新御影橋


新御影橋は、歩行者と自転車専用の橋である。
橋としてみた場合、特に横から見ると薄く感じ、とてもスマートである。やはり、重量のある自動車が走らないから、ということだろう。

新御影橋は、御影橋(現在工事中)の下流にある。
犀川にかかる橋、数は決して多いとはいえない。藩政時代などは犀川大橋のみであったと言われている。防衛上の政策などもあってのことだろう。同じことは浅野川にもいえるはずだが、こちらは現在は比較的数多くの橋が架かっているが多い。川の幅が、犀川の方が広くて橋が架けにくかったから? 浅野川のほうが咲きに開けた? いろいろと理由はあるとおもうが、犀川の両岸で行き来が多くなってきている現状としては、もっと橋が多くなって欲しいところである。
とはいえ、自動車用の橋となると、その前後に道路も必要である。上菊橋からJRの鉄道橋あたりまでは宅地化が進んでいて新しい橋を作ってもそこに至る道路が造りにくいように思う。現状、犀川にかかる橋の多くは4車線化し、車はそこに集中している。車の場合は少々迂回しても早くて走らせやすければそれでよい。
しかし、歩行者や自転車となると、極端な迂回は無理である。歩行者専用ならば、橋だけ作るような感じで出来る。川沿いの道もあるので、それでも利用しやすい。このような歩行者用の橋は、浅野川にも中橋や梅の橋などがある。こちらも結構渡る人がいる

この新御影橋もそのような歩行者/自転車専用の橋である。
新御影橋の上流の御影橋とはそれほど離れていないとはいえ、歩くにはやはり遠い。利用者は決して少なくない。この橋、車も通らないので、川の風景や鳥なども見ながら散策を楽しむには良い橋である。

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