33,554,432人の先祖


奈良の薬師寺管長 高田好胤師の書かれた文章で、なるほどと感じたものがありましたので紹介したいと思います。

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「私達は両親から生まれてきた。両親もまたその両親からと遡れば、二十五代で約七百年前後の昔になるであろうが、その時点で私達の御先祖の数はひろがりだけで三三五五万四四三二人になる。」

(新潮文庫「生きるための死に方」新潮45編集部 編 190ページ:「食えなんだら死ね」の一喝)


自分の両親は二人です。両親にもそれぞれ両親がいます。従って、25代では、2の25乗の両親が続いていることになります。

計算すれば当たり前のことなのですが、一瞬唖然としました。25代遡ると、自分の先祖が、3千万人以上いるのです。

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私の専門の生化学の立場で考えれば、自分は3千万人以上の祖先からの遺伝子を引き継いでいるのです。

この3千万人(1千5百組の夫婦)の直系の子孫が現在2人ずつ居るとすると、自分と遺伝子の一部を共有している人が3千万人居ることになります。
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ヨーロッパで大昔の氷河期に氷に閉じこめられた人類が発見されています。「アイスマン」と呼ばれており有名ですが、このアイスマンの遺伝子が解析されています。そして、現在のヨーロッパ人の遺伝子と比較したところ、イギリス、イタリアなどから数十人のアイスマンの子孫と思われる人々が見つかりました。一人のアイスマンがヨーロッパ中に子孫を持っているのです。
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もしかしたら、あなたの隣の家族もあなたと同じ祖先を持っているかもしれません。

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