のわき、歩道と車道の間である。除雪車は前方に付けた斜めの板で雪を中央部から道路わきに雪を溜めてゆく。雪が溜まるのは歩道も同じこと。同じように除雪が行なわれるが、これは人力である。この場合も雪を捨てる場所は歩道と車道の間の歩道側にすること多い。また、歩道の内側に駐車場があると車の出入りのために道路わきの雪を除ける必要がある。これは両側の道路脇の除けることになる。駐車場の多いところでは、捨てるところが減るので雪が山のように積みあがってしまうこともある。

この段階になると交通にも支障がでてくる。強く降っているときは道路に雪が残ってしまう。道路に雪が残るとブレーキの効きが悪くなるのでスピードが出せない。また、歩行者が道路を横断するのも時間がかかる。だから、どうしても渋滞気味になる。
そして、道路脇に雪が溜まるので車道が狭くなる。駐車する車は減るが、乗降のための停車があるとそこで流れが止まってしまう。また、2車線であっても外側車線が狭くなり、ラインを若干ははみ出すこともでてくる。追い抜きがしにくくなるなど、これもまた流れが悪くなる。

郊外の融雪のない道路では、圧雪で氷のようになってくる。更に凸凹になったりもする。ブレーキが効かなくなるのでスピードが極端に落ち、車間距離も長めにする必要があるので、通勤時は激しい渋滞になる。私の場合では、通勤に要する時間が約2倍になった。カーナビの渋滞情報を見ると、一部の国道はかなりの部分で渋滞の印で真っ赤になっているのがわかる。混雑の黄色も非常に多い。

ここで、駐車場のことも書いておこう。除雪が必要なことは駐車場も同じである。大型店では土木用の重機で除雪することが多い。雪を駐車場の端に積み上げるのだが、3m位の山になることも少なくない。余談だが、この除雪で、歩道に雪の山を築くような不心得な店もあるし、除雪がなくて真っ白な店もある。除雪のない駐車場に入るのは困難だし、歩道に雪を捨てるような店には当然入りたくはない。逆に、街中で歩道も含めてきちんと除雪している店には好感が持てる。
で、除雪である。店は重機を使ったりするが、個人宅ではそうはいかない。小型の除雪機を持っている家もあるが、稀である。だから、多くは人力で除雪する。道路と同様、邪魔にならないところに捨てる。通路を狭くしたり、道路脇に積んだり、となる。ここで私のマンションのことを書いてみる。駐車台数は約30台。建物の下と、屋外屋根付きの立体駐車場、同じく屋外の屋根なしとなる。ほとんどが屋根があるので、駐車場所の除雪はそれほど心配はない。問題は通路である。通路は結構長いが、約30軒でかかれば大したことはない、となるのだが実際はそうはいかない。平たく言えば、やらない人が多いのである。通勤に必要な人は朝早い時間に車を出すので前夜や朝に除雪を行なう。しかし、買い物など遅めで良い人は除雪するにしてもゆっくりである。つまり、もう除雪されているのである。自分の車の前と共用部分の約30分の一であれば、せいぜい車2台分の面積しかないのだが、実際は数人しか作業しない。結果として、割当量(?)の数倍を行なっている。


3.大雪
強い雪が降り積もると、除雪は次の段階となる。これは滅多にないことで、十数年に一度と言う感じである。道路脇の雪、気温が高くなれば溶ける。次の雪までに溶ければよいが、続くと道路脇などの雪が更に増えて捨てる場所がなくなる。これでは道路が狭くなりすぎるため、次の除雪が行われる。ロータリー除雪車である。ロータリー除雪車は、雪を遠くに投げ捨てることができる。これを使って、ダンプに積み、河川敷きなどに捨てる。この段階での雪の量は多く、大型のダンプといえども数mの除雪で満杯になる。だから、ダンプが何台も、何往復もして捨てることになる。大変な手間である。捨てた雪は、山のようになる。先週の土曜日で河川敷には10m近い高さになっていた。これだけの量になると簡単には解けない。雪山とはいえ、土砂も混じる。真っ白ではなく、黒く汚れた雪である。

以上が除雪のあらましである。実際の除雪は雪の状況などによって異なるが、だいたいこんな感じである。現在の金沢は2番目の段階である。支障は多少あるが、普通に生活できる。新潟や東北では大雪だそうだ。石川県は幸いなことに積雪は平年並みのように思える。多少の支障はあるにしても大したことではない。ここで、道路の雪の様子と除雪について紹介しようと思う。


1.弱い雪
金沢の街中の道路には融雪装置がある。これは地下水を道路に流すものである。最近は雪によって自動で動き始めるようだ。水を流すことで雪を溶かし、積もらないようにする。普通の雪程度であれば有効に機能し、雪はそれほど積もらない。街中でも裏通りとなると融雪装置が必ずしもないが、15cm程度までなら、通行に大きな支障はない。郊外の幹線道路も融雪装置がないが、これは雪が強くなり始める頃に融雪剤が巻かれる。これは塩みたいなもので、雪を溶かしてくれる。

ここまでであれば、特に交通に大きな支障もない。この程度の雪であれば、気温が上がったときなどに溶けてくれるので、除雪等はしなくてもよい。ほとんどの雪はこの程度で収まる。とはいえ、これはスタッドレスなどの対策をしている車ばかりだからである。積もったばかりの雪、溶けやすい雪は滑りやすい。普通タイヤでの降雪経験があるが、弱い雪でも滑る。少量の雪だからと油断は禁物である。


2.強い雪、そして低温
融雪装置も融雪剤も有効ではあるが、1時間に5cm以上の強い雪になってくると追いつかなくなる。融雪装置は、水が均等に流れてくれないので水が少ないところに雪が残り始める。雪がそれほど強くない間は、走る車などで撒き散らされて溶けてくれるが、強くなるとそれも追いつかず、道路に残り始める。踏み固まってしまうとこれもまた溶けにくくなる。また、道路の端は融雪装置の水温が下がってしまうからか、雪が残ってしまう。気温が低いと雪は徐々に増えてゆく。融雪剤を使う郊外の道路でも同じである。こちらは雪が押し固められ、氷のようになり始める。

ここで除雪車による除雪が始まる。融雪のない道路から始まるが、一部融雪装置のある街中でも行なう。除雪と言うのは、要は邪魔になりにくいところに雪を移動する、ということである。道路で言えば、まず道路のわき、歩道と車道の間である。除雪車は前方に付けた斜めの板で雪を中央部から道路わきに雪を溜めてゆく。雪が溜まるのは歩道も同じこと。同じように除雪が行なわれるが、これは人力である。この場合も雪を捨てる場所は歩道と車道の間の歩道側にすること多い。また、歩道の内側に駐車場があると車の出入りのために道路わきの雪を除ける必要がある。これは両側の道路脇の除けることになる。駐車場の多いところでは、捨てるところが減るので雪が山のように積みあがってしまうこともある。

この段階になると交通にも支障がでてくる。強く降っているときは道路に雪が残ってしまう。道路に雪が残るとブレーキの効きが悪くなるのでスピードが出せない。また、歩行者が道路を横断するのも時間がかかる。だから、どうしても渋滞気味になる。
そして、道路脇に雪が溜まるので車道が狭くなる。駐車する車は減るが、乗降のための停車があるとそこで流れが止まってしまう。また、2車線であっても外側車線が狭くなり、ラインを若干ははみ出すこともでてくる。追い抜きがしにくくなるなど、これもまた流れが悪くなる。

郊外の融雪のない道路では、圧雪で氷のようになってくる。更に凸凹になったりもする。ブレーキが効かなくなるのでスピードが極端に落ち、車間距離も長めにする必要があるので、通勤時は激しい渋滞になる。私の場合では、通勤に要する時間が約2倍になった。カーナビの渋滞情報を見ると、一部の国道はかなりの部分で渋滞の印で真っ赤になっているのがわかる。混雑の黄色も非常に多い。

ここで、駐車場のことも書いておこう。除雪が必要なことは駐車場も同じである。大型店では土木用の重機で除雪することが多い。雪を駐車場の端に積み上げるのだが、3m位の山になることも少なくない。余談だが、この除雪で、歩道に雪の山を築くような不心得な店もあるし、除雪がなくて真っ白な店もある。除雪のない駐車場に入るのは困難だし、歩道に雪を捨てるような店には当然入りたくはない。逆に、街中で歩道も含めてきちんと除雪している店には好感が持てる。
で、除雪である。店は重機を使ったりするが、個人宅ではそうはいかない。小型の除雪機を持っている家もあるが、稀である。だから、多くは人力で除雪する。道路と同様、邪魔にならないところに捨てる。通路を狭くしたり、道路脇に積んだり、となる。ここで私のマンションのことを書いてみる。駐車台数は約30台。建物の下と、屋外屋根付きの立体駐車場、同じく屋外の屋根なしとなる。ほとんどが屋根があるので、駐車場所の除雪はそれほど心配はない。問題は通路である。通路は結構長いが、約30軒でかかれば大したことはない、となるのだが実際はそうはいかない。平たく言えば、やらない人が多いのである。通勤に必要な人は朝早い時間に車を出すので前夜や朝に除雪を行なう。しかし、買い物など遅めで良い人は除雪するにしてもゆっくりである。つまり、もう除雪されているのである。自分の車の前と共用部分の約30分の一であれば、せいぜい車2台分の面積しかないのだが、実際は数人しか作業しない。結果として、割当量(?)の数倍を行なっている。


3.大雪
強い雪が降り積もると、除雪は次の段階となる。これは滅多にないことで、十数年に一度と言う感じである。道路脇の雪、気温が高くなれば溶ける。次の雪までに溶ければよいが、続くと道路脇などの雪が更に増えて捨てる場所がなくなる。これでは道路が狭くなりすぎるため、次の除雪が行われる。ロータリー除雪車である。ロータリー除雪車は、雪を遠くに投げ捨てることができる。これを使って、ダンプに積み、河川敷きなどに捨てる。この段階での雪の量は多く、大型のダンプといえども数mの除雪で満杯になる。だから、ダンプが何台も、何往復もして捨てることになる。大変な手間である。捨てた雪は、山のようになる。先週の土曜日で河川敷には10m近い高さになっていた。これだけの量になると簡単には解けない。雪山とはいえ、土砂も混じる。真っ白ではなく、黒く汚れた雪である。

以上が除雪のあらましである。実際の除雪は雪の状況などによって異なるが、だいたいこんな感じである。現在の金沢は2番目の段階である。支障は多少あるが、普通に生活できる。雪、金沢ではほとんどはここまで。これ以上はあまり増えてほしくない、というのが本音である。
アトリエの凧   2012/02/05
昨年秋、石川県に画家個人の美術館がオープンした。半月ほど後に行ってみたところ、これが非常に良かった。個人の美術館は全国に意外と多くあり、同じ人の作品を展示しているので好き嫌いはあるかもしれないが、良いところが多い。今回も、私の好みにあった絵が展示されていて、また美術館も古い建物の木材を生かした広い空間があり、とても良かった。そして、画家の先生ご本人が美術館によくおられ、美術館の片隅でコーヒーと御菓子が用意してあり、井戸会議的に雑談ができるのも大きな特徴である。近所や絵が好きな人が集まって話が出来たら、という意図もあってのことだそうだ。ここのコーヒーもおいしく、絵が良くて先生の人柄に惹かれて何回か行ってしまった。入館料は払うものの、コーヒー代で消えてしまいそうな感じもあるので、最近はお菓子などを持参したりしている。入館料よりも高いけれどそれでも楽しめる場所である。

さて、ここには常連さんが多数いて、中には自作の絵を持参されたりする人もいるそうだ。この美術館で絵を見て、先生とお話していると絵を書きたくなるのもよくわかる。私は、というと凧と空撮の趣味を話したこともあり、後に今年作った干支凧を持参したところ、気にいっていただけた。Webで写真でも紹介した、黒い紙に金箔と着色銀箔で単純な竜を描いたものである。絵柄が竜であり、空にあがる凧ということで縁起物として飾っていただけた。アトリエの隅にあるので、来館のお客様にも”あれは?”と聞かれたこともあるそうだ。先生にも、そして来館者にも見て頂けて作った側としては非常にうれしい。

私の凧、工芸品としてはとても未熟であり、またデザインもまだまだで、画家のアトリエに飾っていただけるなんて、とんでもないことになると思う。それだけに非常にうれしい。
さて、竜の凧ゆえ有効期間は1年間・・・。次は蛇の干支凧を作らねば・・・。今からデザインを悩んでいる。
スピン練習?   2012/01/29
雪国の車、タイヤはスタッドレスである。雪や氷の上では普通タイヤは無力であり、スタッドレスは必須だけど、ではスタッドレスなら安心か、というとそうではない。スタッドレスであっても結構滑る。だから、スピードをちょっと出しすぎるなど不用意な運転をするとスリップや空転をしてしまう。ブレーキの時なら止らない、カーブの時なら曲がれずに道路の外に飛び出す、となることもある。空転時に対処を誤るとスピンしてしまうこともある。

しかし、タイヤが空転したとき、適正な操作を行えばスピンを防ぐこともできる。この操作は車に寄っても違う。私の車では、アクセルを抑え、ハンドルを外側に向けて切り、スピンを抑える。と、理屈ではそうでも、実際に行うのは簡単ではない。ということで、安全な状況であれば練習することもある。意図的に空転させるなら対処もしやすいからである。
で、先日の帰宅時、広めの交差点で周囲に車も少なかったのでちょっと試しに滑らせてみた。あらかじめ”VDC”のスイッチを切っておく。そした、早めにハンドルを切り、アクセルを少し踏む。思った通りタイヤは空転し、後輪だけが外側に滑りはじめた。ここでアクセルを戻し、ハンドルを切ってスピンを起こさないように操作する。路面の凸凹などでちょっとぎこちない感じはあったがスピンは止められ、交差点を余裕を持って曲がることができた。こういうスピン、意図的に行うなら押さえやすいので練習にはなるが、コントロールできなくなることも実はある。安全な場所で、というのが大原則である。


さて、VDCというのは、車のスピン等の予兆をとらえ、スピンをしないようにタイヤごとにブレーキの操作を行い、安定させる装置である。空転も押さえてくれる。便利な装置であるが、スピン防止の動作確認まではまだやったことはない・・・。


雪の駐車場にて   2012/01/25
私の自宅の駐車場は、立体駐車場なので止めるのは結構厳しい。上下に動くトレイに乗せるのだけど、タイヤの位置が溝に沿うような感じでタイヤとトレイの間には片側15cm程度しか余裕がない。だから、まず後輪がトレイに正確に乗らなくてはいけないし、傾きが修正が可能な範囲内に収まらなと止められない。更に、駐車位置の前も狭いので、余裕がなくなかなかうまくとめられない。ほぼ同条件で止めている人は過去何人もいるけど、大抵は1回以上切り返して入れている。
しかし、1発で止める事が可能である以上、何回も切り返えさないでスマートに止めたいと思う。もちろんそうなるようにしてはいるが、時にはだめなこともある。駐車前の位置、ハンドルの切り始めなど、許容範囲は狭く、少し外れると1発では入らない。

さて、雪のときである。積雪が多くなると滑ったり、車の動ける範囲が狭くなるなどして、どうがんばっても切り返す必要があるがこれは仕方ない。だけど、うっすらと積もった程度であれば何の支障もなく止められる。そして、その場合、タイヤの跡がくっきりと残る。だから切り返すとそれが分かってしまう。更に、据え切りや急なハンドル操作の跡も残る。理想の駐車の場合、タイヤの跡が無駄なく滑らかなカーブを描く。これは芸術的とも思えるが、なかなかそうはいかない。急なハンドル操作をすると前輪がカクッと曲がった跡が残るし、ハンドルを細かく操作しているとやはり前輪の跡がうねうねしてしまう。跡の有無に関係なく、理想的な駐車と言えるのは月に1度か2度程度である。

雪の駐車、タイヤの跡は言ってみれば成績表みたいなものである。昨夜も跡が残る状態だった。最初の動きは滑らかて、1発で止めはしたけど駐車位置が途中右に寄りすぎて戻しながら止めているのが分かるし、途中2度ハンドルを早く回してカクッとなっている。右にはみ出しで15点、ハンドル操作が各5点。75点、というところだろうか・・・。
正月、やはり凧あげ?   2012/01/23
昨日は暖かく、曇り空も午後には晴れた。風はなかったのだが、2時を過ぎた頃には少しでてきたので凧を持って公園に行ってみた。玩具のデルタを上げている若いカップルがいた。初めは微風だったが徐々に強くなった。私の凧を見て揚げ始める人もいて、気がついたら合計7つの凧があがった。やはりお正月は凧、となるのだろうか?
さて、子どもがぐにゃぐにゃ凧を揚げ始めたのだが、いまひとつ良く上がらない様子だった。そこで(若いお兄さんのところではなく)私のところに”どうやったら揚がるの?”と。この凧、素材がやや厚くて重く、更に骨を留めるテープも重いものだったのでこの風ではぎりぎりだったようだ。とはいえ揚がるはず。まず”風はどっちから吹いてる?”と聞き、次いで”必ず風を背にして立ち、最初はゆっくり下がりながら糸を伸ばす”と言ったところ揚がりはじめた。屋がり凧は揚がってこそ、と思う。が、次は私の凧と高さを競いたがっていた。私のは無風用の喧嘩凧に30ポンドの糸のような細い揚げ糸。競うこと自体が無理なのだが、揚がり方が違うので絡みそうになる。子どもには悪いがさっさと逃げさせて貰った。が、なかなか楽しい冬の一日だった。

フロッピーディスク   2012/01/23
フロッピーディスク(FD)、もう製造は中止されているが、使うことはまだある。自宅では、必要なときにUSBでFDのドライブを接続して使っている。大容量のUSBメモリなどが非常に安くなっているので、新たに使う必要はまずないだろう。
さて、あるFDを読もうとしたところ、読み取り不能であった。ひょっとしたら1.2MBでのフォーマットかもしれないと思い、古いドライブなら読めるかも? と思って古いFDDを引っ張り出してみた。普段使わないノートPCが2台有り、見てみたところどちらもフロッピードライブが付いていなかった。1台は携帯用の小型なので付いていないのは当たり前ともいえるが、もう1台は実家から貰ってきたものだが、普通のA4ファイルサイズなのでてっきり付いているものと思っていた。とすると・・・自宅のPCでは、とっくにフロッピードライブのついているPCはなくなっていた、ということなる。
販売中止になるのも当然か…と改めて感じてしまった。


コーヒー、味と値段と   2012/01/10
私ははコーヒー好きである。コーヒーは豆で買って挽き、ペーパーフィルターで自宅で淹れて飲むことが多い。コーヒー豆は近所の専門店で買っている。その店は自家焙煎で、非常に上質のコーヒー豆を売っている。たまに焙煎しているときに寄ることもあるが、非常に神経を注いで加減を見見ているのが良く解る。この店にはもう25年近く通っていて、その間に店長が代替わりしたが、通い続けている。

この店で売っているコーヒー豆、価格は100gあたり300-800円程度で普通の店より少々高い。しかし、仕入れた豆(当然検査済み)を再度手作業で選別するなど、味に気を使っている。未熟な豆や割れたもの、虫食いなどである。これらは雑味の元になるそうだ。それらを一粒一粒確認するようにして除いている。だから味がすっきりしている。高いのは納得して買っている。
私の場合、600円前後の豆を買うことが多い。好きなのはセラードであるが、そのほかにクラッシックモカなどいろいろと買っている。良く買う中ではハワイカウアイが高めで、700円を越す。そんなに多く飲むわけではないから、この値段程度のものを買っている。

さて、高価なコーヒー豆といえばブルーマウンテンだろう。コーヒー豆の種類に詳しくない人でも知っていたりする。しかし、高いし生産量が少ないから、ブレンドも多いそうだ。なじみの店でもブルーマウンテンはもちろん売られている。3種類あり、一番高いものは100gあたり約1600円である。
ブルーマウンテン、私はごくたまに買っている。その場合、一番高いものを20gだけ買う。20gというのは2杯分であり、私が普段淹れる単位でもある。20gというとほんのわずかで、袋に入れると隅っこにちょっとだけ入っているようにみえる。それでも300円を超えるのだからやはり高いと思う。
ブルーマウンテン、大抵は手動の機械で挽き、注意深く淹れる。豆だけで1杯約160円。喫茶店で出すとすれば1000円以上になるかと思う。味、やはりおいしいと思う。でも、高いからおいしいと感じるのでは? と言われるとそうかもしれない、と思ってしまう。私の舌に対する自信はその程度である。


干支凧 2011/12/31

今年一年、多くの皆様に大変お世話になりました。ここにお礼申し上げます。来年もまたよろしくお願いいたします。

さて、昨年の雪うさぎに続いて今年も干支凧を作ってみました。龍、非常に書きにくいので手軽に龍らしい絵柄をにしてみました。ただ、金箔と着色銀箔を貼っています。今年の干支凧は量産型なのでリップストップではなくて和紙、骨も竹を使いました。何人かにお渡しする予定です。これは私には初めてのことです。

箔、それ自身が美しいのですが、それを目立たせるために黒い紙を使ってみました。和紙に箔を貼るのは初めてですが、w和紙には和紙の貼りにくさもありました。うさぎと龍、作りはじめた以上は最低12種類・・・。さて来年は?

名古屋地区の博物館にて   2011/12/25
博物館/資料館、公設は”仕分け”なんて発想で数は少ないけど閉鎖されることもでてきている。そして、企業の資料館でも経費の問題から買閉鎖するところもあるし、母体の企業そのものが倒産してしまったところもある。博物館はもともと利益を出しにくい施設であり、教育的効果もはっきりしないこともあるから評価も難しい面もあると思う。せめて見学者が増えれば、といった感じだろうか? これに関連し、軽い提案をしたこともあるが、それが2つも実現したのでついうれしくなった。 

名古屋地区には産業に関連した博物館がいくつもあり、その中で私がすくなのが産業技術記念館である。織機と自動車の設計生産に関する展示があり、機械などが実際に動くので非常に興味深い施設である。私は名古屋地区勤務のとき、年に2回以上行っていたと思う。入館料は500円で、内容を考えると決して高くないのだが、何度も来たくなる施設なので年間パスポートがあれば、と思っていた。で、館の人に”年間パスポート的なものがあればもっと来るのに”と話したことがあった。それが先日行ったときに実現していた。年間1200円。通常の入館料の2回半というのは非常に妥当な料金である。ちょっと迷ったが、名古屋地区勤務を離れた今となっては、年に1回も苦しい。でも、損得を抜きにして買うべきだったかな? とちょっと後悔している。

そしてもう一つはリトルワールドである。ここは博物館的ではあるけれどテーマパークに近い。そして、経営は名鉄系であり、他に明治村などもある。どちらにも年間パスポートがあり、リピータも多い。私はリトルワールドのパスポートは持っているが、明治村はない。が、年に1回程度は行っていた。さすがに2館のパスポートは・・・という感じである。で、何かのついでに”同じ系列なのだからパスポート所有者は割引したらお客が増えるのでは? 1000円、できれば500円では?”と言ってみた。明治村もリトルワールドも、食事などの食べ物が楽しみの一つであり、また園内は広く、バスなどにも乗りたくなるのでその料金も必要になるので入館料が安くても利益を出しやすいこともある。また、変わったお土産品もあるのでつい買いたくなる。その上での提案である。先日、ダイレクトメールがあり、4施設で冬季限定でワンコイン、との案内があった。私の提案を上回るものであった。明治村、凧上げで愛知に行く可能性もある。冬の間に1度は行きたいな、と思っている。

この2つ、私が立ち話的に話したような内容なので、私の意見が採用されたとは思っていない。でも、結果として提案通りになったことで非常に嬉しい。そしてどちらも入館者増につながるかな、と思う。私が持っている年間パスポートは2館。いろいろとメリットはあるし、自分の別荘感覚で入館できる。可能なら増やしたいと思っている・・・。



味噌汁   2011/12/17
先日、愛知県にある会社に出張に行き、社員食堂を利用した。定食に近いのだが、小鉢など一部は選択だった。
小鉢、メイン料理、と選択して次いで味噌汁とご飯、となるのだが、味噌汁はお椀に具が入っているだけだった。お客に合わせてここに熱い汁を注ぐ? と思っていたらそうではないようで、支払い後に味噌汁のサーバみたいなものがあってそこから汁を注ぐのだった。ファミリーレストランのフリードリンクにあるような機械が近いだろう。その汁が3種類、赤味噌と白味噌、そして減塩。好みのところにお椀を置いてボタンを押せば注がれる仕組みである。

味噌、愛知といえば赤味噌だけど、飲食店の味噌汁が全てが赤味噌ではなくて白味噌の店も結構ある。ひょっとしたら白味噌の味噌汁が好きな人も結構いるのかもしれない。私が愛知にいた時は、良く行く店は白味噌が多かったけど、赤味噌も何軒かあった。好みでいえば白味噌であるが、赤味噌を避けるようなことはない。愛知も意外と白味噌好きがいるのかもしれない。それで社員食堂も2種類あるのだろうか? この仕組みは非常に面白いと思った。
ところで、うどんやそば、私は関西風に近い味付けが好きだが、もちろん関東風が好きな人もいる。その境目に近いところでは両方置いてある店もあるそうだ。とすると、うどん用のサーバがあっても良い? なんて思ってしまった。でも、需要は少ないだろうな・・・。
OHP   2011/12/11
OHP、知らない人も増えてきたと思う。
これは、オーバーヘッドプロジェクタの略で、透明な薄いシートを使ってスクリーンに投影するものであった。資料はA4程度の透明なシートで、機器の上に置いたシートを下から照らし、上にある鏡で反射し、大きなスクリーンに投影するものであった。シートは手書きでも良いし、後にはコピー機やプリンタも使われるようになった。今でもインクジェット用のOHPシートが売られている。
私が小学生の頃に使われ始め、一時はかなり広く使われていた。学校ではもちろん、企業でも広く使われていたし、学会のプレゼンテーションにも使われていた。教育やプレゼンテーションには必須の時代もあった。資料作りは手書きでも良いし、カラーの油性ペンを使ってカラフルなものが作れたし、同じ資料を何度も使えるので教育にも便利であった。扱いやすいから小学校でも広く使われたし、学会ではスライドを使うこともあったけど、投影はともかくスライド作りは大変で高価になったので写真が必要な医学関連で見た程度で一般的ではなかった。

しかし、主流はプロジェクタに写ってしまったと思う。PCにプレゼンテーション用のソフトを入れて資料を作り、そのままプロジェクタで投影する。ノートPCは広く使われているし、プロジェクタも5万円程度以下、会社で使うようなものでも10万円少々で買えるので、OHPを使うことはまずなくなってきたと思う。PCとプロジェクタならば写真はもちろん、動画も写せるし、スピーカ等を使うなら音楽なども一緒に流せる。プレゼンテーション用のソフトをつかい、録音もして自動再生も可能である。

先日、久しぶりにOHP本体を見て、懐かしく感じた。もう使うことはほとんどないと思う。というより、知らない人も多いだろう。しかし、昭和後期の学校を博物館で再現するなら必須の機器だと思う。懐かしい機器である。

黒背景写真   2011/12/2
写真は引き算である、との言葉がある。これは、極力余計なものが写らないように、というのが理由である。たとえば写したい花の隣に札や杭が立っていることもある。絵ならば余計なものは書かなければよいけれど写真だと写ってしまう。札や杭ならば角度などを変えれば写らないようにもできるが、背景はちょっと面倒なこともある。花の後に人が写ってしまうと邪魔と感じたりする。写しているときはついうっかり、あるいはこのくらいなら、と思って写してしてしまうが、写真なってみると意外なほど目立ったりする。ここでは背景を単純化する極限ともいえる黒背景写真について書いてみる。

背景を単純にする方法の一つは、望遠レンズなどを使って絞りを開放にして背景をぼかして目立たなくすることである。高価な明るい望遠レンズが必要であり、的確なピント合わせが必要など難しさがあるが、背景を単純化できるし、ぼかし方によっては場所の雰囲気が適度に見える効果もある。そして、その延長としての目立たない背景の究極、これは黒一色だと思う。黒っぽい被写体では逆効果だけど、写真の例にある紅葉など鮮やかな色であれば黒背景は非常によく引き立ててくれる。
ではどのようにして真っ黒にするか? いくつか方法はあると思う。屋内なら黒い紙などを離して置くのも一つの方法かもしれない。では屋外では? これは簡単ではないが、可能である。離れて望遠で思いきり切り取って狙い、背景の範囲が狭くなる)、角度を変えて何か黒っぽいものを背景にすることである。黒いものの例では、陰になった建物の黒い壁、影になって木の幹・・・。かなり限られるけれど利用可能なものは多い。それをうまく使うことである。
ただし、背景を選ぶだけでは完全に黒くすることは難しいこともある。その場合、画像処理ソフトの部分的な補正に頼ることになる。この作業が大げさであれば”画像を作る”になるかと思うが、私の場合は撮影時にだいたい写したい写真にしているので”補正”の範囲内だと思う。少なくとも、被写体を切り抜くような操作はしていない。その程度の処理で黒背景写真は作成可能である。
空などを背景にすれば単色のスッキリした背景は可能である。しかし、被写体によっては黒背景は究極の目立たない背景だと思う


予想外の強風での凧降ろし   2011/11/27
先週は雨がちでしたが、週末は晴れました。ならば空撮をと昨日は内灘の放水路の再撮影に行きましたが凧があがる程度の風でカメラは無理でした。今日も午前は無風でしたが午後にちょっと外に出てみると風が出てきました。まだ弱そうだけどぎりぎり撮影できるかな、と今日も出かけました。が、海岸はかなりの風でした。小さな凧でも大丈夫、と思うほどですが今日は通常の凧しか用意していなかったので揚げたのですが、引きが強く一気に150mの糸が全て伸びました。
しかし、問題はその先。風が強くてなかなか降ろせません。普通に糸を引いてはとても無理なので、近くにあった鉄柱に腰に揚げ糸を固定しているロープを結び、それを支点に糸を引いて何とか降ろしました。糸固定用の金具に糸を通し、歩いてて引きました。足で引くならばなんとか可能、一度引いて引いた糸を持つ位置は支点に向かって歩きながら支えて行きました。これ位の引きは3度目。幸いアンカーの代わりになる鉄柱があったのが幸いしましたが、これが使えなければ相当苦労したと思います。
それでも・・・あちこちに糸が擦れたりして、小傷とやけどが何か所も・・・。

写真は海岸の波です。この時期の日本海、波の白さが目立ちます。この日の波も防波堤で高くしぶきがあがったり、また海岸からも白くなっているのが分かりました。

私の定番-3 「バーバリのトレンチ」   2011/11/20
実は1着しかない。だけどもう20年以上使っているので定番と言っても良いと思う。
トレンチコートを初めに見たときは単なるデザイン優先かな、と思えたのだが、実は古くからのデザインで非常に合理的と分かって以来、気に入ってしまった。
トレンチはもともとは軍服からきていて最初に作ったのがバーバリとアクアスキュータムだそうだ。どちらもコートのブランドとして今も続いている。いま使っているのはバーバリのものだが、アクアスキュータムブランドも好みに合う。が、高価なコートなのでもう1着はとても買えない。
私が持っているのは丸善が輸入したもので、日本人の体型に合わせてあり、またサイズも豊富である。クリーニングも扱っていて、何回か預けたことがある。

さて、トレンチは複雑な形でいろんなものがついているが元々軍服だから無駄なものは何一つ着いていない。たとえば・・・
 ・背の上が2重になっているのは、一番雨の当たる部分の防水のためである。
 ・ダブルになっているのは雨が吹き込みにく異様にするために、左右どちらも前にできるのは風の向きによって変えられるようにするため。
 ・肩にあるベルトは双眼鏡や水筒の紐を掛けるため。
 ・右肩の前に当て布があるのは、銃のベルトで布が傷まないようにするため。
 ・袖のベルトは絞って風などが吹き込まないようにするため。
 ・腰のベルトは保温や動きやすいように
 ・腰のベルトにある小金具は手榴弾などをぶら下げるため。
 ・襟が大きく留めらるようになっているのは、首筋に雨が入るのを防ぐため。

と、全てに意味がある。もっとも、手榴弾などを持ち歩く人はいないから、本来の目的では使わないものが多いし、きちんと作られていない偽トレンチも多数ある。腰や肩のベルトはみんな付いていつと思う。だけど、ダブルになってはいるけれど、上まできちんとボタンが留められないものもあるし、、左右逆にできないものもある。更に、襟が立てられないとか、腰のベルトに手榴弾用の金具がないものは非常に多い。残念ながら偽トレンチは結構多い。
また、実用面でも、ベントが箱襞になっていなくて雨が吹き込みやすいとか、手が内側に入らないなど、細かな部分で使いにくいものも結構ある。やはり本来のものは着やすいと思う。

高いけれど、修理もしてくれるし、痛みやすい袖や裾を上げてもくれる。だから、少々痛んでも長く使えるものありがたい。また、防水もほぼ完璧である。良いものを長く使う、そんな選択にはぴったりである。

メガネの話   2011/11/20
メガネの度が合わなくなってきたのと数年が経過して傷も増えてきたので、新しく作ることにした。
メガネの値段、今2種類に大別できる。ひとつは昔ながらのフレーム○円、レンズ1枚○円というものである。もうひとつは全て込みにして○円となっているものである。前者は高く、後者は安い。店によってはどちらかのみのこともあるけど、両方の売り方をしている店もある。単品でまとめると4万円以上だけど、全て込みのセットは単品で買うのに比べると半額から1/4位の安さである。ずいぶんと安い、とも思える。

さて、金沢近辺のメガネ店、不思議なことに買いに行くのは今回が初めてだった。今までに何回もめがね店に行っているけど壊れたりしたのはなぜか遠地勤務中であった。ということもあり、何軒か回ってから店を決めたのだが、その中の1軒で値段の差を聞いてみた。安い売り方のメガネ、”この値段ですから、(当然)国産品ではありません”と明快な回答があった。また、フレームとレンズ、別々に売る国産の製品、”昔から値段はそれほど変わっていません”とも言われた。これもその通りかな、とも思えてくる。
ということで、単品もセットもどちらもだいたい妥当な値段なのだろう。選ぶのは購入者であるが、内容を納得していればどちらでも良いと思う。ただ、後でちょっと気になったのは、レンズである。レンズ、度数のほかに乱視もあり、私の場合遠近両用も入る。近視と乱視だけならよく出る組み合わせはある程度既製品で対応可能かもしれないが、ここに遠近両用などが入るとなると組み合わせは無限ともいえる。国産品はもともとこういうレンズはオーダーメイドになるが、海外製では、レンズ1枚を都度海外から輸入して値段が折り合うのか? と気になる。

さて、私が選んだ店は、昔から続いている店で、単品の組み合わせで買った。なんとなく安心できるのと、フレームの材質もよかったためである。


私の定番-2 「クレインの便箋」   2011/11/12

私は悪筆である。でも、手紙は一時多く書いていた。学生の頃、今ならメールも携帯電話もあるが当時そのような便利なものはなく、また電話も専用のものを引く贅沢をしている人は私の周囲にはほとんどいなかった。なにしろ、”下宿”の時代である。通信手段としての手紙は非常に重要であった。
手紙を書くとなると、筆記具に便箋である。”弘法筆を選らばず”と言うが悪筆の私はその逆で、ほどほどの万年筆を使っていた。そして、その頃見つけたのがアメリカ、クレイン社の便箋である。非常に上質のもので、一般の文具店にはなく、銀座の伊東屋で見つけた。高価であるが、買いたくなる美しさと気品があった。

クレインの便箋、パルプではなく綿を原料にしたコットンペーパーである。当初数色あり、最初に買いそして一番使ったのがECRUWHITEだった。落ち着いたクリーム色である。万年筆のインク、その頃使っていたブルーブラックにもよく合った。ECRUWHITEは、後にプリンタに使ったがこれもきれいにプリントできた。黒の文字にもぴったりで、印字のきれいさは万能の紙、ともいえるものであった。当時非常に色が豊富であった。買ったのはクリーム色の他は、白にグレー、水色である。高価なので一度には何種類も買えず、少しずつ増やしていった。大きさはA4より一回り小さく、A4より正方形に近い比率であった。A4に慣れていると違和感があるけれど、これも使いやすい比率である。後には封筒の内側に模様が入ったり、縁に色がついたりしたが、私が買ったのは全て無地のものである。シンプルではあるけれど厚手であり、透かしも入っている。紙の質がよいので、他の紙とは全く違う風格があった。この便箋を手にすると手紙を書きたくなる、そんな紙であった。
色は、一番良く使ったのは前に書いたとおりECRUWHITEであるが、もう一つ好きだったのがCAMBRIDGEBLUEである。水色ではあるけれど便箋にしては濃い青である。秋のぬけるような快晴の空が近いかもしれない。濃い目ではあるけれど、万年筆のブルーブラックで書いても読みやすい色であった。軽快な感じがあり、重厚なECRUWHITEとは対照的であった。これも用途に応じて使い分けていた。

もう一つ重私にとって重要だったのはシーリングワックス、封蝋である。蝋といってもプラスチックに近い感じだったりする。溶かして封筒の合わせ目に垂らし、最後にスタンプを押す。並みの封筒ではシーリングワックスに完全に負けてしまうが、クレインの封筒だと一層風格が増す。ECRUWHIEには濃い目の赤。CAMBRIDGEBLUEには紺またはクリーム色、白やグレーには緑も使った。これもまた気分に応じて使い分けていた。
更に、切手にもこだわった。定型内なので当時60円でよかった。だけど、70円の切手がECRUWHITEにぴったりの暖かみのある色だったのでそちらを使っていた。10円無駄なのだけど、そこまでこだわりたくなる封筒だった。

しかし、残念ながら全て過去形で書いている。残念なことに豊富な色のほとんどは製造中止になってしまったのである。現在無地で手に入るのはECRUWHITEのみという感じになってしまった。唯一とはいえ、一番好きな色なのでこれが残ったのはありがたい。その後、メールの使用で、便箋を使うことは以前に比べると非常に少なくなった。でも、重要な手紙にはクレインも封筒と便箋は在庫分で細々と使い続けている。購入してから20年以上経過しているものもあるのに変質はない。一番痛む封筒の糊の部分も大丈夫である。白は特徴が薄いからかまだ残っていて、グレーとCAMBRIDGEBLUEも少し残っている程度である。。

先日、伊東屋に行ったらキャビネサイズの写真がぴったり入る封筒があり、早速購入した。これも使い続けたい封筒である。これを書いているとなんとなく手紙を書きたくなった。普通の便箋もほとんど無い。(といっても2,3年分はある?) そろそろ次のために補充をしておこうか、と思っているところである。


風力発電   2011/11/9
電力会社の発電施設を見学する機会がありました。原子力発電所も面白く、津波対策の説明は詳細で興味深いものでした。

でも、意外と面白かったのが風力発電でした。見た目は大きなプロペラですが、羽の長さは約45mで直径は92mなのだそうです。でも、高さがあるから? そんなに大きくは見えないです。でも、大型旅客、たとえばB777の幅は約65mだそうですからそれより長いわけです。翼より細いということはありますが、大型旅客機が回っているようなものなのですね。そう考えるとものすごい大きさです。
また、この日の風速では全速ではなかったのですが、それでも風切り音が大きかったです。一番早い時の羽根の先端の速度、時速約200Kmになるそうですから、相当のものです。今回の見学では塔の下まで入れてもらえましたが、真下で見る風車、さすがに迫力がありました。なにしろ至近距離、頭の上25m位のところで羽根が回っていることになります。羽根の速さは100Km/h程度でしょうか?

この風力発電、風車一つで1200軒分の電力を賄えるそうです。それだけの電力を作り出す規模の風車なのですからこの大きさになるのでしょうね。すごい、の一言です。

私の定番-1 「ドライバ」   2011/11/6
個人的な定番、というか○○を買うならこれ、と決まってしまっているようなものがいくつかある。安心して使える良質なもの、といった明確な理由があるものもあるけれどその一方でいつのまにか固定されてしまったものもある。選んだ理由はさておき、私の定番を紹介したいと思う。最初はドライバである。



○ドライバ

ドライバのサイズ比較 上から150,100,38.

ネジを回すドライバである。ドライバは値段の幅が広く、10本組みで100円から1本3000円以上まである。あまりにも安いものは先端の精度が足りずネジにぴったりと合わなかったり痛みやすかったりして安心して使えない。さりとて1本3000円だと何本も要るものだけにすぐに1万円を超えてしまうのでさすがに買いにくい。やはり、高品質だけど高すぎないものが欲しい。
その条件に合い、私が使っているのがVESSELのものである。値段は手ごろで300円位からある。値段は大きさによって違い、小さなものは安く大きなものは高い。VESSELのドライバはホームセンターなどでも売っているので入手しやすいのもありがたい。大きさなどが合わなくて急に必要になるときなど、要るときにすぐ買えることも家庭用では重要である。
ここで品質である。白状すると3000円クラスのドライバは使ったことがない。だから、安いものとの比較になってしまうのだが、使った感じでは十分と感じる。先端は削って整形してあり精度は高い。ネジにほとんど隙間なくぴったり合ってくれる。素早く回せ、ネジの頭をつぶしてしまうこともない。また、硬度も十分でドライバ側が傷つくこともない。Webでの評価もよく、プロでも使っている人が多いそうだ。私の使った感じと合わせ、家庭用や趣味の使用であれば十分すぎる品質だと思う。
ドライバ、軸や柄に種類がある。単なる見た目の違いではなくて用途に合わせて使い分けることになる。たとえばドライバの軸が柄の先まで貫通しているものは、硬いネジなどで叩いて使うことを想定したものである。全体に丈夫であるが高価になる。家庭用ではこれが必要になる人は少ないだろう。
さて、その中の私の定番である。まず軸は一番シンプルな安いものである。そしてもうひとつ、”短いもの”である。軸も柄も短い。軸には”38”と書かれていて、柄の長さと軸から先端までどちらも約38mmである。全長が約8cmで手に持つと隠れてしまうほどである。一般的なサイズは100あたりだと思うが、並べるとずいぶんと短く見える。しかし、使う上では短くて困ることはほとんどない。ごく一部の奥まったネジで回しにくいことがあるが、家庭ではそのようなネジは非常に少ないので、短いものでも困らないと思う。では利点は、というと短いので安定して持つことが出来るし、手に包むように持てるのでこれもまた回しやすい。更に、小さいから持ち運びや工具箱に入れるにもかさばらない。安いので余分に買いやすい。だから、私はこのサイズでプラスの1番と2番を2本3本と多めに用意している。一人で同時に使うことはないが、誰かと一緒に作業するときに多いと便利である。

続いてドライバの先端の太さのことも書いておく。最近はプラスドライバだけでほぼ足りるが、大きさが数種類あり、No.xで表示されている。一般的なサイズはNo.2である。3mmから5mmのネジに使える。一つ細いNo.1は2-2.6mmの小さなネジ用で、最近は小さいネジも多く、使う機会が増えてきた。この2種類があれば家庭用ではほぼ足りる。メガネなど用に更に細いネジもあるが、これは専用の精密ドライバをお勧めする。逆に太い方、6mm以上のネジはNo.3になる。これは結構太いネジで、家庭ではまず使わない。大型のスチールラックなどで使うこともあるが、この太さになるとスパナが中心になる。ということで、No.1とNo.2を揃えておけば良いと思う。
ここでプラスネジのサイズの違いに関する注意を。プラスネジはひとサイズ小さいものを使っても気がつかないこともある。つまり、No.2のネジにNo.1のドライバを使ってもそんなにがたついた感じがしない。なのでうっかり使ってしまう。しかし、一回り小さいため、硬く締まったネジを緩めるときや最後の一締めなど力を入れすぎるとネジの中央部にのみ力がかかるのでネジの頭をつぶしやすくなる。ネジを壊してしまう原因の多くはこれである。逆にひとサイズ大きなドライバは決して入らないので間違う心配はない。迷ったら大きなドライバを使ってみて入らなければ細いのに替えるとよいだろう。

ドライバ、家庭で使う工具の中では一番よく使う。それゆえ、使いやすいものを数本、揃えておきたいものである。

はやぶさのカプセル  2011/11/5
小惑星いとかわまで往復したはやぶさのカプセルが今日と明日、金沢で公開されているので見てきました。(正確には昨日もですが、学校向けで一般公開はしていませんでした)

場所は金沢郊外ですが、そこに向かう道はいつもは車は少ないのに、交差点の右折で列があり数回待つ位の渋滞(ちょっと大げさか?)でした。その先も数台の車の列が続きました。いつもは前後に車が見えないのですけど。駐車場が心配でしたが、草原を開放していて、十分余裕がありました。でも、100台以上はとまっていたと思います。会場も見学待ちの列はありましたが、十数分程度で心配したほどではありませんでした。もっと多くの列を想定していたようですが、雨だからかもしれませんね。

さて、カプセルは模型と合わせて展示されていました。カプセルとその制御用の電子機器、パラシュートでした。全体の大きさは直径40cm位のそろばん玉見たいな感じです。これが宇宙の長旅をしてきたのか、と思えるほどささやかのものですが、これは当たり前ですね。衛星本体のごく一部で他は燃え尽きてしまっているのですから。
他にはいとかわの写真や、そこで採取した微粒子の電子顕微鏡写真もありました。はやぶさの模型もありましたが小さなものでした。(以前JAXAで1/2の模型を見でます)
あと、ビデオでの紹介もあり、大気圏再突入中の映像もありました。テレビなどで何度も紹介されているものですが、その中の点一つがカプセルなのですね。あと、大気圏突入時の速度が秒速約12Kmだとかスペースシャトルの1.5倍ですね。

ところで、普通の人が実際に宇宙に行って帰ってきたものを見るのはほとんどないですね。そういう意味で非常に貴重な展示でした。


蛇足として・・・
石川県の羽咋市には、旧ソビエトの宇宙からの帰還カプセルが展示してあります。これも宇宙に行って帰った本物です。

車での旅行記  2011/10/23
飛行機に続いて自動車での旅行記風の文書を書いてみたいと思う。

車で出かけるときも大抵朝は早い。凧揚げの大会に行くとき、多くは1泊であるがその場合も初日は博物館周りをすることが多い。折角の交通費を有効に、ということである。そして、博物館回りとなると早起きは必須である。どの位に出かけるかというと、6時すぎあたりが多い。青春18切符のときは5時ごろだから大抵はそれより遅い。理由のひとつ、なるべく睡眠時間を確保したいからである。電車はただ乗っていれば良く、居眠りしても平気だけど車は自分で運転するのでそうはいかない。

さて、青春18切符のときもそうだけど、この時間に出かける場合朝ごはんは出来ていない。凧揚げに博物館、いずれも”遊び”に行くのだから女房に、それにつき合わせて朝ご飯を作れ、というのはさすがに言いにくい。それに、朝起きてすぐにご飯、というのもお腹にきつい。その分早く起きるとなると睡眠時間が圧迫される。2つの事情で、朝は外食にしている。といってもこの時間は24時間営業の店などに限られる。具体的に言うとハンバーガーか牛丼店である。私はいつもハンバーガー店に行っている。これは、私は朝は多くの場合パンとコーヒーだからでもある。
朝の6時半頃のハンバーガー店、意外と人は多い。混んでいるわけではないが、がら空きではなく他に3組ぐらいは入っているし、多いときは5組を超えていたりする。そして、それ以上にドライブスルー客が入ってくる。ハンバーガー店、いつも行くチェーン店(というより他に選択がない)では、朝のメニューになっていてソーセージ、ハム、目玉焼きあたりの組み合わせが主である。ソーセージといっても見た目はハンバーグと同じ形である。安いのはソーセージのみであるが、私には塩辛いので、目玉焼きを加えたものが多い。時には目玉焼き+ハムを選んだりする。本当はベーコンが欲しいのだが、ベーコン入りは甘いパンになってしまうのでこれは好みではない。飲み物は必ずコーヒーである。朝の食事をゆっくり、というの旅行中の理想である。が、貧乏性で早くから博物館等を回りたくなり、つい急ぎ気味になる。一泊旅行のホテルなどでの朝食は時には時間があり、人や車の流れを見ながらの朝食は最高なのだがなかなか実行できない。朝のハンバーガー店、行き先に応じて2軒を使い分けていてどちらも外の見える席に座るが、ここは郊外、そしてインターに向かう大きな道で周囲は店なども多い場所で、休日の朝歩いている人は少ない。だから主に車を見ながらの食事となる。ここのコーヒー、というより最近の店では使い捨てのカップに蓋がついていて、蓋のまま飲めるようになっていて、ホットコーヒーでも同じである。が、私はこの飲み方は嫌なので蓋を外して飲む。蓋があると冷めにくいなど利点があることは良くわかっているのだが・・・。

さて、食事を済ませてインターチェンジに向かう。関西方面へは北陸自動車道の金沢西インターから、富山方面に行くなら金沢森本インターからとなる。富山方面へは、以前は街中を抜けて金沢東インターだったが金沢の南を抜ける山側環状道路に合わせて金沢森本インターができてからはそちらを利用している。今回はこの金沢森本インターから名古屋方面に向かうときのことを書いてみようと思う。名古屋へは、実は富山から東海北陸自動車道を抜けるより北陸自動車道で米原を回る方が早い。距離は東海北陸自動車道の方がわずかに短いのだがほぼ全線が80km/h制限で片側1車線のところも多いので時間はやや長くなる。しかし、変化をつけるなどのためにこちらを選ぶことも少なくない。
朝の市内、さすがに車は少ないのだが、休日の早朝はそれなりに走っている。5時台だとがら空きと思えるがこの時間はそんなことはない。さて、外側環状道路を東に向かうとすぐに山の中となる。トンネルも多く、あっという間に日常から離れるような気持ちになる。そのまますぐに金沢森本インターに着く。高速道路は入ってしまえば早いが、街中の道路に意外と時間がかかることが多い。幸い、この経路は早い。ETCゲートを抜けて本線への分岐となる。ここ、金沢森本インターは実は分岐がほとんどのインターチェンジと逆なので注意が要る。インターチェンジは料金所から上下それぞれの方向に分岐することが多く、目的地の方向の道に分岐が大原則である。たとえば東名高速に静岡県あたりで、料金所を北向きに抜け、分岐するとする。東京方面と名古屋方面に分かれるわけであるが、北向きだから東の東京は右に、西の名古屋は左側にある。分岐もそのとおりの方向に行くと良い。ほとんどのインターなどではこのようになっているので、地理が分かっていれば自然に分岐できる。が、金沢森本インターは逆なのである。谷の部分に作られていて複雑な形だからだろう。本来なら右にある富山方面の分岐が左になってしまっている。いつも違和感を感じながら分岐し、その先で高架で本線を超え、大きく2度曲がって合流する。ジェットコースター並みの道路である。
本線に合流、ここは軽い緊張がいつもある。加速車線でなるべくスピードを上げて合流するが、本線への道はどこも急カーブなので加速車線時点に入るときはせいぜい60km/h程度である。一部のパーキングエリアではもっと遅くなってしまうこともある。合流前から本線を見ておき、ここで後方を確認しながら一気に加速しする。加速車線を使えば乗用車なら楽に120km/h位まで加速できるはずだが、遅いままいきなり本線に入る車が結構いる。本線側でも合流車に配慮するけど、なるべく加速して入って欲しいと思う。もっとも、加速車線で見ると合流部の最後が壁みたいに見え、それが迫ってくるのだから、合流できなかったらどうしよう、と怖く感じるかもしれないが、そう難しいことではない。速度が同じであれば車間距離が3m程度でも合流は可能である。もちろん合流後すぐに車間は開けなくてはならないが。

北陸自動車道の石川−富山県境付近は山道で、制限速度も80km/hに制限されている。金沢森本インターから入るといきなりこの山道になる。ここまで金沢市街から十数分であっという間に抜けた感じである。これが金沢西インターだとインターまで時間がかかる上に市街地が延びているし、高速に入ってからも見える景色が平野部で家などが多く見えるのですんなりと気持ちが切り替わらない。そういえば書籍の紀行文でも似たようなことが書いてあった。鉄道の中央線は八王子を過ぎるとすぐに山になって東京を抜けた気分になるけど、それ以外の東海道線や東北線などは走っても走っても市街地が切れない、というのと同じかもしれない。規模はずいぶんと小さいが。いずれにしろ山の高速道路である。カーブも勾配も大きく、トンネルもある。注意の要る道である。が、山道はすぐに抜け、富山に入る。遠くに100mのクロスランドタワーが見える。このあたりは散居村とよばれ、家が田んぼの中に散在している。この理由の一つはフェーン現象の際の乾いた強風時に火災の延焼を避けるため、と言われている。フェーン現象のというのは、湿った風が山を越える際に雨を降らし、その後の山おろしの風が乾燥した温かい風になるものである。延焼防止は、家同士は離れているからその効果はあると思うが、台風に伴うフェーン現象では強風のために100m位離れた家にも次々と延焼してしまったこともある。家が点在するの様子は高速道路からでは分かりにくいが、クロスランドタワーや近くの山から見るとよくわかる。
この付近、小矢部IC、小矢部川サービスエリア、小矢部砺波ジャンクションと似たような名前の施設が続く。分岐して能越道に向かうと小矢部西ICもある。小矢部市は小さな市だけど、インターチェンジが2つに加えてサービスエリアとジャンクションと一通り揃うのはある意味すごいと思う。
名古屋方面に向かう場合、小矢部砺波ジャンクションから東海北陸自動車道に向かう。ジャンクションは分岐する道路がクローバーのような形とタービンのような形が半々になっている面白い形なのだが、走っていると形が分からない。金沢側から岐阜方面に向かう場合、クローバー形の道路で、大きく270度回転して合流する。結構急なカーブである。合流後、道路はここから片側1車線になる。そして、山に向かって登りながら進む感じになる。方向は東から南に変わっている。朝から午前のこの時間、太陽に向かうような感じで進むことになる。夏なら日の出が早いが、それ以外では太陽が低くて眩しい。サンバイザーは太陽がそれより低いので効果はない。対策として、私はサングラスを使っている。ついでに言うと、サングラスは喧嘩凧が風向きによっては太陽に重なるように揚がってしまうので、用意していることが多い。が、そう使うものでもないので忘れてしまうことも少なくない。この先、トンネルが多いのでサングラスは不向きになるのだが、私のサングラスは度入りでオーダーメイドになる関係で、色のバランスなども良いのでトンネルでも見やすい。本当は外した方がよいのだが、頻繁に出入りし、時には太陽に向かうので外さないこともある。トンネル数はこの先60近くあるが、この富山と岐阜の県境付近はまるでモグラみたいな感じである。トンネルが多いことでは、北陸自動車道の親不知付近も多く、トンネルは26ある。東海北陸道は山の中なので抜けたときの木々や谷、ダム、更に橋脚が100m以上の高速道路としては最も高い橋もある。景色は非常に良いが、運転中は見とれるわけには行かない。

