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むなしささえ感じるMPUのスピード競争

 
インテルとAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイス)がMPU(超小型演算処理装置)のスピード競争を続けています。
3月6日、AMDが1Gヘルツ版MPU「アスロン」の出荷を開始するや、インテルも、今年後半に出荷予定であったペンティアムVの出荷を3月8日に繰り上げました。
御互いに威信をかけてギガヘルツ競争を譲らない感じです。
確かにMPUの動作周波数は、CPU能力の基準を示す要素です。
 
動画をストレスなく動かすには速いCPUは威力があります。またゲームもスムーズに動くでしょう。
でもゲームなら、プレステ2のようなゲーム専用機の方が良いに決まっています。
また、現在は通信回線速度の方がはるかに遅く、インターネットではいくらMPUが速くても、回線速度に押さえられてしまいます。
 
それでもインテルとAMDが譲らないのは、MPUのスピードイコール高級機というイメージを失わないためだと思います。
インテルは今年後半には1.5ギガヘルツの「ウィラメット」、サーバ向けに64ビット「アイテニアム」の出荷をし、AMDも「アスロン」の量産体制を整えるとのことです。
このスピード競争、はてしないむなしさすら感じます。
でも消費者からすれば、一世代前の機種の値段が下がるので歓迎すべきことかもしれません。



 
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