六斗の広見


広見は、防火などの目的で道路が広くなっているところである。金沢には何箇所かあり、六斗の広見はその中でも最も広い、と言われている。広見は、東茶屋街の入り口にもあり、ここは観光客であふれているのだが、こちらはひっそりとしている。場所は寺町の通りから旧鶴来往来を進んだところにある。忍者寺で有名は妙立寺の先、といった方が分かりやすいかもしれない。だから、観光客は入ってくるのだが、みんな妙立寺までで、ここまで来る人は少ない。道路はここで2度折れ曲がるが、その折れ曲がりに挟まれた部分が広くなっている。この周囲はお寺ら住宅などが並んでいて道も狭く、ここの広さが非常に目立つ。実際、かなり広いのだがその広さが一層目立つといった方が正しいかもしれない。古地図などをみてもここだけが白く抜けて目立っている。

この道、観光シーズンには妙立寺に行こうとして駐車場からあふれてしまった車が紛れ込むこともある。引き返すためにUターンしたりしているが、たしかにそのためには便利かもしれない。(注意: 地元の車が通り抜けるので、安全は十分確認のこと) 寺町の細い細い道を通ってきた車にはこの広見、異様に広く感じることだろう。

この広見には大きな木もあるが、広いこともあって非常に明るい。広い歩道にはベンチもあるがひとつだけ・・・。折角だからもう少し増やしてもよいかもしれない。が、ここまで来る人は残念ながら少ない。

街道は六斗の広見で2度折れ曲がる。
手前を左方向に進むと鶴来へ。

写真撮影: 2009年5月

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