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センターステージ              (2001.11.04)
  ダンサーの挫折と栄光を描いたバレエ映画

半年ほど前に劇場公開された映画「センターステージ」のDVDが発売になりました。
ニューヨークの名門バレエ団付属アカデミーの練習生になったジョデイは、コンプレックスや恋に悩みながらも、仲間とともに、正式団員になることを夢見て、厳しい練習を乗り越えていきます。ヒロインは恋に翻弄されたり、自分のレベルの低さに落ち込んだり、身体的コンプレックスに悩んだりしますが、その悩みをひとつずつ解決して、夢に向かって行きます。彼女の素直に努力する姿勢がとても気持ちがいい、青春サクセスストーリーです。
 
ヒロインのアマンダ・シェールはバレリーナでしたが、この作品で映画にデビュー。彼女始め練習生たちが、ここぞと実力を競うラストのダンスシーンは、見応えたっぷりです。
 
監督:ニコラス・ハイトナー
出演:アマンダ・シュール/イーサン・スティーフェル/ジュリー・ケント
 
バレエ学校の中で展開する友情、夢…。それほど珍しいストーリーではなく、しかも大部分はダンスシーン。でも少しも退屈しない。それはやはりバレエそのものが素敵だからでしょうし、キャストのそれぞれの技術が素晴らしいからでしょう。
「リトルダンサー」でも踊りの楽しさに満ちていましたが、この「センターステージ」には、楽しさはもちろんですが、ダンサー達の苦悩や迷いも表現されています。たとえば、憧れのバレエ学校で最初の授業が始まる前のシーン。ここでは、新品のトゥシューズを床にたたきつけたり、ライターで焼いたり、水に濡らしたり・・・・・。夢が何であれ、一途に打ち込む姿は美しいものです。
バレエ好きな人はもちろんですが、そうでない人もきっと楽しめる映画だと思います。
「バレエは、やっぱり素晴らしい」、これが、この映画を見終わっての素直な感想です。


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