善光寺坂





善光寺坂は、笠舞から小立野に上る坂道である。崖を斜めに上るので細長いゆるい坂道となっている。ゆるく曲がっているので見通しは効かない。家がところどころ途切れていて笠舞や野田山方面が良く見える。降り口にお地蔵様があるが、ガラス越しでお姿は良くわからない。名前の由来は近くに善光寺があったことによるらしいが、お寺がどこにあったかわからないそうだ。
いまの善光寺坂、幹線道路を斜めに横切るような位置にある。上った先も直接表通りにはつながっていない。だけど、車が頻繁に上る。自動車社会にになって道路が整備される前にはもっと多くの車が通っていたことだろう。現在は白山坂付近に新しい道ができているのだが、近道的に使われているのだろう。近所の人たちなども歩いて上ったりするのだが、私自身歩いていて怖いと感じた。サカロジーでも「坂を改修するとき、通過車両を入り難くすることも一考だろう。」と書かれている。これは私も同感である。新しい道ができた今、通過する車を締め出しても困りはしないだろう。
だ。

坂の降り口から見る。
道路は緩やかに曲がりながら下りてゆく。
坂の降り口付近にあるお地蔵様。


善光寺坂から下りる坂

善光寺坂の降り口近くから降りる階段である。途中にある家の入り口みたいになっているが、降りた先は水路をふたで塞いだようになっていてかろうじて通ることができるような道になっている。通り抜けられるからここに書いているが、家の先をかすめるような道なので紹介するのがためらわれるような坂道である。
この坂の降り口は狭いながらも比較的通りやすい階段になっている。しかし、途中から急に細くなる。通ってほしくはないけど道だけは開けておく、といった感じに見える。登り口はもっと極端で、一見個人宅に入る道のように見える。が、脇に細い道があり、通ることができる。非常に不思議な道だが、地図にも載っている。

個人宅に入る道のようにみえるが、その左がこの坂の登り口。
手前の道路にある丸いホールの蓋のあたりから昇る。
上の写真の個人宅の入り口を過ぎたあたり。ここから広くなる。

 

写真撮影: 2009年4月

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