山の中を進むと金沢から1時間以上になり、そろそろトイレも心配になってくる。以前は道路わきの標識で先のパーキングを確かめながらタイミングを判断していた。しかし、今はカーナビで次のパーキングエリアの順番と距離がわかるようになってのでありがたい。私の場合、サービスエリアではなくてパーキングエリアそれも小さめのところを使うことが多い。トイレと飲み物を買うだけならその方が空いているからである。
更に進むと反対側が混んでくることもある。これは名古屋や大阪などのからの行楽客だろう。金沢から出ると都市部からの流れと逆行することが多いので渋滞は少ない。なので、このように渋滞を横目で見ながら、ということが結構ある。とはいえ、自分自身も渋滞に巻き込まれることも少なくないので、渋滞の苦しみはよくわかる。特にこういうトンネルの多いところは嫌である。
片側1車線の道路は、当然追い越しはできないために遅い車がいるとその後に列が出来る。追越が全く出来ないわけではなく、インターチェンジの前後は2車線になっているところが多く、追い越しは可能である。この場所で、遅い車の後ろは一斉に追い越しをかけようとする(”一斉”は大げさか?)。制限速度は70km/hだけど、追い越方は結構早そうである。危険を感じてしまう。その片側1車線も途中で解消される。そこから先は普通の高速道路となる。ここから谷も広くなってきたように思えてくる。

東海北陸自動車道のよさは、山岳路線であることだろうか? 緑が豊富で山や高原などを眺めながらの走りになる。ダムを眺める橋、橋脚が100m超の橋もある。残念ながら乗用車を運転しながらでは景色は楽しめないが、良い路線である。途中、美濃白鳥に向かう道路が分岐する。山の中腹に白い橋が見える。道路を走る分には気持ちが良い景色だけど、山好きから見れば邪魔に見えるかもしれない。
山を抜けるといきなり広い平地に飛び出すように感じる。中央道や東名に向かう環状道路が分岐するあたりである。電車の場合、先頭からの景色は見えない。横方向からだけなので、平地に飛び出す感覚はない。これは自動車特有の景色だと思う。空が広く明るくなったようにさえ感じる。もっとも、この地点で分岐する場合はそれに備えて車線変更を、となるので気分的には余裕はない。この感覚もまた、自動車固有のものかと思う。
この先、138mのタワーや大観覧車も見える。間もなく名神に合流する。朝とはいえ交通量は多い。運転でも緊張が高まる。名古屋都市高速に入ると更に緊張感は高まる。路肩に余裕がなく、交通量も多く、合流も多い。都市高速、防音壁があるので景色はビル中心となる。それでも、防音壁の低いところもあり、その一つが名古屋空港の近くである。短い時間であるが、滑走路も見える。しかし、景色を楽しむ余裕はない。
緊張は、名古屋市内の一般道路では更に高まる。車が非常に多い上に車線が多かったりするので早めに車線変更しておかないと目的地に向かえなかったりする。カーナビで以前より楽にはなったが、それでも緊張することに変わりはない。そして、駐車場探しも一苦労である。これもカーナビに駐車場情報が出るのだが、情報の受信が間に合わないことも多く、空き情報は分からないことも少なくない。慣れないこともあり、とにかく入りやすいところにとめる、と言う感じになる。

ここで戻りに先を進める。
名古屋方面からの帰りは北陸自動車道に進む。早いのと走りやすいのと、慣れているからでもある。夜間は慣れた道の方がなんとなく安心できる。この場合名神高速を進むが、交通量は多い。ただ、渋滞もあるのだが、名古屋から米原ジャンクションまでは大抵は順調である。京都付近や彦根付近での渋滞が多い。これは、北陸自動車道から関西方面への車の合流もあるからかと思う。渋滞はないが交通量は多い。米原ジャンクションで北陸自動車道にはいると交通量は激減する。ジャンクションで関西方面からの車と合流し、部分的に詰まった車間距離が解消するとほっとする。ずいぶんと走りやすくなったように思える。
ところで高速道でつい気持ちよく走るとうっかり制限速度を超えることもある。速度取り締まり機もあるが、パトカーによる取り締まりもある。実は、私が以前乗っていた車、覆面パトカーにも使われていた車両であり、それも同色の覆面パトカーが多かった。前から見ると赤色灯になる大きめのライトが追加されている程度で見分けはつきにくい。なので覆面パトカーと間違えられたこともある。これは実は非常に面白い。以前、同型同色の覆面パトカーが路肩に止まっていたことがあり、その後しばらくは私の車も警戒されていた。追い越し車線を走る車に追いついた直後、あわててスピードを落として走行車線に戻るのを見かけたし、追越中に減速して後に戻った車もいた。また、追い越された後に追跡の動きを真似てみるとこれまた減速して戻ったりと、何回も楽しませてもらった。

北陸自動車道、比較的海に近いところを走る。米原から金沢に向かうと杉津パーキングあたりが絶景である。敦賀湾を見下すことができる。ここは旧北陸本線の線路跡でパーキングは駅のあとでもある。景色が良い、ということは難所でもあり、北陸本線は北陸トンネルに移って廃線となった。運転中ならパーキングで一休みを兼ねて、と言うのもよい。私は米原方面への高速バスでここの景色を何度も見て楽しんでいたのだが、実はセダンなど背の低い乗用車ではガードレールが邪魔になって海が良く見えないのである。また、この付近、上下線が大きく離れているのも特徴である。走っていると思いがけない方向に反対側の高速が見えたりする。そして、反対車線が見えない、というのもまた面白い。

北陸自動車道も進むと後は単なる帰宅道になる。運転の楽しみはあるが、だんだん早く帰りたくなる。これは車だけでなく、電車でも同じである。大抵は南条サービスエリアあたりで帰宅予定時間連絡の電話を入れる。ここは高速バスの休憩場所でもある。ここで敦賀のかまぼこを買うことも少なくない。その後はもう帰宅一直線。行き先までの距離表示に金沢が出て、県境を超える。気持ちはもう家に飛んでいる。

安定強風時の空撮  2011/10/11
3連休の中日、日曜日空撮をしたいと思って外に出たけど風がほとんどなかった。自宅付近ではそれなりに風があり、近くのビルに上っている旗がはためいていたので出てきたのだが、目的地付近は無風であった。
で、月曜日に出ようとしたところ今度は強風である。近くにある神社の木は、枝が大きく揺れている。午前中に出ようかと思ったけど強いので午後にしてみた。が、強さはほとんど変わらない。行くだけ行ってみようと思い、小型の凧も用意して撮影に出ることにした。最初の目的地は先週写した健民海浜公園の近く、金石の港である。
この場所は少々分かりにくく、近くにたどり着いたがその先が分からない。海岸まで道はあるようだけど大きな水溜りが連続する道である。この先、大した距離ではないので歩くことにした。この水溜りでは車が泥だらけになりそうである。凧を2つと機材一式を持ってゆく。連続する水溜りの一部は相当深そうだ。
すぐに着いた河口付近は結構広く、広場のようになっていて防波堤も見える。防波堤は立ち入り禁止で、その手前で釣りを楽しんでいる人たちがいる。余談だが、凧は細長いので釣竿に間違えられることがよくある。以前、機材入れに四角い工具箱を使っていたが、これはクーラーボックスと同じような大きさなので釣り人そっくりであった。今は銀色の工具箱なので少しは違って見えると思うが・・・。
広さは十分、凧の角度をイメージして河口と漁港、林の方向などを確認、写真をイメージした上で、ここで揚げることにする。まずは小型のデルタボックスを上げる。既製品で幅2m弱である。実は凧遊び用に買ったものである。但しカイトフォト用にラインは250lbを使う。100kg以上の強度がある。小型の凧ではあるけれど、カメラを軽々と持ち上げた。デルタボックスらしく高い角度で上る。風は予想以上に安定していて、不安は全く感じない。港を中心にカメラを向けて撮影し、降ろし始める。そのときに釣り人を写そうとして真上に持ってゆく。凧の高度が低くなってきているのでちょっと動きがある。また、手前に灯台に向かう電線があり、電線ぎりぎりまで寄るがなかなかカメラを思うように向けられない。高度が高すぎと思うが、それでも写して次に向かうことにした。

次は金沢港である。目的の一つはからくり記念館であるが、その裏にはドックがあり、思った以上に雑然としている。もちろん立ち入り禁止で入れない。しかし、対岸が意外と近い。それに灯台もあるのでここに決める。但し、空き地は駐車場のようになっている。その海側は埋立地で立ち入り禁止、近くに橋がかかっていて距離は十分ではないが、先ほどの凧の安定性から見て危険はない、と判断して上げ始めた。さきほどよりちょっと風の変化があり、時々凧が横に移動する。しかし、橋までの距離はその変化に比べて十分なので危険はない。目的の被写体、からくり記念館と港、そして灯台とカメラを向けて撮影した。

強風とはいえ、海岸沿いで風を乱すものがないので、非常に揚げやすかった。デルタボックスは高い角度で揚って安定している。非常に撮影しやすいと思った。強風時は風の変化で危険を感じることもあったので空撮を控えていたけど、これなら十分写せると思う。この風を生かすと今まで難しいと思っていた場所も写せるかな、と感じた。
ただ、風でカメラが流されたのか、思った以上に角度がずれていた。カメラに対して真後ろから風を受けたときの上下角が浅いのである。ラジコンのレバーを一番上にした場合でほぼ水平になるに調整しているのに、水平線より上が写っている写真が何枚もある。風でカメラが流れ、傾いてしまったのだろう。これは注意が入りそうだ。
凧祭り参加の記  2011/10/11
凧のイベントへの参加は多いが、今回参加した豊橋への凧揚げ記を書いてみようと思う。

凧のイベントの情報、これは日本の凧の会のホームページにもあるし一度参加すると案内が送られてきたりする。参加の際は申し込んでおいて、となるけれど前夜祭に参加しない場合、申し込まずに行くこともある。申し込みがなくても参加は可能だけど、弁当が用意されないなどの不都合はあったりする。でも大会参加自体は何とでもなる。今回は直前の台風の影響が気になったので開催確認の電話の際に”参加します”と言っただけである。正式に申し込んだわけではないので、飛び込み参加である。金沢から豊橋の場合、日帰りも可能であるけど、今回も1泊することにした。ホテルは早めに刈谷の駅前のビジネスホテルを予約しておいた。最近はWebで早めに予約すると割引になることが多いので利用している。4900円で、通常より安くはあるが、別に駐車料が必要なので支払いは約6000円になってしまう。ここまでが事前準備である。

当日は当然? 早朝に出かける。凧は前の晩に車に積んであるので、カメラとパソコンの入ったかばんを2つ持ってゆくだけである。朝ごはんは作ってくれないので、今回もハンバーガーにする。インターにゆく途中にある店でいつものように注文したけど妙に安い? 店の人が注文を聞き違えたようだ。特別安いセットがあるので、多分それと勘違いしたのだろう。店は今日もほどほどにお客が入っている。その後いつものように金沢森本インターに向かい、高速に入る。日差しはもう秋でまだ低いのでサングラスを使う。
前日に早く出るのは博物館訪問のためであるが、今回はリトルワールドに寄ることにしている。愛知県での参加は大抵ここに寄っている。リトルワールドの魅力、表現は難しいのだが、家庭的な温かみのある展示施設で、なんとなくまた行きたくなってしまう。博物館的テーマパークであるが、働いている人との会話もあり、それも魅力の一つではある。そのためか、リピーターも多いそうだ。しかし、春と秋に公演のサーカスに非常に大きな魅力があることは間違いないだろう。サーカスは普通に見ると入場料が結構高いがここでは入館料だけで見ることが出来る。ただ、場所が屋外ホールなので高さや広さに制限があるため、空中ブランコは長さに制約がでてしまうし、綱渡りなども高さはそれほどでもない(と言っても低いわけではないが・・・)。しかし、その一方で距離が非常に近いなど別も魅力もある。時には客席に飛び込んでの演技もあったりする。今回も南米のサーカス団が公演している。ここのサーカス、実は写真撮影が可能なのである。通常のサーカスは撮影不可なのでこれはうれしい。但し、フラッシュ撮影は禁止。演技者の安全のために当然のことである。他の場所では、フラッシュ禁止と言っても破る人が非常に多いのだけど、ここでは滅多にいない。ごく稀に禁を破るいても見学客同士で注意したりしてすぐに止まる。撮影に関していえば、半屋外なので通常のサーカスよりは明るいけれど、十分ではない。だから、ここでよい写真を撮るにはそれなりの機材と技術がいる。
リトルワールドの開館は9:30なのでそれにあわせて着くようにしている。今回は南米ペルーの特別展があるのでまずそれを見る。インカの金の装飾品、織物、そしてミイラや脳外科手術のあとの残る遺骨など興味深い展示があった。普通の博物館なら企画展にして別料金にするところだろうけど、ここは通常料金のまま。割安感がある。
休日は、サーカスは11時、13時、15時の3回である。いつもは3回とも撮影するけど今日はちょっと名古屋近辺で買い物をしたいので2回で切り上げる予定である。昼食はここではいつも早めに10時ごろに食べる。非常に早い時間だけど、朝食自体いつもより1時間近く早いのだから腹時計はその時差を補正すると11時。だからちょっと早い程度の感覚である。ここにはいろいろとおいしいものが沢山あり、それも魅力の一つである。車でなければドイツビールとソーセージというのが最高だけど今日は飲めない。久しぶりにイタリアの店に行くことにする。イタリアの展示は一番端っこなので園内バスを使う。1日500円で乗り放題である。イタリアの店、イタリアの民家の建物の中に店があり、スパゲッティやピザがある。もちろん? アイスクリームもあるが、今日は食事目的である。ここの料理は普通の1品前なので、グループで行くといろいろ分けて食べることも出来るが、一人ではそれは無理。今回はクリームソースのスパゲッティを選ぶ。お店はまだ一部準備していたりするが、注文は受けてくれる。番号札は1番。この時間だから当然1番目だろう。それでも比較的早い時間に出てきたのだから茹でるお湯の準備は出来ていたのだろう。
サーカスの野外ステージには30分ほど前に入った。幸い、中央をやや外れた一番前が空いているのでそこに座る。すり鉢状の席だから2番目以降でも撮影は可能だが、私は最前列が好きである。視線が低くなるのと、距離が近くなるからである。私の機材で明るい望遠レンズは200mmまでなので離れるとアップにしにくい事情もある。開演までの約30分、本を読んで待つ。その間に前の方からだいたい席がふさがってくる。今日は満席ほどではないようだ。席が一杯になると隣においているかばんをどけなくてはならないが、今日は必要ないようだ。だいたい3分ほど前にカメラの準備をする。カメラを首から掛け、望遠レンズに替える。続いて撮影する可能性のある範囲に一通りカメラを向け、明るさを確認する。屋根のみの半屋外とはいえ暗い。ISO200で、開放のf2.8ではシャッター速度は足りない。暗めのところでも1/250以上になるようにISOを上げる。今日はISO400が最低である。このとき合わせて撮影の角度も見ておく。空中ブランコが正面近くになる。但し、人の向きがどちらが多くなるかは演技次第である。サーカス、タイミングをうまくあわせるには、一通り演技を知っていないと難しい。そして、それぞれに良い場所が異なるので、より良い写真を撮るには何度も足を運ばないと難しい。逆に、同じ演技をしてくれるから予測の難しいスポーツよりは撮り易いともいえる。今回の演目は空中ブランコや玉乗り、綱渡りなどがある。激しい動きは比較的少ないのだが、演者の良い表情を捉えるのはなかなか難しい。
今回、女性の演者が多い。これは嬉しい。スピード感もあって今回も面白い。撮影は2度目も狙ってみる。2回目、若干正面寄りにして席を早めに取っておく。目印として文庫本1冊を置く。これなら万一盗まれても金額的は損失は小さい。以前、席取りに一眼レフカメラがおいてあったのを見て驚いたことがあった。これは私の感覚では信じられないことである。カメラは無事席取りの大任を全うしたが・・・。2回の撮影、残念ながら出来はいまひとつである。サーカスを至近距離で撮るのはある程度動きは知っていても簡単ではない。

いつもなら3回目まで見るのだが、今回は2回目まで。遅くとも16:30頃までに刈谷のホテルに入りたいのだが、最終回は15:45までかかるのでそれでは遅いためである。しかし、2回目終了の13:45では逆に少々早い。時間ぎりぎりなら中央道から東名、名二環に入るのが良いが、今回は都市高速のみで行こうと思う。この場合、小牧インターまでが混雑するのだが、この時間ならまだ渋滞は少ないと思う。それに高速料金が安くなる。と思って小牧インターに向かう途中、ふと思いついた。ここに以前空撮した古墳があった、ということである。場所は確か牛丼店のある交差点を曲がって・・・と思ってカーナビの設定を変えたけど表示されない。チェーン店だけどファミリーレストランでもファーストフードでもないから? それでもその店が見えてきた頃には古墳の位置がカーナビの地図で確認できた。
この古墳、大型の前方後円墳である。以前も空撮を行い、そのなかでまあまあの写真を置いてきたことがある。撮影前に展示室を見ると写真が飾ってあったのはうれしい。今回も風が手ごろなので空撮をしてみる。古墳の周囲が芝生で公園になっているので揚げることはできるが、風はあまりよくない。周囲などに家があるのでそれで乱されてしまう。あと、距離がとりにくいので全景が写しにくい。以前はワイドコンバージョンレンズを使ったが、今回はその用意がない。全景は無理でも・・・と、行なってみることにした。
風はぎりぎり。2回途中で弱まって降りてきてしまったが、3回目に一時の強い風を受けて凧は上空に上がった。しかし、ときどき風の変化がある。この変化が大きいと凧が真っ逆さまになる可能性がある。公園が広ければ移動して対応可能であるが、この広さでは限界がある。また、近くに電線もあるので無茶はしたくない。速やかに巻き取れるようにラインの長さは押さえる。となると距離が取れないので全景を上からは無理だろう。
凧はだいたいは安定はしている。が、揚げられる位置と風向きの関係でカメラの向きがちょっと難しい。古墳が大きいのと位置が多少変わることもある。多少確度を変えて写し、切り上げることにした。周囲の写真も写しておくが、これは付け足し程度である。この場所、凧を公園外に落とすと回収がすごく面倒になるし、車も走っているので風の大きな変化がないうちに終わらせた方がよいとも思う。結果は、やはり全景はむりだったが、後円部を捕らえたまあまあの写真があった。

その後都市高速で刈谷に向かう。刈谷は約1年ぶりになる。ほぼ予定どおりの16:30頃についた。駅前のホテルに入り、荷物を置いてすぐにJRの駅に向かう。列車時間も見ないでまず改札を抜ける。ICカード乗車券の新習慣である。列車時間を見ていると多少時間がかかる。それをするよりさっさと改札を抜けた方が多少なりとも早いからである。改札口の残高が400円で片道ぎりぎり。電車が入るまで間があることを確認してチャージしておく。往復+αで1000円追加しておく。私の持っているカードはSUICAである。東海のTOICAも持っていたが、名鉄には使えなかったので東京に出たときにSUICAにしてTOICAは払い戻した。JRだけ使うならSUICAでも良いし、SUICAなら東京の地下鉄も使え、JRだけのTOICAより有利である。
名古屋での目的、ひとつは味噌カツである。店は駅前の地下街とデパートにあるので、デパートに行くことにした。エレベータを降りると行列が見えた。まさか? と思ってゆくと幸いこれはひつまぶしの店の列だった。目指す店は? こちらも10人ぐらいの列が。でも、店の人がいたので声を掛けると、一人ならカウンターがある、とのことで待たずに入ることができた。カツはカロリー少な目のヒレにしたいところだけど値段が少々高いのでロースにする。ご飯を半分、といって頼み、ビールも注文する。ビールは料理と一緒に出してもらうことにした。私は何も食べずに飲むのが無理なのでこういう注文をする。付け出し代わりに豚肉のしぐれ煮がでてきた。これがおいしく、先にこれとビールが出てきたらもう1本飲んでいたかもしれない。ビールで味噌カツの約半分を食べ、のこりはご飯とみそ汁で。丁度良い量? 実は昼食を軽くして早め、夕食も早くしたのはお菓子を買って帰って食べようとしたから・・・。名古屋はおいしい洋菓子なども多数ある。それにしても、うなぎに味噌カツ。まだ17時を過ぎたところなのにすごい列である。味噌カツを食べて帰ろうとしたときはうなぎ店の列は更に長く40人近く並んでいた。この時点でもまだ18時前である。
さて、買い物である。東急ハンズに寄り、シーリングワックスを見たけど残念ながら好みの色がなかった。手持ちのものが少々古くなって使えないからであるが、この色では封筒に合わず、ちょっと使えない。これは買わずに、空撮材料に使えるものはないかと金属素材を探したり、凧になりそうな樹脂などをぶらぶらと探しながら、もうひとつ探したかったネクタイを探しに行く。最近、タヌキの柄のが出ていたのである。キツネとタヌキの柄をいつもチェックしているのだが、キツネはたまに出ているけれどタヌキは非常に少なく滅多に出ない。20年ほど前に三越がオリジナル柄として出していたのが、マージャンをしているタヌキ。これはちょっと・・・。それ以来、タヌキと思っても尻尾に縞のあるアライグマだったりしてタヌキは見つけていなかったのである。実は同じものが金沢にもあったが、色が2色しかなく、一度見送って名古屋にある同じブランドを扱う店を見てみたのである。このブランド、少量生産だからか店によって品揃えが多少異なり、同じ柄でも色のそろえ方が違ったりする。店員さんに”色違いは?”と聞くとカタログには合計7,8種類あるようだけど、入荷はほとんどないようである。結局、金沢にもある色を買ったのだけど、カタログも見比べてのことなのでまあ良い買い選択だったと思う。
洋菓子とお土産も買ってホテルに戻る。名古屋からの帰り、ホームには行列が出来ていた。階段付近はかなり長いがこのくらいでは驚かない。座れる自信があってのことである。まずホームの端に向かう。どちら側が空いているかは駅などによるが、端が混むことは比較的少ない。(地下鉄などで例外はある) 行ってみると各ドアに6人くらい。これなら座れる確率は高い。一番端っこは多少列が短くても椅子が少ない。しかし、列がそれ以上に短ければ座りやすくなる。それも考えて並ぶ位置を決める。幸い降りる人は多かったが、それでも判断を誤ると座れない。ベストを狙わず確実に椅子を確保することである。手前の4人席が空いていたのでここを確保する。お見合いになってしまう席で、前が若い女性なので斜めに座る。しかし、次の金山でどっと乗るので結局は向かい合わせになった。金山と名古屋では混む位置が違うのでこうなることが多い。


さてようやく凧揚げ当日である。凧揚げ会場には早く着くのが原則。8:30あたりに到着するいは7時すぎに出るのが目安になるが、少々遅れて車に乗ったのは7:30近かった。それでも8:45位には着くかな?と思いながら走らせる。カーナビは9:15着と言っているが、そんなに遅くはならない。私のカーナビは一般道路は30km/h位で計算しているようで、街中ではこれより少し遅れ、郊外では少し早くなる。今回は途中まで信号が全くないバイパスなので制限速度の60km/hで走り続けれられるはずである。この場合、1km進むのにカーナビは2分で計算するけど実際には1分なので相当早く着く。実際、走り始めるとすぐに予定時刻が早まり、9:05位になった。が、渋滞が見えた。この道、以前にも何度も走っていて平日は通勤渋滞があるけど休日の朝は渋滞などなかった。今では混むようになったのかな? と思いつつ進む。もう迂回路はないのでこのまま行くしかない。時には止まる寸前までスピードが落ちるので到着予定時刻は進んだり遅れたりを繰り返し、若干早まっただけである。そして、バイパスの次の道に渋滞マークが見えた。結構長い。再検索する操作もできないので、地図で迂回路らしい道を見てそちらに向かう。山の細い道、と思っていたのに一方向のみ2車線の道で車がやや多く、驚いたことに歩行者が結構いる。不思議に思っているとその先にある自動車部品メーカの工場に入っていった。時刻は8時を少し過ぎたところ。休日出勤にしては多い。多分、勤務日なのだろう。とすると途中の渋滞も同じ理由だったかと思う。その先はいつもの休日と同じ程度の混雑で比較的順調に進み、途中のコンビニで昼食用のパンとお茶を買い、会場には9時少し前に着いた。手前から凧がいくつも揚がっているのがみえる。

会場について車を止める。気は急ぐが、あわてず靴を履き替える。凧揚げ向きの靴では車を運転しにくいのでいつもこのようにしている。旅行用の靴で歩きやすい靴ならそのまま揚げるが、靴の傷み、足の保護を考えると履き替えた方が良いと思う。
まずは受付へ。途中で会う参加者に挨拶しながら向かう。そこで参加申し込みをし、500円払って記念品などを受け取る。1000円でお弁当つきになるのだが、パンを買ってしまったこともあり、弁当なしとした。これならパンを買わなくても良かったかな、と思うのだが、必ずしも余分があるとは限らないのが難しいところである。記念品はバッジである。これは大会に参加しないともらえないので、数が多いということはそれだけ多く活動している証にもなる。いつもなら早速凧を揚げて、となるが今日は風が非常に強い。風が強すぎると喧嘩凧はコントロールが難しいし、私の凧はやや弱めの風向きが多いので、あまり揚げずに、まず他の凧の写真を撮ることにする。
いろいろ変わった凧も揚がっているし、その中には見慣れた凧もある。参加者はまず凧で分かることも少なくない。時には本人より凧で気がつくこともある位である。ここで、前回までに写していた写真があればお渡しする。凧を揚げている姿はもちろん、自分の凧も写すのが難しいから結構喜ばれたりする。自分でまあまあだと思った写真は大き目のキャビネサイズでプリントする。会場をうろうろしながら写真を写してゆく。時には写して欲しい、と頼まれることもある。私の場合、Webに載せることが多いので、それを依頼されることもある。人物を載せるのはいろいろと難しい面もあるが、凧はそれほど気を使うこともないので気が楽である。
凧の写真は、実はコンパクトカメラでは非常に写しにくい。凧は大きいものもあるけれど高く上がると小さい。最近はコンパクトカメラでも300mm相当まで使えるカメラもある。私のカメラは一眼レフだけど望遠は300mmまで。300mm相当あれば大きさとしてはこれで結構写せるのだが、同じ300mmでもコンパクトカメラの液晶ファインダーでは凧は見えにくいことが多いのである。凧の小ささもあるけど、画面では空に溶けこんでしまったりして見えないこともある。また、明るい空に向かっていると液晶が見えにくい。そして、動きが激しいので液晶の反応遅れがあってタイミングが非常に合わせにくい。更に、腕を伸ばして構図を決めるので、素早い動きが難しいこともある。だから、凧が画面に収まっていなかったりする。その点、光学ファインダーを持つ一眼レフは非常に見やすい。光学ファインダーはリアルタイムだし、シャッターに対するカメラの反応も早い。だから非常に写しやすくなる。ただ、カメラ自体が大きくなるため、凧を揚げながらカメラを持ち歩くのは難しい。私の場合は揚げるか撮るかどちらかになってしまう。”撮る”場合、普通の服装でカメラと機材の入ったカメラバッグを持って歩くので見た目はアマチュアカメラマンと同じ姿になる。凧仲間は私を知っている人が多いのだけど、アマチュアカメラマンから見れば参加者には見えない。一応名札だけはつけているけれど、目立たない。だから、どいてくれ、と言われたこともある。今なら”参加者に余計な指図をするな。”と反論すると思うが・・・。ついでに凧向きのレンズについて書いておく。凧は小さいのでやはり長いレンズが欲しい。500mm相当以上が理想であるが、私のように35mmフルサイズを使っていると、300mmを超えるレンズが非常に高いのである。APS-Cであれば300mmは450mm相当なのでまあまあである。一方、人を撮るには50mm相当が欲しいところである。そして、会場を撮るには28mm相当が欲しい。で、私のレンズは70-300mmである。人を撮るにはちょっと長いし会場全体は撮れない。今なら28-300mmなんてレンズが売られているからこの1本で全て写せることになる。しかし、新たに買うには高いし、高倍率ズームだけに画質の限界もあると思う。なので、70-300mmを約1.5万円で買って使っている。こんな安いレンズなら画質もそれなり? 確かもう1本持っている望遠、80-200mmf2.8より画質は落ちるけど、一般用には十分だろう。70-300mmなら高倍率でないだけに無理もしていないと思う。人と凧が大体写せるので、凧の会場ではこれだけでほとんど写している。会場によっては砂埃があるのでレンズ交換は控えたいこともある。
写真ついでに、私自身写されること、凧と写させて欲しい、と言われることもある。極力希望を聞くが、時には凧のコントロールが必要でできないこともある。凧が地上に降りていればどんな撮影でもかまわないので、どんどん声を掛けてくれれば、と思う。

開会式に続いて、小学校の連凧が上がる。写真を撮りながら寄る。今日の強風で比較的低い角度で揚る。凧も一部は回転したり尻尾が揚げ糸に絡んだりしている。だけどよく揚っている。一度強風で糸が切れた凧もあったらしい。連凧は一つが小さいのだけど枚数があるから引きが強くなる。
連凧が降りた後は揚げるべきなのだが、風が強い。喧嘩凧を揚げるが緩めがぎりぎりである。コントロールもしにくい。ということで凧はあまり揚げずにカメラを持って回っていた。が、コンテストの時間、ということで一応金の風神切り絵凧を出して見る。が、3本糸目なのでこの風では安定しない。この凧、素材が重いので少しでも軽くしたいのと強度の関係で紙に穴をあまり開けたくなかったので糸目糸を最低限の3本にしたのである。普通の風ならこれで十分上がるのだが、この強風には耐えられない。ところで審査員はどう回っているのか? 多くの場合よく分からないのがこの大会に限らずいつものことである。凧自体は良くても上がりが悪ければどうにもならない。
ここでちょっと早めの食事にする。大抵は弁当であるが今日はコンビニのパンのみである。食べ物などは車の中におきっぱなしになることもあるので少々暑くても痛みにくいものにする。9月後半なのでトランクに入れ、凧の出し入れなどで時々開けるとそんなに高温にはならないのだが、念のためである。暑くなりそうなときはカメラのかばんに入れて持ち歩くこともある。コンビニのパン、それもよくあるパンなので非常に寂しい昼食である。でも、凧の大会ではいろいろと頂くことも少なくない。以前の奈良の大会でもパンを用意していったけどそうめんをたっぷりいただいたので食べずに帰った。今回も梨を頂いたので2個用意したパンは1つしか食べなかった。(残った分は自宅で無駄なく食べている) 飲み物も凧の大会では必須である。今回はペットボトルのお茶にしたけどパンの分だけコーヒーがあっても良かったかな? と思ってしまう。凧の大会では動き回るので、特に暑いときはたっぷりと飲まないといけない。但し、糖分の多いものは注意がいる。お茶や水以外の、ノンカロリーではない普通の飲み物では糖分が多すぎる。500mL1本で35gになる。夏など2L位飲むのこともあり、その場合は140gもの糖分を飲むことになる。これは恐ろしい量である。いわゆるスポーツ飲料も糖分が多いものが少なくなく、注意が要る。激しい運動ではないので私はお茶を飲むことにしている。結構飲んでもその全てが汗になってしまうようで、朝トイレに行った後は1回も行かないことが多い。

午後になり、ここでちょっと凧を揚げてみる。フローフォームである。この凧は風が強いと引きはものすごく強い。降ろせなくなることさえある。なので糸は短めにして揚げた。予想通り引きは強く、空撮用の腰のロープを使って固定しておく。こうすると手は疲れない。傾きがあるとの指摘で、みんなが手を出してあちこち見ているうちに、糸目の長さが違う、とのこと。揚げているうちに狂ってきたのかもしれない。

閉会式となり、大会としては終了である。だけどここで空撮をしてみることにした。風が強いと凧が絡んだときにちょっと怖い。凧はまだ揚っているが少ない。風は強く、ダブルデルタボックスを使うとカメラの重さが全く苦にならないような感じで勢いよく揚ってゆく。ここから海岸沿いと前夜祭の開かれるホテルの方向を撮りたいと思っていた。多少の揺れはあるが撮影可能な範囲である。上空は予想以上に強く、凧がおろせないのではと思うくらいの引きになることもある。カメラを海岸とホテルの方向に向けて写す。ここから海は全く見えないから勘である。でも、地図で地形は分かっているからあてずっぽうでもない。ホテルも位置は分かっているので方向を決めやすい。適宜そのほかの方向にもカメラを向け、撮影を終わる。さて、デルタ系の凧の弱点は横骨である。強風時に無理に引くと折れることもある。カメラが落下すると危険なので慎重に降ろす。無理はしない。カメラも凧も無事回収できた。早速結果を見るが、大体撮れていそうである。
今回、もう一人空撮を行なっていたが、それは動画であった。少々揺れが大きいと思うが、小凧で軽快な空撮であった。

ここで引き揚げであるか、凧仲間とコーヒーを飲んでからとした。
そして帰り、今回は予想どおり渋滞に巻き込まれた。東名高速、このあたりの渋滞情報を見るのはいつも週末だけど、朝も夕方も岡崎付近はいつも渋滞している。ここを迂回するのはちょっと遠回りだし、一般道路も渋滞している。だから、渋滞でもさっさと高速に入ってしまう方が速い。経験上、自然渋滞などであれば時速20-40km/hで流れているので信号のある一般道路と大差ない。なので、音羽蒲郡ICから入ることにしたのだが、そこまでも結構渋滞していた。凧の大会からの帰り、だいたい19時ごろには帰ることにしているのだが、今回は渋滞分だけ遅れそうだ。カーナビの渋滞マークは音羽蒲郡以東から始まっていて、いきなり渋滞の中に合流となる。渋滞中の合流はちょっと気を使うのだが、先行車に続いてスムーズに入れた。ここから岡崎インターの先まで渋滞。嫌だがしょうがない。地方暮らしが長くなると渋滞への耐性がなくなり、ものすごく嫌になる。ついでに言うと、飲食店で列に並んで待つというのも私には非常に苦痛である。
渋滞中は・・・結局早く抜けることを祈るだけである。残り距離と進む時間から抜ける時刻を予想するなどしながらゆっくり進む。予想時間がだんだん早まっていれば良いけど伸びるとがっかりする。などとやっているうちに渋滞は抜ける。その後は米原ジャンクションまで渋滞はない。こうなると帰宅時間も予想しやすい。養老サービスエリアで軽い休息を取り、自宅に帰宅予定を連絡する。カーナビより早めの時刻、20:30頃と伝えておく。お土産に天むすを買い、ふとめについたカレーパンも買う。さすがに昼にパンひとつと梨ではおなかが減るのも早い。

豊橋の大会を一例にしたけれど、泊りがけで行くときは大体こんな感じである。凧仲間の多くは、泊まる場合は前日にも凧を揚げるのだが、私は前日は揚げないことが多い。凧揚げ半分博物館半分である。折角遠くに行くのだから、という感じである。貴重な交通費と宿泊費、有効に使っていると思う。

真下撮影の難しさ  2011/10/10
カイトフォト、真下に近い角度での写真は他の撮影方法では非常に難しく、カイトフォト独特の撮影になるが、失敗も多い。被写体がうまく中央付近にとらえればよいが、はずれるとなにも写っていない写真になってしまう。これは、真下に向けた場合、写る葉にが非常に狭いからである。もちろん高度を上げれば写る範囲も広くなるが、被写体が小さく写ってしまう。被写体を適切な大きさで正確に写すこと、これが非常に難しい。実際の撮影、カメラは揚げ糸についているのだから、揚げ糸を被写体と重ねるように揚げていればあとは距離を合わせれば真上にもってゆけることになる。が、その距離感がなかなか合わせられない。

今日、港で空撮をし、目的の写真を写し、凧を降ろし始めたところ、入港して来る舟が2隻いた。丁度凧の真下あたりを通りそうなので狙ってみることにした。インターバルタイマ撮影なのでタイミングに合わせてシャッターを切ることはできないが、舟はそう速くはないから大丈夫かと思う。距離はこのあたり、と思って待ち構えた。あとは真下付近でシャッターが切られることを願うのみである。2隻目は若干距離を変えて撮影してみた。
で、結果である。見事に外れた。かろうじて1枚かすっただけであった。距離感、非常に難しい。もう一人助手がいれば横から見てもらって正確に撮れるのだけど・・・。

写真下の端に写っているのが狙おうとした舟

ある空撮の記  2011/10/04
旅行記的な文書を書いたので、空撮記も書いてみようと思う。ひょっとしたら空撮仲間の参考になることもあるかもしれないし、逆にこういう方法もある、などのアドバイスも出てくるかもしれない。ということで、これは先日新しい場所で空撮したことの記録である。

まずは空撮の場所探しである。凧による空撮の場合、凧が揚げやすい場所であることが重要である。多少の広さがあり、周囲に危険なものがなく、かつ写したいものがあることである。なので場所は限られる。記憶で見当を付けた後に地図で確認、あるいは地図でいろいろ探す、などいろいろある。今回は、”このあたりは?”と思って見当をつけたあとで地図により確認を行なった。
地図は、空撮の場所探しにはWebの地図を使う。凧を揚げやすい場所であることの確認のほか、駐車が可能か否かも合わせて確認する。今回候補に選んだのは金沢市の海辺にある健民海浜公園である。プールもあるし、公園もあり、海辺も近い。Webの地図では、航空写真も表示できるので、これで地上の様子も確認できる。木と芝生(草)の区別はつきやすいから、公園でも揚げられそうか否かが判断しやすい。もっとも、航空写真が古いこともあるし、現地でないと分からないこともあるが、それでも大いに参考になる。地図と航空写真でみると、十分揚げられそうな広さがありそうである。撮影してみることにする。

現地についてみると、駐車場は複数あるけど一部は閉鎖されていた。夏のプールの期間などだけ使うものだろう。公園だけでは人は少ないだろう。夏は駐車も有料なのかもしれない。入り口の駐車場でもよいけど奥の別のところに駐車している車が見えるので別の入り口があると思い、裏から行ってみるが入れなかった。全然別の入り口なのだろう。そこまで遠回りしても時間とガソリンの無駄なので歩くことにする。
凧と機材を持ち、まずは海岸近くで揚げるつもりで進む。通路の左に簡易サッカー場があり、子どものチームが練習している。右は簡易ソフトボール場で空いている。ここで揚げられそうであるが、海岸まで出てみることにする。その先は簡易野球場があり、3人ほど練習している。ここも十分揚げられる。位置的にもプールが至近である。そのすぐ先が海岸で、今日は風が強くて砂が飛んでカメラなどを痛める恐れもある。少し沖に護岸があるので雰囲気としてはいまひとつである。ここは簡易野球場がプールに近くて最適と考えて戻った。ここについさっきまでいた家族がいなくなっていた。ちょっと残念に思う。子どもがいると大凧を揚げると驚いてくれたりするので張り合いがあるのだが・・・。
気を取り直して撮影準備をする。まずは機材の組み立てである。組み立てといってもネジを1本差し込んで止めるだけである。経験上、メンテナンスフリーは空撮にとても重要である。以前は組み立てそのものを不要にしてたが、それでは荷物が大きくなるので分解式にした。軸にパイプを差込み、開けてある直角方向の穴に細いネジを差し込む。1.7mmの細いネジで落とすなど失敗もするのでネジは予備を十分に用意している。組み立てはネジが地面に落ちないように運搬用ケースの上で行なう。それでも落とすことはあり、極力回収するのだが、米粒よりはるかに小さいナットは無理なときもある。このため、錆びて自然に帰りやすい鉄のネジを使っている。余談だけど、ナットを紛失するのは自宅が圧倒的に多い。落としたのに見つからないのである。小さい上に弾んで転がってゆくからだろう。
機材の組み立てが終わるとカメラを取り付ける。ここでカメラのインターバルタイマの設定をしてしまうとよいのだが、忘れることも多い。カメラはネジ1本でつけるので慎重に締める。付けたあとはクリップを使って落下防止の処置もしておく。私の場合、空撮用のカメラは一般用を兼ねているのでストラップが付いている。そのまま揚げると下に向けたときにストラップが写ってしまう。だから、ストラップをどこかに固定する必要があるが、これをクリップで留めることで万一の落下防止としている。実は先日クリップがはずれ、ストラップがぶらぶらしてしまったこともあった。この場合、水平方向の撮影に支障はないが真下に向けられない。
私の機材はラジコン式なので手元の送信機からカメラの向きを変えられる。ここでスイッチを入れ、動くことを確認する。送信機はメータがあるので電池の消耗を確認できるが撮影機材側はわからない。パイロットランプがLEDなので少々電圧が下がっても光っていることもある。一度、揚げてしばらくしたら動かないことがあり、電池の消耗だった。(このときもランプは点灯していた) で、スイッチを入れようとすると機材側のスイッチを切り忘れていたのに気がついた。前回から1週間。ランプも付かないので即電池交換である。以前はモーターでカメラの向きをかえていたので消耗が激しかったので長持ちする高価な電池を使っていた。だけどサーボ直結で持ちも良くなったので今では安いものを使っている。こういうミスでの交換の際にも損失が少ない。と言うことで今の電池は4本で100円以下のものである。そして、送信機と機材のどちらも必ず予備電池を用意する。ちなみに送信機を切り忘れると単3電池8本が消える。ここでもし機材が誤動作するような場合は他のラジコン機との混信になる。こちらはカメラが動くだけだけど相手はコントロール不能になる。注意が必要である。わたしのラジコン機器は上空用なのでおもちゃのラジコンなどと混信する心配はない。

次は凧の組み立てである。ダブルデルタボックスを用意した。畳むと1.2m程度の細長い棒状になるので持ち運びは楽である。幅が約3mで安定も揚力も十分な凧である。市販品であるが、横骨以外は骨が木なので翼部分の骨だけはカーボンに交換している。端が痛んできているのと時々骨が揚げているうちに動くこともあるで、次はスポーツカイト式にゴムで張ることも考えている。今の組み立ては翼部分の骨をずらし、横骨を張るだけですぐに終わり、続いて揚げ糸も結ぶ。今日は風が強めなので腰に揚げ糸固定用のロープを巻く。このロープには糸を通す金具と登山用のロープをゆっくり送る金具、糸を固定する金具、更に非常用のナイフがある。続いて凧単独で揚げるが、この場所は周囲に木があるので地上の風は弱く、乱れていて揚げにくい。上空の風の向きは浜辺の風で推測できるが、それから左右に60度位揺れ動いている。つまり、左右どちらからでも吹く。風が強まった瞬間に揚げ始めるが、その直後に変化して落ちたりする。3度目に揚ったけれど高度が足りなかったか、機材を取りに行ったときに落ちてしまい、再度揚げなおしとなる。次はすんなり揚ってくれた。木の高さを超える20mまで揚ってしまえばだいたい安定する。ここで機材を揚げ糸に固定、シャッターを切る。今回はインターバルタイマ撮影なので次の5秒後の自動撮影まで確認する。これをやらないとカメラは揚ったけど未撮影、という悲劇になりかねない。フイルムのときは低高度で一度シャッターを切って音で確かめたりした。だいたいこのあたりでラジコンの送信機を首から下げる。揚げる分には良いけど急に引かなくてはならないときには送信機が邪魔になる。なので、時には送信機を地面に置きっぱなしにすることもある。
続いて糸を送る。野球の練習をしている人の一人が時折凧を見上げている。何かぶら下がっているが?? と言った表情にも見える。風を確かめながら高度を上げ続ける。風が強めなので一気に伸びてゆく。今回はまず100m送る。ここで一度撮影、カメラの向きを変える。ラジコン送信機の右のレバーで向きを変えられる。前後方向か高度、左右方向が水平方向である。サーボの回転は速いので一気にレバーを動かすと激しく動く。サーボにも良くないだろう。極力ゆっくり動かす。レバーは、通常は左右は離すと真ん中に戻るのだが、ばねを抜いてフリーストップにしてある。シャッターは左のレバーでで切れるようにしているが、今回はインターバルタイマのみで写すことにした。林超えなのでひょっとしたら風の変化があるかもしれない、と思ってのことである。この場合、写したい方向に5秒固定すると少なくとも1枚はその方向が写せることになる。が、揺れもあるので一番写したい方向には15秒以上、なるべく長く向けることにしている。
さて、地上でカメラの向きが分かるのか? これは慣れで分かる。カメラを回転させて真横になると薄くなるのでこれで判断ができる。このとき、糸に対してカメラは右か左、直角方向に向いていることになる。ここで上下角を45度位に傾けるとカメラの傾きで前後がわかる。もっとも、私の機材は水平方向には380度位の回転なので一番振り切ったときの方向を地上で、あるいは低高度で覚えておけばカメラが真横を向いたときの前後はわかる。一時期双眼鏡を持っていったこともあるが、安定していないと見えにくいし晴れていると太陽を見てしまう恐れもあるので注意が要る。この状態でゆっくり向きを変えると回転方向もわかる。四角くみえるときはこちら向きか反対側向きであるが、動かし方で区別はできる。いずれにしても糸を100m送ってしまうとカメラは見えにくい。ある程度は勘で調整することになる。
カメラの向きで、水平方向は目視確認でだいたい程度正確に向けられるようになったが上下角は難しい。カメラを真横から見てもいまひとつ分かりにくい。ラジコン送信機のレバー、一番上でほぼ水平になり、一番下でほぼ垂直になる。多少誤差もあるが、これも参考にはなる。あとは勘である。ついつい手前に下げすぎてしまうようで、初期の頃はフイルム1本全て手前を写してしまったこともあった。こういう失敗も多いのでなるべく細かく変えて枚数を多く撮影する。写したいのはプールの方向と海岸である。その方向に向けてしばらく固定。プールは見えないから角度は勘。少しずつ変えながら写す。枚数は多かったけど理想に近いのは1枚2枚。そんなものである。続けて水平方向の向きもを変えながら写してゆく。更に大きく変えるが、これは何があるか分からないのでおまけ的なものである。今日は凧はある程度安定しているが曇り気味でやや暗い。シャッター速度は遅めになる。もともと手振れ補正がないカメラだけどが、手振れ補正があっても効かないこともあるから風の安定が原則である。以前のラジコン式の撮影では揺れの少ない瞬間にシャッターを切っていたがインターバル式ではそれは出来ない。失敗が増えたと思う。
撮影場所、簡易野球場から海岸への道に面しているので、時々人が通る。凧を見上げて行くのだが、声を掛けてくる人はいない。凧のイベントでは一般の人も、”上がっているのは何?”などと結構質問してくるのだが、道路とグランドとで少々離れているからか、声はかからなかった。ちょっと寂しくもある。が、こちらから歩く人に話しかけるわけにもいかない。

ここでもう少し高度を上げてみる。糸は既に120m位出ているが更に伸ばして150m一杯まで伸ばした。カメラは凧の下約20m。だからカメラまでは糸の長さで約130mになる。角度は60度位で揚っているから、カメラの高度は約110mになる。角度は凧を見上げては分かりにくいので横から見て判断する。角度は60度位だけど、強弱で多少変わる。でも、50度でも100mだからここは110mと言い切ってよいと思う。正確に測るにはそれこそ測量して角度と距離を求めないと無理だろう。GPSを載せる手もあるが、高度は誤差が大きいのと海抜ではないので補正も要る。と言うことで今は糸の長さと角度の目測で行なっている。なお、私の揚げ糸には10m単位で距離の印が、その中間の5mにも点が打ってあるのでそれを使うと5m単位でわかる。この高度では一番写したいプールの方向で上下角を少々変え、水平角も少々変えて移し、撮影終了とする。

撮影が終われば降ろすだけ? この降ろすのか結構大変である。下手なことをすると糸がもつれて始末に終えなくなるし、風が強いと糸巻きを飛ばす危険もある。変な巻き方をすると糸がねじれてしまうし、糸に気を取られていると凧が落ちたりもする。それに強風では引きが強くて降ろせないことさえある。
ここで安全のため、糸を金具に通す。これでもし手を離しても糸巻きは体から離れない。風がもっと強いときは常にこの状態にするのだが、今日はそこまでする必要はなかった。この状態では糸を操るのがやりにくい欠点もある。今日は場所が広いので、歩きながら糸を引いてゆく。糸は地面に這わせてゆく。重ねなければ絡む心配はない。ある程度溜まったところでまとめて巻く。私の糸巻きはリング型なので糸を回しながら巻くとねじれてしまう。10回巻くごとに向きを反対にして防いでいる。
40mほど降ろしたところで一度巻き取り、もう一度降ろし始める。このとき凧を見ながら降ろさないと凧が風上に行ってしまうことがある。これはデルタ系共通する特性で、降ろすときや風の変化で揚げ手よりも凧が風上に行ってしまうことはよくある。ここで強引に引き続けると浮力を失うこともある。風上に余裕があるときは移動することで対応できるし、ちょっと待つと戻ってくれる。但し、左右に大きく振れない様に注意が要る。ここで一度巻き取ろうかと思ったがカメラが近くなってきたので一気に降ろすことにする。カメラを回収して高度が下がってしまえば少々風が悪くなっても大丈夫である。カメラがあると錘になって糸を引くので操作に限界があり、コントロールがしにくくなる。引くにしてもカメラが上がるまではたるみを取るだけで引きの効果は薄いし、糸を緩めてもカメラの重みで引き続けることになる。カメラを外してしまえば非常にコントロールしやすくなる。
機材をケース上に置いて巻き続ける。高度が低いので木々による風の乱れの影響を受けてしまう。凧は木よりも高いのだが、風の乱れはその上に及ぶこともある。一気に高度を失ったのでそのまま降ろして巻き続けた。糸の撚りが残っていることもあるので、揚げたままの方が実は都合が良い。これは、揚げ糸と凧の間にベアリング入りの撚り戻しを入れてあるからである。が、風の強いときはそのまま降ろしてしまうこともある。糸を巻くこと。これがなければ凧揚げの楽しみは倍増するのにと思う。が、これはカイトフライヤーの義務である。
回収が終われば撤収であるが、その前に軽く画像を確認する。背面の液晶、外では見難いのだが、それでもまあまあに見える写真があるとほっとする。もっとも小さな画面では”ぶれ”の有無までは確認できないから、良い写真と思ったものがぶれが大きくて使えないこともよくある。ともあれ、この時点でまあまあの写真があるようなので気持ちよく(?)引き上げる。

その後は自宅での写真確認である。曇り空だから”ぶれ”も少々あり、また傾きもあった。海岸は、西向きは太陽や空の明るさ、そして海への反射もあって陸が露出不足のものが目立った。これはある意味仕方ないことでもある。海岸も思ったほど面白くない。また、プールと海をと思って撮ったが、海と陸の比率、空との比率がいまひとつのものが多い。プールの真正面なので斜めから狙った方が面白いかもしれない。また、高度は高めの方がよかった。このあたり、撮ってみないとわからないこともある。
写真で海岸線を追うと、犀川河口があるのだが、そのあたりにも揚げられそうな場所が見つかった。次回はこの場所が良いかな、とも思う。
また近いうちにここで写したいものである。

飛行機の旅行記-2  2011/10/02
前回飛行機の旅行記を書いたけど、ちょっと違う内容を追記したいと思う。

今回は出張である。ちょっと早めに着けたので余裕を持ってチェックインをする。セキュリティチェックの前に売店を少し覗く。今回は何も買わないのだけど、新しい品があったりすると参考になる。が、今回は特別なものはなかったので、早めに切り上げてセキュリティチェックを抜ける。携帯電話や鍵、小銭入れなどをかばんに入れるが、携帯電話は以前切り忘れたことを思い出してこのときにもう切ってしまった。
中に入ると修学旅行の団体がいた。この日、珍しくラウンジに入ったのだが、混雑とのアナウンスがあったので出てみるともう優先搭乗は終わっていた。私は優先搭乗の対象外なのだが、その次が一般? とおもっていたら次の搭乗はこの修学旅行の団体だった。以外だったけど考えてみれば団体は通常一番後ろの席なので、先に乗せるのが合理的なのかもしれない。その意味では、前方にある上位クラスの席、先に乗せると荷物を棚に入れる際に通路を塞ぐのだから最後の方が良い、となるのだけどさすがにそれは出来ないだろう。飛行機、席は前と後とでは前の方が良い。後方は乗り降りに手間がかかって遅くなるし、エンジンの排気音でうるさい。そして、景色も排気でもやっとして見えてしまう。更に揺れの際に不自然になる。だから、上級席は前の方に設置してある。そして、ビジネス客は少しでも早く降りられる前方を好むので、団体客は大抵後ろである。その方がまとまった席を取りやすい利点もある。余談だけど、接続の遅れで団体客がごっそり乗り遅れ、機体のバランスが狂ったこともあったそうである。なお、機体中央の席は揺れでは問題ないけれど、窓側でも翼が陰になるなど別の意味で望ましくない。もちろん、通路側を選ぶなら中央も良い。
では、右か左か? これは景色の差、となると思う。小松−羽田便では、左は富士山側となる。右が海が多いが名古屋市街が見える。また、羽田への降り方によってはディズニーリゾートやお台場が見える。今回、久しぶりに右にしたかったけれど残念ながら取れなかったのである。更に補足すると、今回の機は旧JASの機体で、3クラスだった。前2列が旧スーパーシート席だったのでここを押さえたのである。レインボーシートなら右も空いていたけどスーパーシート席の方が・・・。座席だけの違いだけど。

小松空港、滑走路は基地と共用である。だから、平日には多くの自衛隊機が離着陸している。運が悪いと待たされることもあるが、最近は少なくなった。待っているときなどに戦闘機が離陸しているのを見ると、音が大きいと思う。飛行の様子が見られることもあるけど、有事を想定した訓練だから、短時間で減速して着陸する動きが見られたりする。離陸準備で滑走路の端に行くと、F15などが駐機しているのが見える。また、その先にはスクランブル用の格納庫もあるが、今日はシャッターが下りている。F15の奥で、練習機が1機、補助翼を動かしているのが見えるが、離陸準備中なのだろうか?
さて、今回は南に向かって飛び立ち、加賀温泉駅の巨大な観音様見えた。が、飛び立ってすぐ左に旋回した。以前は福井近くまで行っていたのだが今日は早い? と思った。GPSで機の場所が地図上に表示されているのだが、小松から豊橋に向けて直行するようなコースであった。途中細かく2度ほど左に曲がったが、以前のコースより北よりであった。でも、少し前に見えた景色、雲が多くてちらりと見えたゴルフ場が今回と似ていたので最近はこのコースなのかもしれない。ここでもう富士山が大きく見えていた。位置は岐阜県の南である。このあたりで右を見ると名古屋市街が見えると思う。つい先日名古屋に行ったばかりで見たかったと思うが残念である。
その先、浜松に近づくと新東名高速が見えてきた。道路としてはほぼ出来ている。今日の高度は6100mで、いつもより少し低い。でもこの高度では車の動きは注意しないと見えない。高速道路の車はほとんど止まって見えるのである。さすがに距離がありすぎ、となるのだろう。では新幹線なら? 動きが分かりそうなものだが、残念ながら今日は見えなかった。
以前より北寄りなので静岡市街も大きく見えた。大雨の影響が残るのか、安部川から海に流れ込んだ水が濁っているのがよくわかる。海流は西から東のはずだけど、濁った水は西に向かっている。不思議に思えるが、こういう日もあるのだろう。ふと市街地を見ると白い点が動いている。どうやら小型機かヘリコプターのようだ。これはさすがに動きが早い。海の上、富士山を眺めながら伊豆半島へ。大室山が良く見える。明るい緑なのはいつもの通り。前回、周囲も草の色、と書いてしまったが木々の濃い緑が散在している。勘違いだったかと思う。
大島の上辺りから高度がゆっくり下がり始め、房総半島で3000mほど。だけどずいぶんと低くみえる。ここまで降りると車が楽に見分けられる。内陸を旋回しながら木更津へ。これでC滑走路への着陸が決まったようなものだ。陸に近いA/B滑走路への着陸、初めてのD滑走路への着陸を期待したがいつものコースであった。ここからは通常の出張コース。モノレールで浜松町に出てやや早めの食事をする予定である。浜松町着は11時過ぎ。まだ昼の混雑まえで席に余裕があるから入りやすいし店もゆっくり探せる。以前は小さな中華料理店をよく利用した。比較的安く、ランチではあるけれど注文を受けて作ってくれるので出来立ての熱い料理が出てくる。他のランチは、あらかじめ用意した料理を組み合わせるので冷えているものも混じったりするのと比べるとおいしかったのだが、残念ながら閉店してしまった。
モノレールからは富士山が見える。今日は夕方も含め、ずーっと見えていた。やはり良い景色である。

