紺屋坂

紺屋坂は、兼六園下交差点から兼六園そして石川橋へと続く坂である。
兼六園下交差点は、すぐ近くに駐車場もあり、観光客等の自家用車のほか、観光バスが数多く止まっている。また、路線バスもこの付近に止まる。紺屋坂は、兼六園や金沢城に向かう観光客の道、といっても良い。
坂は、兼六園下交差点から分かれる。兼六園下交差点は、一見ごく普通の交差点のようにも見えるが、紺屋坂に向かう道が分かれるため、五差路となる。が、紺屋坂に向かう車はほとんどなく、しかも一方通行でもあり、車の通行に関してはあまり目立たない道路である。
しかし、観光客が次々と通る坂である。坂はゆるいS字になっていて、両側に歩道がある。車は1車線のみとなる。そして、坂の一方には土産物屋がずらりと並ぶ。観光用の道路みたいな感じである。しかし、その反対側は崖で木も多く、その先に石川門など、金沢城の白壁などもみえる。歩くなら、こちら側のほうが気持ちが良い? 但し、木の枝などもあって、ちょっと歩きにくいところもある。

さて、紺屋坂の由来であるが、染屋があったことによるという。今の紺屋坂、あるいは兼六園、そして石川門のすぐ前、という場所からは”紺屋”というのは結びつきにくい。しかし、この近くの住民が金沢城築城の際に材木を宮腰港(現在の金石)から運び上げた功で材木を与えられ、材木町に移り住んだ、とも言われているから、築城前後にはこのあたりには町民も住んでいたのだろう。この後には、このあたりは武家屋敷や藩の作業場となり、そして兼六園となっている。

紺屋坂の付近、無名の坂がいくつもある。紺屋坂の先、観光客用の降車場などがある程度で、そのままお堀通りに向かって降りる坂道となっている。この坂道が2つある。どちらも車中心に道で、坂道としては格別のものはない。
しかし、石川門のすぐ近くには、階段状に下りる道がある。紺屋坂の崖下にはバス停がひとつある。バス停から兼六園を利用するのに紺屋坂を通るとちょっと遠回りになる。ということで作られたのかもしれないが、この道は落ち着いた感じでなかなか良い坂である。

坂の途中にある石碑。
坂の由来なども書いてある

紺屋坂近くの坂 その1

石川橋からバス停方向に下りる歩行者用道路。
目立たないところにあるからか、利用する人は少ない。
坂としては木々の中を通るので、風情があるのだが・・・。


紺屋坂近くの坂 その2、下坂 

石川橋近くからの坂道。一直線に降りている。歩道もなく、自動車専用のような感じである。
実際、歩く人はほとんどいない。

紺屋坂近くの坂 その3

その2の坂より、広坂寄りにある。
緩く弧を描いている。写真では見えにくいが、兼六園からの水が脇を流れている。
観光バスがときどき通る程度で、歩く人は少ない

坂の横には兼六園から流れ出た水が流れている。この先は、辰巳用水の水として、広坂通りを流れてゆく。



金沢九十九坂に戻る