二十人坂



二十人坂は、菊川から石引に登る坂である。センターラインのない比較的細い道で、登り一方通行になっている。下り一方通行の白山坂と組になっているような感じである。もちろん、歩行者はどちらも登り降りできる。
菊川付近から石引に登る幹線道路、新白山坂(仮称)ができる前は交通量が非常に多かった。現在でも車は結構通っていて、フラットバスもこの道を通る。また、生活道路として歩行者なども多く見る、賑やかな道である。二十人坂、名の由来は、藩政時代足軽二十人組が住んでいたことから名付けられたそうだ。

二十人坂、緩やかに曲がる程度でがけをまっすぐに上ってゆく。高低差が大きいので、崖の西側は盛り土がされ、勾配を緩やかにしている。この部分では、ほかの道路と立体交差する陸橋もある。この陸橋、かなり古そうに見える。橋から見下ろす道路と家々。景色としては新鮮である。あまた、この坂は桜の名所でもある。花の時期、桜のトンネルのようにも見える。春、自然とこの坂を通ってしまう。そんな坂である。

坂の登り口。
最初はまっすぐに、緩やかに上る。
橋が見えるがこれは陸橋。
陸橋から見下ろした様子。
もう一つの陸橋を下から見る。
橋の上を通るのが二十人坂。
坂の降り口。
二十人坂は、フラットバスも通る。

写真撮影: 2009年7月

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