次は帰りのことも軽く書いておこう。
今回、余裕を持って最終便を予約しておいたけど、急げば早い便にのれそうな感じである。とすると、やはり少しでも早く帰りたい。幸い、予約変更可能な航空券だから電話をしてみる。予約は出来たが座席指定はできないとのこと。私は窓側が最優先だが、さすがに便を遅らせても窓側にはこだわらない。通路側でも、と思いながら変更する。次は羽田へ急ぐ。希望する席を取るには少しでも早い方がよい。カウンターに行ってチェックインすると、幸い窓側が取れた。席を確保した次はおみやげである。家にも何か欲しいし会社にも・・・。会社の場合、個別包装が大前提で、安くて数があるのがよい。更に目新しいものが理想だがこれは難しい。空港で売っているものはもう買われてしまっている。デパートなどで探すと良いのだが、高いものが多い。それに今回はその時間もなかった。しかし、幸いなことに新商品があった。しかも最近多い簡易包装がある。これは安く数がそろえやすいので助かる。2つ買い、余る分は家庭用に回す。でもそれだけでは少ないのでもうひとつ小さいのも家庭用に買っておく。家に持って帰るお土産を買う基準、これは単純明快、”自分が食べたいもと思うもの”である。
おみやげは、整理可能ならかばんに入れてしまう。このあたり、人によって違うと思うけれど、私は荷物を減らしたいと思う方である。ひとつが大きく重くなるのは仕方ない。その逆の人も多いのであるが・・・。今日は日帰り用の小さなかばんなのと、かさばる便箋を買ってしまっていたので入りきらないから小さな袋がひとつ残る。次に寄ったのは文房具の店。ここにはいろいろと面白いものがあるが、良い品が揃っているけど高い。そういう品はつい買いたくなるのだが、今回は財布が軽いので見送る。中ではカップラーメンの蓋をおさえるカップメン、この新しいものが出ていた。スカート姿の女性版である。が、既にカップメンを買ってしまっているのでこれも見送りである。空港には面白い店もあるので、時間があれば店をうろうろするのも楽しい。国際線ターミナルには海外のお土産によさそうな店もあり、これも楽しい。ちょっと離れているけれど途中に寄るならそれほど時間がかかるわけではない。また、第一第二ターミナルも離れてはいるけど、動く歩道が設置されているのでこれもそんなに時間がかかるわけでもない。だから、時間があれば時々行ったりしている。但し、飲食店は高めなので利用することは少ない。なお、飲食店は、出発到着両方にある。到着側は軽食中心で安めである。(それでも高めではあるが・・・) なので、最終便で帰るのにちょっと空腹を感じるときなどは到着ロビーで食事をすることもある。
今日はここで時間の余裕がなくなった。ラウンジで少し時間をつぶし、搭乗口へ。今回も優先搭乗が終わっていて丁度乗り込めるタイミングだった。入ってすぐ、内装がB777そっくりなのに気がついた。機体はB767である。椅子もB777のものと似ている。改装されたのだろうか? と思いながら見渡す。乗って待つ間もなく扉が閉じる。定刻の5分前である。すぐに動くか・・・と思ったがそれからがちょっと遅い。数分で動き出し、A滑走路に向かう。これは非常に遠い。途中、高速道路の上を橋で渡る。見ているとD滑走路に向かうらしい機もいる。D滑走路での離着陸はまだである。ここで南を見ると、着陸機が続いている。同時に約5機見える。すごい混雑・・・と思っていると滑走路の手前で止まり、順番待ちで7分以上かかるとのこと。ならば本を・・・と思ったが新座席で読書灯のスイッチが分からない。隣の人も客室乗務員に聞いていた。幸い機内誌にスイッチの図があったのでそれを見て操作する。ちょっと見、でサインは良いけど、こんなに文字が小さくてはわかりにくすぎると思う。窓の外を見ていると、1機ずれている? と思うと離陸用の滑走路に降りたりする。相当混んでいるようだ。羽田空港、平行して2本の滑走路があり、離れているので同時に離着陸ができる。以前隣接して2本並んでいたときは同時はできず、滑走路端で待機し、着陸完了と同時に離陸、というのがあった。が、何かのミスか、着陸中に離陸してしまうのも見たこともある。今回、離陸は結局動き出してから25分位後だった。離陸後40分位で着くことを考えるとかなりの待ち時間である。でもまあ仕方ないかとも思う。夕方の地方発の便では、上空の待ち時間を抑えるために出発時間を遅らせることもある。
離陸後、右に旋回して一度千葉県の東京湾岸近くまでゆき、再度左旋回してゆくようだけど、場所を調べようとしてもいまひとつ分からない。昼なら太陽の位置や遠景などで方位が分かるけど夜間では無理。どれだけ旋回したとかも分からない。高速道路や川が見えたりするけど、それ以外の特徴あるものが見つからず、場所は不明のままである。しかし、今日の夜景はきれいである。富士山が見える位だから空気が澄んでいるのだろう。明かりがひときわ輝いて見える。私の後席の人も夜景を堪能しているようだ。
その後、甲府あたり、松本方面などが見えていると思うのだが、いまひとつ分からない。日中であれば山や盆地、河川などの地形で推定できることもあるし、少なくとも方位はだいたい分かるから参考になるので判別もしやすいし、一度分かれば夜でも推定しやすいが、飛ぶルートが変わって以来、日中の飛行がないのでいまひとつわからない。出張が減って日帰りも増えているからなかなか機会はなさそうである。

安定した飛行になり、飲み物のサービス。私は大抵ホットコーヒーをお願いする。夜景を見ながらのコーヒーも良いものである。今回は特に熱かったような気がする。なのでゆっくり飲む。揺れがあるときは気になるけどその心配が少ないときは急ぐことはない。以前はスーパーシートはビールなども無料だったので車の運転をしないときに飲んだこともある。また、機内食もあったけどそれもない。もっとも、東京ー小松のように飛行時間が短いとあわただしいので食べにくい。機内食と言えば・・・一度羽田が雪で飛べないときがあり、機の除雪の順番待ちで出発前に時間がかかる、との案内があり、スーパーシートでは機内食が出されたことがあった。そのときは小松から自動車だったので飲めなかったが、周囲では何人か飲んでいた。そのときは結局運休になったのでお弁当を只で食べられたことになる。ビールと言えば・・・銘柄を聞かれ、まだ入手が非常に限られていたオリオンビールを頼んだところ、すぐにそれが出てきて驚いたこともあった。沖縄とは無関係の便だったのだが・・・。
今回はコーヒーだけ飲み、夜景も途切れて少し本を読んだ頃には高度が下がり始めている。間もなく着陸。本を読んでいてどこから進入するか気がつかなかった。景色を見てもいまひとつ位置が分からない。石川県の夜景ですぐに位置が分からないのだから東京が分からないのは当然かもしれない、と思う。今回は高速道路を見て位置の確認ができた。南側からである。続いて片山津温泉が見える。滑走路はすぐそこである。

封筒とシーリングワックス  2011/10/01
便箋と封筒、以前から愛用しているブランドがある。アメリカのクレイン社のものである。便箋に封筒、当然紙であるが、これはコットンペーパー、つまりパルプではなくて綿を材料にしているものである。といっても見た目は普通の紙と大きな違いはない。クレインの製品は非常に上質であり、学生の頃に見つけて以来、大切な手紙に使い続けている。

クレインの製品を最初に買ったのは25年ほど前、買った色はECRU WHITEで、落ち着いたやや赤みの強めのクリーム色である。これは今も使い続けている。万年筆では数色使い分けているけどいろんな色であわせやすい、万能の色である。そして、プリンタなどない頃からの紙なのにレーザープリンタやインクジェットプリンタにも何の不都合もなく使える。当初、他にいろいろな色があり、白とブルーも使っていたけど他の色も合わせて多くは製造中止になってしまった。なかでもやや濃い青、ケンブリッジブルーは好きだったので残念である。白とケンブリッジブルーの併用もしたりした。
手紙、ECRU WHITEには必ず70円切手を貼っていた。料金でいえば60円でよかったのだけど、60円切手より暖色系の70円切手がぴったりだったのである。10円無駄? その通りなのだけど便箋が2枚に封筒を合わせて120円以上だったので、切手の10円の違いより見た目を重視したのである。70円切手を貼った封筒、とても落ち着いた感じで非常に良い感じであった。
ここでシーリングワックスである。これは、封筒の合わせ目にする封の一種である。専用の蝋を溶かして落とし、固まる寸前に判子のようなスタンプを押す。封を剥がすとこの蝋が壊れるので、国家レベルの重要な書類には今も使われているところがあるそうだ。もっとも、私は単なる見た目の良さで使っている。シーリングワックス、この色も当然? 封筒の色に合わせて数種類用意していた。

手紙、その後はE-Mailを使うことが増えたことと、プリンタを使うことが増えたのでクレインの封筒とシーリングワックスを使うことは減ってしまった。手紙も写真を同封することが増え、しかもキャビネサイズなどを使うようになったのでそれまでのクレインの封筒には入らなかったこともある。それでも、特に大切な手紙はクレインのものを使っていた。英文など、一度PC上で日本語で書き、それを翻訳し、再度手書きにするなど手間を掛けたけれどそれが必要な手紙には使ってきた。
しかし、先日久しぶりにシーリングワックスを使おうとしたら古さからか溶けがおかしかった。なので新しいものを、と思って名古屋に出たときに探してみたが好みの色がなく、しかもものすごく高かったので買うのを見送った。そこで出張の際に伊東屋を覗いてみるとシーリングワックスは多少品揃えは変わり、新しいブランドも増えていた。シーリングワックスには芯があるものとないものとがあり、以前は芯付きを使っていたが今回は芯無しにした。芯があると燃えるときに煤が混じることもあるからである。芯なしは削ってスプーンなどの上で溶かすことになる。芯がある方が手間がかからないが、今回は煤が入らない方を選んだ。
合わせてクレインの製品を見てみた。売れ筋の? カード中心の品揃えになっている。結婚式の案内などに使うのだろう。それでも便箋などもまだあり、その中で大きめの封筒があった。キャビネサイズの写真の入る大きさである。最近写真を送るときは事務用封筒ばかりになっていた。というよりそれしかなかったからである。それが、クレインのがあったのでうれしくなって買った。

手紙、回数は以前よりだいぶ減ってしまった。でも、手紙のよさも捨てがたい。写真を送るとなるとなおのこと、である。
凧の写真、以前は郵送もしていたけど最近は次に会うときに渡すようになってきた。この機会に郵送を復活したくなるような封筒である。
飛行機での旅  2011/09/19
旅行記で、移動中の乗り物に関する記述が詳細なものがある。極端な話、乗ること自体が目的の一部になっている旅行記もある。しかし、その乗り物と言えば鉄道や船で、一部にローカルバスなどがあるような気がする。自動車や高速バス、飛行機は少ないように思えてくる。もっとも、これは読み手である私の好みが多いに影響していることとは思う。しかし、その裏にあるのは、乗ることが楽しいか否か、楽しめるか否かが多いに影響してくると思う。高速バスはとにかく安く目的地へ、という人も結構多いと思うし、飛行機は早く目的地へ、というのが重要になる。車の場合、渋滞や運転での疲労もある。運転を楽しむことが目的、となるとこれは旅行記ではなくなってしまう。では私は? というといろんな乗り物で相当楽しんでいる。鉄道での旅が好き、と何度も書いているけど高速バスも楽しんでいるし、飛行機も車も楽しんでいる。鉄道の旅行記で、飛行機は仕方なく乗る、みたいな記述があったりするけど、私は全て楽しんでいる。

ということで、まず飛行機での旅行記を書いてみようかと思う。(どうせこういうものを期待する人はいないのだし)
飛行機の旅を楽しむ人が少ないこと、この理由はいくつもあると思う。まず機内は一般に非常に狭く、窓の景色も楽しみにくい。食べ物や飲み物を自由に楽しむ雰囲気でもない。となると、旅を楽しむ雰囲気にはなりにくい。でも、それなりに楽しめると私は思っている。一例として、小松から朝羽田に向かうことを例に書いてみる。
私は小松空港には車で行くことが多い。朝乗るときは時間の余裕はそんなにない。幸い道路から駐車場が見えるため、入口に入る前にどこに空きがあるかちらりと眺めて確かめておいてとめる。駐車後は空港ビルの、航空会社のカウンターに急ぐ。時間があってもつい急ぎ気味になる。今は航空券なしで、航空券のカードのみで搭乗できるのだが、搭乗券がある方が安心できるのでチェックインついでに発券して貰う。私の場合、幸いなことに優先カウンターが使えるのでそこに行って発券して貰う。一時期出張が多く、年間50回に達しそうになったので利用を1社に集中し、更に溜まったマイルを利用券に変え、年間50回に達したので特別のカードに乗り換え、専用カウンターやラウンジの利用が出来るのである。搭乗券を発券して貰うのはやはり不安を感じるからである。早めにセキュリティチェックを済ませる。面倒をさけるため、身の回りの引っ掛かりそうなものを全てかばんに入れてしまう。携帯電話、鍵、小銭入れ、時計などである。最近はチェックが厳しいので一度引っ掛かると細かく確認されてしまう。なので、余計なものは初めから持たないようにする。
小松はセキュリティチェックを抜けるとほとんどすぐに搭乗口である。待合室内のラウンジがつかえるけど朝の時間がない時に入っても仕方ない。搭乗口近くでウロウロして待つ。ここにいれば早めに乗り易い。席は決まっているけれど、荷物を置くことなどを考えるとやはり早い方がよい。それに、席はほとんどすべて窓側を取っている。この場合、通路側の人よりも先に乗った方がよいからである。希望の座席を取る方法であるが、予約時に窓側を撮れればもちろん指定しておく。しかし、それも無理なことがあるので、そういうときは早めにチェックインし、その時に空いていれば窓側に変えてもらう。余談であるが、休日に東京などから帰るとき、夕方の便であっても朝のうちにチェックインして座席を確保することもある。いちいち空港まで行かなくても浜松町などにチェックインカウンターがあるのでそこを利用する。
ここでようやく機内である。まず読みかけの本を座席に置き、荷物を上に乗せる。棚の電車との違いは落下しないように収納されることである。電車はほとんどはただの棚なのだが、飛行機は蓋などがあるので落下しないようになっている。当然機によってデザインに差がある。B−767あたりまでは天井があって必要だから棚をつけた、という感じでいまひとつなのだが、B−777は初めから棚を一体化してデザインしたような感じになる。全体が滑らかな曲線になっていて気持ちが良い。棚が空いているかどうかどうかも重要な関心事になる。普通席では3人に1m位のひと区画になる。少々狭い。棚に入りきらない荷物を持つ人も結構いて、足元に置く人もいる。狭いだけならその人本人の問題だけど、下手すると脱出の妨げにもなる。そんなとき、”(荷物で動けない)あなたを踏み越えて逃げますよ”と言いたくなる。なので、私はもちろん、家族がいたらなるべく荷物を預けるように言っている。。
荷物を乗せると次に座ってベルトを締めておく。ただ、まだ緩い状態できつくは締めない。その後、他の乗客が次々に乗ってくる。J社の場合、上位クラスとの差額が1000円で、出張で会社から予約すると無料になることもあるので、大抵はそちらを選ぶ。航空会社間の競争も激しく、顧客獲得にいろいろ努力しているようだ。この場合、前方なので乗り降りも楽になる利点もある。
全員が乗り終わると扉が閉まる。出発の準備が完了したことになり、ドア閉まるのを見ると緊張が高まる。出発、という意味では電車なども同じなのだが、そちらでは緊張感のようなものはない。やはり飛行機だから、ということだろうか? 機は押されてバックし、滑走路に向かう誘導路に出る。その直前にエンジンが始動される。誘導路に出て一度止り、ここで全てのエンジンが始動する。向きによっては、窓から出発準備を終えた地上の作業員が整列、手を振ってくれる。やはり気持ちが良いものである。
小松空港は、朝は南向きに飛び立つことが多い。ターミナルは北寄りなので短時間に滑走路の端に付く。小松空港は自衛隊の基地の兼用なので時には自衛隊機の着陸で待つこともある。これも見ていると面白いと思うが、その一方で早く飛んで、とも思う。
滑走路に入る直前、シートベルト着用のサインが鳴る。ここでシートベルトを一杯に締める。飛行機の事故のほとんどは離着陸時に起きる。万一の時、シートベルトが緩いと体が滑り、ベルトが腹部に食い込み致命傷になりかねない。事故は滅多にあるものではないが、万一のためにベルトは一杯に締める。機は滑走路に入り、離陸体制に入る。羽田では離陸が続くために一旦停止することも多いが、小松では止らずに離陸することも多い。エンジン出力があがるのが音と振動で感じられ、一呼吸おいて最大出力になり加速が始まる。体がシートに押しつけられるのを感じ、緊張が更に高まる。交通機関で、自分で運転しないで緊張感を感じることはそう多くない。しいて言えば高速バスで高速道路に加速車線から本線に入る瞬間かもしれない。しかし、離陸の瞬間はそれよりはるかに強い。車輪の振動が強まり、30秒ほどして機種が浮くのを感じる。その直後、なんとなく不安定な感じになる。移動方向と機首の向きが一致しないから? 説明はできないが不思議に思う。離陸してまもなく車輪があがる。私はここでベルトを緩める。飛行機の事故は離着陸時が大半である。もう少し詳しく言うと離陸後3分、着陸前8分で9割近いといわれている。車輪が上がるのは3分より早いが、もし事故があるならこの頃からもう兆候があるだろうから、この時点で大丈夫だろう。ついでながらベルトは飛行中も締めておいた方が事故予防の観点で望ましい。

小松空港離陸直後は加賀温泉郷などを見ながらの上昇となる。高度はまだ低く、地上の様子がよくわかる。福井県にはいり、名古屋方面に向きを変える。晴れていれば、地上は山になる。私にとって、飛行機での楽しみといえば”景色”である。私には決して見飽きることのない光景だけど、そうでもない人も少なくないようである。小松ー羽田便の高度は約8000mで、この高度から見ると意外なほど地上が良く見える。高層ビル、橋、高速道路などは見分けやすい。鉄道は、線路は見えにくいが列車は分かる。普通の道路は分かりにくいけれど夜は外灯や車のライトで分かることもある。数が少ないけれど一番目立つのは空港である。これは、大きな滑走路ですぐに分かる。地形で言えば、海岸線は非常に分かりやすい。特徴ある半島などはすぐにわかる。湖もよくわかる。川は大きなものは分かりやすい。山は、上から見るので森の緑などはわかるが、山の形のようなものは区別がしにくい。特に山が連続していると特徴が分かりにくいことが多い。場所の特定は、見えている景色で特徴あるものを結びつけると分かることもある。私が景色を楽しんでいるのは場所を把握しながら見ていることもあるかもしれない。場所を意識して見ると小さなものも分かったりする。たとえば野辺山の電波望遠鏡や、乗鞍のコロナ観測所である。これは地形などで場所を意識して見たので分かったと思う。
さて、小松発の機は名古屋の北から浜松に向かうように飛ぶ。大体同じではあるが、日によって多少違ってくる。このあたりで目立つのは右側の席から見える各務原の自衛隊基地と名古屋空港である。どちらも滑走路でよくわかる。また、東海北陸自動車道も良く見える。道路が大きく蛇行し、住宅密集地を裂けているのが空から見るとよく分かる。以前は名古屋空港へ離着陸する旅客機が多く、空からも時々見ることができた。滑走路にいる機は上空からも分かるけれど離陸して建物の上になると建物にまぎれてしまって一度見失うともう見つからなかったりする。このあたりからは遠く名古屋駅前の高層ビルも見えることがあるし、名古屋港近くまで見えることもある。これは飛ぶコースによって変わってくる。
このあたりでは、東京と大阪を結ぶ航空路を斜めに横切るような感じになる。飛行機の高度は、高い方が燃料の効率は良い。しかし、短距離便では上昇するのに燃料が必要なので小松−羽田便では8000m弱になることが多いようだ。国際線では12000m以上になり、地上の景色も違ってくる。国内線でも羽田−福岡便など少し遠くなると高めの高度になる。だから、この付近ではより高いところを飛ぶ飛行機がいるわけで、その機の飛行機雲が見えたりする。平行していると分からないけど横切るので良く見える。見た目は地上からと同じだけど高さの差が少ないのですぐ近くに大きく見える。細長い綿菓子の下をくぐるような感じになる。雲と言えば、夏の入道雲も良くわかる。高く大きな雲の塊で、比較的低いところから機の飛ぶ高さ以上に伸びているのが遠くからでもよくわかる。朝はまだ成長していないけれど、これがいくつも立っているのが見えたりする。これがあると機は必ず迂回する。

機はその先、豊橋の北から浜名湖上空へ飛ぶ。右側の席なら渥美半島も良く見える。浜松は上空を飛ぶので町は見えにくい。ここでも浜松基地が見える。このあたり、地質の関係か地面が赤い。茶褐色である。だから、雲の上を飛んでいきなりこの景色になってもすぐにわかる。昼だと一般道路もわかる。浜松駅あたりを起点にして、平行ではなくてやや広がるような感じに伸びている。また、天竜川も見える。二俣での蛇行、上流のダム湖もみえる。以前、第二東名の工事が見え、橋脚から橋げた工事と、進んでいるのが見えた。しばらく見ていないが今はほとんど道路になっていることと思う。続いて静浜基地になるのだか、これも目にすることは少ない。大井川は上空から見ても水が非常に少ない。そして伊良湖岬を右に見て、遠く北に静岡、清水を見ながら伊豆半島先端に向かう。浜松も静岡も大学のときに住んだ街である。静岡はちょっと遠いけれど安部川や日本平の山、そして美保の松原のある半島が見える。日によっては霞んでしまうのがちょっと残念である。天候によってはこのあたりで富士山も見えてくる。冬以外、新幹線から富士山が見えることは少ないのだが、空から見ても同じである。雲に覆われていたりする。ただ、山頂付近だけ雲から出ているときもあったりするので、地上からよりは見える回数は多いと思う。富士山は遠く駿河湾越し、伊豆半島越しに見ることになる。
伊豆半島先端は、海岸線が非常に複雑になる。浜松や静岡あたりは砂浜が多いし、山が迫っていたりするけど海岸線は緩やかに弧を描いている。が、伊豆半とは細かな入り江が多数ある。小さな湾の奥に砂浜があるのも見える。浜松の直線的な海岸と対照的である。よく見ると下田も分かる。下田しか書かないのは、伊豆の先端あたりで行ったことがあるのは下田と石廊崎ぐらいだからである。観光でも行ったことのある地はわりとよく分かる。石廊崎が分からないのは地形が複雑すぎるからか? 機がやや北を飛ぶと大室山も分かりやすい。木々の緑とは違った明るい緑で、丸い山も火口もよくわかる。回りが草地なのも分かりやすい理由だろう。その先、大島の上を飛ぶ。窓から下を見るとかろうじて島と、ここでも滑走緒が見える。以前、一度熱海あたりの花火を見たことがある。花火は地上からと同様、円形に見える。大きさは腕を伸ばしたときの指先ほど。距離があるのでとても小さい。当然、音も分からない。しかも地上の明かりと重なることもあるので、意識して地上を見ていないと気がつかないと思う。やはり花火は地上かあみるものと思う。
この付近は、羽田と東京を結ぶ航空路である。だから非常に多くの機が飛んでいる。密度が高いからすれ違いなどもあるのだが、これは気がつかない人がほとんどだと思う。飛行機の速さは約900km/h。同じ速さですれ違うのだから、見えるのはほんの数秒である。そして、見えるときは距離が離れているので小さい。気がつかないことがほとんどだと思う。また、同じ方向に向かう機が見えることもある。この場合、ほぼ同じ位置に長い間見え続ける。但し、こちらも小さい。そして、滅多にない。

このあたりから下を見ると東京湾に向かう船が多くなる。船自体は小さいけれど白い波が目立つ。また、風が強い日はところどころ波が白くなるのも分かる。船の波と違ってあちらこちらにポッと白く見え、すぐに消える。海が目立つのあたりで高度が下がり始める。エンジン音が静かになり、機種が下がるのがわかる。海の上なので高度の感覚がないが、その後羽田空港へは房総半島を横切るようにして進入する。ここまでくると高度は相当下がっていて地上の様子がよくわかる。毎回同じようなところを飛ぶと思うのだが、この付近の景色はほとんど覚えていない。ただ、海岸線のコンビナートなどは分かる。山など木々の間にある町並みなどはほとんど覚えていないのは特徴が少ないからだろうか?
ここでの関心事は、羽田空港にどの方向から降りるか、である。羽田へは3つの方向から着陸する。南からと東から、そして北からである。海岸線あたりから、”今日はどこから入るかな?”と気になる。朝のこの時間、多くは南からである。木更津付近から羽田に向かう。東京湾の真ん中で、海が多いのと回数が多いから、このコースに向かうとちょっと残念に思ってしまう。ただ、東京湾横断道路や海ほたるが見える。東からの場合、千葉市あたりの海岸線を飛び、新木場あたりから羽田に向かう。ディズニーランドに一番近いコースである。ディズニーランドが見えるとやはりうれしくなる。そして、北からの場合、非常にダイナミックな着陸になる。こちらもディズニーランドが近いが、海越しである。距離があるが、ディズニーシーの船が良く見える。その後、お台場の南を旋回しながら降りる。レインボーブリッジなども見えるし、ちょっと遠くに東京タワーも見える。そして、地上にはコンテナやキリンのようなコンテナクレーンが並んでいるのをすぐ近くに見える。旋回しながらの着陸なので緊張感が高い。旋回が終わったと思うと滑走路が真正面に見える。以前はもっと近く、直前まで滑走路が見えなかったが今は余裕があるように感じる。それでも地面すれすれの旋回なので非常に面白いコースである。
どの滑走路い降りるか? これは風向きによる。飛行機は原則、風に向かって降りる。横風だと限界が低い。以前、瞬間最大風速27m/sec.という台風並みの強風時に降りたことがあった。時速にして100km/h近い。幸い滑走路と同じ方向の風なので降りることが出来た。着陸時の速度は250km/h前後なのでこの風の瞬間に着陸すると対地速度は150km/hになる。いつもの2/3の速さである。このとき、東側から降りたのだが、着陸直前にぐっと沈み込むこともあり、海がすぐそばに見えるので怖かった。このときは向かいに客室乗務員が座るお見合い席であり、しかも2人だったのだけど、顔が不安そうなのが分かったくらいである。着陸後滑走路で左右に振られ、客室乗務員も足を開き気味にして耐えているのが分かったくらいである。この日、横風用の滑走路で着陸は出来るけれどここからの離陸はコンビナートの上なので飛行禁止だそうで、降りられるけど飛べない、という不思議な状態で飛行機があふれていた。風に向かって横方向に止まったこともあり、停止しているのに横揺れしていた。

着陸するともう気持ちはターミナル外に向かってしまう。なぜか電車よりその気持ちが大きいようにも思える。空港は出発と到着とで流れがはっきり分かれているからかもしれない。駅なら改札口は同じ場所から出入りできることがほとんどで、改札をでても出札窓口や券売機が見える。だけど、空港は到着口を出てしまうとお店も少なく、出口に向かうのみ、みたいに思えてしまう。羽田から目的地に向かう場合、モノレールか東急である。行き先によって選ぶが、時にはバスもある。バスは高いけど比較的早く、快適である。が、渋滞という難問もある。仕事の場合、モノレールか東急かである。気持ちはだんだん仕事(またはレジャー)に向いてくる。


次に戻りの旅行記も書いておこう。単純に戻るのではなく、飛ぶルートは全く別になる。羽田−小松であれば、上りは名古屋付近から浜松、伊豆半島を経て飛ぶことは書いたとおりで、下りは甲府、諏訪あたりを飛ぶ。ほとんど小松に直行するルートである。だから、上りより下りのほうが早い。下り、これはこの便でよく乗る夜の便を中心に書いてみる。

羽田空港、ターミナルが2つあり、更にその中でも行き先別にカウンタなどが分かれている。私の場合第一ターミナルとなる。だけど、余裕があれば第二ターミナルの店にまで行くこともある。出発カウンタへは長いエスカレータで進む。ここでも窓口にてチェックインする。幸い、カードのおかげで専用カウンタが使える。チェックイン後はセキュリティチェックとなるが、時間があればここでお土産を買う。(買わなくてはならない?) 会社用、自宅用。いろいろ口うるさい人もいるので迷う。好みの関係で洋菓子が多い。荷物を預ける場合、ここでお土産を中に入れてしまうことが多い。国際線なら乱暴に扱われることもあると言われているけど、国内線では箱入りならつぶれたことはないのでまず大丈夫だろう。荷物を整理して、必要なら荷物を預ける。
時間があるとき、待つ間に屋上に出ることもある。目的はもちろん飛行機を見るためである。屋上には同じ目的で来ている人は多くはないが、いつも何人かは見かける。出張帰りの人もいる。駐機場のすぐ近くなのでエンジンの排気ガスのにおいがすることもある。これもまた楽しみといえる。時間によっては軽食も食べられる。飛行機を見ながらソーセージとビール、となれば最高だが空港からの帰りは車であれば飲むわけにはいかない。
また、第1ターミナルの地下には航空機関連の豊富な書店がある。狭い店だけどその半分以上が航空機関連の書籍で占められている。なかなか手に入りにくい本もあったりする。なので、立ち寄るとつい買ってしまうことも少なくない。飛行機事故関連の本もある。機内で読むには相応しくない、と思われそうだが私は機内で事故関連の本を読むことも少なくない。私自身は平気だが、他人は気にするだろう。なので、読む場合は本の内容が分からないように表紙や写真が見えないように読む。他にも私の好みの店もあるので、少々時間があっても退屈することはない。

さて、時間がくればセキュリティチェックに進む。時間によっては結構待たされるのだが、夜はそんなに混んではいない。それに、専用ゲートも使える。その先にはラウンジがある。前にも書いたけど常連扱いなのでラウンジが使える。高いクレジットカードとぺアで維持しているが、幸い毎年最初の利用でボーナスマイルが付くので年会費分はだいたい取り返せるような感じになる。航空会社、競争が激しいので、常連客の囲い込みに積極的でこのような特典つきで客引きを行なっている。私も常連扱いだけど、実績は少ないので、2種類あるラウンジの下位のものしか使えない。ラウンジでは飲み物が飲み放題で、ビールやウィスキーもある。が、これも飲めない。ちなみに小松でも夜乗るときは大抵夕食を取るが、このときはビールなどを飲む。食事をかねてのことなので定食とビールである。ゆっくり食べて続いてラウンジで飲むこともある。空港でのお酒は非常に気持ちが良い。羽田なら窓から外が見えるけど小松は窓はない。なので本を読むことが多い。時刻、はやめに切り上げて列の先頭付近になるようにする。
離陸、夜はちょっと違う緊張感もある。照明が暗くなるのである。万一の際に目が暗さになれているように、とのことであるが、本を読むなら読書灯を、と案内される。読書していたら目が暗さに慣れるわけがないので矛盾していると思う。万一のことは滅多にない(あったら困る)はずだけど、念のため、読書は控える。
夜の便の楽しみは夜景である。以前は富津岬の手前で横浜方面に向かっていた。このときはベイブリッジや江ノ島が見えたものだが、最近は東京の上空を飛ぶようになった。夜ばかりなのでルートがいまひとつ見えないけれど、千葉と東京の境目付近から北に向かっている。東京スカイツリーもみえる。だから、東京の夜景がきれいである。展望台の夜景と違うのは動きながら見ていることである。だから、ビルなどの陰になったりして点滅するなど変化があって楽しい。夜景は函館や神戸で楽しんでいるが、規模から言えば東京がはるかに大きい。スカイツリーが出来ると夜景も楽しめると思う。このあたりから高度も上がって場所がとらえにくくなる。日中なら比較的分かりやすいが、夜では限られる。川は黒く抜けることで分かる場合もあるが、山なども黒く抜けるのだが、それ以外のものもある。しかし、場所は分からなくても夜景は楽しめる。でも、このあたりで本を読むことも少なくない。それは、室内が明るくなって外が見えにくいこともある。本を読むけどちょくちょく外は見ている。これはこれで楽しい。
さて、夜は分からないが、着陸前には白山の近くをとおる。このあたりが一番の見どころかと思う。白山は約3千mの山である。高度を下げると山の方が高くなる。遊覧飛行のような感じで楽しめる。写真を取ったこともあるが、丁度接近する直線にシートベルト着用のサインが灯る。そうなると電子機器は使用禁止。重いフイルムカメラを持ち込む価値のある光景である。ここを抜けると石川の町が見えてくる。夜は山を抜けた直後急に明るく感じられる。しばらく飛んで空港上空を通って海にでる。空港は、地上から見ると標識灯などが明るいが上空から見ると滑走路などは意外と暗い。ほとんど見えなかったりする。ここは基地も兼ねているだけに防空上のこともある? と思うけれど羽田なども同様である。機は海に抜けると左右どちらかに向かう。これも風向きによってである。海は真っ暗であるが、時期によっては漁船の漁火が見える。これが明るくて数も多いので、山の中に散在する明かりと区別がつかないこともある。真っ暗なことでは山も大差ないからである。南から進入する場合、高速道路と並行するように飛ぶ。こちらは着陸寸前でも250km/h位あるから自動車では太刀打ちできない。逆に言えば新幹線はこれより早いから、着陸直前であれば新幹線に抜かれることもありうる。実際、それに近い景色を新幹線側から見たことはある。どちらから降りるにしても夜は最短距離で降りることが結構ある。日中は自衛隊機殿関係か、遠くから滑走路に正対するような感じである。

さて、飛行機は天候の影響も受けやすい。私の場合、なぜか下り便でその被害に何度もあっている。その例も紹介しておこう。悪天候での引き返しは何回か経験した。そのときは小松上空でゆっくり旋回していたようだ。雲の上だったが、ほんのりと西の空が明るいのが3回は見えた。旋回はゆっくりで、多分外を見ていないと旋回しているのは分からないと思う。降りれない下人は雪や雪雲が多いと思う。これは富山空港でのことであるが、しばらく回復を待った後に降りたのだが、雲を抜けた直後に地面がすぐ近くに見え、機外風景を写すカメラでも滑走路が目の前に大きく見えた。直前まで雲しか見えない状態での着陸、私からすれば怖いかな、と思えてしまう。あと、落雷も1度経験している。このときはGPSで機の位置が地図上に表示されていたが、雲を避けてか、白山の手前で方向を変え富山県に抜けた。ここでゆっくりと旋回して一回りし、再度石川に向かったときに窓の外が光った。すごく近かったのは分かり”落雷?”と思ったけど何も異常のようなものは感じられなかった。それを忘れかけた頃に機長から”落雷がありましたが異常はありません”と放送があった。多分、窓の外を見ていなかった人は機が付かなかったと思う。
最後に着陸のやり直しである。これは何百回と乗っている中でたった1度だけ経験した。それ以前に横風で流されたか、機の前方を写すカメラで滑走路が見えないまま進入したことがあったがそれでも降りたこともある。結構条件が悪くても降りられるようだ。で、着陸のやり直しである。そのときは”着陸灯、まだ付いていないな?”と思いながら外を見ていて、いつもと違う場所を飛んでいる? とぼんやり思っていたらすぐ下に空港のターミナルと駐車場が見え、そのまま上昇を始めたのがわかった。”あ〜あ”とつい思ってしまった。出張で時間に余裕があるなら、遊覧飛行気分で飛んでも良いのだけど、このときは夜で帰宅するだけであった。やはり、早く家に帰りたい、というのが正直なところである。再度の着陸まで約10分。次の景色はいつもと同じで、着陸灯が点いたときは今度は降りるな、とほっとしたのを覚えている。

無事に着陸後は荷物を受け取るなどして到着口に進む。私が乗るような夜の便では出迎えの人はほとんどない。そのまま出口に向かって駐車場へと進む。あとは帰宅するのみ、である。
飛行機での旅行記、いかがだろうか? 飛行機の旅にも魅力がある、と少しでも思ってもらえれば幸いである

目的のない列車の旅  2011/09/04
旅、大抵の場合は何か目的があると思う。私の場合、博物館周りなどが多く、他趣味の人からは不思議に思われるかもしれないけど一応目的があっての旅である。中にはもっと不思議な、鉄道に乗るためだけに旅をする人もいる。だけど当人には、たとえば全線完乗など非常に重要な目的があっての旅である。
しかし、ほんとに目的もないような旅を好んだ人もいて、内田百闔≠フ「阿房列車」がその一例かと思う。目的らしいものがなく、単に鉄道にのる紀行記である。曰く、行きは目的がないけど帰りは戻るという明確な目的があるから面白くない、のだそうだ。しかも一等を使うなどものすごい贅沢でもある。3等級制の一等だから今のグリーン車以上である。今の世の中で言えば、国際線のファーストクラスに乗るようなものだろう。
もっとも、傍目から見て意味のなさそうな旅行は結構見かける。おばさまのグループなど、旅行先とは全く関係がないような雑談を続けていて、これなら山手線を何周もしている方が良いのでは? と思えたりする。また、お酒を飲むだけが目的のような旅行も見かけたりする。まあ本人が御満足ならそれど良い、とも言えるが・・・。

しかし、今回9月3日に、ほとんど意味のない鉄道旅をやってしまった。理由は青春18切符と台風である。青春18切符、有効期限は9月10日まで。まだ何日もあるけれど平日は仕事で使えない。9月10日は予定があるし、9月4日は日曜なので早朝から出かけるのは避けたい。ということで、9月3日に使わなければほとんど紙切れになってしまう。もちろん当初これを有効に使う予定があり、神戸の洋館や博物館を回ることにしていた。ところが週末の台風である。9月2日に見た予報では岡山あたりを通るようになっている。これでは関西に行くのは無謀である。それに、天気予報も雨になっていた。博物館訪問であれば天候は関係ない? そう思えるかもしれないが、電車で行くとなると雨は嫌である。それに、今回のプランでは相当歩く予定になっていた。だから雨は嫌である。では、台風から離れる新潟方面は? これも考えたが戻りは夜になる。予報ではこのときに台風は接近していることになる。とすると、最悪帰り着けなくなる可能性がでてくる。男一人だから不測の事態でもなんとかなるが、宿泊費に加えて帰りの切符を別途買わなくてはならない。これは少々高くつく。こういう事態はなるべくなら避けたい。ということで、石川と富山のローカル線に乗ることにした。早く帰ることになるし、何かあっても近いから何とでもなる。この区間には未訪問の博物館もないから、ほとんど目的なしに車窓を楽しみながら車内で本を読んだりお酒を飲んだりするつもりで出かけることにした。お酒と本、それだけなら別に電車に乗らなくてもよさそうに思えるだろうけど、車内で景色を見ながらのお酒と読書は格別である。乗る予定の路線、石川県の七尾線と富山県の氷見線、そして城端線である。ローカル線なので時刻表の確認まで行った。と、考えたところである記事を思い出した。七尾駅には駅弁があり、そのひとつ卵焼きで巻いた太巻きが非常においしいのだそうだ。行くなら買ってみたくなった。目的なし、と言いながらもう一つ出来たわけである。

金沢駅へはバスで行った。お酒も楽しみたいのだから当然である。駅に着いてみると、関西/中京方面の特急が全滅である。始発から午後まで全て運休になっている。普通列車は動いているけど敦賀から先の保証がなさそうな記述がある。幸い、金沢から東方向は影響がない。
金沢では朝食とお酒をゆっくり買って乗るつもりだったけど、ウィスキーはバス停前のコンビニで買ったので時間は十分ある。ひとつ前の電車にも乗れるけど、久しぶりにお店で朝食? と思って探したけど駅の中はわりと混んでいるので、パン屋さんのサンドイッチを買って予定より早い電車に乗ることにした。
4人のボックス席を占有できたので快適である。電車でサンドイッチ、というのはいつものことだけどパン屋さんのなので美味しい。食べ終わった後はウィスキー。これは旅の至上の楽しみともいえる。ビールではトイレに行きたくなるのと温まったり炭酸が抜けたりすると呑めないのでせかされているようでゆっくり飲めない。
七尾線、乗るのは久しぶりである。30年ぶりだろうか? 改めて景色を見るととても新鮮である。比較的海に近いところを走るのだが、砂丘の陸側ということで海は見えない。その代り、というと変だが反対側の山はきれいである。お客は少なく、ボックス席にひとりふたり。扉付近のロングシートも座っているもののいっぱいではない。一方、ときどきすれ違う金沢行きは満席である。買い物その他で出かける人だろうか? と思いながらウィスキーをちびりりびり飲んでいると、高校生も増えてきた。といっても多くはない。隣のボックスの女子高生、聞こえてくる話声では授業ではなく部活のようである。予定の電車に乗り遅れたとか? 実はこの先、ずーっと高校生の多めの電車に乗り続けるとはこの時思ってもみなかった。
七尾線、乗っていると気になる駅名の駅がいくつもある。そのひとつは”高松”。高松というとだれもが四国の高松市を思い浮かべるだろう。しかし、七尾線にも高松駅がある。JRでは駅名が重なるときは旧国名を頭につけるのだが、高松はどちらにも国名はつかず、全く同名の駅となる。だから、高松から高松行きの切符も買えるのだか、紛らわしい場合などは路線名が付記されるそうだ。その先少し走ると”宝達”。宝に達するとは縁起が良い? その割には知られていないと思う。実はここは父の実家の最寄り駅、何度か降り立ったことがある駅である。その隣の敷浪も響きのよい駅名である。
羽咋で女子高生が降りる。その先でふと車窓をみると見慣れた景色が広がっていた。実は線路のすぐ隣を道路が走っていて、ここはたまに走ることがある。だから、景色は見覚えがある。とはいえ、車と電車とではやはり違いはある。駅名であるが、この付近には”ちじ”がある、放送でどんな漢字? と思って待ちかまえていると”千路”であった。これもまた意外でおもしろいと思う。
などと思っているうちにすぐに七尾についた。ここは古くからの港町として賑わった地である。和倉温泉もあり、海産物などで観光客も多い地である。が、ここではお寿司を買う以外に目的はなかった。お寿司は・・・すぐに見つからなかった。駅にある売店は今はやりのコンビニ風になっている。お弁当類は10時前のこの時間はまだすくなく、おにぎりのほか少量あるのみ。駅弁らしいものはない・・・。ひょっとして和倉温泉だったか? と思いながらもう一度探すと別のところにあった。要冷蔵ではないので別棚だったのだ。目的の”玉宝”小と中がある。小は5切れで550円。中は7,8切れ入っているようだ。消費期限を確かめるとは19時。予定通り帰れば十分夕食に間に合う。小を2つ買った。玉宝は、太巻き寿司で、周囲の海苔の代わりに卵焼きで巻いたもの。卵の甘さが程よく、非常においしいものであった。”また買ってきて”と言われたのには弱った・・・。
ここで目的は達したのですぐ引き返してもよいのだが、駅の中をうろうろしていると加賀藩の前田家ゆかりの寺があることが分かった。宝物殿もあるそうだ。これは行かねば・・・。駅からは徒歩で20分、タクシー5分とある。折り返しまで1時間弱。タクシーで向かうことにした。山門のある細い坂道を登るとクモの巣が顔に・・・。つまり今朝、まだ誰も登っていないことになる。まず藩祖前田利家公の両親の墓にお参りし、お寺に向かう。入るとチャイムがなり、すぐに声がかかった。ここは檀家がいないため、こういう拝観料収入が頼りだそうだ。が、観光客は少ないことだろう。お賽銭10円で山ほどお願いをする人も多いようだから檀家の少ないお寺の維持は大変だと思う。それなりのお布施をしてくれる人ばかりだと拝観料など明示しなくてもよいだろうに、といつも思う。宝物殿には前田家ゆかりの肖像画などが展示されている。重要文化財に指定されているなど貴重な品もある。博物館として、宝物殿もチェックしている私のリストにもなかったのだから、ほとんど知られていないことと思う。とても残念である。お寺をゆっくり見学して歩いて駅に向かうと、目的の列車はもう入っていた。列車はいつも余裕をもって乗るのだけど、今日はどういうわけかこの後もぎりぎりが続いた。
七尾でも特急の運休の掲示を見ながら改札を抜ける。幸い、座席は余裕があった。行きとは逆の、山側の席を確保する。なぜか隣のホームにも待つ人がいて、不思議に思っていると運休だと思っていた特急が入ってきた。本来は大阪行きなのだが、金沢まで運転するらしい。待っていた母娘が向かい合う窓の席に座った、と思うとその後ろの人がカメラを向けてきた。被写体はもちろん私ではなく、乗っている電車である。温泉のキャラクタの絵などがあるので、それを写すのが目的だろう。温泉卵をイメージしたキャラクタで、なかなかかわいい。
来た通りのルートを逆戻りして津幡で乗り換える。ここで待ち時間は40分近くある。昼食にうどんでも? と思って外に出るがコンビニさえない。あきらめて駅の売店(コンビニ風)でおにぎりとサンドイッチを買い、待合室で食べる。津幡駅、子供のころに何度も通っていて、駅に止まると”あんころ〜”とよく通る声が聞こえてきたものである。あんころは金沢のちかく、松任などが有名だけどここでも作っているらしい。これは今も売店に売っている。そして、ホームにも立ち食いのそば屋もあったのだが、今はない。七尾線への乗り換え之駅から完全に郊外の住宅街の駅になってしまったようだ。と思いながら待合室でサンドイッチなどを食べる。
7分ほど前になって改札を抜けようとすると、目的の電車がもう入ってきた。どうやら特急の待ち合わせらしい。降りてきたお客をかき分けるように階段を下りて乗る。ボックス席はいっぱいなのでロングシートに座る。ここから先は時々乗る北陸線である。倶利伽羅を過ぎて県境のトンネルを抜けると石動(いするぎ)駅に着く。ここは私の実家の最寄り駅である。ここも駅の施設などは簡略になり、駅前もさびしくなっているけれど、駅のうどん屋がまだあるのはうれしい。何度か食べているけれどおいしい。店そのものは改札の外だけど、ホーム側にも窓があいていてそこで食べることもできる。そうおもっていると女子高生が多数のってきた。もちろん男子高校生もいるはずだがそちらは見ない。続いて福岡駅。この”福岡”も不思議な駅名である。私には福岡というとここだけど、世間一般には九州の福岡県福岡市だろう。しかし、そちらのJRは博多駅。はやりのWebでのルート検索で博多のつもりで”福岡”と入力、富山県にあるのを知った人も少なくないそうだ。また、博多駅にゆくつもりで福岡駅に着いてしまい、途方に暮れた外国人旅行客などもいるそうだ。ここでも多数の高校生が乗ってきて立つ人も多くなった。

高岡駅で氷見線に乗り換える。すぐ近くに住んでいながらこの線は初めてである。2両編成の1両目はボックス席が満員。心配しながら次の車両に行くと海側の席が確保でき一安心。待つ間もなく発車すると録音の車内放送が流れ、一般的な放送の直後、アニメのキャラクタの声が? 実は乗ったのが「忍者ハットリくん列車」であり、放送にもその声による案内があったのである。忍者ハットリくん、富山県高岡出身の藤子不二雄氏の作品で、それにちなんだものである。この種の列車、わざわざ乗りに行くことはないけれど、偶然乗り合わせると面白いと思う。隣の”越中中川”で、やはり高校生がどっと乗ってくる。ここには2校あり、その帰りなのだろう。私の前にも2人組のうちの一人が座った。なぜかもう一人は通路を挟んだ反対側である。男子高校生であるが紙のカップ入りのカキ氷を食べている。このカップ、どうなるかな、と思っているとちゃんと持って帰った。当たり前だけど感心していたら、終着で降りるときにペットボトルやごみがみえた。これも別の高校生かな・・・、とつい思ってしまう。(そのあたりにすわっていたようなので)
さて車窓である。越中国分駅を過ぎるといきなり海に飛び出すようになる。線路の隣にコンクリートの護岸があり、その先は海。やってはいけないが、車窓がら何か投げたら軽くであっても海に落ちる。つまりすぐ下が海である。これほど海に近い線路はそうないと思う。海岸線も岩が多く、海に立つ岩(しかも松らしい木が立っている)など景色は非常に良い。晴れていれば立山連峰などがきれいに見えるはずだか今日はちょっと無理である。海岸の景色を楽しんでいるとじきに”雨晴”(あまはらし)駅につく。これも不思議な駅名であるが、義経一行の雨宿り伝説がある。

氷見線の車窓から。


終着の氷見駅、降りようかと思っていたがホームに多くの人がいるのでそのまま乗っていることにした。乗り放題の切符だから何の問題もない。ただ、進行方向に合わせて反対側の席に移った。ホームにいた人は多かったけど満席にはならなかった。隣のボックス席、2つは空いたままだった。が、ご夫婦があえて私の前に、奥様が一声かけて座った。旅行者で、やはり海が見たくてのことだろう。が、ご主人はあまり関心がなさそう・・・。途中から広い反対側の空席に移ってしまった。奥さまの方は観光地図を広げるなど熱心である。一番のポイントで、”立山が見えなくて残念ですね”と話しかけてみると同意する返事が。ついで、”あの橋は?”と。これは富山新港にかかる橋、手元の地図で説明する。詳しく地元の人しか知らないようなことをご説明、と思ったけど隣にご主人がいるのでちょっと抑えた。あまり話し込みすぎると御主人も面白くないだろうと思う。一緒に聞いてくれればよいのだけど、どうも関心は深くないようだ。
間もなく終着の高岡である。予定では城端に行くつもりだったけど、方向を変えて富山にしようと思う。ちょっと富山で買い物をしたくなった。それに、久しぶりに富山の路面電車にも乗りたくなった。高岡駅はつい最近駅自体は新しくなったが間もなく取り壊される古い駅ビルはそのまま。入ってみたけど非常に寂しい。お客も少ない。子供の時のビルのまま。嬉しい気もするけどこれはあまりにも寂しい。駅前の商店街もシャッターばかりが目立つ。新幹線開業時、ここではなく少し離れたところに新駅ができる。新幹線には城端線にも駅が出来るそうだから、氷見線も合わせて直通列車など考えないとますます寂しくなりかねない。

ここで乗り換えて富山駅へ。ここへは車で時々きている。繁華街で買い物を済ませて路面電車で駅に戻ろうとついいつもの癖で西町の電停に向かった。が、電車は今まさに出ようとするところで間に合わない。ここで新しくできた環状線を思い出し、そちらの電停を見るとこっちも電車が到着するところで間に合わない。結局次の電車に乗って富山駅につき、時刻を見るとあと3分。改装中の富山駅は改札からホームまでが遠い。急いでホームに向かい、なんとか間に合った。何ともぎりぎりが多い日である。この電車も高校生などがいて、少々混んでいた。席に空きは少なく、高校生の前に座った。予想どおり2駅で空いた。
席が空いたところでウィスキーをもう1杯。台風が近いのに雨もなく風もほとんどない。あとは帰宅という目的だけが残る。百闔≠フ名文を思い出した。

旧型電車の旅  2011/08/31
北陸線の電車、特急用は比較的新しい電車が走っているが、普通列車用は非常に古かった。旧急行用あるいは寝台特急を改造した電車が使われていた。北陸線は交流電化で、しかも直流電化区間に隣接しているため、高価な交直両用電車が必要、ということも理由のひとつだろう。だけど、ようやく昨年あたりから新型車両が導入されはじめた。新型車両は関西などを走る新快速と似た電車で、座席は転換式の2人席である。利用する側から言えばようやくの新型、と歓迎したい。しかし、この新型車両が導入されたのは北陸線の金沢以西である。おそらく・・・金沢以東の北陸線は北陸新幹線の開業後に経営分離が予定されているからJRとして投資を抑えたい、つまり移管後の会社に新型電車を買って欲しいのでは、と思えてくる。ということで、この区間の普通列車は相変わらず旧型電車が使われている。

さて先日、青春18切符を使って金沢から長岡まで行った。青春18切符を使っての博物館訪問を夏に続けているが、行き先は主に関西方面であった。電車での新潟方面は初めてである。そして、この区間はまさに北陸線の金沢以東であり、旧型電車に乗る旅となる。
北陸線の2011年時点の旧型電車といえば旧急行型である。この電車、以前は北陸から関西方面などへの急行電車にも使われていた。当時の急行は、現在の特急と同様、指定席もあり、グリーン車はもちろん軽食の食堂車まで連結していた。寝台急行も多数あった。特急(特別急行)は、大衆化が始まったとはいえまだ特別な列車であり、急行も中長距離の主役であった。しかし、私には急行はありがたみがなかった。当時の北陸線の普通列車は客車が多く、一部電車が使われていたが、座席はどちらも4人掛けのボックス席であった。特に電車、これは快速などにも使われていたが、これが急行用の電車であった。つまり、普通列車も急行列車も同じ電車なのである。だから、停車駅は少ないものの同じ電車だからありがたみはなかったのである。もちろん電車が同じであっても景色は違うし、旅行に出かけるということで乗っていて楽しいのだが・・・。

ここで新型電車である。前述の通り関西の新快速とほぼ同等ある。新快速は青春18切符の恩恵を一番享受できる電車である。比較的長い距離を走ってくれるので座席を確保してしまえば長い時間安心して乗れる。以前の急行並みの快適さである。電車は2人がけの転換式、つまり進行方向に向く座席で、ドアは3箇所。ドアに近い端の席だけは固定で4人席になる。ドア脇には補助席もある。2人席に座れると他人の目はあまり気にならないのが利点である。隣の席が空いていれば駅弁を食べることもできる。もっとも、京都付近から神戸など混雑する区間が多く、立っている人がいるときはもちろん満席に近いと実際に駅弁を食べるのは少々苦しい。が、ウィスキーを飲む位のことは簡単である。実際、比較的空いている区間では缶ビールを開ける音が時々聞こえてくる。個人的にはトイレのことがあるのでビールは控えたいが・・・。新快速、座席などは非常に快適ではあるけれど、混雑していることが多かったりするので長距離を走っても旅情の薄い電車であった。
北陸線での新型車両を見るとつい新快速を思い浮かべてしまう。新型は2両単位で走ることができるため、2両の短い電車が増えてしまい、新快速並に混雑することも増えてきた。私の利用する休日では、立っている人のいる区間は少ないものの座席は結構埋まっている。なので、新快速に似ている感じが強くなってしまい、旅情が薄れたように思えてしまった。

