ファンカストーディアル(ファンカスト)のハプニング、そしてキャラクターが一緒になったら?

ディズニーシーには、カストーディアル(清掃員)に扮したパフォーマー、ファンカストーディアル(ファンカスト)と書いている例も見たことがある。

ファンカストーディアル、見た目は普通のカストーディアルである。いつどこに現れるかわからず、突然パフォーマンスが始まる。予告がないからすれ違っても気が付かない。出会うのは運であり、狙って見に行けるものでもない。だから、周囲で“初めて見た”なんて声も聞こえてくる。私が比較的よく見るのはウォーターフロントパークの近く、タワー・オブ・テラー側やSSコロンビア側である。ほかにもケープコッドでも見ている。
さて、2016年8月終わりごろの日曜日、SSコロンビア前のスクリューのモニュメントの近くでファンカストーディアルさんを見かけた。気が付くのはまず音である。その方向に行ってみると、車いすの人に道案内をしているようだった。ファンカストーディアルーは見た目には普通のカストーディアルと区別がつかないため、ごみを渡されたりすることもある。今回もそんな感じで聞かれたのかもしれない。ファンカストーディアルは、演技中はしゃべらないことが多いのだが、このときはちゃんとしゃべって案内していた。だけどそこはファンカストーディアル、この方向にまっすぐぐーっと進んで右へ、みたいな感じで案内に応じて大きく手を動かすとそれに合わせてパフォーマンスと同じように音が出ていた。聞いた人、最初はびっくりしていたがすぐに笑い始めた。周囲の人も同様である。これを見ると、私も道を聞いてみたくなってしまうくらいであった。

さて、タイトルにある、ファンカストーディアルとキャラクターが一緒になったら?、である。ファンカストーディアルが道案内していたとき、近くにキャラクターが何人(何匹?)かいた。そのとき、ゲストの誰かがごみをお願いしたように見えた。ファンカストーディアルは、カストーディアルがよく押している大きなゴミ箱そっくりものをしているが、これは音響装置であり、ごみは入れられない。それを、蓋を開けてわざと見せて“いっぱい、”みたいに示した。渡すのをやめようとしたけど、トレイの一つくらいは入る余裕はあるので受け取っていた。そのとき、近くの人がみんな興味津々で覗き込んでいた。それはそうだろう、どうやって音を出すのか、中はどうなっているのか、みんな知りたいと思う。そして、覗き込む人たちの中にデイジーがいたのである。ゲストのみんなと一緒に覗き込んでいたのでファンカストーディアルもちょっと驚いたように見えた(これも演技かな?)。この装置の蓋、その開け閉めをするとき、音を出していた。ゲストのひとりがやるとやはり音がしていた。これ、デイジーもやったようにも見えた。
デイジーのとっさの行動だろうと思うけど、ゲストと一緒のこの行動、そしてファンカストーディアルの行動、どちらも面白かった。次もまた見てみたい!と思えるハプニングである。

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