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久元祐子ピアノ・リサイタル (2003.6.1)
久元祐子さんのピアノリサイタルに行ってきました。東京文化会館小ホールでの小規模ながらも素敵な演奏会でした。
リストをこれだけまとめて聴いたのは初めてのこと、選曲の妙なのでしょうか、とても興味深く聴きました。
ピアニストの中には、これ見よがしな大きなアクションをする人もいますが、久元さんは、どちらかというと淡々と演奏する感じ。
でも、最終曲、「ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲」のコーダでは、ご自身の感情の高まりを抑えられなかったのでしょう、大きなアクションで
凄まじいばかりの迫力で締めくくりました。大きな拍手とブラボーの声にうなづいて応えていた久元さんの爽やかな笑顔が素敵でした。
当日は、九州から四国に台風が接近、自宅を出るときは、どしゃぶりで、出かけるのを、躊躇するくらいでしたが、思い切って出かけた甲斐がありました。
久元祐子さんと言えばモーツァルトという方なので、個人的には、もう少しモーツァルトを聴きたかったのですが、それは贅沢というものでしょう。
妻と二人、とても良い気持ちのひと時を過ごしました。
5月31日(土)午後2時、東京文化会館小ホール
ヴィートールス: ラトヴィア民謡による10の変奏曲 作品6
ドメニコ・チマローザ: ピアノ・ソナタ 変ロ長調
モーツァルト: パイジェルロによる6つの変奏曲 ヘ長調 KV398
フランツ・リスト:「巡礼の年第2年への補遺〜ヴェネツィアとナポリ」から
「ゴンドラの漕ぎ手」」
フランツ・リスト:「巡礼の年第3年」から「エステ荘の糸杉にT」、「エステ荘の噴水」
フランツ・リスト:「巡礼の年第2年(イタリア)」から、
「サルヴァドール・ローザのカンツォネッタ」「ペトラルカのソネット第123番」
「ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲」
久元祐子さんのHP
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