うぐいす坂




うぐいす坂は、小立野から笠舞に降りる坂である。亀坂と善光寺坂の間に位置する。坂は階段で、歩行者専用である。

降り口は建具店の工房の隣から降りる。もう一方が駐車場なので明るく開けた感じになっているが、幅は狭い。もし駐車場に家が建ってたら狭く感じることだろう。坂は急な段でまっすぐ降り、下に着く直前に折れ曲がる。そのまま水平に進んで再度折れ曲がって階段を下りる。坂としてはちょっと不自然にも見える。このあたり、家の裏口から崖を降りるように個人専用の階段となっているところが何軒もある。そういう階段が共用となって道となったのかもしれない。
うぐいす坂、これは近所の人の呼び名で、地図などには載っていない。由来、これも坂の近所の人に聞いたのだが、以前うぐいすの鳴き声が聞こえたことによるそうだ。今は崖の上も下も家が多く、とてもうぐいすが来るとは思えないが、以前はここまで来ていたのかもしれない。
だ。

坂の降り口。
片側が駐車場なので明るく感じる。
坂の中ほどから見る。
ゆるやかに曲がっている。
坂の中央は折れ曲がって水平になっている。
登り口から。
手前の広い階段を上り、続いて奥の狭い階段を上ると右に折れる。

写真撮影: 2009年4月

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