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複製防止CDの発売は時代に逆行では?       (2002.1.20)

新聞によると、複製防止付きCDが発売されるそうです。米国の音楽ソフト会社が複製防止技術をCDに導入し、日本勢もこれに追従する気配だそうです。
 
しかし、私はこれは時代に逆行しているように思います。
パソコンの高機能化を背景に、CDの楽曲をCD-R(追記型CD)に複製、「自分だけの盤」を作る楽しみが広がっています。実際私も、CDやLPレコードから気に入った曲だけをパソコンで抽出し、CD-Rに作りこみ、外出時にカーステレオやCDウォークマンで聴いています。
もちろん、このCD-Rを他人に販売をしたら違法でしょうが、自分だけで楽しむのでしたら、何ら問題はないと思います。
 
私たち消費者サイドから見れば、好きな曲だけを好きなときに聴きたい。好きな曲と抱き合わせで、嫌いな曲を聴きたくないのです。
だからこそ、CDからパソコンでMP3に変換して外出先で聴くために、MPプレイヤーが普及し始めてきているのだとおもいます。
この複製防止付きCDの発売は、この流れを止めようとするもの、ナンセンスだと思います。
 
音楽ソフト会社からすれば、CDを買う人が少なくなるのを恐れるのでしょうが、私はそうは思いません。消費者は、よいCDであれば必ず買うでしょう。
このよいCDから、気に入った曲を抽出して、もっと良い自分だけのCDを作って楽しむということは、違法でも何でもないのではないと思うのですが。


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