「伊予國新居郡」

 
天正の陣

天正の陣で、真鍋佐渡守・真鍋孫太郎・真鍋越後之介・孫九郎・孫十郎が奮戦している様子が、「澄水記」に書かれている。真鍋一族を含め多くの将士が討ち死にしたなかで、まだ子供であった孫十郎は行方知れずとなった。

第二期戦国史料叢書5「四国史料集」に収録された「澄水記」
(S41.7.15, 山本 大校注, 人物往来社発行)より



「澄水記」は「豫陽金子軍物語」とも言い、「天和四年甲子夏六月日、高峠落城以来今歳迄相当百年忌也焉 宝蓮寺尊清法師記之」と書かれていることから、天正の陣から百年経った1684年に書かれたものである。


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