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PC98の内蔵ディスクがクラッシュしてしまいました。



自宅のPC98が、Windows95のもとで使用中に、突然フリーズしました。
リセットして再立ち上げを試みましたがダメでまたフリーズ。
ディスクの別のパーティションにあるWindowsNT4.0で立ち上げてもダメ。
どうやら、内蔵ハードディスクが壊れたもよう。

フロッピーディスクでDOSを立ち上げ、ノートンユーティリティで調べたところ、1.6GBのうち1G程がバットスポットになってしまっており、ほとんど使える状態ではありません。
ただし、内蔵ディスクの内容は、システムと市販のアプリケーションソフトが主で、モーツァルトのコレクションの一覧などの重要なデータなどは、外付けのSCSIディスクに置いているため、ほとんど被害はありませんでした。
それでも、外付けSCSIディスクを約1G空け、システム(Windows95、NT、DOS)をインストールし、アプリケーションを組み込み、インターネットや自宅内LANが使えるようになるまでに、まる一日かかってしまいました。 思わぬトラブルでした。

ただこのおかげで、SCSI接続のハードディスクの速さを実感することができました。

PC98のE-IDEのデータ転送は、PIOmode2(8.3MB/秒)のみであり、DOS/V機でのPIOmode4(16.7MB/秒)やDMAバスマスタ(16.7MB/秒)がサポートされていない為、PC98のE-IDEディスクは遅いと言われています。
一方、SCSIは、FastSCSI(10MB/秒)や、最近ではUlytaSCSI(20MB/秒)になってきており、接続するバスも従来のCバス(8MB/秒)からPCIバス(133MB/秒)が一般的になってきており、理論的にも速いはずです。

私のPC98には、FastSCSIの外付けディスクをPCIバス経由で繋いでいます。
今回、OS・スワップファイル・アプリケーション等をすべてSCSIディスクに移した結果、Windowsの立ち上がりをはじめ、アプリケーションの起動が速くなったのを実感しました。
これでは壊れた内蔵E-IDEディスクを取り替えるより、少し高価ですが、外付けのSCSIディスクを増設した方が良いように思います。

とはいえ、ディスクは壊れるものだということを思い知りました。
幸い被害は少なかったのですが、今までにもましてディスクのバックアップに心がけようと思います。


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