エントランスでの出来事

ディズニーランドのエントランス、ミッキーの花壇のある付近でカメラマンキャストが撮影していることもある。これを書いているときはまさにコロナの時期でもあり入園者を限定しているのでこの場所、朝のオープン後以外は人が非常に少なくなり、ほとんどいないこともある。

ある日、花壇の近くにプーさんがやってきた。花壇の付近にお客がほとんどいないないときであり、プーさんを見かけて走り寄ってきた人たちを含めて数組くらいだった。プーさん、お客さんに手を振ったりしながらとことこと花壇の前にやってきた。カメラマンキャストの近くに来て、カメラマンの持っている台紙(お客が注文して購入できるもの。ミッキーやミニーなどのキャラクターの写真もついてくる)を見て、「僕の写真はないの?」と言った(もちろんしぐさで)。カメラマンの持つ台紙は2種類あり、一つにはミッキーやミニーが。そしてもうひとつには、ミッキーミニーのほか、ドナルドやプルート、グーフィの写真があるもの。だけど・・・プーさんの写真はない。そして、台紙の絵にもない。その隣のカメラマンキャストの手にある、ゲストがフォトエクスプレスで注文できるテンプレートのサンプルにもプーさんはいない・・・。それを知ってプーさん、悲しそうなしぐさを。
カメラマン、「そんな悲しい顔しないで~」と言うと、横からキャストさんが「プーさんの写真も作って、って言ってるみたいよ」と。プーさん、おおきくうなづいて見せている。
「じゃあ・・・かけあってみるね」とカメラマン。
「お願い!」とプーさん。(しつこいけどしぐさで)

「だけど・・・ミッキーにお願いする方が早いかも!」
ということでおしまい?
でも、プーさんにこんな一面があったのかな? とても新鮮だった。



キツネの舞浜便りに戻る。