クラシックバレエ、演奏会など、舞台芸術鑑賞では、最低以下のことを守ってください。
マナーを正しく理解した上で、さぁ、バレエを楽しみましょう!!。
1:上演中の入場は極力避けましょう
「電車に乗り遅れて開演に間に合わなかった」なんていうこともあるかもしれません。
でも、あわてて席に着く前にちょっと待って下さい。
曲間など、できるだけ周囲の人の邪魔にならないタイミングを見計らって席に着きましょう。
席に着くまでには何人もの人の前を横切ることになります。観ている人にとってはとっても邪魔です。
2:携帯電話の電源を切りましょう
静かな静寂の中、アダージョに見入っているとき「トゥルルル・・・」なんて、舞台が台無しになってしまいます。精神を集中して精一杯の踊りを披露している舞台の上のバレリーナだっていい気はしないでしょう。携帯電話の電源は必ず開演前にチェックしましょう。
3:ホール内での飲食、喫煙は厳禁です。子供には特に注意しましょう
「クルミ割り人形」など、子供と一緒に観ることも多いと思います。
でもバレエは芸術。野球やサッカーなどのスポーツ観戦ではありません。
バレエを観ながら「バリバリッ」「ボリボリ」なんていうのは頂けません。
4:写真撮影はもちろん、録画・録音も禁止です
子供の発表会ならいざしらず、バレエ団の公演等では、写真撮影は絶対にダメです。
ストロボが光ると舞台効果の妨げになってしまいます。また静寂の中のシャッター音も耳障りです。ビデオ撮影や録画も認められないのが普通です。勝手に撮影するのではなく、どうしてもしたければ受付で確認をとってからにしましょう。
5.拍手は観客から出演者への感謝の表現。忘れずに!!
いつ拍手をしたら良いものか迷ったりするかもしれません。
私は拍手は自分の素直な気持ちを表す手段ですから、自分が手を叩きたくなったら叩けばよいと思います。
「でも、タイミングが難しい」とお悩みの方もあるかもしれないので、拍手のタイミングを挙げてみましょう。
○ダンサーが難しいパやステップを成功させたとき
たとえば、アダージョのバランス、グラン・フェッテ・アントゥールナンやピルエットなどの連続回転、ジャンプ。
素晴らしいと思ったら、パの途中で拍手をするのも良いと思います。ダンサーは観客の拍手に力づけられて、さらに頑張ってくれるかもしれません。
○曲の切れ目のレヴェランスに応えて
一区切り踊り終わってバレリーナはレヴェランス(お辞儀)をして観客への感謝の気持ちを表現します。観客も激励の拍手でねぎらいましょう。激しいパでかなりの疲労をしているバレリーナにとって、観客の拍手はホッとしたつかの間の息ぬきです。
○カーテンコールで感謝の気持ちを
精一杯の笑顔を見せているバレリーナでも、相当の体力を消耗しています。夢を与えてくれた天使たちに、思う存分拍手を送り、苦労をねぎらってあげましょう!!
以上、簡単にバレエ鑑賞の最低限のマナーを挙げてみました。
皆さん一緒にバレエを楽しみましょう!!
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