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この世のものと思えぬグラスハーモニカの音色
グラスハーモニカ,オーボエ,ヴィオラ,チェロの為のアダージョとロンド K.617

モーツァルトはこの曲を、盲目の女流演奏家マリアン・キルヒゲスナーの為に書きました。
前半はアダージョで、悲哀が漂うハ短調、後半はアレグレットで、軽快なハ長調です。
今ではグラスハーモニカの奏者が少ないためほとんど演奏されませんが、このグラスハーモニカは、18世紀に愁いに富むと同時に気品があるため、貴族の館での演奏には最適なものだったようです。 清らかな音色が夢の世界へ誘います。グラスハーモニカ

私はこの曲の2種類のレコードを持っています。
一枚はレーザーディスク、もう一枚はLPレコードです。
レーザーディスク盤は、本物のグラスハーモニカの演奏ですが、LP盤はグラスハーモニカの替わりにチェレスタで演奏しています。
二枚ともとても珍しいレコードで、私にとっては貴重な宝物です。

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