で、旧型電車の旅である。青春18切符での旅は関西方面が続いたため、北陸線でも2人の転換式が増えたため4人のボックス席は久しぶりだった。幸い、混雑する区間はすくなく、多くの区間でボックス席を独占できた。この場合、非常に快適である。2人席の場合目の前に前の席の背もたれがあるが、ボックス席は広々としている。靴を脱いで足を前の座席に乗せることもできる。急行用だったので小さいながらもテーブルがある。
ボックス席、以前は東海道線でも結構使われていた。但し、形は同じだけど近郊用ということで座席の幅も間隔も狭かったが、この電車で浜松から東京まで乗り続けたことも思い出した。たしか5時間ちかく、鉄道好きでも長く感じた旅で、懐かしさを感じてしまった。

しかし・・・当たり前だけど内装は古い。一部交換は/補修はされているし、座席も張り替えられ、以前の紺から茶に変わっている。だけど、古さは隠せない。長い間使われているのだから仕方ないとも言える。懐かしさ、旅情は感じるものの、新型と旧型どちらを選ぶかといえば、私も新型になりそうな気がする。たまには旧型も良い、と思うだうけど・・・。
ともあれ、今後の電車は新型が引き続き導入され、ボックス席の電車は消えるだろう。それは北陸新幹線の開業直後かもしれない。ボックス席での旅を楽しめるのももうしばらくの間かもしれない。



コーヒーの味  2011/08/19
私はコーヒー好きである。だいたい1日1杯は飲む。コーヒーは豆で買い、自宅で挽いてドリップで入れている。自分で言うのもなんだけど、うちのコーヒーの味は良いと思っている。コーヒーの味の良さ、もちろん淹れる技術もあるだろう。しかし、私のような素人の場合、技術以上に豆の良し悪しが大きな要素だと思う。つまり、良いコーヒー豆を売っている店を見つけることが美味しいコーヒーを飲む秘訣だと思ってる。

コーヒー豆はいつも同じ店で、25年ほど前から買い続けている。その間、店は私の家の近所の越してきて更に店主も代替わりしたが、東京などへの赴任中を除いて買い続けている。ここの豆、安くはない。というより高い。どのくらい高いか? といっても種類や質が同じではないので単純に比較はできないが、単に価格だけ見ると倍近いものさえある。しかし、好みの豆があり、更に焙煎してすぐの豆ばかりなので買い続けている。いつも2種類を200g程度買っている。だいたい3週間分になる。

さて、今はお盆で夏休み、ということもあって今回は平日の昼過ぎに行ってみると、生豆の寄り分けの作業をしている最中だった。長い間買い続けていたけどこの作業を見たのは初めてであった。原料の豆、出荷前に検査をしてちゃんと通った品なのだが、それでも虫食いや未成熟などの豆が混じっているそうだ。それを再チェックして寄り分けているのである。”最低限の検査は通っているのだからこのまま焙煎して売ってもそれなりに通用するのだけど・・・”と言いながら結構な量の豆を除いていた。こういう豆が混じると、雑味などが入ってしまい、どうしても味は落ちてしまうそうだ。そういえばここのコーヒー豆、挽く前に見てもほとんど揃ったものばかりだった。こういう地道な豆の選別をやっている結果なのだろう。そして、焙煎後にも火が通り過ぎた豆などを除いているのを見たことがある。

ここのコーヒー豆、いつ買っても満足するものだった。それを支えるこういう作業があるとは知らなかった。豆をこまめにチェックする。作業の大変さはよくわかる。
焙煎は主に御主人の作業。豆の状態を確認しながら秒単位で調整するという。味を支える地道な作業と技。味の良さの裏付けがとれたようでとてもうれしく感じた。


喧嘩凧の真剣勝負?  2011/08/17
夏休みである。なので、平日だけど公園に凧揚げに行った。まだまだ観光客が多いのだが、休みが明けた会社もあるからか、人は少なかった。ここでは、尻尾を付けた喧嘩凧を主に揚げているが、これは子供に受けが良いからでもある。その子供が少ないので、ここは久しぶりに尻尾なしで揚げることにした。

尻尾は普通安定を増すために付けるのだが、私の場合糸目中心の裏側に付けるから、喧嘩凧の操縦性は保ったまま尻尾を付けられる。とはいえ、敏捷さには欠ける。これは仕方ない。それ以上に長い尻尾の面白さがあるから、公園では尻尾を付けて楽しんでいる。
で、尻尾がないとどうなるか? 回転が速いのである。普段はくるーりと回っているが、尻尾なしであげるとくるっと回る。時間、測ってはいないが、1.x秒が0.x秒で回るような感じである。そして、特殊な技が使える。

喧嘩凧の操縦方法、基本は糸を緩めて回転させ、思うような向きになったときに引く、となる。実際にはそんな細かいことを考えていては追いつかない。ほとんど無意識に手が動くようにならないと間に合わない。そして、無意識の技の一つが一瞬の緩めと引きである。これはインディアンファイターなどで、揚げ糸が比較的短い時に使える方法である。私は右手に糸巻きを持ち、左手に揚げ糸を掛けている。(なので、ときどき左利きと誤解されたりもする) ここで、左手と右手を素早く閉じて再び開くのである。糸は一瞬緩んで素早く引かれる。これを行うと、凧の端を指で弾いたように一瞬で回転する。先ほどの表現では、”くるっ”が”くっ”と回る。半回転するのだが、右回りか左まわりかも分からないかもしれない。子の速さでは向きを見て引く暇もなく、経験でどれだけ緩めて引けば半回転するか分かっているような感じである。もっとも、風によっては多少回転が足りなかったり多すぎたりもする。
普段の尻尾付きの凧揚げはデモンストレーション。これはこれで難しいが、尻尾なしの瞬間の向き変えは全く別の揚げ方となる。手を動かす回数は数倍。しばらく操ると息が切れる。凧との真剣勝負のように思えてくる。



博物館訪問の目標と記録の話  2011/08/14
博物館訪問、これは私の趣味で、記録を取りはじめてから約2350館になった。全館制覇が目的・・・といいたいところではあるが、残念ながらこれは不可能である。日本に博物館に相当する施設がいくつあるのか総数がわからない、ということも理由だけど実際のところ数が非常に多いので無理、となる。

では、博物館に相当する施設、どのくらいあるのだろうか?
政府の社会教育調査によると、
 登録博物館および博物館相当施設:      1,248館
 博物館類似施設(美術館、動物園など含む): 4,527館
で、合計 5,775館となっている。
私の場合、対象は博物館に相当する施設ということで、博物館のほかに資料館や美術館、記念館、動物園、植物園なども含めている。展示施設があれば図書館も含めている。また、公設だけではなく、企業や個人など私設も含めている。
ここで、私の記録と社会教育調査の数を比較してみると、

       社会教育調査  私の訪問記録+訪問予定   比率
 富山県:   107館       187館        175%
 石川県:   134館       227館        169%

この両県は、私の地元ということでほぼすべての館を押さえていると思う。私の記録している館の方が7割くらい多い。これは、国の調査が漏れているのではなく、対象とする範囲の違いになると思う。とすると、総数は5775館の7割増し つまり、上記資料の約7割増し、つまり約1万館はあるのでは? と推測できる。私の訪問数はその約2割となる。まあまあいい数字かな、と思えてくる。

ここで当面の目標である。博物館訪問のペース、記録を取り始めた頃はのんびりしたもので、旅行その他で行った館の記録、という感じだった。だから、旅行が多い年は増えるけどそうでなければ年30館位、という感じだった。でも数が増えると攻めて地元ぐらいは全て、という気持ちになり、また増えてきた。そのうち、訪問総数が増えるとそれが気になってペースも増え、単身赴任となったとき赴任地の周辺には未訪問の館が多数有り、また週末は比較的自由にできたことからペースは一気に上がり、年300館近くにまで増えた。もちろんそれは一時的であり、単身赴任があけた現在は元のペースに戻ってきていて、年70館程度である。
ここで目標である。このまま年70館のペースを維持すると、2020年頃に3000館に達する。まずはこの3000館が目標かな、と思う。そして、定年退職後にのんびり回れるなら、車中泊などを繰り返して最終的に5000館行けたら・・・と思っている。つまり想定している総数の約半分になる。このあたりが最終的な目標だろう。
当面の目標、年間70館、これは月に7館位になる。7館、これは1日に回ることも出来る数である。だから、月に1回出かければ達成できてそう難しくなさそうに思えてくる。が、実はそう楽ではなくなってきた。私の住む石川県、そして隣接する富山県と福井県はかなり行き尽してしまい、滋賀や岐阜の北部も結構行っている。更に、単身赴任先の愛知もほぼ全て行っているし、静岡県西部、三重県、奈良県もかなり行っている。つまり安くいける日帰り圏は行き尽くしてきたのである。その先は1泊圏で、移動にも時間がかかるしお金もかかる。その結果として2日で10館位だろうか? 費用もかかるのでそうそうは行けない。もちろん、凧の遠征を利用するなどしているが、それも開催場所付近はかなり行っているので増やすのは難しくなくなってきている。だから、今後の年70館のペースは結構厳しいことになる。それでも大阪や京都、岐阜、長野、新潟にはまだ結構残っているから、3000館まではなんとかなりそうである。

ところで現状の2350館、普通の人と比べるとどんな数なのだろうか? 私は、記録を取る以前から博物館には多く行っていた方だと思っている。旅先で博物館を見かけると大抵入ったし、旅そのものも多い方だと思う。で、記録を取り始めた後で、参考として以前行ったところを加えたらどのくらい増えるかな? と思って数えてみた。記憶に頼るので不確かではあるが、それでも100は増えそうである。既に改めて訪問しなおして記録に加えられている館もあるのでそれを加えると200館程度であったと思う。とすると旅の経験が豊富でかつ博物館に良く行く人でもせいぜい500館位かな? と推測する。そうでない人だと・・・100館も行っていないように思う。1000館以上行っている人、やはり博物館関係者以外では博物館訪問を趣味にしている人ぐらいかな、と思う。もちろんそういう人の中には3000館以上回った人もいると思うが、残念ながら具体的な人と数は不明である。

ここで博物館訪問の確証について書いておく。私はここで2350館行った、と言っているけれど、それは私の個人的な台帳によるものである。証人がいるわけでもなく、明確な証拠もない。似たような例で、鉄道の全線乗車で有名な宮脇氏も著書に確証のことを書かれていた。全線乗車を目指していると話したところ確証を聞かれ、”なにもない”と答えて以来、どこか引っかかるものを感じてしまって入場券や乗車券を残すようになったそうだ。私の場合も当初はなにも残していなかった。記録は取っていたけれど入館券やパンフレットを積極的に残していなかったのである。現在は全て残していて、クリアファイルに保存している。また、Webに載せる関係で多くの場合館の写真も撮っている。もっとも、これらは確証というには不十分で、入館券などは人から貰うこともできる。また、写真は館の写真であり、私がそこに立っている写真ではない。仮に写真が確証になるとしてもそこに行った確証であって入館の確証ではない。そして、入館券も写真もないこともある。明確な確証という意味では、博物館の一部では記帳を求められるし、感想などを書けるノートがある。そこに記入すれば入館の証明になるが、それはごく一部である。
ということで、”行った”ことを明確に証明できるものはない。まあ、このあたりはコレクションとは違うので、”行った”といえばそれでお仕舞、それ以上追求されることもないだろう。結局のところ、”紳士的な申告”となると思う。実際には展示などの感想を聞かれることもあるので、それで分かるのだが、印象の薄い館もあるので正直全ての館を覚えている自信はない。また、入館しても展示をほとんどみないで素通りすることもできるわけで、このあたりも含めて紳士的に、と言うことになるだろう。ちなみに私の博物館の入館券等のクリアファイル、約40冊になっている。これだけで小さな本棚があふれている。

博物館、ほとんどの市町村に1館はある。そこには、その土地の歴史や民俗に関する展示がある。それらを見ていると、その地への知識、多少は身に着くようで、テレビのニュースその他で地名がでるといろいろと思いだしたりする。行ったのは博物館だけ。通ったのは博物館への道だけ、ということになるのだけど、それでも少し知っている、というだけでも違う。博物館訪問、結構面白い趣味だな、と実感する。さすがに博物館だけでは浅い知識となるけど、複数の地を回ってつながりなども感じられるとまた違ってくる。早いうちに県立の歴史系博物館だけでも全県行けたら…と思っているところである。


奈良  2011/08/03
奈良で開催の、関西地区合同の凧揚げ大会に参加した。場所は平城京跡の公園である。奈良での凧揚げ、実はこれが最初である。

奈良、久しぶりである。奈良でまず感じるのは、”歴史”である。以前の名古屋地区勤務の際、比較的近いこともあり、奈良県の博物館に何度も行った。そのとき、道を走っていてちょっとした山や平地の中の木々を見つけてカーナビに目を移すとそれは古墳、それも天皇陵だったり、あるいは万葉集などに出てくる山だったりする。それらは書物などで何度も見聞きしているものばかり。なんだかとんでもないところを走っているような気分になった。また、古い民家を公開しているところで話を聞くと、”表の道路の先の道、聖徳太子が通った太子道で・・・”などと言われたりする。これほど歴史を感じる地はそう多くないだろう。京都も歴史的な建物などは非常に多いのだが、私の場合”文化”をより強く感じる。ちなみに大阪は”食”、名古屋は”産業”である。東京は・・・残念ながらすぐに思いつく単語がない。

今回行ったのは平城京跡。京都方面から近鉄で行ったので、普通に言う奈良市街の手前で引き返したことになる。普通なら前日早めに行って資料館などを回るところであるが、今回は前日は夜に到着している。それでも凧揚げの後に復元した大極殿や遺構展示館を見学しているので、凧揚げだけに行ったわけではないが、いつもになく凧の比重の多い旅であった。
凧揚げ、残念ながら風が弱くて続かず、短時間揚げては降ろす、を繰り返した。平城京跡で揚げる、なんとも歴史的な、すごい場所だな、と感じる。ちょっと見渡すと大極殿などの復元した建物が見えるし、遠くには五重塔などが見える。そして、足元には柱の復元礎石があったりする。そんな中での凧揚げである。そして、近鉄の特急が見えるのもまた関西らしくていいな、と感じる。写真好きとしては、大極殿などを背景にした写真を撮りたいところであるが、風向きの関係で難しかった。

平城京での凧揚げ、私の感覚ではとんでもないところ、と  格別であった。次は、空撮を試みたいものである。



切手  2011/07/18
手紙、メールの普及により以前よりかなり減ったけれど少ないなりにも受け取りまた出している。手紙を受け取る、というのはメールとは違った嬉しさがある。

さて手紙と言えば切手。最近は普通に郵便局で出すと消印不要のその場で印刷したスタンプようなものを貼られてしまう。実用上はこれでも良いのだけどとても寂しい。でも、最近受け取っている手紙はほとんどが切手、それも記念切手が多く、これもまた楽しみの一つである。現在手紙にこだわる人は切手にも気を配ってくれる、ということなのだと思う。たまに受けとる海外からの手紙、意図的に少額の切手を複数枚貼ってあり、これもまた非常に気持ちが良い。

となると返信、やはり記念切手をと思う。標準的な料金の切手はあるけれど、少し写真などを入れると不足になる。料金確認のために郵便局で重さを測ってもらうと不足分、大抵は例のスタンプ式になってしまう。折角記念切手を貼っていてもその横にスタンプ式のを貼られては台無しである。だから”不足分は切手で”と言ってお願いし、対応はしてくれるところもあるけれど、不安な場合は切手を買って自分で貼ったりしている。または、初めから自分で選んだ多めの切手を貼ることもある。
郵便局からすればスタンプ式のが楽で確実なのだろうけど、切手は立派な文化だと思う。特に海外の凧仲間に出す時、以前は凧の切手を良く使ったが、残念ながらなくなって補充できていない。

さて、先日郵便局で見かけた切手のことを女房に話したら翌日買ってきた。それは”ベルサイユのばら”の切手。これも立派な名日本の文化である



ブルーレイへの嘆き  2011/07/03
先日、ブルーレイの映画を買った。早速再生を・・・と思ったらパソコンでは再生できなかった。専用のプレーヤーでは何の問題もなく再生できる。これは、私のパソコンに入っているDVD/ブルーレイの再生ソフトの問題(?)であった。類似の現象は多数発生しているようだ。再生ソフトがアップデートされれば解決するかとおもったのだが、調べた範囲ではすぐに(無料で)対応できる解決策はないようである。

私のパソコンでは、というより多くの人のパソコンでは、DVD/ブルーレイのドライブが付いているが、そのドライブで市販の映画等を見ようとするとDVD再生のためのソフトが必要になる。しかし、ほとんどの人はDVD再生ソフトは買わずに、パソコンやDVDドライブについてきた再生ソフトを使っている。私もそうであり、これで今まで問題なかった。
しかし、最新の市販のブルーレイ。セキュリティ対策が厳しくなったので再生できないことがあるようだ。今回、まさにそれにあたってしまった。映画など、じっくりと見たいときはリビングの大きなテレビで見る。ちゃんとしたオーディオ機器もあるので音も良い。このときは専用のプレーヤーを使う。だけど、既に何度か見た映画であれば、パソコンで何か作業をしながら見ることもある。特にテレビ放送の録画など、吹き替えはこういう見かたをよくする。こういうときにパソコンでの再生は便利である。それが出来ないことになる。
多分、機器にバンドルの再生ソフトもそのうち更新がされると思う。だけど、再生ソフトのメーカは、お金を出して買ってくれた人をまず優先するだろう。実際、今売られている市販の再生ソフトは対応しているらしい。私のPCの、バンドルのソフトも時期的には市販のソフトが対応した時期以降になるのだけど、現実には未対応であり、追加のパッチ等もないようだった。

解決策、手っ取り早いのは市販のDVD再生ソフトを買うことである。しかし、安くはない。DVD再生ソフト、同じメーカの製品でも特上/上/並など2〜3種類あったりするが、ブルーレイに対応しているのは一番高いものだけだったりする。定価、1万円以上である。ブルーレイのドライブ、今安いものでは1万円以下だからそれより高いことになる。すごく割高感がある。
でも・・・結局買ってしまった。今後購入する映画等、やはり高画質のブルーレイにしたい。そして、パソコンでも見たいとなると、今後のバージョンアップへの対応は市販品の方が早くて安心できると思う。ドライブのバンドル品のサポート、これがいまひとつはっきりしないことも理由である。そして、丁度今、ダウンロードでの割り引き販売があったのも理由のひとつである。最初考えていたソフトはバージョンアップなので安いけど、いまひとつ評判が良くないのと、問題になっている映画のブルーレイが再生できることがWebでは確認できなかったこともある。もう1本、こちらは少々高いけどWebで実績があるのが確認できた。幸い、ある店でのダウンロード販売で割引があり期日ぎりぎりだったので急いで購入した。約8千円、定価から見れば割引ではあるけど結構高く、どうもスッキリしない再生ソフトの購入であった。
ランドセル  2011/07/02
ランドセル、言うまでもなく小学生のかばんの代表である。施設への寄付も話題になったし、震災でランドセルを失った子供たちに中古のものを送ることも話題になった。低学年の子供には大きく重過ぎるのでは、などと改善の話もあるし、ランドセル以外を指定する学校もあるけれど、まだまだ小学生といえばランドセル、というのは金沢で見る限り変わってはいないように思う。両手が使えるなど利点もあるのでかばんとしてはまあ妥当なのかもしれない。

さて、通勤時、ふとみかけた女の子のランドセルがピンク色だった。他の子は? と思ってあらためて信号待ちの際に見てみると赤と黒以外のランドセルが意外と多かった。女の子ではピンクのほか水色も目立ったし、男の子でも紺やこげ茶のランドセルがあった。一番多いのは赤と黒だけどそれ以外の色の割合も低くはない。ずいぶんとカラフルになったものと思う。低学年だけではなくて少し大きな子も使っているので、少なくとも数年前から増えてきているのだろうと思う。全く気がつかなかった、というのが正直なところである。
私のイメージ、ランドセルはいうまでもなく赤と黒である。というより私が小学校の頃はそれ以外はなかった。その後赤と黒以外色が相当前から出ていたと思うけど、その当時は売れている様子は全くなかった。ランドセルはやはり赤と黒なのかな、と思っていた。色が増えなかった理由、長く使うものなのでどうしても保守的になってしまうのかな、と想像する。以前に見たWebの掲示板でも”子供がカラフルなものを欲しがっている”との書き込みに対し、”赤や黒が無難では”との答が目だった。また、祖父母が贈る割合も少なくないようで、その場合はやはり保守的に赤と黒になることも多いかな、と思う。ランドセル、お店などが多色化を進めようとしているように思えたけど、実際にはなかなか進まなかったようだ。で、ようやく赤と黒以外が増えてきた、ということなのだろうか?
ピンクや水色のランドセル、あらためて見てみるとかばんとしては何の違和感もなく、なかなか良い。これなら赤や黒に拘らなくても良いと思う。ひとつ気になるとすれば、汚れが目立つかもしれない、ということくらいだろうか?(実際には汚れた感じのは見ていないので大丈夫なのだろう)

うちの子供、長男の学校はランドセル禁止だったが、次男のランドセルは壊れることなく6年間がんばってくれた。買うときは黒以外は考えもしなかったし、求めたデパートにも男の子用は黒のみだったと思う。役目を少し前の終えたランドセル、いまは押入れの隅で一休みしている。次に使うことはないのだが、簡単には捨てられない。そういえば、実家の古い家、物置の目立つところに母やおばさんのらしいラドセルが残っていたのを思い出した・・・。ランドセル、やはり特別なもの、となるのだろうな・・・。すぐに捨てるには忍びない。


スターウォーズの話  2011/06/25
映画、Alienに続いてSTARWARSのことも書いてみたい。
STARWARS、実は私にとっては非常に意味深い映画である。最初のSTARWARS、後にエピソード4と呼ばれるもの、これを見たのは高校のときであった。この映画、実は自分ひとりで見に行った最初の映画である。その頃あった宇宙へのあこがれ、冒険、映像としての面白さ、そして関心を持ち始めていたコンピュータ。それらの魅力に惹かれ、その後少なくとも3回は見に行ったと思う。お小遣いの少ない頃、よく行けたものと思うが、なぜか行っている。そして、STARWARSがきっかけになって他の映画も見るようになったので、その意味でも、私にとって重要な映画である。

STARWARSでは、まず宇宙船に惹かれた。それまでのテレビ番組やSF映画などで見たものと大きく違い、とても精密で現実的に見えた。戦闘機などピカピカではなくて実戦を潜り抜けたような汚れがあることも現実的に見えた理由だろう。そして、コンピュータをはっきりと意識した映画であった。それまでの映画にもコンピュータは出てきたがどこか現実味に欠けるものだったけど、ここでは適度なリアルさがあった。映画の中にもコンピュータグラフィックスが多様されていて、線画による今から見れば非常に簡単なものではあるけれど初めて見る映像であり、とても新鮮であった。それらの映像が単なる飾りではなく、ちゃんと意味を持っていて理解できることでもリアルさを感じた。丁度この頃からマイクロコンピュータが使われ始め、個人でもコンピュータが使えるようになり始めた時期であった。ただし、テレビ等に映像を出すのは個人では高価でちょっと難しい時期でもあった。それでも新しい世界を見たような気持ちになった。

続くエピソード5帝国の逆襲は、公開が大学のときであり、そのとき静岡に住んでいたのだけど、上映が東京に比べて2週間ほど遅かったのでわざわざ3時間半ほど掛けて(お金がないので高速バス利用)東京まで見に行った。そのとき入ったのがテアトル東京だった。少し早めにと思って1時間前に行くともう列が長く伸びていてびっくりした。地方では、映画を並んで待って見るなんて感覚が全くなかったのである。これも初めての経験であった。入場まで外で待ち、一人だったこともあってかろうじて座れた。テアトル東京は非常に大きな映画館だけど、座席はもちろん満席で、多くの人が立ち見、更に通路に座ったりして大混雑であった。テアトル東京はスクリーンが非常に大きい上に、比較的前の席だったこともあり、雪原を低空で飛ぶ場面では本当に飛んでいるように錯覚し、体が自然に動いてしまったことを覚えている。この作品もまた、その後何回も見に行っている。
続く作品も公開直後に見ているのだが、就職したり家庭を持ったりし、またLDやDVDを所有したこともあり、映画館に何度も見に行くことはなくなったけれど、それでも2回は見に行っていたと思う。ついでだけど、今でも2度3度見に行く映画はある。そして後にエピソード4-6が特別編として手直し、再上映されたがこれも映画館に見に行っている。郊外型のシネコンがない頃であり、街中の映画館に土曜日の夜などに出かけ、(駐車場がないので)最終のバスに間に合うようにで飛び出して帰ったことがあった。今なら夜の映画は割引になるところが多いが、この頃は夜も定価だった。

そして、全作品を通してみたとき、後から作られたエピソード1−3からエピソード4へのつながりに違和感がなく、同時に”皇帝”の戦略に感嘆してしまった。いろいろと策略を立て、権力を徐々に拡大してゆき、最終的には絶対的な強い力を手にする。そこに至るまで、細かな計画をたて、そして実行してゆく。ここまで精密に考えられるものなのか、と感心してしまった。現実の政治家が大成するのもまた、似たようなところがあると思うが、現在の日本の政治家とはスケールがあまりにも違う、というのが正直なところである。

さて、映画とは別に、”スターウォーズ展”も開催されている。最初の開催は京都国立博物館であった。京都は金沢から比較的近いので、2回開催された両方、見に行っている。映画の小道具、スケッチ、そして模型などが展示されていた。まず最初に感じたのは、エピソード4の衣装、特にパイロットの服が妙に安っぽいつくりに思えたことである。これならそこらの博物館にある記念撮影用の宇宙服の方がよっぽど本物らしい、と思ったりした。が、映画で見て要る分には何の違和感もない。つまり必要な品質はある、となる。その一方で、エピソード1の女王の服の上質さにも驚いた。これは工芸品、と感じるようなものであった。
また、撮影用の模型も多数展示されているが、細かな仕上がりに感心した一方で、コイルの線の間に塗料が溜まって幕のようにくっついているのも目に付いた。そして、別の模型では必要のないところは簡略になっていたりした。もちろんこれらは実際の映画撮影には何の支障もないものである。

STARWARS、最初の航海から既に30年以上経過している。ずいぶんと年月が経ったものと思う。その間に映画もずいぶんと変わってしまった。SFは模型中心からコンピュータグラフィックスが多様されるようになった。当初は模型をコマ撮りで撮影し、光学合成であった。これは、後にはデジタル合成になっり、また模型もコンピュータグラフィックスに取って代わるようになった。最初は数機の宇宙船を飛ばすのがやっとだったのに、後には数百になり、撃たれて爆発した破片まで映像化している。人形を使った異星人やロボットも、コンピュータグラフィックスで人とは全く違うものも作られるようになってきた。実在しない生物がごく自然な映像として描かれている。同じ技術ずいぶんと変わったものと思うが、おそらくこれはSTARWARSが大きな役割を果たしていると思う。近代的なSF映画の進展、そのものになるのかもしれない。

もうひとつ、映画館もずいぶんと変わった。エピソード4を見た映画館はもうない。テアトル東京もなくなった。静岡で見た映画館ももうないだろう。単独の古いタイプの映画館はほとんど消滅し、シネコンに替わってしまった。施設が新しくなったのは良いのだけど、店の人と接するような感じはなくなってしまった。以前の映画館で館の人と話すようなことはもともとほとんどなかったのだけど、シネコンではアルバイトの事務的な応対、と思えてしまい、温かみがなくなってしまった。スクリーンが増えて柔軟な上映が可能になったと思いきや、どこも人気作品が中心の上映で人気の薄い映画はどの館でもさっさ終わってしまい、より見難くなってしまった。
また、上映形態も変わった。以前は入れ替え無しの2本立て。STARWARSなどごく一部が1本立てだった。だから、その気になれば2回でも3回でも見ることが出来た。途中から見てもよければいつでも入ることができた。そして、座席予約など地方にはなかった。それが、今ではほとんどが指定席になってしまい、上映時間に合わせて入るようになった。当然、何度も見ることはできない。
そして、見方が均一になってきたように思う。以前の映画館では、最前方はさすがに開いていたけど最近は後方に偏重しすぎているような気もする。余談だけど私は前方が好みである。前方は疲れる、なんて人もいるけど、大スクリーンで飲み込まれるように見るのが映画の楽しみだとおもっている。テアトル東京では、巨大な円筒形のスクリーンを最前列で見る人が必ずいたものである。ここまで近いと視野を越えてしまい、首を振りながら見なくてはならないのだが、他では味わえない迫力であった。ここは特別ではあるけれど、それ以外でも中央より後で見る人が圧倒的に思える。
シネコンになって有難いこともある。まずは駐車場である。以前は街中だったから車では行きにくかった。車になったおかげで見に行く自由度は高まった。そして割引である。夜間や早朝は割引で見られることが多くなった。単身でいたときは金曜の夜、良く見に行った。土日の昼に博物館などに行くにはとても都合がよくありがたかった。
そしてLD/DVDである。エピソード4の頃、ビデオテープはあったけど映画作品は少なく、また非常に高価で買えなかった。それが、LDになって8000円弱になり、所有することが可能になった。後にはテープも安くなり、更に高画質のDVD/BluRayもでてきた。映画が所有できるようになったのである。その一方で、映画が上映されてからすぐにDVDなどが販売されるようになり、売られるともう映画館では上映されない。同じ作品を見るにしても、やはり映画館の方が、と思うことも少なくない。エピソード4の頃、そのときは父が単身赴任で東京にいて持って帰った夕刊を見ていると半年以上経過してもどこかで上映していたのが懐かしく思える。

さて、STARWARS、エピソード4を改めてみてみると新しい作品に比べて見劣りするところもある。技術的な限界もあったと思うし、それ以上に予算の限界もあった。エピソード4だけでも、現在の技術でリメイクしてくれたら・・・と思う。




映画が思うように見られない頃の思い出  2011/06/20
BSで映画、Alienを放送していた。だいぶ前の映画であり、何度もテレビなどで見ているが、今回も最初のところを少し見た。Alien、これは主に航行中の宇宙船内部が舞台となる。宇宙船ゆえ、その外は真空中であり、逃げようのない狭い空間で、しかも酸素も限られているため、時間の制約もある。そんな中で、圧倒的な力を持ち、また宇宙船に穴を開けるほどの強力な酸の血液を持つ異星人との戦わなくてはならない。仲間が一人、また一人と殺されてゆく。今までにない種類の怖さを感じた映画であった。
また、この映画ではコンピュータがでてくる。この少し前の、STARWARS以来、コンピュータ画面がさりげなく出てくるようになったように思う。Alienのコンピュータ、決して未来的ではなく、公開当時の基準でもずいぶんと古く感じてしまった。コンピュータへの入力はキーボード、表示は文字と線画。その頃、今と比べればものすごく非力なコンピュータでもなんとか出来たと思えるものだった。

前置きが長くなった。映画Alien、これは私にはちょっと変わった思い出がある。当時高校生だったが、地方で都市部を外れたところに住んでいたため、映画は見に行きたくても簡単には行けなかった。電車とバスを乗り継いで行くのだが、昔の地方の国鉄のこと。電車の本数が少ないので乗る時間以上に待ちが長かった。映画はいつでも入ることができたが、2本立てで、両方見ようと思うと半日以上かけて見に行くことになった。実は・・・ALienの頃は映画はこっそり見に行くことも多かったので、2本立ての1本だけ見て帰ることもあった。
こっそり映画を見に行くこと。これは夏休みなどは何とでもなった。部活動を隠れ蓑にして、午前中に見に行って部活は午後から、ということもあったと思う。部活のない日にあるように装って出ることも出来る。買い物を口実にすることも可能である。しかし、それ以外の時期ではまず無理である。映画の約2時間はともかく、往復の2時間+待ち時間、合計約5時間。これはあまりに長い。なのでAlienは、映画を見るのはあきらめて本で読み、エイリアンなどの姿は映画館まで行ってパンフレットだけ買って見たのである。(そのくらいの時間はなんとかなった) 映画館でパンフレットだけの購入・・・。ちょっと恥ずかしくてすぐに出ようとしたのだけど映画館のおばさんはとても親切で帰ろうとするのを引きとめ、次の映画の割引券もくれた。大学生になって毎週のように映画館に行くようになったのはこのときの反動かもしれない。

一眼レフ、絞り優先? シャッター速度優先?  2011/06/15
カメラ、フイルムもデジタルも明るさに合わせて露出の調整が必要である。露出は、絞りとシャッター速度の調整で行なうが、コンパクトカメラでは自動的に調整してくれる。つまり自動露出である。絞りもシャッター速度もカメラが決めてくれる。一眼レフでもこのカメラ任せの撮影は可能であるが、絞りとシャッター速度をあえて調整すること可能である。この場合、絞りまたはシャッター速度を指定する。前者が絞り優先AE、後者がシャッター速度優先AEである。絞り優先AEでは絞りを指定すると明るさにより適切なシャッター速度を自動で調整しくれる。シャッター速度優先AEではシャッター速度を決めると絞りを決めてくれる。また、マニュアル撮影は、露出計を参考にして、撮影者が絞りとシャッター速度を決めることになる。そして、完全にカメラ任せにしてしまう方法はプログラムAEといわれ、絞りもシャッター速度もカメラが決めてくれる。
ほとんどの人は、方法は別にして、自動露出がだろう。私も普段は自動露出であり、マニュアル撮影はマニュアル専用のカメラのみになってしまった。ただ、自動露出でカメラ任せにしてしまうとちょっと困ることもあるので、AEロックを使って補正している。しかし、それは一眼レフの場合のみで、コンパクトカメラの場合はカメラ任せである。ただ、手ぶれ防止のためにシャッター速度だけは注意する。たとえば1/15だから手振れしにくいようになにか台に載せようか、という感じである。(コンパクトカメラで三脚を使うつもりはない)

自動露出、どの方法を使うか? 私は絞り優先AEを使っている。これはフイルム時代から変わっていない。一番初めに使い始めたのはマニュアル一眼レフカメラであるが、自動露出が可能なカメラになったときからずーっと絞り優先AEで変わっていない。現在では、これは私の写し方に非常によく合っている。ボケを意識して絞りを開けて写すこと、デジタル一眼レフではゴミ対策で絞り過ぎないこと、そして暗めのところでシャッター速度を極力早くしたいとき。これらの撮影では非常に都合がよい。実際に写すとき、シャッター速度が遅すぎると思えば絞りを開けて調整する。だから、絞り優先でもとんでもないシャッター速度になることは無い。もっとも、急いで写し、シャッター音から遅すぎと気がつき、撮り直すこともある。撮り直せる限り大きなミスは少ないのだが、それでも絞りを開きすぎるミスはあり、空などで周辺光量の低下が目立ってしまうことはある。

さて、絞り優先AE、これは絞りを中心に考えて写すから? 今は確かにその傾向もあるのだが、思い出してみると絞りを意識するから絞り優先AEを使うようになったのではないような気がする。実際のところ深く考えないで絞り優先を使い始めたような気がする。自動露出カメラを使い始めたとき、絞り優先AEのほか、シャッター速度優先AEとプログラムAEが可能だった。このなかでプログラムAEは使う気はなかった。全てカメラに勝手に決められるようで面白くなかったからである。では絞り優先か? シャッター速度優先か? ここでなんとなく絞り優先AEになったような気がする。
考えてみれば不思議なことで、マニュアルではある程度シャッター速度優先的な感覚で使うことが多かったのである。明るさに応じてシャッター速度を決め、微調整は絞りを使っていた。撮影中に明るさがちょっと変わったときなどもまず絞りで加減した。だから、シャッター速度優先的な使い方だったことになる。ではなぜ絞り優先になったか? ひとつには、シャッターダイヤルより絞りリングの方が回しやすかったからかと思う。カメラを構えたとき、右手の人差し指はシャッターに添えっぱなしになる。シャッター速度を変えるとき、最初の自動露出一眼レフではその人差し指を使う必要があるので、撮影がちょっと中断してしまうような感覚になってしまう。一方、絞りリングはレンズにあるから左手で動かすことになる。マニュアルカメラのときはピント合わせで距離リングに指がかかっていたので、それをちょっとずらせば絞りリングになる。いずれにしてもメラを構え、シャッターボタンの指もそのままに適正な組み合わせに調整できる。絞り優先になったのは、最初の自動露出カメラでは絞りの方が変えやすかったから、になるような気がする。そして、逆に絞り優先AEを使ったから絞りをより意識するようになったのかもしれない。

ところで、絞りの設定方法である。今のデジタルカメラでは、絞りはカメラ本体にあるダイヤルで変えるのが普通である。このダイヤル、大抵は2つあり、ひとつはカメラ前面のグリップの上端と、そしてもうひとつは背面のシャッターボタンのすぐ後ろあたりにある。最近の人はこの2つでシャッター速度と絞りを変えている。中指と親指で回すのでシャッターボタンに人差し指を乗せたまま素早く操作できる。そもそもレンズに絞りリングのないメーカも多い。だけど、私は昔ながらのレンズにある絞りリングを使っている。この方が慣れていて回しやすい、ということもある。左の手の平でカメラの底を支え、指をレンズにかけて絞りリングを回す。望遠ならばレンズ本体またはズームリングを使って支え、薬指や小指などで絞りリングを回す。(他の指はズーム調整に使う) そのやり方が身についてしまっているからだろう。
ところが、私のカメラメーカ、ニコンの製品でも最近は絞りリングの無いレンズが増えてきた。ニコンは比較的絞りリングが残っている方だけど新製品はほとんど無い。手持ちの中でも2本がそういうレンズである。この場合、カメラ側のダイヤルで行なう。不慣れ、などと言いながらもそれなりに動かしている。多分・・・プログラムAEを常用している人よりは自然に指が動いていると思う。
実は、絞りリングのあるレンズでもこの方法で絞り設定が可能なのである。これを使わないのは、一つにはたまに併用するマニュアルカメラでは絞りリングが必要になることもある。また、レンズを交換すると絞り設定がそのままなので便利でもある。そして、単焦点レンズで、オートフォーカスで使うと左手はカメラを支えるだけで指を使うことが無くなってしまい、なんとなく寂しいから? という気もする。マニュアル時代、左手は距離リングも動かすため、右手以上に細かく動かしていたものである。そう考えると、左手がなにもしない、というのはなんだかもったいないように思える。もっとも、今はズーム時代。ほとんどの人は左手はそれなりに動いているのだけど。

さて、前に書いた、少しでもシャッター速度を早くしたいときには絞り優先AEと書いたことを補足しておく。近距離で動きが早い被写体をやや暗いところで写すとき、シャッター速度は少しでも速くしたい。最低でも1/250、できれば1/1000位は欲しい。その一方で感度はぎりぎりまで低くしたい。こういうとき、絞り優先AEで絞りを開放にして写している。カメラを撮影する範囲で動かし、一番暗いところでシャッター速度をみて感度(ISO)を調整する。最低でも必要なシャッター速度を確保するためである。
こうしておくと、その条件での最速のシャッター速度で常に写せることになる。シャッター速度優先にしてしまうと、暗すぎると露出不足になることもある(カメラによっては感度を上げてくれるらしいが・・・)し、少々明るいところではより早いシャッター速度で写せる。感度を最適にしながら動きのあるものを撮影する方法の一つとして紹介しておきたい。
なお、屋外の明るい場合は、一番明るいところでオーバーにならないことを確認しながら適正な絞りを決める。念のため。

凧祭り、愛好家の役割は??  2011/06/7
先日、滋賀県で開催の八日市大凧祭りに参加した。ここでは百畳の八日市大凧が毎年揚げられる。この百畳大凧が祭りの主役であることは言うまでもない。そして、地元の人たちの八日市凧のコンテストもあり、そのデザインと飛翔の審査もある。これに加えて各地からの愛好家も参加する。私も愛好家として参加したのだけど、凧のイベントでの凧愛好家の役割って何だろう? とふと思ってしまった。これについて書いて見たい。

八日市大凧祭り、観客は言うまでもなく百畳大凧が揚るのを見るのが目当である。が、大凧は常に揚っているわけではない。それ以外の時間、愛好家の凧が揚るので、それを見学、となる。私もこの日、風が吹いたわずかな瞬間に尻尾付きの喧嘩凧を揚げた。
この凧、20m程度の長い尻尾をつけ、喧嘩凧して操るものである。尻尾はいつもは30m位にするが、凧画多いから少し短くしたのである。長い尻尾を引きながら自在に飛び回るので低空でやると目立つ。なので、観客になるべく近い位置で揚げたい。更に、他の凧がいない場所で、となる。この日、幸いにも大凧揚げの場所すぐ近くに凧の少ない場所があった。見物の人も多い。ここで揚げること、簡単ではない。特に揚げる瞬間が難しい。まず尻尾を人のいない場所に置く。そして、凧を手元でくるくる回して風を待つ。タイミングを見て糸を引き、高度をあまり上げずに糸を伸ばしておいてある程度伸びたところで糸を引き、凧を一気に上空に上げる。これを観客の中で行なうから、人の隙間を走り抜けるように糸を伸ばすこともあった。これをやると、観客のすぐ近くで長い尻尾の凧が急に揚るので驚き、その凧が自在に飛び周り、また急降下したりするので大いに人目を引く。だから、歓声も上がる。それを楽しみながら揚げる、という感じである。また、操る時の手の動きもまたパフォーマンスとなる。私の場合、右手に糸巻きを持ち、揚げ糸を左手に掛け、両手を瞬時に開いて糸を引いたり、また戻して緩めたりする。手の動きは単純でも良いのだけど、ここはなるべく優雅に動かしたい。左右に動かすだけでなく、わざと手を上下にも動かしたり、凧の動きに合わせて回すように動かしたりする。その手の動きもまた、観客に見せているのである。
そして、子供が降りた尻尾に手を伸ばそうとするとわざとその近くに尻尾を降ろし、飛びつく瞬間に引き上げたりもする。凧を見ている人がいると、その人から動きが見えやすいようにすることもある。誰が凧を見ているのか、人が多くても実は私には分かる。尻尾をつけた喧嘩凧、これはもともと周囲を完全に把握していないと安全に揚げられない。揚げ糸や凧、尻尾の先端まで他の凧や糸に絡まないように、また地上のテントに引っかからないように、もちろん人にぶつからないように、操る必要がある。更に、揚げるときに動きまわる必要もあるだから、周囲の人の位置をこまめに見ている。とくに子供とぶつかったりしないように、常に周囲を確かめている。だから、地上から上空まで常に細かく把握しながら操っているのである。他の凧の動きも読んでいるので、子供は時には揚げながら走ってくるけどそれも避ける。その上でわざと子供の凧に近づけることもあるし、人のすぐ近くに凧を急降下させたりもする。周囲の人の視線を確かめるくらいのことはそのついでに出来るのである。

さて、凧愛好家の役割である。これが他のイベント、たとえば凧のコンテストなら目的は入賞すること、となるのだろう。だけど、凧の祭りでは違う。愛好家の場合、やはり”観客を楽しませること”となるのかな、と思った。大きな凧や連凧もそうである。奇抜な凧も観客は喜んでくれる。その延長、私のような凧の曲芸も観客を楽しませている、となるだろう。私の場合、創作凧も揚げるけど、これもお客を楽しませるという意味では同じである。
もっとも、私の凧は観客受けはよいけど、審査員受けは実はよくない。審査員から評価が高いのは、安定して高く揚がる凧である。私の創作凧、変わっていることを見せるためにわざと高度は落としているし、安定も実はいまひとつである。また、風速の変化に弱く、風速の変化ですぐに高度を落としてしまう。揚がりが悪くて高度も低いので遠くから見えず、目立たない。また、喧嘩凧も低空で操っているのだから遠くからは目立たない。だから審査員受けはよくないのだろう。
だけど、今回の八日市では予想以上の驚きの声が上がった。単純に観客を楽しませることに徹するのも良いな、と思ってしまった。もっとも・・・大会によっては隙間が少なくて揚げにくく、動きも制約されてしまうのが難しいところである。
古い考え?  2011/05/25
漫画の「サザエさん」、ご存知だろうか? 日曜夕方の番組は多くの人が知っていると思うが、原作は新聞の4コマ漫画であった。私は、それをまとめた書籍で数冊読んだことがある。その内容、現在のテレビ放送と重なるものもあるが、その一方で非常に古い内容のものもある。友人のお父さんがシベリア抑留からまだ帰らない、というものもあり、読んだ当時はいまひとつ意味が出来なかった。
その中に、小学校での家庭科授業のことがあった。サザエさんの弟、カツオが学校でみそ汁を作ったことを話すと、”男がそんなことでは大成しない”というような返事があり、それに対して”古い考えの人はそう言う、と先生が言っていたよ”と反論される、というものである。

さて、私の子供の一人、今年から中学に入った。その授業で使う道具類をそろえた。というより、学校で希望するものを一括購入、という形であった。私は家庭で必要な工具類はだいたい揃えているが、偏りもある。たとえば鋸は横引き用の片刃である。縦引きを使うことはないので横引きだけにして、その分良い刃にしている。が、授業では基本どおり両刃である。また、金槌は今の家庭ではまず使わない。木に打つのは木ネジである。だから電動ドリルドライバはあるが、金槌はなかった。ドライバも、手元で作業するのに便利な軸の短いものであった。
で、ほぼ一式買ってしまった。まあ、私としては必要なときに子供の工具袋から持ってゆくのは、(子供が)忘れる元だからそのほうがありがたい一面もある。それに、将来単身暮らしをするときにドライバなどはあったほうが良いとも思う。
そのときの女房の言葉・・・”女子もこれ、使うの?”。答えはもちろん”使う”である。私の世代、中学では技術・家庭で、男女別であった。だから鋸などを使うのは男子のみであった。今は全て共通である。
これ、サザエさんと全く逆のパターンだけど、やはり古い考え、なのだろうな・・・。



猫間障子と雪見障子  2011/05/22
岐阜県飛騨市、旧神岡町江馬氏の館跡が復元されたので行ってみた。
室町の武家の館で、土塀と堀、庭園のほか、3つあった建物の中で”会所”が復元されていた。会所、それほど大きな建物ではないが、当時の建築を細部まで復元していて非常に興味深い建物である。これらは埋もれ、田んぼとなっていたのだが、その中に散在する石には言い伝えもあり、不便ながらもい移動させたりはしなかったらしい。庭は木々の根っこなどが発掘されていないことから、池と石だけだったらしい。それでも枯山水を思わせる風流な庭である。土塀越しに見える山々も借景としていたことだろう。庭の限られた木よりも山の木々の方がより生き生きとして美しかったかと思う。

ここでタイトルの猫間障子である。会所の庭に面した控えの間、細長く廊下のような作りにもなっているのだが、庭側には障子がある。もちろん開け閉めできるのだが、これがちょっと変わっていて、溝が1本しかない。障子の開け閉めの溝、普通は障子が2枚だから溝も2本なのだが、それが1本しかない。1本で2枚の障子、どうやって開け閉め可能か、言葉での説明は難しいので写真を見てほしい。障子の一端に出っ張りがあって広い溝の中で位置が決まり、その隙間を別の障子が走る。そんな構造である。複雑に見えるが開閉はスムーズである。
これと同じ障子、奈良の今西家書院で見たことを思い出した。こちらも室町時代の建物である。Wrbで調べてみると、この障子、”猫間障子”と呼ぶことが書かれていた。猫は前足と後ろ足が、1本の線をなぞるようにあるくから、とのことである。この構造、当時は溝を切るのか大変だったため、1本で済ませられるこの構造も使われたらしい。そういえばこの障子の上、今なら溝を切って作るのだが、細い木を別に打ちつけるようにして作ってあった。溝は、鉋が使えれば切ることは可能だけど、台鉋が出来たのは室町後期以降らしいから、それ以前はちょっと大変だったことと思う。とはいえ、溝が必要なことには変わりない。1本にするとよりすっきりとするし、その構造も面白い。当時の匠が技巧遊び的に考えだしたのかもしれない、と思ってしまう。

さて、Webで”猫間障子”を検索すると全く別のものが多数検索される。障子の一部を開閉できるもの、である。1本の溝で開け閉めするものは”子持ち障子”とも言うらしい。で、一部が開け閉めできる障子というと、私は雪見障子を思い浮かべる。これは、障子の下の部分が上げられるもので、現在のものは風などが入らないように開いた下の部分はガラスになっている。ガラスが使われているのだから、比較的新しいものだろう。猫間障子と雪見障子の違いは、ガラスの有無や開け閉めの仕方などになるらしいが、猫間障子でもガラスがあったりするし、雪見障子とほとんど同じものもあったりする。地域の違いがあるらしいことも書かれている。逆に雪見障子で調べると、開閉できずに下がガラスになっているものを指す場合もあるらしい。

猫間と雪見、言葉の違いだけど、私としては1本溝が猫間、開け閉めが雪見、という方が言葉として面白く、風流に感じてしまう。雪見障子、どこか”香炉峰の雪”に似た雰囲気があるように思えるからだろうか? 


猫間障子の下の溝
幅の広い溝が1本である。奥の障子の左端が幅が広い。



上の部分。黒い木が打ちつけられている。黒いのは漆を塗ってあるからだそうだ。


タバコの不思議  2011/05/19
まずお断りしたいのは、私はタバコは吸わない、ということである。その上でタバコに関して不思議だな、と思ってしまうことを書く。もし、タバコ好きな人から心理上の補足があれば非常にありがたい。

で、本題である。タバコ、いろんな銘柄が売られている。しかし、愛煙家は好みの、同じ銘柄のみ吸う人がほとんどだと思う。ある日、話をしていて、好みの銘柄が売り切れで、別の店に行ったけどそこにもなく、結局買わず仕舞いだった、とのことである。タバコ、嗜好品だら当然好みはあると思う。でも、他の商品で、いつも買うものが品切れだから買わない、というものは私にはない。たとえば同じ嗜好品であるお酒。好みのビール、○社の□がないから買わない、というのは聞いたことがない。唯一の例、コーラだろうか? アメリカでは、コーラは(たとえば)Cでなくてはだめ、という人もごく少数いるらしい。
そして、愛煙家の何人かに、よく買う銘柄にたどり着くのにどれだけ吸ったか、というとそんなに多くの種類を吸ったわけではないような答えが返ってくる。つまり好みの銘柄、いつのまにかこれに決まった、なんとなく、といった程度との答えである。この中には、”好みの銘柄がなかったから買わなかった”人も含まれている。

嗜好品などでの好み、これに関しては私もそんなに多くのものを試して決まるわけではない。メーカや商品のイメージにも左右されると思うし、身近な人の評価にも左右されると思う。そんな中でいくつか試した中で一つに落ち着くことが多いと思う。だから、いつのまにか、というのも分かるし、なんとなく、というのもよく分かる。
似ているようで違うもの、これは私の場合はコーヒー豆である。私の場合、3-4週間で使いきれる量、2種類を買う。実は私には好みのものが一つある。セラードマウンテンである。苦味と酸味のバランスのよい品である。ほぼ毎回、これを買っている。これが定番になるのは、一瞬で決まってしまった。なじみのコーヒー豆屋でこれを新しく仕入れたときに薦められ、それが好みに合ったからである。品質も安定しているので安心して買える品である。だからほぼ毎回、これを買っている。
ではもう一つは? これがばらばらなのである。酸味の強いもの、苦味の強いもの、個性的なもの・・・。一定しない。逆に、続けて同じのを買わないようにしていたりもする。その中には、好みに合うけれど毎回入荷していないようなものもある。だから、入手しにくいものが重なると定番のセラードマウンテンを外して買うこともある。

こう考えてくると、タバコの銘柄、不思議に思えてしまう。違いは? と聞いても納得のゆく答えは帰ってこない。ただ、明確な違いがあるわけでもないようだ。ならば、好みは好みとして、品切れなら違うものを買ってもよいのでは、と思えてしまう。もしそうではなく、違うとすればタバコだけ特別なのかな・・・となると、タバコを吸わない私には分からないことなのかな?

