JR南武線 矢野口駅付近〜南多摩駅付近の連続立体交差化事業、第1期工事として矢野口付近〜稲城長沼駅の工事が進められている。2001年2月ごろに用地買収が完了し、ほどなく仮線が全区間で敷設された。架線の準備もでき、上りの仮線切り替えも近いと予想される2001年5月現在のようすを見た。
第1期工事区間の図。これは稲城長沼1号踏切付近 (図の左下) に設置されている看板を撮影したもの。
稲田堤〜矢野口
[左]は工事起点、営団前踏切から工事区間を見る。ここは川崎市、つぎの水道踏切から南多摩の先まで、稲城市内にある踏切すべてが工事の対象となっている。
[下左]は水道踏切から工事起点側を見たもの。すっかり線路は出来上がった。[下右]は小沢踏切。矢野口踏切以外では、すでに仮線に対応した警報機と遮断機が設置されている。
矢野口
矢ノ口踏切。矢野口駅前、鶴川街道と交差しており、この先が多摩川ということもあって交通量が多く、いつも渋滞している。高架化は渋滞解消に大きく関っている。(拡幅の計画もあり)
「やのくち」の字だが、「矢野口」「矢ノ口」の2種類が使われている。地名、駅名は「矢野口」、踏切は「矢ノ口」。
[下] 仮下り線の踏切もすでに用意されている。矢野口駅仮上り線と跨線橋は2000年夏前にできあがっている。
矢野口〜稲城長沼
矢ノ口第3踏切と、矢ノ口第4踏切あと。
[左] 押立踏切をゆく103系。置き換え話もあがっており、高架線が完成するころにはもういなくなっているのではないか?
[右] 小学校裏踏切は桶屋踏切の完成と同時に閉鎖された。
[左] 桶屋踏切。稲城大橋有料道路と交差している。有料道路は掘割の下を通っている。
[右] 稲城長沼1号踏切付近。第1期工事区間はここまで。
まだ工事は第一段階で、上り線に続いて下り線も仮線に切り替えてからでないと高架橋の建設が始まらない。先は長いが、事業がすべて完成すれば快速が運転されるのでは!? とも噂されており、気長に待ちたい。