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岐阜・桑名一拍旅行                       (2016.5.3)

岐阜〜桑名へ一泊旅行をしてきました。岐阜市内の観光・長良川温泉で一泊〜桑名という旅です。
月日 内容 宿泊地
1 4/22(金) 新横浜⇒(東海道新幹線)⇒名古屋⇒(東海道本線)⇒岐阜→正法寺・岐阜大仏 →常在寺 →崇福寺 →長良川温泉(泊) 岐阜グランドホテル
2 10/7(水) 長良川温泉→岐阜⇒(東海道本線)⇒大垣⇒(養老鉄道・薬膳列車)⇒桑名⇒(近鉄)⇒名古屋⇒(東海道新幹線)⇒新横浜  

第1日(4月22日(金))新横浜⇒(東海道新幹線)⇒名古屋⇒(東海道本線)⇒岐阜 →正法寺・岐阜大仏 →常在寺 →崇福寺 → 岐阜グランドホテル
9時過ぎに新横浜駅を出た東海道新幹線・のぞみは、10時半頃名古屋駅に到着。東海道本線に乗り換えて11時過ぎにJR岐阜駅に到着しました。

岐阜市と言えば織田信長。バスの側面には、信長やゆかりの人々の絵が書かれていました。 駅前には金色の織田信長像が建っています。 像は台座を含めると10m以上。マントを羽織り、火繩銃と西洋かぶとを手にしています。平成21年に地元の財界の方々からの贈呈されたそうです。 尾張清洲の出身であった信長は、尾張の統一のあと、隣国であった美濃を征服し、岐阜のシンボル金華山の山頂にそびえ立つ岐阜城を居城したのです。 駅のレストランで昼食をとった後、岐阜市内を回りました。
織田信長像 岐阜城 信長等の絵が描かれたバス

金華山ドライブウェイの第二展望台よりの眺め。眼下には岐阜市街と長良川

黄檗宗金鳳山 正法寺・大仏

正法寺は、黄檗宗の寺院で、宇治萬福寺の末寺にあたります。 黄檗宗の寺院の建物、作法などは中国風で、一般的な日本の寺院とは大きく異なっています。 本尊の釈迦如来は、岐阜大仏で、日本三大仏の一つに数えられるこの大仏は、木造の乾漆仏としては日本一の大きさだそうです。 私たちに微笑みかけられているようなそのやさしい表情と荘厳さ、そして静寂な大仏殿の中はまさに癒しの空間でした。 大仏殿の両サイドの壁には、五百羅漢が並んでいました。 羅漢とは本来は釈迦の直弟子の姿を表わしたものだそうですが、日本の仏教の世界では、羅漢は自分の修行を極める存在から、地蔵菩薩的な存在へと変わっていったとのことです。 明治時代に起こった濃尾地震で多くの像が破損してしまったそうです。
正法寺大仏殿 岐阜大仏 五百羅漢

日蓮宗鷲林山 常在寺

常在寺は「美濃の蝮」の異名を持ち、下克上によって戦国大名に成り上がったとされる斎藤道三とその父・長井新左衛門尉が二代にわたり美濃国を制する拠点とした寺で、日蓮宗、京都妙覚寺の末寺です。 室町時代に、土岐家守護代として権力を持ち、当時事実上美濃を支配していた斎藤妙椿が建立し、後に道三が菩提寺とし、道三以後三代の菩提寺となっています。 毎年4月の第一土曜日には道三まつりにあわせて「斎藤道三公追悼式」が営まれるそうで、境内には斎藤道三公供養碑が立っていました。
常在寺 境内にある斎藤道三公供養碑

臨済宗妙心寺派 崇福寺

崇福寺は、織田信長、有栖川宮家ゆかりの臨済宗妙心寺派の寺院です。 織田信長が斎藤道三の孫の斎藤龍興を亡ぼし美濃に移ると、ここ崇福寺を菩提所として保護しました。その後本能寺の変で信長と息子の信忠が明智光秀に討たれると信長の側室お鍋の方がその遺品を送り寺内に埋め位牌を安置したそうです。 本堂には「血天井」がありました。信長の孫織田秀信が関ヶ原の戦いで西軍石田三成に加担したため、東軍の猛撃にあい岐阜城は落城しましたが、この時戦死した将兵の菩提を弔うため、岐阜城の床板を本堂の天井に張ったものだそうです。 堂内にはその他にも貴重な資料が沢山展示されていて、庭もきれいに手入れされていました。
崇福寺 崇福寺庭園

宿泊は、長良川河岸の長良川温泉・岐阜グランドホテル。金華山上の岐阜城がライトアップされて綺麗でした。薬草風呂という温泉がとても気持ち良かった。カミツレ・ジュウヤク・ガイヨウ・チンピ等10種類の天然生薬を使用しているそうです。
ホテルの窓からの長良川。左の山は金華山 薬草風呂

第2日(4月23日(土))長良川温泉→岐阜⇒(東海道本線)⇒大垣⇒(養老鉄道・薬膳列車)⇒桑名⇒(近鉄)⇒名古屋⇒(東海道新幹線)⇒新横浜
JR岐阜駅から東海道本線で大垣駅まで行き、大垣駅から、養老鉄道薬膳列車に乗りました。 養老鉄道は近鉄の子会社ですが経営が苦しく、薬膳列車を走らせたり、イベントを開催したり、いろいろ集客の努力をしているようです。 薬膳列車は、3両編成の定期列車の1両を薬膳料理用に貸切にして、大垣-桑名間を約 1時間半で走ります。 乗客は地元で採れたチカラのある食材を使った薬膳料理を食べながら、養老山脈など雄大な自然の風景を楽しめます。 料理は生薬をブレンドした食前酒に始まり、地元でとれた季節の野菜のてんぷらや煮物、黒にんにくチョコレート、デザートなど。おいしく食べて元気になる薬膳列車でした。 食事の合間には薬膳の効用や観光 スポットの案内や、黒にんにくチョコレートや薬膳グッズの販売があり、熊本震災復興支援にも協力しているということだったので、お土産にいくつか購入しました。

なお、養老鉄道の車両は、近畿日本鉄道の20m級4扉車体の通勤用車両(名古屋線用の1600系や南大阪線用の6100系等)を利用し、養老鉄道用にワンマン仕様などに改造し600系としたものです。 今回薬膳列車として乗ったモ621は、南大阪線用の6100系を改造した3連の620系車両の桑名寄りの先頭車です。
  
大垣駅に停車中の薬膳列車(養老鉄道モ621)   薬膳列車の乗車券
  
養老鉄道薬膳列車は桑名駅が終点。桑名駅で降りた際、駅の売店で名物の焼きはまぐりと安永餅を買いました。 桑名から名古屋までは近鉄に乗り、名古屋から東海道新幹線のぞみで新横浜に向かいました。

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