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世界で唯一のモーツァルトの「舞曲と行進曲全集」



モーツァルトは、1788年から数年間、宮廷の作曲家として大量の舞曲を作曲しました。
これらは、ウィーンの宮廷舞踏場での舞踏会で使用されました。

これらの舞曲や行進曲を全曲近く集めたレコードは、私の知る限り、全世界で一種類しかでていません。
ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツァルト合奏団によるロンドン・レーベルの10枚組のLPレコードです。上下2巻のアルバムで、合計65曲が入っています。私は20年以上も前に購入したのですが、片面に20分程しか納めておらず、十分余裕を持ったカッティングです。この為、アナログ・レコードとはいえ、最新のCDにもひけをとらない素晴らしい音質です。
当時のロンドン・レーベルは日本ではキング・レコードから発売されていましたが、マスターテープからレコード原盤へのカッティングは国内では行わず、英国デッカ社で行っていました。こんなところにも、デッカ社の音へのこだわりがあったのでしょう。
その後CD化されたので、多分CDでは3枚程度に収まっていると思います。
ウィンナワルツの演奏で有名なボスコプスキーが、実に楽しげに演奏していて、10枚のレコードのどれに針を落とすときもわくわくし、出てきた音に心が和みます。

私の最も好きなアルバムの一つです。

レコード・ジャケット

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