小鳥屋橋
東外惣構堀/源太郎川に架かる小さな橋である。歩いていてもほとんど気にとめることもなく渡ってしまうような橋である。だけど、欄干にある橋の名前は”小鳥屋橋”と、気になる名前である。
橋は最初、1610年にかけられたそうだ。東外惣構堀は、町を2重に囲む堀の外側になる。堀は浅野川に注ぐが、浅野川から2番目にあたる橋である。東外惣構堀は町の守りでも重要で、この小さな橋にも万人がいたそうだ。名前の由来になる小鳥屋であるが、この小鳥は鷹のエサとして売られていたともいう。今でいうペットとしての小鳥ではないようだ。小鳥には可哀そうな気もするが、鳥を買う習慣はほとんどなかったことだろう。
現在の橋はコンクリート製で欄干だけは木である。大正11年と書かれているけれど木は新しい。車が通るようになり道幅が広がったのか、橋の部分だけちょっと狭い。
橋は北国街道、浅野川大橋のすぐ近くになる。 | |
下流の並木はし並木橋から見る。 川幅は狭く、通常は水も少ない。 |
写真撮影: 2014年5月