KCAI_UsSys3 Ver.3.0 使用法
2022.12.20(C)y-kusano 作成者:草野 泰秀
目次
Ver3.0は,成績記録を,メニュー画面から表示できるようにした。また,教材ファイルを別途コピーしなくてもよいように改善した。
このソフトは,KCAI_Uソフトの1920×1080ピクセルのフォーム画面を1336×768ピクセル対応にし,出題,解説のフォントサイズ変更,および画像も
フォームの大きさに応じるようにした。このソフトは教材作成が簡単にでき,学習できる統合型学習支援ソフトウェアのeラーニングソフトウェアです。
KCAIとはKusano’s Computer Assisted Instructionの略です。
このソフトは全科目対応の学習支援ソフトウエアです。選択式,文字入力のどちらでも対応でき,さらに画像がある場合,別解がある場合,すべての教科
科目に対応できます。したがって,各種資格試験用の合格や,学校における中間考査,期末考査の得点アップ,授業後の到達度,理解度のアップに役立ち
ます。特に個人で学習する場合に,成績が番号,氏名,得点,正解数,問題数,経過時間の項目でEXCELファイルに記録できますので,学習する回数
ごとの成績のアップ度が分かります。
このソフトは学習専用「KCAI_UsGaku」と教材作成,修正,印刷,学習ができる「KCAI_UsSys」があります。前者の「KCAI_UGaku」はフリーウエ
ア(無料)です。後者の「KCAI_USys」はシェアウェアで実行10回まで無料でお試しできます。
「KCAI_Usys」ソフトウェアは次のダウンロードをクリックすればVectorより入手できます。
「KCAI_Usys」(KCAI_2sys)ダウンロード
URL http://www2s.biglobe.ne.jp/~y-kusano/のKusano’s Pageの「問合せフォーム」に,氏名,メールアドレス,質問内容等を入力して送信すれば,メール
で返信します。
シェアウェア
Windows11,Windows10,Windows8.1,Windows7
最初にダウンロードしたファイルを解凍します。解凍後のファイルのsetup.exeをクリックすれば,ディスクトップにアイコンがでて,自動的にインス
@最初にダウンロードしたKCAI_2.zipをWindowsの「すべて展開」をクリックして解凍(Lhaca等のソフトを利用して解凍等)してください。
次のファイルが出てきます。
KCAI_SDATAフォルダ・・・教材データ,システムに関係したファイル
最初に解凍したKCAI_2フォルダをcドライブにコピーする。
プログラムはc:\KCAI_2のファイルを読んで実行する。
Aその一覧の中でSETUP.EXEを選んでクリックする。
Bコンピュータ変更許可画面で「許可する」の「はい」ボタンクリックすれば,
次の画面が出るので,「OK」ボタンをクリックする。
C「OK」ボタンをクリックする。
Dインストールが完了し,ディスクトップ上に次のアイコンが表示される。。
「システム」→「アプリ」→「アプリと機能」をクリック
「KCAI_2sSys」の場合,コントロールパネルの「プログラム アンインストール」リストの中の「KCAI_2sSys」をクリックします。
本体実行ファイル,SETUP..INF.,SETUP.EXEが削除されます。KCAI_SDATAフォルダの中の画像ファイル等の残りは手動で削除してください。
金額は本体価格1000円(税抜き)です。
10回までフリーで使用できます。11回目からはパスワード(ライセンスコード)を聞いてきます。パスワードを入力すれば以後無制限に使用できます。
@簡単な操作なので,文字入力ができたら,だれでも問題作成と学習ができます。
A選択式の問題,および,文字入力式の問題どちらにも対応できます。
B各種資格試験,各学校で教育されているすべての科目等にも利用でき,問題数,科目数はいくらでもハードディスク,USBメモリ等の容量が許せる限
りできます。
C新規問題作成,問題,解説等の修正,追加がすべてランダムファイルにしたので簡単にできます。また,問題は文字だけでなく図形,写真(bmp,jpg
等)の取り込み,表示ができます。したがって,スキャナーで撮ったものを問題に入れることもできます。
問題作成において,別解の入力についても対応できます。
