石川県里程元標


橋場交差点、枯れ木橋のすぐ隣にちょっと大きな石柱が立っている。これは、石川県里程元標である。もともとは明治6年(1873年)に木柱で設置されたそうだが、現在の石柱は昭和58年(1983年)にモニュメントとして作られたものである。
里程元標、道路元標とともに道路の基準となる点である。これは石川県里程元標であるから、石川県の道路の基準点となる場所である。

この場所、金沢の中心部を抜ける北国街道の要所であり、江戸末期最も栄えていた場所であり、金沢城の大手門に近いことからこの近くに設置されたのだと思う。枯れ木橋、ここは東内総構堀の門があったところでもある。ここは、金沢城内への入り口であり、道路の基準点としてふさわしい場所だったのだろう。

現在の石川県里程元標、立派な石柱のモニュメントであるが、写真館のビルの前であり、残念ながら目立つとは言いがたい。元標の隣にはガス灯の復元もある。枯れ木橋横の小広場と隣接しているが、もうちょっとだけ広ければ・・・と思う場所である。

写真撮影: 2009年7月

 金沢九十九景に戻る