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ソニーのハードディスクビデオに注目           (2000.9.21)

 
ソニーが発売したハードディスクビデオレコーダー「クリップオン」は興味深い商品です。
 
30ギガバイトのハードディスク(HD)を備え、VHSビデオカセット並の画質で、約20時間の録画が出来ます。
加えて、録画中の再生や、自動録画など、従来のビデオにはない機能があります。
録画中でも番組の最初から再生でき、変速再生機能を併用すれば、録画を追いかけながら再生して追いつくことも出来ます。
HDの特徴を活かして、巻き戻しや早送りなしに録画内容を一覧表示することもできます。
 
ただ、このHDの容量が30ギガバイトですから、じきに一杯になりそう。
パソコン用HDは、今では30ギガバイトで2万円位まで下がってきました。HDを増設または交換ができると、さらに魅力的な製品になるでしょう。
 
またカタログで見る限り、パソコンとのインターフェイスは備えていません。
パソコンとのインターフェイスを備えて、パソコンから操作できるようになれば、もっと楽しい使い方が考えられそうです。
HDへの記録は、MPEG-2のディジタル映像ですから、パソコンを使って編集なども出来ますし、好きな映像を静止画のカットにしたり、いろいろ楽しめそう。
ぜひパソコンとのインターフェイスを備えて欲しいですね。
 
なお、あまり高度なことは出来ませんが、パソコンなしでも映像を分割・結合できる一応の編集機能を備えています。
 
私は多くのバレエのコレクションを持っていますが、ソースはVHSカセット、LDそしてDVDと散らばっています。これらをまとめて「クリップオン」のディスクに入れれば、見たいシーンをすぐ捜して再生できるし、好きなシーンやお気に入りのバレリーナの踊りだけをまとめたり、いろいろ楽しめそうです。
 
標準価格は198,000円。今の機能だけではVHSビデオやDVDプレーヤーが数万円で買えることを考えると、チョット高い気がします。でも、パイオニアのDVDレコーダーは25万円。これだと一枚4.7メガバイトのDVDですから2時間程度しか録画できません。それを思うとあまり高くはないでしょう。
もし、パソコンインターフェイス付きやHDの増設・交換が可能であれば、この値段でも、すぐにでも買う価値があるように思います。
 

 

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