バズ・ライトイヤーのアストロプラスター 高得点への道



バズ・ライトイヤーのアストロプラスター(以下、アストロプラスターと略す)は、クルーザーXP-38に乗って動きながら随所にあるターゲットを撃つシューティングゲームである。シューティングだから、当たったターゲットの数に応じて点数が出る。そして、点数に合わせてランクがL-1からL-7まで7段階で表示される。となるとやはり点数を上げたくなると思う。それもあってか、そこそこ人気は高い。

私がアストロプラスターに最初に乗ったのは年間パスポート取得前である。このときの点数は覚えていないが、L-3だったのは覚えている。それも余裕を持ってのL-3だった。ただ、その次のL-4には遠く及ばないな、と思った。同行者の点は私よりだいぶ低く、1万点少々だったのだけど、それでも同じL-3か、と感じたことは覚えている。肝心の私自身の点数は覚えていないけれど、結構な得点差はあったので多分3万点くらいはあったのかな、と思う。そして、久しぶりにやってみたところ点数は6万点でランクはやはりL-3であった。点数が出て、ランクも表示される。となると、やはり高得点が欲しい。続く2回目、前回の経験を生かせば点が増えるはず? ところが4万点台と逆に落ちてしまった。このときは酒が入っていたが、それでも下がるのは情けない。これでもっと高得点を狙いたくなってきた。ということでアストロプラスターにはまってしまった

さてアストロプラスターで高得点を狙うには? その手法を書いてみる。


初級編
 まずはL-3の5万点へ。確実にターゲットに当てよう


アストロプラスター高得点への道、まずは初級編である。
点数という意味で、普通の人(?)はいったいどのくらいなのか? これは大いに気になるところだろう。トイ・ストーリー・マニア!では同じグループの最高点がわかるし、その日の最高得点などもわかる。だけど残念なことにアストロプラスターではそういう表示はない。唯一、前方をゆくクルーザーの点数がちらりとときどき見えることがある、というだけになる。見てみた感じでは6~7千点程度のL-2が多いようである。子供だと1000点台になってしまうこともある。数えたわけではないが8割くらいはL-2と感じる。ときどきL-3を見かけるがそれでも1万点台の人が多いようである。感覚的なものではなるが、ほとんどの人は3万点以下なのだろう。
高得点への道、初級編ということで、まずはL-3を確実に目指すためのポイントを書いてみる。たかがL-3?だけどL-2までの人が多いのだから、初級編として確実にL-3に達する方法を書いてみる。とはいえ、ここに書いた方法だけでちょっと経験を積めば初級編での目標、5万点は取れるようになるだろう。それ以上は中級編で述べる。

高得点の狙い方。これはWebにいろいろ出ている。
でもその前に、銃の狙い方からである。初級編ではそれから始める。射撃に関する名言に”当たらなければどうということはない”がある。が、逆に言えば当てなければ意味がない、というのが火器の基本である。

銃をターゲットに向ける。当たり前のようだけどシューティングはここから始まる。その方法から書く。
ここでは玩具の銃の写真を使う。アストロブラスターの銃はショップにも売っているけれど、手元にないので代用させて頂く。
銃の上には照準を合わせるための目印がある。その目印をターゲットに合わせて引き金を引く。
  


ここで注意しなくてはならないのは、銃が斜めに向いてしまうことである。下の2枚の写真、左は箱の上辺がまっすぐ黒丸に向いている。しかし、右の写真は角が黒丸と重なっているものの上辺は斜めを向いている。これでは当たらない。写真で、箱を例にして見ると分かるものの実際の銃で、アトラクションに乗ってターゲットを狙うとなかなか思うようにならないと思う。アトラクションの銃が売られているので短時間で上達するにはそれを買うとよいかもしれない。(1800円。保証はできません。悪しからず)

 


アストロブラスターの場合、銃はより玩具的ではあるが同様の目印がある。銃の上部にレールのように見えるものがあり、この裏後ろから見てレールの窪みとターゲットを中心の黒丸を一致させればよい。目を銃の真後ろにして、レールが窪みだけ見えるようにして、この窪みとターゲットの中心部の黒丸が一致するように狙って撃つ。これは簡単なようで慣れがいる。うっかりすると斜めから見たりすることもあり、最初はなかなか当たらない。まず正しく真後ろからみて、照準を使ってターゲットを狙えるようにする。但し照準は、多少ずれていることもある。これは仕方ないだろう。この修正方法である。狙った先には赤い点(以下光点)がある。光点は点滅しているので狙いにくくなってはいるが、これをターゲットに合わせればよい。


