新橋(犀川)
犀川大橋の下流に架かる橋である。
同じ新橋が尾張町にもあるので、タイトルは新橋(犀川)としたが、本文では単に新橋と書くことにする。
新橋、と言っても歴史は古く、明治期の地図には既に書かれている。藩政時代は犀川大橋しかなかったところに新しくできた橋、ということだろう。現在の橋は昭和37年にかけられている。
この場所、金沢の中心部にも近く、長町の武家屋敷の通りの延長となる道である。行き来のための橋が早い時期に必要となったことだろう。
犀川に架かる橋、多くの橋が4車線化されている中で、新橋は狭いまま残っている。一つには、この橋の前後が狭いまま残され、通り抜けがしにくいからだろう。ここを広げるよりは、犀川大橋や御影橋の方が有用だと思う。とはいえ、それでも通り抜ける車は少なくない。幹線道路が渋滞気味のため、ということもあるからだろう。この付近、金沢の古い家並みの感じが残っている。ゆっくり散策するには良い道なのだが、ちょっと落ち着かないのが残念である。