私は朝出勤前に日本テレビの「ジパング朝6」という番組を見ていますが、この中でとても面白いことを聞きました。
胃もたれの最も良い予防法は、モーツァルトの音楽を聞くことだということです。
実は、私は以前にもこれと同じようなことを聞いたことがあります。
二度も同じことを聞いたので、多分本当なのでしょう。
確かに美しい音楽を聞くとリラックスして心が和みます。 とりわけ、純粋で濁りがなく、しかも押しつけがましさがないモーツァルトの音楽を聞いていると、現実を忘れて心身ともにリラックスできるのは事実です。 でも、特にモーツァルトの音楽が胃もたれに効き目があることが医学的にも証明されているとのことですから、モーツァルトの音楽に他とは違った「何か」があるに違いありません。 モーツァルトの音楽の中で、セレナードやディベルティメントは、当時の貴族達の食事の場でも演奏されました。当時も胃薬としての効き目があったのかもしれません。 私がモーツァルトにとりつかれてから30年になりますが、仕事から帰ってほとんど毎日、モーツァルトのレコードを一枚聞いて過ごします。そのせいか、胃はいたって快調です。飲みすぎの翌日はさすがに気分が悪いことはありますが、それ以外で胃が痛くなったり、気持ちがわるくなったりしたことはありません。人間ドックの胃検診でも異常はありません。モーツァルトに感謝しています。 「モーツァルトを科学する」アルフレッド・トマティス著(窪川英水訳)という本の中に、「心と体の全体から考えて、人体のさまざまな部分が衝突するのを避けるのに最も適した解決法を探求することが、人間にとって必要である。調和を保たせることがあらゆるレベルで望ましい。均一で、安定し、文字通り美意識を感じさせる調整がその前提となる。そうした点にモーツァルトとその音楽効果を認めることができるのである。」と書かれています。 モーツァルトの音楽の中に一貫して流れている「調和(ハーモニー)の美しさ」こそが、人の心と体をなごませる「何か」の一つかもしれません。 |
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