出口で礼

会社帰りに東京ディズニーランドに入り、1時間ほど楽しんだ後に帰宅しようと出口のゲートに向かった。少し前に同じように出口に向かっていたグループがいた。男子高校生くらいにみえる6,7人のグループだった。ゲートまであと5,6mのところで、一人がゲートの前で振り返ってお辞儀をした。つられて何人か、同じように礼をしていた。その後出口ゲートに向かったのだが、それを見ていた出口のキャストさん、比較的年配の男性だったが、そのグループに対して最敬礼に近い丁寧にお辞儀をし、にこやかに言葉を掛けて見送っていた。出口では通常、キャストさんは声をかける程度でお辞儀はしない。残念ながらどんな言葉かは聞こえなかったが、一言二言ではなく、もう少し長かったようだ。

これと同じような話、本で読んだことがある。体育会系の女子高生らしい10人くらいのグループで、ワールドバザールから出るとき横に並んで礼をしていた、とのことだった。スポーツで、試合等の後に競技場から出るときの礼を見ているようで、おそらく一目楽しませてもらったことへの感謝の気持ちから自然に出た行動では、と書かれていた。

私が見たグループも多分同じような気持ちからかと思う。見ていてすがすがしい。そして、それを見ていたキャストさんの、礼をもって丁寧に対応した姿も気持ちが良かった。


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