D問題,解説等の印刷もできるので,ペーパー試験が即できます。
E学習後は教材名,番号,氏名,得点,正解数,問題数,開始時間,終了時間,経過時間(単位:分)の評価表示ができます。また,これらの成績一
覧表はEXCELで表示できるCSV形式(EXCEL)ファイルです。
これらの成績は学習実行するごとに記録されるので,到達度(達成度)が分かり,勉強する励みになります。
F学習する場合,出題をランダムにするか,順番にするかメニューから選択できます。
G学習時,正解,誤り等は文字と音声による応答メッセージがあります。
H問題修正,追加する場合「次へ」をクリックして最終問題を超えた場合,「最大レコードです。問題を追加できます。」というメッセージが出ます。「
OK」をクリックして問題,解答等を入力して,「保存」ボタンのクリックで問題が追加できます。
I図形や写真について,「画像拡大」ボタンのクリックにより画像の拡大表示ができます。
J問題修正,追加作成はランダムファイルにしています。「表示次」ボタンクリックで次の問題に進み,「表示前」ボタンのクリックで前の問題にバック
します。各画面で問題を修正した場合は必ず「保存」ボタンをクリックしてください。それによりその問題が保存されます。保存後「表示前」ボタンを
クリックすれば,修正問題が確認できます。拡張子は保存時すべて自動的に「.kcai」が付きます。
K「画像拡大」「図形解説表示」のフォームを拡大縮小すれば,その中の画像もフォームの大きさに応じて拡大縮小する。
・問題作成時の項目の桁数(文字数)について
問題番号:半角10桁,問題文:半角1600文字(漢字800文字),解答欄:半角50文字
別解答欄:半角50文字,説明欄:半角800文字(漢字400文字),図形ファイル名欄:半角40文字,問題名:半角30文字(漢字15文字)
にしています。
Lパソコン画面が1336×768ピクセルに対応するフォームの大きさにした。
M出題,解説のフォントの変更ができるようにした。
Nメニュー画面の「成績表示」ボタンにより各科目の成績記録が表示できるようにした。
O教材フォルダKCAI_SDATAはプログラムフォルダKCAI_2に入れてあるので,プログラムフォルダをcドライブにコピーして,SETUP.EXEを
クリックするだけで即使用できるようにした。
@KCAI_UsSys3で実行するには,ディスクトップ上のKCAI_2sSysのショートカットアイコンをクリックする。
A次のタイトルロゴが表示される。
B次のメッセージがメニュー画面の上にでるので,「OK」をクリックする。
Cメッセージダイアログ画面が消えて,メニュー画面のみが表示される。
11回目には次のパスワード入力画面がでるので,パスワードを入力すれば以後回数メッセージもなくなり,無制限に使用できる。
「OK」をクリックすれば次のメニュー画面が表示される。
D「順次出題学習実行」ボタンをクリックし,cドライブに保存してあるKCAI_2\KCAI_SDATAフォルダをクリックする。例としてあらかじめ登録して
ある教材「二次関数とグラフ」フォルダを選択してクリックする。
E「拡張子.kcai」ファイルの「二次関数とグラフ.kcai」ファイルをクリックする。
F次の問題出題画面が出るので,出席番号(任意)氏名を入力して,最初のみカーソルを解答欄に移動して解答を入力して,「Enter」キーまたは採点ボタン
をクリックする。
G正解していれば,「正解です。」が文字と音声の両方が出力される。
H次へのボタンクリックで,次の問題が出題される。間違っている場合は「間違いです。」が文字と音声の両方が出力される。
I途中で終わる場合も必ず「終了」ボタンをクリックして終わってください。もしも,右上の×ボタンで終わった場合は,各種ファイルが閉じられてい
ないため,コンピュータを再起動しなければ,同じ教材ファイルは開くことがでない。他の教材ファイルは,自由に開くことはできる。
@命題問題の例
別の例題教材「不等式拡張」の中の命題問題で「必要条件」,「十分条件」,「必要十分条件」についての解説を集合の包含関係を図表示することによって
理解ができる例を示します。
「図解説表示」ボタンをクリックする。(問題作成時に図解説有無を問題文に注※等で表示しておく)
最初のクリックで何もない表示画面を設定する。次にその表示画面の「図解説表示」ボタンをクリックすることにより解説画面が表示される。
