<テ・face="MS ゴシック">  所在地     石川県石川郡鶴来町八幡町戌3番地
     TEL     07619-2-3417
     入場料     400円
     休館日     毎週火曜日(祝日を除く)、祝日の翌平日、年末年始
     交通手段    北陸鉄道加賀一の宮から徒歩15分、バス白山青年の家前徒歩10分
             または自家用車(駐車場有り)
     備考

 

 ここは、名前の通り昆虫に関する博物館である。名前の通り、とはいっても昆虫に自由にさわれるわけではない。
 入り口から入るとまずは“自然の中の昆虫”で、日本/熱帯/極地などでの昆虫のジオラマである。このジオラマにはかなりの数の昆虫がいるのだが、元々昆虫はそんなに目立つ物ではないし、隠れるように住んでいるので、よく探さないと見逃してしまいそうだ。ここは、説明のパネルを見ながらじっくり探してみよう。
 次は世界中の昆虫達の標本である。日本の昆虫でも見たことのない昆虫が多いのだから、まして世界となると変わった昆虫ばかり。昆虫好きの人たちだったら、ここだけで半日過ごしてしまうかもしれない。次は“昆虫の知恵”ここでは、擬態や変異などの展示である。

 ここまでは標本だけだったが、ここから先はいよいよ生きた昆虫達が見られる。最初の“昆虫ウォッチング”、ここは、昆虫の動物園みたいなもの。ナナフシやバッタなどがガラス越しに見られる。あまり動かない虫達もいて、ゆっくり観察できる。中にはなぜかゴキブリも展示されている。(もちろん、ゴキブリも立派な昆虫ですけど・・・)

 次がこの博物館一番の見所、“チョウの園”である。常夏の温室に、約10種類、数百匹のチョウが飛び回っている。数百といえば数は多いのだが、温室が結構広いので、込み合った感じはない。むしろゆったりとした感じになる。人を怖がらないチョウも多く、すぐ近くで観察できるのもうれしい。ときには人にとまることもあるが、そんなときはそっと逃がしてあげよう。チョウ達は非常に傷つきやすいので、不用意に触らないようにしたい。実際、羽根の一部が傷ついているチョウも見かける。さて、ここはチョウの園なのだが、植物も数多い。きれいな花などもあるのだが、なぜか食虫植物もある。変な感じがするが、まあチョウを食べることもないだろうから、かまわないのだろう。こんな変わった植物もあるので、チョウとあわせて楽しみたい。

 最後は、石川県の昆虫、学習コーナーなどがある。地元の人にとってなじみ深い昆虫が多い。今回は、企画展でカブトムシなどに触ることが出来たのだが、夏休み中ということで子供達が多く、しょっちゅう持ち上げられていてちょっとかわいそうだった。やはり、“ふれあい”は気持ちの上だけにとどめたい。



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