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省電力MPU「クルーソー」頑張れ (2000.11.16)
「クルーソー」が頑張っています。
クルーソーは、米トランスメタ社の開発した省電力MPU。
消費電力はインテルの同性能のMPUの半分以下と言われています。
ソニーがいち早く携帯用バイオに採用した他、NECなど日本のパソコン各社もクルーソー搭載のノートPCを発売を始めました。
一方、米IBMは、クルーソーの採用を見送りました。性能の問題ではなくインテルに気を遣ったからと言われています。
ところで、通常のノートPCのバッテリー駆動時間は約2時間。これが倍の4時間になるのは非常に大きなことだと思います。
私は大坂へ出張することが多いのですが、帰りの新幹線の車内でまとめをすることにしています。「のぞみ」で大坂・東京間は2時間半、フル充電してもバッテリーは持たないのです。こまめに電源を切って使っています。
ましてモバイルでもしようものなら更に短くなってしまいます。
これが4時間となると大きい。新幹線に乗っている間、安心して使えます。
トランスメタ社は、一般向けの端末なら現状のMPUで動作速度は十分、これからは消費電力が勝負という考えに立っており、インテルやAMDが動作速度の競争をしている所に一石を投じた形になっています。
もっとも、更なる駆動時間の延長にはMPUだけではダメで、周辺機器の省電力化も必要です。でもクルーソーが大幅な省電力化を実現したことは周辺機器への影響も大きく歓迎です。
クルーソーが多くのPCに採用され、インテルなど他メーカーへの刺激になることを願っています。
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