自動車、日常の燃費向上策  2011/05/14
私の車に燃費計が付いていることは以前書いたとおりである。ガソリン消費、たとえば山道みたいなところのドライブを楽しむなら、これは遊びなので少々多くなってこれは仕方がない。だけど、普段の通勤や買い物、ではなるべくなら無駄にガソリンを使いたくはない。同じように考える人、あるいは少しでもガソリンを節約したい人もいると思うので、ガソリン節約の一例を紹介したいと思う。

ここで一般的な走行を考えてみる。たとえば信号待ちなどで止まった状態から発進するとき、最初はアクセルを踏んで加速し、速度が上がるにつれてアクセルを徐々に緩め、最後はアクセルも速度も一定の状態になる。一定尾速度になっても、他の車との関係で速度を上げたり下げたり、また上り坂や下り坂でアクセルを踏んだり緩めたりすることになる。だけど、ある程度流れの良い平坦な道路では、アクセルがだいたい一定になる。その後、停止信号などでブレーキをかけ、減速、停止する。街中だと課減速ばかりになるが、郊外などでは一定速度の時間も長くなる。

このサイクルで、低燃費走行にはいくつかポイントがある。
・加速でのガソリン節約
・一定速度での節約
・ブレーキでの節約
それずれに分けて書いてみる。

●加速時のポイント
加速でのガソリン節約、というとゆっくりゆっくり加速、と思われるかもしれない。が、必ずしもそうではない。加速の度合いと燃料消費であるが、ゆっくりした加速と流れに乗る程度の普通の加速とでは、案外差が少ない。燃費計で見ていると6Km/lと5km/l程度の差に見える。加速が遅いと一定速度になるのに時間がかかる。それだけガソリンを消費する時間が長いことになる。一定速度では、速度にもよるが、14-20Km/l位になるので、加速の際の燃費に差がないなら、さっさと加速して一定速度にしてしまった方がガソリンを節約できることになる。
もちろん必要以上の加速はガソリンの浪費である。私の車では全開加速するとものすごい消費になる。流れに乗る程度の加速で十分である。


●一定速度でのポイント
一定速度でのアクセルであるが、加速から徐々に緩めた状態では、実は踏みすぎのことがある。速度が一定の状態でほんの少しアクセルを緩めてみて欲しい。緩める量、車にもよるが、1mmあるいはそれ以下かもしれない。もしわずかに緩めても速度が落ちなければ、そのわずかな分、アクセルを踏みすぎだったことになる。もし、アクセルをほんの少し緩めただけなのにちょっと間をおいてみると速度が落ちていた、とするとそれは適正なアクセルであった、ということになる。この差、非常に微妙な違いで、ちょっと戻しすぎるとじわーっと速度が落ちてくる。加減が車によっては難しいかもしれない。

このわずかな差、私の車の瞬間燃費で見ると3Km/L程度以上の差となる。燃費で言うと、13Km/Lと16Km/l程度の差だったりする。速度によってはこの差は更に大きくなる。これは長距離になると相当大きい。100km走るのに7.7Lいるか6.3Lで済むか、値段にして220円位の差になる。実際には、アクセルが一定、と言うわけには行かないので一定速度の部分だけでこれだけの差にはならないが、それでも違いは出てくる。逆に、一定速度から少しアクセルを踏み込んでもほとんど加速しない。しかし、これはかなり燃費が悪くなる。10km/l位に落ちたりする。こうなると100km走るのに10l必要であり、570円位高くつく。
また、私の車では、ほんのわずかに減速する状態はものすごく燃費がよい。20km/lあるいはそれ以上になる。但し、多少減速してしまうので再加速が必要になることもある。逆に、街中はすぐに減速がいるのでこれでも良い、といえる。

私の車、以前はターボ車でブースト計が付いていたのでその表示を参考に無駄なアクセルを抑えていた。今は燃費計が参考になっている。一度アクセルを離して再度踏みなおして燃費計を見て、ということもあるが、これは燃費計などを見ているから出来る操作だと思う。実際の最低限のアクセル、これは今お乗りの車で試してみて欲しい。一定速度をかろうじて維持できる、あるいはほんのわずかに速度が下がる状態のアクセル位置である。車によってはエンジン音が微妙に変わったりもする。
また、逆に先行車との間隔が開いてほんの少しだけ加速したいとき、ほんのちょっとアクセルを踏んでも無駄、ということになる。だったらやや大目に踏んで加速、アクセルを戻して一定速度にする方が燃費はよいこともありそうだ。

実はこの最低限のアクセル、相当まえにJAFの雑誌で紹介されていたものである。既に実践していた方法なのだが、燃費計でその差を見て効果に驚いた。

●減速でにポイント
減速、今の車は走行中にアクセルを離すと燃料供給が止まる。つまり、ガソリン消費はゼロである。従って、いかに早くアクセルを離すかがポイントとなる。
先の信号が赤なのにぎりぎりまでアクセルを踏み続け、急減速するのは最悪の運転である。走行のガソリンに加え、停車中のアイドリングのガソリンも必要になる。そして、待ち時間が長いだけで所要時間も同じである。信号と流れを見ながらアクセルを離し、ゆっくりと減速する。待ち時間が減るのでアイドリングのガソリンも要らない。更に停止しないで再加速できるなら燃費はより良くなる。私の場合、通勤の帰宅時は他車が少なく、信号パターンを読みきれることもあり、500m以上アクセルを離して走ることもある。もっとも、後続車がいらつくこともあるので、先ほどのほんの少しの減速を続けることでガソリンを低減させたりもしている。もっとも、他の車も信号パターンを熟知しているので無駄に追い越す車は比較的すくないのだけど。

また、加減速自体を止めることも重要である。一定速度と加速状態とではガソリン消費に大きな差がある。多少車間を開け、前車がブレーキを踏むようなときでもアクセル操作だけで車間を調整できれば再加速分などを抑えることができる。私の場合、通勤でもブレーキを踏む量が非常に少ない。前乗っていた車、前輪が8万Km,後輪は14万Km,ブレーキパッドの交換が不要だった。


さて、これらのこと、なにかヒントになっただろうか? 数年前、ガソリンが200円/L近くになったとき、これと似たような運転をする人が増えた。遠い信号が赤になったとき、私はアクセルを離して減速すると並行する車はアクセル分先行したものだったが、そのときは同時にゆっくりと減速することが多かった。その後、以前と同様にアクセルを踏む車が増えてしまった。
今後ガソリンの節約は更に重要になると思う。これがヒントになれば、と思っている。ちなみに私の燃料消費、朝の通勤時で8.5Km/l、通勤帰宅時で9.5km/l、市街地への買い物のみの場合は7km/l、高速道路/郊外のバイパスでは14Km/l程度である。

IE9  2011/05/11
ブラウザーをInternetExplorer9変えた。新しいものは少々心配であるが、IE9はかなり高速化している、とのことなのでおかしなことが起きれば戻すつもりで変えてみた。
使った結果であるが、なかなか動きが早い。写真の多いページなども早く開いてくれる。一度開いたところは更に高速に表示される。いまのところ目立った不都合はないので、このまま使おうと思っている。動きが早いのは、マルチコアとGPUに対応したからなのだそうだ。マルチコア対応は少々気になるが、Webを見るだけでは処理時間が短いのでCPUの使用率自体はそれほどにならないが、4つ分同時に動いていたりするので、マルチコアへ対応しているのかな…と感じる。GPUは、グラフィックボードの機能を使って表示を高速化するものである。今ならどちらも有効に機能するPCが少なくないと思う。

IE9、現在の私のHPのWeb解析ではIE9はカウントされない。その他に分類されてしまうようで、利用している人の数はわからないが、その他が20%近いので、IE9も案外多く使われているのかもしれない。





新聞記事、見解の相違?  2011/04/24
地元の新聞に海外観光客の減少の記事が出ていた。団体客が減っているそうだ。記事では、十数台のバスがいたのがゼロになったとか・・・。そして、観光客のほとんどいない写真が掲載されていた。
でもこれ、嘘ではないけど正しくもないかな、と思えてならない。確かに外国の団体客は減っているのだろう。でも、韓国や中国のグループは何組も見ている。そして、先週末は桜のピークだったので見学客は非常に多かった。(多くは日本人だけど)
ニュースとしてはほとんどいない、ということを伝えたいのだけど、私としては減っている、日本人観光客はまだ多い、みたいな記事にしてほしかったのだが・・・。

Blu-ray導入記  2011/04/23
ようやくBlu-rayを入れた。パソコン用とテレビ用、2台同時である。

パソコン用、当然光学ドライブとしてDVDが入っていた。書き込みも可能なものである。大抵の用途はこれで十分なのだけど、最近はパソコンをテレビ番組の録画に使うことも増えてきて、地上デジタル化で必要な容量が大きくなってきた。録画番組をDVDには書き出すには容量が不足し、画質を落とさないと入らない。せっかくの高画質なのにもったいない気がしていた。もうひとつ、DVDは以前はデータのバックアップに使っていたが1層のものは4G少々しかなく、200Gを超えるデータのサイズを考えるとバックアップは非現実的であり、DVDでのバックアップは止めてしまっていた。Blu-rayの大容量は魅力であったけれど、出始めは3万円程度と高価だったので見送っていたのである。ドライブ、一番安いものが1万円を割ったのでようやく買ったのである。ただ、大容量のBD-XL対応のドライブは、パソコン用はまだ高価なので2層までのものを選んだ。もっとも、BD-XLの4層は100Gとはいえ媒体がものすごく高く簡単には使えない。
テレビ用、実は録画はいまだにテープを使っていた。もちろんアナログ放送専用で、今年の7月で使えなくなる。買い替えが必須ではあった。DVD再生機器は持っていたけれど古い機器のため、パソコンで録画した番組をDVDにしてテレビで見ようとしても再生できない、という不便な状況にあった。これも買い替えを抑えていたのはやはり高価だからであった。

さて、Blu-rayである。DVDに比べて容量が大きくなっただけであるが、映像を扱う上ではやはり便利である。パソコンのTV録画用のソフトでの書き込み、DVDでは変換も含めて2時間以上かかっていたのが10分少々でできるようになったのは意外であったけどこれは非常にありがたい。これでTVの録画が非常にやりやすくなった。
バックアップ、私の場合、ハードディスクに2重3重に格納してバックアップとしている。これを更にBlu-rayに、となる。これは2層の媒体が高価なので割安な1層(25GB)を使っているが、それでも容量が大きいのでまだバックアップ対応が可能である。写真などは非常に容量が多いので必要な枚数は多いけれど、写真は原則全て残しておきたいので、1枚分が溜まったところで格納してゆけば足りる。

パソコン用はドライブを入れ替えるだけなので比較的簡単であるが、TV用となるとこれがものすごく面倒であった。Blu-rayを入れるため、TV周りの配線を大幅に変える必要があった。TVとBlu-rayに加え、AV用アンプ、DVD/LDプレーヤー、CD/MD(もう使っていないが・・・)があり、ビデオテープの2台もしばらくは外せない。これにパソコンも相互に接続している。このため、切り替え器を使っていた。テレビには4台つなげるし、AVアンプも数台、機器をつないで切り替えることが出来る。
これをどう使って繋ぐか・・・。当初は切り替え器に集中することで網の目みたいだけどある意味シンプルに接続できていた。が、今回は更に複雑な要素がある。デジタル音声とデジタル映像である。AVアンプには5スピーカで後からも音がするようになっているのだが、そのためにはデジタルで繋がなくてはならない。その入力が2つのみ。一つは旧DVD/LDの同軸ケーブル。もう一つは光。これはBlu-rayにしなくてはならない。テレビの5.1ch放送がただのステレオになってしまうが、もともの5.1chの放送はほとんどないからこれは諦めることにした。結局、録画はBlu-rayに絞り、古いテープなどの録画も限定することで複雑だけど配線は余るような繋ぎ方となった。配線換え、これもまた大変だった・・・。

Blu-rayの導入で録画環境など非常に便利になった。最近は新しいものは値が落ち着いてから、というのが多かったけど、Blu-rayはもっと早く入れても良かったかな、と感じた次第である。

ところで・・・TV用のBlu-rayである。
家族が2番組同時録画可能なものがどうしても欲しい、というので対応機を選んだ。2番組対応、メーカにもよるが5千円‐1万円ほど高い。でも、結果論だけど、パソコンでも2番組録画できる。そもそも2番組同時に録画したいことはそう多くない。パソコンから簡単に、短時間にBlu-rayに書き込めるなら、2番組対応機でなくても良かったかな? と思えてきた。


老舗菓子店にて  2011/04/02
続いて和菓子屋の話。といっても全く別の店である。
金沢には非常に多くの和菓子店があり、今日寄ったのもそのひとつである。店、古い建物で風格があり、気になっていたのだけど寄ったのは初めてである。現在の主人は5代目だそうで、長く続く店ではあるけれど、金沢ならもっと古い店がいくつもあるかな、と思う。だけど、古くからのやり方を守っているそうで、とても頑固な職人さんだそうだ。
午前中に寄ってみると、売られているお菓子の種類は非常に少ない。ゆず饅頭と花見団子、桜餅、六方焼。この四種類位だった。最近の店は小さなところでも十数種類はあると思うのでとても少ない、と思う。日持ちのしないものばかりなので、作り置きができないのだろう。この中から桜餅と六方焼を求めた。
ガラスのケースから六方焼が出た時、香ばしくて甘い匂いが広がった。聞いてみると出来たばかりでまだ暖かいのだそうだ。これを経木に載せて紙で包んでくれた。経木、以前はよく見たけれど今はほとんどなくなってしまった。これまた頑固さの表れなのだろうか。
出来たてと聞いて家に帰ってすぐに食べてみた。六方焼、香ばしくてとてもおいしかった。中心のあんこ、少々固い感じがあるが、これは焼いた事もあると思う。小豆の、甘さを支える豆としての美味しさを感じる。十分甘いのにいくつでも食べたくなるような味である。
もうひとつの桜餅、これは米がそのまま残るような餅だった。”桜餅”と書いたけど名前は違っているかもしれない。中のあんこは漉し餡。こちらは冷たくて口の中で溶けるような心地よさである。
どちらも今までこの店に寄らなったのがとても惜しいと思う味だった。
ところでこの店の建物、大正時代だそうだ。古いけれどしっかりした建物、思っていたより新しいがそれでも100年近い。この店を見るだけでも価値があるように思える.



老舗菓子店にて  2011/04/01
老舗菓子店にて、気になることがあった。金沢にとって重要な店でもあるので、愚痴がてら書いてみたくなった。

金沢のある和菓子店にちょっとした資料の展示ができた。早速行ってみると、展示は菓子の型に限定しているため、分野は狭いものの充実した展示になっていた。興味深く見ていたのだが、あとから入って一団が非常に騒がしかった。美術館でもこういう人、非常に少ないけれど見掛けはする。不快ではあるれどまあ仕方ない、と思うことが多い。今回、そのうち出ていったので気を取り直してもう一度主要な品を見て下に下りた。
が、その一団の中の子供が店内を走っているのが見えた。そして、店の奥に入っていった。そういえば、さっきのその話し声の内容、経営者に関係ある人のような感じではあった。資料館の話し声だけなら不快、と思う程度だけど店の中を走り回るとなると別である。家庭的な店ならそれでも良いけど、江戸時代から続く老舗でこれはないだろう、と思う。それもあって、上生菓子などを買って帰るとき、つい店員さんに苦情を言ってしまった。

これだけならそれで終わったのだろうけど、そのとき買った上生菓子、整形が悪くてあんこがはみ出していた。そんな大きなこととはいえないけれど、2つ重なるとさすがに気になり、店にメールを送ってみた。
翌日、早速電話がかかってきたそうだ。それを聞いて更にメールを送ってみると、今度はメールで返事があった。しかし・・・電話もメールも余計不安になる内容だった。メール、”指摘を重く受け止め、改善する”との形式的な内容であった。電話では、走っていた子供は従業員の子供で・・・とのことであったが、メールには一切触れていない。苦情、本人には直接伝わっていないのだから電話で伝えた内容も記載すべきだろう。考えてみれば”従業員の子供”というのもおかしい。もし普通の店員の子供ならしかるべきひとがきつく注意しただろう。店員も注意できないとすると、やはり経営者に関係する人なのだろうか? と思えて、それを隠しているのでは? と感じる。

もうひとつ、上生菓子の不良も気になるところである。上生菓子、ひとつひとつが職人さんの手作りなのだから、時には不具合もあると思う。しかし、それがお客に行く前に確認する手段はいくらでもある。職人さんはもちろん、店頭に運ぶ人、それをケースに並べる人。そして最後に客に手渡す人。少なくとも4回は従業員が手にするのである。その4回、全てで誰も気がつかなかったか、見もしなかったか、あるいはこれでよい、と思ったか、となる。つまり、品質管理の感覚が全く無い、あるいは品質管理のシステムが無い/あっても機能していない、となる。ひょっとしたら、重要ではない客、観光客なら、交換に来店することなど無いだろうからこれでよい、と思ったのかもしれない。としたらこれは更に大変なことである。
これは同じ金沢にある別の菓子店での経験である、その店、箱入りのほか、菓子をばら売りしていて、お客が個々に選んで買うこともできる。私が自宅用に買ったとき、店員さんが最後にチェックしてその一つに不具合があり、交換したことがあった。厳しくいうなら、交換の必要な品が店頭にあることも問題であるが、最終チェックで店員さんが不具合の発生を防いでいるのは、品質管理のシステムがあって機能している、ということである。

更に厳しくいうなら、店員に苦情を上げたのにその場で対応できなかったことも問題とも言える。ある有名な旅館、苦情はそのお客が帰るまでに解消するのが原則だそうだ。もしチェックアウトの際にクレームを上げたなら、その場で上位の人などが対応することだろう。今回、その動きは無かった。店員から上に報告が行き、すぐに対応するつもりだったなら、たとえ店を出ても間に合いそうなら上の人がすぐに飛び出してきたはずである。ひょっとしたら、上に伝わっていない可能性もある。これもまた、不十分な対応ともい得る。

家に帰って話すと、その店の店員、応対が悪いことが増えてきたという。また、Webでみると不満の書き込みは少ないものの、その少ない中に”激怒した”というものもあった。そういえば、店頭で私が承認の並ぶケースに近づいてもそのままケースを拭き続けていたこともあった。ケースを拭くのはもちろん重要なことだけど、客が近づいたなら、商品を見るのに邪魔になる可能性のあることは止めるべきだろう。
これらのこと、店員の向く方向がお客ではなく管理者になっている可能性もあるかな、と思えてきた。これも一部の会社で時々あることではある。この老舗、一度倒産して立ち直っている。もし、その危機感が薄れて、あるいは立ち直りで誤った方向に向いてしまったとすると非常に気になる。この店に万一のことがあったなら・・・この頃からもう兆しがあったとなるのかな・・・と思ってしまう。
この店が消えてしまうととても残念なのだが・・・。

お好み焼き、箸で? コテ(へら)で?  2011/03/20
福山で、博物館を回り、次の博物館の前に昼食を? と思いながら歩いていた。手早くうどんかラーメンかな、と思っていたらふいにソースの焦げた香ばしい匂いがしてきた。お好み焼き? と思って進むと見落としそうなくらい小さな店が見つかった。暖簾が出ているけれど、店の雰囲気がちょっと入りにくい、そう思えてしまう店だった。

初めての飲食店に入ること、私にはちょっと勇気がいる。入りやすい店は、というと料理や値段がはっきりしていてなおかつ店の中の様子が分かるところである。ほぼ満席だと相席になるかな? と思うとちょっとはいりにくいし、逆に食事時なのにお客が全然いないと不安になる。一人だとカウンター席があれば入りやすい。だから、店の様子がわかると安心できる。牛丼やカレーなどのチェーン店はどこも作りが似ているので安心できる。だか、この店はどちらもわからない。暖簾が出ているから営業しているし、模様ガラス越しにお客らしい姿もみえる。お好み焼きなら値段もたかくなかろう、と思い匂いにつられて入ってみた。
思ったより店は狭かった。店の真ん中に大きな鉄板があり、その周囲と壁に向かうカウンター的な席が並ぶ。椅子は12くらいはあると思うが、店の真ん中に鉄板があるので狭く、3人座っているだけなのにこれだけで一杯に感じてしまう。作っているのはちょっとお年のおばさん。これも意外だった。声をかけ、3人をかき分けるようにして空いている一番奥に座る。ゆっくり店を見渡しながら目に付いたメニューを見るとこれがまた安い。お好み焼きは卵入りと牛肉卵入りしかなく、320円と350円。あとは焼きそばと焼きめし。これは350円。大盛りは450円。札は多そうだけど、焼きそばと焼きめしとお好み焼き。実質3つしかない?
さて注文はなにを? 座って前を見ると鉄板では焼きそばと焼き飯が作られている。ソースがたっぷりかけられ、おいしそうな匂いがする。食べるとするとやはり暖簾にあるお好み焼きかな、と思っていたけどそば入りの焼きめしもおいしそう、と思った。注文がまだ聞かれていながあわてることは無いだろう。2つが出来て皿に盛られたところで注文は? と声がかかったが聞く方向が違う。まず入り口で先に座っていた人だった。”にく玉そば入り!” メニューには無いけどそば入りのお好み焼きもできるようだ。値段が気になるけどたいしたことはなかろう、と同じものを注文した。その後に入ってきた人が焼きそばのダブルを注文、その間最初の一人が帰り、2人目が帰るところでその焼きそばが出来た。が、注文主が壁に向かって座っているので気がつかない。帰る人が代わりに受け取って手渡す。おなじみさんなのだろう。なんか家庭的な雰囲気のある店、と思っているところでお好み焼きが焼き上がった。焼きそばなどは皿に盛ってくれる。だから、席は壁に向かう席でもよい。だけど、好み焼きは鉄板で手前に移しただけだった。

ここで本題である。お好み焼きは箸かコテか? 私は普段、お好み焼きは皿に盛られたものを箸で食べていた。だから、店に入ったとき、食べ方は? とちょっと心配になった。幸い、同じお好み焼きを食べる人がいるので、コテの使い方を見て真似た。正直なところ、ちょっと食べにくかった。口の周りにソースがついてしまう。が、これは初めてだからだろう。どちらでも良いが、なんとなく箸の方が食べやすいようにも思う。
味・・・これは良かった。が、ソースが少し濃い? ビールと一緒なら丁度良いと思う。飲みたかったのだが、残念ながらこの店での飲み物は水とコーラ(100円!)だけ。おばちゃんに言えばビール持ち込ませてくれたかも? 
で、値段である。大盛り扱いで450円。十分安いと思う。で、私と同じ時間に食べた人、近くで働いている人のようだけど、みんな450円を払っている。つまり全て大盛り。焼きめしにそばが入っていたのもそば入りを注文したのかも? 
安くておいしい、やはりうれしい。
過去の経験、逆は真ならず  2011/03/16
Webのニュースで、
「津波のときは井戸を見ろ」 先人の教えで津波避け助かる
とういうのがあった。過去の地震でのお年寄りの体験談、「津波の時は井戸の水が引いて、ゴボゴボという音がする。」というのを聞き、今回井戸に異常があったのを見て異常を感じ、すぐに逃げて助かったというのである。
これ、実は危険でもある。津波と井戸に明確な関係はない。ただ、地震により井戸に影響が出ることはある。そして大津波のくるような大地震となると井戸への影響もありえる。そしてなにより怖いのは、井戸に異常がないから安全、と誤った判断をしてしまう可能性である。似たようなことは他にもある。「海が引くと津波になる。」これは正しい。しかし、海が引いていないからまだ津波は来ない、は誤りである。引き潮にならずにいきなり大波が来ることもある。
津波、実は先人の経験は必ずしも正しくない。津波、多い地域でも頻繁にあるものではない。更に、同じ場所でも津波の性質に違いがあったりするので被害の起き方も違う。だから、経験が生かしにくい。これは実際にあった例であるが、比較的近くにあるA地域とB地域、前回の津波ではA地域で大きな被害があったのにB地域は被害が少なかった。このため、B地域は津波被害がない、と信じられてしまった。しかし、次の津波では、B地域を津波が襲い、避難しなかったために大きな被害が発生してしまった。

古来からの伝承、頭から否定するつもりは全くない。しかし・・・必ずしも正しくないものも交じっている。そして、逆の判断をして安全と誤った判断をしてしまうこと。これは非常に危険である。
もっとも・・。今、覗ける井戸はほとんどないから、この例では誤った判断をする危険はほとんどないか・・・。

地震とインターネットの関係?  2011/03/15
東北での地震、被災された方にはお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

さて、私のWeb、アクセス解析が可能であある。ページ全体でのアクセス量、3/14以降大きく減った。週末、平日よりは増える傾向があるのだけど今週末は平日の半分、普段の休日の1/3程度まで減っていた。これはある意味当然だと思う。東北はもちろん、関東での被害があり、インターネットアクセスを楽しむようなことは当然控えられると思う。また、電力不安もある、連絡や情報収集のためのインターネットアクセスは重要だけど、それ以外は・・・。という傾向もあると思う。
しかし、本日3/15は少しだけ増え始めた。といってもほんのわずかだが・・・。多少でも安定に向き始めたのなら嬉しいことだけど、これはまだまだだと思う。


地域紹介、こんなもの?  2011/03/05
愛知県の会社の社員食堂、各地の郷土料理も出している。その中に金沢の治部煮があった。治部煮は、鴨に加賀野菜、すだれ麩などを煮て、薬味としてわさびを載せたものである。社員食堂ではさすがに鴨は無理だけど、これは金沢でも鶏肉で代用することはあるので仕方ないだろう。そして、すだれ麩もなく、わさびも載っていなかった。味付けは治部煮らしいので、治部煮風の煮物と言う感じである。地方独特の料理、独特の食材や調味料、入手しにくいものもあるので仕方ないと思う。特に海外の料理になると独特すぎて日本人に食べにくい場合もあると思う。そういう面で、実際とはちょっと違うのはある意味当然と思う。ただ、そういうのを食べてそれが本物、と思ってしまうと困るかな、と思った。


さて本題である。ある地域の風習などを紹介する番組で、石川県というより金沢を紹介していた。金沢市民としては、納得するところもある一方、違うなと思うことも結構あった。こういう番組、どうしても面白く作らないといけない一面はあると思う。だから、少々オーバーになるだろう。○○県では□□、というとその□□は100%ではないにしても80%位に思えてしまう。が、実際は40%だったりする。その40%も他県にはないものだから地域性としては十分高く紹介すること事態になんの問題もないのだけれど、地元の、その40%に入らない人にとってみれば”ちょっと違うぞ”となるのは仕方ないことだろう。最近は取材した中の割合を出したりしているのでその点は好感を持てる。が・・・
 ・金沢は寒い?
  確かに冬の平均気温で見ると東海側に比べて1〜2度低い。だけど、雲りがちなので朝の冷え込みはさほどにない。氷が張ったりすることは少なく、霜柱は見られない。ただ、日中の気温が上がらないので平均気温では寒い。
なお、今年の取材だと思うので雪景色が多かった。今年は少々雪が多かったけれど、それでも雪が降った日はそれほど多くは無い。よくこういう日に取材したものと関心した。もちろん兼六園などは地元のテレビ局が撮影したものだろうけど。
実際には、冬でもきれいな雪が見られる日は少なく、観光客から”雪景色が見たかったのに”とよく言われる。


 ・雨が多い?
  降水日数は、統計上は多い。年間1xx日で、2日に1回は雨または雪、なのだそうだ。でも、実感としてはそんなに多くは無い。降水日数、夜中に1mmでも降ればカウントされるので他の地方でもこの数字は意外と多い。また、冬に雪が多いことによる違いで、それ以外の季節は大差ない。
ついでに言うと、この番組、統計的な数字を出すのに県単位だったり市単位だったりする。これは、おそらく高くなっている数字を選んだのだろう。3位4位では番組としては面白くない。更に言うと、平均との差が小さいことも結構あるので注意が必要である。


・茶屋街、武家屋敷の面影?
 正確な表現は覚えていないが、茶屋街に武家屋敷の面影が残ると解釈されそうなことが言われていた。茶屋の建物は、これは普通の町屋とは別の造りであり、当然武家のものも違う。映像でも肝心の古くからの建物が紹介されているわけではない。誤解されそうに思う。

・加賀美人?
 金沢美人が多いのだそうだ。私にはそうは思えないのだが・・・? と書きすぎると石でも飛んできそうなので止めるが、着物美人も紹介されていた。日中でも確かに見かけるけど、特別な商売の人などは別にするとその中の人には意外と観光客が多い。これは、京都の舞妓さん体験と同様、観光客向けに着物を貸してくれるところが結構あるからである。
なお、結婚式となるとさすがに留袖などは多く、手書きの加賀友禅も多数ある。


・弁当忘れても傘忘れるな
 これは確かに言われはする。だけどこの言葉、山陰あたりでも言われているらしい。私としては、やはり弁当を忘れたときの方がショックは大きいと思う。

さて、地元の人間から見れば厳しく書くのは当然だと思う。面白い番組にするには誇張もいる。だけど、知らない地方のことをみて誤解する危険もあるので注意は要ると思う。私自身、そう思って見ているのだが、それでも誤解はあるかと思う。
もっとも、私の場合、何度も足を運んで博物館などを見ているところが結構あるので、気になることも多いかとおもうのだが・・・。

現代のカミナリ族その2 松の廊下  2011/02/21
以前、海外のホテルを走り回るカミナリ族の話を書いた。静寂なホテルの中でキャスター付きの荷物をガラガラと大きな音を立てて走り回る人たちのことである。このカミナリ族、老舗旅館にも出没しているのだそうだ。

ある旅館、廊下に松の長い板を張ってある。写真で見るとある程度長い廊下だけど板に継ぎ目が無い。こういう長尺の松、もう手に入らないのだそうだ。長井間手入れされた松の板、年月が色に出て非常に良い雰囲気になっている。その廊下をカミナリ族はおかまいなしに荷物をゴロゴロと引きずるのだそうだ、柔らかい板なのでどうしても傷がつく。当然、旅館側は荷物を持とうとするが、”気を使わなくて結構です”などと返されるのだそうだ。旅館の女将、内心では”あんたに気を使っているのではなく廊下に気を使っている”と言いたいのだそうだ。
そして、その硬いかばんを床の間に置いたりする、とのこと。一段高いところはまだましで、部屋の一部を板にしただけの床の間などまるで荷物置き場みたいになることもあるそうだ。床の間、ここも古い一枚板だったりする。室内のことなので見に行くわけにもいかない・・・。そして帰り。旅館は、通常は部屋に旅館の人を呼び、支払いを済ませるのだが、カミナリ族はいきな玄関にゴロゴロと雷鳴を響かせながらやってくるのだそうだ。これが若い人だけではなくある程度のお年の人もやってしまうのが現代だとか。正直な話、ホテル泊の多い私も不勉強にて旅館の支払い方を知らなかった。温泉旅館はホテルと同じだし・・・。

廊下などの傷、旅館の人、気が気ではないことだろう。松の廊下だけに刃傷沙汰になりかねない? (もっとも、傷を負うのは廊下であるが) 
以前、ホテルの泊まり方、なんてイドブックにあったと思う。でも今は逆に旅館の泊まり方、なんてガイドブックに書かないといけないのでは? というのがその老舗旅館の女将の言である

酒の好み  2011/02/19
私の実家、富山県の西部であるが、ここでお酒というと”立山”である。近所の酒屋さんに”お酒を持ってきて”とだけ言うと立山の本醸造が届く。私の父は大酒飲みであるが、日本酒といえばこの立山の本醸造、である。焼酎などはいろいろ飲むようだが、、日本酒は他のは買わない。
私は? というと大酒のみには程遠いが、多少は飲む。日本酒は、何でも飲む。ただ、立山の影響か、辛口が好みである。しかし、原則はその土地の酒を飲む、ということである。たとえば京都で飲むときは京都の酒、である。大した物は食べないけれど、その土地で土地のものと飲むならその土地のもの、と思っている。(もっとも、住んでいるところの飲み屋では何でも飲むけど)
さて、旅行などの際にお酒を買って帰ることはよくある。これは、醸造元にいっても車の運転の関係で試飲などができないから、である。何を買うかといえば、醸造元の人に聞くなどして、その土地らしいお酒の中から選んでいる。好みの辛口には全くこだわらない。それで失敗したことはない。
で、実家にも時々お酒を持って行くことがある。立山以外の、評判の良い酒だったり、吟醸大吟醸だったりする。しかし、父は一口飲んで”やっぱりこれ(立山の本醸造)でないと・・・”である。おいしいと思うものを持ってゆき、また自分で呑んでおいしいと思うのだが、これではいまひとつ張り合いがない。

先日名古屋に行くと、京都のキンシ正宗でちょっと特別な作り方をしたお酒。以前非常においしいと思ったものである。つい買ってしまった・・・。名古屋で買うなら名古屋の? なにごとにも例外はある・・・。

私のプリンタ遍歴  2011/02/17
つい先日、初めて家庭用低価格プリンタを購入、意外な性能のよさに驚いてしまった。プリンタ、実は私はちょっと変わったものを結構使ってきたように思う。それについて書いてみる。

プリンタ個人でも買うようになったのは初期のパソコンの時代である。パソコンは8bitで、プリンタはドットインパクトプリンタであった。これは、紙に、インクを染み込ませた布越しにピンを打ち付けて印字するものである。機械的に打つからカーボン複写が可能なので現在でも伝票印字に使われている。その構造上、非常にうるさいものであった。音が大きなだけでなく高い音なので非常に耳障りであった。印字は黒のみで、一部で黒と赤の2色印字ができた。また、紙も現在のような単票ではなく、主に連続紙(ミシン目の入った長い紙)に印字していた。紙の幅、業務用には幅15インチであるが、個人用(家庭用という言い方は無かったと思う)には10インチ程度が多かった。印字はアルファベットとカナのみ。8×5程度の点で印字されていた。非常に荒い文字である。写真は打てない。プリンタ、この頃は個人で買った人は非常に少なく、扱える文字はアルファベットとカナのみなのでワープロにもならない。プリンタはプログラムを作るため、と言う感じだった。私も持ってはいなかった。
パソコンで漢字が使えるようになったのは次の16bitパソコンからである。漢字プリンタはその少し前からあったが、完全な事務用であった。8bitパソコンの時代はまだまだ続くが、私は16bit機を使い始め、プリンタもその少し後に買った。買ったのは業務用の15インチの漢字プリンタであった。価格は定価で35万円だったと思う。といっても、旧型なので定価の半額以下、家庭用15インチより少し高い程度であった。業務用漢字プリンタは24ドットが出始めた時期で、買ったのは16ドットだから荒い。このプリンタ、さすがに業務用と思う作りだった。印字も非常に速かった。その頃、友人が買った個人用プリンタ、高速印字できる、と自慢していたけど後で調べてみたら私のはそれより更に早かったのである。用紙はやはり連続紙中心で、手差しでA4などの単票も印字可能だった。一枚一枚給紙しながら使っていた。時々傾いて再印刷もあったりしたけど、十分使え、卒論をワープロで提出した。この業務用プリンタ、次も後継機を型落ちしてから買った。これも約半額であった。今から考えるとこのうるさいプリンタ、よくアパートなどで文句を言われなかったもの、と思う。パソコン自体最先端で使っている人もいなかった特別な時代だからかもしれない。
連続紙を使ったのは単票が使いにくいこともあったけれど、コンピュータの印字は連続紙、との思い込みがあったからだと思う。その頃、プログラムを作るには連続紙は便利ではあった。だけど、業務でA4にプログラムを印字しても何も困らなかったのである。もっとも、現実問題、単票を連続して給紙するには高価なオプションが必要だったし、紙送りの信頼性も悪くて送られなかったり重なったりもした。その点、連続紙は安心できた。

プリンタ、次の世代でようやく家庭用と言う言葉が似合い始めた。プリンタを広めたは熱転写プリンタである。これは、リボンのインクを熱で溶かして紙に印字するもので、構造が簡単なので安く、カラー印刷もできた。音も静かである。同じ頃急速に普及した個人用のワープロにも広く使われていた。熱転写は普通の紙にはインクがいまひとつ乗りにくくて印字の質が悪く、またリボンが特にカラー用は消費が激しくものすごく高価になった。同じ頃、ワープロ専用機に合わせ、パソコンでもワープロソフトが広がった。パソコンはものすごく高価であったけれど画面が広いので低価格ワープロより使いやすかった。一太郎が出たのもこの頃だったと思う。プリンタ、カラーは扱えたけど写真印刷はなかった。まだまだ文字中心の印字であった。そもそもパソコン自体まだ写真を扱えなかった時代である。ディスプレイは写真を扱うほど高画質ではなく、また写真を格納するほどの大容量の記憶装置もなかった。パソコンのメモリには今のデジカメ写真は入りきらなかったのである。
この時期、私が買ったのはまたもや業務用、インクジェットだった。インクジェットは今のプリンタの主流であるが、その頃のインクジェットは特殊なもので、今とは全く違うものであった。見た目はドットインパクトをそのままインクジェットにしたもので連続紙がメインであった。オプションの単票の連続給紙(A4などの紙に続けて印刷する機能。なんのことはない、今のプリンタの給紙とおなじである)も買った。印字は黒のみ。ドットインパクトの倍位の細かさで印字できたのだけど実際のところ、インクの飛び散りみたいなものもあり、滲みもあって印字はいまひとつではあった。でも、ドットインパクトとは違って静かだし、リボンを繰り返し使っての薄め印字よりは良かった。この頃から本式にワープロにも使い始めた。会報のような実用的な印刷にも使い始めた。まあまあ良いプリンタであったが、次のWindowsには対応がいまひとつであった。

次は初期のインクジェットの時代である。パソコンはWindowsになり、CD-ROMが使え、HDDも高価だけど使えるようになり、パソコンでも写真が使われ始めた。画面で写真を扱えるようになりはじめた。といってもデジカメはまだで、写真かフイルムをスキャナで取り込んでいた。フイルムをCD-ROMに取り込みサービスもあった。ようやく写真が扱えるようになり、プリンタで写真印刷も可能になったのである。プリンタ、ここで印字から印刷に変わった。
このとき私が買ったプリンタ、なんと熱転写であった。時代に逆行、ではなくて次世代熱転写というべきアルプスのMD-5000であった。普通紙にもかすれることなく、高画質でインクジェットと同等以上の写真印刷も可能だった。更に、熱昇華印刷も可能で、階調が出せるプリンタであった。インクジェットは、点を打つか打たないかなので、薄い色は白地に点がまばらになるような感じになるが、熱昇華印刷なら薄い色は薄い色として印刷できたのである。これは多くのインクジェット以上である。水濡れに強いのも大きな利点であった。
ここで、自宅でようやくカラー印刷が出来るようになり、写真も扱うようになった。スキャナーも購入し、写真を取り込んでの印刷も可能なった。といっても、写真がメインではなく、挿絵的に写真を印刷するような感じだった。CD-ROM化したフイルムからの印刷も始めたが、まだ限定的であった。この頃のインクジェットでの写真、画質ではいまひとつだったと思う。それよりは昇華印刷は上質だったと思うが、写真印刷は少なかった。カメラがフイルムのため、印刷の必要性が少なかったのである。今考えれば、先行しすぎていた感じがある。プリンタの能力を活かしきれないまま廃棄となってしまったのは残念である。このプリンタ、後継のMD-5500が最近まで売られていた。
この頃、モノクロレーザーも買った。といっても低価格機である。熱転写のランニングコストが高く、また白黒印字の割合も高かったので購入した。印字は非常に良く、白黒の写真もまあまあだった。だけど低価格機の悲しさか、少々古くなって紙送りがスムーズではなくなってしまい、使用頻度も減ってしまった。

その次・・・初めて一般的な家庭用機を買った。カラーのインクジェットである。インクは染料系で、顔料系はまだなかった。家庭用野中ではインクの数の多い上位機を買った。上位機を選んだのは写真印刷である。この頃のインクジェット、写真も十分打てるようになってきた。また、デジカメなども使い始め、写真印刷が増えてきたこともある。画質、これは十分満足できるものであった。しかし、カメラがコンパクトのみであることもあり、写真の本格的な補正はまだ行なっていなかった。ソフトとプリンタまかせの印刷である。なので、今から考えればサービスプリントみたいなものであった。それでも、デジカメを中心に写真印刷が増えてきた。フイルムをスキャナーで取り込み、補正しての印刷も行なった。インクジェット、印字品質は良いのだけど、濡れると滲んでしまうのが欠点でもあった。

引き続きインクジェットの時代。ここで顔料インクが出てきた。顔料インクは色あせしにくく、濡れても平気であった。購入はまだ先? と思っていたのだけどプリンタが突然不調になってしまった。誤って買った互換インクを使った後のことである。インクを純正品に交換しても認識してくれない。互換インクのためかどうかは分からないけど、偶然同じ時期であった。で、買い換えたのが顔料系のPX-G900である。写真の品質が気になったけど、それまでと同等以上に印刷できた。ノズルの詰まりも心配だったけど、私の環境では大丈夫だった。印刷回数が多いからだろう。こちらもほぼ満足できるプリンタであった。
その次、A3機に手を出した。空撮もデジタルに変わり、写真の画質が上がったこともあり、より良いプリントが欲しくなったためである。また、単身赴任で家にもプリンタがあると良い、という事情もあった。このとき買ったのがPX-G5100である。ここで本式に写真の色補正を始めた。そうなると、印刷品質も一層気になり始めた。画面との色の違いも気になるようになる。結果からいえば、これは思うようには調整しきれなかった。プリンタの理由ではなく、ディスプレイも含めた対応が必要だからである。

次いで、デジタル一眼レフの購入で更にプリンタの画質への要求も高まった。ディスプレイを交換し、色の補正を行なうがPX-G5100ではもう一歩画面と一致しない部分が残った。そこでとうとうプロ用プリンタに手を出してしまった。といっても一番安いものである。エプソンでは、当時A3プリンタでは2機種、プロセレクションに入っていた。PX-G5100後継のPX-G5300と、PX-5600である。型番も見た目も似ていて兄弟機のようだけど、5300は家庭用機と同じColorioブランドなのに対し、5600はMAXARTブランドで業務用機と同じだった。インクも5300が6色なのに5600は8色。薄い色やグレーのインクを使ってることもあり、階調が非常に良い、とのことであった。このプリンタを買ったのは、5100の調子がいまひとつとなり、ノズルが詰まることが増えてきたことも理由であった。普通紙ならまあまあだけど、写真にはちょっと。なので、5600を写真専用機みたいにして使うつもりだった。普通紙なら、普段の印字は一部ノズルが少々詰まっていても平気だし、ごまかす方法もあったからであった。
5600、これは写真印刷には非常に使いやすかった。画面との色の一致がまずまずなので、画面で色補正しての印刷が非常にやりやすくなった。淡いインクがあるからか、明るい部分もよく表現できている。非常に満足できる仕上がりになった。A4/A3の大版でのプリントも増えてきた。

ここで、PX-G5100が更に不調になり、修理代わりにEP-703Aを買った。代替機なので5100でできたことが一通り出来ないと困る。このプリンタの目的としては、主に普通紙への印刷だけど、CD/DVDへの印刷も必須である。普通紙、特に文字は顔料系がより良い。だけど、CD印刷に対応している顔料系複合機はエプソンにはない。A3のプリンタ専用機ならあるが、これは2万円を超える。一方、顔料機と違う、ということで染料機にも心が動き始めたのである。写真、プロ用の主力は顔料になりつつあるけれど、染料にも利点はあり、高い光沢の鮮やかな写真はやはり染料である。人に配る写真ならその方がよいかもしれない。CD印刷も、実は染料機の方がよいのである。一方、染料は色あせや水濡が心配であった。どちらも強くなったらしいので今回染料機を選んだ。たまにコピーすることもあるので複合機にした。プリンタ、どうせインクが5600と別なのだから別メーカでも良かった。だけど、写真用の用紙が共用できる同じメーカを選らんだ。5600にもテストプリント用の用紙がいるから共通の方がありがたい。用紙など純正でなくても? と言われそうである。実際、別メーカの用紙も使っていた。だけど、額装するような場合は色の調整などで純正が良いのである。

私のプリンタ、なんだかプリンタの歴史そのものみたいな選択だったと思う。紙も連続紙から単票、そして写真と変わった。結果として主要なプリンタはほぼ一通り使った。あと残るのはカラーレーザーぐらいだろうか? これを個人で使っている人は少ないだろう。
私のプリンタ、業務用やプロ用機などを主に買ったのは、結局はその時々で自分に最適な物を選んでいたからかと思う。ドットインパクトの時代、10インチでは80字しか打てず表には足りなかったが15インチは136桁打てて余裕があった。熱転写を選んだのも写真の質を重視した結果である。また、高画質の写真のプリントが必要であると同時にほどほどの普通紙印刷も必要だった。その両立で結局は高価なものを買っていたように思う。その分、買い替えサイクルは長かったと思う。
ところで、今プリンタは2台体制である。その理由も書いておこうと思う。PX-5600は非常に良いプリンタであるが、運用上の問題がひとつある。光沢の写真とマット紙/普通紙では黒インクが違うのである。だから、8色プリンタでありながらインクは9種類ある。だけどプリンタには8種類しかつけられない。なので紙に応じて黒インクを交換しなくてはならない。交換時、インクが全色、少なからぬ量が無駄になってしまう。写真用黒インクで無理に普通紙に印刷すると黒がいまひとつである。目も程度には使えるけれど会報などには使えない。そこで、古いプリンタを普通紙専用にし、PX-5600でのインク交換を避けていたのである。また、ふちなし印刷をするとはみ出したインクがプリンタ内に飛び散る(ちょっと大げさだけど)。これはなるべくなら避けたい。それで、普段用と別のプリンタを使いたいこともある。

家庭用プリンタ、インクジェットでほぼ固まったような気がする。当分はインクジェットの時代が続くと思う。また、印字するのも写真と普通紙、というのは変わらないだろう。もうしばらく、今のプリンタとその後継機を使うような気がする。ただ、普通紙プリンタでランニングコストが非常に安いものがあれば欲しいと思う。ここで何回か書いている会報、これは一部カラーで300-400ページ印刷する。これだけの量になるとインクは一通り以上使い切る。1枚15円以上である。コピーより安いとはいえ、更に安いとありがたい。写真も半切が打てると更に良いのだが・・・。

意外とよい? 低価格新型プリンタ  2011/02/11
私は長い間プリンタは写真用を使っていた。プリンタ、少し前から写真用と言えばA3機以上になっている。その写真用A3機を2台、使っていた。写真はもちろん、普通紙にも使っていた。写真用と言っても専用ではないので普通紙にも高品位に印字できる。で、一昨年もともと使ってたプリンタがやや不調になり始めたとき、プロ用(といってもその中で一番安いもの)を買い足し、そちらは写真専用みたいに使っていた。普通紙などの一般用は古い方のを利用していた。その古いプリンタが更に不調になってしまった。複数のノズルがあるのだが、その相互でインクが混じり始め、更にノズルの詰まりも多くなった。これはもちろん修理可能である。だいたい1万円少々らしい。ということで修理も考えたが、同じくらいの値段を出せば低価格のプリンタが買える。さてどうするか? で、今回は購入を選んだ。理由の一つには、次週までにまとまった印刷をしておかなくてはならないから、というのもあった。

さて、修理代の代わり、となると高いのは買えない。せいぜい1万円台半ばまでである。今のプリンタ、家庭用はスキャナやコピーもできる複合機が中心で、2万円少々が主力だろう。でも、1万5千円までにも結構ある。安いものは数千円からある。
このプリンタの目的としては、主に普通紙への印刷になる。だけど、CD/DVDへの印刷も必須である(写真専用プリンタでなるべくCDに印刷したくはない)。ところが、考えていたメーカではこの2つは相反するのである。普通紙には、特に文字は顔料系がより良い。だけど、CD印刷に対応している顔料系複合機はないのである。A3のプリンタ専用機ならあるが、これは2万円を超える。
なので、大いに悩んだ。実は、染料機にも心が動き始めたのである。写真、プロ用の主力は顔料になりつつあるけれど、染料にも利点はあり、高い光沢の鮮やかな写真はやはり染料である。人に配る写真ならその方がよいかもしれない。CD印刷も、実は染料機の方がよいのである。一方、染料は色あせしやすく水に濡れると滲むイメージが強かった。実際、私が以前使っていた染料機はどちらも非常に弱かった。これもあって、ちょっと抵抗もあったのである。色あせの方は最近は強くなってきているそうだし、必要な写真は顔料プリンタで印刷すればよいのでこれは問題にならないだろう、とおもって今回染料機を選んだ。複合機と専用機があるが、値段は同じようなもの。スキャナは持っているので複合機でなくてはならない理由はないのだが、たまにコピーすることもあるので複合機を選んだ。

で、染料系複合機の印刷結果である。これが意外と良い。店頭の見本では、普通紙に関しては顔料機の方が一段上であったが、自宅のノズルの詰まりかけた顔料機より良かった。そして、濡らしてみるとこれが意外と丈夫である。こすっても大丈夫だった。多少の滲みはあるけれど”多少”でありひどくはない。これなら大丈夫だと思う。そして、写真印刷はもう1台のプリンタがプロ用機なので比較は厳しいが、染料らしい透き通った美しさがある。写真も含め、普段使いのプリンタとして十分すぎると思う。
そして、一番の特徴、使いやすいことがある。液晶画面を持っているので情報は文字を表示してくれる。ボタンも光り、必要な操作のボタンだけが光る。液晶がタッチパネルならなお良いが、それはさすがに無理。
ただ、印字は少々遅いかもしれない。2万円台の複合機はノズルの数が倍になるので印刷時間はカタログでは1.7倍位になっている。10枚くらい印刷するとこれは利いてくると思うけど、まあ仕方ないだろう。

ということで、1万円少々の複合機をみなおした、というのが正直なところである。低価格機とはいえ6色インク。今まで使っていた古い写真用プリンタは8色とはいえ、黒が2色(紙による使い分け)と透明1色なので実質6色で同等、ともいえる。印字品質が良いのも当然かもしれない。同じ1万円少々の顔料系インクは4色なので結果もまた違ってくるかもしれない。

ところで、私はプリンタインク、一式予備を用意している。買ったその日に大量の印刷をしたので、既に交換したインクもある。インク一式は約6千円。プリンタはその約2倍。プリンタには当然インク一式ついてきているので、インク一式とプリンタが同じ値段? まあそんなはずはないのだけど、この先、インク代はプリンタの何倍になる事やら・・・。


余談:古いプリンタ、これも当然予備インクを用意していた。予備インクは大量に印字することのある私には必須の備品である。だから、予備を買ったら速やかに新しいインクを用意していた。が、今回偶然にもすべて使い切っていた。プリンタが故障して新しいプリンタに使えなければ予備インクはゴミになるのだが、今回偶然にも捨てることがなかった。買い替えはそれも理由の一つだったのである。

現代のカミナリ族  2011/02/6
カミナリ族といえば爆音を響かせて走るオートバイのことだったそうだ。今も似たような音の大きなオートバイを見かけるが、少なくなっているのだろうと思う。

で、現代のカミナリ族、こちらは減る気配というのはなさそうな感じである。これはオートバイではなく、車輪つきのキャリーバッグなど引きずる人のことだそうだ。キャリーバッグを平坦ではないところで引くと車輪が音を立ててしまう。ゴロゴロと大きな音を立てて走り回るから、カミナリ族なのだそうだ。
キャリーバッグを引く音、これが大きな音か? というと大げさなようだけど、静寂性を重んじる海外のホテルでは十分”大きな音”になるそうだ。建物の中だと壁に反響することもあるだろう。

さて、キャリーバッグ、マナーという面でもいろんな指摘がある。普段引くときは人の後ろになるが、人に比べて低いので目立たず、歩いている人の後ろを抜けようとしてぶつかってしまうこともある。私も一度蹴飛ばしてしまったこともあるし、狭いデパートで立ち止まった人のキャリーバッグを身軽な女性がひょいと飛び越したのも見たことがある。キャリーバッグがある女性の邪魔になったようでその連れの男性が相手をにらみつけて険悪な状況になっているのを見たこともある。実は、その被害者の女性のキャリーバッグが邪魔になってそれに人がぶつかりそうになっていて、被害者のはずが加害者になる、という連鎖が始まっていたのを見たことがあり、これは傍目から見ると滑稽に思えてしまう。なのだが)

現代のカミナリ族、静寂をまもるべくホテルの人が荷物を持とうとしてゆくと断られてしまうのだそうだ。私もホテルは静かな方がありがたいが・・・。

雪見酒  2011/01/31
先週末に法事があった。大雪になる直前である。大雪までは行かなくてもそれなりに積もっていたので除雪してから出かけた。
法事、お経のあとに食事会となったのだが、その際、雪見障子になっていたので上げてみると狭い場所だけと灯篭などがあり、雪が積もっているのが見えた。新雪なので純白である。食事しながら(お酒を飲みながら?)の雪景色、なかなかきれいだと思った。雪、除雪の手間はあるけど、美しさを感じることは数え切れない。が、雪見酒というのは初めてだと思う。
香爐峰の・・・と問うて、「(御簾ならぬ)障子を上げて見る」と返ってくるのを聞きながらの雪景色。初めて楽しむ雪見酒である。
その翌日、嫌というほど雪とつきあったのだけど・・・。

大雪  2011/01/31
嫌になるほどの雪である。昨日の朝の積雪が20cmほど。昼には30cmになり、夜には50cmになった。ここまで何度か除雪していたが、朝まで更に降り、60cmを超えた。これは気象の観測を行なっている場所での数値なので、これより多いところもある。私の家ではもう少し多いように感じる。夜中に15cm位積もったのでそのまま出社はできず、朝早起きして除雪してから出社した。
60cm、結構な量ではあるけれど全国で見るともっと雪の多いところがいくらでもある。金沢、まだ屋根の除雪を行なう必要は無い。だから、ニュースなどを見るとまだまだ、となる。とはいえ、影響はそれなりに出ている。1/31の深夜に電車が一部止まり、朝も運休している。福井では高速道路も幹線国道も閉鎖になっている。閉鎖が長くなれば生活物資にも影響が出るだろう。そして、市内の道路も渋滞が発生している。
だけどの今回の大雪、幸いにも前日が日曜日で多くの人が除雪したからだろう。急激に大雪が降った割には影響が少なかったように思う。今朝、除雪して車が出せるようにするのに時間が掛かったので出勤時間はそれほど早められず、間に合わないかと思っていたけど十分間に合った。他の人もかなりが定時までに出社している。昨年の12月に降ったときはもっと多くの人が遅れたと思う。

今朝の除雪で、敷地内の雪捨て場はもう背の高さを超えてしまった。無理すればもう少し積めるけど、もう限界である。あとは、多少邪魔になるけど仕方ない、という場所に積むことになる。道路わきも雪が溜まってきているから、そろそろロータリー除雪車が入るかもしれない。ダンプに積んで捨てに行くのだが、道路10m程度の雪でダンプが一杯になってしまう。
ところで、金沢には縦横に用水が走っている。水利水運のためであり、防火用水にもなっている。そして、冬は貴重な雪捨て場になる。うちの近くにもあり、用水に面している道路はすぐに捨てられるのだが、うちはそれがだめなのでためて溶かすしかない。溶かす、というのは暖かめの日などに除雪した雪を再度地面に散らして行なう。道路に撒くこともある。気温が上がると、これは結構効く。そのまま山になっている雪は溶けないので手間は掛かるけど有効である。実は・・・先週、私の駐車場で一番捨てやすいところは何回かこうして溶かしておいた。結果として、助かった。

明日からは少し暖かくなる予報がでている。溶けてくれればよいが・・・。

はべん/赤巻きかまぼこ  2011/01/23

かまぼこと言えば板がつきもの、という常識は富山などでは通用しない。その富山のかまぼこが赤巻きかまぼこである。
私が子供のころ、これを”はべん”と呼んでいた。てっきりかまぼこの方言、と思っていたら違うかもしれない、というのがわかった。この、赤まきかまぼこなどをはべん、という説明も見かけた。とすると、はべんというのはかまぼこの一部のことなのかもしれない。

で、赤巻きかまぼこである。赤い部分は赤く着色したかまぼこである。赤いかまぼこを薄く広げ、その上に白いかまぼこを載せ、巻き寿司のように巻きいて形を整え、そして蒸す。板は使わない。赤まきかまぼこ、切ると断面は”の”の字のようになる。赤い鮮やかな色できれいである。食べ方は普通のかまぼこと特に変わることはない。ただ、子供のころは板わさにはしなかったと思うが、東京暮らしの影響か、板わさでも食べるようになった。もともと板がないので板わさ、というのはおかしいのだけど。
赤巻きかまぼこのもうひとつの特徴である。切り口がざらざらしていることである。正月に松の模様のあるかまぼこを使ったりしたが、切り口がすべすべしていて違和感を感じた。これは関東産である。

赤まきかまぼこ、金沢でも作っているし、普通に売られている。普段の食品なので小さくて安いものもある。100円台からある。かまぼこで有名なのは小田原、というイメージあり、有名な会社のものが売っていたので買って食べたところ味はいまひとつだった。これを関東の人に話すと値段を聞かれ、”○○円程度ではだめ、最低□□□円出さないと”と。しかし、富山や石川で売っているもの多くは、安くても十分おいしい。高いものは使っている魚が違い、更においしい。なお、安いものは小さいものが多く、高いものは大きなものが多いので、売っている値段の差ほど違いがあるわけではない。

赤巻きと似たかまぼこに、昆布を巻いたものもある。これは昆布の味がかまぼこを引き立て、これもまたおいしい。安いものは100円くらいから。夕食の1品に身近な食材である。

なお、富山のかまぼこでもうひとつ有名なのは、細工かまぼこ。鯛をかたどったものは結婚式の引き出物にも使われ、非常に大きなものもある。長さが80cm近いものなどもある。大きなものは数千円、数万円になる。かまぼことは思えない品物だけど、かまぼことは思えない値段になる・・・。

