瞽女（ごぜ）坂、天狗坂

瞽女坂、天狗坂ともに、現在の下本多町6番丁付近にある坂である。
このあたりは付近よりわずかに高くなっている。その中でこの坂2つが名前が付けられている。この付近で今も残る坂は地図の２つなのだが、古地図と現在の地図との対比が難しく、この坂が瞽女坂と天狗坂なのか、いまひとつ確証はない。ただ、場所的に大きな違いはないようなので、坂の名前の紹介、みたいな感じで見て欲しい。

瞽女（ごぜ）坂

下本多町6番丁から茨木町に下る坂道を言う。御前坂から来ていると言う。
このあたりは藩政時代は武家地であった家老である本多家の下屋敷に近い。現在は北陸電力の裏手にあたる。
坂の途中にちょっとふくらみがあり、以前と少し道路の位置などが変っているのかもしれない。

天狗坂

下本多町6番丁から油車へ通う道を言う。坂の付近、武家屋敷の邸内の木立が暗く、恐ろしい感じがあったからつけられたという。現在のこの付近は比較的小さな住宅が多く、残念ながら木立で暗い、という様子はない。細い道で、坂としては短いのだが、傾斜は結構あり、坂らしい感じのある道である。

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