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エコキュート   (2009.10.1)

私はエコには興味があり、家でも、極力環境に優しい商品を使うよう、ささやかなエコ努力をしてきました。生ゴミ処理機、プリウス、ソーラー時計、省エネ照明、液晶テレビ・・等。そんな中、国が補助金を出したり、電力会社も余剰電力の買取コストを一般家庭に負担させるなど、太陽光発電が追い風です。私もメーカーの話を聞いたり、我が家への太陽光発電設置を真剣に考えました。でも設備が200万円以上かかる上、瓦葺き屋根の家の場合、さらに工事費が加算されるため、いくら国から補助金が出ても、一般家庭には、負担が大きすぎるのと、費用対効果に不満を持っているユーザーが4割も居るというデータも気になり、結果的に太陽光発電は見送りました。
 
それでは、何かエコ貢献できないかと調べたら、CO2を排出せず、電気で湯を沸かす「エコキュート(EcoCute)」という商品がありました。 エコキュートとは、CO2を冷媒とするヒートポンプ給湯機です。「エコキュート」名前の由来ですが、「エコ」は、環境にやさしい、「キュート」は給湯そのものと、かわいいの意味を含めているとか……。商品名ではなく、電力会社や給湯機メーカーが「自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機」を総称する愛称として使っているようです。 フロンや代替フロンでなく、自然界にあるCO2を使用するので、環境に対する影響が極めて少なく、東電の「電化上手」というプランを利用して、電気代の安い深夜(夜11時〜朝7時)に湯を沸かすので、電気料金が抑えられます。ただし、設備・工事費が80万円ほどかかるのと、家の裏に1メートル四方位の設置スペースが必要です。そこで、過去1年の電気料金をベースに試算してみたら、設備を10年の分割払いにすると、毎月の「光熱費(ガス・電気)+エコキュート代金」は、悪く見ても、現在の光熱費を超えません。1997年設置のガス給湯器が老朽化してきたし、2008年10月末時点で日本国内総出荷台数が150万台を突破し、使用者の8割が費用対効果に満足しているとのことで、エコキュート採用に踏み切りました。

200VAの引き込み線を付け替えたり、給湯タンクとヒートポンプを設置したり、結構大がかりな工事でしたが、半日強で終わり、夕方には風呂に入れました。エコキュートに切り替えても、湯沸かしの操作は、切替前とほとんど変わらず、ヒートポンプの夜間動作の隣家への騒音も、従来のガス給湯器に比べると桁違いの静かさで、全く問題ありませんでした。
 
冬に向かうと、風呂の追い炊きが多くなるため、理論上は、エコキュートによる一層の光熱費削減の効果が期待されるので、こまめにガスと電気の使用料をチェックしてみようと思います。エコキュートは、一般家庭でも容易にできるエコの選択肢の一つだと思います。
   

エコキュートのヒートポンプ

エコキュートの貯湯ユニット

エコキュートの浴室リモコン

エコキュートの仕組み

注)エコキュートの仕組み の図は「ダイキンエコキュート」のHPよりお借りしました。

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