近江町市場の氷柱


近江町市場、”市場”となってはいるが、実際には個人向けの小売店が多数集まっている。売っているもの、なんとなく魚介類のイメージが強いが、そのほかにも野菜や菓子類、お花などのほか、衣類なども売られている。金沢の住人が買い物に集まるほか、観光客も多い。以前は日曜日は休みであったが、最近は日曜日に開く店も増えてきた。

近江町市場、お店は、飲食店などは通常の店と同じように戸があって仕切られているのだが、小売店の多くはアーケードに向かって開放されている。ケース類は通路に向かってならび、お客は通路から見て選んで買うような感じになる。そのような店の形態だから、空調ができない。アーケードなので冬は風も吹き込みにくく、オープンではあるけれど、比較的買いやすいと思う。
さて夏である。直接の日差しはないものの、やはり暑い。そんななかで少しでも涼感を、ということで、ところどころに氷柱が置かれる。業務用のmの、30cm位の角で高さは60cm以上? 以前は立てられていたような記憶があるが撮影に行ったときは横になっていた。危険防止もあるのかもしれない。
氷柱、これがあっても気温が下がるわけではない。だけど気分的に涼しく感じられる。また、氷をさわることで、手で冷たさを感じることができる。
アーケード街、近江町市場の夏の風物詩である。

氷柱、気温が下がるわけではないが、触ると冷たい。
触って涼を取るためのもの、ですね。

写真撮影: 2011年7月

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