爽快なフライト(ソアリン)




ソアリンは、2019年7月に東京ディズニーシーにオープンしたアトラクションである。オープンの軽飛行機で空を飛ぶ感覚を楽しめる。オープン後、毎日3時間近い待ちの状態が続いている。

アトラクションの建物はファンタスティック・フライト・ミュージアムで、飛行の研究に情熱を注いだ女性、カメリア・ファルコの特別展が開催されている。外壁には飛行に関するレリーフが、そして絵画が多数ある。絵画は中庭を下に降りた先にもある。余談であるが、この絵画等には隠れミッキーも多数あるそうだ。
博物館の中に入ると飛行に関する展示が見られる。気球、ダビンチのヘリコプターなど。日本の凧に関する絵画もある。凧に人が乗るなど忍者を思わせるものである。



プレショーは、カメリア・ファルコの肖像画がある部屋で行われる。この部屋の周囲にも飛行に関する展示がある。折り紙もある。正面には肖像画のほか、気球などの絵画もあるのだが、プレショーは開始されると驚くことだろう思ってもいなかったことが起こる。似たようなことはほかのアトラクションでもありそうなことなことなのだが、最新のアトラクションだからか、その予測ができないくらい自然なものであった。

最後にカメリアが仲間とともに開発した、ドリームフライヤーに乗り込む。ドリームプライヤーは4人乗りの軽飛行機で、座席はオープンである。(アトラクションの座席は4人以上)
夜の星空の中を空に舞い上がる。このとき、席によっては座席がかなりの高さになり、”高いところが苦手な方はキャストにお知らせください”との案内が納得できる。舞い上がった後は空を飛ぶ。目の視界を超える巨大なスクリーンの前で、風を受けての飛行。実際に空を飛んでいるように感じられる。時には低空で地面を這うような飛行で、地上の匂いも感じるほど低い。飛ぶ先は世界各地の名所である。場所の案内はないが、多くの人が知っている場所である。ソアリンはアトラクションであり、疑似的なフライトであることは分かっているのだが、本当に飛んでいるような爽快感がある。観客からも歓声が上がる。

フライト時間は約5分。最後に舞い降りた瞬間には拍手も上がった。




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