高速道路の除雪   2011/01/23
今年の冬、あちこちで多量の降雪がある。北陸でも除雪作業が進んでいる。ここで、高速道路での除雪作業を紹介したい。

高速道路、北陸自動車道などでは雪が降ると一般道路以上に頻繁に除雪などが行なわれている。比較的雪が少ないときの除雪であるが、除雪車3台+車1台の計4台が一組になって除雪を行なうようだ。この動きがなかなか見事である。4台の車、下の図のような配置である。1−3が除雪車で、4は普通の車である。除雪車は大型ダンプの前に除雪用の板をつけたような感じである。この板は斜めになっていて、正面の雪を左側によけてゆく。除雪車1は道路の右端に位置する。除雪車1−3の3台は除雪範囲を少々重ねながら進んでゆく。除雪車1が左に除けた雪は、除雪車2が更に左へ、そして更に除雪車3が道路脇に除ける。速度はだいたい50km/h程度。高速道路としては遅いのだが、豪快に雪を飛ばしてゆくのでなかなか迫力がある。除雪の板の下には道路に擦らないように小さなそりのような板があるのだが、時々火花が散ったりしていてこれもまた迫力がある。

ここで車4の役割である。除雪作業中、除雪車は当然追い越し禁止なのだが、除雪後は走りやすいからかその後ろには車の列ができる。その中には追い越しを試みる車もいるらしい。一般の車が近づいてくると車4はそれをブロックする。Webで、わざと近づいた人の話があって、車4に見事にブロックされたそうだ。
さて、この4台、一団となって動くのだが時には分かれて動く。パーキングエリアなどに差し掛かると除雪車3は、パーキングに入る道に移る。その道を除雪するためにである。1台抜ける分、除雪範囲が狭くなるので除雪車2は左より、重ねあわせをぎりぎりのところに位置を変える。1台が抜け、それをさっとカバーする。そして・・・パーキングから本線へ、除雪車3が元の位置そのままに合流してくる。その直後、除雪車2はすっと右よりに移る。これは見事というほかはない。
除雪車、雪の多いところを効率よく除雪できるように、除雪車専用のUターン通路がある。一車線ぎりぎりしかない。4台はさっと一直線に並び、Uターンしてゆく。これもまた美しい。

なお、この除雪は比較的雪が少ないときの除雪である。この除雪が重なると路肩に雪が溜まる。これはロータリー式の除雪車が道路外に飛ばしたりする。これもまた豪快である。


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 ←   \□1      □4
進行方向     \□2
             \□3
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無灯火  2011/01/12
自動車で、無灯火の車を時々見かける。その理由の一つ、昼でも光るメータにあるのでは? と思っている。古い車のメータ、昼は自然光、夜間はライトに連動しての透過光などで照らしていた。だけど、現在は昼でも光るメータが増えている。針のメータのない、蛍光パネルや液晶を使うものがあり、これも昼でも光る方式である。

さて、私のように古い人間、メータ照明でライトのON/OFFを判断していた。これは合理的だと思う。暗くなるとメータが見えなくなるのだから、ライトのつけ忘れが少なくなる。(もっとも、それでも無灯火の車がいた。メータも見ないで走っているということ?) ただ、ライトの消し忘れもある。たとえばトンネルを抜けたときなど、周囲が急に明るくなるとメータの照明が付いていてもそれに気がつかない。私もこれは結構やった。トンネル手前でライトをつけようとしたらもう点いていたり、信号待ちなどで先行車に反射したライトに気がついて消すことがあった。しかし、つけ忘れに比べると消し忘れの方が安全ではある。

ここで無灯火、つまりライトのつけ忘れである。メータが光る車では、夜間など周囲が暗くてもメータが見えるため、ライトのつけ忘れに気がつきにくいのでは? と思う。そして・・・新しい車がこの方式に変わってから私もやりかけた。一例、駐車場で照明が明るいので無灯火でも周囲が良く見えたこともある。幸い、道路に出る前にメータが妙に明るい、と思ってつけ忘れに気がついた。今のところ無灯火はない。(逆の消し忘れは相変わらずある) 私の車では、ライトが付くとメータの隅にライトONの印が点く。それをみれば分かるのだけど、警告灯とはちがって緑色で暗く、気がつきにくい。だから見落とすこともあると思う。
ところで、最近はAUTOライトが増えてきている。暗くなると明るさに応じて自動でヘッドライトなどが点く。これは便利であるが、トンネルだとちょっと遅れて点灯してしまう。欠点とも思うが些細なものである。メータの光る車、AUTOライトが付いていると思う。違和感もあるけど無灯火よりは良い。

便利な機能が出てそれでミスが起き、それを防ぐための機能が付いて・・・なんだか際限が無いような気もする。そもそもライトをつけないとメータが見えない、というのはミスに自然に気がつく仕組みである。だったら初めからこの方式でよかったのでは、と思う。光らないメータで日中見えにくくなることなどなかったわけだし。
でも、現実に光るメータが多い。そして、トンネルなどで無灯火の車も結構いる。せめてライトはAUTOに設定して欲しいな、と思う。いっそのことOFFがなくてAUTOとON(車幅灯とヘッドライト)でも良いのでは? と思う。
私の場合、トンネルが連続するところではONにしているし、やや暗い駐車場でも明確にヘッドライトONにする。これは、AUTOではヘッドライトがONか、車幅灯だけか分からないからである。それ以外では、AUTOに設定することも増えてきた。

光るメータが増えた背景、液晶表示と併用などの理由もあるかとおもうけど・・・結局は見た目、高級感があるからかな、とも思う。ちょっと残念な理由だけど。

挨拶、短いのが一番!  2011/01/09
写真の広場にも書いたとおり、出初め式に行ってきた。
出初め式、最初は消防に貢献した人への表彰なども行われる。そして、こういうイベントに欠かせないのが来賓のご挨拶。普通なら長々と・・・となるのだけど式全体の時間が短いこともあってか、挨拶は非常に簡潔だった。式はわずか30分の短さもあるし、寒い中の屋外。とても長い挨拶はできない状況ではあるけど、市長や県知事、消防の代表者などみなさんほんの30秒?それ以下? という短さだった。でも、短いけどとても力強いもの。挨拶は短いのが一番! 皆さんそう思ったことだろう。

雪の混じる雨の中の出初め式に参加された消防関係の人、さぞかし寒かった事と思う。でも、それ以上に日ごろの活動に感謝したくなったイベントだった。

波動砲ごっこ  2011/01/09
アニメの宇宙戦艦ヤマトが実写版になって映画で公開された。内容についてはいろいろ意見はあると思う。個人的には、ストーリーよりも映像がちょっと気になった。艦橋のイメージが暗く、妙に古くさいこと、船の外側につやがあり、妙な金属質に見えることなどである。特にこの時代で艦内放送がカールコード付きのマイクなんてありえないだろう? などと突っ込みたくなってしまう。このあたり、ついSTARTREKのブリッジなどのスマートさと比べてしまう。多分、意図的に武骨にしたのだろうとは思うが・・・。また、今回のガミラス、同じくSTARTREKのボーグと類似点があることも気になった。これはSTRTREKの影響を受けているのかもしれないな、と感じる。いっそのこと”抵抗は無意味だ”なんて言うと面白いし、今回のガミラスに似ているとも思う。不満などはあるけど、オリジナルを見た世代としては、一度見ておくべきかな、とも思った。

さて、波動砲ごっこである。
北陸の冬は雪。その雪は、粉雪もあるけれどどちらかというと綿のような小さな塊みたいになって降ることが多い。この雪だと風が弱いときにはふわふわとゆっくり降る。傘があっても歩いていたり風などでふわふわと服に降りかかることがよくあるし、顔のすぐ前まで来ることがある。
このぼた雪、強く息を吹きかけると砕けて吹き飛ぶ。これが波動砲ごっこである。アニメなどと違って命中率はかなり落ちるし、2つ3つ同時に吹き飛ばすなんてこともできないが、うまく中心にあたったときはみごとに砕け散り、ちょっとした爽快感がある。

波動砲ごっこ、私の冬の遊びである。


おニューの儀式  2011/01/05
新聞に、学校に新しい服を着ていったときの話がでていた。これは今の話ではなく、新しい服がなかなか着れないときのことらしい。新しい服で投稿したとき、周囲の子供たちが”お初!”といって背中などを軽くたたくといった感じの儀式(?)だったそうだ。新しい服への羨望、厄おととし、そんな感情の混じったものだったそうだ。

新しいものを使う。これは私もちょっと気を使う。車だけはお払いという特別な儀式があるが、それ以外の品でもほぼ毎日持ち歩くような小物ではちょっと気を使う。まず使い初めは旅行のような特別の日は避ける。普通の平凡な日にする。ごく普通の休日から。あるいは平日であれば週の初めではなく週の中ごろから、という感じである。縁起を担ぐわけではないけど、普段使う品は特別の事を避けて、という気持ちや、前に使っていた品への感謝もあるからかもしれない。”お初”とは違うが自分なりの儀式みたいなものだと思う。ただし、これは毎日使うような品や衣類など一部であり、普段持ち歩かないなカメラなどではこれは全く気にならない。

ところでタイトルの”おニューの儀式”である。これは中学のときに時々あったものである。対象は新しい運動靴、特に学校の室内履きである。これは毎日使うだけにすぐに薄汚れてくる。それだけに真っ白の新品は非常に目立つからすぐに分かる。こんなとき、時々やられたのがこの儀式である。どんな儀式かというと・・・”おニューの儀式!”と言いながら足を踏むのである。新聞に書かれた”お初”と全く同じなのだが・・・ちと痛い。

動物注意  2010/12/08
 高速道路などで、動物注意の標識を良く見る。動物の絵、狸が一番多いように思えるが、そのほかにはウサギ、鹿、猿などの絵を見かける。また、熊注意の標識も増えたように思う。その中にはガードレールなどに縛ってあるように見えるものもあるので、にわかに設置したのかも知れない。そして、実際に轢かれた動物はやはり狸が多いそうだ。これは、生息数が多いためらしい。
では、実際に高速道路で動物が横断したのを見た人は? というと私の周りにはいなかった。一般道路に限れば私は経験があるが、高速道路ではなかった。高速道路、一般道と違って高くしてあることも多く、その場合、動物の通る道を設置してあったりするから、とも聞いたことがある。あと、やはり夜行性? 私はどちらかといえば高速道路は昼の方が長いからか、動物を実際に見たことはなかった。

だけど、ようやく遭遇した。11月後半、場所は東海北陸自動車道、岐阜県の北のあたりである。切通しの反対側に猿が見えたのだが、気が付いたら横断を始めていた。多分、片側1車線の道路で、だから反対側にいる猿が見えたのだと思う。タイミングはぴったり、そのまま走ると撥ねてしまう。ミラーで後続車を確認しながらブレーキを踏んで回避した。撥ねた感覚は無かったけど念のためルームミラーで道路状に猿がいないのを確認していたら、後続車の直前に次の猿が横断しているのが見え、こちらもブレーキで回避したようだ。2匹とも回避できたから良かったけど、タイミングから言えば2匹死んでいたところである。

さて、こういうとき、後続車が近いなど、ブレーキが事故を誘発する恐れがあるときはどうするか? これは相手が動物であれば心を鬼にして撥ねる、となるのだろう。もちろん飛び出したのが人であれば追突されようが急ブレーキを、となるのだけど相手が動物であれば、回避しようとして人的な被害が生じるなら、それは回避しなくてはならないことになる。
でも、実際のところ、あまり気持ちの良いものではない。動物を引いたこと、何回かある。それは、もう回避が間に合わない、あるいは回避そのものが非常に危険なタイミングでのことである。後者は、関東地区の交通量のものすごく多い道路であった。片側3車線で、車は90Km/h以上で流れている。車間距離も最低限。これでは回避のしようが無い。撥ねても止まって確かめることもできない。もし止めたらかなりの確率で追突事故が起きるだろうし、現場まで歩いて行くとこれまたかなりの確率で私が撥ねられると思う。

高速道路での動物の飛び出し、これは滅多にないことと思う。高速道路、今までかなりの距離を走ったのだが、実際に動物が飛び出してきたのはこれが初めてなのだから。だけど、もしものとき、やはり冷静に対応しないと危ないかと思う。動物注意の標識、やはり飛び出すこともある、と認識しなくては、と思った。
と、ここまで書いたところで以前、動物と衝突したことがあることを思い出した。これは北陸自動車道の新潟県でのことである。夜、助手席に座っていたとき、目の前にすずめ位の鳥が見え、フロントガラスに当たった。鳥、ほんの一瞬しか見えず、当たった音も小さかった。運転席からは見えなかっただろうから、気がつかない可能性もあると思う。これも・・・見えないものは避けようが無い・・・。

話しかけやすい?  2010/12/05

日米合同演習に写真を写しに行った時のこと、私は10:10頃に着き、滑走路端で写していて、一群の戦闘機が降りた後、みんな一斉に帰り支度を始めたように見えました。時刻は10:30頃です。無線機を持っている人もいるし、この辺りは私よりずっと詳しい人たちですから、出て行った機が降りたのでしょう。私も車に向かって戻り始めました。
で、その時、ごく普通の人(注: まわりの撮影に特に熱心な人ではない・・・) から話しかけられました。”もう終わったのですか?” と。私自身は情報を持っていないので、”多分そうでしょう”と答え、米軍機もいたか、とも聞かれました。こういうこと、私よりもっと詳しい人がいるのだけど、そういう人、雰囲気が異様なので話しかけにくいのかな・・・とも思いました。そういえば、昨年、鉄道の一部が廃止になるときも周りにいた葬式鉄らしい人ではなく、私に聞いてきた観光客もいました。まあ、ああいう人たち、私から見ても雰囲気が違い、話しかけにくく思える人もいるから、私の方がまだましなのだろうな・・・と思えます。

金箔貼り  2010/11/29

金箔貼りの凧を作った。金箔を貼る、ということで普通の画材とはまた違った作業になった。
金箔貼り、趣味のレベルであればそう難しいことではない。手順としては次のようになる。
 ・貼りたい部分に糊を塗る
 ・金箔を載せる
 ・ハケなどで糊のない部分の金箔を落とす
 ・必要に応じ、保護の塗料を塗る。
私の場合、金箔を扱う店で実際の作業を教わった後での作業だったので、自分で何度か練習した後に箔を貼り、なんとか仕上がった。しかし、箔は決して扱いやすい材料ではなく、おまけに高価なので十分な練習ができるわけではなく多少思うようにはならないこともあった。それについて少々書いてみたい。

まず、箔の材料入手である。目の部分には赤い箔が欲しいし、笹の部分は緑の箔が欲しい。赤は銅箔などがあるかな? と思って調べると着色銀箔がみつかった。どうやって着色したかは詳しく調べなかったけど、Webで見ると赤や緑のほか、青やピンクなども揃っている。これだけあれば足りるだろうと思い、実物を見に行った。ここには各種箔が指先ほどの瓶に入って並んでいた。赤もピンクに近いものまで何色かある。緑も若竹色の他何色かある。持参した黒いリップストップに瓶を載せて色を確かめる。赤と若竹色に決まり。次いで、影に当たる銀の部分である。ここはアルミ、銀、ホワイトゴールド、プラチナがある。値段は銀で約300円(10枚、以下同じ)、ホワイトゴールドで約1600円、そしてプラチナは約4500円。さすがにプラチナは使えない。銀でもよいかな? と思ったけど金の方が張りやすいそうなのと、ホワイトゴールドのほのかな金の色が気に入ってこれを選んだ。このほかに転写につかうあかうつし紙、接着剤を合わせて買う。約4500円になった。

金箔、ご存知の通り、極限の薄さである。息はもちろん、手で扇ぐような弱い風でもひらひらする。箔を扱う人はこれを逆に使って形を整えたりするのだが、普通の人だと形が崩れてしまう。もちろん触ることなど不可能で、わずかな汗で手に張り付いてしまう。金属のピンセントでは穴が開くことにもなる。なので竹の道具などを使うが、熟練がいる。しかし、箔を張るだけなら紙に張り付かせて扱うと良い。この状態ではまあまあ扱いやすく、紙ごと鋏で切ることもできる。高価な素材なので小分けにして貼るには便利である。(実は、その紙もそう安くはないのだが・・・) この、紙に張り付かせるまでが最初うまくゆかず、くしゃくしゃになったりもした。もちろんこうなってしまうと貼ることはできず、捨てるしかない。1枚約170円・・・(泣)

糊、今回は凧がリップストップということで専用の接着剤を使ったが、いわゆる木工用ボンドでも良いそうだ。このとき、接着剤が余分なところに付くとそこに箔が付いてしまう。だから、正確に塗らないといけない。最初型紙を作ってその上から塗ってみたがどうしても隙間に入ってしまう。それなら、とマスキングテープを使ってみた。これならはみ出しは少ない。それでもヒゲ状にはみ出したりもするので注意がいる。と、試行錯誤しながら塗っていったが、この過程で塗るのもうまくなってきたのかもしれないが、マスキングできれいに塗れるようにはなった。
しかし、そのマスキングテープであるが、大きいのが最初見つからなかった。5cm幅のテープはある。だけど、ちょっと大きな形だとこれでは足りない。普通のマスキング用途であれば、直線的な塗りわけだから広い面積でもテープで覆う必要は無く、マスキングテープで新聞紙を貼るなどすればよい。が、今回の用途では前面に糊がないと無理である。探してみると画材店に30cm幅のフイルムがあったので、それを買った。A4であればいわゆるポストイットのシートもあるので、これも便利かもしれない。普通、マスキングでカットするなら、塗料を塗る部分にテープを貼り、それをカッターなどでカットする。刃物の傷がつくがそこには塗料が入り込みので心配は無い。だけど、今回は素材は布。直接カッターで切ると布まで切断されてしまう。なので、薄いプラスチック上でカットし、それを布に貼ることにした。これを貼るときも皺が寄るなど面倒であるが、なんとかなった。実は、隙間が出るのだけど、塗るのが上達したからか接着剤のはみ出しはなかった。また、幅5mmで曲線にしやすいものも使ってみた。これも皺になると隙間ができるが、なんとか貼って塗れた。この接着剤、通常は薄めて刷毛で塗るが、今回は原液のまま塗った。マスキングによってはこれでよいそうだ。但し、極力薄くし、多いところは拭き取ることも必要である。

次は箔貼りである。箔の包みを開くと、箔と紙が交互になっている。箔はこの紙には張り付いていない。箔を写す専用の紙、あかうつし紙を使う。あかうつし紙を箔に載せて紙を擦ると張り付く。最初の練習ではOK。なのでもう一度、と思うと今度はくっつかない。よくよく見るとあかうつし紙も別の紙が挟んである。つまり、別の紙を使っていたわけである。紙を確かめてもう一度行なうとこれはOK。箔はうまく布についたはず・・・。これは、余分な箔をはがすとまだ貼っていない部分の接着剤にくっつくかもしれないので全部貼るまではがさなかったからである。金は細長く貼るのでこれを少々重ねながら繰り返してゆく。
金が終わると次は着色の銀。これは金より厚みがある。なので、あかうつし紙への張り付きもいまひとつ。金はぴったり貼りつくけど銀は滑ってずれてしまう。はさみで切るにしても滑ってゆくので切れない。これは箔に一緒の紙で挟むことでなんとかなった。箔は約10cm角なので、今回のウサギの目(直径2.5cmの円)のようなところには大きすぎる。余裕を持って4cm角位に切って貼ると箔が節約できる。(着色銀箔は1枚約80円・・・) 続いて笹の耳を張って完了。

さて、箔はがしである。接着剤のあるところははくがくっついているから、刷毛などで掃えば取れる。が、どこで掃う? 作業は広いコタツの上でやったので。ここで掃うと部屋中に金箔銀箔が散らばる? ならばと掃除機をそばに置いて掃いながら吸い取らせたけど何のことは無い。ブラシ付きの吸い混み口でそのまま吸い取っても大丈夫だった。ただ、ブラシに箔が残るのでこれは適宜掃いながら行なう。これで部屋に箔が散らばることはなくなったけど・・・それでも少々は残ったようだ。服の袖も後で見ると2箇所くらいキラキラしている。コタツの布団も何箇所か・・・。豪華でよいかな?
で、肝心の掃った結果である。見事に雪ウサギの模様が・・・といいたいところだけど、金箔の部分が余分にくっついてしまっている。どうやらわずかに残ったマスキングテープの糊に箔がついたようだ。これも味になる? と思ったけど失敗にも見えるのでやはり剥がしたい。最初消しゴムと使ったけどこれはだめ。続いてテープに貼って剥がすとこれはきれいに取れた。ただ、本来の部分も剥がれそうなのでこれは注意がいる。
最後に箔の保護用のスプレーを塗って仕上げ。スプレーで多少艶がでた。

箔、これは結構扱うには注意が要る素材ではある。しかし、その光沢は他の方法では出ない色でもある。そして、凧にも十分使える。多少の折り曲げでひび割れは出るそうだけどそう簡単に剥がれることはないそうだ(とはいえリップストップでは多少不安もある) 金、これを前面にというととんでもないことになる。たとえば幅60cm、高さ1mの小さめの凧、全体に貼るとすると2万円を超えることになる。だけど、部分的に使うなら面白いかもしれない。もう少し使ってみたくなった素材である。
ただ、金属箔なので光はほとんど通さない。だから、空に揚げると真っ黒になると思う。地上の光を多少反射するとは思うけど、ほぼ真っ黒だろう。なので、ワンポイントが良いのかもしれない。あるいは、薄い紙に貼っておいてシールみたいに使うか? これも面白そうだ。
初めての干支凧  2010/11/28

干支の凧、作っている人は多いと思います。でも、私は一度も作っていませんでした。これは、私の凧はリップストップ中心で絵を書きにくい素材だから、というのも理由の一つです。絵が描けないと布を縫って模様を作ることになり、結構大変ですから、毎年作るの? と思うとつい面倒になってしまいました。。

でも、使ってみたいと思う模様の一つに雪うさきがありました。雪を丸めたウサギに、赤い木の実の目と細長い葉っぱの耳を付けた雪うさぎ、とてもシンプルなものです。これなら手のかかることが嫌いな私でも作れます。そして・・・使ってみたかった金沢の金箔素材があります。それで作ってみました。干支凧を意識したわけではないのですが、どうせ作るならこの時期に、という気持ちもありました。
さて、雪うさぎ、本来は白地に目や耳、となるのですが、白地に金属箔では弱い? そう思って黒地にしてみました。目と耳だけでは雪うさぎに見えないので、ちょっと白い影を入れました。リップストップ素材には金属箔は少々難しい面もあるのですが、まあまあうまく載ってくれました。金属固有の色、さすがにきれいです。絵具などとは全く違いますね。でも・・・揚がってしまえば雪うさぎも含め、真っ黒で何も見えないと思いますけど。
ところで、金箔と言っているのに金色がない? 実は白い部分、これはホワイトゴールドなんです。なので、ちゃんとした金箔です。


おまけ
黒のリップストップへの金属箔、予想以上に面倒でした。赤と緑は銀のを着色したものです。金箔は貼りやすいのですが、銀は厚くていまひとつ貼りにくいものでした。そして・・・リップストップに接着剤を塗って箔を貼るのですが、このとき余分なところに接着剤がつかないようにマスキングして塗ったのですが、わずかに残ったマスキング素材の糊に箔がついてしまいました。これはテープを使って剥がしました。でも、苦労しただけの色ですね。



目の部分を拡大してみました。赤と緑は銀に着色したものですが、とても良い色です。。


こちらは材料の箔と接着剤です。
10cm少々の正方形で、10枚単位で売られています。

金箔の入手先: 今井金箔 http://www.kinpaku.co.jp/


高速道路、渋滞中の燃費  2010/11/23
浜松での凧揚げ大会の帰り、久しぶりに高速道路の渋滞に巻き込まれてしまった。
高速の渋滞、名古屋地区勤務のときは出かけた帰り、あるいは金沢から名古屋駅への高速バスなどで頻繁に巻き込まれた。金沢に住んでいると渋滞はそう多くない。大都市からの行楽の逆方向になることがおおいから、である。しかし、東名の岡崎IC付近はいつも渋滞しているので、豊橋の凧揚げなどの帰りはここは迂回したりしていた。
今回、浜松から東名を西方向に進むのだけど、まず三ケ日付近に小渋滞があり、その後岡崎IC付近を先頭に18Kmの渋滞、110分と出ていた。渋滞予測は実際には予想ほど長くは無いことが多いのだけど、その半分、約1時間はかかるかな、と思っていたら途中に事故のマークがあった。事故渋滞となるとこれは長い。この付近の迂回路は何度も通っているので確認してみると幸いまだ渋滞は無い。一体下に降りて迂回することにした。
が、途中、意外と車が多い。この道は何度も通っているのだけど、やはり行楽シーズンだから? と思ってカーナビを確認すると渋滞のマークが新たに何箇所も出ている。更に迂回は困難。事故の箇所は抜けているので高速に戻ることにした。18Kmの渋滞は後ろに伸びて20Km位になっているけど途中から入るので12km位になる。渋滞予測どおりなら15分くらい短縮したことになるかな? と思って戻った。

さて、渋滞中の燃費である。ある記事で、ハイブリッド車のプリウスは、高速走行よりも渋滞中の方が燃費が良い、との記載があった。にわかに信じられない内容だけど、低速走行ではエンジンよりモーターの方が効率が良いのでそれもあるかも? と思っていた。で、今回、私の車で渋滞中の燃費が車の燃費計で出ていたのだけど、その結果がとても良い数字だった。
私の車、普段の通勤では8.5Km/l程度で、街中に買い物に出ると7km/l程度に落ちる。郊外の一般道路で信号の少ないところだと15Km/lに上がることもある。で、渋滞中の高速である。今回、平均時速を調べて時間予測をと思ってメーターの操作したのだけど、平均時速と平均燃費が同時にリセットされるので燃費も分かったのである。このときの平均時速は18Km/h程度で高速の渋滞としては中くらいの速さである。普通の渋滞は30Km/h近くでるし、事故渋滞だと10Km/hくらいになる。で、このときの燃費であるが、11Km/l程度であった。高速を普通に走ると15km/l程度で、車の多い東名や名神ではそれより悪く13km/l台に落ちることもあるので、それと大きな差の無い数字となる。少なくとも、通勤などよりはるかに良い。これは意外だった。もうすこし速い渋滞だと更に上がるかもしれない。プリウスで渋滞中のほうが燃費が良い、というのも分かる気がする。
でも、考えてみれば高速道路の渋滞、完全に止まることは街中の信号待ちほど多くは無い。発進するにしても前が使えているのでアクセルをほんの少し踏む程度である。運転としては燃費の良いやり方になるのだと思う。燃費は良くても時間は掛かるのでありがたくないのだが・・・。



駅弁とお酒  2010/11/14
駅弁、これは私にとっては鉄道旅での、一番の楽しみの一つである。だけど、駅弁はだんだん食べにくくなったような気がする。今まで利用していた人も電車が速くなったので出発前や到着後に、ということもあると思う。また、青春18切符でよく使う比較的長距離の新快速は、私は旅の感覚で乗るけれどそうでない人も多く、また混んでいるので食べにくい雰囲気である。また、売っている駅も減ったような気がする。とはいえ、旅に出ると食べたくなるのが駅弁である。

駅弁、高い、という声が聞かれる。値段で言うと駅弁はだいたい1000円前後。一方、コンビニやスーパーに行けば500円程度の弁当が多数ある。その倍、と思えば高く感じる。だけど、駅弁、幕の内弁当はおかずの種類が多い。コンビニ弁当は5,6種類くらいだけど幕の内は10種類以上あったりする。また、コンビニ弁当は揚げ物が多いけれど駅弁は煮物なども結構入っている。そして、土地の名産品も入っていたりする。更に、名産品を生かした弁当も多数ある。○○牛、寿司、カニやウニ、イクラを使ったものもある。コンビニ弁当に比べると質はよいので値段に見合ったものだと思うけれど、値段だけ見ると高く感じてしまうと思う。でも、電車で移り行く景色を見ながらの駅弁、これは格別である。私には、旅の中のちょっとした贅沢であり、旅でなければなかなかできない食事である。

列車旅の食事と言う意味では食堂車もある。今は寝台特急の予約制のものがほとんどであり、これは特別なものであるが、昼の特急でも何回か利用した。食べたのはとんかつなどの定食類、そしてカレーライスである。残念ながら相当前に数回利用した程度で、記憶も定かではない。最初に利用したのは青森発大阪行きの昼間の特急、白鳥であった。その頃、食堂車は高くてまずい、なんていわれていたけれど、好奇心もあって利用した。印象としては、入ってすぐ、テーブルと椅子が大衆食堂程度? と感じたことである。それほど幅の無い電車に、4人座れるテーブルを両側に並べるため、テーブルは狭く、椅子も大きなものは入れられなかったのだろう。でも、パイプを使った椅子? もうちょっと良いものでも? と感じたように思う。だけど、値段と味、これはこれは特に不満もなかった。その日、朝と昼、二度食堂車に行ったくらいである。こちらも移り変わる景色を見ながらの食事を楽しんだ、と言いたいところだけど、初めての緊張もあってか、あまり思い出が無いのが残念である。その後、上野から金沢行きの白山も利用している。特別な食事ではなくても、長い乗車で座席から食堂車に歩いて食事、ということで気分転換にもなった。その後に廃止がうわさされたこともあり、その頃時々乗っていた名古屋から富山までのしらさぎで利用した。末期ということもあって簡易営業であり、メニューは軽食のみ。食べたのはカレーライスであったが紙皿に使い捨てのスプーンであった。味はまあまあだったけれど、これが昼の最後の食堂車利用になった。
その後、寝台特急北斗星での食事することができた。時間指定で遅い時間の予約だった。札幌を出て車内で時間をつぶしての夕食。丁度良い時間であった。値段は1万円。厳しく言えば、同じ値段でもっと良いところはいくらでもある、となるのだと思うけれど、ここは食堂車である。雰囲気もよく、満足感も高かった。暗く景色としては町の明かりなどになるのだけど、これもまた良かった。ただ、揺れはあり、ワインなどを注ぐ際、ちょっと気を使ったように思う。食堂車、今となっては利用するには寝台特急に乗るしかなく、簡単に利用できないのが残念である。

食堂車の利用は難しくなったけど、駅弁はまだ健在である。さて、駅弁、どこで買うか? 特急列車なら車内でも買えるけど、やはり駅で買う方がいろいろと選べて良いと思う。車内販売ではワゴン販売なのでどうしても種類が限られることが多い。新幹線で買ったときなど、2回続けて幕の内が1種類だけ、ということがあった。これはあまりにも寂しい。いろいろある中から最終的に幕の内を選んだのならともかく、初めからこれ一つ、では寂しい。もっとも、私の良く利用する北陸線の特急はもう少し選択できるようだ。だけど、たとえば金沢駅では、周辺の駅のものを含めて十数種類はあるように思えるし、福井駅ではかにめしだけで3種類あった。やはり駅の方がいろいろと選べると思う。しかし、駅では基本的のその駅の駅版だけだけど、電車では複数の駅の名産弁当を扱っていることもあり、魅力もある。買う場所といえば、ビールなどの飲み物、これは弁当と一緒に買うことが多いけど、すぐに食べないなら、ビー巣は車内販売のほうが冷えていて良いようにも思う。なので、ビールだけは車内販売で買うことも少なくない。
駅弁、買った後の食べるタイミングもちょっと難しいこともある。列車が空いていればよいけど、隣に他人がいると食べにくく思えることもある。電車、最初が混んでいて少し走れば降りる人もでてくる、と言う場合少し待つこともある。が、なかなか空席にはなってくれない。そうなると食べるタイミングを逃すこともある? その点、グリーン車は一人席もあって隣を気にすることなく食べられるのだが、そう簡単には乗れない。

さて、車内での楽しみ、もう一つはやはりお酒だろう。車窓を見ながらビール、あるいはウィスキー、これもまた楽しい。ビールは飲むとどうしてもトイレに行きたくなるので、高速バスではちょっと飲みにくい。バスにもトイレがあるけど揺れる狭い通路は歩きにくいし、テーブルは万一の際に怪我をひどくする可能性があると思うと積極的に使えない。その点電車は安心できる。缶やビンを窓におけることも多いし、ゆれも少ない。景色を見ながらのお酒はやはり列車だと思う。
列車でのお酒で、一番の思い出は京都から長崎に向かった寝台特急である。B寝台の個室があったのでそれを使った。京都駅、20:00頃の発車を待つ人は非常に少なく寂しかったのだが、列車は大阪神戸と、通勤帰りの人の中を走る。ホームに止まると、次の電車を待つ人が並んでいて、そんな中を個室でお酒を飲みながらの旅である。とても贅沢だけど、なんだか申し訳ないような気持ちで見ていた。この寝台特急、乗った翌年あたりに廃止になってしまった。これももうできない贅沢である。
旅のお酒、もう一つの贅沢は朝のお酒だろう。これもまた格別である。朝の光の中でお酒を飲んでいると、ものすごい贅沢をしているような気持ちになる。とはいえ、旅の朝、ただ列車に乗っているだけではなく、どこかへ行く途中だったりする。だから、飲むにしても限度がある。もっとも、朝電車の中でウィスキー、乗り継いだ飛行機の中でもビール、なんて旅をやったこともある。もちろん総量は抑えているので、空港についてちゃんと電車に乗り、博物館を回っている。

駅弁とビール、列車に乗るにしてもゆっくり乗ることが減ってきた。駅弁を食べるにしても楽しみながら、ということが減ってきたように思う。食事時間がなく、急いで食べることも多くなってきた。とても残念である。

大雨  2010/11/14
雨、最近は強い雨が多いな、と感じていた。雨、静かに降るイメージが強かった。音を立てて降る雨、そんなに多くなかったような感覚がある。だけど、最近はそういう雨が珍しくないように思う。道路を車で走っていても排水が追いつかずに水しぶきが上がる様なことも多くなったし、雨上がりで歩道などに流れてきた砂などが溜まることもある。そして、窓が閉まっていても雨の音を感じるような強い雨、これも多いよう気がしていた。
強雨がふえたこと、感覚だけかと思ったら、全国の統計ではやはり回数が増えているそうだ。1時間に50mm以上の雨、発生回数は増えているそうだ。でも、その一方で総雨量に大きな差は無いとか。私は、なんとなく雨量も増えているように思えたのだが、これは気のせいだったのかもしない。

さて、先日の朝、出社する直前、強い雨が降っていた。今年初めての霰混じりの雨だった。出社で、扉をあけた瞬間、鮮やかな虹が目に飛び込んできた。朝の低い太陽からの虹、暗い厚い雲を背景にして、半円きれいに切れることのない高く大きな虹。見事、と言うほかはなかった。

車に話す  2010/11/7
映画などで、コンピュータと話をする、というのは良くある。コンピュータ、喋るのは多少不自然さはあるにしてもそう難しいことではない。喋る自動販売機なんて30年以上前からある。一方、音声認識はそれよりは難しいもののある程度可能になっている。

さて、私の車にも音声認識機能がついている。といっても、話をするほどの機能はない。各種スイッチ操作の代わりをする程度のものである。そして、いつ話してよいわけではなく、スイッチで音声認識を働かせてから、である。これ、車の中で一人喋るのはなんだか変な感じもして使っていなかったのだが、息子と乗ったときに動かしてみた。特定の単語のみ、とはいえ意外と良く認識してくれる、というのが正直なところである。コマンド一覧など、画面に表示される単語であればほぼ認識してくれる。で、ふと気がついてあれこれ言って見るとコマンドのほかにも認識してくれることがわかった。たとえば、”ラジオ”というとオーディオをラジオに切り替えてくれる。面白いな、というのが正直なところである。

これを使う必要性は薄いだろうな、と思う。操作でいえば音声で行うよりもスイッチを何回か押した方が早い。最初にボタンを押し、応答を待って喋る、というのを繰り返す。ボタン操作なら10秒で出来そうなところが1分位かかりそうだ。ボタン操作をしなくてすむから運転で安全? と思えそうだけど、喋ることに集中すると余計危ない。ハンドルから手が離せないようなときに便利? そんなときはオーディオやカーナビの操作どころではないだろう。

ということで、実用性がないけれど、未来的で面白いと思う、というのが感想である。認識、大体良いのだけど、ラジオで選局までできると便利なのだが・・・と思う。旅先で曲が変わると設定して探すのにちょっと手間がかかる。そんなとき、”NHK”といって探してくれると便利だと思うが、そこまでしてくれない。
あと・・・認識にもちょっとコツがいるようだ。AMラジオにしたくて”AM”というと認識してくれるのだが、”FM”と似ているからか誤認識しやすい。”えいえむ”ではFMと認識されることもあるが、”えーえむ”といえ誤認識が少ない。こんな感じで少し遊べたが・・・、おもちゃにしてはすごく高価である。
なお、数少ない実用になる状況、カーナビで”自宅に帰る”の設定である。これはすぐに認識してくれる。
航空祭の撮影で思ったこと  2010/11/7
航空祭での撮影、久しぶりに2枚目のメモリも使った。結果で見れば1枚分ぎりぎりだったけど、やはり余裕を持って交換したい。私の場合、フイルム撮影の癖もあり? 無駄な連写などしないのと、長い高価なレンズを持っていないので大体この程度の撮影枚数である。また、この日は曇り空なのでちょっと撮影が抑えられたこともあると思う。

さて、航空祭でみていると撮影者、なかなか壮観である。カメラは飛行機に向けて一斉に動く。私は、上昇してしまうと機体を狙えないのでカメラを下ろしてしまう。そんなとき、周囲を見ると大砲のようなレンズが全て上に向いている。なんだか飛行機をミサイルか何かで狙っているような光景である。(狙っていることには違いないのだが)
そんな撮影者を見ていてつい、気になってしまうこともあった。半分は余計なお世話なのだが、愚痴と思って読んでいただきたい。

○動き回わると・・・。
まずは動き回る撮影者である。航空祭では、飛んでいる飛行機を撮影する際、ほとんどの人はあまり動かずに写している。遠い機を狙うのに少々動いてみたところで構図は変わらない。もちろん、100mも移動すれば多少変わってくるが、それは現実的ではない。それよりも重要なのはシャッタータイミングである。機が動いているのだから、写すタイミングで機体の角度が変わってくる。なので、カメラの向きを変えたり、レンズ交換などで少し動くことはあるにしても、立っている位置はほとんど動かない。そして、撮影位置は機材を扱うための空間を確保するため、またお互いに遮るなどの邪魔にならないように自然に適度な間隔を置いて立つことになる。縄張りとはちょっと違うが、お互いに写しやすい間隔を尊重しあった結果である。
そんな中、にわかカメラマンと思える爺様が写しながらうろうろしていた。撮影、たしかに向きによっては背の高い人が邪魔になることもある。私は、どのあたりに背の高い人がいるか、把握してシャッタータイミングを見極めていた。だから、ちょっと遠いけど、もうすぐ人の頭が写りこむから早めに写しておく、となる。(実際には障害が写り込むまでシャッターを切ることもあるけど)
そういう状況で、動き回っている人がいるとこれは迷惑である。誰もいないはずの方向にカメラを向けたら不意に影になってしまったり、またカメラの向きを変えようとしたらすぐ近くにいて驚くことになる。また、私自身、近くの人の写真に写りこむ可能性もあるので、多少動くにしても邪魔にならないように注意してるのだけど、動き回られてはそれもできない。多分、一度は邪魔してしまったと思うが、まあそれは仕方ないと思う。
なお、動き回るのがだめ、というつもりは全く無い。撮影しない人などは結構移動している。これは必要なことなので止めるつもりは無い。でも、移動する人は動きがだいたい予測できるし、遮られるのは一瞬である。これを意識して写すのも腕のうちだろう。ただ・・・止まって写真を撮るとなると違ってくる。動きの予想が出来ないし、しばらくじっとされる。同じ撮影者ながら迷惑だな、とつい思ってしまう。

○いちいち確認?
これも某爺様の行動。写真を写したあと、毎回結果を背面液晶で確認していた。私も、露出補正などが難しい写真であればいちいち確認する。これは、結果を見て補正を変え、次の撮影にフィードバックするからである。だから、その必要が無いときは結果の確認などしない。風景なら失敗とわかれば取り直せるけど飛行機ならもう飛んでいってしまっているから撮りなおせない。また、背面液晶程度ではピントの確認は難しい。いちいち確認しても無駄なのでやらない。実際、毎回確認している人はほとんどいない。大抵の場合、失敗ならだいたいシャッターを切ったときにわかる。ピントが合っていないとか、構図がおかしいとか・・・。で、いちいち確認しているとなぜか妙に気になってしまう。


○無駄な連写?
これは写す人の勝手であることは十分承知してのことであることを前もって書いておく。
航空祭には高価なカメラも集まる。そういうカメラ、連写が早く、秒10枚位まで可能である。実際、それで連写している人もいる。これは音ですぐにわかる。そして、3秒以上連写を続けている人がいた。これがスポーツならば連写はわかる。人の手や足の動きは非常に早く、タイミングよく写すのはプロでも困難である。また、同じく人など動きの予想がしにくい場合も連写は有効だろう。だけど・・・飛行機は違うと思う。0.1秒経過するとその分動きはするけど姿勢が大きく変わることは少ない。時には連写で稼ぐ必要もあるかと思うが、そうではないときにも無駄に連写しているように思えてならない。私の場合、フイルム時代の影響か、極力抑えて写す。接近中の飛行機であれば、多少タイミングを変えて何枚か写しはする。また、手振れを防ぐための連射もするけど、そうでなければ同じような写真が並ぶことはまずない。接近してくる飛行機を写すとき、角度を変えて何回か写しはするが、それぞれ良いと思うタイミングでシャッターを切る。もっとも・・・私は画質を優先しているのでRAWと呼ばれる形式で保存している。サイズが大きいので、12枚位しか連写ができない。そのためもあるかもしれない。

連写、シャッター音が心地よいので、そのために連写しているのかな? などと思ってしまう。
これは以前にも書いたことであるが、昨年は航空祭でマニュアルカメラで撮影した。フイルムの手動巻き上げなので、タイミングをみて1枚、2枚。そんな感じである。連写し続ける人の隣でそういう撮影するのも楽しいものである。一連の撮影の間に1枚だけ撮ってにやり。やってみたいものである。

社名を背負って? 2010/11/6
町を車で走っていて無茶なあるいは荒っぽい運転をしている車を見ることがある。そんな車の一部、会社名が入った車だったりする。好意的に考えれば、業務上の理由などで急がなければならないのかな・・・となるのだけど、無茶な運転を見ると会社の宣伝効果からいえば逆効果かな、と思ってしまう。

さて、私の会社では、近くへの出張、と言うには大げさな距離のことが多いのだけど、行き先によっては自家用車を使って移動することがある。路線バスが限られるし、数人まとまるような場合はその方が効率的だからである。(一度車で帰宅して、そこからバス、ということもある)
先日、金沢郊外から富山まで数人で出張、となった。当然、誰かの車で、の予定であったが、それを聞きつけた人から”○○を2つ、ついでに運んで”と頼まれてしまった。○○、1つなら私の車(セダン)、そう大きくは無いトランクにも入るのだが、2つは無理。ということで、会社の荷物車を使うことになった。
この荷物車、ワンボックスのバンなので人が乗るには座席、乗り心地がいまひとつだけど(中途半端に?)大きなものを運ぶので仕方ない。いつもの車とは大きさなどもだいぶ違うけれど、これも仕方ない。そして・・・車の前と横に会社のロゴが入っている。慣れない車で、まさに会社の名前を背負って走ることになる。変な割り込みなどをすると、”○○社は・・・”なんて思われてしまうかもしれない。そう思うとやはり慎重になる。ワンボックスタイプは久しぶりの2回目。しかも初めてのディーゼル車。高さが高いのと、ドアミラーとバックミラーの見え方が違うとか、運転に気を使いながら走った。一般道路から高速に入って車が減ってすこしほっとする。そして、目的地について駐車場に慎重に、枠内に正確にとめて後ろの余裕を念のため確かめると、”樹木保護のため後進駐車厳禁”と大きく書かれている。これはまずい、と急いで入れなおし・・・。

まあ、ここまで気を使うことも無いのかもしれないけど、社名を背負っての運転、疲れた・・・というのが正直なところである。



パソコンで作るミニ凧 2010/11/3
今年の夏から簡単なミニ凧を作り始めた。手のひら位の大きさのもので、主に子供に配るために作った。この位の凧、作っている人は少なくなく、私もそれを参考にさせてもらっている。にもかかわらず、ずうずうしくも作り方を紹介しようと思う。数多く作るため、パソコンベースに量産する方法として、紹介する。

まず、作るミニ凧。大きさの目安は高さで8〜12cm程度である。縦長の方がやや安定はよさそうに思う。形は円でも四角でもよい。左右対称が原則だけど、少しなら非対称でも大丈夫である。素材はコピー用紙。骨は無く、折り曲げることで形を保ち、反りとしている。これに尻尾と揚げ糸をつけただけ。それで揚ってくれる。

(1) 絵
タイトルどおり、パソコンで作る。使うソフト、WordやEXCELなど、何でも良い。A4の紙に自由に絵などを配置できれば良い。
私はEXCELを使った。
絵は、Officeの標準的な図形の機能、楕円や四角形などを組み合わせて描いた。重ね合わせて余計なところを裏に隠すようにしながら書くと結構複雑な図もかける。立体的に見えるようにする機能もあるし、色塗りでグラディエーションをつけるとこれまた立体的に見える。もちろん本格的な描画のソフトを使っても良いが、これでも結構書ける。文字も割りと自由に書ける。簡単な図形なのだけど、色を塗ると良い感じになる。もちろん武者絵など本式に書くのは無理だけど、これはスキャナで読み取ったり写真などから貼り付けてもよい。
あと、Webなどあちこちに既成の図や絵があるのでそれを使うこともできる。但し、著作権には十分注意して欲しい。配布に制限があったりする。
凧、だいたいA4に4〜6枚配置できると思う。描いた図形をコピーして並べる。

パソコンで、図形を使った場合、色を簡単に変えることができる。だから、基本的な図をひとつ作って色を変えると数種類色違いを作ることもできる。写真の例、これは私の”色鉛筆”である。これを含めて色違いで4つ作ってみた。

(2) 糸巻き
ミニ凧、竹ひごの先につけて楽しんでいる人も多い。これなら地面に刺すこともできるし、風が無くても振って揚げる事も出来る。だけど、私は糸巻きを作った。これは、竹ひごでは長くなり、持ち運びにくいからである。糸巻きなら凧を含めてもはがき大になるので、カメラなどのかばんに入る。
糸巻きは、厚紙を切り抜いてつくる。大きさは4cm×3cm。糸を巻く部分を5mmほど切っておく。軸は爪楊枝。安全のため尖った先端を切り、紙に接着する。私はエポキシ系接着剤を使った。爪楊枝の先端にたっぷりつけて紙の上におくと接着剤が自然に広がって良い感じにくっついてくれる。

揚げ糸は、ポリエステルの普通生地用(#60)のミシン糸を使った。糸の先端に輪を作って糸巻きに通し、抜けないようにして巻く。長さは3mもあれば十分だろう。糸を巻いて、糸巻きの上に切り込みに通して糸を留める。
揚げ糸、白でもよいが、色が付いていても良いと思う。巻いた状態で見やすいことも理由の一つである。


(3) 印刷、切り抜き、折り曲げ
凧を印刷する。
印刷する紙はコピー用紙である。ちょっと重いけど、手軽で印刷しやすい。折り曲げて形が維持できるなら、他の紙でも良いと思う。折り紙でも良い。
印刷後、鋏などで切り抜いて2つ折にする。印刷は早いけどミニ凧は数分はかかるので調子にのって印刷しすぎないように・・・。



(4) 糸付け
凧に糸を付ける。1本糸目なので、揚げ糸をそのまま付ける。場所は上から1/3あるいは2/5あたり。これは形によっても違うので調整して欲しい。
糸は、縫い針に通して糸目位置に刺し、裏からテープで止める。簡単だがこれで十分である。表からの見た目も良い。 


(5) 尻尾付け
尻尾、簡単なのは毛糸である。これなら必要な長さ(40〜60cm程度)に切るだけである。色がきれいなのが良い。ただ、ちょっと重い。これを、紙を切るなどして作れば軽くなるのでより小さい凧でも揚りやすい。
尻尾は下の中央にテープなどで付ける。私はメンディングテープを使った。これは貼ると見えなくなるので使いやすい。もちろん、紙のテープであれば糊でつけるとより美しくなる。
凧としてはこれで完成である。

(6) 袋入れ
凧、このままでは持ち歩きにくいので袋に入れる。大きさは凧にあわせるが、はがき程度の大きさでよいだろう。毛糸の尻尾は巻いて最後にきつく引いて固定。糸巻きと一緒に入れる。これなら配りやすい。

さて、ミニ凧、いかがだろうか? パソコンを使うと簡単に量産できる、手軽な凧である。



ハードディスク増設のはなし 2010/10/27
HDD(ハードディスク)、どんどん容量が増えている。市販のPCでは1T(1000G)以上内蔵のものも珍しくない。これだけ必要な人はどのくらい? とつい思ってしまう。実際のところ、会社で使っているPCでは100G以下でも十分足りる。なので1Tというのはものすごい大容量になってしまうが、動画を扱うなら決して多すぎない容量だと思う。最近の動画、たとえばテレビの映画などを高画質で録画するとすぐに10G近くなる。100本で1Tである。動画以外では写真が比較的容量が大きいけれど、通常の記憶方式、JPEGであればそんなにではないが、RAWで撮っている人なら結構大きな量になる。必要な人がどれだけいるか分からないけれど、大容量のHDDも安くなってきたので、家庭用ではHDDは大きい方がよい、と言うことなのかと思う。 

さて、私のPC、以前からHDDをいくつも買って増設/交換している。HDD、これは大きさと接続の規格さえ注意すれば比較的簡単に増設、交換できる。PC内に固定(小型でも2台位は収納できるものが多い)、電源と信号線のケーブルを繋ぐだけである。但し、たとえばWindowsで使えるようにするには、設定等が必要になる。
私が今までに何台も増設/交換したけれど故障は1台も無く、全て容量が不足のためである。そして、今回も1台、新たに交換した。

私のPC、HDDは合計7台入れている(1台はSSD)。7台と言うと多いようだけど、小容量のものも混じっていて、交換前は合計は約3.5Tだった。その中でデータ/写真用は1T。今回、これを交換した。データ/写真用のHDD、実は使用量は7割弱だった。多いけどまだ余裕はある。容量を増やしたのはバックアップ用が足りなくなったためである。

ここでバックアップについて書いてみよう。HDDの容量が1Tともなると、普通のDVDなどではバックアップは無理である。DVDでは100枚以上になるし、大容量のブルーレイでも20枚以上になる。普段は差分のみバックアップするとしてもフルバックアップはたまには必要で20枚以上の媒体を交換しながら行うのはちょっと現実的ではない。そして、安くなったとはいえブルーレイの媒体20枚となるとちょっとした値段になる。ということで、手軽なのは同じHDDでのバックアップである。これなら容量が大きいので自動でできるし、価格もDVD-RW100枚より安い。ということで、私はHDDにバックアップを取っている。さすがにフルバックアップになると(手間は掛からないにしても)数時間以上なので、これは夜中に行っている。
私の場合、バックアップ対象はデータだけである。OSやアプリケーションは、もし失われても手間さえかければほぼ復旧できる。故障したときはどうせOSの再インストールから始めるだろうから、バックアップはしていない。データのバックアップは、PC内のHDDと、外付けで2重に行っている。外付けは自動で毎週、内蔵は適宜手作業で行っている。その、外付けのHDDが、写真が増えてきたために一杯になったのである。
HDD増設、いつも5〜7000円位のものを買っていた。だいたいこのあたりが割安だったから、である。2T、これよりちょっと高い。1.5Tもあるけど数字が半端に思え、きり良く2Tにした。今回、新しく買ったHDDをメインのデータ用にして、内蔵のバックアップ用はそのままに、余った内蔵用HDDは外付けのバックアップ用に回した。”内蔵用のHDDを外付けに?” 実は外付けのHDD、内蔵用のHDDに電源とケース、USBのI・Fをつけたようなものなので、強引に分解、交換した。当然、保障外だし、壊してしまう危険もあるのでお勧めしない。なお、外した0.5TのHDD、これは別のPCに転用した。

HDD、バックアップは是非薦めたい。私は簡単に内部に増設などしているけど、メーカ製PCは保障が効かなくなることもあるので、ちょっと手を入れにくいと思う。 手軽なのは外付け、そしてバックアップはツールなどで自動での定期的な実施が良いと思う。


余談:
データ用HDD、ごくまれに切り離されてしまう障害が起きていた。コネクタの緩み? と思って刺しなおして回復していたのだが、今回環境移行用にHDDのコピーしようとしたとき、頻繁に障害が起きてしまった。原因・・・どうやらSATAのケーブルらしい。高速用のHDDなのに以前からのケーブルで、これは低速用だったようだ。普段は大きな影響は無いけど、バックアップで頻繁に読み書きするとノイズの影響が出やすいのかもしれない。とりあえず高速用(要するに高いもの)でやや短いケーブルに変えたところ、障害は無くなった。ケーブル・・・けちってはいけない、ということか?
しかし・・・あと6本交換するとなると、4000円以上になる。(安いHDDが買える?)



