白峰山の麓から崇徳天皇陵まで参拝する長い段々道が整備されている。
青海神社
西行法師の道 途中
下山は楽だが、登るにはかなり健脚を要する。
西行法師の道 登山口
題字が読めませんが・・・「保元史迹復興の碑」といったところか
題字の篆刻書体は「史跡」と「史迹」の中間のような書体である。
<碑文>
史伝を徴するに、平安末期の仁安年間、西行法師円位、白峯坂に杖を引き、畏くも
崇徳天皇の御霊を慰撫し奉ると伝う。
かゝる由縁を以て世人ひとしくこの坂を「西行法師のみち」或は「鎮魂の坂」と称し、爾来保元
の往古を偲ぶよすがとせり。しかるに幽遠八百幾星霜を経てこれが旧跡既に湮滅に瀕し、
徒らに草露の間に踏み迷うに至る。郷党の慨嘆これに過ぎたるはなし。
こゝにおいて地元関係有志相寄り相図り、以て旧跡の復興を議し、併せて保元伝承歌碑
群の建立、奉献灯籠並びに周辺補完事業の速やかなる整備促進を議定せり。
しかるのところ関係有志をはじめ各界各層の御理解と協賛御奉仕を得て今茲に多年の
素願を全うすることを得たり。これひとえに御聖徳迎慕への熱き至心の致すところならんか。仍っ
て由縁の地に竣工の碑を添へその功を記念するとともに関係奉仕者の姓と名を刻し以てこれが素
心を永く江湖に伝えんとせり。
崇徳天皇
みまかりまして茲に八百四十の春秋を閲す。吾等謹んで至尊の御霊に申さく
願わくは時に冥暗を払い給い吾等が郷土発展の鎮めとしてとこしなえに神鎮まりまさんことを
平成十六年一月 合掌
西行法師のみち整備促進協議会
会長 鎌 田 正 隆
拜選 磯 野 實
謹書 片山千鶴子