右上の×をクリックして図解説表示画面を閉じてください。
A体積問題の例
A「図解説」ボタンのクリックにより,解の求め方が2つの直方体に分けることにより理解できます。
次の問題のように少し複雑になった場合は図解説表示により分かりやすくなります。
次に図解説表示画面を示します。
出題の右側の画像の中の文字や図を大きくして,明確にしたい場合は「画像拡大」ボタンをクリックすることにより拡大画面が表示されます。
体積問題の問題8の例
基本情報技術者試験の問題14の例
次図は「画像拡大」ボタンをクリックして画像が拡大された例です。
@KCAIで実行するには,ディスクトップ上のKCAI_2sSysのショートカットアイコンをクリックする。
A次のタイトルロゴが表示される。
B「ランダム出題学習実行」ボタンをクリックし,cドライブに保存してある
KCAI-2\KCAI_SDATAフォルダをクリックする。例としてあらかじめ登録してある教材「基本情報拡張」フォルダを選択して「開く」をクリックする。
C入力した問題をシャッフルしてランダムに出題される。
D一度出た同じ問題は出ない。すべての問題が出題されると「最大レコードです。これ以上ありません。」というメッセージが出る。
E「OK」をクリックし,「終了」ボタンクリックで終わる。
メニュー画面の「成績表示」ボタンをクリックする。
基本情報試験の成績を見たい場合は,「基本情報拡張.kcai」ファイルをクリックする。
次の成績記録一覧表が表示される。
「順次出題学習実行」または「ランダム出題学習」実行後は教材フォルダの中の「教材名seisekif.csv」に教材・問題分野,番号,氏名,学習実行回数,
問題数,正解数,点数,開始時間,終了時間,経過時間(分)を自動記録している。
体積問題の場合は,体積フォルダの中の「体積拡張seisekif.csv」ファイルをクリックすれば
EXCELが起動してEXCELの成績表が表示される。
体積拡張の成績の例
体積拡張フォルダの中の「体積拡張seisekif.csv」をクリックする。
この成績ファイルはバグを修正するためにいろいろとテスト実行した結果であるが,自分だけの成績を記録したい場合は,成績ファイルを削除すればよい。
そうすれば,新しい自分だけの成績が記録される。
・成績ファイルを消去して学習を実行した場合
「終了」ボタンをクリックしたとき「成績ファイルが存在しません。新規作成します。」
という「メッセージボックス」がでる。「OK」のクリックで終了するとともに新しい成績が記録される。
「体積拡張seiseki.csv」ファイルをクリックして開くと,氏名も倉敷太郎と変わって,回数1回目で成績記録が新しくなっている。
・問題作成について注意事項
図形,写真がある場合はあらかじめ作成した問題を仮のフォルダに入れて準備しておく。
「新規教材作成」を実行するときに教材フォルダをKCAI_SDATAフォルダ内に作成する。1問作成して「次へ」ボタンクリック後に教材フォルダと
教材ファイル,最大レコード番号記録ファイルが作成される。それ以後「終了」ボタンクリック後に仮フォルダ内の画像ファイル等を教材フォルダに
入れる。KCAI_SDATAフォルダは必ずdドライブまたはcドライブ等(USBまたはハードディスクドライブでもよい)にソフト解凍後コピーして
ください。KCAI_SDATAフォルダにシステムに関連したファイルや見本教材をいれている。
入力文字数は次の通りである。
問題番号の入力範囲は,全角文字5桁(半角数字10桁)まで可能
問題名の入力範囲は,全角文字(漢字)で15文字まで可能
問題文の入力範囲は,全角文字(漢字)で800文字まで可能
解答の入力範囲は,全角文字(漢字)で50文字まで可能
別解の入力範囲は,全角文字(漢字)で50文字まで可能
解説の入力範囲は,全角文字(漢字)で400文字まで可能
図形ファイル名の入力範囲は,全角文字(漢字)20文字まで可能
問題入力する場合マウスの右ボタンによりコピー,貼り付け等のエディター機能はあります。
従って,ワード,テキスト文書,一太郎等の文書であればコピー,貼り付けで簡単な入力ができます。
問題文,解答および写真のファイル名を該当する各欄に入力する。特に図形がある図形ファイル名欄に忘れないで入力する必要がある。図形ファイル名欄
