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NHKスペシャル「CO2は減らせるか」に思う   (2008.7.13)

洞爺湖サミットに合わせて、各局とも環境問題の番組を放送していますが、2008.7.6よる9:00からのNHKスペシャル「CO2は減らせるか」は、なかなか興味深い内容でした。
「巨大都市東京の苦闘」と副題のついたこの番組、東京都が他に先駆けて始めた、大規模事務所対象のCO2削減条例、当然のことのように大企業の猛反発にあいます。これに対して、根気よく説得し、やがて双方が歩み寄りを魅せてくる・・・、東京都の職員の姿を描きます。
私は改めて知ったのですが、ここ10年間で東京都のCO2の排出量は変わっていないとのこと。私は、これは誉められべきことだと思います。産業経済が発展する以上、必然的にCO2の排出量は増加すると思っていました。ところが増えていないのです。CO2の排出量を規制し増やさないための東京都の努力は大変だったに違いありません。
こんな基盤があったからこそ、大規模事務所のCO2削減という思いきった条例を作ることができたのでしょう。

一方、この日(7/6)、夜24時で、NHK教育テレビは放送を終えました。夜中の放送をやめることによるCO2削減量は微々たるものでしょうが、あえてやめたことには賛成です。
コンビニを夜中に閉店するのは、防犯面から賛成しがたいのですが、夜中の放送の中止は賛成です。他の局の追従を期待したいと思います。
私の会社は、東京・大手町です。今回のNHKスペシャル「CO2は減らせるか」は、東京で働く者として、無関心ではいられないと、深く考えさせられました。

「NHKスペシャル『CO2は減らせるか』」の紹介サイト

「東京都の環境確保条例の改正案」の報道発表資料(2008年5月16日・東京都環境局)
「環境に優しく」・・・、日頃から心がけていきたいと思います。

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