ますのすし 2010/10/18
ますのすし、富山の特産品の一つである。富山市近辺には製造元がいくつもあり、その数は30以上と言われている。その中では、駅弁として販売している”源”が一番知られていると思う。富山県外でも売られているし、各地で開催される駅弁フェアなどでも手に入る。ますのすしというと源のものを思い浮かべる人も多いだろう。最近ではホテルニューオータニ高岡も高速道路のサービスエリアで販売していて手軽に買えるようになっている。しかし、そのほかのもの、手作業で少量しか作らないところも多数あり、富山市以外ではまず手に入りにくいだろう。私は、富山市に所要で行くと夕食用に一つ二つ買って帰ることが多く、その際なるべくいろんな製造元のを買うようにしている。比較的入手しやすいものが中心ではあるけれど、それでも10種類以上食べていると思う。

富山の人の一部、駅弁の源は一番まずい、なんていう人もいるが、全てを食べ比べての意見ではないだろう。製造数が非常に少ないものもあるそうなので、全てを買うのはちょっと難しい。源は、駅弁として売れるだけの数を作ることができるので、量産のイメージが強いからこう言われるのだろう。私の食べた範囲では、源のますのすしは、個性的ではないが、味としては優等生的で十分おいしいと思う。源でも昔ながらの手作りのますのすしも限定で売っているので、他より劣るということは無いと思う。実際に食べた範囲でも、源よりもまずい、と言うわけではないが好みに合わないものもあった。大雑把に言うと、源のものよりも個性が強いものが多く、多少の好き嫌いが出ると思う。
そういう、ちょっと変わったますのすしの入手先である。私の場合、直販店で買うこともあるけれど、いくつかまとめて売っている所があるのでそういうところを利用することが多い。富山駅前には3種類位売っている所があるし、繁華街のデパートでは7,8種類位売っている。また、富山空港でも、3,4種類は買える。いろいろと買うには便利である。製造元の直販店に行くと、当然その店のものしか買えないので便利である。
こういうところでは味の特徴が書かれていたり、また聞けば教えてくれたりする。それを参考にして買うのがよいと思う。2つ以上、性格の違うようなものを買って食べ比べるのも面白いと思う。もちろん、通り道に直販店があれば入ってみても良い。私の10種類程度の経験上、まずい、と感じるものは無かった。ただ、人によって味の好みはある。家族の意見でも、”これは次ぎ止めようね”というのもあった。私にはそうは思えなかったし、結局全部食べているのだから、他のがもっと好みに合う、と言う程度の違いである。


さて、ますのすしの食べ方である。ますのすしは円形で、笹で包まれて丸い入れ物に入っている。竹と輪ゴムで押しをした状態で売られている。大きさでは、丸いすしを8等分する位が適当である。すしには大抵、小さなプラスチックのナイフも付いているので、旅先ではそれを使うと良いだろう。
ここで、ますのすしの切り方について書いてみる。あるますのすしでは、パンフレットに”笹に包まれたまま切る”と書かれていた。これは、いろいろと言われている方法ではある。駅弁の話では、広く知られてはいる。ある鉄道関連の本では、特急列車の車掌さんに教わった、と紹介されている。また、某インターネット百科事典でもそのように書かれている。たしかに食べやすい。駅弁として電車の中で食べるならこれも良い方法である。が、家庭など広めのテーブルの上で食べるなら、私はこの方法は推奨しない。桶から取り出して蓋に載せ(このとき、製造元によって上下は異なる)、笹を広げる。そうすると、笹の濃い緑の真ん中に薄オレンジ色のますが乗る。この、鮮やかな色の対比は非常に美しく、切るのがもったいないと思えるほどである。この美しさも枡のすしの大きな特徴であり、一層おいしく感じられると思う。包んだまま切ってしまうと小さな一切れの中での色の対比なのでちょっと寂しい。また、切る場所によっては笹の小片が表面に残ることもある。そういう意味で、テーブルさえ広ければ広げて切って欲しいな、と思う。

富山のますのすし、見た目も良いし味も良い。押し寿司なので翌日でも食べられるものが多い(最近は生に近いものもあるので、買う際にはご注意を)。お土産にも手ごろである。

はさみのはなし 2010/10/9

鋏、買い換えた。職場で使うものなのだが、以前より鋏をつかうことが増えそうなことが理由であり、今あるものは(貸したら)乱暴な使い方をされてこともあって2箇所ほど痛みがあったことが理由である。買い換えた鋏、以前と同じ製品である。その製品が気に入っているのが大きな理由であるが、30年以上前に買ったのと同じ製品があること自体大きな驚きでもある。

ここで私の買った鋏を紹介すると、商品名は”ネバノン”である。大きさは3種類あり、私の買っているのは中間である。
鋏、文房具の中では完成度の高い道具なので良い製品であればモデルチェンジなど必要は無いと思う。それでも、少なくとも30年間、モデルチェンジしないで売られているのはそれだけ売れている、と言うことになると思う。
ネバノン、実は決して安くは無い。価格は約3千円。小さな鋏としては高い方である。だけど、高いだけあって非常に切れ味は良い。精度が高いので根元から刃先まで緩み無く重くも無く、すっと切れる。そして、大きさや形も適切なので持ちやすく、長く使っても指が痛くなるようなことは無い。もうひとつ特徴は、名前の由来になっている、コーティングである。たとえば梱包用のテープなどを切ると刃に粘着材がくっついてしまうことはよくある。そして、くっついた粘着材は非常に取れにくい。が、ネバノンはコーティングのおかげで粘着材が残らず、気持ちよく切ることができる。そして、デザインが非常に良い。全体が黒く、赤く細いラインが入っている。シンプルだけど美しいデザインである。

ネバノン、つくりは非常にしっかりしていて、30年間使っていても緩み等は全くない。切れ味もある程度以上維持されている。ただ、さすがに新品と比べると古いものは切れ味が落ちているのがわかる。それでも、並みの鋏ぐらいは十分切れる。もし研ぐと切れ味は復活すると思う。(Webには簡易研ぎの利用を薦めている)あと、コーティングもさすがに一部はがれてしまい、赤いラインも薄くなってしまっている。
でも、現役で使えるだけの切れ味が持続しているのはすごいと思う。

さて、ネバノンは得か? 鋏、比較的安くてもまあまあ使えるものがある。たとえば500円程度でも十分使うことができるものはある。実用面だけならこれでもよい。だけど・・・ネバノン、それに比べると気持ちよさが違う。それにしても・・・よく30年ももったものである。

食事、困ったときの・・・ 2010/10/8
私の勤務先、田んぼの中にぽつんと建っている。周りに食事が出来る場所はほとんどない。だから、社員食堂だけが頼りである。
社員食堂、少人数で多くの食事を提供するため、出来立て、というわけにはいかない。だけど、制約のある中では味は良い方だと思う。味付け、どちらかと言えば家庭料理に近く、薄味で飽きにくいこともあり、多くの人が毎日利用している。メニュー、定食ではなく、一皿一皿好みのものを選ぶことができる。メインとなる大皿のほか、サラダや小鉢などもあり、ご飯も大小あり(大盛りも可能)、好みや食べたい量に合わせて選ぶことができる。私の場合、食べ過ぎないようにカロリー表示をみながら大皿一つと、余裕があれば小皿/小鉢などを追加している。私は滅多に食べないが、他にはうどんやラーメン、軽食(丼ものやチャーハンなど、日替わり)もある。好き嫌いがある人でも、まず不自由はしないと思う。

社員食堂、これは非常に安い。大皿ひとつとご飯(小)に味噌汁であれば、300円台から。更に小皿などを一品追加してもだいたい400円台で食べられる。軽食を選ぶと割高なので500円を越すこともあるが、大きく超えることは無い。安いと思う。たまに東京に出張に行って、日替わり定食で980円だったりすると、月に2万円! なんて驚いてしまう。
しかし、安いゆえに問題もある。作る量にあまり余裕がないのである。遅く行くと人気のあるメニューは売切れてしまうこともある。全てが売り切れで食べられない、ということはないが、選択肢が限られてしまうことになる。そんなとき、便利なのがカレーライスである。

カレーライス、これはある意味非常に便利な食事である。直前に暖めればよいので、比較的早く出してくれるし、味のはずれも少ない。比較的安いこともありがたい。なので、旅行中にあまり時間が無いときなど(博物館めぐりはいつもそうだけど)、あるいは初めての店でなんとなく不安があるときなどにもはずれが少ないので非常にありがたい。もっとも、業務用のソースをベースにしているのか、味は良いのだけど市販のレトルトにそっくり、ということも結構ある。それでも、カレーははずれが少ない、ということで非常に便利な食事である。

さて、今日の食事、仕事の都合で非常に遅く行くことになってしまった。社員食堂、だいたいの利用人数がわかっているからか、普通は選択肢が少ないながらもある程度残っているのだが、今日はサラダなどの小皿は残っているものの、メインの大皿がほとんどない状態だった。
ならば久しぶりにカレーの出番! と思ったのだが・・・こんな日に限ってカレーも売り切れだった。

フロッピーディスク、生産中止へ 2010/10/5
家電店の売り場で、偶然フロッピーディスク(以下FD)の媒体売り場の前を通ったところ、製造中止決定の張り紙があった。
フロッピーディスク、手軽なデータ記録媒体であったが、記憶容量が1Mバイト少々と今となっては非常に少なく、写真1枚さえ入らない状態になってしまい、使われなくなってきた。私自身、ここしばらく使ったことが無い。というより、フロッピーディスクドライブのついたパソコンは1台も無い。ただ、外付けのドライブは持っているので、それを繋げば使うことはできる。

最近使うデータ、文書の文字だけなら1Mバイト以内でだいたい収まるのでFDでも十分である。だけど、写真は3Mバイト以上になるし、動画となると短時間でもすぐに数百Mバイトになってしまう。FDの1Mバイトではとても足りない。FDではデータの大きさ、○Kバイトであったが、もうKバイトという単位自体使うことがほとんどなくなってきてしまった。

FD、私は今までの一般的な3.5インチのではなく、5インチから使い始めた。業務では8インチも使ったことがある。5インチのFD、これは今からは考えられない位高価であった。当然外付けで、ドライブが2台のものが30万円以上していた。PC本体、たとえばPC-8001が16万円だったからその2倍近い高価なものだった。だから、その頃はほとんどの人はとても使えず、カセットテープで数分間かけてプログラムを読み込んでいたものである。初めてFDを使うようになったのは、PCに内蔵の機種が出始めた頃だった。ドライブ、2台内蔵のものが高価で買えず、1台で使い始めた。その速さと容量の大きさに驚いたものである。FD1枚を一杯にするのに相当時間が掛かったものである。そして、このFDに辞書を入れ、ワープロが使えるようになった。今のハードディスクに比べると桁が違う遅さで、それをいちいち読みに行ったので漢字変換も待たされたと思うのだが、不思議といらいらすることも無く使っていた。カナ漢字変換自体画期的なことで、日本語タイプライタの不便さを見て知っていたからかもしれない。

フロッピーディスク、5インチ中心に使っていたとき、データ交換は郵送で行ったりしたが、媒体そのものが柔らかい上にケースはなく、紙の封筒みたいなものに入れていたので、送付する際は厚紙で挟むなどして気を使ったものである。これが3.5インチに変わったとき、媒体がプラスチックになってそのまま送ることも可能になった。
この頃から媒体が安くなり、知人に送る際も送りっぱなしになった。それまでは、代わりの媒体を返送したりしていた。1枚数百円で何枚か送るとちょっと高い、と言う感じだったが、100円程度になるとわざわざ返送、と言うこともなくなった。

その後、ハードディスクが普及し、外部とのデータやプログラム交換にはCD-ROMが使われるようになった。CD-ROM、容量は650Mバイトで、これはFDの500倍近い。音楽はともかく、こんな大容量、使いきれるのだろうか? と思ったものであるが、今はその約10倍のDVDでさえ足りなくなってしまった。また、データの交換ではフラッシュメモリもよく使われる。デジタルカメラのSDカードなどもそうだし、USBメモリも使われている。これらは切手程度あるいは指先程度の大きさで、数Gバイトあるいは数十Gバイトの容量がある。そして、2/4Gバイト程度の普及品なら数百円で売っていたりする。特にUSBメモリは、現在のPCほとんど全てで使用できる。FDの使えないPCもあることを考えるとUSBメモリの方がより確実だと思う。

今、FDが消えるのは仕方の無いことと思う。が、フロッピーディスクが超高級品だったことを考えると、とても寂しく思える。
それはそれとして、OFFICEなどソフトウェアの”保存”のアイコン、フロッピーディスクのイメージが使われていたりする。今動いているOffice2007もそうだし、他にも結構使われている。フロッピー死してアイコンに残る?
山崎へ 2010/9/23
大阪と京都の境にある山崎、私はまずサントリーの蒸溜所を思い浮かべる。ここには資料館が併設されていて、また見学もできる。そして、有料で各種ウィスキーが飲めるテイスティングカウンターもある。山崎蒸溜所、比較的行きやすい場所にあるので、何回か行っている。今回、青春18切符の最後の1枚を使ってもう一度行って見たいと思った。

私の18切符を使っての博物館訪問は過酷である。早朝に出かけるのはもちろん、時間を少しでも節約して館数を稼ぐために昼食もコンビニのおにぎり(弁当は食べにくい・・・)だったりする。朝昼晩の3食、電車の中で済ませることもある。しかし、今回は時間に余裕を持たせてゆったりと旅を楽しみたい、と思った。そして・・・実はこの日は9/10、平日なのである。青春18切符は5回使用できて11500円。有効期限は9/10まで。その前の休日で4回使った。あと1回分、未使用で捨てたとしてももう元は取っている。だけど、今年はまだ夏休み以外に休暇はとっていない。なので、仕事の合間を見て休暇を申請した。

こういう、のんびりとした旅の楽しみ、これはなんといってもお酒だろう。昼の酒はおいしい。まして朝の酒は格別である。但し、18切符の旅ではビールはいけない。飲みすぎるとトイレに行きたくなる。幸い、普通列車とはいえ、利用する区間の快速などの電車内にトイレはあるのだが、人の乗り降りもあるので荷物が心配になるである。途中駅での乗り換えもあわただしいのでトイレに行きにくい。では日本酒は? これは開けてしまうと飲みきらないといけない。一番のみ安いのはウィスキーである。ウィスキーならミニボトルが売られているし、私はスキットルを持っているので携帯には好都合である。それに、山崎に行く目的もウィスキーなのだからなおのこと、である。ウイスキー、いろいろあるが、私の好みのひとつ、アイラのスコッチ、ボウモアを用意した。これは、燻製の香りが強い、個性的なウィスキーである。
お酒が決まるとおつまみである。私は、何も食べずに飲む、というのが苦手である。簡単なものでも良いので何か食べながら、でないと飲めない。これもあって、旅行中に飲むのは食事と一緒のことが多い。車内なら駅弁とビールも大好きである。(ビール、と書いたのは駅弁は特急で食べることが多いからである) だけど食事以外なら簡単なおつまみでよい。ウィスキーのおつまみで好きなのはチーズであるが、上質のナチュラルチーズとなるにおいが強いので、電車の中では避けたい。なので、それに近くて匂いも弱めのチーズ系のおつまみとサラミ、そしていつもの柿の種を用意した。これなら電車の中でも食べやすい。

出発は、いつもよりのんびり、とはいえやはり朝早く、6:14発の電車である。これに間に合うように最寄バス停から始発のバスに乗る。ついでながら休日は始発のバスが遅いので駅まで車で行っていた。電車旅でありながらお酒は飲めなかったのである。到着したバス、これは通常のバスではなくて空港行きに使っているバスであった。空港に行く前にこちらまで回ったのだろう。椅子がよいのでちょっと得した気分で駅に向かう。
今日は平日なので通勤通学の人も多数乗るはずである。だけど朝早い金沢ではまだ人は少ない。いまのうちにと朝食を済ませる。これはいつものようにコンビニで買っておいたサンドイッチとコーヒーである。今までの18切符の旅、金沢からは特急に乗っていた。でないと時間が稼げず博物館訪問の効率が悪いからである。いつもと同じ区間だけど、普通列車でゆっくり行くとずいぶんと雰囲気が違う。これは他の区間でも感じたことでもある。そして、やはり平日の朝の電車は違う。私は”旅”だし、他に青春18切符を使った乗客らしい人も見かける。しかし、多くは通勤通学の人である。電車の中で見る分には特に急いでいるようには見えないが、やはり仕事などに向かう雰囲気がある。あたりまえだけど、のんびりお酒を飲む雰囲気ではない。それに、隣には通勤の人が座っているのでとても飲めはしない。
電車を敦賀で乗り換え、近江塩津で更に乗り換える。時刻は9時を過ぎ、のんびりした雰囲気に変わってくる。電車は琵琶湖の西側を抜ける。琵琶湖を眺めながら電車は走るのだが、あいにくとそちらは朝の日差しが当たる。最近の電車は日差しや熱線を和らげるガラスが使われていて以前ほど暑くはないのだが、朝は太陽が低いので眩しく感じることも多い。なので、日の当たらない側に座ったのだが、反対側はブラインドが下ろされて湖は見えにくい。琵琶湖を見ながらお酒を楽しみたいのだが、ここは山を眺めてのお酒とした。
電車の窓枠に置いた小さな杯にウィスキーをスキットルから注ぐ。注ぎ口から空気が入るときの小さな音が聞こえる。電車の音にまぎれそうだけど心地よい音である。電車のゆれを考えて半分で抑えておく。普通列車は、駅によっては特急列車の退避などで大きく揺れることもあるので注意が要る。器がコップではなく杯なのは私の好みである。もちろんガラスでも良いのだが、こういうときはなんとなく杯がよさそうに思え、使っている。おつまみは隣の席に置いたかばんとの間に。別に堂々と飲んで食べても良いのだが、周囲には所要で出かける人もいると思うので、ちょっと遠慮しながら、となった。電車で、景色を見ながらのお酒、これはとても気持ちが良い。
次は近江今津で乗り換えだが、ここでちょっとトラブルが・・・。乗車予定の快速が運休とのこと。その代わりということで、その15分位前の普通列車が発車しないで待っていて、快速の時間に発車となった。行き先も変わって京都までである。運休、と聞いたとき、米原に回っていた方が良かったかな? と一瞬思った。ちょっと遅くはなるけど乗換えが減るコースだった。が、考えてみれば発車時間が同じなので、快速が普通になった分、遅くなるだけで大きな差ではない。
予定よりちょっと遅れて地下鉄に乗り換える。ここで、切符の自動販売機は? と迷ってしまった。探せば案内はあるのだが、JRの販売機もあって分かりにくいのである。更に遅れて目的の博物館に向かう。山崎蒸溜所が目的とはいえ、少しぐらいはと、3館リストアップしておいたのである。いずれも地下鉄駅から5分程度の距離である。そのうちひとつは夏休み期間が閉館なので今まで行けなかったのである。ようやく行けた美術館、なかなか良かった。
リストアップは3館だけど実際に見たのは2館。予定よりやや早く山崎に向かうが、もともと地下鉄からJRの乗り換えがぎりぎりなので余裕というほどのことはない。予想通り昼食の時間がないので駅のコンビニでおにぎりを買う。が、ホームに出ると丁度発車するところだったので飛び乗る。山崎までは15分ほど電車に乗るのだが、あいにくとロングシート。ここで食べる気にはなれない。駅についてホームの椅子で食べる。まあ似たようなもの? だけど人がいないので食べやすい。次に電車が来るまでの間にあわただしく食べる。

さて、山崎である。目的は有料のテイスティングカウンターであるが、蒸溜所の見学も申し込んである。見学は既に何回もしているのだが、実は今回、見学の粗品が目的でもあった。粗品、グラスなのだが、昨年白州で見学の際にもグラスを貰ったのでペアにしたい、ということもあった。あと、見学の際にいろいろと学べることもあるからでもある。(無料の試飲も目当て、というのも本音である) 今回、平日だからか初めて蒸溜釜に火が入っていた。さすがに暑い。白州の見学の際、火が入っていると暑くてたまらない、などといわれたけれどその通りである。全部の蒸溜釜が動いていたわけではないが、釜全体が熱を出すのだろう。結構な暑さであった。
そして試飲である。グループもいるので席を適当に割り振ってくれる。今回は4人席に男性2人組と相席となった。まずは山崎10年のハイボールである。炭酸水で割ったもので、今の流行である。続いて白州10年のハイボール、山崎12年の水割りを貰う。向かいのお二人もお代わりしている。続いてストレートで白州と山崎を貰う。ただし、少なめにお願いした。テイスティングカウンターで飲みたいのでちょっと抑えたのである。このときには相席のお2人もロックで飲んでいる。

さていよいよテイスティングカウンターである。ここではさまざまなウィスキーが有料で試飲できる。サントリーのはもちろん、海外のものもある。どれも安い。100円からある。ただ、熟成が長いものはさすがに高く、20年を超えるものなどでは2000円以上になったりする。さて何を飲むか? ここにはシングルカスクらしいものもある。ブレンド前の原酒に近いお酒で、これはここでしか飲めない。だからいくつか注文することが多い。今回、その中からチェリー樽とスモーキーをまず選んだ。
ここの席、休日は空いていないことが多いのだが、平日の今日は空席が多い。窓に近い席に座る。緑の多い庭を見ながらゆっくりと飲む。おつまみがないので少量ずつ飲むしかない。いつもは使わないチェイサーも今日は使う。
スモーキー、これは燻製の香りが強いものである。サントリーでは白州(これも白州に使われているものである)がそうだし、ボウモアもそうである。やや強めの香りを楽しみながら、続いてチェリー樽も楽しむ。ゆっくりと時間を掛けて飲む。
さて次は? でも、ちょっと多いかな、と感じてしまっていた。チェイサーやハイボールなどで量が多くなったこともあるし、比較的短時間に食べずに飲んでいることもある。あと1本なら・・・と、みずなら樽を選んだ。これは日本独自の樽だそうで、短期の熟成ではだめだったようだけど長期熟成させることで個性的な良い原酒になったそうだ。これも好みに合っている。ただ、熟成が長いのでかなり高くなる。

3杯目、さすがに飲みすぎに感じた。ただ、アルコールの量的なものではなく、おつまみなし、チェイサーつき、というのが効いているかもしれない。1時間程度の短時間で飲んだからかもしれない。山崎で飲んだウィスキーの量、ストレート換算でせいぜい120mlである。アルコール量で言えばビールの大瓶2本分くらい、日本酒なら2合である。私にはこの位なら飲みすぎではない。が、しばらく電車で揺られていると二日酔いみたいな感じになってしまった。夕食用に買ったサンドイッチは結局電車内では食べられなかった。もっとも、アルコール量は限界以内だから、金沢に着く前には食欲が戻っていた。

テイスティングカウンター、もしおつまみがあればもっと飲みやすかったと思う。実際、試飲ではチョコレートとナッツ類がおいてあった。それがここにないのは? やはりここは味比べの場であって飲む場所ではない、ということだろう。飲みすぎを防ぐことも理由かな、と思う。

二日酔い的症状となると・・・無料の試飲分がちょっと残念に思える。これがなければもうちょっと種類を増やせたはずである。やはり、ただ酒は飲むものではないな・・・


銀河鉄道999、パスはいくら? 2010/9/19
今年の夏、NHK BSで銀河鉄道999の特集をやっていた。私は999のファンではないし、最初の放送も映画も見ていない。だけど、ちょっと気になって録画し、ゆっくりと見てみた。人気があるのも分かるな・・・と思った。さて、銀河鉄道999は、宇宙空間を走る列車が舞台である。そこに出てくる乗車券、星野鉄郎が持っている”パス”は、無期限という恐ろしいものである。映画では全線無期限のパスも出てくる。現実には存在しないようなこの乗車券、これ一体いくらになるのだろうか? 鉄道好きの私としてはちょっと気になる。で、試算してみようと思う。

まず前提条件として、記名人のみ使用可能とする。宇宙に出る交通機関はまだないので、現実的に地球であらゆる乗り物(但し公共交通機関、タクシーなどを除く)に乗れるパスがあれば、と考えてみよう。
いきなり地球の乗り物全て、というのは想像しにくいので、まず日本で全線乗車可能な乗車券を考えてみよう。全線利用可能な乗車券として、思いつくのはJRの青春18切符である。これは、JRの普通列車に限り自由に乗車できるもので、1日2300円である。かなり安いと思うが、普通列車のみで時間が掛かるからこの値段なのだろう。特急にも乗れるとすると、現実には出張の多い人も結構使う可能性もあるが、それでも毎日乗るわけでもないだろう。青春18切符の約2倍で1日5千円で何とかなりそうに思う。日本には私鉄もあり、各社で1日乗車券も出ている。規模によるが、数百円から数千円程度で結構幅がある。ではJRに私鉄全社の分を加算すべきか? だけど、切符は全線に乗れたとしてもJRと私鉄、同時に乗れるわけではない。とすると、高い方のJRの分だけ考えておけばよさそうに思う。現実にはパスの代金を各社にどう配分するかが非常に難しいが、ここは空想の世界なので料金だけ考えることにする。私鉄にはバスもあるが、この分を含めてもJR分の1日5千円で収まるだろう。では飛行機の国内線はどうだろうか? こちらには1日乗車券なんてない。飛行機の場合、片道乗るとしても2万円はすぐ超える。これも毎日乗り続けるわけでもない。これは1日あたり1万円でよさそうにも思える。これもJRの分に加算、ではなくてどちらか高い方のみでよいだろう。
ここで飛行機の国際線に広げてみる。これももちろん1日乗車券なんてない。では片道は? たとえば東京からアメリカに飛ぶのはエコノミーでも定価なら片道20万円以上になるが、割引であれば5万円位見ておけばよいだろう。とすると、これも毎日乗るわけではないから、1日1万5千円程度でよいかな、と思う。国際線といえば数少ないが、船もある。客船、これは食事なども付くとはいえ、もう少し高い。1日2万円では厳しいかもしれない。しかし、999で鉄郎が乗っているのは3等車である。現実の客船には座席車に相当するクラスは必ずしもないが、狭い相部屋であれば、この料金でもよいかな、と思う。
では、宇宙旅行となるとこの何倍になるのだろうか? これは想像できないが、もし宇宙が鉄道のような手軽な手段で旅行できる世の中になっているとすると、その金額、今の海外旅行と似たようなものかな、と思う。なので強引に1日1万5千円で考えてみる。とすると1年分は約550万円になる。切りよく500万円とする。記名者が生涯利用可能として、20年分で1億円になる。1億円、安くはないけど現実離れした金額ではない。富豪なら買える値段である。庶民にはむりだが、想像できない金額でもない。多少現実味のある価格である。
しかし、銀河鉄道999の乗客は人間だけではない。体を機械で置き換えた、永遠の寿命のある人たちも多数いる。そうなると、20年ではなくて500年、1000年で考えなくてはならなくなる。200年分とすると10億円になる。永遠の寿命を考えるとこれではとても足りないかもしれない。で、ここで考え方をちょっと変えてみる。鉄道会社の場合、大株主には全線パスを出しているところがある。配当金の代わりの全線パスとすると、株式10億円相当くらいあれば全線パスというのは妥当なのかもしれない。株であれば現実世界でも子孫に引き継げるのだからこれでよいかもしれない。銀河鉄道999は1社なので料金配分なんて考えなくて良いから、この位でもよさそうに思える。
しかし、ここで疑問がでてくる。仮にパスが10億円なら、機械の体はそれより高いのか? ということである。もっとも、機械の体をただでくれる星があるなら、無期限パスではなくて単に往復の切符を買って行けばよい、となる。片道約1年掛けてゆく列車、JRの運賃を目安にしてみよう。東京から博多まで5時間で約2万2千円。1往復半はできるので7万円弱になる。また、トワイライトエクスプレスは約23時間走って2万5千円。だいたい1日2万円位だろうか? これだと片道730万円になる。長距離だから割引して往復で1千万円というところか? この程度ならば一生懸命働けば買える。機械の体より安そうな気がする。

ところで、全線乗車券などのフリー切符、これは、普通には料金以上に乗るから価値があるのである。1億円の全線無期限パス、元は取れそうにないが・・・。



燃費計 2010/8/27
車を買い替えたところ、燃費が表示されるようになった。
表示はいくつかあり、ひとつは瞬間燃費で、走っている今その瞬間の燃費が表示される。私の車ではグラフで表示される。メータの中央、あるいはカーナビの表示を兼ねた液晶画面に表示できる。加速時や上り坂などでアクセルを踏み込むとすーっと下がり、逆に減速時にアクセルを離すと振り切ってしまう。一定速度での走行時はそこそこのところでうろうろしている感じである。アクセルを踏んだ瞬間、2Km/L位まで下がってしまう。特に急な上り坂ではスピードが遅いとほとんど0に近い位置でうろうろしている。さすがにちょっと気が引けてしまう。

もうひとつ、任意の時点でリセットし、その後の平均燃費も計算できる。これはカーナビ側の記録とメータ側の2つあり、カーナビではグラフ、メータ側では数値で表示される。カーナビ側では過去の記録もある程度のこるので、給油毎の記録を残し、メータ側ではトリップメータみたいに適宜リセットして数値を比較している。
メータでの表示、これはなかなか便利で、運転改善の参考にしている。一例として朝の通勤の場合を書いてみると、家を出た直後、信号などの待ちや渋滞もあるので最初は2〜4Km/l程度、バイパスに入って流れはやや良くなるけど信号待ちを繰り返すところで5〜6Km/L、郊外に抜けて信号も減ると徐々に上がり、到着時点では8Km/lとなった。もうちょっと伸びて欲しいところだけど、ほとんどの信号で待ちがあるし、エアコンもつけている状態にしては悪くない数字だと思う。
燃費表示、かなり前の車でメーター式のを見たことがあるし、私の車と類似のものが付いた車は他にもあるようだ。表示させていれば、やはり燃費を意識する。通勤時などはもともとガソリンを節約する走りをしていたけれど、それが更に進んだようにも思う。また、ガソリンを節約する走り方、いろいろ言われてはいるが、その効果を判定することは難しい。今までは車の燃費の判断、満タン時に給油量とそれまでの走行距離で判断するしかなかった。しかし、それまでに相当走っている。燃費、街中のような走り方と郊外、更には高速道路で大きく違う。だから、ある時点で燃費が良かったとしても、燃費改善の効果があったのか、走る道路の比率が違ったためか、判断が難しく、効果がいまひとつ分からない。瞬間燃費でも明確な違いは分かりにくいのだが、同じような条件で平均をとれば違いが比較しやすいと思う。燃費計、結構便利なものだと思う。

ところで、この平均燃費の表示、通勤など比較的短距離で比較すると信号待ちなどの間にみるみる下がったりする。信号待ちの間はアイドリングでガソリンは減るのに距離は伸びないのだから当然燃費は下がる。比較的短距離(10Km程度)なので信号待ちの影響が大きいようだ。
そして・・・帰宅し、駐車場に入れようとしたときのこと。ハンドルを切り始めるタイミングを誤り、数回切り返しが必要になってしまったのだが、これまたみるみる数字が下がってしまった。駐車場に入ったときは8.4Km/lだったのに止め終わったときは7.9Km/L。家の駐車場、立体駐車場で、しかも前に余裕がないため、タイミングを誤るとこうなってしまう。ちょっと情けない話である。

つくば、科学系博物館の宝庫 2010/8/22
凧のイベントなどでどこかに出かけるとき、大抵近くの博物館を見学する。今回、7月の連休に所用で東京地区に行ったが、当然博物館も回ろうと候補を探した。その際、思いついたのが”つくば”であった。丁度はやぶさの帰還の時期であり、JAXAに行きたいと思ったのがきっかけである。ここを核とした場合、その周囲には何があるか? 私の場合、規模にもよるが、だいたい7館から15館回るようにスケジュールを組むことが多い。実際にはとても15館なんて回れないのだが、スケジュールとしては多めに組む。そして、候補はその倍以上リストアップし、行きたいところと行きやすいところを組み合わせてプランを作成する。今回、つくば駅を基点に周囲を調べると、国土地理院の地図の博物館や茨城県自然博物館、土浦の資料館、などがまず見つかった。多少離れていて移動の距離が長いなと思ったが、面白そうなところばかりである。更に調べるとつくばにもかなりの博物館があり、休日にはサイエンスツアーバスがあることが分かった。数はそれなりにあり、しかも私の好きな科学系ばかりである。どれも規模が比較的大きそうなので今回はつくば駅周辺に絞ることにした。つくば駅の周囲には、美術館を含めて9館ある。そのうち、訪問済みのつくばエキスポセンターをはずして8館。これだけあれば、プランとしては十分である。

つくば、ここは私には1985年に開催された科学万博の思い出が深い。丁度東京地区にいた頃でもあり、早朝、開場する直前にゲートに着くというのを何回か行った。その後、つくばの中心部にあるつくばエキスポセンターには何回か行ったのだが、その程度であった。それからずいぶんと変わっていることだろうと思う。久しぶりにわくわくする博物館訪問プランになった。
ここでサイエンスツアーバスについて書いておく。サイエンスツアーバスは、土日祝の休日と夏休み期間(休館の多い月曜日を除く)などに運転される。博物館等を結んでいて、500円(大人)で1日乗り放題となる。北周りと南回りの2系統あり、どちらも40分〜1時間程度の間隔で運転されている。サイエンスツアーバスの結ぶ施設は次の通りである。(資料館等のみ)
 ・地図と測量の科学館
 ・筑波大学 ギャラリー
 ・つくば植物園
 ・つくばエキスポセンター
 ・食と農の科学館
 ・サイエンス・スクエア つくば
 ・鉱地質標本館
 ・JAXA 筑波宇宙センター
これに、駅から徒歩で行けるつくば美術館を訪問の候補としてリストアップした。

次はつくば駅に向かってどう行くか? 東京駅発とするなら交通手段としては2つ、つくばエクスプレスと高速バスである。つくばエクスプレスは秋葉原駅から出ていて、快速で45分程度となる。そしてもうひとつ、高速バスである。東京駅から20分間隔程度で出ていて所要時間は65分となる。今回、選んだのは高速バスであった。バスの方が安い、ということもあるし、朝早めの出発で軽い朝食を取るにはバスのほうが良いと思ったことも理由である。そして・・・つくば行きのバスは以前から何度も見ていて乗りたい、と思っていたことも理由である。
乗ろうと思ったバスは7:40発。東京駅に早めについて荷物をロッカーに押し込み、乗車券を買ってバス乗り場に向かう。途中、おにぎり専門店が目に付いた。私は朝食はパンが多いのだが、専門店となると気になる。今日は和風に、と2つ求めた。ついでにお茶を。冷えていないものを、と言うとすぐに出してくれた。夏、冷えたものはありがたいのだが、一気に飲まない場合、周囲に水滴がついてしまう。かばんに入れるにはこれは都合が悪い。だから、可能なら冷えていないものを買うことにしている。(冷えた飲み物、猛暑のときは別の使い方もあり、有用ではある。これは後述)
バス停で待っているとバスは定刻の8分ほど前に乗り場に到着。始発のこの余裕がうれしい時間でもある。先客に続いて乗り込み、左の一番前を確保する。左を選んだのは北に向かう朝のバスで日差しを避けるため。そして、最前列は前方が見やすいので可能なら座りたい席である。ここは景色は最高だが、他の席にはある前席下の足を入れる空間がここにはないので狭い。更に左側席は行き先表示器があるので幅も狭い。だけど、隣が空いているなら苦にはならない。他に揺れも大きい欠点もあるが、私には車窓はそれ以上に楽しみなので可能なら最前列を選ぶ。
バスは発車してすぐに都市高速に入る。その後、隅田川に沿って浅草を抜け、更に北に向かう。以前、東京勤務時などには時々通った道であるが、久しぶりである。存分に車窓を楽しむ。今日のバスはJRバス。私見であるが、JRバスは一番安心して乗れるように思う。運転に余裕が感じられる。今回も模範的な運転であった。車線変更もスムーズであり、載っていても快適だし周囲の車も安心だろう。自分の運転を見直さなくては、と感じてしまう。到着の少し前、3車線の中央を走っていたのだが、左から2人乗りのスクーターが前に出てきた。後席はスカートをひらひらさせた女性である。高速なのでバスの速度は当然100km/h。スクーターはそれより遅い。それがいきなり前に出て女性が追い越した車に向かって手を振ったりしているのだから見ていてとても危ない。私なら警笛を鳴らしてしまうところだけど、バスはそのまま後についてゆく。なかなかまねできない運転である。発車前に運転士さんが、私がこのバスの安全に責任を持つ、ような挨拶があったけれどまさにそのとおり、と感じる。その後、バスは高速を降り、つくばにほぼ予定通り到着した。その直前、JAXAなどに止まる。つい降りそうになったが、JAXAの見学は10時から。降りてしまうと時間を持て余したことになる。

ここで早速サイエンスツアーバスの切符を探す。バスターミナルに待合室があり、自動販売機はあるがサイエンスツアーバスの切符はそこにはない。パンフレットをよく見るとここの窓口は、休日は9時から、となっている。それなら、とつくばエクスプレスの駅にある案内所で切符を求めると、首から下げる紐も一緒になっていた。ここで確認すると、一番早いバスは9:00発。バスターミナルの待合室での発売を待っていたのでは間に合わないことになる。駅の案内所のほか、バスの中でも買える。また、ひとつ注意としては、この地域のバスは後ろのドアからの乗車であるが、サイエンスツアーバスに限り前のドアからの乗車になる。

つくば駅周辺の博物館訪問、まず向かったのは9:15のバスで、国土地理院の”地図と測量の科学館”である。ここは開館が9:30であるが、バスの到着はその5分ほど前。既に駐車場には何台か止まっていて開館を待っている人がいる。数分とはいえ待つとなると長いが、前で待っていると、2分ほど前に”まだ時間前だけど外は暑いから・・・”と開けてくれた。この配慮はありがたい。地図や測量の展示のある資料館は他あるが、規模に関してはここが一番だろう。
ここでまず目に付く展示は、10万分の一の立体地図である。立体、というのは赤青メガネで浮き上がって見える地図で、吹き抜けの2階から見ても結構大きく見える地図である。また、ギャラリーには、現在の地図の展示もある。地形図を数枚張り合わせたものが並ぶ。
メインの展示室は2階で、まず測量に関する展示がある。測量に関するパネル展示、三角点と写真測量用の標識、測量の機器。測量の機器では、GPSを使った機器の展示もある。また、ちょっとした体験の出来る展示もある。測量での角度の測定、目測での測定などである。これもまた、面白い。
そして、古地図の展示もある。当然、伊能図の展示もある。複製ではあるが、古い地図の魅力、十分感じ取ることができる。伊能図は等高線などはないものの、測量行っての精密な地図なので現代の地図に近いものであることがよくわかる。
ここには屋外展示もある。球に貼り付けた日本列島、巨大地球儀の一部のような感じであるが、日本の範囲でも地球の丸さを十分感じることができる。このほかに、写真測量用の飛行機、三角点の測量用標柱も展示されている。
売店には地図関連の品が多数あり、なかなか面白いのだが、せかされるような感じで次のバスに乗ってしまった。

続いて筑波大学のギャラリー。が、ここは月曜日で休館。(他は祝日なので開いていた) バスを降りてしまったので次のバスを30分待つ? この道、大学の構内なのでタクシーは期待できそうもないから、ただ待つよりも・・・と次の植物園まで歩いた。バスは5分だから大したことない、と思ったけど結構あった。歩き始めたところで見た時刻からでもたっぷり20分はかかった。体力を使い果たしたので植物園は軽く・・・? 実は植物園や動物園、水族館は各地にあるけど差が少なかったりするので特徴あるところを中心にさらりと見ることが多い。が、ここには面白い展示もあった。たとえば絞め殺しの木である。もう少し見たい気持ちもあるが・・・次のバスに乗る。ここまでで約2時間半である。

時間は12時少し前。ここで昼ごはん? だけどゆっくり食べている時間はない。見学はまだ2館であり、10分後のバスを見送るとその次は1時間後になる。ここでの1時間は貴重である。発車までの10分間にコンビニに駆け込み、おにぎりとサンドイッチ、そしてお茶を買い、のこりの5分位で食べる。が、さすがに食べ終わる前にバスが来たので、サンドイッチはバスの中で食べる。コンビニ昼食、博物館訪問の際の良くある食事ではあるが、今までの中でもっともあわただしい食事だと思う。さて、今回買ったお茶である。コンビニでの購入なのでお茶は通常通り冷えたものである。かばんに入れるには冷えていない方がありがたいが、冷えた飲み物は、真夏の暑いとき、体を冷やすのに役に立つ。これもまた、重要な使い方である。

続いての見学はサイエンス・スクエア つくば。展示は、研究成果などを発表する場のような感じである。ここには以前見た癒しのロボットがあった。アザラシ形でぬいぐるみみたいな感じである。なでたり声を掛けたりすると反応する。これは市販されていて、全世界で2000体位売れたそうだ。名前、いったんリセットして呼び続けると自分の名前として認識するのだそうだ。そして、乱暴に扱っていると性格も悪くなるとか・・・。これ以外にも面白そうな展示が多数ある。ここの展示、ちょっとした体験が出来たり、液晶表示のタッチパネルを使っての操作や動画を含めた表示など、分かりやすいものが多い。
続いて隣接する、鉱地質標本館である。ここは地質、化石、鉱物といった展示であるが、非常に充実していて面白い。地学系の貴重な資料館である。地震に関する展示もある。速報的なパネルもあったりする。そして、鉱物標本も多いが、変わったところではポープダイヤモンド(これは青いダイヤモンドである)の複製展示もある。このほかにもハリネズミみないな鉱物標本などもある。
この一角にはコンビニがあり、ここだけのおみやげ物のあるようなのだが、今日は休み。残念だけど、休日は数少ない見学者だけでは利益が出ないなのだろう。

さて、いよいよJAXAである。ここでは施設見学も可能であるが、事前予約が原則である。空きがあれば当日も可能なようだけど、行った時点で既に一杯であった。ということで、展示のみを見る。展示だけなら予約は不要である。この展示は、2010年7月17日に新たにオープンしたもので、3日目に行ったことになる。そのためか、見学者も多かった。
ここの展示は、人工衛星などで、一部は実物もある。そのほかは模型による展示である。実物、というのは人工衛星の場合、予備機が作られる場合があるから、予備機のである。予備機は実際に打ち上げられたものと全く同じものであり、直前の故障に備えることと、打ち上げ後の故障解析に使用したりするものである。だから、もし打ち上げれば機能するものである。それを展示しているのだから、これは本物、といって良いだろう。それを見ることができる。
地上で見る人工衛星、これは以外と大きい。ひまわりはまだ小さいが、かぐやは結構大きい。これが月まで飛んだのだからすごい、と思える。そして、これは1/2の模型であるが、はやぶさの展示もある。人工衛星、地上の機器とはまた違った特徴も見られる。たとえば金色の薄い箔のようなものに覆われているが、これは光を反射させたり断熱したりするものである。また、かぐやは黒いがこれはカーボンなのだそうだ。こういう違いをみるのもまた面白い。
そして、宇宙ステーションの実験棟きぼうの模型もある。外から見ると大きいが、中から機器があるのでそれほど広くは見えない。それでも窮屈には見えないだけの広さがある。人によっては”広い”と感じることと思う。
また、宇宙ステーションに各種補給品などを運ぶ補給機、HTVのモデルもある。これは言ってみればトラックの荷台の様なもの。広い、と思う。2トントラックの荷台位はたっぷりある? さすがに宇宙への宅配便である。こういう展示を見ていると宇宙への関心が高まってくると思う。
展示の中央には、お約束の(?) 宇宙服による記念撮影がある。板から顔を出して、というのと似たようなものとはいえ、宇宙服に入るようにしての写真である。結構人気があった。後日、家族で行ったときは、当然、ここで記念写真を撮った。
ここでは売店も大人気である。狭いけれど商品が多く、充実している。宇宙食、各種模型、書籍・・・。欲しいものがいくつもある。実際、次々に売れている。ここでは子供の土産にボールペンを買った。特別なものではないのだが、ここで買った、というだけでも価値があると思う。

残念だけどここで時間切れである。今回はつくばを15:30頃に出る必要があったため、JAXAの後にちらりと寄った美術館を含めて訪問したのは5館になった。私としては少ないほうだけど、どこも展示が充実していてもっとゆっくり見たいところばかりである。正直な話、もう少し時間があれば、と感じる博物館訪問だった。つくばの博物館、数は9館、そのほとんどが科学系である。そして、展示も充実している。つくばエキスポセンターにはプラネタリウムもあるし、そのほかの資料館にも実演があったりする。そして、どこも質問すれば丁寧に答えてくれる。じっくりと見学した居場所ばかりである。9館、車を使えば1日で回るのは十分可能だけど、時間はかなり苦しい。科学系博物館の宝庫として、2日はかけてじっくりまわりたい場所である。

写真撮影の心得? 2010/8/18
凧の大先輩、すずめさんのブログで凧のイベントで写真を写される事に関する記事があった。私も凧のイベントでは写されることは結構ある。そして、いろいろと注文されることも時にはある。これに対しては、たとえば一般の人が凧と一緒に記念写真を、と言われれば断ることはまずないが、アマチュアカメラマンの要望に関しては時々どうかな・・・と思うこともあり、不快になってりする。ある例、八日市の大凧祭りでのことであるが、どいて欲しい、と言われたことがあった。そのときは応じたが、今なら「参加者に指示するな」と言い返すかもしれない。私の服装は普通の人と同じなので名札でしか区別できないし、その時は一眼レフカメラを首から下げていたので同じカメラ仲間と思われたのかもしれない。だけど、参加者としては不快である。

不快な撮影者、これは残念ながらいろんな場所で時々目にする。私が何度も撮影に行くのが金沢、という観光地だからかもしれない。
金沢、ここは観光地ではあるが、その一部は生活の場でもある。具体的な場所で言うと、兼六園は純粋な観光地で、テーマパークと似たようなもの、と言える。だから、地元の人もいるけれど、観光の場であることを認識して行動している。しかし、おなじ観光地であっても武家屋敷跡や茶屋街は違う。ここは、景観が保護され、観光客も多いし、また観光客相手の店も多い。だけど、ここに生活している人も多数いる。もちろん住んでいる人は観光地であることを意識しているけれど、逆に観光客もここが生活の場であることを認識しなくてはならない場所である。それを忘れるとおかしなことになる。
生活の場でもあるところでの写真撮影、思い通りにならないこともある。それは仕方のないことでもある。そこに住む人が買い物袋を下げて歩くこともあるし、自転車で通り抜けたりする。車で通り抜け、また自宅の駐車場に出入りすることもある。これは、ここで生活をしているのだから仕方ない。もし観光地としての写真を撮りたければ、ちょっと待つ、あるいは写りにくいように工夫をすればよいことである。でも、そのちょっとした工夫もしないでつまらないことを言っているのを耳にしてしまうことも少なくない。一例、主計町の茶屋街裏でのことである。”あのふとん、じゃまねぇ・・・取り込んでもらうように言ってみようかしら”と。これは暗がり坂の坂の途中でのことである。確かに民家の2階に目立たないように布団が干してあった。通りを歩く際にには見えないと思うが、ここからは写真に写ってしまう。で、その人たちの撮影が終わったあと私も写してみた。なんのことはない。横に1mもずれてちょっと屈めば手前の建物の軒先でふとんは完全に隠れてしまうのである。構図はちょっと変わるが、最初の位置と大きく変わるわけではない。つまらぬことを言う前にそのくらいの工夫はして欲しいものである。

写真、絵と違ってそこにあるものはどうしても写ってしまう。絵ならば邪魔なものは書かなければ良い。でも写真はそうはいかない。ではどうするか? 邪魔なものを移動するのも手ではあるが、それは原則、考えないことだろう。ならば、邪魔なものは隠す、目立たなくする、というのが写真撮影の心得のひとつだと思う。構図を少々変える、絞りを開いてぼかす、人と重ねて隠す、居なくなるのを待つ、せめてそのくらいのことは考えて欲しいと思う。
そして、”待つ”にしても周囲が見えていない人も結構いる。これは武家屋敷跡でのこと、土塀などを写すのに用水の上で一眼レフに三脚、液晶ディスプレイのフード、というスタイルであった。この場所、その後ろなどを写したい人もいる場所なので、短時間の手持ちで、と言いたくなるところで三脚でじっくり構えられても困るのである。何か特別なタイミングを待つならそれも仕方ない、とも思うがそうでもなさそうである。そうなるとなお邪魔である。一応スタイルを決めてはいるが、撮影の様子を見ると残念ながら初心者であることが分かる。写真家のスタイルを真似るなら別のところも真似て欲しいものである。初心者ゆえに遅いのも困る。私も、観光地でなにかのタイミングを待つことは結構ある。たとえば人が多すぎず少なすぎず、金沢らしさの出る観光客が適度に立っている場面などである。それも、Web掲載用には後姿の方が良い、などである。でもそれを写したくなる場所は多くの人が記念写真を撮るところでもある。だから、占有しないで外れてタイミングを待ち、さっと飛び出して写す、と言う感じである。撮影中でも記念写真を撮りたいと思う人がいればさっさと場所をあける。かの三脚の主、つぎはここで写そうと、離れた場所に三脚を構えていた。記念写真を写す人が入ってしまうだろう。そういう場所で、背後から三脚でじーっと構えて待っていられても配慮は出来ない。普通の撮影者だと譲り合い、と言う気持ちにもなるがこういう人では・・・。被写体と重なるのを承知でカメラの前に出て写したりする。

以前、鉄道写真などで”カメラ小僧”なんてさげすむような言葉があった。写真、写す側としてはこういう言葉がなくなるように努めなくてはならないと思う。注意していても自分がやってしまう可能性はある。常に周囲を心して見渡さなくては・・・。
寺院風の礼拝堂 2010/8/15
彦根に行った。目的はもちろん博物館である。博物館訪問、事前にWebなどである程度調べてゆくが、現地で真っ先に行うのは周辺の博物館の確認である。これは、現地でしかわからないような小さな資料館等が少なくないからである。
今回、彦根の目的は、近江鉄道の資料館ともうひとつの2館であった。近江鉄道の資料館は開館日が限定されることもあり、はずせない。ここを見学の後、駅前の観光案内書で地図を手に入れた。彦根、彦根城とそこに隣接する博物館が知られているが、ここは既に行っている。それ以外は? と思って地図を眺めると彦根城に以前なかった資料館ができていた。そして、旧銀行の小さな資料館もあった。この地図で気になったのが”スミス記念堂”である。この名前からは資料館かどうかはわからないが、なにか価値のある建物のようにも思える。ついでながら、私の場合、古い建物を公開している場合も資料館相当として扱っているので行って見た。

スミス記念堂、名前からなんとなくキリスト教関係かと思っていた。が、見えてきた小さな建物は”お寺”? 屋根は入母屋風の瓦屋根に土壁。入り口も神社やお寺と似たような感じのつくりになっている。入り口ちかくに”スミス記念堂”の文字があり、間違いない。キリスト教、の前に”スミス”文字とこの寺院風の建物が全く結びつかない。 
しかし、中はまさに礼拝堂である。中央に廊下があり左右に長椅子が並び、正面には祭壇と十字架がある。装飾は和風の造りではあるが、ブドウや十字架の、キリスト教関連のものである。天井は寺院と同様の格子状のもの。窓は、寺院などでも見られる変形の窓で、たとえば銀閣寺の窓などとも似たような感じがある。だけど、どこか洋風が混じったような、そんな不思議な建物である。日本の技術で作られた、和風の礼拝堂となる。
スミス記念館、牧師であり彦根高等商業学校の英語教師でもあったパーシー・アルメリン・スミス氏が、昭和6年に作ったそうだ。その後、道路拡張で取り壊されることになったところを「スミス礼拝堂を彦根に保存する会(平成15年6月に特定非営利活動法人スミス会議に改称)」が湯釣り受け、移築、公開されたものである。

和風の教会等は、ここでボランティアで説明されている方の説明によると、日本の5か所程度あるそうだ。今までに行ったところにもあったとのこと。こういう建物を見ると、非常に貴重で重要と思える。キリスト教の様式をうまく寺院建築で表現した、そんな感じに思える。この礼拝堂を残し、公開してくださる方々に深く感謝したい。


滋賀県彦根市本町3 (彦根城に隣接)
土、日曜日の10:00-16:00 公開。
見学は無料ですが、建物維持、パンフレット作成等のため、寄付をお願いします.



