ホームページウォッチャーからの質問
- <Q>税理士さんてどんな仕事をしているんですか?
- <A>私たちは、納税者の信頼にこたえ、適正申告を指導するのが仕事です。
- <Q>適正申告ってどう言うことですか?
- <A>適正申告とは、税法が本来要請している税額を適正に申告するように指導することです。
- <Q>税金を安くしてくれるんじゃないんですね?
- <A>安くするだけが仕事ではありません。もちろん税法には色んな特例等があって、一般の方に知られていない法律によって安くできる、或いは納付する必要の無い税金は、出来るだけ収めすぎないように指導致しております。が逆に、あまり知られていなくても本来収めなければならないものは、申告するよう指導しなければなりません。
- <Q>公認会計士とは、どこが違うんですか?
- <A>公認会計士は、本来監査業務が本業です。会計士の二次試験の試験科目を見ても簿記論、財務諸表論、監査論、原価計算、経済学、経営学、商法をマスターしなければならず、税法とはちょっと違った科目ばかりです。ですから税理士が、法人税や所得税や相続税をマスターしなければならないのと対照的です。むしろ全然違うといった方が適切かも知れません。
- <Q>でも、公認会計士は税理士も出来るんでしょう?
- <A>税理士は、国家の一番大事な且つ、国民の為の税を取り扱うため、広く色んな方が税理士になる道を開けています。公認会計士のみならず、弁護士も、学者も税理士会に登録することによって、試験合格した税理士と同様の仕事が出来るようになっています。
- <Q>じゃあ弁護士に依頼すれば一石二鳥ですね?
- <A>がめついでんな。餅屋は餅屋です。弁護士先生に税金のことを依頼しても多分断られると思います。税理士報酬が安すぎるからかも知れませんが、弁護士先生は簿記を勉強したがらないので法人税の申告書や所得税の申告はやらない先生がほとんどでしょう。
- <Q>じゃあ会計士は簿記をよく知っているんでしょう?
- <A>もちろん、簿記のプロフェッショナルと思います。特に上場会社の経理に関しては専門家です。法人税のこともよく知っている会計士の先生方はたくさんいらっしゃいます。ただ、会計監査は一人ではとても無理なので殆どの先生方は監査法人に属していらっしゃいます。
- <Q>じゃあ同族会社の場合は税理士さんがお得ですか?
- <A>得か損かは知りませんが、税理士の実力は様様です。得に同族会社の場合は、法人税ばかりでなく、代表者の所得税、それにオーナー一族の相続税をすべてフォローしなくてはなりません。同族会社は、法人の所得、一族の所得、一族の相続財産をバランスよく組み合わせ成長させねばなりませんから、小さいながらも逆に色んな知識が必要です。
- <Q>そうゆう実力はどうして確認すればいいんですか?
- <A>率直に聞いてみたらどうでしょう?「税務の仕事のキャリアは?」「税務調査の経験数は?」多分弁護士先生や、会計士の先生は嫌な顔するでしょう。
- <Q>「税務調査」の経験はどれくらい必要でしょう?
- <A>よく社長でも、「調査」について2,3回の経験だけで色々憶測する人がるが、税理士は仮に50件の関与先で5年で約50回の調査経験はあるわけで、まあ100回超えずして「調査」を語るなと私は言いたい。
- <Q>自分で申告するより税理士に依頼するほうが得ですか?
- <A>私はそう思います。なぜなら、税理士は税理士なりに色んな情報を日々収集しています。新しい特例や改正税法(毎年変わる。通達や判例は日々変わっていく。)に的確に対応できます。いくら税務会計に詳しい経理部長がいても、井の中の蛙であって、他社がどういう経理をしているか知らないことが多いが、税理士は同業者からあなたの同業者の情報等も仕入れて的確な情報を提供してくれるはずです。私も、税理士にしか見れない、近畿税理士会のフォーラムである「近税パソネット」などから情報を仕入れて、関与先様に提供しています。