スティッチ・エンカウンター、指名する人は誰が決める?

スティッチ・エンカウンターは、スティッチの様子を定期的に観察しているモニターステーションの見学、という設定である。運が良いとスティッチと会話ができる。。スティッチから客席にいる人が指名され、キャストさんがマイクを持ってその人のところに行く。そして、その人の写真も出る。

平日のある夜、会社帰りにディズニーランドに入園し、スティッチ・エンカウンターに行った。列が途切れる最後ごろ、私がプレルームに最後に入った。ドアをくぐったところで、キャストさんが私を見てニコニコしている。向かいのアストロブラスターでもお会いしているキャストさんだった。
“(以前に)スティッチとお話ししましたか?”
と聞かれたので、
“3回ほど脱走犯にされました~”
と。
“すごいですね~。今日も話せるといいですね”
と返る。男性である私がスティッチに指名されるとすると、脱走犯にされる確率がものすごく高いのだが・・・。ドアは閉まっていないけど入場者が途切れているのでキャストさんにも余裕がありそうなので、話を続ける。
“ネクタイをしているから目立つのですかねぇ?”
“それもあるでしょうけど、優しそうに見えるからかも?”
と言われていまう。優しいとなぜ? と思うがまあ突っ込まないことにする。話しかけやすい、と好意的に(自分に都合よく?) 考えることにする。
キャストさんに“今日も(スティッチと)話せるといいですね”などと言われると、また脱走犯にされるかも、と思ってしまうが幸い(?)今回は外れた。

2週間ほどして入った時、同じキャストさんにそのキャストさんにまたお会いし、話しかけられた。
“前回は指名されましたね。”
となんとなく嬉しそうに言われた。確かに指名された。その時は脱走犯ではなく、名前の聞こえなかった人、見たいな感じであった。隣に2人いて、その人たちと一緒に指名されたのである。それを知っている・・・? この時思ったのは、もしかしてスティッチに指名される人はプレルームなどにいるキャストさんが決めているのでは? ということである。実際、それをうかがわせるようなことを話していた。

ショーではスティッチが客席の人を指名し、キャストさんがマイクを持ってゆくが、このとき不思議に思うことが何度もある。スティッチの指名、3列目みたいに場所を言うこともあるが大抵は“こっちの方”程度で、あとは服の色や髪型などを言う程度である。でもこれだけの情報でどうしてすぐに指名された人の方に行けるのだろう? と不思議に思ってしまう。自分が指名されたときもそうだし、他の人でもそうである。似たような人が他にもいそうなのに指名された人にまっすぐに行く。このとき、スティッチが“そう、その人”ということもあるから間違った人の所に行っているわけでもなさそうだ。それにすぐに、場合によってはマイクより先に写真が出る。
ここで、指名する人をスティッチとキャストさんとで事前に打ち合わせている、とするとスムーズなのもわかる気がする。そういえばゲストが客席に座った後、すぐに始まらないでちょっと間があいている。このときキャストさんが蓋で隠れたパネルを見て客席をちらりちらりと見ている。パネルの中は全く見えないのだけど、ちょっと長いな、と思えてしまう。確証はもちろんないのだが、ここで指名する人を事前に知らせている可能性もなんとなくありそうに思える。では、プレルームでの情報は? プレルームのキャストさん、一度奥に入るようなのでその際に伝えているのかもしれない。

さて、私が指名されるとショーが盛り上がるのだろうか? まあ、ネクタイだと目立つから、“あの人”とわかりやすいのは利点だろう。実際、すぐに見つけられている。会社帰りのビジネスマンで意外性もあるだろう。乗りの良い、とは違うがまあ、楽しまれているのかもしれない。
それにしても、私への指名、これを書いている時点で6回。指名率は約18%である。ちょっと高すぎ? と思えてしまうのだが・・・。
ちなみにタートルトークは質問等で手を上げないこともあり、0%である。


キツネの舞浜便りに戻る。