秋葉原、変わったところ、変わらないところ 2010/7/28
秋葉原に久しぶりに行った。10年近く行かなかったような気がする。電子部品などで特殊なものを求めるのであれば秋葉原は有用であるが、そういうものを買うことが減り、大抵のものであれば(金沢の)近所の店で十分なので、秋葉原でなければ、という必要性が薄れてきたと言うこともある。家電は東京近辺にいるならメリットもあるが、地方都市からわざわざ買いに出ることもない。そして、今ではWeb等での通信販売でもいろいろと買える。パソコン部品などにしても最新のもの以外なら秋葉原でなくても良い。ということで、秋葉原にわざわざ行くメリットが薄れてきた、となると思う。
とはいえ、久しぶりの秋葉原である。今回、特に何を買う、というものはなかったし、時間もつくばエクスプレスからJRに乗り換えるときにちょっと、と言う程度だったのでそんなに広く歩いたわけではないのだが、やはりここは特別な場所、と感じた。そのことをちょっと書いてみる。

まず変わったところである。一番は駅、これが大きく変わってしまっていた。ホーム自体は大差ないのだが、ホーム下のコンコースが広く大きく変わっていた。以前はたとえば山手線などから降りると狭い通路に出て、そこを抜けて改札(1箇所)に行く、という感じだったのが広い広いコンコースになり、改札口も複数になっていた。コンコースとホームを結ぶ階段も増え、ここだけ見ると同じ駅とはとても思えない位の変化である。電気街の改札付近、以前緑の窓口などがあったあたりは工事中であり、これから更に変わることだろう。
次は、現在の秋葉原の名物ともいえるメイド、だろう。メイド喫茶など、メイド服の女性がやはり目に付いた。道路で見るのは多くはチラシ配り、つまりアルバイトであるが、そうではない一般の人、と思える女性もいた。メイド服、これは話には聞いていたので見てみたい、とは思っていて、どのあたりに? と考えながら駅前に出たのだが、考えるまでもなく、出てすぐにチラシ配りのメイドがいた。以前、このあたりはメーカのキャンペーンのチラシ等を配る人が多かったのだが、今回は時間が遅いからか、全く目に付かなかった。このあと、以前時々行った店の様子を見に、裏通りを歩いたのだがメイド服の女性は更に多かった。
そして、駅前のビル、ここには小さな店が何店も入っているビルであるが、1階の様子があまり変わらなかったのに2階に上ってびっくりした。目に付いたのはフィギュアなどアニメのキャラクタ関連の店である。かなりの広さであり、お客も多い。この種の店にはとても入る気持ちにはなれないのでそのまま素通りしたが、何軒もあるようである。
そのほかに変わったこと・・・。やはり、店の入れ替わりだろう。時々行っていた店が閉店していたし、新しい店もあった。狭い範囲しか見ていないけれど、時々とはいえ買った店がなくなっているのはやはり寂しい。

次は変わらないこと。
嬉しいことにガード下やラジオデパートなどにある小さなお店の集まり、ここは健在だった。一部シャッターの下りている店もあったがその多くは祭日だから休み、のようだ。これらの店、小さいところは間口が1間位しかない。奥行きも狭く、店員たった一人で身動きできない程度になってしまう。売り場が狭いから当然専門店になる。たとえば、専門書のみ、特殊な電気部品のみ、更には工具、測定器など普通では成り立たないような特殊な専門店ばかりである。その代わり、その分野に関しては品揃えは良い、ということになる。中にはネジ専門みたいな店もある。また、電球専門店もあり、ここには装飾用の特殊な電球も置いてあったりする。こういう楽しい店も多く、一番秋葉原らしい場所だと思う。この場所が以前と同じ雰囲気のまま残っていたことはとてもうれしいことである。
もうひとつ、店は変わったりしてもお客は非常に多く感じた。これもまたうれしいことである。駅は広くなったりしたけど相変わらず混雑している。電気街の近くの人の多さは相変わらずである。
ついでに言えば駅の自動券売機の混雑も同じだった。秋葉に来ているのだからやはり先端技術? のICカード(Suicaなど)、というのは間違いなのかな、なんて思った。

変わらないところ、結構多いのだが・・・秋葉原に通い続けたこともある私としては、変わったな、というのが正直な気持ちである。
でも、また行きたいとは思う。


渋滞の話 2010/7/25
最近、朝の通勤時の渋滞が増えてきた。恒常的な渋滞ではなく、事故などによるものである。事故などによる渋滞、以前はほとんどなかったのだが、最近は月に1度程度の割合で起きているような気がしてきた。私の朝の通勤、距離は10Km弱で、普段は25分前後である。ほとんどが片側2車線のバイパス的な道なのだが、その道でも街中は信号が多くて渋滞気味であり、道路が良い割には時間が掛かる。帰りは20分程度になる。これが、事故などがあると、普段の時間に+20分、+30分、と言う感じである。迂回するとすれば、住宅街の比較的細い道などを抜けるか相当遠回りすることになる。そして、迂回しようにも交差点が少ないのですぐに迂回できず、気がついてからではそれほど時間の短縮にはならない。いつもは20分位の余裕はあるが、事故渋滞ではそれ以上になることが多く、その場合は遅刻である。
普段の朝の様子、バイパス的道路とはいえ街中は信号も多く、ちょっと時間は掛かる。赤信号となるとすぐに100m以上、列が伸びるが、だいたい1回の信号待ちで抜けられる程度である。

さて、渋滞である。まずは通勤経路の話ではなく、一般的な渋滞である。事故や工事、信号など明確な理由がないけど渋滞が起きること、これは結構ある。連休などの高速道路での渋滞はこういうのが多く、渋滞に入って動いたり止まったりしてるうちに、なんだか動いている時間が長いな、と思っているといつの間にか抜けていた、そんな感じである。つまり渋滞の先頭がはっきりしない渋滞である。こういう渋滞、テレビなどでは”1台が何かの理由でブレーキを踏んだことがきっかけで後ろの車もブレーキを踏みそれが波及し・・・”なんて紹介している。一見もっともなように感じるので結構信じている人も多いようだけど、これは正しくない。ちょっと思い浮かべればわかるけれど、車が少々多い程度までであれば、1台2台がブレーキを踏んでも渋滞にはならない。ブレーキだけで渋滞の発生の説明は無理である。渋滞の発生理由、以前読んだ書籍に実に明確に書かれていた。渋滞、これは車の台数が通行可能台数を超えたときに起こる、というものである。
ここで通行可能台数である。単純に1車線の高速道路で考える。時速100km/hで車間距離(先行車の先端から次の車の先端、とする)が100mであれば、1時間当たり通行可能な台数は1000台となる。これを、1000台/時間と書くことにする。同じ車間距離で速度が80Km/hに落ちると800台/時間になる。このとき、車間距離を80mに縮めれば同じように1000台/時間となる。仮に今、車が1000台/時間で100km/h、車間距離100mで流れていたとき、途中坂道があって速度が80km/hに落ちた場合、車間距離が100mのままであれば通行可能台数が減り、1時間当たり200台の車があふれることになる。このあふれた200台が渋滞になる、というものである。
渋滞は、車が通行可能台数を超えたときに起こる。これは実にシンプルな説明であり、理にかなっている。信号があれば、通行可能台数は赤と青の時間比率分以下に減る。赤と青が1対1であれば信号がないときに比べて通行可能量は約1/2である。仮に道路自体の通行可能量が1000台/時間として、車が約500台/時間までなら信号があっても渋滞にはならない(次の青信号で抜けられる)が、それを超えると渋滞になる。工事で車線が1車線減ったとき、あるいは合流で車が増たとき、これらの渋滞も車が通行可能量を越えた時に起こる、と考えれば納得できる。

ここで最初の高速道路の例である。速度が落ちても車間距離を縮めれば通行可能量が増えて渋滞にはならないのでは? との疑問もあると思う。実際、100km/h車間距離100mも、80km/h車間距離80mも、通行可能台数は1000台/時間で同じである。でも実際には渋滞が起きる。これは、車間距離を縮めるのに限界があるからである。交通量の多い高速道路、たとえば東名や名神では、100km/hで走ってても車間距離は50m程度だと思う。それ以下ということも結構あると思う。では、車間距離40mで速度が80km/hに落ちたときに8割に縮められるか、というとちょっと苦しい。それは、車の長さがあるから、である。最初に車間距離を先行車の先端から次の車までの先端、と書いた。車の長さが5m(実際よりちょっと長いが切りの良い数字として)とすると、車間距離40mは車の間は35mになる。これは可能だと思う。が、その8割の32mはどうだろう? これは5mを引くと27mであり、かなり短い車間である。ここまで詰められない車も多いだろう。となると、通行可能台数が減って渋滞に、となる。時速100km/hで車間距離40mは2500台/時間。80km/hに落ちて車間が35mまで縮めたとすると約2300台/時間。約200台があふれることになる。200台、渋滞で車間距離が15mだとすると長さにして3Km 。立派な渋滞である。

で、朝の通勤時の渋滞である。片側2車線のバイパス的道路であり、交通量は多いが普段はそれなりに流れている。ここで事故などがあると1車線が通れなくなり、交通量は約半分になる。あるときの例では、故障車が交差点直前で止まっていたため、渋滞が約4.5Km、抜けるのに40分近く掛かってしまった。これ・・・損失にすると少なくとも数百万円に相当すると思う。たった1台の故障の結果としては結構な損失である。
以前、渋滞が少なかったのは? これは交通量が道路の許容量ぎりぎりに近づいたからだと思う。限界に対して余裕があると事故があっても渋滞が伸びず、回復も早かったのが限界に近くなり、渋滞からの回復が遅れてしまうのだろう。実際、事故車両等は移動しているのに渋滞だけが残ることもあった。
余裕のある道路、実現はなかなか難しいと思うが・・・。

カップメン 2010/7/21
文房具や小物で、大したものでもないのに無性に欲しくなるものがある。久しぶりにそう感じたのがこのカップメンである。今年の3月に見つけたときは展示品があっただけで品切れ。他の店を見たけどなく、今回、ようやく購入できた。

これを最初に見つけたのは文房具で有名な伊東屋である。が、これ、厳密に言えば文房具ではない。といってもただの飾りではなく、立派な実用品である。何に使うか、といえばカップラーメンの蓋押さえである。カップラーメン、蓋が紙のようなもので出来ているものが多く、お湯を入れたあと、自然に開いてしまうことがある。それを押さえるためのものである。これに3分のタイマーなどがあれば更に実用性高まると思うのだが、残念ながらそこまではない。ただ、蓋を押さえてくれるだけである。

しかし・・・ひとつだけ芸があり、抑えていると色が変わる。熱いカップラーメンの蓋をけなげに抑え続けてくれる。そんなちょっと面白くて便利な小物である。

カップメン レンズの上に載せてみました。レンズの直径は72mmです。



凧のケース(その2) 2010/7/14
その1で書いたように、私の凧の多くは細長く畳める。長さはセダンのトランクに積むことを考えて、最大で1.35m程度、多くは1.2mに抑えている。多くの場合これをそのまま持ってゆくわけだけど、これは車なら困らないが、電車や飛行機だと凧がいくつかある場合はちょっと面倒である。特に切り抜き凧は骨が1.5mm程度と細いため、多少扱いに気を使う。特に飛行機では、このまま預けるのは不安がある。そこで用意しているのがこのケースである。

ケース、外側は細長い布で肩掛けのベルト付きであるが、中身は多くの人が見覚えのある紙筒である。なじみのある(?)賞状入れと全く同じデザインである。店で売っていた最大のもの、長さ約75cm、直径12cm程度。これを、2つ繋いで長さを1.3mにして布のカバーに入れたものである。直径が細いのでそう多くは入らないが、切抜凧なら2つ3つ入る。ひとつ抜けば代わりにカイトフォト用のダブルデルタボックスを入れることもできる。また、ファイター仕立ての六角は細いので入れやすい。同じく折りたためる喧嘩凧も入れやすい。これらを適宜組み合わせて入れる。主に電車や飛行機での遠征用に使っている。

さて、この筒、さすがに持ち運びは邪魔である。飛行機なら、取り扱い注意で預けてしまえばそれでよいのだが、電車などではさすがに長いのでちょっと持て余す。特急などでは、車両最後部の座席を指定して取り、コート用のフックに引っ掛けるなどして置いている。自由席などでそれが無理なら、窓側にとなり多少邪魔であるが、まあ不自由するほどではない。しかし、通路側の席や普通の列車では邪魔である。ロングシートであれば座ったときに足の間に立てるように持つことになる。立っているなら、運よく隅っこがあいていれば角に立てる。軽いから良いが、ちょっと面倒である。そして・・・歩くときもちょっと邪魔になる。長くだけなら肩から斜めに掛けてそれでよいのだが、電車での遠征は長距離なので荷物も多く、自動改札は通りにくい。幅の広い改札があればそこを使うが、必ずしもない。そうなると、狭いところを荷物などぶつけながら通ることになる。
とはいえ、なかなか便利なケースである。このケース、最初太目の塩化ビニールなどのパイプを探したがこれが結構重い。その点、これは紙なので軽い。このほかには、延長できるパイプ状の書類入れもあるので、凧に応じて選べばよいと思う。
この紙筒は、大きな文具店で1000円程度、プラスチックの書類入れは延長して3000円程度が目安になると思う。(個々の製品によって結構違うようです。)
 

凧のケース(その1) 2010/7/10
私の凧、空撮用や創作凧は折りたためるものが多い。骨などがばらばらにならないように、細長い袋に入れるなどしている。これは、車で揚げに行く場合はそのままトランクに入れて運んでいる。凧のイベントでは、風の様子などを予想して、今回はこれとこれ、と言う感じで選んで積んでいる。

そして、それとは別に、今回紹介する”凧のケース”がある。これは主に小型の喧嘩凧用である。私の喧嘩凧はほぼ同じ大きさで、幅60cm程度、高さ50cm程度である。これは折りたためない。この専用ケースとして使っているのが、A2用書類入れである。大きさはA2がゆったりと入る、62cm×46cmで、厚さは3cmほどである。この大きさまでの凧、だいたい5〜10枚入れられる。私の喧嘩凧、菱形なので斜めにするとぴったり入る。喧嘩凧、普段からこれに入れてしまっている。2つあるので、そのときに応じて入れ替えてひとつを持ってゆく。車の場合はもちろん、電車や飛行機での移動にも最適である。ただ、大きさが結構あるので電車などではちょっと面倒である。特急や新幹線では、窓側の席なら窓の下の壁などに立てかければよいが、通路側の席では置き場所に困る。網棚に載せることはできるが、平たく載せると他の人の荷物が載せにくくなる。別のかばんを上に載せられるとケース自体がつぶれてしまう。飛行機の場合は、”取り扱い注意”の札を貼ってもらって預けている。かばんの下にさえならなければ問題はない。今のところ、無事である。
このケース、喧嘩凧など小型の凧を運ぶには最適だと思う。もち手があるし軽い。値段は3000円程度まで。見た目は・・・さすがに高級感はないが、凧用と割り切れば十分である。





女性の特殊能力? 2010/6/30
今日の昼過ぎ、職場で女性3人が話をしていた。雑談ではなく、仕事の話である。大きな声ではないが、そこは女性の声。よく通っていた。
で、その時のこと。ふと気がつくと3人が同時にしゃべっている? 賑やかなわけである。で、話しながら2人の話を聞いて理解している? 確証はないけどしばらく後には合意に達したようだからちゃんと話していたのだろう。
男同士の会議だとこうはいかない。話すのは一人のことが多い。が、思い出してみたら、世のおばさんがた、何人も同時に話していたりする。これは・・・やはり女性の特殊能力というべきなのだろうか?

チーズの話 2010/6/28
チーズ、なじみのある食材にはなってきていると思うが、まだ好き嫌いもあると思う。特にナチュラルチーズとなるといろいろあり、個性豊かなものも多く、嫌いな人、あるいはチーズは好きだけどナチュラルチーズの中には嫌いな種類がある、という人もあると思う。

さて、ナチュラルチーズ、これはまだ販売店が限られている。私が時々行く富山には、デパートの地下にチーズの専門店が入っている。富山に行くこと自体限られるのだが、行くと大抵寄って買ってしまう店である。チーズ専門店だから、当然種類は多く、なじみのあるものから聞いたことのないようなものまで多数ある。私の場合、多少は食べていて種類も覚えているものもあるが、それはまだ一部なので、店の人にいろいろと聞きながら買っている。特徴を聞いたり、あるいは”ウィスキーに合うもの”などと言ってアドバイスを受ける。そして、一部試食しながら選ぶが、これもまた楽しい。対面販売の良さを実感する。ここでは、毎回、小さめのものを適量、買っている。チーズも鮮度が重要なのと、家庭ではうまく保存できなかったりするので短期間で食べきる程度に抑えている。種類は、大抵2,3種類選んでいる。個性の強いものとおとなしいもの、季節に応じて、そのときの気分に応じて選んでいる。この店では、チーズは、量り売りみたいに種類に応じて100g○○円で売られていて、あらかじめ大小、大きさを分けて包まれている中で選ぶことになる、だけど、その場で更に小さく切ってもらうことも出来る。小さいものは50g程度からあるのも嬉しい。

さて、チーズの味である。ここでまず、ナチュラルチーズとプロセスチーズについてである。専門店で売られているチーズ、これはほとんどがナチュラルチーズであり、味はさまざまである。これに対してスーパーなどでよく見られるチーズはプロセスチーズが多い。これは、ナチュラルチーズを加熱処理したものである。その際、複数のナチュラルチーズを混ぜ合わせることで味を均一にしている。味も匂いもおとなしいので、食べやすい。
これに対してナチュラルチーズは、見た目も色も、そして味や匂いもさまざまである。比較的おとなしいものは、日本のプロセスチーズの材料に使われるゴーダチーズやチェダーチーズである。これならプロセスチーズが食べられる人なら大丈夫だろう。他にも比較的おとなしいものは多い。そこは発酵させたままのもの。皮があったり、内部に穴があるものもある(トムとジェリーにでてくるチーズみたいな感じ)。そして、匂いは独特のものがある。はっきり言うと”くさい”。慣れない人にはそれこそ悪臭に思えるだろう。味も、おとなしいとはいえ荒削りである。そして、部分によって硬さが違ったりする。
おとなしいナチュラルチーズでもこれだから、個性的なものはこれはまたさまざまである。硬めのものがある一方、クリームのようにやわらかいものもある。材料も牛乳のほか、羊や山羊の乳を使ってものもある。そして、カビを生やしたものもある。カビの中でも白カビは見た目もおとなしく比較的食べやすい。たとえばカマンベールはスーパーでもよく売られている。が、青カビとなるとこれは強烈である。見た目はもちろん、味も匂いもすごい。ここまでくると、いきなりは食べられない人も多いと思う。
だが、チーズに慣れてくるとこれが全て魅力に変わる。最初、とても食べられない、と感じた臭いが匂いに変わるから不思議である。味も同じで、カビの強烈な味もまた、魅力となる。ナチュラルチーズ、チーズ好きにはその個性がなんともいえない良さであり、さまざまなものを試したくなる。匂いに関しては、日本食にも匂いの強いものは多数ある。たとえば納豆も相当のものだし、漬物の匂いも日本食になれない人には厳しいだろう。それと同じようなものかもしれない。

さて、今回、ロックフォールを買った。青カビのチーズの中では最高のもの、と言われているチーズのひとつである。飼料まで管理された羊の乳を使い、古くから培養されている青カビを植え付け、特定の洞窟で熟成されたものである。味は、というとまずカビの匂いと苦味を感じる。そして、強い塩味を感じる。ここまでは良くある青カビのチーズの味である。が、この強い味に負けない、チーズとしてのベースの味がある。カビや塩味に負けない力強く、そして繊細な味である。チーズ自体が柔らかく、口の中で解けてゆくような感じもある。さすがにおいしい。
私は平気だが、女房子どもには無理だったようだ。もっとも、食べられるとは思っていなかったので50gという少量のものを買っている。この位なら一人で食べられると思った量だ。実を言うと最初にロックフォールを買ったとき、青カビのチーズに多少慣れていたのに十分に食べられなかったのである。今ではものすごい魅力を感じている。

ところで、青カビのチーズ、これは保管も難しい。うっかりすると青カビが生き返って増えてしまうのである。熟成の際、薄い箔で包んで空気を絶ち、青カビが増えすぎないように抑えている。だから、保存が悪いとカビが復活してしまうし、他のチーズに移ったりする。そうなると・・・捨てるしかない。カビを生やしたチーズとカビの生えたチーズは全く別物である。

さて、その後のことである。女房がぼそりと。
”青カビのチーズ、これ、料理に使っていい?”
確かに青カビのチーズを料理に使うこともあるのは知っているけど、これ、ロックフォールである。しつこいけど、最高の青カビのチーズのひとつと言われているものである。それを料理に使うなんて・・・。大吟醸酒を料理酒として使うようなものだと思う。もちろん即座に却下した。




居合のごとく 2010/6/13
居合、刀を鞘に納めたまま、ぎりぎりになって抜く。

話は全く変わって私の喧嘩凧の揚げ方である。
凧を揚げるとき、凧を別の人が持ち、糸を伸ばしておいて揚げる方法がある。これなら一気に高度を上げられる。実は、喧嘩凧もこのように揚げるとやりやすい。糸が短い、操りにくい状態を避けることが出来る。が、私はこの方法では揚げない。具体的にどのように行うか? 喧嘩凧はバランスが悪く、糸を伸ばす前、揚げ糸をほとんど伸ばさずに糸だけ持つと凧は手元でくるくる回っている。この状態で凧が上を向いた瞬間に軽く引き、糸巻きを緩める。凧は風に乗って糸がどんどん伸びてゆく。途中、凧が下を向かないように軽く引いたりしながら糸を一気に送る。張力がないのだから凧は低いまま、糸だけが伸びる。こうして数m、10m、あるいは15m伸びたところで凧を上に向け、糸の送りを止める。糸は張り、凧は一気に上昇する。風にもよるが、ここまで数秒である。居合いのごとく、瞬時にとはいえないまでも周りからみると一気に揚ったように見える。長い尻尾をつけていると、天に向かって一気に伸びたようにも見え、子供たちが歓声を上げたりする。

さて、この揚げ方、実はカイトフォト用の大きめの凧でも行っている。ただ、最初は風にふわりと乗せるだけである。後は同じようにバランスが崩れないようにしながら一気に糸を伸ばし、20mくらい送ったところで糸を止めると急上昇する。このとき、凧がはためいて音がしたりするし、大きな凧が急に上り初めるのだからこれもまた、人目を引く。風が弱めのときはなるべく長く伸ばしたいの糸を送るのだが、凧の祭りでは観客席ぎりぎりまで糸を送ることもある。距離の把握を間違えると人に突っ込んでしまうのでこういうときは高さを人の背丈以下にはしないのだが、観客から見ると突っ込んでくるように見えるのでおもわずしゃがんだりする人もいる。

私がこのように揚げるのは・・・ひとつにはこのような揚げ方が私の凧に向いていることもあると思うが、なんとなくかっこよい、と思えるからである。私が公園などで凧を揚げていると、子供たちからは”凧の名人”と呼ばれたりする。この呼び方は非常に荷が重いのだが、そう呼んでくれるからには、それらしいところを見せなくては、とつい思ってしまう。こういう、子供たちとはちょっと違う揚げ方、かっこよく見えるかな、とおもっているうちに身についてしまった。

しかし・・・実は喧嘩凧でかっこよい揚げ方、もうひとつある。凧を軽く投げ、るようにして糸を送り、ある程度伸びたところでさっと揚げる方法である。長崎のハタでは良くやる方法である。これもまたかっこいいと思う。これは、洋凧でもグライダー式の凧で可能である。これは・・・私はまだ習得していない
上級プリンタ 2010/6/10
プリンタを買い足した。
理由は、今使っているプリンタの不調が見え始めたから、である。今のプリンタ、インク代がプリンタの代金を大きく上回わる位使っているのだが、廃インクが多くなりすぎてきたからだろうか、ヘッドのクリーニングをするとかえって詰まるノズルが増えるような状態になってしまった。もっとも、しばらく放置して普通に何枚か印刷すると詰まりは取れているし、写真以外の書類的な印刷では数ノズル詰まっていてもそれほど困らないのだが、いざ写真を印刷したいときにノズルが詰まっているとクリーニングしてもすぐには取れないのちょっと困ったことになる。
ということで新しいプリンタを探した。今のプリンタ、A3まで印刷が出来、インクは8種類。家庭用としては上級機である。但し、現行機ではなく前のモデルである。だから、その後継機が候補になる。もうひとつ、プロ用/業務用とされるモデルで一番安い機種も手が届く。具体的な値段でいうと、金沢の量販店では家庭用の最新機種が6万円弱、業務用機が8万円弱であった。2万円の差である。この2機種、実は見た目はほとんど同じで若干色が違うだけ。しかも、同時に使えるインクはどちらも8種類である。中身、多分ほとんど同じなのだろう。逆に言えば、家庭用機と共通になっているので業務用機なのに安い、ということになるのだと思う。で、中身が同じであれば印字品質も大差ない? という疑問が出てくるのだが、実際は結構違うらしい。家庭用機はインクが8種類あるがその中には黒が2本あり、紙によって使い分けている。そして無色が1本ある。つまり、実質6色なのである。シアン、マゼンタ、イエロー、黒の基本4色にオレンジと赤が加わる。これに対して業務用は全く別のインクで本当の8色である。基本4色のほか、薄いシアンと薄いマゼンタ、薄いグレーとグレーが加わる。
で、印刷の結果である。今まで使っていたプリンタと印字品質はかなり違う、と感じた。特に肌の色や、背景でぼけた部分が滑らかに色が変わる部分などがとてもきれいに見える。以前のプリンタ、色の薄い部分で粒子が見えたものだが、それがほとんどなくなった。解像度と言う意味では変わらないのだが、薄い色のインクの効果かもしれない。そして、微妙な色の表現が豊かになった。特に暗い部分が違って見える。黒いフェルトの帽子、ほぼ黒1色だったのが微妙な濃淡が出て立体的に見えるように感じた。布の素材の違いも見えるような気がする。印字の質で言えば2段違う、そんな感じである。もっとも、家庭用後継機も良くなっているそうで、それと比べると1段の差になるかもしれない。
そして一番ありがたいのが色が素直で癖がなく、画面と同じように印字してくれるようになったことである。以前のプリンタでも画面と色あわせはしていたのだが、一部の色がなかなか合ってくれかったけれど、今度はきれいに一致している。画面で見ている写真がそのまま印刷される、と言う感じである。これはありがたい。色に厳密な業務用ならでは、と実感した。

色の表現、これはやはり家庭用と業務用の違いがあるのだろう。家庭用、色の再現性も重要だけど、それよりはプリンタ任せである程度の質で印刷されることや、見栄えがすることも重要である。写真をもらった人への印象、やはり多少派手な方が好印象になると思う。だから若干強調しているところがあるのだろう。更に、自動で補正は重要である。わざわざ細かな色の補正をする人はそう多くはない。なにも手を加えなくてもきれいに印刷されることは多くの人にとって重要だと思う。そしてもうひとつ、光沢である。これも写真としてみたとき光沢は好印象になる。家庭用機の”無色”のインク、これは白い部分に使うためのものである。白は紙の地肌で表現するのだが、その部分はインクが乗らないのでそのままでは光沢に差がでてしまう。これを避けるために無色のインクを使うのである。だから家庭用機では光沢が均一で美しい仕上がりになる。一方、業務機は光沢はちょっと落ちる。
このような違いもあり、写真はやや地味に仕上がるが、忠実な色になる。だから、必要があれば色の補正などで強調することもできる。そういう意味で色の再現性が優れていることはとてもありがたい。

さて、このプリンタ、色のよさなどで写真好きには是非、と言えるかというと実はそうはならない。実は薦められない理由もある。ひとつは黒インクである。このプリンタ、黒インクが2種類あり、紙の種類によって使い分けている。光沢のある写真用とつやのないマット紙と普通紙用である。この黒インク、同時には挿せないので紙の種類を変えるとインクも交換しなくてはならなくなる。その際、インクを少し捨てることになる。だから、紙を頻繁に使い分ける人にはとても不便になる。一般には写真は光沢が好まれるので写真用の黒インクを主に使っているとして、普通紙にも印刷したい、となるとその場合は印刷の質が落ちる。ではインクを差し替えるとなると今度はそのためにインクが捨てられる。このとき、クリーニングも同時に行われるので黒以外のインクも減る。これは都合が悪い。お金も手間もかかる、ということになる。
そしてもうひとつ、インクが入手しにくいのである。金沢近辺で4軒回ったところ、3軒でこのプリンタの値段表示があり、少なくとも1軒には在庫もあった。しかし、インクがおいてあるのは1軒だけである。インク、通販で注文でき、翌日や翌々日には手に入るとはいえ、1本2本買うには送料も必要だろう。また、急に必要になることもある。これは少々不便である。
とすると、このプリンタは写真専用としてしまうのがよさそうである。マット紙を常用する人なら普通紙にも問題はないが、人に配るにはやはり光沢のある写真が好まれる、という現実もある。となると、写真用の光沢のあるプリントを常用するなら、そのインクでは普通紙には印刷しにくいので、インクの無駄と手間を省くには普通紙用のプリンタもほしい、となる。実際には買い足しで古いプリンタがあればそれを使えばよいのだけど、置き場所に困るし、インクの管理も大変である。私は、置き場所は棚を買って2段にしたのだけど、1台は高い位置なのでちょっと使いにくい、というのが正直なところである。そして、印刷する際にプリンタを選択するのも面倒ではある。もっとも、置き場所さえなんとかなるなら、インク代の差額でもう1台プリンタを買っても得だと思う。ある人の実験では1回のインク交換で消費されるインクは約500円とのこと。一方、一番安いプリンタは8000円位である。つまり、16回のインク交換でプリンタが買えてしまう。

ということで、写真用の業務機、印字品質は非常に良いけれど、普通の人が使うには運用面で難がある、ということになる。やはり手軽に使える、という意味で薦められるのは家庭用機となるだろうか?


NHKラジオ、公開放送見学記 2010/3/7

放送直前の写真です。原稿の最終確認、と言った感じです。2列目からなので右に前列の人が写りこんでしまいました。


2/13,14は、NHKのラジオの公開放送が金沢21世紀美術館でありました。私がラジオを聞くのは主に車の運転をしているとき。週末のこの放送はときどき聞いていたので行ってみました。行ったのは土曜日、2/13の文芸選評でした。文芸選評は俳句、短歌、川柳、どどいつがあり、それぞれ週ごとに放送されています。私はちょっと笑えることの多い川柳とどどいつが好きで、幸運にも公開放送はどどいつでした。
放送、通常は土曜日の11:05からですが、この日はオリンピックの開会式の関係で1時間繰り上がり10:05からでした。美術館に入れるのは9:00なのですが、ちょっと早めに8:40頃に駐車場に着いてみると20人位の列がもうできていました。案内に従ってその後ろに並びました。その後、数人程度列が伸びました。美術館の会館、9:00に美術館に入りましたが、待ちはまだこれから。会場に入れるのは更に30分後の9:30です。列のあちこちで会話が聞こえますが、中には初対面同士の人も。日曜などはあちこちの公開放送を回る常連さんみたいな人も少なくないようです。初対面の人でも結構親しく話せるのも公開放送の楽しみなのかもしれませんね。
9:30に開場に入るとき、列は更に伸び、90人位にはなっていたようです。これは、会場には約160人入れるそうで、直後に半分少々の席が埋まったのでそこからの推測です。会場正面には演台に3人分の席があり、花が飾られています。やはり前の方から埋まります。私は2列目の席を確保。落ち着いたところでトイレに行っておきました。地下とはいえ寒い駐車場で待っていたのですし、終わるのは1時間半後。今のうちに・・・。
9:50分には席もほぼ埋まり、この頃に司会に鎌田さん登場。ここで金沢放送局の人からもご挨拶など。軽い冗談などで会場の緊張もちょっとほぐれてゆきます。そして拍手の練習。公開放送なのでそれらしい雰囲気を出すのに拍手は必要ですね。最初は緊張からかちょっと弱め。 拍手で大事なのは3つ、強く、速く、・・・(あれ、もうひとつはなんだっけ?) その後は勢いが違いますね。 続いて坪郷さんと選者の筏丸さんが会場入り。ちょと華やかになります。

9:58ごろには会場は静まり返り、緊張も高まるような気が・・・。そんな中で始まりのいつものテーマ音楽が流れ、鎌田さんから番組の始まりの言葉が。あれ、10:05からではなかった? ちょっと早い? と疑問に思いながらも緊張して聞き始めていると、最後に”こんな感じで始まります”みたいな一言が・・・。これで笑い声が起こり、更に緊張がほぐれるような気がしました。その後スタッフから、”ニュースは4分30秒です”と。そして、会場のスピーカからラジオの、ニュースの声が流れます。まもなく始まるな、と思っているとニュースはすぐに終わり、次に本当に放送が始まります。まずはテーマ音楽が。今度は本物です。
鎌田さんと坪郷さんは手馴れた感じだけど、選者の筏丸さんは公開放送は初めてだとか? ちょっと声が緊張しているようにも思えます。そして・・・実は緊張しているのは私も同じでした。開場でただ聞いているだけでなぜ緊張する? と言われそうですが、2列目のやや右にいる私のまん前には、ちょっと高い位置ではありますが会場の音を拾うマイクが立っているんです。つまり、もしここでクシャミでもすればその音は日本中に響いてしまうわけです。まあ、公開放送なので少々の雑音は仕方ない、というかくしゃみをしただけで追い出されることはないでしょうけど、ラジオを聴く側から言えば余計な音は少ないほうが良いでしょうね。ということで体も極力動かさないように聞きました。緊張するわけです。音といえば・・・放送中も写真撮影はかまわないのですが、私のカメラは一眼レフなので多少大きな音がするので放送中は自粛。更に、今日のかばんは明日の凧揚げ用に身軽なもので、蓋はマジックテープで留めるもの。開けると大きな音がします。これも初めから開けておきました。
さて、放送中のことも書いておきます。選者の筏丸さん、ちょっと手振りなども交えてお話されていました。見ていてとても分かりやすいです。でも、普段はラジオだから当然見えません。これは残念ですね。でも次に聞くとき、ちょっと目に浮かびそうです。一層聞きやすくなるかもしれません。そして・・・鎌田さんと坪郷さんの声がとても聞きやすくて魅力的なこと。ラジオでも聞きやすいのですが、ラジオを通さずに聞く声は一層聞きやすくて声に張りもあり、魅力的でした。

放送、約20分後10:25を過ぎたあたりにちょっと休憩が入ります。これは首都圏などでは交通情報の入る時間です。首都圏以外では音楽が流れます。この間、放送は中断されるので会場もちょっと一息。客席は多少ざわついた感じはありますが、鎌田さんなどは小声で話すだけなので緊張感は続きます。時間にして3分程度なのですぐに10:30となり、テーマの音楽が流れて再開。すぐに静まります。なんだか緊張するばかりの公開放送のようですね。私は初めてで更に前列なのでその感じが特に強かったのだと思いますが、それだけではないです。どどいつなので時には笑いも起こります。そして、節分の豆まきの話題では”金沢の豆まきは・・・”の問いかけに会場から返事も返ります。こういうところはいつもにない楽しみですね。

入選は12句なのですが、前半20分にもう8句位紹介されてしまいました。前半あと一句紹介します、の声を聞くとつい時計を見てしまいます。後半、時間が余るのでは? 入選者に電話をするのかな? (これも楽しみの一つです) などと思っていると公開放送で3句追加紹介され、ちょっと得した気分。そして、最後の5分くらい。入選の1句が金沢の人でしたが、”会場にいらっしゃいますか?”の声に私のすぐ後ろで手が挙がり、坪郷さんが飛んで行きました。スムーズな返事だったのでひょっとしたら事前に連絡があったのかもしれませんね。あと追加3句の作者もお二人が会場に。作者との対話、公開放送ならでは、ですね。

放送の約55分はあっという間に終わり、オリンピック関連の放送が流れましたがそれもすぐに消え、公開放送は終わりました。会場の一部の人は前に集まり記念撮影など。もう少しいたい気持ちはありましたが、この日は明日に備えて名古屋まで移動しなくてはなりません。名残惜しい気持ちで出口に向かいました。次の機会、また聞きに行きたいです。

最後に、どどいつの文芸選評、ということで一句
 公開放送
 身動き控え
 合間の曲に
 ほっとする



切符の話 福岡から福岡へ? 2010/3/3

この写真、福岡の凧のイベントに参加するために用意したJRの乗車券の一部である。福岡発福岡市内行き、というちょっと不思議な切符である。
JRの切符では、一見これとそっくりの切符、発駅と着駅が同じ切符は買える。乗車券は、同じ駅を通らなければ1枚の片道切符にすることができる。たとえば金沢から東京まで往復する場合、経路として上越新幹線経由か東海道新幹線の2つがある。東海道周りはちょっと高くて時間も少し長いのだが、大きな差があるわけではないので、こちらも利用されている。で、行きを上越経由、帰りを東海道経由とすると1枚の乗車券にできる。その場合、”金沢→金沢”の1枚の乗車券にすることができる。(注: 切符の有効期間内に往復できる場合) つまり、乗車駅と降車駅が同じになるわけである。ついでに言えば、この場合乗車券が安くなるメリットもある。

さて、タイトルの切符である。この場合、発駅と着駅は別である。目的地は九州の福岡市。福岡市のJRの中心駅は博多駅であって福岡ではない。が、長距離切符を買うと”福岡市内”で発券される。ということで、この切符の目的地は福岡市内になる。では発駅の”福岡”は? 実はJRには全く別の場所に福岡駅がある。福岡駅は九州を遠く離れた富山県の旧福岡町(現在は高岡市)にある。つまり、富山県の福岡駅から博多駅まで行こうとして切符を買うと、”福岡→福岡市内”となる。ちょっと面白い切符? というわけで買ってみた。今回、私の発駅は金沢なのだが、料金に大きな違いはないだろうと、買ってみたのである。
福岡駅であるが、外国人旅行者などが福岡市に行きたくて駅などの窓口で間違って福岡駅までの切符を買い、その経路どおりにきて小さな駅で驚く、ということも実際にあるそうだ。(多くはないけど決して少なくはないそうで、窓口も確かめればよいのに、と思う。発券機でスムーズに出てしまうからだろうか?) また、当時福岡町にある博物館で写真展を開催したとき、その写真展の開催予定が東京、大阪などであったため、”東京、大阪・・・福岡で開催されます”と全国ニュースで紹介されたため、福岡市の開催されそうな美術館などに問い合わせが殺到したそうである。

福岡駅、私は富山県出身であり、この駅を良く通っていたので知っていた。だから、九州に福岡市があることを後で知って驚いたものである。地元以外には知られていない駅だと思うが、鉄道好きには雑学的に知られているようである。そして、最近Webでの時刻表検索で博多のつもりで福岡と入力、富山県に福岡駅があることを知った人もいるようだ。とはいえ、マイナーな駅のこと。金沢駅でこの切符を買おうとしたら窓口の女性(なぜか関西弁。関西出身で金沢に転勤?)が混乱してしまったようだ。一緒に特急券も買うのでメモを渡したのだが、乗車券の誤解であせったのか、発券の際に行き相当を続けて発券するなどミスを頻発してしまった。(遊び半分の切符に付き合わされてちょっと気の毒・・・?)

で、家族にこの切符を見せて説明しても”ふーん”で終わってしまった。そんなものかな? 私は面白い、と思って買ったのだが・・・。





バッテリを交換しようとして・・・ 2010/1/31
車のバッテリ、ちょっと不安を感じた。会社帰り、いつも夜なのだが、会社から出た直後、ブレーキを踏んだとき、メータの明りが一瞬暗くなり、電圧計も針がやはり大きく下がった。バッテリ、そろそろ危ないのかも・・・と思って値段を調べた。前回はエンジンのかかりが悪くなりはじめたので急きょ(その時間に唯一交換可能な)ガソリンスタンドで換えてもらって1.7万円だった。
Web
で見ると1万円以下でもあるが、バッテリの場合交換の手数や廃棄のこともあるので、安くてもその内容を確かめないといけない。また、質のこともある。自動車用品店のはWebでは1.3万円だった。ディーラに電話してみると、2.2万円とのこと。高いな、とも思ったが、運悪く電話に出たのがいつもお世話になっている人。しかも声で私と分かってしまったので、お願いすることにした。次安くして、と付け加えたうえで・・・。

で、午後にディーラに行くと、念のためバッテリを調べてくれ、その結果はもうしばらく大丈夫、とのことだった。で、”今無理に変えなくてもいいですよ”という言葉に甘え、交換は見送ることにした。実は、なじみの店ではこういうことはと時々ある。タイヤの側面をちょっと引っかけた時も、”この程度なら大丈夫”ということでやはり交換を見送った。この場合、不安を感じて見てもらったのだから、お店が”念のため換えて方が安心できる”と言えば換えただろう。この言葉、多少とはいえ劣化があるのだから嘘ではない。でも、こういう応対をしてくれると、お客のことを考えて適切な判断をしてくれる、と安心できるので、次にもう一度行きたくなる。

そういえば・・・バッテリなどは、ディーラ以外では診断もしないで交換している。お客が交換してくれ、と言ったわけだからそれでも良いのだけど、バッテリは明確な交換時期の判断がしにくいものだけに、交換しすぎ、という場合もあるのかな、と思う。バッテリ、多少安くても早めに換えすぎたのでは高くつく。一見高いディーラも、こういう診断をしてくれる、と思うと適正な値段なのかもしれない。
時計、約30年目の故障 

腕時計が止まった。前回の電池交換から3年弱。単純な電池切れと思って交換をお願いしたのだが、翌朝見ると止まったままだった。時刻あわせをすると動き出したのだが、しばらくするとまた止まってしまう。
この時計、実は30年近く使っている。私の持ち物の中で、日常使う品の中では一番古いものである。これだけ使っていると、単純な故障であればあきらめられない品である。近くの時計店で修理をお願いしてみた。”分解してみないとわからないが、交換する部品がもうないかもしれない”と言われた。とりあえず預け、修理をお願いした。

私の腕時計、特別高価なものではない。ただ、当時の一般的な腕時計よりは少し高かった。腕時計を買うとき、店でいろいろと見ていて、なぜが気になったのがこの時計だった。その頃の腕時計、クォーツが普通になった時期で、高校生が使う時計と言えばカレンダー付きが普通だった。当然(?)私もカレンダー付きをまず見ていたのだが、その途中で偶然この時計を見つけた。文字盤は白。ステンレスのベルトで、特徴と言えるようなところはなく、とても地味な時計であった。それまで見ていた時計と違い、カレンダーがなく、とてもすっきりしたていた。そして、普通の時計よりやや薄かった。高価なものにはもっと薄いものもあったが、それほど薄くは無い。だけど、普通の時計の半分ぐらいに見えた。(実際にはそんなに薄くはないく、せいぜい2/3程度) でも、ちょっと気になってよく見ると結構手が込んでいる。文字盤は白一色に見えるのだが、細かな模様が刻まれている。時間を示す数字はなく、ただの銀色の印があるだけなのだが、これもよくみると段がつけられている。そして、針は中央に細い黒線が入っている。特別のことはないのだけど、控えめな高級感がある。ちょっと高かったし、カレンダーがないのも気になったけど、両親に言うと、気に入ったのなら、と買ってもらった。当時は、私はまだ高校生であり、自分で時計を買うような身分ではなかった。

それから30年弱。パッキングや電池などの消耗品は交換したけど、それ以外の部品交換は一切ない。ガラスも少々傷はあるけど支障があるほどではない。良く持ったものとおもう。あきらめても良いのだが、ここまで使ったのだから、そのまま捨ててしまう気持ちにはなられなかった。それで修理をお願いした。
分解の結果・・・。汚れを取ったら動いた、とのことだった。クオーツの腕時計、メーカは寿命は30年を想定していない、とも言われた。ここまで動いているのは、一つには運がよいから、ということもあるそうだ。また、店の人は”使い方がよいから”とも言ってくれた。たしかにスポーツなどのときは外しているし、最近は休日も使っていない。だから、激しい動きや汗の多いときには使っていないので、腕時計には良かったのかもしれない。でも、特別なことはしていないと思う。寿命が30年以下、というのなら、運が良かったのかもしれない。でも・・・ガラスなどの少々の傷以外に気になることがない、というのは私との相性が良かったのだろう、と思う。

次に修理が必要になったとき・・・。修理が可能かどうかは分からない。この先、いつまで動いてくれるのだろうか? ここまで使ってきたのだから、少しでも長く動いて欲しいと思う。なにしろ女房以上に付き合いが長いのだから・・・。




自然光の美術館 2010/1/5
美術館の中には展示に自然光を取り入れているところがある。大阪市立東洋陶磁美術館もそうだし、金沢の21世紀美術館にも一部の展示室で自然光を取り入れられるようになっている。自然光でみる美術品、非常に素晴らしいと思う。特に大阪市立東洋陶磁美術館で青磁を見たとき、その色の素晴らしさに感動してしまった。

さて、前述の美術館、自然光を取り入れているが、暗いときは照明に変わったり暗さを補ったりしている。だから、雨の日に行っても失望することはない。しかし、純粋に自然光で見る美術品もある。その代表的なものがステンドグラスだろう。ステンドグラスを展示している美術館の中には照明により鑑賞できるところもある。しかし、金沢ステンドグラス美術館は教会の様式(本来の教会ではなく、結婚式用)を取っているので、ステンドグラスは窓に嵌め込まれいて外の光だけで鑑賞することになる。だから、天候によって、季節によって、そして時刻によって、ステンドグラスは色や輝きががらりと変わる。私の場合、天候に合わせて何度も行っているわけではないので色の違いなどを詳しく述べられないのだが、説明してくださる館の人によると色が全く違って見えることもあるそうだ。一部の色が光によっては出ないのだそうだ。

再任訪問したのは冬の正午ごろ、犀川近辺の写真を撮るのに近くを通った際、ふらりと中に入ったところ、ステンドグラスが非常に美しく、特に赤や紺、黄色の鮮やかな色に驚いた。説明してくださる方によるとこれほど鮮やかに見えることは少ない、とのこと。同じ日の30分ほど前(少し雲が厚かった)はこれほどの色ではなかった、とのこと。偶然、理想的な光線の具合のときに立ち寄ったようだ。冬至近くの薄い雲のあるような、冬の柔らかな空と日差しが丁度よかったようだ。

ここで展示している作品はウイリアム・モリスの作品など。彼が1859年に建てた新居、レッド・ハウスを復元したのだそうだ。教会なのでキリストやマリア、そして聖人など。宗教的な作品が中心である。よくある図柄ではあるが、それだけに古さも感じない。時代を超えた美しさというべきものなのかもしれない。

今回、鮮やかな美しい色で見られたので、逆に雪の降るような暗い日はどうだろうか? と思ってしまう。これもまた見てみたい、とも思う。


とうとう盗用されるようになった? 2009/12/16
金沢ヘルスセンター(既に閉鎖されたレジャー施設)に関する記事を検索していて、”どこかで見たような文章だな?”と思うのが何件も見つかった。元は某インターネット上の百科事典(ボランティア作成)の記事のようだ。中にはここの記載を要約、と明記されているものもある。
が・・・某インターネット上の百科事典の金沢ヘルスセンターに関する記述、の一部は私のWebの内容の一部とそっくりなのである。おそらく・・・某インターネット上の百科事典に投稿した人が、私のWebを大いに参考にして(盗用して?)記載し、それを読んだ人が改めて記述したのだと思う。某インターネット上の百科事典以外は参考にした、という程度の類似だし、金沢ヘルスセンターの子供の頃の記憶の話なのだから似たような感じになるのは当然だろう。

しかし・・・某インターネット上の百科事典の記述はあまりにも似すぎているので偶然ではないだろう。盗用の域であると思う。だけど、某インターネット上の百科事典を見た人が私のWebを見たら、逆に私の方が盗用したと思ってしまうかもしれない。知名度は圧倒的なのだから。

とはいえ、私が盗用したと思われるのは面白くないから、注意書きを書き加えようかな? などと思っているところである。それにしても・・・そんなに良い文章とは思えないのだが・・・?。

腕時計、ムーブメント交換 2009/10/1
腕時計の電池が切れたと思って交換をお願いしたところ、電池寿命が予定より早い、ということで、場合によってはムーブメント交換をしたほうが良いかも? と言われた。ムーブメント交換、言い換えれば中身の入れ替えである。費用は1万円弱、とのことだった。
腕時計、クオーツで規格化が進めば確かにそうなるかもしれない。1万円程度で時計が結構出ているのだから、内部の部品代と交換の技術料、と言う意味では費用も妥当なところだと思う。以前古い腕時計が止まり、修理を依頼したところ、清掃のみで復活したがその費用が1万円だったことを考えると安い、とも言える。長く使うには良い方法かも・・・と思ったけど、心臓部を入れ替えてしまうわけで、引き継ぐのは外観のみになる。愛着、と言う意味ではどうなのかな・・・とふと思ってみた。
さて、以前故障した古い腕時計、これを見せて交換可能か? と聞くと、これはどうやら無理なようだ。さすがに30年近く前の時計では仕方ないか。


デパートでの服選び 2009/9/24

久しぶりにデパートで服を買った。デパートで買う服、スーツやコートなど、比較的高価なものが多い。これらの服、安売り店やスーパーのものではどうしても値段相応で質が低くなる。私の場合、それほど数がいるわけではないので、これらはデパートを利用していた。(デパートの方が原価率が高く、同じ値段ならデパートのものの方が上質らしい)
だけど、今回求めたのは普段着である。私の場合、休日にちょっと買い物に出るにも使うし、小旅行にも同じような服を使う。そして、結構酷使する。撮影の場合は重いカメラ用や旅行用の重い鞄を肩から掛けるし、そのまま凧を揚げたりもする。だから痛みも結構激しく、生地が毛羽立ってきたりする。今回、春先にカメラバッグに負けて肩に穴が開いてしまったので、今回もう1着を、と思ってのことである。
普段着選び、当然? まずスーパーを回った。数千円からあり、高くても2万円程度まで。細かな点で不満はあっても十分使える品ばかりである。ここで選んでも良かったのだが、今回はまずちょっと見送ってデパートに行ってみた。実は、デパートの積み立ての商品券が今年はまだ少し残っていた、ということもある。
品揃え、意外と安いものが多い、というのが正直なところである。さすがに数千円のものはないが、1万円台半ばから結構揃っている。高いものは7,8万円。さすがに品は良いが普段着ではここまでは買えない。
見ていて思ったこと、デパートの方が選択肢が広いことである。スーパーでは45ブランド程度がおいてあり、それぞれ4種類程度はある。合計17,8種類はすぐに見つかる。しかし、デパートでは8,9ブランドから選べる。そして、それぞれやはり4種類程度はある。ブランドによっては2種類程度と少ないが、それでも30種類はある。もちろんなかには年齢層があわなかったり高価すぎたりするが、選択肢は広いと感じた。そして、店員さんがサポートしてくれるので選びやすい。今回、ちょっと厚めのものが欲しかったのだが、厚みなどはちょっと見ただけではすぐにわからないのでこれはずいぶんと助かった。結局、ほぼ全ブランドを見て、8割くらいのブランドで店員さんに話しかけ、選ぶことができた。スーパーに比べると価格は23倍になるが、生地の質がよく、痛みが少なくて長く使えることは経験済みである。その意味で、決して高すぎることはない。
そして、スーパーの服、こまかな不満が結構ある。中国製のは型がちょっと合わず動くときに引っかかるようなことがあった。また、内ポケットがあるのは良いけど高さが足りず財布が飛び出したり、位置が悪くて収まりが良くなかったりする。その点、デパートで扱うものは、試着などした範囲ではそのような不満は少ない。気持ちよく長く使える。結局お得だと思う。が・・・当座の3倍の価格は大きい・・・。シーズン後半の値引きが狙い目かも?





オゾンの不思議 2009/9/6

新聞を見ていて、健康機器としてのオゾン発生器の危険性に関する記事が目に付いた。オゾンの濃度が高く、危険、とのことであった。

オゾン、なぜか健康、体に良い、といったイメージを持つ人が少なくない。だけど、実は非常に危険な物質である。オゾンはO3、つまり酸素原子3つでできている。通常の酸素はO2、酸素原子2つであり、ひとつ多い。余分な酸素原子があるために非常に不安定で、いろんなものと反応して余分な酸素原子ひとつ出してO2となる。余分な酸素原子は、いろんなものと反応し、酸化させてしまう。においの分子と反応すればそれを分解するので消臭効果があるし、細菌の表面を酸化させることで殺菌効果もある。だけど、オゾンは都合よく臭いの分子や害のある細菌とだけ反応するわけではない。人間の細胞とでも反応する。だから、オゾンは有害な物質として、濃度規制が設けられている。もちろん、自然界に存在する程度の微量であれば特に問題はない。

さて、オゾンに関してはちょっと思い出がある。私のいた大学の研究室では、副作用としてオゾンを発生させてしまう機器があった。この機器、煙突を伸ばしてオゾンを屋外に強制排気していたが、それでも微量は漏れるので危険防止のため実験中は関係者以外は室外に出ていた。オゾンを吸うと肺に穴が開くぞ、などと脅かされた。だけど、この実験室のおかげで? オゾンの臭いを覚えてしまった。 オゾン、古いレーザープリンタなども微量に発生させてしまうのでオゾンフィルタがついていたが、大量に印刷するとかすかにオゾンの臭いを感じたものである。
私の感覚からすれば、何で危険なオゾンを発生する装置を売るの? (買うの?) となる。業務用としてオゾンによる殺菌装置もあるが、これは無人のときに使うものである。この主の装置を作る側、当然オゾンの危険性を知っているはずである。ちょっとメーカとしての姿勢を疑ってしまう。

それにしても・・・健康機器の中には効果もないけど害もないものが結構ある。(ほとんど?) たとえば、○○イオンを発生・・・と言っているけど実際には○○イオンごく微量のみしか発生していなくて、”効果がない”と警告を受けた商品もある。そんな中で、害のあるオゾンだけはまじめに発生させていた・・・。ちょっと不思議にも思える。
そういえば・・・ラジウム温泉なんて聞いたこともあるが、ラジウムは放射線を出す。この放射線による効能、広告などで書かれているが、読めばなんとなくそう思えてしまいそうな文書である。それなら、と”電磁波”で検索してみたら、効能のある電磁波を書いたものもあった。健康機器、論理的なものではないらしい・・・。f



上空から見た凧祭り? 2009/7/11

MSN
には地図機能があり、地図と航空写真を重ねて見ることが出来る。この航空写真、解像度から衛星写真では? と思えることもある。この地図と写真、金沢の坂を調べる際などにも便利である。事前に調べて訪問し、更に現地で見た様子をここで再確認したともしている。
写真の解像度、車一台が十分見分けられるし、公園などでは人がいるらしいこともわかる。ためしに私の勤務先を見たところ、駐車場に車が非常に少なく、逆に近くの大規模小売店の駐車場が一杯なので休日の写真であることもわかる。また、小松基地を見るとと、これまた訓練用の機が出ていないのでやはり休日の写真らしい。
で、ちょっと見る範囲を広げて富山県の大門を見てみた。目的は凧揚げ祭りの会場である。ここは広い河川敷で凧を揚げる。で、その河川敷の広場を見ると・・・車が多く、テントらしいものもある? 人も沢山でているし、大凧らしい写真も写っている。ひょっとしたら凧祭りの日? 車の台数やテントの数から、土曜日らしいことがわかる。周囲の様子から休日の写真らしい、と感じるのと一致しているし、影の様子から初夏ー夏の日中らしいこともわかる。矛盾はないようだが・・・? 凧祭りの日とすると、すごい偶然で面白いと思う。

MSNの地図へのリンク





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距離(縄張り?) の感覚、男女の違い 2006/4/5
 >先日、休日に電車に乗っていたときのことである。比較的空いていて、とはいっても座席がほぼ一杯だったので扉の近くで立っていた。立っているのは私のほかに一人二人、といった程度である。
次の駅についたとき、お客が乗ってきたが、わずかに空いている席に座れる程度で、やはり立つ人は少なかった。しかし、なぜか私のすぐそばに女子高生が立った。他にも広い場所があるのに、なぜかすぐ近くである。しかし、私に気がある、なんてことがあるはずもない。このときに思い出したのが、距離の感覚の男女の違いである。

他人がすぐ近くにまで寄ってきたときは誰でも警戒するし、混雑する電車など特に理由がなければ必要以上に他人に近づくようなことはない。このとき、どこまで近づくと意識するか、あるいは警戒するか、この距離が男性と女性とでは違うというのである。
ある本では、男性の1.5mに対して女性は0.5mというのである。つまり、たとえば女性が男性に近づいたとき、1mまで近づいたとしても女性は平気だけど男性は意識してしまう、というのである。
そういえば職場などでも女性の同僚が妙に近づいてきて(もちろん仕事の上のことである)驚くことがあるが、同僚の方は平気である。(もちろんそうでないと困るのだが・・・)

で、距離感覚の違いがあるとどうなるか?
たとえば1mの距離。この程度に近づくことは女性にとってはなんでもないけど、男性にとっては自分の縄張りみたいな範囲である。そこに入ってくる、ということは”好意を持っているのでは”と勘違いしてしまうかもしれない、とうことである。
その本では、ストーカーなどの始まりもこういうことからでは? と書いてあったのだけど、
ありえないことではないと思う。

縄張り(?)は別として、混雑する通勤電車。やはり、あまり気持ちのよいものではない。もっとも、名古屋へ車通勤、となると混雑がひどいことだろう。この方が耐えられないと思う。

金の話  2005/1/

ダイヤモンドや金、装飾用としては私にはほとんど縁が無いものである。
それでも関心がないわけではない。以前、国立科学博物館でダイヤモンド展が開催されたときにも見に行ったのだが、そのときは高品質の大きなダイヤモンドには圧倒されてしまった。有名な宝飾メーカのアクセサリ、大きなダイヤモンドや貴金属をふんだんにつかったもの。デザインのよさもあるが、やはり宝石としてのダイヤモンドの魅力は大きい。
特にカラーダイヤモンド、これは見る機会ほとんどないだけに見入ってしまった。中でも無色のものと組み合わせたオレンジのダイヤモンド。色もデザインも美しかった。このような希少な色のものは非常に高価であり、普段は目にすることも難しいだけに興味深く見ていた。

ところでダイヤモンドの用途。身近(?)なのは宝飾用であるが、実際には工業用が圧倒的に多い。その硬さを生かして金属を削る、細い針金を作る、地面を掘る、といった工具としてのダイヤモンドは貴重である。また、研磨剤としての用途にも広く使われている。
これらの用途には、比較的小さなものが多く、砂粒以下で良く見ないとわからない程度の大きさだったりする。また、宝石用としては使えないような色、たとえば灰色や黒などのものが使われる。形も悪いものを加工して使う。
面白いものは針金を作るダイヤモンドで、これは比較的大きなダイヤモンドに細い穴を開けたものである。その細い穴に金属を通し、細くする。ダイヤモンドに非常に大きな力がかかるので、大きくて上質の結晶でないと耐えられない。それに細い穴を開けるのだから、高価である。

さて、ダイヤモンドの使い道、実は半導体、というのもある。
半導体、というとなじみの薄い言葉であるが、電子回路としては広く使われている。たとえばトランジスタ、テレビラジオなどのほか、パソコンにも集積回路として広く広く使われている。パソコンの中心部のCPU、そしてメモリなどは半導体の塊、といってもよい。そこには無数のトランジスタなどで回路が作られている。その半導体の材料としてダイヤモンドを使う、というものである。
このアイデア、古くからあるのだが、実際にはほとんど使われていない。とはいえ、特殊な分野には利点もあるので、研究は行われている。その成果の一つが、最近記事として載っていた。携帯電話の基地局向けの半導体だという。半導体としての用途、知ってはいたが目にすることは無かった。応用は限られると思うが、これから広まるかもしれない。パソコンのCPUには使われることはないだろうけど。

ところで初期の大規模集積回路、一部では金を接着剤として使っていた。また、配線にも金を使っていた。コネクタにも金メッキが使われている。これらは、今は減ってきているが、使われているのは立派な貴金属である。
コンピュータと貴金属、似合わないけど広く使われている・・・。

なお、今のコンピュータ、分解しても金は非常に少ない。回収して指輪にするにはとても足りない量である。念のため。