兼六園近くの坂

坂、現地を歩いていて新しく見つけること、これはよくある。
名前のついている坂、これはWebなども含めていろいろなところで紹介されている。しかし、無名の坂となると、紹介されている例は少ない。しかし、そのような坂の中にも面白いところ、風情あるところは少なくない。
しかし、坂の中には現地を歩いていても見落とすことがある。この坂もその一つであった。地図で確認してる際に偶然見つけた細い階段であった。この場所、何度も歩いているはずなのだが・・・。

新しく見つけた坂、早速行ってみたところ、見落としやすい場所ではある。だが、個人宅に入る道、と思って見落としてしまったようだ。実際、家の裏口などを通る道を結んだようで、普段人が通るような道ではない。また、その必要のあるような場所でもない。ちょっと微妙な坂道である。
坂はほぼ階段で、非常に狭い。コンクリート作られているが、古い石をそのまま固めたように見えるところもある。また、作られた時期もバラバラのように思える。鉄の、円形の蓋があるので、排水か何かの都合で作られ、坂道になっているのかもしれない。いずれにしろ、坂道として必要性の少ない場所である。
しかし、それだけに景色は面白い。ちょっとした迷路のような雰囲気もある。何度も通るのは遠慮したくなる坂道ではあるが、面白さは格別である。

家の間を抜けるようにして上る。
家の裏口に通じる道も何本もある。



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