中坂

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中坂は、中欠原町から新坂町に下る坂、とされている。町名で見ると嫁坂も同様となる。文献には嫁坂と新坂も明確に書かれているため、その中間にある坂、と考えられる。
この坂、嫁坂や新坂と同様、藩政時代の地図にも書かれていている。現在の地図で見ると100m少々の間に坂が3つ並んでいることになる。ここから白山坂にかけて非常に多くの坂があり、それだけ崖の上と下で交流が多かったということだろうか。

さて、現在、中坂と思われる坂がこの写真の坂である。新坂を横断し、上と下に分かれるが、ほぼ1直線に伸びている。どちらも階段である。藩政時代の図と現在の地図ではほぼ位置しているが、多少の変化はあるのかもしれない。
家などの間を抜ける細い道である。坂が並んでいるので、あまり多くの人が使うとは思えない坂である。

中坂の下の部分を新坂より見る。


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