IT技術でエコライフ

長寿命化に向けた部品の規格化とオーバーホールの変更点

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!!検討の背景

 家電製品の修理が非常に不便で、故障があるとたいてい買い替えにつながってしまう。省エネ性能が向上している時代はある程度目をつむってもよかったかもしれないが、長期利用が求められてくる中で、もう少し修理ができる体制を整える必要がある。

 以前、冷蔵庫の修理を依頼したことがあるが、サービスマンが行ったのは、小指の先くらいの大きさのセンサーを付け替えただけ。出張費用が高いのは確かだし、サービスマンを家に入れるために、家庭側もそれなりに準備しないといけないのも事実。もし自分で取り替えられたら、安くすんだかもしれない。

 家電リサイクル法によって、部品の取り外しなどが容易な設計に変わってきている。メーカーを超えてコンポーネント化・標準規格化が進めば、取替などもある程度簡単になるのでは。

 一方で、家電製品の経年劣化に由来する事故等の問題から、製造年から一定期間(通常は10年)を利用可能期間とする制度が導入されている。使い方にもよるが、安全な設計ができている機器であれば、メンテナンスをしながら数十年利用することも可能であると考えられる。環境問題を100年単位で考えていかないといけない視点では、10年程度であれば「使い捨て」と言われても仕方ない時代となりつつある。

 比較的対応ができているのは、パソコン。Macなど一部のメーカーを除いて、部品の取り替えや流用・レベルアップなども手作業でできるようになっている。


!!検討経緯

初出 2013/11/22

!!概要

 アイリスオーヤマに注目。ジェネリック薬品のごとく、一定開発が安定して安価な部品を使って、家電製品をつくることで、一定のシェアを確保している。ただし、エアコンなどの機能と性能が重視される機器は不可能で、効率の悪いオイルヒータや電気ファンヒータなどがメニューにあがっているのは残念なところ。省エネを考えて、こたつやホットカーペット(および断熱布団セット)などを提案してもらえたらうれしい。

 新しい機能が注目されなくなっているのは、十分満足できるレベルであることから、新機能の展開ではなく、安定利用へと視点を移していくことが重要。

*http://www.irisohyama.co.jp/ アイリスオーヤマ

 ただし、ほこりなどにより火災の危険があることも事実。異音がするなどがその徴候とされるが、第三者的に動作確認をしてもらうことが安全利用の基本であり、作ったらそのままではなく、メンテナンスも含めた体制が整えられるとよい。

 こうしたメンテナンスには、地域の家電店さんが一番適している。