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バレエダンサーの階級   (2009.12.01)
呼び方は、各国、各バレエ団によって違いますが、クラシック・バレエのダンサーには、軍隊の組織のようにピラミット型の階級が定められています。上位の階級を目指して下位のダンサーが虎視眈々と狙っている。プリンシパルと言えども、うかうかしていると蹴落とされてしまう。熾烈な戦い。このためには毎日毎日、厳しい訓練を続けるしかない・・・・。

バレエは「一日練習を怠ると自分にわかり、二日練習を怠ると周りの人にわかり、三日怠ると観客にわかる」と言われます。真剣にストイックに稽古を続ける精神力・・・。我々を夢の世界にさそう優雅なバレエの世界にも、こんな厳しい現実があるのです。
 
階級の低いほうから順に、次に記述します。 
 
コールド・バレエ(英語)/カドリーユ(仏語)
群舞、または群舞のパートを踊るダンサーのこと。群舞のリーダーをコリフェと呼びます。
 
ソリスト(英語)/シュジェ(仏語)
ソロパートを踊る階級のダンサーのこと。4人くらいの踊りから、1人で踊ることもあります。
 
プルミエ・ダンスール(男性)・プルミエール・ダンスーズ(女性)(仏語)
パリ・オペラ座で準主役を踊るダンサーの呼び名で、ダンスールは男性、ダンスーズは女性です。 パリ・オペラ座以外では階級を分けず、プリンシパルと同義としている場合が多い。
 
プリンシパル(英語)/エトワール(仏語)
バレエ団において主役を踊る一番上の階級のダンサーのこと。パリ・オペラ座では「星」を意味して、エトワールと呼びます。

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