が空欄のままだと,自動的にclrt2.jpg(タイトル画像)をファイル名欄に書き込むようにしている。図形,写真の大きさは,特に制限はない。自動的に枠の
大きさに拡大される。(問題と図の両方を確認したい場合はメニューに戻って,「教材修正・追加」処理で確認し,続きの問題は以後「教材修正・追加」で
作成すること。)
@ディスクトップ上のKCAI_2sSysのショートカットアイコンをクリックすれば次のようなタイトルロゴが表示される。
A次のようなメニュー画面がでる。
Bメニュー画面の新規教材作成ボタンをクリックすると次の画面が出る。デフォルトでcドライブが設定されているので,空欄で「OK」ボタンをクリックし
てもよい。最近のパソコンはCドライブのみもあるので,保存ドライブの項目を入れている。
C「OK」をクリックすれば,次のフォルダ名(ファイル名と共通)を入力する。
これによりKCAI_SDATAフォルダの中に入力したフォルダ名(二次関数とグラフ)が作成される。
※問題作成をする前に使用する画像等を準備しておくとよい。
D「OK」のクリックで次のメッセージが表示される。
E「OK」のクリックで次の画面が表示される。
F各項目に次のように入力する。画像ファイル名はmon1.jpgを「二次関数問題」フォルダに後で入れなければ画像は表示されない。また,問題文はドラッグし
てコピーしておくと類題作成の場合早く問題作成ができる。
G「次へ」ボタンのクリックで第1問は記録され,新しい問題2の画面が表示される。
H第1問が記録できたら「終了」ボタンをクリックして終了する。
KCAI_SDATAフォルダの中に作成されている「二次関数問題」フォルダにあらかじめ準備している画像データmon1.jpg〜mon6.jpgをコピーする(入れる)。
Iディスクトップ上のShortcut to KCAI_Sのショートカットアイコンをクリックし,メニュー画面の「教材修正・追加」ボタンをクリックすると次のフォルダ
のダイアログ画面が出るので,「二次関数問題」をクリックすればそのフォルダの中のファイルが表示されるので,ファイル名「二次関数問題.kcai」を選択して
クリックする。
J次の教材更新画面が表示される。
K問題文をコピーして「表示次へ」ボタンをクリックすると,「最大レコードです。問題を追加できます。」メッセージがでるので「OK」をクリックする。
K問題2の問題文1もコピーを訂正する。画像ファイルを入力する場合,空白を詰めて「mon2.jpg」を入力する。入力が済んだら必ず「保存」ボタンをクリック
する。保存ボタンクリックして問題2が保存される。画像ファイル名の初期値にエラー対策のために敢えて「空白」を入れているのでバックスペースボタンをク
リックしてから画像ファイル名を入れてください。ファイル名の先頭に空白があると画像が表示されずにエラーになる。
L問題2の画像や問題文の更新を確認するために「表示前へ」ボタンをクリックして「問題1」を表示させる。それから「表示次へ」ボタンをクリックすれば
「問題2」の問題文と問題2の画像が表示されることが確認できる。
M以後「表示次へ」ボタンをクリックし,「最大レコードです。問題を追加できます。」メッセージがでるので「OK」をクリックする。
以後同様にして,問題を追加していけばよい。
@メニュー画面の「印刷」をクリックする。次の印刷メニューが出てくる。
A印刷を実行する場合,最初に印刷する教材読み出すため「問題の読出」をクリックしてから「問題印刷」または「解答印刷」ボタンをクリックする。
B例として,「体積拡張」の教材の試験問題を印刷する。「問題の読出」をクリックする。
C「体積拡張」フォルダ選択後ファイルを選択できるダイアログボックスが出てくるので,教材ファイルの印刷したい拡張子kcaiのついたファイル「体積拡張.kcai」
をクリックする。
D「読出し完了」メッセージが出るので「OK」をクリックする。印刷メニュー画面に戻る。
Eプリンタ印刷設定ダイアログ画面が出るので,出力するプリンタを選択し,印刷設定(両面印刷等)をする。
F「印刷」ボタンをクリックする。印刷後「終了」ボタンをクリックする。
G解答の印刷をする場合は,メニューバーの「解答印刷」をクリックする。
問題印刷の出力例
問題名,番号,氏名欄を付けている。
解答印刷の出力例
・ このソフトの使用での損害には責任を負いません。