白鳥路
金沢の紺屋坂、ここは兼六園と石川門へ登る坂で、観光客でにぎわっている。この坂と道路を挟んだ向かい側に小さな公園が見える。前田利家公の銅像も見えるが、観光客は少なく、静かである。この公園の先には奥へと続く道がある。これが白鳥路と呼ばれる道である。
この場所、藩政時代は金沢城の堀であった。堀の名前は白鳥堀。白鳥路の名前はここからきている。堀を埋め立てた場所なので、道路は谷のような感じになっている。そして、道の脇には水も流れている。この水路には蛍の幼虫も住んでいて、梅雨の時期には蛍が飛び交うそうだ。この道を抜けると、金沢城で最後に残る堀、大手堀へとつながる。白鳥路には多数の彫刻がある。真ん中付近には金沢を代表する三文豪の像があるほか、少女の像などが並ぶ。数は多いが、道も長いのでゆったりと並べてあるような感じである。公園の中を歩いているような、そんな感じになる。
そんな優雅な道であるが、通る人はそう多くはない。人と自転車がわずかに通るのみである。この道、静けさが大きな特徴なので、それでも良いのかもしれない・・・。
紺屋坂側の入り口に立つ前田利家公の像 | |
白鳥路。 両側が高く、谷のようになり、また木々も多い。公園の中を歩くような感じになる。彫刻も見えてくる。 |
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道の中央付近にある金沢三文豪の像 | |
大手堀側にある、白鳥の像 |
写真撮影: 2009年4月