{{category 家電}} !!検討の背景  暖房器具では、機器によって消費電力のオーダーが違ってくる。このため同じように使っていても数倍のCO2排出の差となって出てくることがある。 *5〜10W 身体に接触させて一部だけを温めるもの(例:カイロ) *20〜60W 身体に接触させて身体の一定の部分を温めるもの(例:ホット座布団、電気毛布) *100〜300W 部屋の一部だけを温めるもの(例:こたつ、ホットカーペット) *500〜1200W 開放で部屋を温める電気器具(例:電気ストーブ、セラミックファンヒータ) *1000〜5000W 開放で部屋全体すぐに温めることができる器具(ストーブ、ファンヒータ)  温度調整により、ON/OFF制御、強度制御などができるものがあるが、平均的な使い方での消費電力(エネルギー)について理解してもらうことが、省エネを進めていくにあたって重要である。特に消費電力(エネルギー)が大きいものについて、気をつけて使うことでの削減効果は大きい。 !!検討経緯 初出 2013/12/03 追記 2014/03/14 !!概要  電気の消費をイメージできるマークを表示する。数値で示してもあまり理解がされにくいため、5つマーク程度で段階表示をし、注意すべき電気器具がどれなのかを理解しておくことが望ましい。  ただし機器の製造時に表示しておくのもなんとなくデザイン的に問題がありそうなので、必要な人があとから貼れたり、電器店がサービスで貼るなどの面がいいかもしれない。  買い替えの時には、これを目安にして、最新型機種であればどれだけ削減になるのか参考にすることができる。  うちエコ診断の結果を、家電製品などに貼り付けることもいい。 !対数指標の重要性について  (2014/03/14追記)心理学的には、感覚の大きさは刺激量の対数に比例すると言われている。例えば明るさで言えば、100ルックスと1000ルックスの差は、1000ルックスと1万ルックスの差と同じと感じる。どちらも10倍の差であることを、「同じ」と認識する。これであれば、10Wを★(マーク)ひとつで表示した場合には、1000Wのストーブを★100個で表現してもあまり実感がなく、むしろ10倍の違いを★2個相当として、★5つとしたほうがわかりやすい。地震のマグニチュードなどと同じ感覚になる。  ちなみに、消費電力を対数で示すと、利用時間も対数ランクで表にしておくことで、足し算により消費電力量を簡易計算することができる。2008年に滋賀県の事業で、ワークシートによる簡易家庭診断シートを作成したときにも、これを活用した。   消費電力×時間=消費電力量   log(消費電力)+log(時間)=log(消費電力量)  何が大きいのかを把握するためには有効である。