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次世代大容量光ディスク「HD DVD」への期待  (2004.3.1)

次世代光ディスクでは、ソニーが2003年にブルーレイ・ディスクのレコーダーを発売しました。DVD(デジタル多用途ディスク)に変わる新世代の記憶媒体と騒がれた割には、これに追従企業は出てきていません。
そんな折、DVD規格の世界標準団体、DVDフォーラムが、「HD DVD」を次世代の記録用DVDとして認めたということです。「HD DVD」は、東芝とNECが提唱するものです。これが日米欧の電機・情報大手や映画会社など約220社が参加するDVDフォーラムが認めたことで、「HD DVD」が現在のDVDの後継となる大容量光ディスク機器の事実上の世界標準となるであろう言えるでしょう。
 
「HD DVD」は、ブルーレイ・ディスクと同様に、映像の記録と再生に青色レーザーを使い、現行DVDの4倍強の20GBのデータを記録できます。現在のDVDは、2時間強の映像を記録できますが、HD DVDでは、8時間ほどの映像を記録できることになります。より高画質な地上ディジタル放送も、画質を落とさず、そのまま記録できるようになります。
この「HD DVD」のブルーレイ・ディスクに比べての優位点は、現行のDVDと構造が似ているため、現行DVDと次世代DVDの両方に対応するレコーダーやプレヤーを作りやすいとのことだそうです。東芝とNECは2005年中に「HD DVD」レコーダーを売り出す予定で、他社も追随することになるということです。楽しみですね。
 
こうなると先行したソニーのブルーレイ・ディスクが気になります。また、VTRのVHS対ベータ戦争のようにならなければ良いのですが・・・。
異なった規格の商品が乱立して、迷惑するのは消費者なのですから。


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