次はターゲットのどこを狙うか? ターゲットは丸や四角、三角であるが、狙うのはこの中央、黒い丸の部分である。結構狭い。光点がターゲットの中心に向くように、光点を見ながら修正してターゲットに当てる。光点がターゲットよりちょっと左なら銃を右へ修正、といった具合である。狙う先は、繰り返しになるがターゲットの中央の黒丸の部分である。命中するとターゲット全体が赤く光ると同時に、銃の後部が光る。当てたつもりでも光っていないなら外れ、である。
照準を合わせること、簡単そうだが修正の量が分かりにくいから、慣れるまでは何度か撃って都度修正してやっと当たる感じである。これができないとターゲットに当たらない。この時、同じターゲットを狙う人がいると光点が複数見え、どれが自分の光点かわからない。これは、銃の照準と合わせてみて確認するのが良いだろう。光点で修正するにしても照準で近くにまで持ってゆかないと時間がかかる。

次は狙うターゲットである。ターゲットは、形によって点数が違う。100点(○)、1000点(□)、5000点(◇)、10000点(▽)の4種類ある。()内がターゲットの形である。◇と□は斜めだと紛らわしいが、ロはみどり色で◇はむらさき色である。当然、高得点のターゲットが点数を増やしやすい。10000点のターゲットに一発当てればそれだけでL-3達成である。だけど、高得点のターゲットは数が少なく、また遠いところにあるなど当てにくい。それよりは低得点でも当たりやすいターゲットに確実に点を増やすのも良いと思う。とはいえ、100点のターゲットでは100回当てないとL-3にはならない。だから、せめて1000点のターゲットを狙うべきだろう。四角形でみどり色のターゲットである。目立つ100点のターゲットの近くに1000点のターゲットがあることはよくある。これに10回当てればめでたくL-3達成である。

ここで、クルーザーの回転についても書いておく。クルーザーは真ん中のレバーで360度回転させることができる。つまり、真後ろをむくこともできる。さすがにここまで回転させると次のクルーザーとお見合いになってしまうし、次の来るターゲットが見えないから慣れないと意味はない。横に向けるまでであればこれは有効である。
だけど私はそんなに回していない。細かな調整はクルーザーを回すより銃だけ向ける方が早くて的確だからである。とはいえ、横を向くよりは真正面の方が打ちやすい。そして。ターゲットは右または左に偏在するので適宜向きを変えると良いが、細かく動かすことはないだろう。
なお、2人で乗る場合、もう一人に不意に動かされたら狙いが外れるので喧嘩の元になるかもしれない。ご注意を。

初級編、銃の照準と光点を使って1000点のターゲット中心の黒丸を狙って確実に当ててゆこう。これでL-3は達成できるだろう。そして、ちょっと撃ちにくい5000点や10000点も狙って見る。5万点も難しくない。



中級編 めざせL-5、30万点(連射で点数を稼ごう)

初級編で紹介したL-3(1万点以上)はターゲットを狙うコツをちょっとつかめば簡単に達成できる。5万点もそれほど難かしくはない。次の目標は30万点のL-5である。L-5となるとこれはかなり難しい。初級編でほかの人の点数のことを書いたが、L-4以上を見ることはほとんどない。初級で上げた目標、L-3での5万点に比べると約6倍。これは非常に遠い道となる。

さて30万点である。5000点のターゲットで60回、1000点のターゲットでは300回当てなくてはならない。結構な数である。当てなくてはならないターゲットの数を考えると、L-3みたいにターゲットに当たったことをいちいち喜んでいたのでは追い付かない。そもそもそれだけの数のターゲットはないし、うかうかしていると次々と後ろに流れて行ってしまう。L-5への道は、まずは的確なターゲットを選ぶこと。そしてターゲットへの連射である。

まずは的確なターゲットを選ぶことである。的確なターゲット、とは当てやすい高得点のターゲットである。さきほど1000点のターゲットでは300回と書いた。もし100点のターゲットだと3000回である。300回でも難しいのだから3000回はありえないような回数である。つまり、100点のターゲットばかり狙っていたのではL-5は絶対無理、となる。極力5000点10000点のターゲットを狙い、それがないところでは1000点を狙う。それも撃ちやすいターゲットを狙うことである。
撃ちやすいターゲットというのはクルーザー近くのターゲットである。遠いターゲットは、銃のわずかなずれで外れてしまうので当てるのはどうしても難しい。その点、近くのターゲットは当てやすく、あとで紹介する連射もしやすい。遠い高得点のターゲットか近くの打ちやすいターゲットかは難しいところではあるが、同じ点ならより近くのターゲットを狙うのが当てやすくて有利だろう。ただ、移動も早いのですぐに狙えなくなってしまう。このときは次のターゲットに切り替えよう。

