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オーブンソースでフリーのアンチウィルスソフト  (2007.6.24)

ソースを公開し誰でも変更ができるウィルス検出ソフトがあります。アメリカのAlex Cherney 氏が提供しているClamWinです。 その名の通りWindows専用です。ホームページによるとWindows98、2000、XP、2003となっています。VISTAの記述はありませんが、いずれ対応となるでしょう。
このソフト、Windows2000serverや2003serverのようなサーバーOSにも使えるのが強みです。 NortonAntiVirsなどにもサーバー対応版はありますが、高価で買えません。AVAST!も家庭用PC版はフリーですがサーバー版は有料です。 サーバーにも無償で使えるのは有難いことです。オープンソースですからサーバー使用者が、必要に迫られて開発したのでしょう。
また、新しいウィルスへの対応は早く、ノートンより先に検出したウィルスもあるそうで、パターンファイルの更新が1日に数回行われることもあります。 これこそオーブンソースならではでしょう。
ただ、ClamWinにはひとつの弱点があります。リアルタイムスキャンの機能がないことです。 つまり、ウィルスが飛び込んできた瞬間や潜んでいたウィルスが活動を始めた瞬間などに検出したり、活動を食い止めたりする機能がないのです。
メモリーに常駐しているものの、定時スキャンの時刻をスケジュールしているだけで、ウィルスの監視をしているわけではありません。 この為、定時スキャンの間隔を短くするなどして、潜んでいるウィルスが活動する前に駆除する考慮が必要です。
とは言え、無償で使えるのと、誰でも変更できるオーブンソースなので新種のウィルスへの対応が早いのは魅力です。 マイクロソフトのWindowsDfenderと併せて、我が家のサーバー機で使っています。


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