第3日(9月2日(日))定山渓温泉→小樽→ニセコ→長万部→大沼→北海道昆布館→湯の川温泉湯の川温泉
定山渓温泉を後にし、小樽に向かいました。小樽市は、石狩湾に面していて、古くから港湾都市として発展し、歴史的建造物が数多く残っています。
映画やテレビドラマの舞台として登場する小樽運河は、現在では使われていませんが、運河の両岸には煉瓦や軟石の倉庫が立ち並び、往時をしのぶことができます。
小樽のオルゴールやガラス製品は有名で、メルヘン交差点から運河に向かう堺町本通りには、これらの店が軒を連ねています。
ここでは、ゆっくり買い物をしたかったのですが、長時間かけてニセコを経て函館に向かうということで、駆け足での買い物でした。私は記念にオルゴールを買いました。
昼食を取ったニセコは冬はスキー客で賑わうところでだそうですが、今は夏、閑散としていました。
ここの雪質は最高だそうで、毎年オーストラリアをはじめ、多くの国から、スキーヤーが訪れるそうです。
小樽 (小樽運河とベネチア美術館)
函館に向かう途中、大沼公園に立ち寄りました。
大沼公園の湖岸にはエゾマツ、イタヤカエデ、シラカバなどの森林が広がり、遠くに駒ヶ岳が見えました。
大沼は、アイヌ語で「ポロトー」(大きな湖)と呼ばれていたのを意訳して名付けられたそうです。
駒ヶ岳の噴火時に発生した山体崩壊によって、折戸川の流れが止められてできた堰止湖。湖内には大小100以上の島々が点在するとのこと。
南西の小沼とは狭い水路でつながっていて、JR函館本線も、ここにかかる橋を渡っています。
大沼公園
函館の町に入り、北海道昆布館に行きました。昆布の事なら全てが分かるというお土産のスポット。
昆布の歴史、生態、栄養等を解説するコンブミュージアム。オリジナル昆布製品も販売していて、私もお土産にたくさん買い求めました。
函館山の頂上に着いたのが、午後7時ころ。暗くなって夜景も見頃という時間でした。
さすがに函館の夜景は美しい。宝石を散りばめたような光景はため息が出る位でした。
函館の夜景
宿泊の湯の川温泉で宿泊したホテルは、食事にやや不満が残りましたが、観光ホテルとしては、まあまあ及第点といったところでしょうか。
第4日(9月3日(月))湯の川温泉→トラピスチヌ修道院→五稜郭公園→函館朝市→函館空港→羽田空港
湯の川温泉を出て、トラピスチヌ修道院に向かいました。
トラピスチヌ修道院は、明治31年設立のフランスの女子修道院で、正式名を「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」というそうです。
現在も70名ほどの修道女が祈りと労働を中心とした自給自足の生活を送っているとのこと。前庭部分が一般開放されています。
ここのソフトクリームが美味しいとのことで食べましたが、本当に美味しかった。
トラピスチヌ修道院
続いて元町の散策でしたが、雨がひどく、十分に見れませんでした。
元町には、明治時代の建物が多く残っています。元町公園の上に建つ、コロニアルスタイルの建築物は旧函館区公会堂。
黄色く色づけされた鮮やかな外観が明治期のハイカラムードを漂わせます。
港を見下ろす坂道の、チァミーのコマーシャルに使われたところだそうです。遠くにかっての青函連絡船「摩周丸」が見えました。
元町 (旧函館区公会堂と港を見下ろす坂道)
五稜郭公園を見て回っていた途中から雨が強くなり、バスに戻った時にはずぶ濡れになってしまいました。
朝市で昼食をとりましたが、朝市だけに、新鮮な鮭や蟹が沢山入った料理がとても美味しかった。
朝市で昼食後、ベイエリアをゆっくりと散策、19:20、函館空港からANAで帰路につきました。
ここでちょっとした誤算。本来のボーイング767-300が約半分の大きさのエアバスA321に機種変更。
767-300に何かトラブルがあったのでしょうが、小さい機体の上に満席で、閉口しました。
函館ベイエリア
今回のツアー、年齢層が高かったせいか、不平不満を言う人もなく、皆、おとなしく紳士的でした。
旅費はやや高かったけれど、それだけのことはありました。
添乗員の斉藤さんには大変お世話になりました。今までのツアーの添乗員は女性が多かったので、男性と言うことで、
最初やや不安に感じましたが、細やかな心遣いは女性以上、とても有り難く感じました。
高速道路の太陽光発電の掲示板、風力発電の風車、アイドリングストップをしていた観光バス、徹底したゴミの分別、路面電車・・・、
北海道の人達の地球環境保全への意識の高さを感じました。本州の都会の我々も見習わなければと思います。
今回の北海道旅行も良かったけれど、来年はまた、大好きなヨーロッパへ行きたいと思います。それまでに妻の腰の状態が良くなっていると良いのですが・・・・。
【トップページへ戻る】
|