続いて連射、である。連射とは続けて撃つことである。アストロプラスターの銃は引き金を引くと1発だけ撃てる。つまり、引きっぱなしでは連射にならない。だから、連射は何度も引き金を引くことになる。ターゲットに当てることについては初級編で既に書いたとおりであるが、ターゲットに当たったところで同じ照準で引き金を引き続ければ続けて当てることは難しくない。そして、当たった数だけ点数が上がる。5000点のターゲットに4回当てると2万点である。だから、如何に連射で当て続けるかが重要となる。このためには銃は両手で持って支えるのが良いと思う。安定するから続けて当たりやすいし、また疲れにくい。もっとも、クルーザーは動いてゆくのでその分の修正は要るし、いつまでも当て続けられないからどこかで次のターゲットに移らなくてはいけない。
連射しやすいのは何と言っても近くのターゲットである。だから、近くて当てやすい高得点のターゲットを狙うのが重要なことである。さて、連射にはもう一つの要因がある。ほかの人が連射中だと横から割り込んで当てても点数にならない。だからほかの人が当てて光り続けているターゲットは狙っても無駄となる。
近くて高得点のターゲット、当然ほかの人も狙っている。先に当てられて連射されると当たらない。人が狙っていなくて近くて高得点のターゲット、となるとこれは少々難しい。先に当ててしまえばよい、ともいえるが先行するクルーザーの方が近いのだから簡単ではない。
こういうこともあり、近くに名人がいるとターゲットが狙いにくいことになる。また、同じカートに2人乗っていると同じターゲットを狙うこともあるので先に当てられるかもしれない。だから高待点を狙うなら一人乗車の方が良い。そして、前後が下手な人(失礼)の方が良い。一般には親子できているお母さんや子供になる。多人数のグループも大したことがないことが多い。逆にひとりの人は慣れていて高得点狙いの可能性が高いと思う。だからひとりできている人から離れて子供等に近い方が良い、となるけれど途中の列は追い越すこともないだろうから離れるのは難しい。並び始めの加減だろうか?
ちなみに私の連射はどんな具合か、というと近くの当てやすいターゲットだといきなり当たってその後光りっばなしになる。

さて、ターゲットの中には100点のターゲットなどに当てると出てくる高得点のものがある。箱が倒れて影になっていたターゲットが狙えるもの、箱の蓋が開いて出てくるもの、影から出てくるもの、などがある。これはどこにあるか知っていなくては狙えない。そしてそのターゲット、もちろん自分で当てて出すのも良いが、複数回当たってやっと出てくるものもある。その場合、出たときには既に遅く、撃ちにくくなっていることもある。なるべく早めに狙うことだろう。でも、運よく前の人が出してくれれば狙いやすい。漁夫の利である。もっとも、自分で出しはしたけど既に打ちにくくなっていることもあるので、次の人にサー
ビスしてしまうことも少なくない。

高得点を狙うときのジレンマ、遠くの10000点かその前の5000点1000点、どちらを狙うか、というのがある。L-3を確実にするなら、狙いにくい高得点よりは手前のほどほどのターゲットを確実に当てた方が良い。しかし、L-5の30万点を目指すなら適度に高得点のターゲットを狙うことだろう。ただ、遠くの10000点と近くの5000点か、であれば近くの5000点に2倍以上当てればよいわけで、これを狙うのも良い。5000点のターゲットに60回当てれば30万点、L-5達成である。


上級編 L-6 60万点への道 長距離射撃
この目標は60万点。中級の30万点と比べると2倍である。わずか2倍であるが、この差は非常に大きい。ターゲットへ当てる素早さと連射での撃つ速さを極めることが重要になる。しかし、60万点は5000点のターゲットを120回撃たなくてはならない。1000点ターゲットなら600回である。L-5の2倍の得点を目指すのだから、早さも2倍必要になる。数多く撃つにはより素早くターゲットに当てて連射する必要がある。そうしないと連射の回数が確保できない。5000点のターゲットには5回以上当ててゆく。これは相当素早く狙わないと厳しいといえる。これはかなり厳しい。

狙うべきターゲット、1000点では追い付かないのがL-6である。遠くにある5000点、10000点のターゲットを早いうちから狙い、当ててゆくことも必要なる。実際のところ、かなり遠くからでも命中させることは可能である。アストロプラスターは、時々途中停止してしまうことがある。そんなとき、遠くに見えるぎりぎりのターゲットを狙って見たことがある。遠すぎて銃から出る光点が見えないくらいなので銃の照準だけ頼りに撃つ。だけど当たっている。1度や2度のまぐれではなく、停止中に数発当たっている。実際、これを知って遠くの10000点ターゲットを狙って見ると意外なほど遠くから当たる。動くターゲットを長距離から狙うのは難しいが、動かないターゲットなら少々遠くても案外当たりやすい。
近くに1000点のターゲットしかないときがある。1000点のターゲットは頑張って10回当てたところで1万点である。それよりも長距離の高得点ターゲットを早めに狙う方がより高得点に結びつきやすい。10000点のターゲット、なかなか当たらなくても2回当たれば2万点である。狙う価値はある。

上級編L-6を目指すには、高得点ターゲットを狙い、短時間で当てて連射を重ねること、そして高得点ターゲットの長距離射撃である。



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