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映画「ダンサー」        (2003.06.22)
 (フェリ&バリシニコフ夢の饗宴)

映画「ダンサー」のストーリーの概要は次のとおりです。
トニー(バリシニコフ)は、演出・主演による「ジゼル」公演の準備をしていました。ジゼル役は、フランチェスカ(フェリ)。ただ、彼は、かつてのようなバレエへの情熱を失い、苦悩していました。
そんな折、コールドバレエに新人のリサ(ケント)が加わります。彼女の純真でひたむきな姿に、トニーは惹かれていきます。「ジゼル」のアルブレヒトのように・・・・・。
トップダンサーと群舞の少女の恋という、メロドラマ的なストーリーで、映画として見た場合、一流とは言えないでしょう。ただ、バレエの鑑賞の面では、結構面白いと思います。
まず、バリシニコフとフェリの「ジゼル」がほぼ、全編を見ることができること。バリシニコフの素晴らしいジャンプと、女優とも思えるフェリの演技、これは見ものです。また、レスリー・ブラウンがミルタを踊っています。
ジュリー・ケントは、当時まだ20歳くらいでしょうか。この映画では、全然踊りませんでしたが、彼女はその後、アメリカンバレエシアター(ABT)のプリンシパルになりました。ビデオ「海賊」に彼女の可憐で美しいニキヤの踊りを見ることができます。最近はやや痩せ過ぎのような感じもしますが、この映画では、ふっくらして人形のような可愛らしさです。
監督は、「愛と喝采の日々」のハーバート・ロスです。
 
  「DANSERS]:1987年
   監督:ハーバート・ロス
   配役:ミハイル・バリシニコフ(トニー)
      アレッサンドラ・フェリ(フランチェスカ)
      ジュリー・ケント(リサ)
      レスリー・ブラウン(ナディーン)

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